JP2000148167A - メドレー楽曲の編集方法に特徴を有するカラオケ装置および通信カラオケシステム - Google Patents

メドレー楽曲の編集方法に特徴を有するカラオケ装置および通信カラオケシステム

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JP2000148167A
JP2000148167A JP10322611A JP32261198A JP2000148167A JP 2000148167 A JP2000148167 A JP 2000148167A JP 10322611 A JP10322611 A JP 10322611A JP 32261198 A JP32261198 A JP 32261198A JP 2000148167 A JP2000148167 A JP 2000148167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の得意とする楽段によるメドレー楽曲
を演奏できるカラオケ装置を提供する。 【解決手段】 演奏制御手段は指定楽曲の指定楽段を演
奏でき、歌唱採点手段は前記楽段毎に得点を算出でき、
ある楽曲の演奏指示とともに利用者IDが入力される
と、この楽曲IDと最高点を記録した前記楽段とその得
点とを利用者IDに対応づけて歌唱履歴簿を作成し、メ
ドレー楽曲の構成内容を記述したメドレー台本を作成す
るためのメドレー編集手段はメドレー楽曲の演奏指示と
ともに利用者IDが入力されると、前記歌唱履歴簿を参
照してこの利用者IDに対応する楽曲の中から所定曲数
の楽曲を得点の高い順に選択して対応する楽段を取得す
るとともにその演奏順番を決定してメドレー台本を作成
し、前記演奏制御手段はこのメドレー台本に従ってデー
タベースから該当の楽曲の音楽生成データを順次取り出
し、指定の楽段をつなぎ合わせながらカラオケ伴奏音楽
を演奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信カラオケシステ
ムや独立型のカラオケ装置に関し、とくにメドレー楽曲
の編集方法に特徴を有する通信カラオケシステムやカラ
オケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置は、指定楽曲のカラオケデ
ータを処理してカラオケ伴奏音楽と歌詞画像とを同期し
てスピーカとディスプレイに音響映像出力する。カラオ
ケデータは、カラオケ伴奏音楽の起源となる音楽生成デ
ータと、その音楽生成データに付帯して、その楽曲の歌
詞画像の起源となる歌詞描出データとをセットにしたも
のであり、多数曲分のカラオケデータがデータベースに
蓄積されている。
【0003】カラオケ伴奏音楽には複数の楽曲の一部の
演奏部分をつなぎ合わせたメドレー楽曲がある。各カラ
オケ楽曲は自然に旋律が完結する複数の演奏区間(楽
段)に区分されており、楽段の中には「サビ」と呼ばれ
る部分がある。メドレー楽曲は主として「サビ」にあた
る楽段のみをつなぎ合わせたものである。メドレー楽曲
を演奏するためには、通常のカラオケ楽曲と同様にメド
レー楽曲のカラオケデータを用意しておき、指定のメド
レー楽曲に対応するカラオケデータを通常のカラオケ楽
曲と同様にして処理する。
【0004】また、特開平6−202675号公報に開
示されているカラオケ装置では、メドレー楽曲に使用す
る複数のカラオケ楽曲と、その演奏順番とを利用者が指
定することができるようになっている。具体的には、カ
ラオケ楽曲毎にメドレー楽曲として使用する楽段があら
かじめ設定されており、カラオケデータは、その楽段に
相当するデータ部分が識別できるように作成されてい
る。そして、利用者が指定した複数のカラオケ楽曲につ
いて、所定の楽段の伴奏音楽を指定の順番に従って順次
生成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】メドレー楽曲を演奏す
るためにメドレー楽曲専用のカラオケデータを用意する
場合、利用者の多様な嗜好に対応するために多数曲分の
メドレー楽曲用カラオケデータを用意しなくてはならな
い。しかも、ある新曲カラオケ楽曲のリリースに対応し
て、その新曲を含んだメドレー楽曲を追加する場合、そ
の新曲は異なるメドレー楽曲に使用される可能性が高
い。すなわち、一曲の新曲に対して複数のメドレー楽曲
用カラオケデータが必要となる。当然、このカラオケデ
ータを格納するためのデータ記憶装置は大容量のものに
ならざるを得ない。したがって、カラオケ装置のコスト
を大きく増加させてしまう。もちろん、通信カラオケシ
ステムであれば、データ量の増加は、直接通信費の増加
につながる。
【0006】一方、1曲分のカラオケデータからメドレ
ーとして演奏する楽段部分を取り出して繋げるタイプの
カラオケ装置は、メドレー楽曲用のカラオケデータを用
意する必要がないので、データ格納コストや通信コスト
を増加させることはない。しかし、各楽曲でメドレー楽
曲に使用される楽段が歌唱者が得意としている楽段とは
限らない。そのため、メドレー楽曲の演奏中に不得意で
あったりよく知らかったりする楽段が演奏されると、歌
い出しにとまどったり旋律についていけなかったり、場
合によっては大きく音程を外す場合もある。これでは、
歌唱者が一番歌いたい楽曲をまとめて歌えるメドレー楽
曲の演奏が無意味になる。
【0007】もちろん、利用者がメドレー楽曲を構成す
る複数のカラオケ楽曲に加えて楽段も選択できれば得意
