JP2000157535A - Ct像発生方法および装置 - Google Patents
Ct像発生方法および装置Info
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Abstract
の周りを動かされるX線源を有するCT装置を用いて、
休止相および運動相を含めて周期的に動かされる身体範
囲のCT像の発生方法を、運動アーティファクトの生起
の危険が減ぜられているように構成する。 【解決手段】 検査すべき対象物の周りのX線源の少な
くとも回転中で、身体範囲の運動の周期に少なくとも等
しい継続時間中に像発生の役割をする多数の投影を撮像
する過程と、投影に相応するデータを、それらが休止相
の間に得られたかまたは運動相の間に得られたかに関し
て解析する過程と、休止位相の間に得られたデータのみ
を像再構成のために使用する過程とを含んでいる。
Description
ために検査すべき生物の身体の周りを動かされるX線源
を有するCT装置を用いた、休止および運動相を含めて
周期的に動かされる身体範囲のCT像の発生方法および
この方法を実施するための装置に関する。
された像のなかにしばしば線アーティファクトを惹起
し、または不鮮明に二重輪郭により表示される。この問
題は特に心臓または心臓付近の肺構造のCT撮像の際に
像に対するデータ取得時間が心臓周期のオーダーにある
X線源の機械的運動を有するCTシステムにおいて生ず
る。その際に運動アーティファクトの原因は、心臓の速
い収縮相中に取得されたデータが像再構成のために使用
されることにある。このような像はたとえば石灰沈着ス
クリーニングまたはパーフュージョン撮像のような医学
診断の評価方法に対して条件付きでのみ使用され得る。
いCT像はいわゆる電子線コンピュータトモグラフィ
(EBT)により取得され得る。EBT装置によれば電
子線の電磁的偏向によりX線源が無質量で動かされ得
る。こうして有意に短いデータ取得時間、従ってまた運
動アーティファクトの減少が達成され得る。しかしEB
Tシステムのコストは従来のCT装置のコストの何倍か
である。さらにEBTにより達成可能な像質は、運動ア
ーティファクトの少ない心臓像を別として、従来通常の
システムのそれと競争し得ない。
4世代の従来のCTシステムは現在360°回転(全回
転)あたり1秒以内の走査時間を達成する。このような
システムにより、像再構成のために心臓の休止時間中に
測定されたデータのみが使用されるならば、十分に良い
像質が得られる。
ばヨーロッパ特許出願公開第0370341号明細書お
よびドイツ特許出願公開第19627166号明細書か
ら公知のEKGによりトリガーされるCT撮像技術であ
る。ここでは同時進行するEKG信号のR尖頭波がデー
タ取得をトリガーする役割をする。部分‐または全回転
の測定はR尖頭波の認識の後に描かれたR尖頭波に対す
る経験的に決定された遅れ時間をもって開始する。同じ
くEKGにより制御される放射のスイッチオフは心臓の
休止相の終了の際に行われない。
細書および米国特許第4182311号明細書に記載さ
れている心臓像を発生するための他の方法はEKG信号
を測定中に描き、また像再構成のために可能なかぎり特
定の心臓相からのデータのみを使用する。所望の範囲の
決定はその際に純粋に経験的に文献から知られている標
準値に従って行われる。このことは、遅れ時間が同じく
専ら経験的に決定される従来通常のEKGによりトリガ
ーされるCT撮像技術に対しても当てはまる。このよう
な方法はドイツ特許出願公開第19622075号明細
書に記載されている。遅れ時間またはそのデータを利用
される心臓サイクルの範囲が経験的に決定される方法の
欠点は種々患者に対するEKG信号および機械的な運動
の時として強く相違する相関である。
にあげた形式の方法および装置を、運動アーティファク
トの生起の危険が減ぜられているように構成することで
ある。
より解決される。
タが測定データ事態の解析により患者固有に、それらが
使用可能である、すなわち心臓の休止相中に得られた
