JP2000150678A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート間の短絡を生じるエッチング残渣の無
害化、または装置の微細化をはかった不揮発性半導体記
憶装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板の上に、第1ゲート層および
第2ゲート層を形成し、その第2ゲート層をエッチング
して第2ゲート電極17を形成し、第2ゲート電極をマ
スクに第1ゲート層をエッチングして第1ゲート電極1
8を形成し、段差部に残った残渣を等方性エッチングで
除去する工程を備える方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の計算装置、
制御機器等に用いられる不揮発性半導体記憶装置および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置のなかで、不揮発性半導
体記憶装置はフローティングゲートとソースまたはドレ
インとの間に高電圧を印加して、電荷をフローティング
ゲートに注入しまたはこれから引き出し、フローティン
グゲート中の電荷に起因するチャネル部への電界効果の
変化に基づき、情報の書き込みと読み出しを行う装置で
ある。フローティングゲートの電荷は絶縁膜で分離され
ているため、電源をOFFしても不揮発性情報として長
時間保存される。
【0003】以下において、図53を用いて、従来の不
揮発性半導体記憶装置について説明する。
【0004】フローティングゲートフィン電極509の
上には第2ゲート絶縁膜512が形成され、その上に多
結晶シリコンからなるコントロールゲート下部電極51
3および金属シリサイド膜からなるコントロールゲート
上部電極514が形成されている。コントロールゲート
電極517は、コントロールゲート下部電極513およ
びコントロールゲート上部電極514から構成されてい
る。さらに、金属シリサイド膜からなるコントロールゲ
ート上部電極514の上に、エッチング時にマスクとし
て機能するシリコン酸化膜からなるハードマスク515
が形成されている。
【0005】ビット線は紙面の奥から手前にかけてのソ
ース/ドレインの間に配線され、また、ワード線は左右
の方向に配線されている。
【0006】図53では、手前のコントロールゲート電
極517および第2ゲート絶縁膜512は、中央溝部の
見易さのために、図示が省略されている。この図53に
示す構成は、シリコン酸化膜からなるハードマスク51
5をマスクに、コントロールゲート電極517および第
2ゲート絶縁膜512がエッチングされ、さらにコント
ロールゲート電極517をマスクに、異方性エッチング
によりフローティングゲート層がエッチング除去され、
フローティングゲート電極518が形成された構成であ
る。このとき、中央の溝部に面した絶縁膜側壁にエッチ
ング残渣519である多結晶シリコン残渣が残る。
【0007】エッチング残渣が残る他の例として、図5
4に示すようなフローティングゲート電極618の端部
と分離絶縁帯とが形成する段差で、フローティングゲー
ト電極の端部自体がマスクとなり、分離絶縁帯602と
フローティングゲート電極端部とが形成する段差の側壁
に多結晶シリコン残渣619が発生する場合がある(図
55)。
【0008】また、一般に、フラッシュメモリ等の不揮
発性半導体記憶装置では、容量結合比(C2/(C1+
C2))を大きくする必要がある。ここに、容量C1は
フローティングゲート電極とチャネル部との間の容量で
あり、また容量C2はコントロールゲート電極とフロー
ティングゲート電極との間の結合容量を表わす。外部か
らコントロールゲート電極に電圧Vを印加するとき、フ
ローティングゲート電極にかかる電位は、(C2/(C
1+C2))×Vとなるので、フローティングゲート電
極に十分高い電圧を印加するためには、容量結合比は十
分大きくなければならない。容量結合比を大きくできれ
ば、高いフローティングゲート電位を確保しながら不揮
発性半導体記憶装置の低電圧化を図ることが可能とな
る。
【0009】容量結合比を大きくするには、コントロー
ルゲート電極とフローティングゲート電極との間の容量
C2を大きくする必要があり、このためにフローティン
グゲート電極の上部にフィン電極509を設け、フロー
ティングゲート電極とコントロールゲート電極が対向す
る面積を大きくしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成によれば、
多結晶シリコン等からなるフローティングゲート電極5
18の異方性エッチングにおいて、異方性エッチングの
影となる部分を生じ、溝部に面した絶縁膜の側壁に沿っ
て多結晶シリコンのエッチング残渣519が発生しやす
い。このような多結晶シリコン残渣は、ゲート電極とゲ
ート電極との間を短絡するので、歩留りのいちじるしい
低下を生じる。また、このエッチング残渣を除くため
に、可能なかぎり下地との選択比を大きくとって、オー
バーエッチの程度を高めても、選択比に限界があり第1
ゲート絶縁膜503を突き破るという問題を生じてしま
う。
【0011】また、フラッシュメモリ等の不揮発性半導
体記憶装置では、上記の容量結合比を高くするフローテ
ィングゲート電極とコントロールゲート電極との結合容
量C2の増大をはかるためには、フローティングゲート
電極の面積、とくに幅を大きくとる必要がある。従来、
このフローティングゲート電極の幅は、フィン電極50
9を設けることによって拡大され、チャネル部の長さの
約3倍の長さになっていた。このため、フローティング
ゲート電極の間隔が増大し、不揮発性半導体記憶装置の
微細化に対する大きな障害となっていた。
【0012】そこで、本発明の第1の目的は、第1ゲー
ト絶縁膜、層間絶縁膜にダメージを与えることなく、エ
ッチング残渣を除去または無害化することにあり、ま
た、本発明のもう一つの目的は、フローティングゲート
電極の面積を大きくすることなく、高い容量結合比を得
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る製造方法
は、第1の局面では、半導体基板の主表面の上に第1ゲ
ート絶縁膜を介して第1ゲート層を形成する工程と、第
1ゲート層の上に第2ゲート絶縁膜を介して第2ゲート
層を形成する工程と、レジストをマスクにして、第2ゲ
ート層をエッチングして第2ゲート電極を形成する工程
と、第2ゲート電極をマスクにして、第1ゲート層をエ
ッチングして第1ゲート電極を形成する工程と、第1ゲ
ート層のエッチング後に、第1ゲート層の側壁に接する
絶縁膜と第1ゲート絶縁膜とによって形成された段差の
側壁に残ったエッチング残渣に対して等方性エッチング
を行って、そのエッチング残渣を除去する工程とを備え
る製造方法とする。
【0014】等方性エッチングによって、エッチング残
渣が除去されるので、ゲート間の短絡が防止され、その
結果、歩留りの向上を達成することが可能となる。
【0015】上記の等方性エッチングに用いるガスとし
ては、ハロゲン元素を含むガスを用いることとする。
【0016】ハロゲン元素を含むガスを用いることによ
り、エッチング残渣を除去することができ、しかも第1
ゲート絶縁膜や層間絶縁膜にダメージを与えることがな
いので、歩留り向上を達成することが可能になる。
【0017】上記のハロゲン元素を含んだガスは、具体
的には、下記(1)、(2)、(3)のいずれかに記載
のガスを用いることとする。 (1)Cl2 、Cl2 とNF3 との混合ガス、Cl2
2 との混合ガス、Vapor HFとO2 との混合ガス、C
4 とO2 との混合ガス、CHF3 とO2 との混合ガ
ス、SF6 とO2 との混合ガス、NF3 とO2 との混合
ガス、のうちのいずれかのガス。 (2)上記(1)のガスにおいて、O2 の代わりにN2
O、CO2 、O3 、H22 、H2 Oのうちのいずれか
を用いたガス。 (3)上記(1)または(2)のガスに、さらにHe、
Ne、Ar、Kr、XeおよびN2 のうちの少なくとも
1種のガスを加えたガス。
【0018】上記のガスを用いることにより、第1ゲー
ト絶縁膜や層間絶縁膜にダメージを与えることなく、エ
ッチング残渣を効率良く除去することが可能となる。そ
の結果、ゲート間の短絡を防止することができ、歩留り
を向上させることが可能となる。
【0019】上記の等方性エッチングによって第2ゲー
ト電極側壁の不均一なエッチングが問題になる局面で
は、その等方性エッチングを行う工程より前に、第2ゲ
ート電極側壁に保護膜を形成する工程を、さらに備える
こととする。
【0020】保護膜を形成することにより、第2ゲート
電極、なかでも金属シリサイド層の不均一エッチングに
起因する寸法や配線抵抗のばらつきを抑制しながら、ゲ
ート間の短絡の原因となるエッチング残渣を除去するこ
とが可能となる。また、第1ゲート絶縁膜や層間絶縁膜
の損傷もないので、歩留りを向上させることが可能とな
る。
【0021】等方性エッチング時に形成されるゲート電
極の側面の酸化膜が均一であることが重要な局面では、
等方性エッチング後のゲート電極側壁の酸化膜の厚さを
均一にするために、エッチング残渣に対して等方性エッ
チングを行う工程より前に、1%以上の濃度のH2 2
を含む薬液によってウェット処理をする工程を、さらに
備えることとする。
【0022】1%以上の濃度のH2 2 を含む薬液によ
ってウェット処理をすることにより、第1および第2ゲ
ート電極の側壁の酸化膜が均一になり、寸法と配線抵抗
のばらつきを生じることなく、エッチング残渣を除去す
ることが可能となる。さらに、第1ゲート絶縁膜および
層間絶縁膜の損傷もないので、歩留り向上を達成するこ