な楽段だけによるメドレー楽曲を演奏させることができ
る。しかし、楽曲に加えて楽段までも選択し、しかもそ
の演奏順番までも指定していては操作が極めて複雑にな
る。操作の時間もかなり長くなる。利用者にとっては操
作自体が面倒くさいし、同伴者などの他の人にとっては
リクエスト曲を入力できないので迷惑である。時間貸し
のカラオケ会場であれば、操作に掛かる時間分の料金が
もったいない。
【0008】そこで本発明は、多数のメドレー楽曲をデ
ータ量を増やすことなく用意できるとともに、利用者の
得意とする楽段によるメドレー楽曲を時間を掛けること
なく簡単に編集して演奏させることができるカラオケ装
置および通信カラオケシステムを提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、メドレー
楽曲の編集方法に特徴を有するカラオケ装置であって、
つぎの事項(1)〜(7)によって特定される。 (1)カラオケ伴奏音楽の起源となる音楽生成データが
楽曲単位で区分されてデータベースに蓄積されている。
ある楽曲の演奏指示が適宜なユーザインタフェースより
入力されると、演奏制御手段がその楽曲のIDに対応す
る音楽生成データをデータベースから取り出してカラオ
ケ伴奏音楽を演奏する。 (2)各楽曲はあらかじめ複数の楽段に区分されてい
る。前記演奏制御手段は、ある楽曲の指定楽段のみを演
奏するように指示された場合、データベースから指定楽
曲の音楽生成データを取り出して、指定された楽段のみ
を演奏する部分演奏手段を含んでいる。 (3)歌唱者の歌唱状態を解析して得点を算出する採点
手段を備える。当該採点手段は、前記楽段毎に得点を算
出する楽段別採点手段を含んでいる。 (4)会員登録された利用者のID毎に楽曲IDと前記
楽段と前記得点とをセットにして対応づけた歌唱履歴簿
を適宜な記憶部に作成する。 (5)ある楽曲の演奏指示入力とともに利用者IDが入
力されると、この楽曲の演奏後にこの楽曲IDと最高点
を記録した前記楽段とその得点とを利用者IDに対応づ
けて前記歌唱履歴簿に記入する。 (6)どの楽曲のどの楽段をどのような順番でつなぎ合
わせて演奏するかを記述したメドレー台本を作成するた
めのメドレー編集手段を備える。当該編集手段は、メド
レー楽曲の演奏指示とともに利用者IDが入力される
と、前記歌唱履歴簿を参照し、この利用者IDに対応づ
けられた楽曲の中から所定曲数の楽曲を得点の高い順に
選択して対応する楽段を取得するとともに、その演奏順
番を適宜に決定してメドレー台本を作成する。 (7)前記演奏制御手段は、前記メドレー台本に従って
データベースから該当の楽曲の音楽生成データを順次取
り出し、指定の楽段をつなぎ合わせながらカラオケ伴奏
音楽を演奏する。
【0010】第2の発明におけるカラオケ装置は、各カ
ラオケ楽曲にはジャンルや歌手、発表年などの楽曲属性
が付帯し、前記ユーザインタフェースが前記楽曲属性の
選択指定入力を受け付け、ある楽曲の演奏指示とともに
前記楽曲属性と利用者IDとが入力されると、前記メド
レー編集手段が前記歌唱履歴簿中で当該利用者IDに対
応する楽曲の中から指定の楽曲属性が付帯する楽曲を選
択して前記メドレー台本を作成する。
【0011】さらに、前記歌唱履歴簿が利用者IDに対
応する楽曲についてその演奏日時や演奏端末IDなどの
演奏属性を含み、前記ユーザインタフェースが前記演奏
属性を直接的あるいは間接的に指定するための入力を受
け付け、ある楽曲の演奏指示とともに前記演奏属性と利
用者IDとが入力されると、前記メドレー編集手段が前
記歌唱履歴簿中で当該利用者IDに対応する楽曲の中か
ら指定の演奏属性が付帯する楽曲を選択して前記メドレ
ー台本を作成するカラオケ装置を第3の発明とした。
【0012】第4の発明は通信カラオケシステムであっ
てつぎの事項(11)〜(17)によって特定される。 (11)多数曲分のカラオケ伴奏音楽の起源となる音楽
生成データを含む種々のデータを蓄積したカラオケホス
ト装置と多数のカラオケ装置が適時に回線接続してデー
タ通信を行う。 (12)前記カラオケ装置は前記カラオケホスト装置よ
り前記音楽生成データを受け取ってデータベースに蓄積
する。ある楽曲の演奏指示が適宜なユーザインタフェー
スより入力されると、演奏制御手段がその楽曲のIDに
対応する音楽生成データをデータベースから取り出して
カラオケ伴奏音楽を演奏する。 (13)各楽曲はあらかじめ複数の楽段に区分されてい
る。前記演奏制御手段は、ある楽曲の指定楽段のみを演
奏するように指示された場合、データベースから指定楽
曲の音楽生成データを取り出して、指定された楽段のみ
を演奏する部分演奏手段を含んでいる。 (14)前記カラオケ装置は、歌唱者の歌唱状態を解析
して得点を算出する採点手段を備える。当該採点手段
は、前記楽段毎に得点を算出する楽段別採点手段を含ん
でいる。 (15)前記カラオケ装置は、会員登録された利用者の
ID毎に楽曲IDと前記楽段と前記得点とをセットにし
て対応づけた歌唱履歴簿を適宜な記憶部に作成するとと
もに、ある楽曲の演奏指示入力とともに利用者IDが入
力されると、この楽曲の演奏後にこの楽曲IDと最高点
を記録した前記楽段とその得点とを利用者IDに対応づ
けて前記歌唱履歴簿に記入する。当該歌唱履歴簿は適宜
な通信機会に前記カラオケホスト装置に転送される。 (16)前記カラオケホスト装置は、どの楽曲のどの楽
段をどのような順番でつなぎ合わせて演奏するかを記述
したメドレー台本を作成するためのメドレー編集手段を