か、使用不可能であるか、すなわち心臓の休止相中に得
られたかについて分類される自動的な方法であり、その
際に心臓の休止相中に得られた測定データのみが像再構
成のために利用される。本発明による方法は通常の軸線
方向スキャンに対してもらせんスキャン(ヘリカルスキ
ャン)に対しても1つまたはそれ以上の検出器行を有す
る第3または第4世代の任意のCT装置に応用可能であ
る。本発明による方法に相応して使用可能と分類された
投影は任意の種類の再構成方法に対して使用され得る。
るためそのつどの患者のEKG信号が利用されるなら
ば、EKG信号と心臓の実際の機械的な運動との相関が
一方では参照検査すなわち多数の検査投影、および同期
して捕捉されたEKG信号の測定データおよび(また
は)CT像の自動的または相互作用的な評価により行わ
れ得る。この仕方でEKGによりトリガーされるCT撮
像に対してもEKG信号のR尖頭波と放射のトリガー時
点との間の患者固有の遅れが量的に捕捉され得る。この
ことは本質的に改善された像発生および本質的に効率的
な検査進行に通ずる。
り解決される。すなわち、本発明による装置の場合に一
人の取扱者に対して、相互作用的に決定された像を運動
アーティファクトとして特徴付ける可能性が存在する。
層詳細に説明する。
KG信号と実際の心臓筋肉収縮または心臓筋肉緩和との
間に相関が存在し、たとえば特に強い運動を有する比較
的短い相中に得られる投影はアーティファクトの少ない
像再構成には適しておらず、また再構成のために使用不
可能なものとして分類されなければならない。従って、
わずかな運動の期間中に得られる、または得られた使用
可能と分類された測定データを利用し得る像のみが再構
成される。その際に使用されるCT装置の可能性に応じ
て全または部分回転の際に得られた測定データからの軸
線方向の再構成も(十分なデータカバリッジにおける)
らせん再構成も1つまたはそれ以上の検出器行に対して
行われ得る。
G信号および機械的な心臓運動の原理的な相関を示す。
機械的な心臓運動は心室の相対的な体積変化ΔV/Vに
より量的に表される。
号のなかのP波とQRS複合との間の患者ごとに異なる
時間的関係は像計算のために使用可能な再構成時間間隔
すなわち像の再構成のために使用される測定データが得
られる時間間隔の決定に影響する。
休止相の相対的な位置は参照検査により求められ得る。
つの、好ましくはいくつかの少数の全回転の際に少なく
とも1つの、好ましくはいくつかの心臓周期を覆う適当
な心臓サイクルに関する測定データから、短く相い続く
時点に対応付けるべき像が再構成される。その際に像の
時点とは、再構成のために使用されるデータの時間中央
点を意味する。いま、参照検査の運動アーティファクト
の少ない像に心臓の休止相からのデータのみが寄与した
とみなされる。それに対して、運動相中に撮像された投
影に基づく像は明白な運動アーティファクトを有する。
々の再構成すべき像に属する再構成時間間隔の時間的な
対応付けを示す。わずかな運動アーティファクトおよび
より強い運動アーティファクトを有する像列への再構成
された像の区分により、または測定データの解析によっ
ても、心臓サイクル中の心臓の休止相に相応する時間間
隔が決定され得る。たとえば、参照検査のなかの運動ア
ーティファクトの少ない像列の選択により、投影が心臓
の休止相のなかで得られた時間間隔が決定されることに
よって、参照検査からEKG信号に対して相対的な心臓
の休止相の位置が推定され得る。
得る。
のなお説明すべき自動的な対応付けは、並列に記録され
るEKG信号なしに心臓の休止相のなかで像の合目的的
な回顧的な再構成の可能性を与える。
2つのR尖頭波の間の長さΔT=T 2−T1の関連のある
時間間隔〔T1、T2〕に位置している。そのつどのRR
間隔TRRすなわち時点TR1およびTR2で記録されるRパ
ルスにより制限される心臓サイクル、のなかの心臓の休
止相の相対的な位置は2つの定数C1およびC2により記
述され得る。すなわち T1=TR1+C1TRR, T2=T1+C2TRR (1) が成り立つ。
