JP2000156757A - データ通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継同報送信機能を有するデータ通信装置に
おいて、同一の宛先からの指示による中継同報送信の結
果通知を効率よく行う。 【解決手段】 この中継同報送信の結果通知において、
同一の中継同報を指示するデータ通信装置から複数の中
継同報送信が依頼された場合、これらの中継同報送信の
結果を１回の呼接続の中で、中継同報を指示したデータ
通信装置に通知する。また、複数の中継同報送信の結果
を一括して通知をする場合、中継同報を指定したデータ
通信装置で、長尺原稿のためにページ分割とならないよ
うに送信する。また、複数の中継同報送信の結果を一括
して通知をする場合、それぞれの中継同報の結果通知毎
に送信するページを変えるか、中継同報を指示したデー
タ通信装置で長尺原稿のためにページ分割とならない中
で、複数の中継同報の結果通知を同一ページとするかを
選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、特に中継同報が可
能なファクシミリ装置等のデータ通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、中継同報送信が可能なファク
シミリ装置が知られている。例えば、予めメモリボック
スに対応してサブアドレスと通信仕様を登録する機能を
有し、通信仕様として中継同報送信を登録しておくこと
により、送信側ファクシミリ装置からのサブアドレスに
よって中継同報送信が選択された場合に、中継同報送信
を実行するものである。

【０００３】そして、このファクシミリ装置では、中継
同報を指示したファクシミリ装置からの電話番号情報を
受信しておき、中継同報送信が終了後、中継同報を指示
したファクシミリ装置に対して発呼し、中継同報の送信
結果通知を送信する機能を有していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、１つの中継同報送信の実行に対して、
中継同報を指示したファクシミリ装置に１つの中継同報
結果通知を送信するので、同一の宛先から中継同報送信
の指定がほぼ同時にある場合でも、その同一宛先に対し
て中継同報送信の結果通知を複数回送信することにな
り、通信コストも増え、無駄であるという大きな欠点が
あった。

【０００５】本発明は、同一の宛先からの指示による中
継同報送信の結果通知を効率よく行うことができるデー
タ通信装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本出願の第１の発明は、
中継同報送信機能を有するデータ通信装置において、中
継同報を指示するデータ通信装置から通知される電話番
号情報を受信する受信手段と、同一の中継同報を指示す
るデータ通信装置から一定期間内に複数の中継同報送信
を依頼された場合に、これらの中継同報送信の実行結果
をまとめて１回の呼接続の中で、前記中継同報を指示し
たデータ通信装置に通知する通知手段とを有することを
特徴とする。

【０００７】また、本出願の第２の発明は、第１の発明
において、複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接
続の中で行う場合、中継同報を指示したデータ通信装置
で、長尺原稿のためにページ分割とならないように１ペ
ージの中に結果通知を納めるように通知情報を作成して
送信することを特徴とする。

【０００８】また、本出願の第３の発明は、第１、２の
発明において、複数の中継同報送信の結果通知を１回の
呼接続の中で行う場合、それぞれの中継同報の結果通知
毎に送信するページを変えるか、中継同報を指示したデ
ータ通信装置で長尺原稿のためにページ分割とならない
ように、複数の中継同報の結果通知を１ページの中に納
めるように通知情報を作成して送信するかを選択する選
択手段を有することを特徴とする。

【０００９】また、本出願の第４の発明は、第３の発明
において、中継同報を指示したデータ通信装置が１つの
中継同報の結果通知を受信でき、かつ余白が発生しない
記録紙を有している場合には、複数の中継同報の結果通
知を１ページの中に納めるようにすることが選択されて
いても、それぞれの中継同報の結果通知毎に送信するペ
ージを変えることを特徴とする。

【００１０】また、本出願の第５の発明は、第１〜第４
の発明において、中継同報を指示するデータ通信装置か
ら通知されるＩＤ情報を受信する受信手段を有し、複数
の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で行う場
合、同一の中継同報を指示するデータ通信装置から異な
るＩＤ情報を受信した場合、複数の中継同報の結果通知
を１ページの中に納めるようにすることが選択されてい
ても、ＩＤの一致する中継同報結果は１ページに納めて
送信し、ＩＤの異なる中継同報結果は異なるページとし
て送信することを特徴とする。

