JP2000157306A - シューズ内装体 - Google Patents

シューズ内装体

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JP2000157306A
JP2000157306A JP10337796A JP33779698A JP2000157306A JP 2000157306 A JP2000157306 A JP 2000157306A JP 10337796 A JP10337796 A JP 10337796A JP 33779698 A JP33779698 A JP 33779698A JP 2000157306 A JP2000157306 A JP 2000157306A
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章裕 宮内
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水透湿性素材を用いたシューズ内装体を、
足の土踏まず部の立体形状にフィットさせ、踵後端部の
縫い糸との摩擦による靴ずれやまめの防止、縫い糸切れ
や破れを無くす。 【解決手段】 シューズ内装体Aを外甲側内装体A1、
内甲側内装体A2および踵部内装体A3により構成し、
外甲側内装体A1の外甲側底部中心接合縁1および内甲
側内装体A2の内甲側底部中心接合縁21の土踏まず部
を、夫々外甲側および内甲側に湾曲して形成し、該外甲
側底部中心接合縁1および内甲側底部中心接合縁21を
縫着することで、底部が靴型40の土踏まず部形状に沿
う立体形状をなし、足裏の土踏まず部に適合するように
する。また、踵部内装体A3を外甲側踵側部35、踵後
部36および内甲側踵側部37を被覆するように形成
し、踵後端部に足と摩擦する縫い糸を無くす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水透湿性を有す
るシューズ内装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、靴の内部に取り付ける防水性
素材ないし防水透湿性素材を立体的に形成したシューズ
内装体A′が開示されている。その一例を示すと、特公
昭63−34721号では、図5に示すように、足裏素
材の両側に側片部を一体に形成した基体を防水透湿層を
もった単一素材片で形成し、該素材片によって足部全般
を被包する内装基体を形成し、該内装基体に外被部体を
履着した靴が示されている。実公平7−6806号で
は、図6に示すように、防水透湿性を有する層構成の底
片部材および側片部材から立体的に形成された靴製造用
の内装体が示されている。特開平8−24002号で
は、図7に示すように、防水透湿性シートからなる袋状
のインナー部材を、甲被用シート51、底面用シート5
2および踵用シート53で形成し、該底面用シート52
を踵部分よりも前方のみに配設し、踵部分は開口部54
とした靴が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されている防
水透湿性素材を用いた内装体は、1枚の部材あるいは2
〜4枚の部材で立体的に形成しているが、いずれも足裏
の底面部は平面形状となっている。従って、内装体を靴
型に被着したとき、靴型の土踏まず部の立体形状に密着
できず隙間が発生し、靴成形時にしわやたるみを生じ、
足のフィッティング性を阻害する問題があった。また、
2〜4枚の部材で立体的に形成した内装体で、底部材の
外周と側部材とを縫着するものは、つま先部と踵部の外
周の曲線と、土踏まず部の外周の曲線が逆方向となり、
方向の異なる曲率の大きい連続曲線を縫着する作業は難
しく、熟練を要するものであった。また、図5、図6に
示すように踵後端部を垂直に縫製し立体的に形成するも
のは、該踵後端部が歩行時に最も足と靴が上下方向に摩
擦する部分であり、該摩擦により靴ずれやまめができた
り、縫い糸切れや防水透湿性シートが破れたりすること
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、外甲
側内装体、内甲側内装体および踵部内装体よりなるシュ
ーズ内装体において、防水透湿性シートよりシューズ内
装体の底面部の略中心線で外甲側内装体と内甲側内装体
