JP2000145761A - ローラ用シャフト、該シャフトを用いた弾性ローラ、及び該弾性ローラの製造方法 - Google Patents
ローラ用シャフト、該シャフトを用いた弾性ローラ、及び該弾性ローラの製造方法Info
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Abstract
凹部内に支持して、回転させながらローラの表面を研磨
する場合でも、シャフト端部の磨耗や表面皮膜の剥離等
による不都合の発生を可及的に防止して、良好な性能を
有するローラを安定的に得ることができるローラ用シャ
フトを提供することを目的とする。 【解決手段】 両端又は片端に第1面取り部41と該第
1面取り部41よりも先端側に設けられたより面取り角
度θ2の大きい第2面取り部42とを有する2段階の面
取り処理4が施されていることを特徴とするローラ用シ
ャフトを提供する。
Description
ビームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真装置や静電
記録装置、インクジェットプリンタなどにおいて、帯
電、転写、現像、クリーニング、給紙、定着などの工程
に用いられる各種ローラ用のシャフト、該シャフトを用
いた弾性ローラ、及び該弾性ローラの製造方法に関す
る。
クシミリ等の電子写真装置や静電記録装置、インクジェ
ットプリンタなどには、帯電、転写、現像、クリーニン
グ、給紙、定着等の工程に各種のローラが使用されてお
り、通常これらの用途に用いられるローラは、弾性が求
められるため図3に示したように、金属や樹脂製のシャ
フト1の外周に1又は2層以上(図3では1層)の弾性
層2を形成した構造となっており、図3では示していな
いが、必要に応じて更に弾性層2上に1又は2以上の樹
脂層を形成することも行われている。
記シャフト1を配置して上記弾性層2を成形することに
よりローラ3を得、又は予めローラ状に形成した上記弾
性層2に中心軸に沿って上記シャフト1を圧入してロー
ラ3を得、必要に応じて得られたローラ3の上記弾性層
2上に上記樹脂層を形成することにより製造される。
等に応じて所定の表面精度が要求され、上記シャフト1
の外周に上記弾性層2を形成してローラ3を得た後、そ
の弾性層2を研磨・研削してローラ3表面を所定の精度
に調整することが行われ、その後必要に応じて上記樹脂
層が形成する方法がとられる。
度にするための研磨・研削は、図4に示した研削装置を
用いて行われている。
動源により回転するコレットチャック(回転固定具)b
と、該コレットチャックbに対して進退可能に取り付け
られたセンターと呼ばれるシャフト支持具cとの間に上
記ローラ3を取り付けて該ローラ3を所定速度で回転さ
せ、該ローラ3の軸方向に沿って移動可能に配設された
砥石dを回転させながらローラ3の表面に接触させると
共に、該砥石dをローラ3の一端から他端へと移動させ
てローラ3の表面全面を研削・研磨することが行われて
いる。
記ローラ3の表面を研削・研磨する際、上記ローラ3
は、そのシャフト1の一端部を上記コレットチャックb
に固定すると共に、他端部を上記シャフト支持具cに回
転可能に支持することにより、コレットチャックbとシ
ャフト支持具cとの間に取り付けられ、コレットチャッ
クbに回転駆動されて回転されるようになっているが、
この場合、上記シャフト支持具cに支持されたシャフト
cの他端部は、図5に示したように、シャフト支持具c
の先端に形成されたロート状の凹部eに挿入されて回転
可能に支持される。また、シャフト支持具cは図5中の
矢印方向に所定の圧力で押し付けられ、これにより回転
するシャフト1はロート状凹部eの中心に確実に保持さ
れ、ローラ3が偏芯することなく安定的に回転するよう
になっている。
させながらその表面を研削・研磨する際、シャフト1の
端部とシャフト支持具cのロート状凹部e内面との摩擦
により、上記シャフト支持具cに支持されたシャフトの
端部が削られ、シャフト1の端部が変形したり、シャフ
ト1の表面に形成した金属皮膜が剥がれてしまうなどの
不都合を生じることがある。
て通常上記シャフト1の両端部を所定のシャフト嵌合部
に嵌合させて回転可能に取り付けられるものである。こ
の場合、シャフト1の端部に変形が生じていると、電子
写真装置等の本体などに設けられたシャフト嵌合部の形
状とシャフト1の形状が一致せずに、回転時に偏芯を生
じるなどの不都合を生じることとなり、またシャフト1
表面に形成した金属皮膜が剥がれてしまうと、皮膜形成
の目的である導電性やすべり性などの機能が損なわれる