【００１１】また、本出願の第６の発明は、中継同報送
信機能を有するデータ通信装置の制御方法において、同
一の中継同報を指示するデータ通信装置から一定期間内
に複数の中継同報送信を依頼された場合に、これらの中
継同報送信の実行結果をまとめて１回の呼接続の中で、
前記中継同報を指示したデータ通信装置に通知すること
を特徴とする。

【００１２】また、本出願の第７の発明は、第６の発明
において、複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接
続の中で行う場合、中継同報を指示したデータ通信装置
で、長尺原稿のためにページ分割とならないように１ペ
ージの中に結果通知を納めるように通知情報を作成して
送信することを特徴とする。

【００１３】また、本出願の第８の発明は、第６、第７
の発明において、複数の中継同報送信の結果通知を１回
の呼接続の中で行う場合、それぞれの中継同報の結果通
知毎に送信するページを変えるか、中継同報を指示した
データ通信装置で長尺原稿のためにページ分割とならな
いように、複数の中継同報の結果通知を１ページの中に
納めるように通知情報を作成して送信するかを選択する
選択手段を有することを特徴とする。

【００１４】また、本出願の第９の発明は、第８の発明
において、中継同報を指示したデータ通信装置が１つの
中継同報の結果通知を受信でき、かつ余白が発生しない
記録紙を有している場合には、複数の中継同報の結果通
知を１ページの中に納めるようにすることが選択されて
いても、それぞれの中継同報の結果通知毎に送信するペ
ージを変えることを特徴とする。

【００１５】また、本出願の第１０の発明は、第６〜第
９の発明において、複数の中継同報を指示するデータ通
信装置から通知されるＩＤ情報を受信するとともに、複
数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で行う
場合、同一の中継同報を指示するデータ通信装置から異
なるＩＤ情報を受信した場合、複数の中継同報の結果通
知を１ページの中に納めるようにすることが選択されて
いても、ＩＤの一致する中継同報結果は１ページに納め
て送信し、ＩＤの異なる中継同報結果は異なるページと
して送信することを特徴とする。

【００１６】上述した第１、第６の発明では、複数の中
継同報の送信結果を１回の呼接続の中で送信することが
可能になり、通信費が安くなり、かつ、無駄な通信回線
の占有を減少でき、便利な装置を提供できる。

【００１７】また、第２、第７の発明では、複数の中継
同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で送信でき、か
つ、その中継同報送信の結果通知は、中継同報送信を指
示したデータ通信装置において長尺のため複数ページに
分割されることはなく、見やすい結果通知を送ることが
できる。

【００１８】また、第３、第８の発明では、１回の呼接
続の中で複数の中継同報の結果通知を送信する場合、中
継同報を指示したデータ通信装置において、各中継同報
の送信結果を別の記録紙に出力して配布時の利便性や見
やすさを優先する、あるいは長尺のためページ分割とな
らない中で記録紙を有効利用する、の選択が可能にな
り、便利な送信結果通知機能を提供できる。

【００１９】また、第４、第９の発明では、中継同報送
信の結果通知が例えばＡ５サイズで、複数の中継同報の
結果通知を同一ページとすることが選択されていて、中
継同報を指定したデータ通信装置にＡ５、Ａ４サイズの
記録紙がある場合、複数の中継同報の結果通知をそれぞ
れ別のページとして送信でき、中継同報を指定したデー
タ通信装置での記録紙の無駄もなく、配布しやすく、か
つ見やすく、かつ便利な送信結果通知機能を提供でき
る。

【００２０】また、第５、第９の発明では、複数の中継
同報の結果通知を同一ページとすることが選択されてい
て、同一宛先からの中継同報送信の指定が複数あった場
合、この中継同報送信の結果通知は１回の呼接続の中で
複数送信するが、同一ＩＤに対しては同一ページとし、
異なるＩＤに対しては別ページとして送信でき、中継同
報送信を指定したデータ通信装置のユーザは、中継同報
送信の結果通知の扱いが簡単になった。

