JP4079294B2 - 尻栓を有する竿体 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、複数の竿体が連結された釣竿において、竿体の竿元側に尻栓が取り付けられる尻栓を有する竿体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の振出形式の釣竿は、内部竿体と、内部竿体の竿元側に連結され内部竿体を内部に収納可能な外部竿体とを備えている。外部竿体は、例えば、炭素繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグからなる先細り筒状部材であって、竿元側端部には栓状の第1尻栓がはめ込まれている。また、内部竿体も外部竿体と同様のマンドレルから形成される筒状部材であって、竿元側端部には栓状の第2尻栓がはめ込まれている。これら第1尻栓及び第2尻栓はそれぞれ外部竿体,内部竿体の竿尻側を塞栓するものであって、外部竿体にあっては外部竿体内に収納される内部竿体が竿元側から抜け出てしまうのを抑え、内部竿体にあっては内部竿体内にさらに収納される他の竿体が竿元側から抜け出てしまうのを抑えている。
【0003】
この従来の振出形式の釣竿では、内部竿体を外部竿体の穂先側に突出させて一本の竿体として魚釣りを行う。そして、釣りを終えた後には、内部竿体を外部竿体内に収納してコンパクトな状態にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の振出式の釣竿において外部竿体内に内部竿体を出し入れする場合、外部竿体内の空気の出入りが悪く、内部竿体の挿入や引き出しが円滑に行えない場合がある。これは、外部竿体内の内部竿体を収納するための空間が外部竿体,内部竿体及び第1,第2尻栓によって密閉に近い状態にされているので、閉塞された注射器のピストン棒及びシリンダの様に空気抵抗が生じて、内部竿体の出し入れが円滑に行えないのである。
【0005】
また、振出式の釣竿のみではなく並継形式で複数の竿体が連結された釣竿にあっても、竿体を順次連結する場合に、振出式の竿体同様に竿体内の空気抵抗によって各竿体を連結するのが円滑に行えない場合がある。
【0006】
本発明の課題は、竿体の出し入れまたは連結を円滑にする尻栓を有する竿体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明1の尻栓を有する竿体は、複数の竿体を連結した釣竿において、竿元側端部に尻栓が取り付けられる尻栓を有する竿体であって、前記竿体は、元竿の穂先側に連結される元上竿であり、前記尻栓は、前記元上竿の前記竿元側端部に固定され、軸方向に貫通した貫通孔を有する筒状の本体部と、前記本体部の前記貫通孔を塞ぐように配置された網状部材とを備え、前記貫通孔は、前記元上竿内の中竿を収納可能であるとともに、空気が通過可能なものであり、前記網状部材は、前記空気が通過可能であるとともに、前記中竿が前記元上竿に収納されているとき、前記中竿が前記竿元側に飛び出さないようにしているものであり、前記元竿の内部に形成された竿体収納部に前記元上竿が収納されるとき、前記竿体収納部と前記元上竿間で空気の出入りを可能にすることを特徴とする。
【0010】
この場合には、例えば一の竿体内に他の竿体を振出形式で出し入れする際に、一の竿体の内部に形成されている他の竿体を収納可能な空間に対して尻栓が空気の出入り口を提供する。即ち、この尻栓に形成された貫通孔を空気が通過可能なので、一の竿体の内部に形成されている他の竿体を収納可能な空間が密閉に近い状態でなくなる。この結果、一の竿体内に他の竿体を円滑に出し入れできる。また、この貫通孔は網状部材が覆い塞いでいるので、他の竿体が一の竿体の竿元側に飛び出てしまうこともない。また、並継形式に竿体を連結する場合にあっても、竿体内に空気が溜まって空気抵抗が生じるのを抑えるので、竿体を円滑に連結できる。
また、網状部材が本体部の竿元側端面において貫通孔を覆い塞いでおり、一の竿体内に他の竿体を振出形式で出し入れする際に、他の竿体が一の竿体の竿元側に飛び出してしまうことはない。