とが可能となる。
【0023】エッチング残渣を絶縁体化することが重要
な局面では、第1ゲート電極を形成する工程の後に、段
差部に残ったエッチング残渣に対して熱酸化処理または
窒化処理を行いエッチング残渣を絶縁体化する工程を、
さらに備える方法とする。
【0024】上記の熱酸化処理または窒化処理により、
エッチング残渣を絶縁体化して無害化することができ、
ゲート間の短絡を防止することが可能となる。このと
き、ゲート絶縁膜および層間絶縁膜に損傷を与えること
がないので、歩留りを向上させることができる。
【0025】また、エッチング残渣に対して、イオン注
入によって絶縁体化することが重要な局面では、第1ゲ
ート電極をパターニングする工程の後に、段差部に残っ
たエッチング残渣に対してイオン注入により酸素または
窒素を注入してエッチング残渣を絶縁体化する工程を、
さらに備える方法とする。
【0026】このイオン注入により、他の部分に大きな
熱的な影響等を及ぼすことなく、エッチング残渣を絶縁
体化して、ゲート間の短絡を防止することが可能となる
ので、大幅な歩留り向上を達成することが可能となる。
【0027】ウェット処理によって、エッチング残渣を
除去することが重要な局面では、半導体基板の主表面の
上に第1ゲート絶縁膜を介して第1ゲート下部層を形成
する工程と、第1ゲート下部層とその上に設けた絶縁膜
との側壁に絶縁膜からなるサイドウォールスペーサを形
成する工程と、サイドウォールスペーサに接する、サイ
ドウォールスペーサと異なる材質の絶縁膜からなる層間
絶縁膜を形成する工程と、第1ゲート層の上に第2ゲー
ト絶縁膜を介して第2ゲート層を形成する工程と、レジ
ストをマスクにして、第2ゲート層をエッチングして第
2ゲート電極を形成する工程と、第2ゲート電極をマス
クにして、第1ゲート層をエッチングして第1ゲート電
極を形成する工程と、第1ゲート層をエッチングして第
1ゲート電極を形成した後に、サイドウォールスペーサ
をウェット処理して除去することにより、サイドウォー
ルスペーサと第1ゲート絶縁膜によって形成された段差
の側壁に残ったエッチング残渣をリフトオフして除去す
る工程とを備える製造方法とする。
【0028】上記のリフトオフを伴うウェット処理によ
り、サイドウォールスペーサとともにエッチング残渣を
確実に除去することが可能となり、高い信頼性でエッチ
ング残渣に起因するゲート間の短絡を防止することが可
能となる。その結果、大幅な歩留り向上を達成すること
が可能となる。
【0029】上記の、熱酸化処理等を施す場合、酸素等
をイオン注入する場合およびサイドウォールスペーサの
除去によりリフトオフする場合において、第2ゲート電
極の側壁の保護が重要な局面では、第2ゲート電極を形
成した工程の後、第1ゲート電極を形成する工程より前
に、第2ゲート電極の側壁に絶縁膜からなるサイドウォ
ールを形成する工程をさらに備える方法とする。
【0030】上記のように第2ゲート電極側壁に保護膜
を設けることにより、第2ゲート電極のダメージを避け
ながら、ゲート間の短絡を防止し、歩留り向上を達成す
ることが可能となる。
【0031】第1ゲート電極形成のための異方性エッチ
ングにおいて、中央溝部が上方に開いている形状とする
ことが重要な局面では、半導体基板の主表面のゲート電
極を形成する位置にフォトレジストまたは絶縁膜を形成
する工程と、フォトレジストまたは絶縁膜をマスクにし
て、不純物を半導体基板に注入して活性領域を形成する
工程と、半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程
と、層間絶縁膜に対してエッチングを行い、ゲート電極
を形成する位置に溝を設け、その溝に沿って延びる方向
に直交する断面で、溝の両側辺の各々に上方に溝の幅を
広げるテーパがつくようにする工程と、溝に沿って第1
ゲート電極を形成する工程とを備える方法とする。
【0032】上記の上に開いた溝の形状とすることによ
り、エッチング残渣が溝の側面に残留することがなくな
り、ゲート間の短絡を防止し、しかも他の部分を損傷す
ることがないので、歩留りを向上することが可能とな
る。
【0033】シリコン窒化膜の幅を上方に広い形状に形
成することによって、上記のような上広の幅の溝形状と
することが重要な局面では、半導体基板の主表面の上に
シリコン窒化膜を成膜する工程と、レジストをマスク
に、シリコン窒化膜をエッチングしてゲート電極を形成
する位置に限定して形成し、そのシリコン窒化膜の側壁
に沿って延びる方向と直交する断面で、シリコン窒化膜
の両側辺の各々に上方にシリコン窒化膜の幅を広げるテ
ーパがつくようにする工程と、上記のシリコン窒化膜を
マスクにして、不純物を半導体基板に注入して活性領域
を形成する工程と、半導体基板の上に層間絶縁膜を形成
する工程と、上記のシリコン窒化膜を除去して溝を設
け、断面で溝の両側辺の各々に上方に溝の幅を広げるテ
ーパがつくようにした工程と、溝に沿って第1ゲート電
極を形成する工程とを備える方法とする。
【0034】幅を広げるようなテーパをつけて形成され
た溝に沿って、第1ゲート電極を形成する場合、エッチ
ングによって影になる部分を生じないので、エッチング
残渣を生じることがなく、その結果、ゲート間短絡を生
じず、歩留りを向上させることが可能となる。
【0035】上記と異なる他の局面において、分離絶縁
帯の上の第1ゲート電極の端部自体が、エッチングの影
となって、第1ゲート電極端部と分離絶縁帯との交線付
近にエッチング残渣を残すことを避けることが重要な場
合には、半導体基板の主表面に分離絶縁帯を設ける工程
と、半導体基板の主表面および分離絶縁帯の上に第1ゲ
ート層を形成する工程と、第1ゲート層の分離絶縁帯の
上の部分を、Cl2 とHBrとの混合ガス、HBrとO
2 との混合ガス、およびCl2 とHBrとO2との混合
ガス、のうちのいずれかの混合ガスのプラズマにて帯状
にエッチングし除去して溝を設け、その溝に沿って延び
る方向と直交する断面で、溝の両側辺の各々に上方に溝
の幅を広げるテーパがつくようにする工程を備える方法
とする。
【0036】上記のエッチング条件により、分離絶縁帯
の上の第1ゲート電極端部に設けた溝は両側面とも上方
に溝を広げる形状となり、エッチング中に影とならない
のでエッチング残渣を生じることがない。その結果、ゲ
ート間短絡を防止することが可能となる。
【0037】不揮発性半導体記憶装置の製造における他
の局面において、第1ゲート領域と第2ゲート領域との
高い結合容量を、面積を増大させることなく確保するこ
とが重要な場合には、半導体基板の主表面の上に、第1
ゲート絶縁膜を介して第1ゲート下部層を形成する工程
と、第1ゲート下部層の幅を規制する、第1ゲート下部
層より厚い第1層間絶縁膜を形成する工程と、第1層間
絶縁膜の上に、第2層間絶縁膜を形成する工程と、第1
ゲート下部層の上に第1ゲートフィン層を設け、そのフ
ィン部を第1層間絶縁膜の周縁部と第2層間絶縁膜の側
壁とに沿って延ばして前記第1ゲート下部層と合わせて
第1ゲート層を形成する工程と、第1ゲートフィン層に
接する第2ゲート絶縁膜を介して、第2ゲート層を形成
する工程とを備える方法とする。
【0038】フィン部を第2層間絶縁膜の側壁に沿って
延長することにより、平面面積を増大させずに、第1ゲ
ート電極と第2ゲート電極の実質対向面積を増大させ
て、高い結合容量を確保できる。その結果、不揮発性半
導体記憶装置の微細化の実現に寄与することが可能とな
る。
【0039】上記のように、フィン部を第2層間絶縁膜
の側壁に沿って延長することにより、面積の増大を極力
抑え、高精度で効率的に製造することが重要な局面で
は、結合容量を増大させるために、第1ゲートフィン層
の表面を粗面化する工程を、さらに備える上記のフィン
部を第2層間絶縁膜の側壁に沿って延長する不揮発性半
導体記憶装置の製造方法とする。
【0040】上記の粗面化処理により、平面面積を極力
小さくして、フィン部の第2層間絶縁膜に沿った部分で
結合容量を高くした不揮発性半導体記憶装置を効率的に
製造することができる。この結果、微細化された不揮発
性半導体記憶装置を高い歩留りで製造することが可能と
なる。
【0041】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、
第2ゲート領域の側壁の保護をはかりながらゲート間の
短絡が防止されることが重要な局面では、半導体基板の
主表面に設けられた第1ゲート絶縁膜と、その上に形成
された第1ゲート電極と、第1ゲート電極の上に第2ゲ
ート絶縁膜を介して形成された第2ゲート電極と、第2
ゲート電極の側壁に保護膜とを備えている装置とする。
【0042】第2ゲート電極の側壁に保護膜を備えるこ
とにより、第1ゲート層をエッチングして第1ゲート電
極を形成するとき、第2ゲート電極側壁にサイドエッチ
ングを生じず、この結果、第2ゲート電極の側壁の寸法
や配線抵抗のばらつきなしにゲート間の短絡を防止した
不揮発性半導体記憶装置の提供が可能となる。
【0043】別の局面における本発明に係る不揮発性半
導体記憶装置は、半導体基板の主表面に設けられた第1
ゲート絶縁膜と、その上に形成された第1ゲート電極
と、第1ゲート電極の上に第2ゲート絶縁膜を介して形
成された第2ゲート電極と、第1ゲート電極の側壁に接
する絶縁膜と第1ゲート絶縁膜とが形成する段差側壁
に、多結晶シリコンが絶縁体化されたシリコン化合物を
有する不揮発性半導体記憶装置とする。
【0044】段差側壁に生じたエッチング残渣を絶縁体
化することにより、エッチング残渣に起因するゲート間
の短絡を防止でき、歩留り向上の結果、安価な上記装置
を提供することが可能となる。
【0045】上記と別の局面で、エッチング残渣を異方