【００２１】

【発明の実施の形態および実施例】図１は、本発明の一
実施例によるファクシミリ装置の構成を示すブロック図
である。

【００２２】ＮＣＵ（網制御装置）２は、電話網をデー
タ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、
電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への
切換えを行なったり、ループの保持を行なうものであ
る。また、ＮＣＵ２は、制御回路２０からの信号レベル
（信号線２０ａ）が「０」であれば、電話回線２ａを電
話機４側に接続し、信号レベルが「１」であれば、電話
回線２ａをファクシミリ装置側に接続するものである。
なお、通常状態では、電話回線２ａは、電話機４側に接
続されている。

【００２３】ハイブリッド回路６は、送信系の信号と受
信系の信号とを分離し、加算回路１２からの送信信号を
ＮＣＵ２経由で、電話回線２ａに送出し、相手側からの
信号をＮＣＵ２経由で受取り、信号線６ａ経由で、変復
調器８に送るものである。

【００２４】変復調器８は、ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｖ．８、
Ｖ．２１、Ｖ．２７ｔｅｒ、Ｖ．２９、Ｖ．１７、Ｖ．
３４に基づいた変調、および復調を行なうものであり、
信号線２０ｃにより、各伝送モードが指定される。この
変復調器８は、信号線２０ｂに出力されている信号を入
力し、変調データを信号線８ａに出力し、信号線６ａに
出力されている受信信号を入力し、復調データを信号線
８ｂに出力する。

【００２５】ＡＮＳａｍ送出回路１０は、ＡＮＳａｍ信
号を送出する回路であり、信号線２０ｄに信号レベル
「１」の信号が出力されている時には、信号線１０ａに
ＡＮＳａｍ信号を送出し、信号線２０ｄに信号レベル
「０」の信号が出力されている時には、信号線１０ａに
何も信号を出力しない。

【００２６】加算回路１２は、信号線８ａの情報と信号
線１０ａの情報と信号線２２ａの情報を入力し、加算し
た結果を信号線１２ａに出力するものである。読取回路
１４は、原稿の画像を読取り、この読取り画像データを
信号線１４ａに出力するものである。記録回路１６は、
信号線２０ｅに出力されている情報を順次１ライン毎に
記録するものである。

【００２７】メモリ回路１８は、読取りデータの生情
報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受
信情報、あるいは、復号化した情報等を格納するために
使用する。発呼回路２２は、信号線２０ｇに発呼命令パ
ルスが発生すると、信号線２０ｆに出力されている電話
番号情報を入力し、信号線２２ａに選択信号を出力す
る。

【００２８】操作部２４は、ワンタッチダイヤル、短縮
ダイヤル、テンキー、＊・＃キー、スタートキー、スト
ップキー、サブアドレス入力キー、セットキー、回路３
０への登録キー、その他ファンクションキー等を有し、
押下されたキー情報は信号線２４ａに出力される。

【００２９】選択ボタン２６は、中継同報送信の結果通
知のための送信方法を選択するためのボタンであり、こ
の選択ボタン２６が押下されると、信号線２６ａに押下
パルスが発生する。

【００３０】表示回路２８は、中継同報送信の結果通知
方法を表示する回路であり、信号線２０ｈにクリアパル
スが発生すると、「同一宛先からの複数の中継同報送信
の結果通知は１通信毎に別ページとする」と表示し、以
後、信号線２６ａに押下パルスが発生する毎に、「同一
宛先からの複数の中継同報送信の結果通知は、長尺原稿
でページ分割にならない中で、同一ページとする」→
「同一宛先から複数の中継同報送信の結果通知は１通信
毎に別ページとする」→「同一宛先から複数の中継同報
送信の結果通知は、長尺原稿でページ分割にならない中
で、同一ページとする」と表示する。そして、「同一宛
先からの複数の中継同報送信の結果通知は、１通信毎に
別ページとする」と表示している時には、信号線２８ａ
に信号レベル「０」の信号を出力し、また「同一宛先か
らの複数の中継同報送信の結果通知は、長尺原稿でペー
ジ分割にならない中で同一ページとする」と表示してい
る時には、信号線２８ａに信号レベル「１」の信号を出
力する。