ある定数C1およびC2は患者固有であり、参照検査から
適当な量的評価により本来の検査の前に決定されなけれ
ばならない。本来の検査に対してはC1およびC2は一定
とみなされる。心臓の休止相の位置および継続時間は次
いであらゆる時点で現在存在するRR間隔TRRから導き
出され得る。図4はこの進行を可変の継続時間の例につ
いて示す。
を求める別の可能性は一人の取扱者による運動アーティ
ファクトの少ない参照検査の像列の相互作用的な選択に
ある。その際に像はすべての参照検査のデータから、た
とえば部分回転再構成により、短く相い続く時点TB=
iΔTBにおいて計算される。時点TBでの像にそのつど
の再構成時間間隔〔TB1−ΔTR,TB2+ΔTR〕からの
測定データが寄与する。時間間隔〔TB1,TB2〕のなか
の運動アーティファクトの少ない像列は時間間隔〔TB1
−ΔTR,TB2+ΔTR〕のなかの現在のRR間隔に対す
る心臓の休止相を定義する。この仕方でも次いで、図5
に示されているように、定数C1およびC2が決定され得
る。
で再構成された参照像または測定データの自動的な解析
によりパラメータC1およびC2を有する心臓の休止相の
決定が行われ得る。
オメトリでの相補性の投影の比較として実行され得る。
相補性の平行投影は180°だけずらされた投影角度に
属する。今日のCT装置は通常はファン投影で撮像する
ので、これから平行投影が適当な内挿および分類規則た
とえば公知のレビニング(Rebinning)により始めて発生
されなければならない。平行投影はその場合に種々の時
点で測定されたファン投影の測定値から構成されてい
る。平行投影の測定時点としてその場合にたとえばその
中央チャネルの測定時点を定義し得る。動かない対象物
の場合には測定チャネルの数に相応する数の行に配置さ
れている検出器要素を有する対称な検出器では相補性の
平行投影P(n,k)に対して対称セット P(N+n,K−k−1)=P(n,k) (n=0(1)(N−1),k=0(1)(K−1)) (2) ここで n:投影番号、 k:チャネル番号(検出器行の連続した番号付け、その
際に中央チャネルは中央のチャネルである)、 N:180°回転角度あたり測定された平行投影の数、 K:平行投影あたりのチャネルの数 が成り立つ。
n,K−k−1)=P(n,k)は0に等しい。従って
0からのこの差の偏差は投影nとn+Nとの間の半回転
中の時間TROT/2(放射源の回転時間の半分)内の測
定される対象物の運動に対する尺度である。適当な尺度
数はたとえば相補性の平行投影σCの絶対的な偏差の和
である。ここで σc(n)=SUM(k、Ka(l)Ke){ABS〔P(N+n,K−k−1)− P(n,k)〕} (3)
心臓が期待通りに撮像される内側範囲を決定する。
特定の閾値σcsの下側に位置するならば、投影〔n,n
+N〕が心臓の休止相中に撮像されたことから出発され
得る。
の平行投影に対する相補性の誤り尺度σC(n)の経過
を開始投影の関数として示す。閾値σcsの応用により、
投影が間隔n∈〔N1,N2+N〕で撮像された時間間隔
に相応する時間間隔のなかで心臓の休止相を定義する関
連のある投影間隔〔N1,N2〕(≒〔185,44
0〕)が同定される。
N0i(i=1(1)4)により投影n∈〔N0i,N0i+
N−1〕から再構成された像1〜4が示されている。こ
れらの像は導入された誤り尺度σc(n)と運動アーテ
ィファクトの程度との意味のある相関を示す。像1およ
び像2は心室の明らかな二重輪郭を示し、他方において
図3および図4は運動アーティファクトをほとんど有し
ていない。
チングにより示されている投影間隔n∈〔N1,N2+
N〕からの休止相が時間間隔〔T1,T2〕=〔T
(N1),T(N+N2)〕で定義され得る。パラメータ
化するため再び(1)による定数C1およびC2が利用さ
れる。
本発明の範囲内で再構成された像の自動的な評価も可能
である。たとえば時間的に相い続く像の差が線アーティ
ファクトまたは二重輪郭における無視可能な尺度を有す
るならば、これらの像は心臓の休止相に対応付けられ得