性エッチングのときから発生させないことが重要な場合
では、半導体基板の上に第1ゲート絶縁膜を介して、第
1ゲート層がエッチングされることにより形成された第
1ゲート電極と、その第1ゲート電極の上に第2ゲート
絶縁膜を介して、第2ゲート層がエッチングされること
により形成された第2ゲート電極と、第1ゲート電極の
側壁が接する絶縁膜と第1ゲート絶縁膜とによって形成
される角度が、第1ゲート電極の側壁に沿って延びる方
向に直交する断面で、第1ゲート電極側に対して90°
を超え、第1ゲート電極の側壁が接する絶縁膜の両側壁
の各々には、第1ゲート電極の幅が上方ほど広くなるよ
うにテーパがつけられている不揮発性半導体記憶装置と
する。
【0046】第1ゲート電極の側壁が接する絶縁膜と第
1ゲート絶縁膜とによって形成される角度が、第1ゲー
ト電極の側壁に沿って延びる方向に直交する断面で、第
1ゲート電極側に対して90°を超えるようにすること
により、第1ゲート電極形成時の異方性エッチングにお
いて、エッチングの影となる部分がないので、エッチン
グ残渣を生じることがない。その結果、ゲート間短絡を
防止することが可能となる。
【0047】上記と異なる他の局面において、本発明に
係る不揮発性半導体装置は、半導体基板に設けられた分
離絶縁帯と、半導体基板と分離絶縁帯の上に設けられた
第1ゲート電極とを備え、第1ゲート電極は分離絶縁帯
の上で側壁を有し、その側壁に沿って延びる方向に直交
する断面で、その側辺と半導体基板の表面辺に平行な編
とのなす角度が、その側壁がつながっている第1ゲート
電極側と反対側に対して90°を超えている不揮発性半
導体記憶装置とする。
【0048】上記の側辺と半導体基板主表面に平行な辺
とのなす角度を、上記の側辺が連続している第1ゲート
電極と反対側に対して90°を超える角度とすることに
より、第1ゲート電極自体がエッチングの影となること
がないので、エッチング残渣を発生することがなく、そ
の結果、ゲート間短絡等を防止することが可能となる。
【0049】微細化された不揮発性半導体記憶装置であ
ることが重要な局面では、本発明に係る装置は、半導体
基板の主表面の上に、第1ゲート絶縁膜を介して形成さ
れた第1ゲート下部電極と、第1ゲート下部電極の幅を
規制する、第1ゲート下部電極より厚い第1層間絶縁膜
と、第1層間絶縁膜の上に形成された第2層間絶縁膜
と、第1ゲート下部電極の上に設けられた、そのフィン
部が第1層間絶縁膜の周縁部と第2層間絶縁膜の側壁と
に沿って延びている第1ゲートフィン電極と、第1ゲー
トフィン電極の上に、第2ゲート絶縁膜を介して形成さ
れている第2ゲート電極とを備える不揮発性半導体記憶
装置とする。
【0050】上記のように、そのフィン部が第1層間絶
縁膜の周縁部と第2層間絶縁膜の側壁とに沿って延びて
いる第1ゲートフィン電極とすることにより、平面面積
を広げることなく、第1ゲート電極と第2ゲート電極と
の実質的な対向面積を増大させることが可能となる。そ
の結果、高い結合容量比の微細化された不揮発性半導体
記憶装置の安価な提供が可能となり、また、上記装置の
低電圧運転も可能とする。
【0051】本発明の他の不揮発性半導体記憶装置で
は、第2ゲート電極の側壁に保護膜がさらに備えられて
いる装置とする。
【0052】第2ゲート電極の側壁に保護膜を備えるこ
とにより、上記の第2層間絶縁膜の側壁に沿ったフィン
部を有する不揮発性半導体記憶装置においても、第2ゲ
ート電極に損傷を受けずに、等方性エッチングによりエ
ッチング残渣を除去することが可能となる。
【0053】また、本発明の他の不揮発性半導体記憶装
置では、第1ゲート下部電極の側壁が接している絶縁膜
と第1ゲート絶縁膜とが形成する段差、または第1層間
絶縁膜と第2層間絶縁膜とが形成する段差のいずれかの
段差の側壁に、さらに、多結晶シリコンが絶縁体化され
たシリコン化合物を備える構成とする。
【0054】上記の段差の側壁にエッチング残渣が絶縁
体化された化合物を備えることにより、各ゲート電極間
の短絡を防止することが可能となる。
【0055】その他の本発明の重要な不揮発性半導体記
憶装置では、第1ゲート下部電極の側壁が接している絶
縁膜の側壁と第1ゲート絶縁膜とがなす角度が、第1ゲ
ート下部電極に沿って延びる方向に垂直な断面で、第1
ゲート下部電極の側に対して90°を超え、第1ゲート
下部電極の幅が上方ほど広くなるように、第1ゲート下
部電極の両側壁が接している絶縁膜の両側壁の各々の側
壁にテーパがついている構成とする。
【0056】上記のように、第1ゲート下部電極の幅を
上方ほど広くなるように、絶縁膜の側壁にテーパをつけ
ることにより、エッチングの影となる箇所が無くなるの
で、エッチング残渣を残すことがない。
【0057】上記のその他の本発明の不揮発性半導体記
憶装置では、さらに、第1層間絶縁膜の上面と第2層間
絶縁膜の側壁とが形成する角度が、フィン部が接してい
る第1層間絶縁膜の上面側に対して90°を超え、第1
ゲートフィン電極の幅および第2ゲート電極の幅が上方
ほど広くなるように、第2層間絶縁膜の両側壁の各々に
テーパがついている構成とする。
【0058】第1層間絶縁膜の上面と第2層間絶縁が形
成する段差部にも、第1ゲートフィン電極の幅および第
2ゲート電極の幅が上方ほど広くなるように、第2層間
絶縁膜の側壁にテーパを設けることにより、エッチング
の影になる部分を除けるので、上記の第1ゲート下部電
極の側壁が接している絶縁膜と第1ゲート絶縁膜とが形
成する段差部での絶縁膜側壁のテーパと合わせて、両段
差部でエッチング残渣を除去するこが可能となる。その
結果、ゲート間短絡を防止することが可能となる。
【0059】フィン部が第1層間絶縁膜の周縁部と第2
層間絶縁膜の側壁とに沿って延びている第1ゲートフィ
ン電極を有する上記の不揮発性半導体記憶装置におい
て、面積を極力小さくし、かつ安価な装置とすることが
重要な局面では、第1ゲートフィン電極のうち、少なく
ともフィン部の表面は粗面化されている不揮発性半導体
記憶装置とする。
【0060】少なくともフィン部の表面は粗面化されて
いる不揮発性半導体記憶装置とすることにより、第1ゲ
ート電極と第2ゲート電極との実質的な対向面積が増大
する。この結果、安価で微細な高い結合容量比の不揮発
性半導体記憶装置の提供が可能となる。また、上記装置
のさらに低い低電圧運転が可能となる。
【0061】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)次に、本発明の
実施の形態1について、図を用いて説明する。
【0062】まず、シリコン基板1の表面に、トレンチ
分離帯2を形成する(図1)。次に、シリコン基板1の
主表面に下から順に第1ゲート絶縁膜3となるシリコン
酸化膜、フローティングゲート下部層4となる多結晶シ
リコン膜、ハードマスク5として使用するシリコン窒化
膜を形成した後、通常の写真製版技術により所定の領域
上にレジストパターン6を形成する(図2)。
【0063】このレジストパターン6をマスクにして、
シリコン窒化膜5にエッチングを施し、その後、レジス
トパターン6を除去する(図3)。
【0064】上記のエッチングにより形成されたシリコ
ン窒化膜5をマスクにして、多結晶シリコン膜4をパタ
ーニングする(図4)。
【0065】上記のパターニングされた多結晶シリコン
膜4とシリコン窒化膜の側壁にシリコン酸化膜からなる
サイドウォールスペーサ7を形成した後、シリコン酸化
膜からなる層間絶縁膜8を形成する。この後、化学的機
械的研磨(CMP:ChemicalMechanical Polishing )
により、シリコン窒化膜5を露出するまで、層間絶縁膜
8のエッチバックおよび平坦化を行う(図5)。
【0066】次に、熱リン酸等による湿式処理によりシ
リコン窒化膜5を除去し、多結晶シリコン膜4を露出す
る(図6)。図6の符号Aに示すように、サイドウォー
ルスペーサ7と第1ゲート絶縁膜3またはフローティン
グゲート下部電極4との間に垂直段差が生じている。次
に、フローティングゲートフィン層9を形成する多結晶
シリコン膜を設け、その上に通常の写真製版技術により
所定の領域上にレジストパターン10を形成する(図
7)。
【0067】この後、このレジストパターン10をマス
クにエッチングして、フローティングゲートフィン層の
一部であるフィン部11を形成した後、レジストパター
ン10を除去する(図8)。
【0068】この後、上記のフローティングゲートフィ
ン層9の上に、下から順に、酸化膜/窒化膜/酸化膜の
構成を有するONO(Oxide Nitride Oxide )膜の第2
ゲート絶縁膜12、多結晶シリコン膜からなるコントロ
ールゲート下部層13、金属シリサイド膜からなるコン
トロールゲート上部層14、シリコン酸化膜からなるハ
ードマスク15を形成した後、通常の写真製版技術によ
り所定の領域上にレジストパターン16を形成する(図
9)。
【0069】次に、このレジストパターン16をマスク
に、ハードマスク15にエッチング処理を施し、その後
レジストパターン16を除去する(図10)。
【0070】この後、ハードマスク15をマスクに、コ
ントロールゲート層と第2ゲート絶縁膜12にエッチン
グを施し、コントロールゲート電極17を形成する(図
11)。図12は、溝部の見易さのために、図11に示
す手前のコントロールゲート電極、第2ゲート絶縁膜お
よびハードマスクの図示を省略した図である。
【0071】次いで、コントロールゲート電極をマスク
に、フローティングゲート層にエッチングを施し、フロ
ーティングゲート電極を形成する。このとき、エッチン
グされた跡の中央溝部の側壁に沿って、多結晶シリコン
のエッチング残渣19が発生する。
【0072】この後、ダウンフロー型エッチング装置等
