JP2000157113A - 尻 栓 - Google Patents

尻 栓

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JP2000157113A
JP2000157113A JP10336948A JP33694898A JP2000157113A JP 2000157113 A JP2000157113 A JP 2000157113A JP 10336948 A JP10336948 A JP 10336948A JP 33694898 A JP33694898 A JP 33694898A JP 2000157113 A JP2000157113 A JP 2000157113A
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Nobuyoshi Utsuno
信義 宇都野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竿体の出し入れまたは連結を円滑にする尻栓
を提供する。 【解決手段】 この尻栓20は、円柱状の本体部21
と、本体部21を軸方向に貫通する貫通孔24とを有し
ている。そして、貫通孔24を塞ぐように本体部21の
竿元側端面を覆っている網状部材23とを有している。
貫通孔24は、元上竿2の内部に振出形式で収納される
中竿3の外径よりやや大きく、貫通孔24内に中竿3が
収納可能になっている。また、網状部材23は、ナイロ
ン繊維等の合成樹脂繊維材から形成される網状の部材で
あり、本体部21の竿元側端面で貫通孔24を覆うよう
に接着剤等で固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の竿体が連結
された釣竿において、竿体の竿元側に取り付けられる尻
栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振出形式の釣竿は、内部竿体と、
内部竿体の竿元側に連結され内部竿体を内部に収納可能
な外部竿体とを備えている。外部竿体は、例えば、炭素
繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグからなる先細り
筒状部材であって、竿元側端部には栓状の第1尻栓がは
め込まれている。また、内部竿体も外部竿体と同様のマ
ンドレルから形成される筒状部材であって、竿元側端部
には栓状の第2尻栓がはめ込まれている。これら第1尻
栓及び第2尻栓はそれぞれ外部竿体,内部竿体の竿尻側
を塞栓するものであって、外部竿体にあっては外部竿体
内に収納される内部竿体が竿元側から抜け出てしまうの
を抑え、内部竿体にあっては内部竿体内にさらに収納さ
れる他の竿体が竿元側から抜け出てしまうのを抑えてい
る。
【0003】この従来の振出形式の釣竿では、内部竿体
を外部竿体の穂先側に突出させて一本の竿体として魚釣
りを行う。そして、釣りを終えた後には、内部竿体を外
部竿体内に収納してコンパクトな状態にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の振出式の釣竿に
おいて外部竿体内に内部竿体を出し入れする場合、外部
竿体内の空気の出入りが悪く、内部竿体の挿入や引き出
しが円滑に行えない場合がある。これは、外部竿体内の
内部竿体を収納するための空間が外部竿体,内部竿体及
び第1,第2尻栓によって密閉に近い状態にされている
ので、閉塞された注射器のピストン棒及びシリンダの様
に空気抵抗が生じて、内部竿体の出し入れが円滑に行え
ないのである。
【0005】また、振出式の釣竿のみではなく並継形式
で複数の竿体が連結された釣竿にあっても、竿体を順次
連結する場合に、振出式の竿体同様に竿体内の空気抵抗
によって各竿体を連結するのが円滑に行えない場合があ
る。
【0006】本発明の課題は、竿体の出し入れまたは連
結を円滑にする尻栓を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1の尻栓は、複数の
竿体を連結した釣竿を構成する竿体の竿元側端部に取り
付けられる尻栓であって、竿体の竿元側端部に固定され
軸方向に貫通した貫通孔を有する筒状の本体部と、本体
部の貫通孔を覆うように配置された網状部材とを備えて
いる。
【0008】この場合には、例えば一の竿体内に他の竿
体を振出形式で出し入れする際に、一の竿体の内部に形