【００３１】登録回路３０は、メモリボックスに対応し
てサブアドレスおよび通信仕様を登録する回路であり、
信号線３０ａを介して、例えばメモリボックス２０１に
は、サブアドレス１２３４で、宛先Ａ、Ｂ、Ｃへの中継
同報送信と登録する。

【００３２】すなわち、本実施例のファクシミリ装置
は、ＩＴＵ−Ｔ勧告によりサブアドレス信号により、通
信仕様として中継同報送信が登録されたメモリボックス
２０１が指定された場合、宛先Ａ、Ｂ、Ｃに中継同報送
信を行うものである。

【００３３】制御回路２０は、本実施例のファクシミリ
装置全体を制御するものであり、上述したメモリボック
スに登録されたサブアドレスおよび通信仕様に基づい
て、中継同報送信が指示された場合、中継同報送信を指
示したファクシミリ装置からの画像データを中継同報す
るとともに、このファクシミリ装置から送られてくる電
話番号情報を受信し、中継同報送信の結果通知を行う処
理を実行する。

【００３４】そして、この中継同報送信の結果通知にお
いて、同一の中継同報を指示するファクシミリ装置から
複数の中継同報送信が依頼された場合、これらの中継同
報送信の結果を１回の呼接続の中で、中継同報を指示し
たファクシミリ装置に通知する。また、このような複数
の中継同報送信結果を一括して通知をする場合、中継同
報を指定したファクシミリ装置で、長尺原稿のためにペ
ージ分割とならないように送信する機能を有する。

【００３５】また、この際、それぞれの中継同報の結果
通知毎に送信するページを変えるか、中継同報を指示し
たファクシミリ装置で長尺原稿のためにページ分割とな
らない中で、複数の中継同報の結果通知を同一ページと
するかを選択する機能を有する。

【００３６】さらに、中継同報を指示したファクシミリ
装置が、１つの中継同報の結果通知を受信でき、かつ余
白が発生しない記録紙を有している場合は、中継同報を
指示したファクシミリ装置で長尺原稿がページ分割とな
らない中で、複数の中継同報の結果通知を同一ページと
することが選択されていても、それぞれの中継同報の結
果通知毎に送信するページを変えるようにする。

【００３７】図２〜図５は、本発明の第１実施例におけ
る制御回路２０の制御の流れを示すフローチャートであ
る。なお、以下の説明において、中継同報の結果通知の
大きさは、主走査方向２１０ｍｍ、副走査方向１４８ｍ
ｍとする。

【００３８】図２において、Ｓ０で動作を開始し、Ｓ２
では、通信番号に０００１をセットする。Ｓ４では、信
号線２０ｈにクリアパルスを発生し、同一宛先への複数
の中継同報結果通知は、１通信毎に別ページと表示回路
２８に表示する。

【００３９】Ｓ６では、信号線２０ａに信号レベル
「０」の信号を出力し、ＣＭＬをオフする。Ｓ８では、
信号線２０ｄに信号レベル「０」の信号を出力し、ＡＮ
Ｓａｍ信号を送信しない。

【００４０】Ｓ１０では、信号線２４ａの情報を入力
し、登録回路３０への登録が選択されたか否かを判断
し、選択されるとＳ１２に進み、信号線３０ａを介して
登録回路３０にメモリボックスに対応してサブアドレス
および通信仕様を登録し、Ｓ１４に進む。また、選択さ
れていないと、そのままＳ１４に進む。

【００４１】Ｓ１４では、受信が選択されたか否かを判
断し、受信が選択されるとＳ１８に進み、受信が選択さ
れていないとＳ１６に進み、その他の処理をする。

【００４２】Ｓ１８では、信号線２０ａに信号レベル
「１」の信号を出力し、ＣＭＬをオンする。Ｓ２０では
前手順を行う。ここでサブアドレス信号の受信機能あり
を宣言する。

【００４３】Ｓ２２では、サブアドレス信号を受信した
か否かを判断し、サブアドレス信号を受信しているとＳ
３０に進み、サブアドレス信号を受信していないとＳ２
４に進む。