によって、厚さ500Åの多結晶シリコン膜のエッチン
グに相当する等方性エッチング処理を施し、エッチング
残渣を除去する(図13)。
【0073】ダウンフロー型エッチング装置に用いるガ
スとしては、下記のいずれかのガスを用いる。 (1)Cl2 、Cl2 とNF3 との混合ガス、Cl2
2 との混合ガス、Vapor HFとO2 との混合ガス、C
4 とO2 との混合ガス、CHF3 とO2 との混合ガ
ス、SF6 とO2 との混合ガス、NF3 とO2 との混合
ガス、のうちのいずれかのガス。 (2)上記(1)のガスにおいて、O2 の代わりにN2
O、CO2 、O3 、H22 、H2 Oのうちのいずれか
を用いたガス。 (3)上記(1)または(2)のガスに、さらにHe、
Ne、Ar、Kr、XeおよびN2 のうちの少なくとも
1種のガスを加えたガス。
【0074】図14は、多結晶シリコンとSiO2 との
選択比に及ぼすエッチングガスCF 4 /O2 におけるC
4 濃度であるCF4 /(CF4 +O2 )の影響を示す
図である。等方性エッチングのとき、第1ゲート絶縁膜
3および層間絶縁膜8のエッチングを防止するために
は、多結晶シリコンとSiO2 との選択比を15以上と
する必要があり、そのためには、図14に示すように、
CF4 濃度は40%以上とすることが望ましい。
【0075】上記のように、フローティングゲート電極
の形成後に等方性エッチングを加えた製造方法により、
絶縁膜の溝部の側壁に生じた多結晶シリコン残渣を除去
し、ゲート間の短絡を防止することが可能となる。さら
に、この等方性エッチングガスの組成を調整することに
より、下地である第1ゲート絶縁膜および層間絶縁膜に
ダメージを与えることなく上記エッチング残渣の除去が
可能となり、不揮発性半導体記憶装置の歩留りを大きく
向上させることができる。
【0076】(実施の形態2)上記の実施の形態1を実
施すると、エッチング条件によってはつぎのような問題
を生じる場合がある。すなわち、コントロールゲート電
極17をマスクとして、フローティングゲート層をエッ
チバックし、そこで生じた多結晶シリコン残渣19を等
方性エッチングで除去したとき、多結晶シリコン残渣を
除去できても、図15に示すように、コントロールゲー
ト電極の側壁部、とくに金属ポリサイド14の側壁部に
不均一なサイドエッチングを生じる。図15はワード線
に垂直な面によるゲート部の断面図である。
【0077】このサイドエッチングは、コントロールゲ
ート電極17をマスクにフローティングゲート層をCl
2 とO2 とを含むプラズマを用いてエッチングしフロー
ティング電極18を形成する工程において、エッチング
ガス中に含まれるO2 により不均一に酸化されるために
生じる。この不均一なサイドエッチングの結果、寸法お
よび配線抵抗のばらつきが生じる。実施の形態2では、
このサイドエッチングを防止するために、コントロール
ゲート電極側壁部に保護膜である酸化膜を形成する。
【0078】実施の形態2における初期段階の工程は、
実施の形態1での図1〜12までの工程と同様である。
図12の構成の後に、上記ばらつきを防ぐために、コン
トロールゲート電極の形成後、O2 または希ガスを含む
2 とN2 との混合ガスを用い、ランプ酸化法または熱
酸化法によりコントロールゲート電極側壁部に約50Å
の酸化膜からなるコントロールゲート電極側壁21を形
成する(図16)。コントロールゲート幅が0.25μ
mの場合、酸化による配線幅の変化が4%程度あるが、
抵抗の変化は問題とならない。また、下地のフローティ
ングゲートフィン層の多結晶シリコンに対してはONO
膜等の第2のゲート絶縁膜12が保護膜として働き、酸
化が多結晶シリコンに及ぶことはない。
【0079】この後、コントロールゲート電極側壁21
を備えたコントロールゲート電極をマスクとして、フロ
ーティングゲート層をCl2 ガスを含むプラズマによっ
て異方性エッチングし、フローティングゲート電極を形
成する(図17)。この後、実施の形態1に示すような
等方性エッチングを行なっても、コントロールゲート電
極側壁21が保護膜となって、タングステンシリサイド
14のサイドエッチングを防止することが可能となる。
等方性エッチング時の多結晶シリコンとSiO 2 との選
択比が低い場合は、上記コントロールゲート電極側壁2
1の膜厚を下地の第1ゲート酸化膜3の膜厚と同程度ま
たはそれよりも厚く設定するのがよい。
【0080】(実施の形態3)実施の形態3では、実施
の形態2におけるコントロールゲート電極側壁21とは
異なる種類の保護側壁の形成方法を備えた製造方法を実
施する。初期段階の製造方法は、上記実施の形態1にお
ける図1〜10に示す方法と同じである。この図10の
構成を形成した後、実施の形態3では、TEOS(Tetr
a-Ethyl Ortho-Silicate)酸化膜からなるハードマスク
15をマスクとして、コントロールゲート層を第2ゲー
ト絶縁膜12の上までエッチングする(実施の形態2で
は、図11,12に示すように、第2ゲート絶縁膜12
もエッチングした)。
【0081】この後、実施の形態3では、TEOS酸化
膜等のシリコン酸化膜をCVD(Chemical Vapor Depos
ition )法により、コントロールゲート電極17とハー
ドマスク15との側壁に成膜し、図18に示すように、
この酸化膜とONO膜12をフローティングゲート電極
18までエッチバックし、サイドウォール22を形成す
る。次に、このサイドウォール22をマスクとして、フ
ローティングゲート層をエッチングしてフローティング
ゲート電極18を形成する(図19)。このサイドウォ
ール22は、実施の形態2におけるコントロールゲート
電極側壁21と同じように、その後の等方性エッチング
時の保護膜として機能し、不揮発性半導体記憶装置の歩
留り向上を可能とする。
【0082】(実施の形態4)タングステンシリサイド
等からなるコントロールゲート上部電極14のサイドエ
ッチングを防止するだけでなく、サイドエッチングを均
一にすることによっても、寸法と配線抵抗のばらつきを
抑制することができる。図10に示す構成からTEOS
酸化膜等からなるハードマスク15をマスクにして、C
2 とO2 を用いて異方性エッチングして形成したコン
トロールゲート電極17およびフローティングゲート電
極18の側壁部は、不均一に酸化されている。その不均
一部分の厚さは約5Å程度なので、上記コントロールゲ
ート電極とフローティングゲート電極の形成後に、過酸
化水素H2 2 を含んだ薬液を用いた酸化処理を行なう
ことにより、その後の等方性エッチング後の酸化膜の厚
さを均一にすることができる(図20)。H2 2 の濃
度は1%程度あれば、5Å程度の酸化膜は十分に形成す
ることができる。通常の洗浄工程で用いられているH2
SO4 とH2 2 とH2 Oとの混合液、NH4 OHとH
2 2 とH2 Oとの混合液等の薬液中のH22 濃度を
1%程度またはそれ以上として、安価かつ容易に酸化膜
を形成することができる。
【0083】上記のように、H2 2 処理により酸化膜
を均一にすることにより、サイドエッチングを均一なも
のとして寸法と配線抵抗のばらつきを抑制することが可
能となる。
【0084】(実施の形態5)実施の形態5における初
期段階の工程は、実施の形態1における図1〜4に示す
工程と同様である。図4の構成の後、フローティングゲ
ート下部層4を形成する多結晶シリコン膜およびその上
のシリコン窒化膜からなるハードマスク5の側壁に、図
21に示すように層間絶縁膜とは異なる材質の絶縁膜か
らなるサイドウォールスペーサ24を形成する。その
後、層間絶縁膜8を形成し、CMP処理によりシリコン
窒化膜が露出するまで層間絶縁膜8のエッチバックおよ
び平坦化を行なう(図21)。
【0085】図21の構成から後の工程は、図6〜12
に示す工程と同じ工程に従う。サイドウォールスペーサ
と層間絶縁膜8との材質が相互に相違する図12の構成
を形成した後、コントロールゲート電極17をマスクに
して、フローティングゲート電極18を異方性エッチン
グにより形成すると、図22に示すように、多結晶シリ
コン残渣が残る。図23は、図22に示す線X−X’を
含む垂直面による断面図である。エッチング残渣19
は、サイドウォールスペーサ24の壁面に付着するよう
に残っている。サイドウォールスペーサ24をシリコン
窒化膜とし、層間絶縁膜8をTEOS酸化膜とすれば、
熱リン酸処理により層間絶縁膜8および第1ゲート絶縁
膜3はほとんどエッチングされずに、サイドウォールス
ペーサ24のみが選択的に除去される。このサイドウォ
ールスペーサ除去のときに、同時にエッチング残渣もリ
フトオフされ除去される(図24、図25)。図25
は、図24の線X−X’を含む垂直面による中央溝部の
断面図である。
【0086】上記のように、フローティングゲート電極
の側壁に層間絶縁膜と異なる種類の絶縁膜からなるサイ
ドウォールスペーサを形成した後、ゲート/ゲート間の
多結晶シリコン残渣をリフトオフにて除去することによ
り、第1ゲート絶縁膜3および層間絶縁膜8にダメージ
を与えずに短絡を防止することが可能となる。この結
果、不揮発性半導体記憶装置の歩留りを大幅に向上させ
ることが可能となる。
【0087】(実施の形態6)実施の形態6における初
期工程は、実施の形態1における図1〜12と同じ工程
である。この後、コントロールゲート電極をマスクにし
て、フローティングゲート電極を形成すると、フローテ
ィングゲート層の跡である中央溝部の側面に沿って多結
晶シリコン残渣が発生する。この後、850〜1050
℃で10〜30分間の熱酸化により多結晶シリコン残渣
を酸化珪素とするか、または窒化処理により窒化珪素と
