JP2000144876A - ウオーターピット化粧蓋 - Google Patents

ウオーターピット化粧蓋

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JP2000144876A
JP2000144876A JP10366031A JP36603198A JP2000144876A JP 2000144876 A JP2000144876 A JP 2000144876A JP 10366031 A JP10366031 A JP 10366031A JP 36603198 A JP36603198 A JP 36603198A JP 2000144876 A JP2000144876 A JP 2000144876A
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JP
Japan
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polished
water pit
band
metal plate
lid
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JP10366031A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kodama
泰 児玉
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CHUBU CORP KK
Chubu Corp
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CHUBU CORP KK
Chubu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大掛かりな加工装置を使用することなく、滑り
止め加工されたウオーターピット化粧蓋を得る。 【解決手段】研磨加工された金属板11に複数個の排水
穴15を模様状に透設する。そして前記排水穴15が存
在しない領域にマスキングして、マスキングされた領域
とその他の領域に耐摩耗性粒子17を含有する着色塗料
Pを塗布して、同着色塗料Pからなる帯状粗面13と研
磨加工面が露出した研磨加工面12とを有するウォータ
ーピット化粧蓋16とする。最後に前記帯状粗面13に
クリア塗装を施す。しかしこのときクリア塗装面18が
前記研磨加工面12の縁部19まで展延するようにマス
キングしてクリア塗料を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨加工された金
属板の表面に帯状粗面が縞模様に設けられているウォー
ターピット化粧蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示すように、研磨加工
された金属板に複数個の排水穴2が透設されてなるウオ
ーターピット蓋1は周知である。このウォーターピット
蓋1は建物のウォーターピット(図示なし)の蓋として
使用された場合、その表面が研磨されているので、表面
に水が零れても水はけが良好であるという効果を発揮す
るが、その反面、その上に人が乗った場合、滑り易いと
いう問題がある。
【0003】そこで、滑り易さを改良するために、図3
に示すように、前記ウォーターピット蓋1の表面1aを
溶射法やショットブラスト法等の機械加工法により帯状
の粗面2を形成した技術が開発されている(登録意匠第
1015595号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
知技術を採用して滑り止めされたウォーターピット蓋1
を製造しようとすると、大掛かりな装置や複雑な処理工
程等が必要になるだけでなく、表面1aに色彩模様を施
したウォーターピット化粧蓋ができないという問題があ
る。本発明の課題は、大掛かりな加工装置や複雑な処理
工程を使用することなく、滑り止めされたウオーターピ
ット化粧蓋を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、研磨加工された金属板の表面に帯状粗面
と帯状研磨加工面とが模様状に形成されているととも
に、前記金属板のうち前記研磨加工面がある部位に排水
穴を透設してなるウオーターピット蓋において、前記帯
状粗面を、無機粒子又は有機粒子等の耐摩耗性粒子を含
有する着色塗装面から構成するとともに、その着色塗装
面上に塗布・形成させたクリア塗装面を前記研磨加工面
の縁部まで展延させるという手段を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の最も好ましい態様について詳述すると、図1に示すよ
うに、本発明に係るウォーターピット化粧蓋16の基本
構造においては、まず従来技術と同様に、研磨加工、例
えばヘヤライン加工された厚さ2〜10mmのステンレ
ススチールや磨き鋼板等の金属板11の表面12に帯状
粗面13が所定間隔をおいて複数個所に形成されてい
る。従って、該帯状粗面13同士の間には研磨加工され
た面が帯状に露出して帯状研磨加工面14となってい
る。
【0007】そして、前記金属板11のうち帯状研磨加
工面14がある部位には長楕円形の排水穴15が所定間
隔をおいて複数個、模様状に配置・透設されており、ウ
ォーターピット化粧蓋16がウォーターピット(図示な
し)の蓋として設置された場合においてその上に落下し
た雨水や零れた水が前記排水穴15からウォーターピッ
トに流れ落ちるようになっている。
【0008】しかしながら、本発明に係る前記ウォータ
ーピット化粧蓋16においては、前記帯状粗面13は、
図2に示すように、無機粒子又は有機粒子等の耐摩耗性
粒子17を含有する着色塗料Pを前記研磨加工面12に
帯状に塗布することにより着色塗装面13aとなってい
る。
【0009】前記着色塗料Pとしては、耐水性、耐候
性、耐摩耗性、耐熱性のアクリル樹脂系、メタクリル樹