に裁断分離し、外甲側内装体の外甲側底部中心接合縁お
よび内甲側内装体の内甲側底部中心接合縁の土踏まず部
を、夫々外甲側および内甲側に湾曲して形成し、該外甲
側底部中心接合縁および内甲側底部中心接合縁を縫着す
ることで、底部が靴型の土踏まず部形状に沿う立体形状
をなし、足裏の土踏まず部に適合するようにする。ま
た、踵部内装体は、防水性シートないし防水透湿性シー
トを裁断し、外甲側踵側部、踵後部および内甲側踵側部
を被覆するもので、外甲側底部片の踵部端および内甲側
底部片の踵部端、外甲側側部片の踵部下端から甲部上端
までおよび内甲側側部片の踵部下端から甲部上端まで
を、外甲側内装体および内甲側内装体に縫着し、該踵部
内装体の上端ではき口縁を形成するようにする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、シューズ内装体の底面
部の略中心線で外甲側内装体と内甲側内装体を防水透湿
性シートより裁断分離し、外甲側踵側部、踵後部および
内甲側踵側部を被覆する踵部内装体を防水性シートない
し防水透湿性シートより裁断し、該外甲側内装体、内甲
側内装体および踵部内装体を縫着して立体的に形成した
ものである。
【0006】外甲側内装体は外甲側底部片に連接して外
甲側側部片を形成している。該外甲側底部片は、つま先
部を外甲側底部片と外甲側側部片との分離点から外甲側
底部中心接合縁まで円弧状の外甲側底部つま先接合縁、
および踵部を外甲側底部片と外甲側側部片との分離点か
ら外甲側底部中心接合縁まで円弧状の外甲側底部踵接合
縁を形成している。また、外甲側底部中心接合縁の土踏
まず部を外甲側に湾曲して形成している。なお、つま先
部の外甲側底部片と外甲側側部片との分離点の位置は、
歩行時の屈曲部に相当している。
【0007】外甲側側部片は、つま先部を外甲側底部片
と外甲側側部片との分離点から外甲側底部つま先接合縁
に接合される円弧状の外甲側側部つま先接合縁、および
踵部に外甲側底部片と外甲側側部片との分離点から、外
甲側側部片と踵部内装体を接合するための縫代となる段
部を形成している。また、内甲側側部片の内甲側甲上部
接合縁と接合することで、つま先より甲上部を被覆する
形状となる略円弧状の外甲側甲上部接合縁を形成し、外
甲側甲上部接合縁の上端から前記段部端まで、円弧状も
しくはS字形状の外甲側踵部内装体接合縁を形成してい
る。
【0008】内甲側内装体は、内甲側底部片に連接して
内甲側側部片を形成している。該内甲側底部片は、つま
先部を内甲側底部片と内甲側側部片との分離点から内甲
側底部中心接合縁まで円弧状の内甲側底部つま先接合
縁、および踵部を内甲側底部片と内甲側側部片との分離
点から内甲側底部中心接合縁まで円弧状の内甲側底部踵
接合縁を形成している。また、内甲側底部中心接合縁の
土踏まず部を内甲側に湾曲して形成している。なお、つ
ま先部の内甲側底部片と内甲側側部片との分離点の位置
は、歩行時の屈曲部に相当している。
【0009】内甲側側部片は、つま先部を内甲側底部片
と内甲側側部片との分離点から内甲側底部つま先接合縁
に接合される円弧状の内甲側側部つま先接合縁を形成
し、内甲側側部片の踵部に内甲側底部片と内甲側側部片
との分離点から、内甲側側部片と踵部内装体を接合する
ための縫代となる段部を形成している。また、外甲側側
部片の外甲側甲上部接合縁と接合することで、つま先よ
り甲上部を被覆する形状となる略円弧状の内甲側甲上部
接合縁を形成し、内甲側甲上部接合縁の上端から前記段
部端まで、円弧状もしくはS字形状の内甲側踵部内装体
接合縁を形成している。
【0010】踵部内装体は、外甲側踵側部、踵後部およ
び内甲側踵側部を被覆するもので、前記外甲側底部踵接
合縁と内甲側底部踵接合縁に接合される略円弧状の踵底
部接合縁、外甲側側部片の円弧状もしくはS字形状の外
甲側踵部内装体接合縁に接合される外甲側踵側部接合
縁、内甲側側部片の円弧状もしくはS字形状の内甲側踵
部内装体接合縁に接合される内甲側踵側部接合縁、およ
び該踵部内装体の上端ではき口縁を形成している。この
ように形成することで、踵後部に縫い糸が当たらず、は
き口周りに見栄えの良い材料を用いたシューズ内装体と
することができる。
【0011】まず、前記形状に裁断された外甲側内装体
と内甲側内装体の、外甲側底部つま先接合縁と外甲側側
部つま先接合縁、内甲側底部つま先接合縁と内甲側側部