し、エッチング残渣の絶縁体化を行なう。したがって、
図26に示すように、層間絶縁膜の側面には、熱酸化処
理または窒化処理により絶縁体化された多結晶シリコン
残渣25が残る。
【0088】上記のように、熱酸化処理等により多結晶
シリコン残渣を絶縁体化することにより、第1ゲート絶
縁膜3および層間絶縁膜8にダメージを与えることなく
ゲート間短絡を防止することができるので、不揮発性半
導体記憶装置の歩留りを向上させることが可能となる。
【0089】(実施の形態7)実施の形態7における初
期工程は、実施の形態1における図1〜12と同じ工程
である。この後、コントロールゲート電極をマスクにし
て、フローティングゲート電極を形成すると、中央溝部
に面した絶縁膜の側面に沿って多結晶シリコン残渣19
が発生する。このエッチング残渣19に対して、酸素ま
たは窒素等を斜めイオン注入することにより、酸化物、
窒化物等にしてエッチング残渣の絶縁体化を行なう(図
27)。図27において、矢印は斜めイオン注入におけ
るイオン注入の方向を示す。この結果、図28に示すよ
うに、層間絶縁膜8の溝部に面した側面にはイオン注入
により絶縁体化されたエッチング残渣26が残る。
【0090】上記のように、酸素または窒素のイオン注
入により多結晶シリコン残渣を絶縁体化することによ
り、第1ゲート絶縁膜3および層間絶縁膜8にダメージ
を与えることなくゲート間短絡を防止することができる
ので、不揮発性半導体記憶装置の歩留りを向上させるこ
とが可能となる。
【0091】(実施の形態8)実施の形態8は、実施の
形態5,6,7等において、特にコントロールゲート電
極に対するダメージが懸念される場合に行うのが効果的
である。実施の形態8における初期工程は、実施の形態
1での図1〜12に至る工程と同じである。ただし、実
施の形態5に対応する図では、サイドウォールスペーサ
と層間絶縁膜8の材質は相互に相違している。
【0092】図12の構成を形成した後、図29に示す
ように、コントロールゲート電極17の側壁に対して絶
縁膜からなるサイドウォール27を形成する。次に、コ
ントロールゲート17およびサイドウォール27をマス
クにして、下層のフローティングゲート層をエッチング
除去し、フローティングゲート電極18を形成する。こ
のエッチングによって、上層にコントロールゲート電極
17、また下層にフローティングゲート電極18を持つ
ゲート電極が形成される(図30)。図30において、
図示が省略された部分にもサイドウォールが形成されて
いる。
【0093】このエッチングにおいて、中央溝部に面し
た側壁に沿ってエッチング残渣である多結晶シリコン残
渣が発生する。実施例5、6、7においては、図31に
示すように、それぞれ、熱りん酸処理等によるリフトオ
フ、熱酸化処理等による絶縁体化、イオン注入による絶
縁体化を行うが、上記のサイドウォール27は、これら
の処理中にコントロールゲート電極の保護膜として機能
する。
【0094】その結果、第1ゲート絶縁膜3、層間絶縁
膜8のみならず、コントロールゲート電極17にもダメ
ージを与えることなく、ゲート/ゲート間の短絡を防止
するので、不揮発性半導体記憶装置の歩留りを向上させ
ることが可能となる。
【0095】(実施の形態9)まず、半導体基板にLO
COS法やトレンチ分離法等により分離絶縁帯を形成し
た後、図32に示すように、ゲート配線部の位置にフォ
トレジスト56を形成する。その後、このフォトレジス
トをマスクにして、シリコン基板にイオン注入し活性領
域を形成する。次に図33に示すように、上記図32の
構成の上にオーバーコート膜57を塗布した後、現像ま
たは異方性エッチングによりエッチバックする。その
後、図34に示すように、サイドスペースを確保して、
図34に示すようにLDD(Lightly-Doped-Drain )層
を形成する。
【0096】次に、オーバーコート膜57およびフォト
レジスト56を除去した後、層間絶縁膜58となるシリ
コン酸化膜を成膜し、その上にゲート配線部となる部分
に溝を有するフォトレジスト59を形成する(図3
5)。このフォトレジスト59をマスクとして上記のシ
リコン酸化膜58をエッチングする。
【0097】このエッチングによって開けられる溝の両
方の側壁の有する角度は、壁が延びる方向に直交する断
面で、溝を上方に広げるように、85°以上、90°未
満のテーパ形状であるのが望ましい。すなわち、溝の両
方の壁ともに、壁が延びる方向に直交する断面で、溝が
上に広い形状とするのが望ましい。
【0098】この条件を満足するためには、CHF3
4 8 など、対シリコン選択性の高いガスの濃度を高
く、また、エッチング装置のRFバイアス電圧を低く設
定してやるとよい。
【0099】次に、溝の底面に第1ゲート酸化膜53を
形成した後、多結晶シリコン層またはアモルファスシリ
コンの膜54を成膜し(図36)、エッチバック法また
はCMP法によって、図37に示すように、溝部にのみ
多結晶シリコン層またはアモルファスシリコン層が残る
ようにする。次に、上記の多結晶シリコンまたはアモル
ファスシリコン層の上に、フローティングゲート電極の
フィン層となる多結晶シリコンまたはアモルファスシリ
コン層を形成し、次いでその上にフォトレジストを設
け、エッチングしてフィン部を完成させてフローティン
グ層とする。
【0100】図36の構成からフローティングゲートフ
ィン層が形成される構成に至る、別の方法として、次の
方法を行ってもよい。図36に示すように、多結晶シリ
コン層またはアモルファスシリコン膜を形成した後、全
面をエッチバックし、次いで、図38に示すようにフロ
ーティングゲートフィン電極のみを覆うフォトレジスト
61を形成する。次いで、異方性エッチングを行えば、
図39に示すように、フローティングゲート層とフィン
層とを同時に形成することが可能である。
【0101】次いで、フローティングゲートフィン層を
形成した後、ONO膜62、多結晶シリコン63、タン
グステンシリサイド膜64およびシリコン酸化膜を形成
する。シリコン酸化膜をマスクにして、タングステンシ
リサイド膜64、多結晶シリコンまたはアモルファスシ
リコン膜、ONO膜をエッチングした後、最上層のシリ
コン酸化膜を除去する。次いで、コントロールゲート電
極67をマスクに、フローティングゲート層を異方性エ
ッチングして、フローティングゲート電極68を形成す
る(図40)。
【0102】この異方性エッチングでは、酸化層からな
る溝部側壁は、両側面とも上方に溝の幅を広げるテーパ
がついた形状を有し、エッチングの影になる部分がない
ので多結晶シリコンまたはアモルファスシリコンのエッ
チング残渣が側壁に残ることはない。
【0103】(実施の形態10)実施の形態10は、上
記の実施の形態9と同じように絶縁層で囲まれた溝の側
壁は、両側壁とも上方に溝の幅を広げるようなテーパが
ついているが、次の点で、実施の形態9と相違してい
る。すなわち、半導体基板の主表面の活性領域に不純物
を注入する場合に、ゲート幅を確保するために使用する
マスクとして、フォトレジストの代わりにシリコン窒化
膜を使用する形態である。
【0104】実施の形態10では、まず、半導体基板の
主表面に分離絶縁帯を形成し、次いで、シリコン窒化膜
71を成膜した後、その上にゲート配線部に溝を有する
フォトレジストを形成し、このフォトレジストをマスク
として、シリコン窒化膜をドライエッチングする(図4
1)。このエッチングにおいては、NF3 ガスを含有し
たガスを用いるのがよい。NF3 ガスを含有したガスを
用いてエッチングすることにより、シリコン窒化膜の側
壁に沿って延びる方向に直交する断面で、上記のシリコ
ン窒化膜の両側壁ともシリコン窒化膜の幅を上方ほど広
げるテーパがついた形状とし、その両側面の水平面とな
す角を、85°〜90°とすることができる。
【0105】次いで、図41に示すように、この上広の
幅を有するシリコン窒化膜をマスクとして、半導体基板
の主表面に不純物をイオン注入し活性領域を形成する。
次いで、シリコン絶縁膜を成膜し、エッチバックしてゲ
ート電極部のサイドウォールスペーサとし、このサイド
ウォールスペーサをマスクにして、高濃度の不純物を注
入してLDD構造を形成する(図42)。
【0106】次に、図43に示すように、シリコン酸化
膜78を形成し、次いでCMP法によりシリコン窒化膜
が表層に現れるように平坦化する(図44)。その後、
熱りん酸を用いてシリコン窒化膜をエッチング除去する
と、図45に示す溝が掘られる。この溝は、上記の上広
のシリコン窒化膜が除去されてできた溝であるから、同
じように、断面は両側面とも上方ほど幅が広くなるテー
パがついた形状となる。したがって、上記の実施の形態
9と同じように、フローティングゲートの異方性エッチ
ングにおいて、エッチングの影になる部分がなく、エッ
チング残渣が溝の側壁に残ることが防止される。
【0107】(実施の形態11)この実施の形態11
は、不揮発性半導体記憶装置の微細化を実現しながら、
コントロールゲートとフローティングゲートとの高い結
合容量比を確保することが重視される場合に効果的な製
造方法である。この実施の形態11では、フローティン
グゲート電極とコントロールゲート電極との容量結合部
に垂直方向の容量をつけ加えることにより結合容量を高
め、不揮発性半導体記憶装置の集積度を高めることがで
きる。
【0108】フローティングゲート下部層104を形成
後、フローティングゲートフィン層109、SiN膜か
らなるハードマスク105をCVD法によって成膜し、
フローティングゲート層118の幅を規定するレジスト
をマスクとして、SiN膜をCF4 を含むプラズマによ
りエッチングする。その後、SiN膜をマスクとしてフ
ローティングゲート層をCl2 とO2 を含むプラズマに