る。こうして運動アーティファクトが少ないと評価され
た像の中断されない列は心臓の休止相を確定する。
自動的な決定がたとえば相補性のデータ解析により行わ
れるならば、検査中のEKG記録は完全に省略されても
よい。参照検査はその場合に、心臓の休止相のなかに位
置する投影間隔の自動的な決定を行うための心臓の適当
なシフトの撮像とこの撮像の適当な対象物部分の選定と
に制限される。検査中にそのために相補性の誤り尺度σ
c(t)が“オンライン”で計算される。図9には相補
性の誤り尺度σc(t)の考えられる経過に対して、ど
のように閾値σcsの応用により、わずかな運動の範囲が
同定され、これらの範囲から心臓の休止相に位置する投
影間隔が導き出され、これらの範囲に既に説明されたよ
うにそれぞれなお半回転時間TROT/2を加算すべきで
あるかが示されている。心臓のこの休止相のなかで測定
されたすべての投影はそれによって運動アーティファク
トの少ない再構成のために使用され得る。
て、運動相は参照符号Bを付して示されている。
のCT装置が概要を示されている。
束2を送り出すX線源1と、1つまたは多くの行の個別
検出器たとえばそれぞれ512の個別検出器から構成さ
れている検出器3とから成る測定ユニットを有する。X
線束2が出発するX線源1の焦点は参照符号4を付され
ている。検査対象物5(図示されている実施例の場合に
は患者)は寝台6の上に横たわっており、この寝台はガ
ントリ8の測定開口7を通って延びている。
互いに向かい合って取付けられている。ガントリ8はC
T装置の参照符号zを付されているz軸線の周りに回転
可能に支えられており、α方向に検査対象物5を走査す
るため参照符号αを付されている矢印の方向に、少なく
とも1つの180°(π)とファン角度βfan(ファン
状のX線束2の開き角度)との和に等しい大きさの角度
αgだけ回転させられる。その際に発生器装置9により
作動させられるX線源1から出発するX線束2が円形横
断面の測定フィールド10を捕捉する。X線源1の焦点
4は、z軸線の上に位置している回転中心の周りに円形
に湾曲している半径RFを有する焦点軌道15の上を運
動する。
位置いわゆる投影角度において測定値がいわゆる投影の
形態で取得され、その際に相応の測定値が検出器3から
コンピュータ11に到達し、このコンピュータが投影に
相応する測定点の列から画素マトリックスの画素の減弱
係数を再構成し、これらをディスプレイ装置12上に像
として再現する。こうしてディスプレイ装置12上に検
査対象物5の透視照射された層の像が現れる。
角度に対応付けられており、検出器要素の数すなわちチ
ャネル数に相応する数の測定点を含んでおり、これらの
測定点にそれぞれ相応の測定値が対応付けられており、
その際にそれぞれのチャネルは、検出器要素のどれから
それぞれの測定値が発するかを示す付属のファン角度に
より定義されている。ファン角度β0 は中央のチャネ
ルいわゆる中央チャネルに対応付けられている。
ので、必要の際に検査対象物5の多くの層に関する投影
が同時に撮像され得る。その際に投影角度あたり能動的
な検出器行の数に相応する数の投影が撮像される。
13がガントリ8の部分または全回転のために十分であ
るだけでなく、ガントリ8を永久的に回転させるのにも
適しており、またさらに寝台6、従ってまた検査対象物
5と、測定ユニット1、3を有するガントリ8との間の
z方向の相対的変位を可能にする別の駆動装置が設けら
れているので、いわゆるらせんスキャンも実行され得
る。
ムで動かされる心臓付近能動的範囲の検査を実行するた
め、図10によるスサ装置はさらにそれ自体は公知の心
電計17を有する。この心電計は電極(電極のうち1つ
が図10中に示され、また参照符号18を付されてい
る)を介して患者5と接続可能であり、またCT装置に
よる検査に平行して検査対象物のEKG信号を捕捉する
役割をする。CT装置にはEKG信号に相応する好まし
くはディジタルのデータが供給されている。
が患者5の検査を阻害しないように、患者5の身体に取