【００４４】Ｓ２４では残りの前手順、Ｓ２６では画信
号の受信／記録、Ｓ２８では後手順を行い、Ｓ６に進
む。

【００４５】Ｓ３０では、サブアドレス信号に対応した
メモリボックスの通信仕様は、中継同報送信であるか否
かを判断し、中継同報送信であるＳ３４に進み、中継同
報送信でないとＳ３２に進む。

【００４６】Ｓ３２では、サブアドレス信号に対応した
メモリボックスの通信仕様を実行し、Ｓ６に進む。

【００４７】Ｓ３４では、通信番号に対応してＴＳＩ信
号とＮＳＳ信号のＩＤ情報を記憶する。Ｓ３６では、残
りの前手順を行う。

【００４８】Ｓ３８では通信番号に対応し、画信号のメ
モリ受信をする。Ｓ４０では後手順を行う。Ｓ４２で
は、信号線２０ａに信号レベル「０」の信号を出力し、
ＣＭＬをオフする。

【００４９】Ｓ４４では、通信番号の値を１つインクリ
メントする。Ｓ４６では、通信番号に対応した中継同報
送信を実行する。ここで１宛先への中継同報送信が終了
後、例えば１分間は他の受信、送信処理を許可する。ま
た、Ｓ４８では、５分間は他の処理を許可する。

【００５０】次にＳ５０では、Ｓ４６で実行終了した中
継同報送信を指示された宛先から、他の中継同報送信の
指定があるか否かを判断し、あるとＳ５２に進み、同一
宛先から指定された他の中継同報送信が終了していなけ
れば実行し、ないとＳ５４に進む。

【００５１】Ｓ５４では、信号線２０ａに信号レベル
「１」の信号を出力し、ＣＭＬをオンする。Ｓ５６で
は、受信したＴＳＩ信号の情報をもとにして、発呼回路
２２を使用して中継同報を指定した宛先へ発呼する。Ｓ
５８では前手順を行う。ここで受信機にＡ５サイズの記
録紙があるか否かを記憶する。

【００５２】Ｓ６０では、同一宛先への複数の中継同報
結果通知があるか否かを判断し、あるとＳ６４に進み、
ないとＳ６２に進み、１つの中継同報の送信結果をＡ５
サイズの情報として送信する。

【００５３】Ｓ６４では、信号線２８ａの情報を入力
し、表示回路２８により同一宛先から複数の中継同報送
信が選択された時、その結果通知を各通信毎に別ページ
として送信することが選択されているか否かを判断し、
選択されているとＳ６８に進み、中継同報の送信結果通
知を通信毎に別ページとしてＡ５サイズの情報として送
信する。一方、選択されていない、すなわち同一宛先か
らの複数の中継同報送信の結果通知を、長尺原稿のため
にページ分割とならない中で、複数の中継同報の結果通
知を同一ページとすることが選択されていると、Ｓ６６
に進む。

【００５４】Ｓ６６では、相手受信機にＡ５サイズの記
録紙があるか否かを判断し、あるとＳ６８に進み、ない
とＳ７０に進み、中継同報の送信結果を１ページ２通信
としてＡ４サイズの情報として送信する。

【００５５】以上のような中継同報送信の結果通知を行
った後、Ｓ７２では後手順を行い、Ｓ６に進む。

【００５６】次に、本発明の第２実施例について説明す
る。

【００５７】この第２実施例において、さらに中継同報
を指示するファクシミリ装置は、中継同報を実行するフ
ァクシミリ装置に、自機のＩＤを示す情報を通知し、中
継同報を実行するファクシミリ装置は、１回の呼接続の
中で複数の中継同報の結果通知をする場合、複数の中継
同報の結果通知を１ページの中に納めるようにすること
が選択されていても、ＩＤの一致する中継同報結果は長
尺原稿のためにページ分割とならない範囲内で１ページ
に納めて送信し、ＩＤの異なる中継同報結果は異なるペ
ージとして送信する。

【００５８】図６は、この第２実施例の制御のうち上記
第１実施例（図２〜図５）と異なる部分を示すフローチ
ャートである。

【００５９】図６において、Ｓ８０ではＳ６６のＮＯを
表している。そしてＳ８２では、中継同報送信の結果通
知を同一のＩＤ情報からの指定に対しては、１ページ２
通信としてＡ４サイズの情報として送信し、同一のＩＤ
情報でなく、１通信のみの中継同報送信の結果通知は、
１ページ１通信としてＡ５サイズの情報として送信す
る。この後、Ｓ８４ではＳ７２に進む。