【0011】
発明の尻栓を有する竿体は、発明1の尻栓を有する竿体であって、尻栓は竿体に脱着自在に取り付けられている。
【0012】
この場合には、必要に応じて尻栓を竿体から取り外して、他の竿体を収納したりゴミ等を排除したりすることができる。
【0013】
発明の尻栓を有する竿体は、発明の尻栓を有する竿体であって、本体部は筒状竿体の竿元側端部に螺合可能な雄ねじ部を有している。
発明4の尻栓は、本発明1〜3のいずれか1に記載の尻栓であって、前記本体部は、前記穂先側の端面にスポンジ状の弾性部材が配置されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(元竿1及び元上竿2の構造)
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態を採用した中通し竿は、元竿1と、元竿1の穂先側に振出形式で連結された元上竿2と、元上竿2の穂先側に振出形式で連結された複数の中竿3及び穂先竿(図示せず)を有している。
【0015】
元竿1は、先細りのテーパが設けられ内部に竿体収納部100を有する筒状部材である。例えば、炭素繊維等の強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグから形成されている。図2に詳しく示すように、内部の竿体収納部100には元上竿2が挿入され収納可能である。穂先側端部1aは他の部分に比べてやや肉厚でありかつ内径が他の部分より小径になっている。また、竿元側端部の内周面はねじ山が形成されており雌ねじ部1bとなっている。そして、この元竿1は、竿元側端部の雌ねじ部1bに脱着自在に螺合した尻栓10と、リール5が取り付け可能なリールシート4とを有している。
【0016】
元上竿2は、元竿1と同様に先細りのテーパが設けられ内部に竿体収納部を有する筒状部材である。図2に詳しく示すように、内部に中竿3等を順次収納可能な竿体収納部200が形成されている。この元上竿2の軸方向のほぼ中央付近2aは、他の部分に比べてやや肉厚でありかつ外径が他の部分に比べて大きく形成されている。そして、元竿1の穂先側端部1aと嵌合することにより、元上竿2が元竿1の竿元側まで挿入された状態で元竿1と元上竿2とを固定するようになっている。一方、元上竿2の竿元側端部2bも、他の部分に比べてやや肉厚でありかつ外径が他の部分に比べて大きく形成されている。そして、元竿1の穂先側端部1aと嵌合することにより、元上竿2が元竿1の穂先側に引き出された状態で元竿1と元上竿2とを固定するようになっている。また、元上竿2の竿元側端部2bの内周面にはねじ山が形成されて雌ねじ部2cとなっている。そして、この元上竿2は、竿元側端部の雌ねじ部2cに脱着自在に螺合した尻栓20と、穂先側の外周面に形成されリール5からの釣糸Lを内部に導入するための釣糸導入孔7と、釣糸導入孔7にリール5からの釣糸Lを導く釣糸導入ガイド6を有している。
(尻栓20の構成)図3及び図4に詳しく示すように、尻栓20は、円柱状の本体部21と、本体部21を軸方向に貫通する貫通孔24とを有している。そして、貫通孔24を塞ぐように本体部21の竿元側端面を覆っている網状部材23を有している。
【0017】
本体部21は元上竿2の竿元側の外径に合致するように形成された円筒状部材であり、穂先側の一部は元上竿2の竿元側の内径に合致するように他の部分より小径に形成されている。そして、この小径に形成された部分にはねじ山が形成されており、雄ねじ部22となっている。この本体部21は合成樹脂または金属から形成されている。
【0018】
貫通孔24は、図5に示すように、元上竿2の内部に振出形式で収納される中竿3の外径よりやや大きく、貫通孔24内に中竿3が収納可能になっている。なお、本体部21の穂先側端面には中竿3が接触する場合があるので、中竿3を損傷しないようにネオプレン,ポリウレタンゴム等の比較的柔らかいスポンジ状の弾性部材を配置してもよい。
【0019】
網状部材23は、ナイロン繊維等の合成樹脂繊維材から形成される網状の部材であり、本体部21の竿元側端面で貫通孔24を覆うように接着剤等で固定されている。単一の網状部材23を固定するほかに、複数の網状部材23を重ねて配置して強度を上げてもよい。