という問題を生じることとなる。
1の端部に変形が生じると、ローラの回転中心が不安定
になり、弾性層2表面を均一に研削・研磨することがで
きずに、所定の表面精度を有するローラを得ることさえ
できなくなる場合もある。
で、シャフトの端部をシャフト支持具のロート状凹部内
に支持して、回転させながらローラの表面を研磨する場
合でも、シャフト端部の磨耗や表面皮膜の剥離等による
不都合の発生を可及的に防止して、良好な性能を有する
ローラを安定的に得ることができるローラ用シャフト、
該シャフトを用いた弾性ローラ、及び該弾性ローラの製
造方法を提供することを目的とする。
発明は、上記目的を達成するため、(1)各種ローラの
少なくとも片端から外方へと突出し、該ローラを回転可
能に支持するための断面円形のシャフトであって、その
両端又は片端に第1面取り部と該第1面取り部よりも先
端側に設けられたより面取り角度の大きい第2面取り部
とを有する2段階の面取り処理が施されていることを特
徴とするローラ用シャフト、(2)シャフトの外周に1
又は2層以上の弾性層が形成された弾性ローラにおい
て、上記シャフトとして上記(1)のシャフトを用いた
ことを特徴とする弾性ローラ、及び、(3)シャフトの
外周に1又は2層以上の弾性層を設けてローラを形成し
た後、該ローラの一端から突出した上記シャフトの一端
部を回転駆動源に接続された回転固定具に固定すると共
に、該ローラの他端から突出した上記シャフトの他端部
をシャフト支持具のロート状凹部に挿入支持し、該ロー
ラを回転させると共に、回転するローラの上記弾性層表
面に研磨具を接触させて弾性層表面を研削・研磨するこ
とにより、ローラの表面精度を調整する弾性ローラの製
造方法において、上記シャフトとして上記(1)のシャ
フトを用いると共に、上記2段階の面取り処理が施され
たシャフト端部を上記シャフト支持具のロート状凹部に
挿入して支持させることを特徴とする弾性ローラの製造
方法、を提供する。
の外周に弾性層等を形成してローラを得、このローラの
表面を研削装置を用いて研削・研磨するために、シャフ
トの一端部を回転固定具に固定すると共に、他端部をシ
ャフト支持具のロート状凹部に挿入支持して、該ローラ
を回転させる際、上記第1面取り部と第2面取り部とを
有する2段階の面取り処理が施されたシャフト端部を上
記シャフト支持具のロート状凹部に挿入支持させてロー
ラを回転させることにより、シャフト支持具のロート状
凹部の内面に接触するのは面取り角度の大きな上記第2
面取り部乃至該第2面取り部と第1面取り部との境界部
分となる。このため、シャフトの本体部分はシャフト支
持具のロート状凹部内面に接触することがなく、このシ
ャフト本体部分に磨耗による変形や金属皮膜の剥離を生
じることがない。
記(2)の弾性ローラは、シャフト端部の本体部分に変
形や皮膜の剥離といった不都合を生じることなく、所望
の表面精度を確実に達成したローラとすることができ、
電子写真装置等のシャフト嵌合部に確実かつ正確に取り
付けられ、設計通りの性能を確実に発揮し得るものであ
る。
ャフトの外周に弾性層を形成してローラを得、これを研
削・研磨処理して表面精度を調整することにより、弾性
ローラを製造する上記(3)の製造方法は、電子写真装
置等のシャフト嵌合部と嵌合するシャフト本体部に変形
や皮膜剥離等の不都合を生じさせることなく、所望の表
面精度を有する弾性ローラを確実かつ安定的に製造する
ことができるものである。
る。本発明のローラ用シャフトは、各種ローラの少なく
とも片端から外方へと突出し、該ローラを回転可能に支
持するための断面円形のシャフトであり、両端又は片端
に、例えば図1に示したように、第1面取り部41と該
第1面取り部41よりも先端側に設けられた第2面取り
部42とを有する2段階の面取り処理4を施したもので
ある。
フトの先端側に形成された第2面取り部42の面取り角
度θ2が第1面取り部41の面取り角度θ1よりも大き
く形成されたものである。この場合、本発明でいう面取
り角度θ1及びθ2は、図1に示されているように、各
面取り部41,42の表面とシャフト1の中心線CLと
の角度を指す。
θ1及び第2面取り部42の面取り角度θ2は、θ2>
θ1であればよく、特に制限されるものではないが、第
2面取り部42の面取り角度θ2は、ローラに研削・研
磨処理を施す際に用いられるシャフト支持具(センタ
ー)cのロート状凹部e内面の角度とほぼ同一の角度と
することが好ましく、これによりシャフトを軸にしてロ
ーラを回転させる際、図2に示したように、この第2面