よりエッチングしてフローティングゲート電極118を
形成する。図46は、このプラズマエッチングを行った
後の構成を示す図である。
【0109】図46において、a部の長さは、フローテ
ィングゲート電極とコントロールゲート電極の結合容量
に関係なく、SiN膜をエッチングしたときのリソグラ
フィのアラインメント精度の範囲内で可能な限り短く設
定される。a部の寸法については、後述する。
【0110】その後、CVD法によるTEOS酸化膜、
またはコーターによるSOG(Spin-On Glass )酸化膜
からなる第2層間絶縁膜120を第1層間絶縁膜108
の上に形成する。実施の形態1におけるフローティング
ゲート電極の形成と同様に、CMP処理によりSiN膜
105を露出させ、約160℃のH3 PO4 によりSi
N膜を除去する。
【0111】図47は、フローティングゲート電極11
8の上のSiN膜が除去された構成を示すビット線に直
交する面での断面図である。この後、多結晶シリコン膜
を第1層間絶縁膜の周縁部と第2層間絶縁膜の側壁とに
成膜し、次いで、Cl2 またはCl2 とHeを用いたプ
ラズマによりエッチバックしてフローティングゲートサ
イドウォール121を形成する。上記方法により、垂直
方向の配線が自己整合的に形成される。
【0112】図48は、第2層間絶縁膜120の溝部に
面した側面にフローティングゲートサイドウォール12
1が形成されたビット線に垂直な面の断面図である。フ
ローティングゲートフィン電極109とその一部である
サイドウォール121の溝部表面には、図49に示すよ
うに、粗面化処理を施されて第2ゲート絶縁膜と接する
面積を増大させて、容量C2を増大させてもよく、また
好ましい。また、多結晶シリコンでなく、アモルファス
シリコン膜を成膜して、エッチバックすることによって
形成してもよい。また、アモルファスシリコンからなる
フローティングゲートフィン電極109およびその一部
であるサイドウォール121は、多結晶シリコンと同様
に、図49に示すように、第2のゲート絶縁膜と接する
表面側の結晶化を行い、粗面化して容量C2の増大を図
ってもよく、むしろ好ましい。
【0113】図46に示したa部の長さは、上記の容量
の増大化により、リソグラフィの精度一杯に短くするこ
とが可能となり、この結果、従来の約0.25μmから
0.05μmにに減少させることが可能となった。この
a部寸法の大幅減少により、不揮発性半導体記憶装置の
大幅な微細化が可能となる。
【0114】図48に示したb部の高さは、コントロー
ルゲート電極とフローティングゲート電極との結合容量
よって規定されるものであり、上記した粗面化処理を行
うことにより減少させることが可能となる。この結果、
層間絶縁膜の形成が容易になる。この後、第2ゲート絶
縁膜112としてONO膜を成膜し、さらに多結晶シリ
コンからなるコントロールゲート下部電極113および
タングステンシリサイド膜からなるコントロールゲート
上部電極114を成膜しコントロールゲート電極117
を形成する(図50)。
【0115】この実施の形態11に示した第2層間絶縁
膜の側壁に延びた第1ゲートフィン電極サイドウォール
を有する不揮発性半導体記憶装置において、図47〜図
50の各々に示す2つの段差(その側壁が、第2層間絶
縁膜、および第1ゲート下部電極が接する絶縁膜である
2つの段差)に、エッチング残渣を残渣ないように、2
つの段差ともにその側壁にエッチングの影となる部分を
形成しないテーパをつける形態は、ゲート間短絡を防止
するために微細化不揮発性半導体記憶装置にとって望ま
しい形態である。
【0116】また、同様に、この実施の形態11に示し
た第2層間絶縁膜の側壁に延びた第1ゲートフィン電極
サイドウォールを有する不揮発性半導体記憶装置におい
て、上記した段差部に発生したエッチング残渣を(イ)
等方性エッチングにより除去すること、(ロ)等方性エ
ッチングにおいて第2ゲート電極の側壁に保護膜を形成
すること、また(ハ)発生したエッチング残渣を絶縁体
化すること、も同様にゲート間短絡を防止するために微
細化をはかった不揮発性半導体記憶装置にとって望まし
い形態である。
【0117】(実施の形態12)実施の形態12は、フ
ローティングゲートと分離絶縁帯との段差で発生する多
結晶シリコン残渣を抑制する製造方法である。このと
き、図51に示すように、フローティングゲート電極2
18の分離絶縁帯の上の部分に設ける溝は、溝の壁面に
沿って延びる方向と直交する断面で、その両方の側面と
も、上方に溝の幅を広げるテーパがついた形状とする。
この結果、図52に示すように、エッチングの影になる
部分がないのでエッチング時に付着する側壁デポシショ
ン膜もなく、したがって、エッチング残渣が生じること
がない。
【0118】フローティングゲート電極218を上記の
形状に加工するために使用するガスとしては、Cl2
HBrとの混合ガス、HBrとO2 との混合ガス、Cl
2 とHBrとO2 との混合ガスのいずれかがよい。
【0119】上記のように、フローティングゲート層を
エッチングの影になる部分がないようなテーパのついた
形状にすることにより、エッチング残渣を抑制できるの
で、ゲート間短絡を防止することが可能となる。また、
この結果、不揮発性半導体記憶装置の大幅な歩留り向上
を達成することが可能となる。
【0120】上記した発明の実施の形態はあくまで例示
であって、本発明の範囲は上記の発明の実施の形態に限
定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範
囲の記載によって画定されるものであり、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0121】
【発明の効果】本発明により、エッチング残渣に起因す
るゲート間短絡を防止することが可能となり、大幅な製
造歩留り向上を達成することが可能となる。また、フロ
ーティングゲートを第2層間絶縁膜の側壁に沿って垂直
方向に伸ばすことにより、平面面積を増大させずに容量
結合比を高くできるので、不揮発性の微細化の実現に貢
献する。さらに、エッチング残渣を残さない上広幅の段
差構造とし、かつ容量結合比を大きくした不揮発性半導
体記憶装置も実用上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 半導体基板に分離絶縁帯を設けた構成の斜視
図である。
【図2】 フローティングゲート(以下、FGと記す)
膜上にレジストを設けた構成の斜視図である。
【図3】 ハードマスクをパターニングした構成の斜視
図である。
【図4】 FGをパターニングした構成の斜視図であ
る。
【図5】 FGへのサイドウォールスペーサおよび層間
絶縁膜を形成し、CMP処理した構成の斜視図である。
【図6】 ハードマスクを除去した構成の斜視図であ
る。
【図7】 FGのフィン層を成膜し、その上にレジスト
を形成した構成の斜視図である。
【図8】 FGのフィン部をパターニングした構成の斜
視図である。
【図9】 第2ゲート絶縁膜、コントロールゲート(以
下、CGと記す)、ハードマスクを成膜した後、レジス
トを形成した構成の斜視図である。
【図10】 レジストによりハードマスクをパターニン
グした構成の斜視図である。
【図11】 ハードマスクにより第2ゲート絶縁膜まで
パターニングした構成の斜視図である。
【図12】 図11で、手前側のCG等を省略した斜視
図である。
【図13】 CG等をマスクにFG領域をエッチングし
た後、等方性エッチングを施しエッチング残渣を除去し
た構成の斜視図である。
【図14】 選択比に及ぼすガス中CF4の含有率の影
響を示す図である。
【図15】 ゲート領域のワード線に垂直な面による断
面図である。
【図16】 CGの側壁に保護膜を形成した構成の断面
図である。
【図17】 FGをエッチングした構成の断面図であ
る。
【図18】 CGの側壁にサイドウォールを形成した構
成の断面図である。
【図19】 FGをエッチングした構成の断面図であ
る。
【図20】 CGおよびFGに保護膜を形成した構成の
断面図である。
【図21】 FGに層間絶縁膜と異なる種類の絶縁膜か
らなるサイドウォールスペーサを設け、CMP処理した
構成の斜視図である。
【図22】 FGをエッチングした構成の斜視図であ
る。
【図23】 図22のX−X’を含む垂直面による断面
図である。
【図24】 サイドウォールスペーサが除去され、エッ
チング残渣がリフトオフされた構成の斜視図である。
【図25】 図24のX−X’を含む垂直面による断面
図である。
【図26】 エッチング残渣が熱酸化等された構成の斜
視図である。
【図27】 エッチング残渣が酸素等を注入されている
構成の斜視図である。
【図28】 酸素等のイオン注入がされたエッチング残
渣を示す斜視図である。
【図29】 CGの長手方向に沿ってサイドウォールが
形成された構成の斜視図である。
【図30】 図29の構成からFGがエッチングされた
構成の斜視図である。
【図31】 エッチング残渣が熱酸化処理等された構成
の斜視図である。
【図32】 レジストをマスクに不純物注入中の斜視図
である。
【図33】 オーバーコートで覆っている斜視図であ
る。
【図34】 オーバーコートをマスクにLDDを形成中
の斜視図である。
【図35】 層間絶縁膜を形成し、LDD領域をフォト
レジストで覆った構成の斜視図である。
【図36】 多結晶シリコン膜を形成した構成の斜視図
である。
【図37】 FG下部層を形成した構成の斜視図であ
る。
【図38】 全面エッチバックされた多結晶シリコン膜
の上にレジストを形成した構成の斜視図である。
【図39】 フィン層を有するFGを形成した構成の斜
視図である。