備える。当該編集手段は、前記歌唱履歴簿に基づいて、
各利用者IDに対応づけられた楽曲の中から所定曲数の
楽曲を得点の高い順に選択して対応する楽段を取得する
とともに、その演奏順番を適宜に決定してメドレー台本
を作成する。 (17)前記カラオケ装置は前記カラオケホスト装置か
ら適宜な通信機会に前記メドレー台本を受け取って適宜
な記憶部に格納する。演奏制御手段は、メドレー楽曲の
演奏指示とともにある利用者IDが入力されると、対応
するメドレー台本に従ってデータベースから該当の楽曲
の音楽生成データを順次取り出し、指定の楽段をつなぎ
合わせながらカラオケ伴奏音楽を演奏する。
【0013】第5の発明は、通信カラオケシステムであ
って、第4の発明における事項(11)〜(15)と、
つぎの事項(21)〜(23)によって特定される通信
カラオケシステムとした。 (21)前記カラオケホスト装置のデータベースは会員
登録された利用者のID毎に楽曲IDと前記楽段と前記
得点とをセットにして対応づけた歌唱履歴簿を記憶して
いる。この歌唱履歴簿を適時にカラオケ演奏端末に送信
する。カラオケ演奏端末は、受信した歌唱履歴簿を適宜
な記憶部に格納するとともに、ある楽曲の演奏指示入力
とともに利用者IDが入力されると、この楽曲の演奏後
にこの楽曲IDと最高点を記録した前記楽段とその得点
とを利用者IDに対応づけて格納されている前記歌唱履
歴簿に記入する。前記カラオケホスト装置は、カラオケ
演奏端末側にある歌唱履歴簿を集信することでデータベ
ース内の歌唱履歴簿を随時更新する。 (22)カラオケ演奏端末はどの楽曲のどの楽段をどの
ような順番でつなぎ合わせて演奏するかを記述したメド
レー台本を作成するためのメドレー編集手段を備える。
当該編集手段は、前記歌唱履歴簿を参照し、この利用者
IDに対応づけられた楽曲の中から所定曲数の楽曲を得
点の高い順に選択して対応する楽段を取得するととも
に、その演奏順番を適宜に決定してメドレー台本を作成
する。 (23)前記演奏制御手段は、メドレー楽曲の演奏指示
とともに利用者IDが入力されると、前記メドレー台本
に従ってデータベースから該当の楽曲の音楽生成データ
を順次取り出し、指定の楽段をつなぎ合わせながらカラ
オケ伴奏音楽を演奏する。
【0014】また第6の発明は、第4または第5の発明
おいて各カラオケ楽曲がジャンルや歌手、発表年などの
楽曲属性を付帯し、前記ユーザインタフェースが前記楽
曲属性の選択指定入力を受け付け、前記メドレー編集手
段が前記歌唱履歴簿中で各利用者IDに対応する楽曲の
中から指定の楽曲属性が付帯する楽曲を選択して前記メ
ドレー台本を作成し、前記インターフェースからある楽
曲の演奏指示とともに前記楽曲属性と利用者IDとが入
力されると、前記演奏制御手段が該当の台本データに従
ってメドレー楽曲を演奏する通信カラオケシステムとし
ている。
【0015】第7の発明は、前記歌唱履歴簿が利用者I
Dに対応する楽曲についてその演奏日時や演奏端末ID
などの演奏状況属性を含み、前記ユーザインタフェース
が前記演奏属性を直接的あるいは間接的に指定するため
の入力を受け付け、前記メドレー編集手段が前記歌唱履
歴簿中で各利用者IDに対応する楽曲の中から前記演奏
状況属性毎に適宜な楽曲を選択して前記メドレー台本を
作成し、ある楽曲の演奏指示とともに前記演奏属性と利
用者IDとが入力されると、前記演奏制御手段が該当の
台本データに従ってメドレー楽曲を演奏する通信カラオ
ケシステムとした。
【0016】
【発明の実施の形態】===カラオケ装置の基本的な構
成と動作=== 図1は、本発明の実施例におけるカラオケ装置の構成を
通信カラオケシステムの演奏端末として示している。中
央制御部11は内部にCPU、RAM、ROMを含むマ
イコンであり、データバス100や制御バス110を介
して周辺各構成部とデータ通信を行い、カラオケ装置1
を統括/制御している。中央制御部11は適宜な通信機
会にモデム25を制御して電話回線網40を介してカラ
オケホスト装置(以下、ホスト装置)50に接続してデ
ータ通信を行う。ホスト装置50は多数曲分のカラオケ
データを含む種々のデータを蓄積してなるデータベース
を備え、適宜な通信機会に適宜なデータを任意のカラオ
ケ演奏端末に転送する。
【0017】カラオケ装置1のハードディスク装置12
には、ホスト装置50より配信されたカラオケデータや
各種データおよびカラオケ装置1にて生成された種々の
データが格納される。
【0018】カラオケデータはMIDI形式によって記
述されたカラオケ伴奏音楽の起源となる音楽生成データ
と、その楽曲演奏に同期して描出すべき歌詞文字やその
文字の属性(表示位置、表示色、表示/消去タイミン
グ)を記述した歌詞描出データとを含んでいる。中央制
御部11は、リモコン送信器17や操作パネル18から
リクエスト楽曲のID入力を操作制御部19を介して受
け取ると、その入力順とIDとを対応づけてRAMに格
納し、楽曲の演奏予約登録を行う。そして、予約順番に
従って該当する楽曲のカラオケデータを取り出す。カラ
オケデータ中のMIDIデータをシンセサイザ13に転
送すると、シンセサイザ13は、このMIDIデータに
従って内蔵音源を制御し、カラオケ伴奏音楽を生成す
る。シンセサイザ13が出力するカラオケ伴奏音楽の音
声信号は、ミキシングアンプ14でマイクロホン15か
らの歌唱音声信号と混合されてスピーカ16に音響出力
される。
【0019】一方、カラオケ伴奏音楽の生成処理に同期
して歌詞描出データを処理し、歌詞画像に相当するビッ