付けられている。
可能にするキーボード19およびマウス20が接続され
ている。さらにコンピュータ11には別のモニター21
が接続されており、このモニター上に後でまた一層詳細
に説明する図12ないし14に示されている取扱メニュ
ーが表示される。
照検査が図10によるCT装置を用いて本来の検査すな
わち主検査の前に、自動的および(または)相互作用的
な評価を組み合わせてEKG信号に基づいて心臓の休止
相を定義するための定数C1およびC2を求めるために実
行されるかが概要プロセスチャートで示されている。
グラフィックなユーザーインタフェースの形式に応じ
て、たとえばマウス20により取扱可能であり、参照検
査の実行の際にモニター14の像スクリーン上に現れる
取扱メニューが示されている。それらの機能は以下に説
明される。
ー(たとえば0.5秒)のなかで測定フィールド10の
なかに位置する患者Pの範囲の断層像が再構成される。
これらの像は図12中に示されている第1の取扱メニュ
ーの左上の範囲21に示されている。ボタン22、23
の操作により範囲21の種々の部分、たとえば部分1×
1または部分2×2を選ぶ可能性が存在する。第1の場
合には図12中に示されているようにすべての範囲21
を満たす像が表示され、他方において第1の場合には2
つの行および列に4つの相応に縮小された像が表示され
る。さらに、選択領域24が存在しており、それにより
参照像が再構成される粗いタイムラスターが設定可能で
ある。
の強さを自動的に決定するために、たとえば円形または
図12に示されているように長方形であってよいいわゆ
る関心領域(ROI)25により有意味な像領域を選択
する可能性が存在する。
示されていない他の適当な入力手段により位置および大
きさを変更可能である。
ンティッドかつ(または)自動的な決定の基礎として用
いられる像の再構成が行われる通常はより細かいタイム
ラスターが設定される。
図17により得られたEKG信号26が時短tの関数と
して表示されている。説明される実施例の場合にはこれ
は2つの重なって配置され時間的に次々と続く全体とし
て2秒間のセクションで行われる。
隔はたとえば相互作用的にEKG信号26のなかに開始
マーク27および終了マーク28を挿入することにより
確定される。開始および終了マーク27または28は選
択領域29によりそのつどの必要に相応してずらされ得
る。その際に開始マーク27の位置は時点tMINに、終
了マーク28の位置は時点tMAXに相応する。
適当である場合には、これは選択領域30を用いてずら
され得る。その際に時点tSTARTはEKG信号26の表
示されているセクションの開始に、時点tENDはEKG
信号26の表示されているセクションの終了に相応す
る。選択領域30に属するスケール上の線マークはEK
G信号26の表示されているセクションの中央を示す。
により、心臓の休止相の自動的決定の基礎として用いら
れる方法を選択することが可能である。参照符号Aut
o/Datsを付されているボタン31が操作される
と、心臓の休止相の自動的な決定が相補性の平行投影の
説明される自動的な検出に基づいて行われる。それに対
して、参照符号Auto/Imagを付されているボタ
ン32が操作されると、心臓の休止相の自動的な決定が
運動アーティファクトの説明される自動的な検出に基づ
いて行われる。
33の操作によりテスト像の再構成が選択領域29によ
り予め定められた再構成時間間隔および選択領域16に
より予め定められたタイムラスターのなかで開始し、ボ
タン31、32により選択された方法に従って心臓休止
相の自動的な決定を開始する。
現れる。
されたテスト像を指示する。ボタン35ないし38によ
り選択可能な1×1ないし4×4への範囲34の分割を
有するそれぞれROI25に相応する像部分のみが表示
される。
けられたテスト像は囲いにより標識されている。
るテスト像が由来する時間間隔が変更され得る。その際
にtMINはテスト像の表示により覆われる時間間隔の開
始時点を、tMAXは終了時点を示し、その際に選択領域