取り部42とシャフト支持具cのロート状凹部eの内面
とが面接触した状態となり、回転中に偏芯等を生じるこ
となくより安定的に回転させることができる。なお、上
記シャフト支持具cのロート状凹部eの内面角度θ3
は、通常60〜80°程度であるので、上記第2面取り
部42の面取り角度θ2は、20〜60°程度、特に3
0〜40°とすることが好ましく、上記第1面取り部4
1の面取り角度θ1はそれよりも小さな10〜50°程
度、25〜40°とすることが好ましい。
て製造するローラの種類等に応じて公知の材料により形
成することができ、具体的には、鉄、ステンレス,鋼、
銀、真鍮等の導電性非鉄金属などの金属、ナイロン、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(AB
S)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリアミド樹脂
(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リスチレン(PS)、ポリプロピレンオキサイド(PP
O)、アクリル樹脂、その他熱硬化性樹脂等の樹脂が一
般的に用いられる。また、導電性、耐腐食性、耐磨耗
性、滑り性等を付与するため、各種めっき処理などによ
りシャフト表面に金属皮膜を形成してもよい。
として用いられるものであり、その端部がローラの少な
くとも片端から外方へと突出した状態で、ローラの中心
軸に沿って配設されるものであり、上記2段階の面取り
部4が形成されたシャフト端部がローラから突出するよ
うに配設するものである。
層以上の弾性層を形成した弾性ローラのシャフトとして
好適に用いられるものであるが、これに限定されるもの
ではなく、その外周に弾性を有さない層を設けた硬質の
ローラのシャフトとすることもできる。
に弾性層等を形成してローラを得、該ローラの表面を研
削装置を用いて研削・研磨するために、図4のように、
シャフトの一端部をコレットチャック等の回転固定具b
に固定すると共に、他端部をシャフト支持具cのロート
状凹部eに挿入支持して、該ローラを回転させる際、図
2に示されているように、上記第1面取り部41と第2
面取り部42とを有する2段階の面取り処理4が施され
たシャフト1の端部を上記シャフト支持具cのロート状
凹部eに挿入支持させてローラを回転させることによ
り、シャフト支持具cのロート状凹部eの内面に接触す
るのは面取り角度の大きな上記第2面取り部42乃至該
第2面取り部42と第1面取り部43との境界部分とな
る。このため、シャフト1の本体部分1aはシャフト支
持具cのロート状凹部e内面に接触することがなく、こ
のシャフト本体1a部分に磨耗による変形や金属皮膜の
剥離を生じることがない。
れたローラと同様に、シャフト1の外周に弾性層2を形
成したものであり、本発明では、シャフト1として少な
くとも一端部に2段階の面取り処理4を施した上記本発
明のシャフトを用いたものである。
適宜選定され、特に制限されるものではないが、通常は
天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン
ブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、
エチレンプロピレンゴム(EPM,EPDM)、ニトリ
ルゴム(NBR)等のゴム材料やウレタン樹脂などの高
分子エラストマーや高分子フォーム材料が用いられる。
添加剤を配合することができ、例えば、各種導電性カー
ボン,金属粉末,金属酸化物粉末,導電性フィラー,各
種イオン性物質等の導電剤、軟化剤、架橋剤、増量剤、
補強剤等、目的とするローラに要求される特性などに応
じて公知の添加剤を添加することができる。
もよく、異なる材質からなる複数層又は添加剤等の配合
を変更した異なる特性を有する複数層の弾性層としても
よい。
1又は2層以上の樹脂層を形成することができる。この
樹脂層もローラの用途や要求される特性に応じて公知の
材料を用いて形成することができ、例えば、尿素樹脂、
メラミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール変性・シリ
コーン変性等の変性アルキッド樹脂、オイルフリーアル
キッド樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹
脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ウレタン樹脂等か
らなる樹脂層を形成することができる。また、この樹脂