つま先接合縁、外甲側甲上部接合縁と内甲側甲上部接合
縁および外甲側底部中心接合縁と内甲側底部中心接合縁
を縫着接合し、底部が靴型の土踏まず部形状に沿う立体
形状にする。次に、踵部内装体の踵底部接合縁と前記外
甲側底部踵接合縁および内甲側底部踵接合縁、外甲側踵
側部接合縁と外甲側踵部内装体接合縁、内甲側踵側部接
合縁と内甲側踵部内装体接合縁を縫着接合する。次に、
前記各縫着接合部の上部より伸縮性のある防水テープを
貼着し、シューズ内装体を形成する。なお、外甲側甲上
部接合縁と内甲側甲上部接合縁との縫着は、シューズの
構造や履き易さを考慮し、該接合縁の上端まで縫着接合
しない構成とすることもできる。
【0012】以上のように形成された左右のシューズ内
装体は、靴型に被着し外被材を吊り込んだ後、シューズ
内装体および外被材のはき口縁を縫着し取り付ける。
【0013】なお、外甲側内装体および内甲側内装体に
用いる防水透湿性シートは、公知の防水透湿性フィルム
単体を用いても良いが、該防水透湿性フィルムの片面ま
たは両面に布帛やスポンジ層を積層した層構成の防水透
湿性シートを用いるほうが、足当たりが良くなり好まし
い。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明すると、
図1は本発明のシューズ内装体Aの展開平面図で、外甲
側内装体A1および内甲側内装体A2は、防水透湿性シ
ート43より抜型により裁断分離したもので、踵部内装
体A3は防水性シートより抜型により裁断分離したもの
である。上記のように素材を区別するのは、前足部は足
の周囲が被覆されるので、防水透湿性や足当たりが良い
ことが求められ、踵部ははき口が開口しているので、防
水性があれば良く、防水透湿性シートよりも安価で耐久
性があり、見栄えの良い素材が求められるためである。
【0015】外甲側内装体A1は、シューズ内装体Aの
底面部の略中心線で外甲側に裁断分離された外甲側底部
片A1′と該外甲側底部片A1′に連接した外甲側側部
片A1″からなっている。また、内甲側内装体A2は、
シューズ内装体Aの底面部の略中心線で内甲側に裁断分
離された内甲側底部片A2′と該内甲側底部片A2′に
連接した内甲側側部片A2″からなっている。
【0016】外甲側底部片A1′は、外甲側底部中心接
合縁1の土踏まず部が25cmの足長で約1cm外甲側
に湾曲して形成しており、つま先部の外甲側底部片A
1′と外甲側側部片A1″との分離点aから外甲側底部
中心接合縁1まで、つま先部の底面外甲側の曲線となる
外甲側底部つま先接合縁2を形成している。
【0017】また、踵部の外甲側底部片A1′と外甲側
側部片A1″との分離点bから外甲側底部中心接合縁1
まで、踵部の底面外甲側の曲線となる外甲側底部踵接合
縁3を形成している。
【0018】外甲側側部片A1″は、つま先部に前記外
甲側底部片A1′と外甲側側部片A1″との分離点aか
ら外甲側底部つま先接合縁2に接合される外甲側側部つ
ま先接合縁4の曲線が、外甲側底部つま先接合縁2の曲
線とは逆方向に形成され、外甲側側部つま先接合縁4と
外甲側底部つま先接合縁2とで、分離点aを下端とする
略V字の形状を呈している。
【0019】また、踵部の外甲側底部片A1′と外甲側
側部片A1″との分離点bからS字形状の外甲側踵部内
装体接合縁7に沿って、踵部内装体A3を接合する縫代
の端部となる段部5を形成している。
【0020】また、外甲側側部つま先接合縁4のつま先
端部より内甲側側部片A2″の内甲側甲上部接合縁26
と接合される、ゆるやかな円弧状の外甲側甲上部接合縁
6を形成し、外甲側甲上部接合縁6の上端から前記段部
5まで、外甲側踵部内装体接合縁7を形成している。
【0021】内甲側底部片A2′は、内甲側底部中心接
合縁21の土踏まず部が25cmの足長で約1cm内甲
側に湾曲して形成しており、つま先部の内甲側底部片A
2′と内甲側側部片A2″との分離点cから内甲側底部
中心接合縁21まで、つま先部の底面内甲側の曲線とな
る内甲側底部つま先接合縁22を形成している。
【0022】また、踵部の内甲側底部片A2′と内甲側
側部片A2″との分離点dから内甲側底部中心接合縁2
1まで、踵部の底面内甲側の曲線となる内甲側底部踵接
合縁23を形成している。
【0023】内甲側側部片A2″は、つま先部に前記内
甲側底部片A2′と内甲側側部片A2″との分離点cか