39に属するスケールの線マークはこの時間間隔の中央
を指示する。
テスト像の表示により覆われる時間間隔に相応するEK
G信号26の一部分が示されている。その際に、図13
中に示されているように、相応の開始および終了マーク
41、42をEKG表示にフェードインする可能性が存
在する。さらにEKG信号26の表示のなかに自動的に
求められた休止相43が相応の開始および終了マーク4
4、45によりフェードインされている。
相補性の平行投影の比較により行われた場合に対して、
EKG信号26の表示に相応する時間間隔に対して相補
性の誤り尺度σcが時間tの関数として示されている。
さらにEKG信号26の表示と類似して開始および終了
マーク44または45を有する休止相43がフェードイ
ンされている。
LSを付されているボタン47が操作されると、さもな
ければ図13による取扱メニューと合致する図14に示
されている取扱メニューのなかで、パラメータウインド
ー49に、任意のRR間隔のなかの心臓の休止相を定義
するための現在求められた定数C1、C2ならびにそれら
の計算基礎すなわちΔT,TRRおよびT1に対する値が表
示される。
ューの機能は、一人の取扱者に心臓の休止相の自動的に
決定された位置に相互作用的に影響し、必要であれば、
テスト像を表示する役割をする範囲34への介入によっ
てもEKG信号の表示または相補性の誤り尺度46の表
示への介入によっても補正する可能性を提供することで
ある。取扱メニューの上記の範囲はこの目的で論理的に
結合されている。
るテスト像の選択および選択取消が可能である。囲いに
より標識されている、選択されたテスト像は心臓休止相
に対応付けられる。心臓の休止相の定義範囲はEKG信
号26および相補性の誤り尺度46の表示のなかの開始
および終了マーク44、45を相応に自動的にずらすこ
とにより適合され、またパラメータウインドー49に指
示される値が相応に変更され、または新たに計算され
る。範囲34でテスト像により示される時間間隔が変更
されると、EKG信号26および相補性の誤り尺度46
の表示のなかで時間軸および開始および終了マーク41
および42または開始および終了マーク44、45の位
置が相応に変化する。
尺度46の表示において範囲34でテスト像により示さ
れる時間空間も休止相43も継続時間および位置に関し
て、開始および終了マーク41、42または開始および
終了マーク44、45をずらすことにより、相互作用的
に変更され得る。範囲34に表示される像の選択および
心臓の休止相のなかに位置するテスト像のマーキングは
次いで相応に適合される。
らば、計算された定数C1およびC2が以後の本来の検査
に対して参照符号ACCEPTを付されているペタン2
4の操作により受け入れられ得る。次いで本来の検査に
対する作動パラメータを設定するための別の図示されて
いない従来通常の取扱メニューが開く。
られなかったならば、取扱者は参照符号NEWを付され
ているボタン25の操作により図12に示されている取
扱メニューに戻り、また変更された値を選び得る。それ
に基づいて先に説明した仕方で心臓の休止相の新たな決
定が行われる。
なしに行われる場合に対しては、心臓の休止相の決定の
ために必要な取扱メニューは、心臓の休止相の自動的な
決定のために必要なROIがマークされ得ることによっ
て、参照像の表示に限られる。すなわち取扱メニューは
本質的に図12に示されている範囲21に相当する。本
来の検査はROIの選択にすぐ続いて開始され得る。
ピュータトモグラフの例について説明された。しかしそ
れは第4世代のコンピュータトモグラフにも応用され得
る。
し、EKG信号および心室の相対的な体積変化ΔV/V
により量的に表される機械的な心臓運動が時間の関数と
して示されている図。
説明するための図。
を説明するための図。
ための図。
像列の相互作用的な選択による心臓休止相の決定を説明
するための図。
相の定義を説明するための図。
明するための図。
の心臓休止相の決定を説明するための図。
自動的な決定を説明するための図。
装置を示す概略図。