【００６０】なお、以上のような制御回路の動作は、制
御回路内のＣＰＵが制御回路内のＲＯＭやＲＡＭ等に記
憶したプログラムに基づいて行うように説明したが、本
発明は、このようなプログラムをフロッピディスクやハ
ードディスク、光ディスクやＣＤ−ＲＯＭ、さらにはメ
モリカード等の外部記憶媒体に格納し、これを専用の読
取装置によって制御回路内に取り込み、これを制御回路
内のＣＰＵで実行するようにしてもよい。

【００６１】また、以上の実施例では、スタンドアロー
ンタイプのファクシミリ装置を例に説明したが、本発明
はこれに限らず、例えばコピー機能や電子ファイル機
能、さらにはデータ処理機能を通信機能と複合させた総
合的なデータ処理システムにおけるデータ通信制御に適
用し得るものである。また、読取回路や記録回路と分離
された通信装置においても同様に適用し得るものであ
る。

【００６２】

【発明の効果】以上説明したように、本出願の第１、第
６の発明によれば、複数の中継同報の送信結果を１回の
呼接続の中で送信することが可能になり、通信費が安く
なり、かつ、無駄な通信回線の占有を減少でき、便利な
装置を提供できる。

【００６３】また、本出願の第２、第７の発明によれ
ば、複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中
で送信でき、かつ、その中継同報送信の結果通知は、中
継同報送信を指示したデータ通信装置において長尺のた
め複数ページに分割されることはなく、見やすい結果通
知を送ることができる。

【００６４】また、本出願の第３、第８の発明によれ
ば、１回の呼接続の中で複数の中継同報の結果通知を送
信する場合、中継同報を指示したデータ通信装置におい
て、各中継同報の送信結果を別の記録紙に出力して配布
時の利便性や見やすさを優先する、あるいは長尺のため
ページ分割とならない中で記録紙を有効利用する、の選
択が可能になり、便利な送信結果通知機能を提供でき
る。

【００６５】また、本出願の第４、第９の発明によれ
ば、中継同報送信の結果通知が例えばＡ５サイズで、複
数の中継同報の結果通知を同一ページとすることが選択
されていて、中継同報を指定したデータ通信装置にＡ
５、Ａ４サイズの記録紙がある場合、複数の中継同報の
結果通知をそれぞれ別のページとして送信でき、中継同
報を指定したデータ通信装置での記録紙の無駄もなく、
配布しやすく、かつ見やすく、かつ便利な送信結果通知
機能を提供できる。

【００６６】また、本出願の第５、第９の発明によれ
ば、複数の中継同報の結果通知を同一ページとすること
が選択されていて、同一宛先からの中継同報送信の指定
が複数あった場合、この中継同報送信の結果通知は１回
の呼接続の中で複数送信するが、同一ＩＤに対しては同
一ページとし、異なるＩＤに対しては別ページとして送
信でき、中継同報送信を指定したデータ通信装置のユー
ザは、中継同報送信の結果通知の扱いが簡単になった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】本発明の第１実施例の動作を示すフローチャー
トである。