トマップ画像をビデオRAM20に展開する。映像制御
部21は、このビットマップ画像をビデオCDチェンジ
ャ22から出力されるムード映像にスーパーインポーズ
する処理を行ってディスプレイ23に映像出力する。
【0020】また、歌唱採点部24は中央制御部の制御
の下、マイクロホン15から入力される歌唱信号をサン
プリングして歌唱音程や発音タイミングなどの歌唱状況
をデータ化し、この歌唱データとMIDIデータ中の主
旋律データとを逐次比較して、その一致度に従って所定
の点数を付与していく。カラオケ楽曲における歌唱パー
トを通してその点数を集計し、最終的に100点を満点
とした総合得点を計算する。総合得点は中央制御部11
に転送され、その得点数値がディスプレイ23に表示さ
れる。
【0021】以上がカラオケ装置1における基本的な構
成と動作であった。さらに、カラオケ装置1は、会員と
して登録された利用者がメドレー楽曲の演奏指示をこの
利用者のIDとともにカラオケ装置1に入力すると、こ
の利用者の得意とする楽曲のしかも得意とする楽段が所
定曲数分つなぎ合わされてメドレー楽曲が演奏される。
以下、この高度なメドレー楽曲演奏機能について説明す
る。
【0022】===メドレー楽曲演奏機能の概略=== 本発明におけるメドレー楽曲演奏機能の利用者はあらか
じめカラオケ装置1に対してIDを登録する手続きをす
る必要がある。例えば、カラオケ店舗に備え付けられた
登録申請書などに利用者の氏名や住所などの個人情報を
記入して利用者IDの付与を受ける。IDの付与は単に
ID番号を利用者に伝えるだけでもよいが、本実施例で
は、利用者が個別に所有する携帯型リモコン送信器(パ
ーソナルリモコン)17を利用者に提供することでID
を付与している。このパーソナルリモコン17には自身
の識別IDが記憶されており、これを利用者IDとして
いる。また、パーソナルリモコン17を使用してリクエ
スト入力をすると、楽曲IDとともに利用者IDを含ん
だリモコン信号が送信されるようになっている。
【0023】ID登録された歌唱者(会員)がどの楽曲
のどの楽段を得意としているのかは、各カラオケ楽曲を
あらかじめ複数の楽段に区分しておき、歌唱採点部が各
楽段毎に得点を集計して楽段別得点を計算することでわ
かる。そして、どの会員がどの楽曲を歌ったとき、どの
楽段で何点の最高得点を出したかを記録しておいて、メ
ドレー楽曲を演奏するさい、その記録を参照して得点の
高い順に楽曲とその楽段を選択すればよい。カラオケ装
置1は、中央制御部11が会員の過去の歌唱状況(歌唱
楽曲や楽段別得点など)を記録した歌唱履歴簿に基づい
てどの楽曲のどの段落をどの順番で演奏するかを記述し
たメドレー台本を作成し、その台本に従って演奏処理す
ることで、上述の高度なメドレー楽曲演奏を実現してい
る。
【0024】さらにカラオケ装置1は、会員が過去に歌
唱した楽曲のジャンルや歌唱した時期などの条件を特定
事項として入力すると、その特定事項に対応する楽曲を
抽出して、その楽曲の対応している楽段を高得点順に選
択してメドレー楽曲を編集することもできるようになっ
ている。
【0025】===各楽曲に対応づけられているデータ
=== 各カラオケ楽曲における楽段の区分け状態はテーブルと
してハードディスク装置12に記憶されている。図2に
示すように、このテーブルには楽曲IDと楽段IDと各
楽段の開始と終了を演奏開始からの経過時間によって対
応づけている。また、各楽曲には先述した条件入力時の
特定事項として図3に示すジャンルや元歌の歌手名、こ
の楽曲の発表年、主題などの楽曲属性が付帯している。
これらの各楽曲属性における種々の特定事項(具体的な
ジャンル名や歌手名、主題名など)はコード番号によっ
て識別されている。なお、主題は「初恋」「卒業」「酒
場」や春夏秋冬を示す「時節」など、楽曲の歌詞や雰囲
気に合わせて設定されている。各カラオケ楽曲に対応づ
けられている楽段や楽曲属性を記述したデータは、新曲
の発表などによって随時更新する必要がある。そのた
め、ホスト装置50はデータが更新されると、最新のデ
ータをカラオケ装置1に配信する。中央制御部11はハ
ードディスク装置12内にあるデータとホスト装置50
から配信されるデータとを比較して最新のデータに更新
する。
【0026】なお、楽段や楽曲属性は、テーブルを用意
しなくてもカラオケデータのヘッダ部分などに記述して
おいてもよい。また、MIDIデータ中に楽段の開始と
終了の符号とその楽段の識別符号とを挿入しておくこと
も可能である。
【0027】===楽段別得点と歌唱履歴簿=== 会員毎に得意な楽曲とその楽段を特定するために利用者
ID毎に楽曲IDと楽段と得点とを対応づけて記述した
歌唱履歴簿が用意されている。図4にこの歌唱履歴簿の
概略的なデータ構成を示した。歌唱履歴簿はカラオケ装
置1側で随時作成されるとともに、ホスト装置50側で
ネットワークに接続されている多数のカラオケ演奏端末
から集信することで逐次内容が更新される。このよう
に、ホスト装置50による集/配信とカラオケ装置1に
おける随時作成とによってハードディスク装置12には
常に最新の歌唱履歴簿が格納されることになる。
【0028】カラオケ装置1において、歌唱履歴簿はつ
ぎの流れによって作成される。中央制御部11がパーソ
ナルリモコン17によってある楽曲の演奏指示が入力さ
れたことを操作制御部から受け取ると、この楽曲の演奏
処理にさいし歌唱採点部24が楽段の終了毎に集計する
楽段別得点を取得していく。演奏終了後にこの楽曲のI