【0020】
この尻栓20を元上竿2の竿元側に装着した本実施形態を採用した釣竿では、元竿1内に元上竿2を振出形式で出し入れする際に、元竿1の内部に形成されている竿体収納部100に対して尻栓20が空気の出入り口を提供する。具体的には、この尻栓20に形成された貫通孔24を空気が通過可能であり、元上竿2側から空気が元竿1の竿体収納部100内に出入りする。このように、竿体収納部100が密閉に近い状態になるのを尻栓20が抑えるので、空気の抵抗を受けることなく円滑に元竿1内に元上竿2を出し入れできる。また、この貫通孔24は網状部材23が覆い塞いでいるので、空気が良好に流れるとともに、元上竿2内に収納される中竿3等が元上竿2の竿元側に飛び出すこともない。
【0021】
さらに、元上竿2の竿元側の雌ねじ部2cに雄ねじ部22が螺合することで、尻栓20は元上竿2に脱着自在に固定されており、必要に応じて容易に取り外して、中竿3等を収納したりゴミ等を排除したりすることができる。
【0022】
[他の実施形態]
(a)上記実施形態において、尻栓10を尻栓20と同様に構成してもよい。
【0023】
この場合にも、元竿1の竿体収納部100が密閉状態になるのを抑えることができる。
(b)尻栓の貫通孔は複数個設けてもよい。
(c)上記実施形態においては、1つの貫通孔24が比較的大径に形成されているが、より小径の貫通孔24を形成して中竿3を収納不能としてもよい。
(d)図6に示すように、尻栓30の本体部31の穂先側及び竿元側の両端面に網状部材33,35をそれぞれ配置して貫通孔34を覆ってもよい。
(e)上記実施形態は振出形式の釣竿において説明したが、並継形式の釣竿においても同様に用いることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る尻栓を有する竿体によれば、竿体の出し入れを円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した中通し竿の全体図。
【図2】図1の中通し竿において元上竿2を元竿1内に収納した状態を示す図。
【図3】図2の尻栓20の拡大図断面図。
【図4】図2の尻栓20の拡大斜視図。
【図5】図2の尻栓20に中竿3が至った状態を示す拡大断面図。
【図6】本発明の他の実施形態を採用した尻栓の拡大断面図。
【符号の説明】
1 元竿
2 元上竿
10,20,30 尻栓
21,31 本体部
22,32 雄ねじ部
23,33,35 網状部材
24,34 貫通孔
100,200 竿体収納部

Claims (4)

  1. 複数の竿体を連結した釣竿において、竿元側端部に尻栓が取り付けられる尻栓を有する竿体であって、
    前記竿体は、元竿の穂先側に連結される元上竿であり、
    前記尻栓は、
    前記元上竿の前記竿元側端部に固定され、軸方向に貫通した貫通孔を有する筒状の本体部と、
    前記本体部の前記貫通孔を塞ぐように配置された網状部材とを備え
    前記貫通孔は、前記元上竿内の中竿を収納可能であるとともに、空気が通過可能なものであり、
    前記網状部材は、前記空気が通過可能であるとともに、前記中竿が前記元上竿に収納されているとき、前記中竿が前記竿元側に飛び出さないようにしているものであり、
    前記元竿の内部に形成された竿体収納部に前記元上竿が収納されるとき、前記竿体収納部と前記元上竿間で空気の出入りを可能にする、尻栓を有する竿体
  2. 前記尻栓は前記竿体に脱着自在に取り付けられている、
    請求項1に記載の尻栓を有する竿体
  3. 前記本体部は前記竿体の竿元側端部に螺合可能な雄ねじ部を有している、
    請求項に記載の尻栓を有する竿体
  4. 前記本体部は、前記穂先側の端面にスポンジ状の弾性部材が配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の尻栓を有する竿体。
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