プロセスを説明するための図。
するための取扱メニューを説明するための図。
説明するための図。
臓休止相を決定するための取扱メニューを説明するため
の図。
Claims (18)
- 【請求項1】 CT像を発生するために検査すべき生物
の身体の周りを動かされるX線源を有するCT装置を用
いて、休止相および運動相を含めて周期的に動かされる
身体範囲のCT像の発生方法において、 a)検査すべき対象物の周りのX線源の少なくとも回転
中で、身体範囲の運動の周期に少なくとも等しい継続時
間中に像発生に使われる多数の投影を撮像する過程と、 b)投影に相応するデータを、それらが休止相中に得ら
れたかまたは運動相中に得られたかに関して解析する過
程と、 c)休止相中に得られたデータのみを像再構成のために
使用する過程とを含んでいることを特徴とするCT像発
生方法。 - 【請求項2】 投影に相応するデータの、それらが休止
相中に得られたかまたは運動相中に得られたかに関する
解析が、相補性の平行投影の互いの偏差σC(n)が求
められ、その際に、偏差σC(n)が上限値σC,Sを越え
ない平行投影のみが、休止相中に得られたデータとみな
されるように行われることを特徴とする請求項1記載の
方法。 - 【請求項3】 投影に相応するデータの、それらが休止
相中に得られたかまたは運動相中に得られたかに関して
解析する過程が、 −多数の投影からテスト像を再構成する過程と、 −運動アーティファクトの存在に関してテスト像を点検
する過程と、 −運動アーティファクトの強さが複数個の相い続くテス
ト像のなかで上限値を越えない少なくとも1つの利用可
能な時間間隔を同定する過程とにより行われ、その際に
利用可能な時間間隔で撮像された投影が休止相中に取得
されたデータとみなされることを特徴とする請求項1記
載の方法。 - 【請求項4】 像再構成のために、休止相中に得られた
とみなされるデータが休止相中に得られたものとして像
再構成のために利用されることを特徴とする請求項2ま
たは3記載の方法。 - 【請求項5】 心臓および(または)心臓リズムで動か
される身体範囲のCT像を発生するため、投影の撮像中
に生物のEKGが捕捉され、休止相中に得られたとみな
されるデータを用いてEKGの2つの相い続くR尖頭波
の間にそれぞれ位置する少なくとも1つの利用可能な時
間間隔が同定され、その際に利用可能な時間間隔内で得
られたデータが休止相中に得られたものとして像再構成
のために利用されることを特徴とする請求項1ないし4
の1つに記載の方法。 - 【請求項6】 投影に相応するデータを、それらが休止
相中に得られたかまたは運動相中に得られたかに関して
解析する過程が、 −多数の投影の撮像の前に多数のテスト投影が検査すべ
き対象物の周りのX線源の少なくとも回転中で、身体範
囲の運動の周期に少なくとも等しい継続時間中に患者の
心電図(EKG)の同時の捕捉のもとに撮像される過程
と、 −相補性の相補性の平行投影の互いの偏差σc(n)が
求められる過程と、 −EKGの2つの相い続くR尖頭波の間にそれぞれ位置
する、その間に偏差σc(n)が上限値σC、Sを越えない
少なくとも1つの利用可能な時間間隔が同定される過程
と、 −像発生の役割をする多数の投影の撮像中に患者のEK
Gを捕捉し、撮像された投影のEKGへの時間的対応付
けを形成する過程と、 −それぞれ利用可能な時間間隔中に撮像された平行投影
のみを休止相中に得られたデータとして像再構成のため
に使用する過程とを含んでいることを特徴とする請求項
1記載の方法。 - 【請求項7】 偏差としてデータ誤り尺度σC(n)が
式 σc(n)=SUM(k、Ka(l)Ke{ABS〔P(N+n,
K−k−1)−P(n,k)〕} ここで P(n,k):平行投影 n: 投影番号 k: チャネル番号 N: 180°回転あたりの平行投影の数 K: 平行投影あたりのチャネルの数 Ka: 開始チャネル Ke: 終了チャネル に従って計算されることを特徴とする請求項2または6
記載の方法。 - 【請求項8】 相補性の平行投影の比較が関心のある像