脂、アルキッド樹脂系、フッ素樹脂系、ウレタン樹脂系
等の塗料主成分、特に架橋結合形成樹脂成分に、珪砂、
石英、セラミックサンド、アルミナ、ガラスビーズ、コ
ランダム、金属塊等の無機粒子や硬質合成樹脂粒子等の
耐摩耗性粒子、顔料、着色材等を混合したものが使用さ
れる。
【0010】この場合、前記耐摩耗性粒子17としては
その機能及び脱落性を考慮して粒径0.2〜3mmのも
のが使用される。すなわち、粒径が0.2mm未満であ
ると滑れ止め効果を発揮するに必要な粗面が得られず、
逆に3mmを越えると前記粒子17が着色塗装面13a
から脱落する。
【0011】同様に、着色塗料Pの中における耐摩耗性
粒子17の含有量も大切で、含有量が塗料主成分100
重量部につき100重量部未満であると着色塗装面13
aの摩擦抵抗が十分発揮できず、逆に4000重量部を
越えると塗料主成分が前記粒子17を捕捉できない。
【0012】本発明に係るウォーターピット化粧蓋16
を製作する場合は、研磨加工された金属板11に帯状研
磨加工面14となるべき部位にまずマスキングを施し
て、その上から吹き付け塗装、刷毛塗り塗装法等の公知
の塗装法により、前記着色塗料Pを塗布する。この場
合、金属板11の端面20にも着色塗料Pを塗布して、
帯状粗面13の着色塗料Pと一体化して帯状粗面13が
剥離し難くしたり、色彩の異なる着色塗料Pを利用して
帯状粗面に色分け模様を形成したりすることができる。
【0013】さらに、本発明においては上記のように金
属板11に形成した帯状粗面13が剥離しないようにす
るために、前記のマスキング面積を幅狭にしてから着色
塗料塗装Pの上にクリア塗料を塗布するとともに、その
塗膜面を前記研磨加工面12の端面20まで展延させて
クリア塗装面18を形成する。
【0014】かくして本発明に係る研磨加工面12より
僅かに上に向かって厚く形成された帯状粗面13を有す
るウォーターピット化粧蓋16が得られるが、この製造
過程においては着色塗料Pを調合してそれを研磨加工し
た金属板11の塗布するだでよいから、従来技術のよう
に大掛かりな設備を使用しなくても滑り止め加工された
ウォーターピット化粧蓋16が得られる。
【0015】また、本発明に係るウォーターピット化粧
蓋16の製造過程においては、着色塗料Pの顔料又は着
色剤の色が変えるだけで容易にウォーターピット化粧蓋
16を得ることができる。その化粧蓋16においては、
帯状粗面13は耐摩耗粒子17の存在により凹凸面にな
っていているので、研磨加工面12により僅かに高くな
っていることとと相俟って、顕著な滑り止め効果を発揮
する。
【0016】同様に帯状粗面13は研磨加工面12によ
り僅かに高くなっているので、ウォーターピット化粧蓋
16上に落下した雨水や零れた水は、まず研磨加工面1
2に集水されるが、前記研磨加工面12は研磨加工され
ているとともにその面を排水穴15が設けられているの
で、水はけが非常に優れている。
【0017】本発明は、その根本的技術思想を踏襲し発
明の効果を著しく損わない限度において上記実施態様の
一部を変更して実施することができる。例えば、排水穴
15は帯状粗面13にも併設できるし、また排水穴15
の形状・大きさを任意変更できる。また、帯状研磨加工
面12と帯状粗面13との面積比は必要に応じて変える
ことができるし、両面12,13を縞模様以外の格子模
様や波形模様などすることもできる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、大掛か
りな加工装置を使用することなく帯状の研磨面と粗面と
を模様として金属板の表面に有する滑り止め加工された
ウオーターピット化粧蓋を得ることができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウオーターピット化粧蓋の斜視図
である。
【図2】図1におけるII部分の拡大断面図である。
【図3】従来技術に係るウオーターピット蓋の斜視図で
ある。
【図4】従来から周知のウオーターピット蓋の斜視図で
ある。
【符合の説明】
11 金属板 12 表面 13 帯状粗面 13a 着色塗装面 14 帯状研磨加工面 15 排水穴 16 ウオーターピット蓋 17 耐摩耗性粒子 18 クリア塗装面 19 縁部 20 端面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨加工された金属板(11)の表面(1
    2)に帯状粗面(13)と帯状研磨加工面(14)とが
    模様状に形成されているとともに、前記金属板のうち前
    記研磨加工面がある部位に排水穴(15)を透設してな
    るウオーターピット蓋において、前記帯状粗面(13)
    を、無機粒子又は有機粒子等の耐摩耗性粒子(17)を
    含有する着色塗装面(13a)から構成するとともに、
    その着色塗装面上に塗布・形成させたクリア塗装面(1
    8)を前記研磨加工面(12)の縁部(19)まで展延
    させたことを特徴とするウォーターピット化粧蓋。
  2. 【請求項2】前記着色塗装面(13a)が、前記金属板
    (11)の端面(20)にまで延びている請求項1記載
    のウォーターピット化粧蓋。
JP10366031A 1998-11-16 1998-11-16 ウオーターピット化粧蓋 Pending JP2000144876A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012108380A1 (ja) * 2011-02-07 2012-08-16 古河電気工業株式会社 ピット蓋、ピット蓋の敷設構造、製造方法、敷設方法、および浮力の調整方法
JP2013540615A (ja) * 2010-09-23 2013-11-07 フローリング・テクノロジーズ・リミテッド パネルを製造する方法およびこの方法で製造されたパネル

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