Dと最高得点を記録した段落とその得点とをセットにし
て該当の利用者IDに対応づけて歌唱履歴簿に記録する
(もちろん、楽段別得点を全て記入してもよい。)。こ
のとき、演奏日と演奏端末IDとを歌唱状況属性として
付帯させる。
【0029】===メドレー楽曲の演奏指示(ユーザイ
ンタフェース)=== 本実施例において、会員がカラオケ装置1に対してメド
レー楽曲を演奏指示する場合、通常のカラオケ楽曲を演
奏指示するときとほぼ同様の操作を行えばよい。すなわ
ち、メドレー楽曲用の楽曲番号をパーソナルリモコン1
7から入力すれば、メドレー楽曲が演奏予約され、その
予約順に従って演奏が開始される。メドレー楽曲は、楽
段の選択の仕方に応じて通常メドレー楽曲、楽曲属
性別メドレー楽曲、歌唱状況属性別メドレー楽曲の3
種類があり、その種類に応じてそれぞれ楽曲番号が用意
されている。また、とのメドレー楽曲を演奏指示す
るさい、属性毎にさらに詳細な特定事項(例えば「ジャ
ンル」で「ロック」を選択、「時節」で「冬」を選択な
ど)を選択する必要がある。楽曲番号に階層的なコード
番号を適宜に付帯させることで特定の属性を備えた楽段
のみでメドレー楽曲が編集されるようになっている。本
実施例では、〜のメドレー楽曲に対応する楽曲番号
と、については選択する属性(ジャンル別、歌手
別、端末ID別など)に応じて楽曲番号が対応づけら
れ、さらに選択した属性における階層的な事項(ロッ
ク、卒業、端末番号など)を特定するために1桁〜4桁
程度のコード番号が対応づけられている。
【0030】メドレー楽曲の楽曲番号や各種条件に対応
するコード番号がどのメドレー楽曲のどの属性のどの特
定事項に対応するかはカラオケ店舗に備え付けられてい
る目次本に記載されている。つぎに、各種メドレー楽曲
の内容とそれに対応するメドレー台本について説明す
る。
【0031】===メドレー台本の作成=== <通常メドレー楽曲>パーソナルリモコンから通常メド
レー楽曲に該当する楽曲番号を入力して演奏指示を行う
と、通常メドレー楽曲の演奏指示とともに利用者IDが
操作制御部を介して中央制御部11に転送される。中央
制御部11は歌唱履歴簿を参照してこの利用者IDに対
応づけられている楽曲とその楽段を対応する得点に従っ
て高い順に並べる。そして、上位から所定の楽曲数分
(本実施例では5曲)の楽曲IDと対応する楽段を取得
する。さらに、取得した楽段をランダムに入れ替えて演
奏順番を決定する。この順番に従って対応する楽曲ID
と段落とを記述したものが図5に示したメドレー台本で
ある。
【0032】<楽曲属性別メドレー楽曲>通常メドレー
楽曲は高得点順に楽段が選択されるため、ジャンルの異
なる楽曲や歌手が異なる楽曲、あるいは新旧の楽曲など
が混在したメドレー楽曲が演奏される。そのため、メド
レー楽曲が統一性のない楽曲で構成される場合がある。
楽曲属性別メドレー楽曲はこれらの不統一性を解消しつ
つ、できるだけ得意な楽段で構成されたものである。
【0033】パーソナルリモコン17から楽曲属性別メ
ドレー楽曲に該当する楽曲番号と属性に対応するコード
番号とを入力して演奏指示を行うと、その属性に該当す
るメドレー楽曲の演奏指示とともに利用者IDが操作制
御部19を介して中央制御部11に転送される。ある属
性におけるある特定事項(例えば、ジャンル:ロックな
ど)に対応する楽曲番号とコード番号を入力すると、中
央制御部11は歌唱履歴簿と楽曲属性データとを照合し
て、歌唱履歴簿中で指定した特定事項に一致する楽曲を
抽出する。さらに、その楽曲に対応する楽段を高得点順
に並べ、上位から所定曲数を選択して演奏順番を適宜に
設定してメドレー台本を作成する。
【0034】なお、本実施例において楽曲属性の発表年
は、1960年代、1980年代など西暦1900年代
を10年単位として選択が可能である。
【0035】<歌唱状況属性別メドレー楽曲>上記2種
のメドレー楽曲に対し、歌唱状況別メドレー楽曲は、例
えば、「あの時節に歌った曲」とか、「このカラオケ装
置(地域)で歌った曲」とか、利用時節や利用場所、言
い換えれば歌唱者の主観的な思い出を反映できる。
【0036】パーソナルリモコン17から歌唱状況属性
別メドレー楽曲に該当する楽曲番号と属性に対応するコ
ード番号とを入力して演奏指示を行うと、その属性に該
当するメドレー楽曲の演奏指示とともに利用者IDが操
作制御部19を介して中央制御部11に転送される。本
実施例では歌唱した季節(春夏秋冬)と歌唱した端末I
Dと演奏地域のいずれかを条件として選択できる。な
お、演奏地域は演奏端末IDと所定の地域(市町村や都
道府県など)とを対応づけることで、ある地域を指定す
ると、その地域に属する演奏端末IDが特定できる。こ
の端末IDと地域を対応付けしたデータも適時にホスト
装置50から配信されてハードディスク装置12内に格
納される。中央制御部11は、歌唱履歴簿を参照して、
季節であれば演奏日に基づいて、端末IDや演奏地域で
あれば端末番号に基づいて、該当の楽曲を抽出して高得
点順に楽段を選択する。そして、演奏順番を設定してメ
ドレー台本を作成する。
【0037】===メドレー楽曲の演奏処理=== 中央制御部11は、メドレー楽曲を演奏するさい、上記
メドレー台本に従って所定の楽曲の所定の楽段部分のM
IDIデータを所定の順番でハードディスク装置12よ
り読み出してシンセサイザ13に順次転送していく。こ
の処理に同期して歌詞描出データを処理し、ビデオRA
M20に歌詞画像をビットマップ展開する。また、ハー