範囲に対してのみ実行されることを特徴とする請求項
2、6または7記載の方法。 - 【請求項9】 多数のテスト投影または像発生に使われ
る投影を撮像する前に関心のある像範囲を求めるための
参照像が発生されることを特徴とする請求項8記載の方
法。 - 【請求項10】 多数のテスト投影または像発生に使わ
れる投影としてファン投影が撮像され、また平行投影が
ファン投影に相応するデータの分類し直しまたは内挿し
直しにより得られることを特徴とする請求項2または請
求項6ないし9の1つに記載の方法。 - 【請求項11】 投影に相応するデータを、それらが休
止相中に得られたかまたは運動相中に得られたかに関し
て解析する過程が、 −多数の投影の撮像の前に多数のテスト投影が検査すべ
き対象物の周りのX線源の少なくとも回転中で、身体範
囲の運動の周期に少なくとも等しい継続時間中に患者の
心電図(EKG)の同時の捕捉のもとに撮像される過程
と、 −テスト像がテスト投影から再構成される過程と、 −テスト像が運動アーティファクトの存在に関して点検
される過程と、 −EKGの2つの相い続くR尖頭波の間にそれぞれ位置
する、その間に運動アーティファクトの強さが多数の相
い続くテスト像のなかで上限値を越えない少なくとも1
つの利用可能な時間間隔が同定される過程と、 −像発生に使われる多数の投影から像が再構成され、E
KGを考慮に入れて、利用可能な時間間隔で得られたデ
ータに基づいて再構成された像が求められる過程とを含
んでいることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項12】 運動アーティファクトの存在に関する
テスト像の点検の際に線アーティファクトおよび(また
は)二重輪郭が運動アーティファクトに関する指摘とし
て考慮に入れられることを特徴とする請求項2、3また
は11記載の方法。 - 【請求項13】 運動アーティファクトの存在に関する
テスト像の点検が相い続く像の差し引きにより得られる
差像を用いて行われることを特徴とする請求項2、3、
11または12記載の方法。 - 【請求項14】 テスト像の再構成が減ぜられた計算能
力および(または)分解能により、かつ(または)部分
回転再構成として行われることを特徴とする請求項2、
3または11ないし13の1つに記載の方法。 - 【請求項15】 運動アーティファクトの存在に関する
テスト像の点検が関心のある像範囲に対してのみ実行さ
れることを特徴とする請求項2、3または11ないし1
4の1つに記載の方法。 - 【請求項16】 テスト投影から関心のある像範囲を求
めるための参照像が発生されることを特徴とする請求項
15記載の方法。 - 【請求項17】 利用可能な時間間隔として、そのつど
の心臓周期のそれぞれ予め定められた第1の部分をその
つどの心臓周期を開始するR尖頭波の後に開始し、また
そのつどの心臓周期の第2の予め定められた部分に等し
い継続時間とを有する時間間隔が同定されることを特徴
とする請求項5ないし16の1つに記載の方法。 - 【請求項18】 検査すべき対象物の周りを運動するX
線源を有するCT装置において、CT装置が第1および
第2の作動形式で作動可能であり、CT装置が第1の作
動形式では −検査すべき対象物の周りのX線源の少なくとも回転中
で、少なくとも身体範囲の運動の周期に等しい継続時間
中に、患者の心電図(EKG)の同時の取得のもとに多
数の投影が撮像され、 −テスト像が投影から再構成され、 −CT装置が、テスト像を運動アーティファクトとして
特徴付け得るテスト像を指示するための手段と入力手段
とを有し、CT装置が、運動アーティファクトとして同
定されたテスト像に基づいて、データが休止相中に取得
され得る少なくとも1つの利用可能な時間間隔を同定
し、CT装置が第2の作動形式では −像発生の役割をするデータを取得し、 −休止相中に取得されたデータのみを像再構成のために
利用することを特徴とするCT装置。
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