層にも、目的とするローラの用途及び要求特性などに応
じて、導電剤、低摩擦化剤等の公知の添加剤を適宜添加
することができる。
面取り処理4を施した本発明シャフト1の外周に上記弾
性層2を形成してローラを形成した後、該ローラの表
面、即ち上記弾性層2表面を研削・研磨して該弾性層の
表面精度を調整し、必要に応じて弾性層2上に上記樹脂
層を形成することにより、製造することができる。
ティーに上記本発明シャフト1を配置した状態で射出成
形することにより、金型の外周に直接形成してもよく、
また射出成形法や押出成形法により予め成形した弾性層
2の中心に、必要に応じて接着剤を塗布した上記本発明
シャフト1を圧入して、本発明シャフト1の外周に固定
してもよい。
層2を形成したローラの表面を研削・研磨してローラの
真円度や弾性層2表面の表面粗さ等を調整し、用途等に
応じた所望の表面精度にローラ表面を調整する。この場
合、研削装置としては、図4に示した装置が用いられ、
シャフトの一端部を回転駆動源に接続されたコレットチ
ャック(回転固定具)bに固定すると共に、上記2段階
の面取り処理4が施されたシャフト端部を上記シャフト
支持具cのロート状凹部e内に挿入して支持させ(図2
参照)、この状態でローラを回転させると共に、その表
面(弾性層2表面)に砥石等の研磨具dを接触させて表
面全面を研削・研磨する。
発明のシャフトを用いているので、研削・研磨時にシャ
フト本体1aがシャフト支持具cのロート状凹部eの内
面に接触することがなく、研削・研磨時にこのシャフト
本体1a部分に磨耗による変形や金属皮膜の剥離等を生
じることがない。
した後、必要に応じて、上記樹脂層を形成するが、この
樹脂層は樹脂材料を適宜な溶媒に溶解した塗料液を調製
し、該塗料液をディップ法、スプレー法、ロールコータ
ー法などの公知の方法により塗布し、乾燥させることに
より形成することができる。
具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限される
ものではない。
鉄(SUM22L)製丸棒の片端に図1に示した如き2
段階の面取り処理4を施した後、無電解ニッケルめっき
を施して、表面に金属皮膜を形成してローラ用シャフト
を作成した。この場合、第1面取り部41の面取り角度
θ1を30°、第2面取り部42の面取り角度θ2を4
0°とした。
ットしてウレタンを注型して射出成形することにより、
シャフトの外周にウレタンフォームからなる弾性層を形
成したローラを得た。
セットして弾性層表面を研削・研磨し、表面精度の調整
を行った。このとき、シャフトの一端部をコレットチャ
ック(回転固定具)bに固定すると共に、図2に示した
ように、上記2段階面取り処理4を施した他端部をセン
ター(シャフト支持具)cのロート状凹部eに挿入支持
してローラを水平に支持し、該ローラを250rpmで
回転させながら、1570rpmで回転する砥石dを弾
性層表面に接触させ、この状態で砥石dをローラの一端
部から他端部へと移動させてローラの表面全面を研削・
研磨した。なお、センター(シャフト支持具)cのロー
ト状凹部e内面の角度は、80°であった。
ころ、第2面取り部42の表面に若干の皮膜剥離が見ら
れたものの、シャフト本体部1a(図2参照)には皮膜
剥離等はまったく見られなかった。
に面取り処理を施さずに、無電解ニッケルめっきを施し
て表面に金属皮膜のみを形成したシャフトを用いたこと
以外は、実施例と同様にしてローラを作成し、その表面
を実施例と同様に研削・研磨した。
ころ、シャフト端部の周縁部に皮膜剥離が生じており、
その剥離は、ローラを各種装置に装着した際にローラを
支持するためのシャフト嵌合部と接触する箇所にまで及
んでいた。
シャフトは、シャフトの端部をシャフト支持具のロート
状凹部内に支持して、回転させながらローラの表面を研
磨する場合でも、シャフト端部の磨耗や表面皮膜の剥離
等による不都合の発生を可及的に防止して、良好な性能
を有するローラを安定的に得ることができるものであ
る。
性ローラは、シャフト端部の本体部分に変形や皮膜の剥
離といった不都合を生じることなく、所望の表面精度を
確実に達成したローラとすることができ、電子写真装置
等のシャフト嵌合部に確実かつ正確に取り付けられ、設
計通りの性能を確実に発揮し得るものである。また、こ
のシャフトを用い、該シャフトの外周に弾性層を形成し
てローラを得、これを研削・研磨処理して表面精度を調
整することにより、弾性ローラを製造する本発明の製造
方法は、電子写真装置等のシャフト嵌合部と嵌合するシ