成されている他の竿体を収納可能な空間に対して尻栓が
空気の出入り口を提供する。即ち、この尻栓に形成され
た貫通孔を空気が通過可能なので、一の竿体の内部に形
成されている他の竿体を収納可能な空間が密閉に近い状
態でなくなる。この結果、一の竿体内に他の竿体を円滑
に出し入れできる。また、この貫通孔は網状部材が覆い
塞いでいるので、他の竿体が一の竿体の竿元側に飛び出
てしまうこともない。また、並継形式に竿体を連結する
場合にあっても、竿体内に空気が溜まって空気抵抗が生
じるのを抑えるので、竿体を円滑に連結できる。
【0009】発明2の尻栓は、発明1の尻栓であって、
網状部材は本体部の竿元側端面において貫通孔を覆って
いる。
【0010】この場合には、網状部材が本体部の竿元側
端面において貫通孔を覆い塞いでおり、一の竿体内に他
の竿体を振出形式で出し入れする際に、他の竿体が一の
竿体の竿元側に飛び出してしまうことはない。
【0011】発明3の尻栓は、発明1または2の尻栓で
あって、尻栓は竿体に脱着自在に取り付けられている。
【0012】この場合には、必要に応じて尻栓を竿体か
ら取り外して、他の竿体を収納したりゴミ等を排除した
りすることができる。
【0013】発明4の尻栓は、発明3の尻栓であって、
本体部は筒状竿体の竿元側端部に螺合可能な雄ねじ部を
有している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。 (元竿1及び元上竿2の構造)図1及び図2に示すよう
に、本発明の一実施形態を採用した中通し竿は、元竿1
と、元竿1の穂先側に振出形式で連結された元上竿2
と、元上竿2の穂先側に振出形式で連結された複数の中
竿3及び穂先竿(図示せず)を有している。
【0015】元竿1は、先細りのテーパが設けられ内部
に竿体収納部100を有する筒状部材である。例えば、
炭素繊維等の強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレ
グから形成されている。図2に詳しく示すように、内部
の竿体収納部100には元上竿2が挿入され収納可能で
ある。穂先側端部1aは他の部分に比べてやや肉厚であ
りかつ内径が他の部分より小径になっている。また、竿
元側端部の内周面はねじ山が形成されており雌ねじ部1
bとなっている。そして、この元竿1は、竿元側端部の
雌ねじ部1bに脱着自在に螺合した尻栓10と、リール
5が取り付け可能なリールシート4とを有している。
【0016】元上竿2は、元竿1と同様に先細りのテー
パが設けられ内部に竿体収納部を有する筒状部材であ
る。図2に詳しく示すように、内部に中竿3等を順次収
納可能な竿体収納部200が形成されている。この元上
竿2の軸方向のほぼ中央付近2aは、他の部分に比べて
やや肉厚でありかつ外径が他の部分に比べて大きく形成
されている。そして、元竿1の穂先側端部1aと嵌合す
ることにより、元上竿2が元竿1の竿元側まで挿入され
た状態で元竿1と元上竿2とを固定するようになってい
る。一方、元上竿2の竿元側端部2bも、他の部分に比
べてやや肉厚でありかつ外径が他の部分に比べて大きく
形成されている。そして、元竿1の穂先側端部1aと嵌
合することにより、元上竿2が元竿1の穂先側に引き出
された状態で元竿1と元上竿2とを固定するようになっ
ている。また、元上竿2の竿元側端部2bの内周面には
ねじ山が形成されて雌ねじ部2cとなっている。そし
て、この元上竿2は、竿元側端部の雌ねじ部2cに脱着
自在に螺合した尻栓20と、穂先側の外周面に形成され
リール5からの釣糸Lを内部に導入するための釣糸導入
孔7と、釣糸導入孔7にリール5からの釣糸Lを導く釣
糸導入ガイド6をと有している。 (尻栓20の構成)図3及び図4に詳しく示すように、
尻栓20は、円柱状の本体部21と、本体部21を軸方
向に貫通する貫通孔24とを有している。そして、貫通
孔24を塞ぐように本体部21の竿元側端面を覆ってい
る網状部材23とを有している。
【0017】本体部21は元上竿2の竿元側の外径に合
致するように形成された円筒状部材であり、穂先側の一
部は元上竿2の竿元側の内径に合致するように他の部分
より小径に形成されている。そして、この小径に形成さ
れた部分にはねじ山が形成されており、雄ねじ部22と
なっている。この本体部21は合成樹脂または金属から
形成されている。
【0018】貫通孔24は、図5に示すように、元上竿