【図３】上記第１実施例の動作を示すフローチャートで
ある。

【図４】上記第１実施例の動作を示すフローチャートで
ある。

【図５】上記第１実施例の動作を示すフローチャートで
ある。

【図６】本発明の第２実施例の動作を示すフローチャー
トである。

【符号の説明】

２…ＮＣＵ、 ４…電話機、 ６…ハイブリッド回路、 ８…変復調器、 １０…ＡＮＳａｍ送出回路、 １２…加算回路、 １４…読取回路、 １６…記録回路、 １８…メモリ回路、 ２０…制御回路、 ２２…発呼回路、 ２４…操作部、 ２６…選択ボタン、 ２８…表示回路、 ３０…登録回路。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中継同報送信機能を有するデータ通信装
   置において、 中継同報を指示するデータ通信装置から通知される電話
   番号情報を受信する受信手段と、 同一の中継同報を指示するデータ通信装置から一定期間
   内に複数の中継同報送信を依頼された場合に、これらの
   中継同報送信の実行結果をまとめて１回の呼接続の中
   で、前記中継同報を指示したデータ通信装置に通知する
   通知手段と、 を有することを特徴とするデータ通信装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、 複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で行
   う場合、中継同報を指示したデータ通信装置で、長尺原
   稿のためにページ分割とならないように１ページの中に
   結果通知を納めるように通知情報を作成して送信するこ
   とを特徴とするデータ通信装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２において、 複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で行
   う場合、それぞれの中継同報の結果通知毎に送信するペ
   ージを変えるか、中継同報を指示したデータ通信装置で
   長尺原稿のためにページ分割とならないように、複数の
   中継同報の結果通知を１ページの中に納めるように通知
   情報を作成して送信するかを選択する選択手段を有する
   ことを特徴とするデータ通信装置。
4. 【請求項４】 請求項３において、 中継同報を指示したデータ通信装置が１つの中継同報の
   結果通知を受信でき、かつ余白が発生しない記録紙を有
   している場合には、複数の中継同報の結果通知を１ペー
   ジの中に納めるようにすることが選択されていても、そ
   れぞれの中継同報の結果通知毎に送信するページを変え
   ることを特徴とするデータ通信装置。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項において、 中継同報を指示するデータ通信装置から通知されるＩＤ
   情報を受信する受信手段を有し、 複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で行
   う場合、同一の中継同報を指示するデータ通信装置から
   異なるＩＤ情報を受信した場合、複数の中継同報の結果
   通知を１ページの中に納めるようにすることが選択され
   ていても、ＩＤの一致する中継同報結果は１ページに納
   めて送信し、ＩＤの異なる中継同報結果は異なるページ
   として送信することを特徴とするデータ通信装置。
6. 【請求項６】 中継同報送信機能を有するデータ通信装
   置の制御方法において、 同一の中継同報を指示するデータ通信装置から一定期間
   内に複数の中継同報送信を依頼された場合に、これらの
   中継同報送信の実行結果をまとめて１回の呼接続の中
   で、前記中継同報を指示したデータ通信装置に通知する
   ことを特徴とするデータ通信装置の制御方法。
7. 【請求項７】 請求項６において、 複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で行
   う場合、中継同報を指示したデータ通信装置で、長尺原
   稿のためにページ分割とならないように１ページの中に
   結果通知を納めるように通知情報を作成して送信するこ
   とを特徴とするデータ通信装置の制御方法。
8. 【請求項８】 請求項６または７において、 複数の中継同報送信の結果通知を１回の呼接続の中で行
   う場合、それぞれの中継同報の結果通知毎に送信するペ
   ージを変えるか、中継同報を指示したデータ通信装置で
   長尺原稿のためにページ分割とならないように、複数の
   中継同報の結果通知を１ページの中に納めるように通知
   情報を作成して送信するかを選択する選択手段を有する
   ことを特徴とするデータ通信装置の制御方法。
9. 【請求項９】 請求項８において、 中継同報を指示したデータ通信装置が１つの中継同報の
   結果通知を受信でき、かつ余白が発生しない記録紙を有
   している場合には、複数の中継同報の結果通知を１ペー
   ジの中に納めるようにすることが選択されていても、そ
   れぞれの中継同報の結果通知毎に送信するページを変え
   ることを特徴とするデータ通信装置の制御方法。
10. 【請求項１０】 請求項６〜９のいずれか１項におい
    て、 複数の中継同報を指示するデータ通信装置から通知され
    るＩＤ情報を受信するとともに、複数の中継同報送信の
    結果通知を１回の呼接続の中で行う場合、同一の中継同
    報を指示するデータ通信装置から異なるＩＤ情報を受信
    した場合、複数の中継同報の結果通知を１ページの中に
    納めるようにすることが選択されていても、ＩＤの一致
    する中継同報結果は１ページに納めて送信し、ＩＤの異
    なる中継同報結果は異なるページとして送信することを
    特徴とするデータ通信装置の制御方法。