JP2009148477A - 靴 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】靴2は、アッパー4、底部6及びインナー部材16を備えている。アッパー4は、表材18を有している。インナー部材16は、底面26、側面22,24及び甲部36を有している。底面26、側面22、24及び甲部36が、防水性シートにより形成されている。上記甲部36に貫通孔35が設けられている。好ましくは、インナー部材16の上記甲部36と上記表材18との間にダブルラッセルメッシュ材17が配置される。このダブルラッセルメッシュ材17が、インナー部材16の甲部36に接しつつこの甲部16の上側に積層されている。ダブルラッセルメッシュ材17は、アッパー4の縁部E1にまで延在し、この縁部E1において、ダブルラッセルメッシュ材17又はこのダブルラッセルメッシュ材に隣接して配された通気性部材が、靴2の外部に露出している。
【選択図】図2
Description
(工程1)防水性シートを裁断して複数枚のシート(右側シート30、左側シート32及び上側シート34)を得る。
(工程2)上側シート34に貫通孔35を設ける。
(工程3)複数の防水性シート30、32及び34を接合して、靴のような形状のインナー部材16を得る。
(b)この前端部54aの上側(内側)に、透水性部材56が配置されている。
(c)上側シート54とメッシュ材46とは、互いに突き合わされて縫合されているのではなく、メッシュ材46の上側に上側シート54が重ねられた状態で縫合されている(図14参照)。
(d)上側シート54とメッシュ材46との縫合部分に、シーリング58が設けられている(図16参照)。
(工程1)縫い目N3が形成される。
(工程2)縫い目N3により表材18と縫合された縫合部材が折り返され、この縫合部材が表材18の下側に配置される。
(工程3)折り返された上記縫合部材と表材18とが縫合され、縫い目N4が形成される。
なお、上記縫合部材とは、ダブルラッセルメッシュ材64又は通気性部材70である。
図1等で示される上記第一実施形態の靴2と同じ靴を作製した。表材として、防水加工が施された人工皮革が使用された。防水性シートに内装されている防水フィルムの材質は、ポリウレタンとされた。この防水フィルムとして、JIS L 1099Bに準拠して測定された透湿性が約10000g/m2・24h以上の防水フィルムが用いられた。JIS L 1092に準拠して測定されたこの防水フィルムの耐水圧は、10000mm以上であった。防水性シートの内層として、JIS L 1018のバイレック法で測定された吸水性が60mm以上であるナイロンメッシュ材が用いられた。更に、このナイロンメッシュ材と防水フィルムとの間に、2.5mmの厚みを有するウレタン発泡スポンジ層が配置された。防水性シートの外層は、3030ナイロントリコット材とされた。透湿性が損なわれないようにする観点から、ナイロンメッシュ材とウレタン発泡スポンジ層とはフレームラミネーションにより張り合わされ、ウレタン発泡スポンジ層と防水フィルムとはフレームラミネーションにより張り合わされ、防水フィルムとナイロントリコット材とは点接着により張り合わされた。
インナー部材に上記貫通孔が設けられなかった他は実施例と同様にして、比較例に係る靴を得た。
JIS L 1099Bに準拠して測定された透湿性が約10000g/m2・24hである防水フィルムを袋状とし、この中に200ccの水を入れて密封し、水袋を得た。この水袋を、靴の内部に挿入し、更に、履き口から鳩目にかけての靴の開口部分を塩化ビニル製フィルムで密封して、試験体を得た。この試験体を35℃の恒温槽に入れ、4時間放置した。恒温槽に入れてから1時間経過後の試験体の総質量W1と、恒温槽に入れてから4時間経過後の試験体の総質量W2とが測定された。総質量の差(W1−W2)は、実施例の靴が1.9gであったのに対して、比較例の靴は1.2gであった。差(W1−W2)は、3時間の間に靴の内部から放出された水分量である。実施例は、比較例よりも通気性に優れていた。
4、62・・・アッパー
6・・・底部
8・・・インソール
10・・・ミッドソール
12・・・アウトソール
14・・・突起
16、42、52・・・インナー部材
17、64、68・・・ダブルラッセルメッシュ材
18・・・表材
20・・・補強部材
22・・・右側面(側面)
23・・・鳩目穴
24・・・左側面(側面)
25・・・鳩目金具
26・・・底面
27・・・靴紐
28、44・・・インナー部材の上面
30・・・右側シート
32・・・左側シート
34・・・上側シート
35・・・貫通孔
36・・・インナー部材の甲部
46・・・メッシュ材
54・・・上側シート
56・・・透水性部材
58・・・シーリング
70・・・通気性部材
R・・・露出部
Claims (5)
- アッパー、底部及びインナー部材を備えており、
上記アッパーが、表材を有しており、
上記インナー部材が、底面、側面及び甲部を有しており、
上記底面、上記側面及び上記甲部が、防水性シートにより形成されており、
上記甲部に貫通孔が設けられている靴。 - アッパー、底部及びインナー部材を備えており、
上記アッパーが、表材を有しており、
上記インナー部材が、底面、側面及び甲部を有しており、
上記底面及び上記側面が、防水性シートにより形成されており、
上記甲部の少なくとも一部が、メッシュ材により形成されている靴。 - 上記インナー部材の上記甲部と上記表材との間にダブルラッセルメッシュ材が配置され、
このダブルラッセルメッシュ材が、上記インナー部材の甲部に接しつつこの甲部の上側に積層されており、
このダブルラッセルメッシュ材又はこのダブルラッセルメッシュ材に隣接して配された通気性部材が上記アッパーの縁部にまで延在しており、この縁部において、上記ダブルラッセルメッシュ材又は上記通気性部材が、靴の外部に露出する露出部を有している請求項1又は2に記載の靴。 - 上記露出部が、上記ダブルラッセルメッシュ材の端面であり、この端面が、上記アッパーの鳩目穴の左右方向内側に位置している請求項3に記載の靴。
- 上記露出部は、上記ダブルラッセルメッシュ材又は上記通気性部材の端面を覆うように曲がっている曲がり部を有する請求項3に記載の靴。
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