2の内部に振出形式で収納される中竿3の外径よりやや
大きく、貫通孔24内に中竿3が収納可能になってい
る。なお、本体部21の穂先側端面には中竿3が接触す
る場合があるので、中竿3を損傷しないようにネオプレ
ン(登録商標),ポリウレタンゴム等の比較的柔らかい
スポンジ状の弾性部材を配置してもよい。
【0019】網状部材23は、ナイロン繊維等の合成樹
脂繊維材から形成される網状の部材であり、本体部21
の竿元側端面で貫通孔24を覆うように接着剤等で固定
されている。単一の網状部材23を固定するほかに、複
数の網状部材23を重ねて配置して強度を上げてもよ
い。
【0020】この尻栓20を元上竿2の竿元側に装着し
た本実施形態を採用した釣竿では、元竿1内に元上竿2
を振出形式で出し入れする際に、元竿1の内部に形成さ
れている竿体収納部100に対して尻栓20が空気の出
入り口を提供する。具体的には、この尻栓20に形成さ
れた貫通孔24を空気が通過可能であり、元上竿2側か
ら空気が元竿1の竿体収納部100内に出入りする。こ
のように、竿体収納部100が密閉に近い状態になるの
を尻栓20が抑えるので、空気の抵抗を受けることなく
円滑に元竿1内に元上竿2を出し入れできる。また、こ
の貫通孔24は網状部材23が覆い塞いでいるので、空
気が良好に流れるとともに、元上竿2内に収納される中
竿3等が元上竿2の竿元側に飛び出すこともない。
【0021】さらに、元上竿2の竿元側の雌ねじ部2c
に雄ねじ部22が螺合することで、尻栓20は元上竿2
に脱着自在に固定されており、必要に応じて容易に取り
外して、中竿3等を収納したりゴミ等を排除したりする
ことができる。
【0022】[他の実施形態] (a)上記実施形態において、尻栓10を尻栓20と同
様に構成してもよい。
【0023】この場合にも、元竿1の竿体収納部100
が密閉状態になるのを抑えることができる。 (b)尻栓の貫通孔は複数個設けてもよい。 (c)上記実施形態においては、1つの貫通孔24が比
較的大径に形成されているが、より小径の貫通孔24を
形成して中竿3を収納不能としてもよい。 (d)図6に示すように、尻栓30の本体部31の穂先
側及び竿元側の両端面に網状部材33,35をそれぞれ
配置して貫通孔34を覆ってもよい。 (e)上記実施形態は振出形式の釣竿において説明した
が、並継形式の釣竿においても同様に用いることができ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る尻栓によれば、竿体の出し
入れを円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した中通し竿の全体
図。
【図2】図1の中通し竿において元上竿2を元竿1内に
収納した状態を示す図。
【図3】図2の尻栓20の拡大図断面図。
【図4】図2の尻栓20の拡大斜視図。
【図5】図2の尻栓20に中竿3が至った状態を示す拡
大断面図。
【図6】本発明の他の実施形態を採用した尻栓の拡大断
面図。
【符号の説明】
1 元竿 2 元上竿 10,20,30 尻栓 21,31 本体部 22,32 雄ねじ部 23,33,35 網状部材 24,34 貫通孔 100,200 竿体収納部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の竿体を連結した釣竿を構成する竿体
    の竿元側端部に取り付けられる尻栓であって、 前記竿体の竿元側端部に固定され、軸方向に貫通した貫
    通孔を有する筒状の本体部と、 前記本体部の貫通孔を覆うように配置された網状部材と
    を備えた尻栓。
  2. 【請求項2】前記網状部材は前記本体部の竿元側端面に
    おいて前記貫通孔を覆っている、請求項1に記載の尻
    栓。
  3. 【請求項3】前記尻栓は前記竿体に脱着自在に取り付け
    られている、請求項1または2に記載の尻栓。
  4. 【請求項4】前記本体部は前記竿体の竿元側端部に螺合
    可能な雄ねじ部を有している、請求項3に記載の尻栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200003A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Shimano Inc 尻栓

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