ドディスク装置12には、楽段の切り替え時に挿入され
る曲間楽曲のMIDIデータが用意されており、テンポ
や音程をつぎの楽段に合わせるように適宜な曲間楽曲デ
ータをシンセサイザ13に適時に転送する。なお、曲間
楽曲もメドレー台本中に記述して、この台本に従って曲
間楽曲データを読み出してもよい。このようにして、メ
ドレー楽曲の伴奏音楽と歌詞画像を適宜に切り替えなが
ら音響出力する。
【0038】===その他=== 上記実施例では楽曲番号とコード番号によってメドレー
楽曲の演奏指示入力をしているが、特定事項も含めて個
別に楽曲番号を用意してもよい。もちろん、ディスプレ
イ画面上に設定すべき特定事項のリストとリモコン送信
器等から操作可能なカーソル等とを表示させ、カーソル
によって適宜な項目を選択することで特定事項を入力す
るようなユーザインタフェース環境にすることは容易で
ある。利用者IDの入力もパーソナルリモコンによら
ず、通常のリモコン送信器や操作パネルから直接ID番
号をテンキー入力してもよい。
【0039】また、メドレー楽曲の編集にさいし、属性
とその特定事項の指定を一義的にせず、例えば、ジャン
ル、歌手、年代、主題をそれぞれ個別に設定したり、利
用時節や利用端末も合わせて指定したりするなど、複合
的に特定事項を設定してメドレーに使用する楽曲を絞り
込めるようにしてもよい。
【0040】メドレー台本はホスト装置が作成すること
としてもよい。この場合、集信した歌唱履歴簿に基づい
て利用者別、特定事項別のメドレー台本をあらかじめ作
成しておいて、カラオケ装置がホスト装置にその台本の
送付を要求することとしてもよい。送付のタイミングは
適宜なデータ通信時でもよいしメドレー楽曲の演奏指示
の入力時でもよい。もちろん、カラオケ装置がメドレー
台本の送付要求を出したときにホスト装置が入力条件に
従ったメドレー台本を作成することとしてもよい。これ
らシステム構成や処理手続きの順番などは、データ処理
に掛かる負荷や、利用者または店舗側の利便性(例え
ば、より新規な歌唱履歴に基づいたメドレー楽曲を歌い
たいとか、データ通信に掛かる回数や時間を少なくした
いとか、など)を考えて容易に変更可能である。
【0041】上記カラオケ装置は通信カラオケシステム
における演奏端末でなくてもよい。歌唱履歴簿は個別に
作成して記録しておけばよく、新規な楽曲属性データな
ど各楽曲に対応づけられているデータは作業員が保守点
検するさいに補充すればよい。
【0042】特定事項を入力したさい、対応する歌唱履
歴がメドレー楽曲を構成するための楽曲数に満たなかっ
たり全くなかったりする場合もある。そのような場合、
その旨をディスプレイに表示するなどして条件の再設定
を促すか、足りない分を他の楽曲で補ってもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明のカラオケ装置によれば、各カラ
オケ楽曲をあらかじめ複数の楽段に区分するとともに、
歌唱採点手段が楽段毎に得点を算出することで、どの会
員がどの楽曲を歌ったとき、どの楽段で何点の最高得点
を出したかを歌唱履歴簿として記録している。そして、
メドレー楽曲を演奏するさい、この履歴簿に基づいて得
点の高い楽曲とその楽段とをメドレー楽曲として採用し
ている。そのため、歌唱者が得意とする楽曲の得意とす
る楽段によるメドレー楽曲を演奏することができる。し
たがって、メドレー楽曲の演奏中に不得意であったりよ
く知らなかったりする楽段が演奏されて歌い出しにとま
どったり旋律についていけなかったりする可能性がなく
なる。
【0044】さらに、メドレー楽曲は自動的に生成され
る歌唱履歴簿に基づいて自動的に編集されるため、操作
に長い時間が掛かったり誤操作を招いたりすることがな
い。
【0045】各カラオケ楽曲にジャンルや歌手などの楽
曲属性を付帯させたり、歌唱履歴簿に歌唱日時や演奏端
末IDなどを付帯させるとともに、ユーザインタフェー
スがこれらの属性における特定事項の入力を受け付ける
ことで、ジャンルや歌唱時節など、入力条件に従いなが
ら、得意な楽段によるメドレー楽曲を演奏することがで
きる。そのため、メドレー楽曲を編成する各楽曲に統一
性をもたせることができる。したがって、1曲のメドレ
ー楽曲中に異質の楽曲が混在することで発生する違和感
が解消できる。
【0046】また、カラオケホスト装置とカラオケ演奏
端末から構成される通信カラオケシステムとすれば、カ
ラオケホスト装置側がより多くのカラオケ演奏端末から
歌唱履歴簿を集計して各カラオケ演奏端末に配信するこ
とができる。そのため、使用するカラオケ演奏端末に依
存することなく上述のメドレー楽曲演奏機能を利用する
ことができる。
【0047】また、メドレー台本の作成処理は、カラオ
ケホスト装置側で行う構成でも、カラオケ演奏端末側で
行う構成でもよく、データ処理に掛かる負荷やユーザイ
ンタフェース環境の快適性を考慮して適宜にシステム構
成を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラオケ装置の構成を
中心とした通信カラオケシステムの概略図である。
【図2】上記実施例における各カラオケ楽曲の楽段区分
け状態テーブルの概略図である。
【図3】上記実施例における楽曲属性データの概略図で
ある。
【図4】上記実施例における歌唱履歴簿のデータ構成を
概略図として示している。
【図5】上記実施例におけるメドレー台本のデータ構成