ら内甲側底部つま先接合縁22に接合される内甲側側部
つま先接合縁24の曲線が、内甲側底部つま先接合縁2
2の曲線とは逆方向に形成され、内甲側側部つま先接合
縁24と内甲側底部つま先接合縁22とで、分離点cを
下端とする略V字の形状を呈している。
【0024】また、踵部の内甲側底部片A2′と内甲側
側部片A2″との分離点dからS字形状の内甲側踵部内
装体接合縁27に沿って、踵部内装体A3を接合する縫
代の端部となる段部25を形成している。
【0025】また、内甲側側部つま先接合縁24のつま
先端部より外甲側側部片A1″の外甲側甲上部接合縁6
と接合される、ゆるやかな円弧状の内甲側甲上部接合縁
26を形成し、内甲側甲上部接合縁26の上端から前記
段部25まで、内甲側踵部内装体接合縁27を形成して
いる。
【0026】踵部内装体A3は、外甲側踵側部35、踵
後部36および内甲側踵側部37を被覆するようにウレ
タン製合成皮革を裁断したもので、前記外甲側底部踵接
合縁3と内甲側底部踵接合縁23に接合される略円弧状
の踵底部接合縁31、外甲側側部片A1″の外甲側踵部
内装体接合縁7に接合されるS字形状の外甲側踵側部接
合縁32、内甲側側部片A2″の内甲側踵部内装体接合
縁27に接合されるS字形状の内甲側踵側部接合縁33
および該踵部内装体A3の上端を、外甲側踵側部接合縁
32の上端から内甲側踵側部接合縁33の上端まで、踵
部の中心線から略左右対称形にS字形状を連続させた曲
線で、はき口縁34を形成している。
【0027】前記形状に裁断された外甲側内装体A1と
内甲側内装体A2の、外甲側底部つま先接合縁2と外甲
側側部つま先接合縁4、内甲側底部つま先接合縁22と
内甲側側部つま先接合縁24を千鳥縫いする。次に、外
甲側甲上部接合縁6と内甲側甲上部接合縁26の中央よ
りやや上部より下端まで千鳥縫いし、続いて外甲側底部
中心接合縁1と内甲側底部中心接合縁21を千鳥縫いす
る。次に、外甲側底部踵接合縁3と内甲側底部踵接合縁
23および踵部内装体A3の踵底部接合縁31とを千鳥
縫いする。次に、S字形状の外甲側踵部内装体接合縁7
の段部5の幅に、踵部内装体A3の外甲側踵側部接合縁
32が内側になるように重ねて、重なり部をS字形状に
本縫いする。同様に内甲側踵部内装体接合縁27と内甲
側踵側部接合縁33を本縫いする。該部分を本縫いする
のは、千鳥縫いよりも縫い易く、耐久性があり、見栄え
が良いためである。上記のように、外甲側内装体A1、
内甲側内装体A2および踵部内装体A3を縫着すること
で、底部が靴型40の土踏まず部形状に沿う立体形状を
なし、踵後端部に縫い糸のないシューズ内装体Aとな
る。
【0028】図2はシューズ内装体Aの斜視図で、図に
示すように立体形状に縫着された各縫着接合部の上部よ
り、伸縮性のある防水テープ41を貼着する。防水テー
プ41は、まず、外甲側底部つま先接合縁2と外甲側側
部つま先接合縁4および内甲側底部つま先接合縁22と
内甲側側部つま先接合縁24の縫着部に貼着し、外甲側
底部踵接合縁3と内甲側底部踵接合縁23および踵底部
接合縁31の縫着部に貼着し、次に外甲側甲上部接合縁
6と内甲側甲上部接合縁26の縫着部から外甲側底部中
心接合縁1と内甲側底部中心接合縁21の縫着部を直線
状に貼着し、次に外甲側踵部内装体接合縁7と外甲側踵
側部接合縁32および内甲側踵部内装体接合縁27と内
甲側踵側部接合縁33の縫着部に貼着する。
【0029】図3の(a)は、靴型40に本発明のシュ
ーズ内装体Aを被着した足長方向縦断面図で、(a′)
は靴型40に従来のシューズ内装体A′を被着した足長
方向縦断面図である。(b)は(a)のX−X線横断面
図で、(b′)は(a′)のY−Y線横断面図である。
(a)と(a′)および(b)と(b′)に示すよう
に、本発明のシューズ内装体Aは、従来のシューズ内装
体A′のように、靴型40との間に隙間42が生じない
ので靴成形時にしわやたるみを生じない。
【0030】図4は外甲側内装体A1および内甲側内装
体A2に用いる防水透湿性シート43の断面図で、シュ
ーズ内装体Aの内面から布帛43a、スポンジ43b、
防水透湿性フィルム43c、トリコット生地43dの順
に積層し、夫々を公知の方法により接着したものであ
る。このように積層することで、薄い防水透湿性フィル
ム43cの摩擦による破れを防止するとともに、足当た