【図40】 CGをマスクにFGをエッチングして、残
渣のない溝部を設けた構成の斜視図である。
【図41】 上広の窒化膜をマスクに不純物を注入中の
斜視図である。
【図42】 サイドウォールスペーサをマスクにLDD
を形成中の斜視図である。
【図43】 層間絶縁膜となるシリコン酸化膜を形成し
た構成の斜視図である。
【図44】 シリコン酸化膜が平坦化された構成の斜視
図である。
【図45】 シリコン窒化膜が除去され両側面が上に開
いた溝部が設けられた構成の斜視図である。
【図46】 実施の形態11において、短くしたFGの
フィン部を示す斜視図である。
【図47】 FGのフィン層を形成した構成の、ビット
線に垂直な面による断面図である。
【図48】 FGの垂直部分を形成した構成の断面図で
ある。
【図49】 垂直部分を有するFGに粗面化処理が施さ
れた構成の断面図である。
【図50】 垂直部分を有するゲート部の断面図であ
る。
【図51】 実施の形態12においてゲート領域に上方
が広いテーパ形状のエッチングが施された構成の斜視図
である。
【図52】 実施の形態10において溝部にエッチング
が施された構成の斜視図である。
【図53】 従来法において、FGのエッチング後にエ
ッチング残渣が残った構成の斜視図である。
【図54】 従来法において、FGに垂直段差を生じる
エッチングが施された構成の斜視図である
【図55】 従来法において、FGにエッチングが施さ
れた構成の斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 トレンチ分離帯、3 第1ゲート
絶縁膜、4 フローティングゲート下部層、5 ハード
マスク、6 フォトレジスト、7 フローティングゲー
トサイドウォールスペーサ、8 層間絶縁膜、9 フロ
ーティングゲートフィン層、11 フローティングゲー
トフィン部、12 第2ゲート絶縁膜、13 コントロ
ールゲート下部層、14 コントロールゲート上部層、
15 ハードマスク、17 コントロールゲート電極、
18 フローティングゲート電極、19 エッチング残
渣、21 コントロールゲート保護壁、22 コントロ
ールゲートサイドウォール、23 均一化されたゲート
側部酸化膜、24 層間絶縁膜と異なるフローティング
ゲートサイドウォールスペーサ、25 熱酸化処理等に
より絶縁体化されたエッチング残渣、26 イオン注入
により絶縁体化されたエッチング残渣、27 熱酸化処
理等に対する保護のためのコントロールゲートサイドウ
ォール、54 多結晶シリコン膜、56 フォトレジス
ト、57 オーバーコート、58 酸化膜、59 フォ
トレジスト、61 フォトレジスト、62 第一ゲート
絶縁膜、63 多結晶シリコン膜、64 タングステン
シリサイド、67 コントロールゲート電極、68 フ
ローティングゲート電極、71シリコン窒化膜、77
ゲート電極サイドウォールスペーサ、78 層間絶縁
膜、101 半導体基板、104 フローティングゲー
ト下部層、105 ハードマスク、108 層間絶縁
膜、109 フローティングゲート上部層、112第2
ゲート絶縁膜、113 コントロールゲート下部層、1
14 コントロールゲート上部層、121 フローティ
ングゲートフィン電極サイドウォール、201 半導体
基板、202 トレンチ分離帯、212 第2ゲート絶
縁膜、217 コントロールゲート電極、218 フロ
ーティングゲート電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/115 (72)発明者 大見 和幸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4M104 AA00 BB01 CC05 DD12 DD65 GG16 HH20 5F001 AA25 AA31 AA43 AB08 AB09 AD12 AD60 AF25 AG10 5F004 AA09 AA11 DA00 DA01 DA04 DA16 DA17 DA18 DA20 DA22 DA23 DA25 DA26 DA27 DB02 DB07 EA07 EA10 EA12 EA17 EA27 EB02 FA02 5F083 EP02 EP23 EP55 GA09 GA22 GA30 JA32 PR03 PR40

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面の上に第1ゲート絶
    縁膜を介して第1ゲート層を形成する工程と、 前記第1ゲート層の上に第2ゲート絶縁膜を介して第2
    ゲート層を形成する工程と、 レジストをマスクにして、前記第2ゲート層をエッチン
    グして第2ゲート電極を形成する工程と、 前記第2ゲート電極をマスクにして、前記第1ゲート層
    をエッチングして第1ゲート電極を形成する工程と、 前記第1ゲート層のエッチング後に、前記第1ゲート層
    の側壁に接する絶縁膜と前記第1ゲート絶縁膜とによっ
    て形成された段差の側壁に残ったエッチング残渣に対し
    て等方性エッチングを行って、そのエッチング残渣を除
    去する工程とを備える不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記等方性エッチングに用いるガスとし
    て、ハロゲン元素を含むガスを用いる請求項1に記載の
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記等方性エッチングに用いるガスとし
    て、Cl2 ガス、Cl2 とNF3 との混合ガス、Cl2
    とO2 との混合ガス、Vapor HFとO2 との混合ガス、
    CF4 とO2 との混合ガス、CHF3 とO2 との混合ガ
    ス、SF6 とO2 との混合ガス、NF3 とO2 との混合
    ガス、のうちのいずれかを用いる請求項1に記載の不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記混合ガス中のO2 の代わりに、N2
    O、CO2 、O3 、H2 2 、H2 O、のうちのいずれ
    かを用いた混合ガスを用いる請求項3に記載の不揮発性
    半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記混合ガスに、さらに、He、Ne、
    Ar、Kr、Xe、N2 、のうちの少なくとも1種のガ
    スを加えた混合ガスを用いる請求項3または4に記載の
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチング残渣に対して等方性エッ
    チングを行う工程より前に、第2ゲート電極の側壁に保
    護膜を形成する工程を、さらに備える請求項1〜5のい
    ずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記等方性エッチング時に形成されるゲ
    ート電極の側壁の酸化膜の厚さを均一にするために、前
    記エッチング残渣に対して等方性エッチングを行う工程
    より前に、1%以上の濃度のH2 2 を含む薬液によっ
    てウェット処理をする工程を、さらに備える請求項1〜
    5のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 半導体基板の主表面の上に第1ゲート絶
    縁膜を介して第1ゲート層を形成する工程と、 前記第1ゲート層の上に第2ゲート絶縁膜を介して第2
    ゲート層を形成する工程と、 レジストをマスクにして、前記第2ゲート層をエッチン
    グして第2ゲート電極を形成する工程と、 前記第2ゲート電極をマスクにして、前記第1ゲート層
    をエッチングして第1ゲート電極を形成する工程と、 前記第1ゲート層のエッチング後に、前記第1ゲート層
    の側壁に接する絶縁膜と前記第1ゲート絶縁膜とによっ
    て形成された段差の側壁に残ったエッチング残渣に対し
    て、熱酸化処理または窒化処理を行いエッチング残渣を
    絶縁体化する工程を備える不揮発性半導体記憶装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記熱酸化処理または窒化処理を行いエ
    ッチング残渣を絶縁体化する工程の代わりに、前記エッ
    チング残渣に対してイオン注入により酸素または窒素を
    注入してエッチング残渣を絶縁体化する工程を備える請
    求項8に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板の主表面の上に第1ゲート
    絶縁膜を介して第1ゲート下部層を形成する工程と、 前記第1ゲート下部層とその上に設けた絶縁膜との側壁
    に絶縁膜からなるサイドウォールスペーサを形成する工
    程と、 前記サイドウォールスペーサに接する、前記サイドウォ
    ールスペーサと異なる材質の絶縁膜からなる層間絶縁膜
    を形成する工程と、 第1ゲート層の上に第2ゲート絶縁膜を介して第2ゲー
    ト層を形成する工程と、 レジストをマスクにして、前記第2ゲート層をエッチン
    グして第2ゲート電極を形成する工程と、 前記第2ゲート電極をマスクにして、前記第1ゲート層
    をエッチングして第1ゲート電極を形成する工程と、 前記第1ゲート層をエッチングして前記第1ゲート電極
    を形成した後に、前記サイドウォールスペーサをウェッ
    ト処理して除去することにより、前記サイドウォールス
    ペーサと前記第1ゲート絶縁膜によって形成された段差
    の側壁に残ったエッチング残渣をリフトオフして除去す