ャフト本体部に変形や皮膜剥離等の不都合を生じさせる
ことなく、所望の表面精度を有する弾性ローラを確実か
つ安定的に製造することができるものである。
の端部を示す部分拡大平面図である。
凹部内に挿入支持した状態を示す部分拡大断面図であ
る。
概略図である。
具のロート状凹部内に挿入支持した状態を示す部分拡大
断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 各種ローラの少なくとも片端から外方へ
と突出し、該ローラを回転可能に支持するための断面円
形のシャフトであって、その両端又は片端に第1面取り
部と該第1面取り部よりも先端側に設けられたより面取
り角度の大きい第2面取り部とを有する2段階の面取り
処理が施されていることを特徴とするローラ用シャフ
ト。 - 【請求項2】 第1面取り部の面取り角度が10〜50
°であり、第2面取り部の面取り角度が20〜60°で
ある請求項1記載のローラ用シャフト。 - 【請求項3】 シャフトの外周に1又は2層以上の弾性
層が形成された弾性ローラにおいて、上記シャフトとし
て請求項1又は2記載のシャフトを用いたことを特徴と
する弾性ローラ。 - 【請求項4】 シャフトの外周に1又は2層以上の弾性
層を設けローラを形成した後、該ローラの一端から突出
した上記シャフトの一端部を回転駆動源に接続された回
転固定具に固定すると共に、該ローラの他端から突出し
た上記シャフトの他端部をシャフト支持具のロート状凹
部に挿入支持し、該ローラを回転させると共に、回転す
るローラの上記弾性層表面に研磨具を接触させて弾性層
表面を研削・研磨することにより、ローラの表面精度を
調整する弾性ローラの製造方法において、上記シャフト
として請求項1又は2記載のシャフトを用いると共に、
上記2段階の面取り処理が施されたシャフト端部を上記
シャフト支持具のロート状凹部に挿入して支持させるこ
とを特徴とする弾性ローラの製造方法。 - 【請求項5】 キャビティー内にシャフトをセットした
金型を用いて、上記弾性層を射出成形することによりシ
ャフトの外周に弾性層を形成したローラを得、このロー
ラの弾性層表面に研削・研磨処理を施す請求項4記載の
弾性ローラの製造方法。 - 【請求項6】 予め成形したローラ状弾性体の中心にシ
ャフトを圧入してシャフトの外周に弾性層を形成したロ
ーラを得、このローラの弾性層表面に研削・研磨処理を
施す請求項4記載の弾性ローラの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31517998A JP4305580B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | ローラ用シャフト、該シャフトを用いた弾性ローラ、及び該弾性ローラの製造方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145761A true JP2000145761A (ja) | 2000-05-26 |
JP4305580B2 JP4305580B2 (ja) | 2009-07-29 |
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---|---|---|---|
JP31517998A Expired - Fee Related JP4305580B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | ローラ用シャフト、該シャフトを用いた弾性ローラ、及び該弾性ローラの製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101719584B1 (ko) * | 2015-11-30 | 2017-03-24 | 양수용 | 차량용 인젝터의 컨트롤 밸브 재생 장치 및 이에 의하여 재생된 컨트롤 밸브 |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP31517998A patent/JP4305580B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101719584B1 (ko) * | 2015-11-30 | 2017-03-24 | 양수용 | 차량용 인젝터의 컨트롤 밸브 재생 장치 및 이에 의하여 재생된 컨트롤 밸브 |
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