りの良いシューズ内装体Aとすることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のシューズ内装体は、靴型の土踏
まず部の立体形状に密着し、靴成形時にしわやたるみを
生じないので、着用者の足にフィットし、履き心地の良
いシューズにすることができる。
【0032】底部材の外周と側部材とを縫着するもの
は、つま先部と踵部の外周の曲線と、土踏まず部の外周
の曲線が逆方向となり、方向の異なる曲率の大きい連続
曲線を縫着する作業は難しく、熟練を要するものであり
手数がかかるが、本発明のシューズ内装体は、外甲側底
部中心接合縁および内甲側底部中心接合縁を直線状に縫
着するので、作業がし易くかつ確実に縫着できる。ま
た、縫着接合部の上部に接着する防水テープの貼着作業
も、甲上部接合縁から底部中心接合縁を直線状に貼着で
きるので、作業がし易くかつ確実に行える。
【0033】本発明の踵部内装体を用いることで、踵後
端部の縫い糸との摩擦による靴ずれやまめの防止、ま
た、縫い糸切れや防水透湿性シートの破れが起こること
がなくなる。
【0034】本発明のシューズ内装体は、各種のシュー
ズに適用できるが、特にゴルフシューズに最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシューズ内装体の展開平面図。
【図2】シューズ内装体の斜視図。
【図3】(a)は靴型に本発明のシューズ内装体を被着
した足長方向縦断面図。(a′)は靴型に従来のシュー
ズ内装体を被着した足長方向縦断面図。(b)は(a)
のX−X線横断面図。(b′)は(a′)のY−Y線横
断面図。
【図4】防水透湿性シートの断面図。
【図5】(a)は従来のシューズ内装体の展開平面図。
(b)は(a)の接合状態を示した斜視図。
【図6】(a)は従来の他のシューズ内装体の展開平面
図。(b)は(a)の接合状態を示した斜視図。
【図7】従来の他のシューズ内装体の斜視図。
【符号の説明】
A、A′ シューズ内装体 A1 外甲側内装体 A1′ 外甲側底部片 A1″ 外甲側側部片 A2 内甲側内装体 A2′ 内甲側底部片 A2″ 内甲側側部片 A3 踵部内装体 a、b、c、d 分離点 1 外甲側底部中心接合縁 2 外甲側底部つま先接合縁 3 外甲側底部踵接合縁 4 外甲側側部つま先接合縁 5 段部 6 外甲側甲上部接合縁 7 外甲側踵部内装体接合縁 21 内甲側底部中心接合縁 22 内甲側底部つま先接合縁 23 内甲側底部踵接合縁 24 内甲側側部つま先接合縁 25 段部 26 内甲側甲上部接合縁 内甲側踵部内装体接合縁 踵底部接合縁 外甲側踵側部接合縁 内甲側踵側部接合縁 はき口縁 外甲側踵側部 踵後部 内甲側踵側部 40 靴型 防水テープ 隙間 防水透湿性シート 43a 布帛 43b スポンジ 43c 防水透湿性フィルム 43d トリコット生地 甲被用シート 底面用シート 踵用シート 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外甲側底部片(A1′)に連接して外甲
    側側部片(A1″)を形成した防水透湿性シート(4
    3)からなる外甲側内装体(A1)と内甲側底部片(A
    2′)に連接して内甲側側部片(A2″)を形成した防
    水透湿性シート(43)からなる内甲側内装体(A2)
    および踵部を被覆する踵部内装体(A3)の3枚により
    立体的に形成されたシューズ内装体(A)であって、前
    記外甲側底部片(A1′)の外甲側底部中心接合縁
    (1)の土踏まず部が外甲側に湾曲して形成され、また
    内甲側底部片(A2′)の内甲側底部中心接合縁(2
    1)の土踏まず部が内甲側に湾曲して形成され、該外甲
    側底部中心接合縁(1)および内甲側底部中心接合縁
    (21)を縫着することで、底部が靴型(40)の土踏
    まず部形状に沿う立体形状をなしたことを特徴とするシ
    ューズ内装体(A)。
  2. 【請求項2】 前記踵部内装体(A3)は、外甲側踵側
    部(35)、踵後部(36)および内甲側踵側部(3
    7)を被覆するように形成したことを特徴とする請求項
    1記載のシューズ内装体(A)。
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