を概略図として示している。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 11 中央制御部 12 ハードディスク装置 13 シンセサイザ 24 歌唱採点部 50 カラオケホスト装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D108 BA02 BA04 BA32 BA39 BB03 BB06 BC02 BC03 BC09 BC20 BE10 BF05 BF20 BG07 BG08 BH10 5D378 KK13 KK16 LA03 LA28 MM23 MM24 MM32 MM35 MM38 MM41 MM62 MM71 MM97 QQ01 QQ21 QQ30 XX07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メドレー楽曲の編集方法に特徴を有する
    カラオケ装置であって、つぎの事項(1)〜(7)によ
    って特定される。 (1)カラオケ伴奏音楽の起源となる音楽生成データが
    楽曲単位で区分されてデータベースに蓄積されている。
    ある楽曲の演奏指示が適宜なユーザインタフェースより
    入力されると、演奏制御手段がその楽曲のIDに対応す
    る音楽生成データをデータベースから取り出してカラオ
    ケ伴奏音楽を演奏する。 (2)各楽曲はあらかじめ複数の楽段に区分されてい
    る。前記演奏制御手段は、ある楽曲の指定楽段のみを演
    奏するように指示された場合、データベースから指定楽
    曲の音楽生成データを取り出して、指定された楽段のみ
    を演奏する部分演奏手段を含んでいる。 (3)歌唱者の歌唱状態を解析して得点を算出する採点
    手段を備える。当該採点手段は、前記楽段毎に得点を算
    出する楽段別採点手段を含んでいる。 (4)会員登録された利用者のID毎に楽曲IDと前記
    楽段と前記得点とをセットにして対応づけた歌唱履歴簿
    を適宜な記憶部に作成する。 (5)ある楽曲の演奏指示入力とともに利用者IDが入
    力されると、この楽曲の演奏後にこの楽曲IDと最高点
    を記録した前記楽段とその得点とを利用者IDに対応づ
    けて前記歌唱履歴簿に記入する。 (6)どの楽曲のどの楽段をどのような順番でつなぎ合
    わせて演奏するかを記述したメドレー台本を作成するた
    めのメドレー編集手段を備える。当該編集手段は、前記
    歌唱履歴簿を参照し、この利用者IDに対応づけられた
    楽曲の中から所定曲数の楽曲を得点の高い順に選択して
    対応する楽段を取得するとともに、その演奏順番を適宜
    に決定してメドレー台本を作成する。 (7)前記演奏制御手段は、メドレー楽曲の演奏指示と
    ともに利用者IDが入力されると、前記メドレー台本に
    従ってデータベースから該当の楽曲の音楽生成データを
    順次取り出し、指定の楽段をつなぎ合わせながらカラオ
    ケ伴奏音楽を演奏する。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各カラオケ楽曲には
    ジャンルや歌手、発表年などの楽曲属性が付帯し、前記
    ユーザインタフェースは前記楽曲属性の選択指定入力を
    受け付け、前記メドレー編集手段は前記歌唱履歴簿中で
    当該利用者IDに対応する楽曲に付帯する楽曲属性別に
    楽曲を選択して前記メドレー台本を作成し、前記演奏制
    御手段は、メドレー楽曲の演奏指示とともに前記楽曲属
    性と利用者IDとが入力されると、該当の台本データに
    従ってカラオケ伴奏音楽を演奏することを特徴とするカ
    ラオケ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記歌唱履
    歴簿は利用者IDに対応する楽曲についてその演奏日時
    や演奏端末IDなどの演奏状況を記述したデータを含
    み、前記メドレー編集手段は、前記歌唱履歴簿中で各利
    用者IDに対応する楽曲の中から前記演奏状況を所定の
    アルゴリズムに従って分類分けするとともに、その分類
    毎に適宜な楽曲を選択して前記メドレー台本を作成し、
    前記ユーザインタフェースは前記分類を指定するための
    入力を受け付け、前記演奏制御手段は、メドレー楽曲の
    演奏指示とともに前記分類と利用者IDとが入力される
    と、該当の台本データに従ってカラオケ伴奏音楽を演奏
    することを特徴とするカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 通信カラオケシステムであってつぎの事
    項(11)〜(17)によって特定される。 (11)多数曲分のカラオケ伴奏音楽の起源となる音楽
    生成データを含む種々のデータを蓄積したデータベース
    を備えたカラオケホスト装置と多数のカラオケ演奏端末
    とが適時に回線接続してデータ通信を行う。 (12)前記カラオケ演奏端末は前記カラオケホスト装
    置より前記音楽生成データを受け取って端末データベー
    スに蓄積する。ある楽曲の演奏指示が適宜なユーザイン
    タフェースより入力されると、演奏制御手段がその楽曲
    のIDに対応する音楽生成データを端末データベースか
    ら取り出してカラオケ伴奏音楽を演奏する。 (13)各楽曲はあらかじめ複数の楽段に区分されてい