    る工程とを備える不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2ゲート層をエッチングして第
    2ゲート電極を形成する工程の後、その第2ゲート電極
    をマスクにして前記第1ゲート層をエッチングする工程
    より前に、前記第2ゲート電極の側壁に絶縁膜からなる
    サイドウォールを形成する工程をさらに備える請求項8
    〜10のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板の主表面のゲート電極を形
    成する位置にフォトレジストまたは絶縁膜を形成する工
    程と、 前記フォトレジストまたは絶縁膜をマスクにして、不純
    物を前記半導体基板に注入して活性領域を形成する工程
    と、 前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に対してエッチングを行い、ゲート電極
    を形成する位置に溝を設け、その溝に沿って延びる方向
    に直交する断面で、溝の両側辺の各々に上方に溝の幅を
    広げるテーパがつくようにする工程と、 前記溝に沿って第1ゲート電極を形成する工程とを備え
    る不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 半導体基板の主表面の上にシリコン窒
    化膜を成膜する工程と、 レジストをマスクに、前記シリコン窒化膜をエッチング
    してゲート電極を形成する位置に限定して形成し、その
    シリコン窒化膜の側壁に沿って延びる方向と直交する断
    面で、前記シリコン窒化膜の両側辺の各々に上方にシリ
    コン窒化膜の幅を広げるテーパがつくようにする工程
    と、 前記シリコン窒化膜をマスクにして、不純物を前記半導
    体基板に注入して活性領域を形成する工程と、 前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を除去して溝を設け、前記断面で溝
    の両側辺の各々に上方に溝の幅を広げるテーパがつくよ
    うにした工程と、 前記溝に沿って第1ゲート電極を形成する工程とを備え
    る不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板の主表面に分離絶縁帯を設
    ける工程と、 前記半導体基板の主表面および前記分離絶縁帯の上に第
    1ゲート層を形成する工程と、 前記第1ゲート層の前記分離絶縁帯の上の部分を、Cl
    2 とHBrとの混合ガス、HBrとO2 との混合ガス、
    およびCl2 とHBrとO2 との混合ガス、のうちのい
    ずれかの混合ガスのプラズマにて帯状にエッチングし除
    去して溝を設け、その溝に沿って延びる方向と直交する
    断面で、溝の両側辺の各々に上方に溝の幅を広げるテー
    パがつくようにする工程を備える不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  15. 【請求項15】 半導体基板の主表面の上に、第1ゲー
    ト絶縁膜を介して第1ゲート下部層を形成する工程と、 前記第1ゲート下部層の幅を規制する、第1ゲート下部
    層より厚い第1層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1層間絶縁膜の上に、第2層間絶縁膜を形成する
    工程と、 前記第1ゲート下部層の上に第1ゲートフィン層を設
    け、そのフィン部を第1層間絶縁膜の周縁部と第2層間
    絶縁膜の側壁とに沿って延ばして、前記第1ゲート下部
    層と合わせて第1ゲート層を形成する工程と、 前記第1ゲートフィン層に接する第2ゲート絶縁膜を介
    して、第2ゲート層を形成する工程とを備える不揮発性
    半導体記憶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 結合容量を増大させるために、前記第
    1ゲートフィン層の表面を粗面化する工程を、さらに備
    える請求項15に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 半導体基板の主表面に設けられた第1
    ゲート絶縁膜と、その上に形成された第1ゲート電極
    と、 前記第1ゲート電極の上に第2ゲート絶縁膜を介して形
    成された第2ゲート電極と、 前記第2ゲート電極の側壁に保護膜とを備えている不揮
    発性半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 半導体基板の主表面に設けられた第1
    ゲート絶縁膜と、その上に形成された第1ゲート電極
    と、 前記第1ゲート電極の上に第2ゲート絶縁膜を介して形
    成された第2ゲート電極と、 前記第1ゲート電極の側壁に接する絶縁膜と第1ゲート
    絶縁膜とが形成する段差側壁に、多結晶シリコンが絶縁
    体化されたシリコン化合物を有する不揮発性半導体記憶
    装置。
  19. 【請求項19】 半導体基板の上に第1ゲート絶縁膜を
    介して、第1ゲート層がエッチングされることにより形
    成された第1ゲート電極と、 その第1ゲート電極の上に第2ゲート絶縁膜を介して、
    第2ゲート層がエッチングされることにより形成された
    第2ゲート電極と、 前記第1ゲート電極の側壁が接する絶縁膜と前記第1ゲ
    ート絶縁膜とによって形成される角度が、前記第1ゲー
    ト電極の側壁に沿って延びる方向に直交する断面で、前
    記第1ゲート電極側に対して90°を超え、前記第1ゲ
    ート電極の側壁が接する絶縁膜の両側壁の各々には、前
    記第1ゲート電極の幅が上方ほど広くなるようにテーパ
    がつけられている不揮発性半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 半導体基板に設けられた分離絶縁帯
    と、 前記半導体基板と前記分離絶縁帯の上に設けられた第1
    ゲート電極とを備え、 前記第1ゲート電極は、前記分離絶縁帯の上で側壁を有
    し、その側壁に沿って延びる方向に直交する断面で、そ
    の側辺と前記分離絶縁帯表面とのなす角度が、その側壁
    が連結している第1ゲート電極側と反対側に対して90
    °を超えている不揮発性半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 半導体基板の主表面の上に、第1ゲー
    ト絶縁膜を介して形成された第1ゲート下部電極と、 前記第1ゲート下部電極の幅を規制する、第1ゲート下
    部電極より厚い第1層間絶縁膜と、 前記第1層間絶縁膜の上に形成された第2層間絶縁膜
    と、 前記第1ゲート下部電極の上に設けられた、そのフィン
    部が第1層間絶縁膜の周縁部と第2層間絶縁膜の側壁と
    に沿って延びている、前記第1ゲート下部電極と合わせ
    て第1ゲート電極を形成する第1ゲートフィン電極と、 前記第1ゲートフィン電極の上に、第2ゲート絶縁膜を
    介して形成されている第2ゲート電極とを備える不揮発
    性半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記第2ゲート電極の側壁に保護膜が
    さらに備えられている請求項21に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記第1ゲート下部電極の側壁が接し
    ている絶縁膜と前記第1ゲート絶縁膜とが形成する段
    差、または第1層間絶縁膜と第2層間絶縁膜とが形成す
    る段差のいずれかの段差の側壁に、さらに、多結晶シリ
    コンが絶縁体化されたシリコン化合物を備える請求項2
    1または22に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  24. 【請求項24】 前記第1ゲート下部電極の側壁が接し
    ている絶縁膜の側壁と前記第1ゲート絶縁膜とがなす角
    度が、前記第1ゲート下部電極に沿って延びる方向に垂
    直な断面で、前記第1ゲート下部電極の側に対して90
    °を超え、前記第1ゲート下部電極の幅が上方ほど広く
    なるように、前記第1ゲート下部電極の両側壁が接して
    いる絶縁膜の両側の各々の側壁にテーパがついている請
    求項21に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  25. 【請求項25】 さらに、前記第1層間絶縁膜の上面と
    前記第2層間絶縁膜の側壁とが形成する角度が、前記フ
    ィン部が接している第1層間絶縁膜の上面側に対して9
    0°を超え、前記第1ゲートフィン電極の幅および前記
    第2ゲート電極の幅が上方ほど広くなるように、前記第
    2層間絶縁膜の両側壁の各々にテーパがついている請求
    項24に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  26. 【請求項26】 第1ゲートフィン電極のうち、少なく
    ともフィン部の表面は粗面化されている請求項21〜2
    5のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
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