    る。前記演奏制御手段は、ある楽曲の指定楽段のみを演
    奏するように指示された場合、端末データベースから指
    定楽曲の音楽生成データを取り出して、指定された楽段
    のみを演奏する部分演奏手段を含んでいる。 (14)前記カラオケ演奏端末は、歌唱者の歌唱状態を
    解析して得点を算出する採点手段を備える。当該採点手
    段は、前記楽段毎に得点を算出する楽段別採点手段を含
    んでいる。 (15)前記カラオケ演奏端末は、ある楽曲の演奏指示
    入力とともに利用者IDが入力されると、この楽曲の演
    奏後にこの楽曲IDと最高点を記録した前記楽段とその
    得点とを利用者IDに対応づけて歌唱履歴データを適宜
    な記憶部に作成する。前記カラオケホスト装置は、カラ
    オケ装置から前記歌唱履歴データを集信して、会員登録
    された利用者のID毎に楽曲IDと前記楽段と前記得点
    とをセットにして対応づけた歌唱履歴簿を随時更新しな
    がら適宜な記憶部に作成する。 (16)前記カラオケホスト装置はどの楽曲のどの楽段
    をどのような順番でつなぎ合わせて演奏するかを記述し
    たメドレー台本を作成するためのメドレー編集手段を備
    える。当該編集手段は、集信した歌唱履歴簿に基づい
    て、各利用者IDに対応づけられた楽曲の中から所定曲
    数の楽曲を得点の高い順に選択して対応する楽段を取得
    するとともに、その演奏順番を適宜に決定してメドレー
    台本を作成する。このメドレー台本は適時に任意のカラ
    オケ演奏端末に向けて送信される。 (17)カラオケ演奏端末は受信したメドレー台本を適
    宜な記憶部に格納する。前記演奏制御手段は、メドレー
    楽曲の演奏指示とともにある利用者IDが入力される
    と、対応するメドレー台本に従ってデータベースから該
    当の楽曲の音楽生成データを順次取り出し、指定の楽段
    をつなぎ合わせながらカラオケ伴奏音楽を演奏する。
  5. 【請求項5】 通信カラオケシステムであって、請求項
    4における事項(11)〜(15)と、つぎの事項(2
    1)〜(23)によって特定される。 (21)前記カラオケホスト装置のデータベースは会員
    登録された利用者のID毎に楽曲IDと前記楽段と前記
    得点とをセットにして対応づけた歌唱履歴簿を記憶して
    いる。この歌唱履歴簿を適時にカラオケ演奏端末に送信
    する。カラオケ演奏端末は、受信した歌唱履歴簿を適宜
    な記憶部に格納するとともに、ある楽曲の演奏指示入力
    とともに利用者IDが入力されると、この楽曲の演奏後
    にこの楽曲IDと最高点を記録した前記楽段とその得点
    とを利用者IDに対応づけて格納されている前記歌唱履
    歴簿に記入する。前記カラオケホスト装置は、カラオケ
    演奏端末側にある歌唱履歴簿を集信することでデータベ
    ース内の歌唱履歴簿を随時更新する。 (22)カラオケ演奏端末はどの楽曲のどの楽段をどの
    ような順番でつなぎ合わせて演奏するかを記述したメド
    レー台本を作成するためのメドレー編集手段を備える。
    当該編集手段は、前記歌唱履歴簿を参照し、この利用者
    IDに対応づけられた楽曲の中から所定曲数の楽曲を得
    点の高い順に選択して対応する楽段を取得するととも
    に、その演奏順番を適宜に決定してメドレー台本を作成
    する。 (23)前記演奏制御手段は、メドレー楽曲の演奏指示
    とともに利用者IDが入力されると、前記メドレー台本
    に従ってデータベースから該当の楽曲の音楽生成データ
    を順次取り出し、指定の楽段をつなぎ合わせながらカラ
    オケ伴奏音楽を演奏する。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、各カラオケ
    楽曲にはジャンルや歌手、発表年などの楽曲属性が付帯
    し、前記メドレー編集手段は、前記歌唱履歴簿中で当該
    利用者IDに対応する楽曲に付帯する楽曲属性毎に前記
    メドレー台本を作成し、前記ユーザインタフェースは前
    記楽曲属性の選択指定入力を受け付け、前記演奏制御手
    段は、メドレー楽曲の演奏指示とともに前記楽曲属性と
    利用者IDとが入力されると、該当のメドレー台本に従
    ってカラオケ伴奏音楽を演奏することを特徴とする通信
    カラオケシステム。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6にいずれかにおいて、前記
    歌唱履歴簿は、利用者IDに対応する楽曲についてその
    演奏日時や演奏端末IDなどの演奏状況を記述したデー
    タを含み、前記メドレー編集手段は、前記歌唱履歴簿中
    で各利用者IDに対応する楽曲の中から前記演奏状況を
    分類分けするとともに、その分類毎に適宜な楽曲を選択
    して前記メドレー台本を作成し、前記ユーザインタフェ
    ースは前記分類を指定するための入力を受け付け、前記
    演奏制御手段は、メドレー楽曲の演奏指示とともに前記
    分類と利用者IDとが入力されると、該当の台本データ
    に従ってカラオケ伴奏音楽を演奏することを特徴とする
    通信カラオケシステム。
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