JP2000144641A - 高架構造物足場兼用裏面板の施工方法 - Google Patents
高架構造物足場兼用裏面板の施工方法Info
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- JP2000144641A JP2000144641A JP10324053A JP32405398A JP2000144641A JP 2000144641 A JP2000144641 A JP 2000144641A JP 10324053 A JP10324053 A JP 10324053A JP 32405398 A JP32405398 A JP 32405398A JP 2000144641 A JP2000144641 A JP 2000144641A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 仮設吊り足場を必要とせず、かつ縦梁を省略
し得る施工方法を採用して、下面道路の交通規制を大幅
に低減するとともに、工事材料の削減及び工期の短縮化
による工事費の節減を図ることができる高架構造物足場
兼用裏面板の施工方法の提供。 【解決手段】 横梁2を高架構造物の主桁3に吊り長さ
調節可能な吊り部材7を介して、構造物長軸を横断する
方向に順次仮吊りし、横梁2に足場機能を有する足場兼
用裏面板1を取付けし、その後、足場兼用裏面板1を足
場として、主桁3と横梁2との連結・固定を行った後、
横梁2相互の連結と吊り部材7の取り外しとを相前後し
て行わせる。
し得る施工方法を採用して、下面道路の交通規制を大幅
に低減するとともに、工事材料の削減及び工期の短縮化
による工事費の節減を図ることができる高架構造物足場
兼用裏面板の施工方法の提供。 【解決手段】 横梁2を高架構造物の主桁3に吊り長さ
調節可能な吊り部材7を介して、構造物長軸を横断する
方向に順次仮吊りし、横梁2に足場機能を有する足場兼
用裏面板1を取付けし、その後、足場兼用裏面板1を足
場として、主桁3と横梁2との連結・固定を行った後、
横梁2相互の連結と吊り部材7の取り外しとを相前後し
て行わせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンス対
策、防音・景観対策の観点から半恒久的な附帯設備とし
て設置される高架構造物足場兼用裏面板の施工方法に関
する。
策、防音・景観対策の観点から半恒久的な附帯設備とし
て設置される高架構造物足場兼用裏面板の施工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の高架構造物用裏面板の取付けの代
表的な方法としては以下に述べる手順で行っている。
仮設吊り足場の架設:高架構造物、例えば高架橋の主桁
に鎖で鋼管を水平に吊り下げて、その上に足場板を取付
ける、吊り金物の取付け:仮設吊り足場内において、
吊り金物をボルト又は溶接によって主桁に取付ける、
縦梁の取付け:仮設吊り足場内において、吊り金物に道
路進行方向(構造物軸方向)に縦梁を取付ける、横梁
の取付け:縦梁に対して裏面板のパネル寸法に添った間
隔で横梁を取付ける、裏面板の取付け:横梁に対して
裏面板をボルトで取付ける、仮設吊り足場の撤去。
表的な方法としては以下に述べる手順で行っている。
仮設吊り足場の架設:高架構造物、例えば高架橋の主桁
に鎖で鋼管を水平に吊り下げて、その上に足場板を取付
ける、吊り金物の取付け:仮設吊り足場内において、
吊り金物をボルト又は溶接によって主桁に取付ける、
縦梁の取付け:仮設吊り足場内において、吊り金物に道
路進行方向(構造物軸方向)に縦梁を取付ける、横梁
の取付け:縦梁に対して裏面板のパネル寸法に添った間
隔で横梁を取付ける、裏面板の取付け:横梁に対して
裏面板をボルトで取付ける、仮設吊り足場の撤去。
【0003】上記取付け方法は、仮設吊り足場の架設時
及び撤去時に高架構造物の下の下面道路の一部を作業領
域として広く占有することから、道路の規制時間を多く
とり、下面道路側の交通渋滞が大きな社会問題となり、
また、裏面板の製品寸法に依存した工法であることか
ら、正確な横梁間隔を保持しなければならなく、そのた
めに横梁の主桁への直接取付けはできず縦梁が必要とな
り、したがって主桁の負担重量が大きくなり、また、コ
スト増加をもたらす問題がある。
及び撤去時に高架構造物の下の下面道路の一部を作業領
域として広く占有することから、道路の規制時間を多く
とり、下面道路側の交通渋滞が大きな社会問題となり、
また、裏面板の製品寸法に依存した工法であることか
ら、正確な横梁間隔を保持しなければならなく、そのた
めに横梁の主桁への直接取付けはできず縦梁が必要とな
り、したがって主桁の負担重量が大きくなり、また、コ
スト増加をもたらす問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点、特に下
面道路側の交通渋滞に繋がる問題を解消し得るものとし
ての典型的な先行技術が特開平 9−184285号公報により
挙げられる。これは、仮設吊り足場を設けることなく裏
面板を取付ける高架構築物底部の外装施工法であって、
その内容は要約すると次のとおりである。高所作業車
(移動型昇降装置)で吊り金物を高架構築物の主桁に取
付ける、予め裏面板(この場合、ルーバと吸音材とグ
レーチング足場とからなる)と横梁と縦梁とを地上で組
み立てておく、チエーンブロック等の昇降装置で前記
組立体を吊り金物に取付ける。
面道路側の交通渋滞に繋がる問題を解消し得るものとし
ての典型的な先行技術が特開平 9−184285号公報により
挙げられる。これは、仮設吊り足場を設けることなく裏
面板を取付ける高架構築物底部の外装施工法であって、
その内容は要約すると次のとおりである。高所作業車
(移動型昇降装置)で吊り金物を高架構築物の主桁に取
付ける、予め裏面板(この場合、ルーバと吸音材とグ
レーチング足場とからなる)と横梁と縦梁とを地上で組
み立てておく、チエーンブロック等の昇降装置で前記
組立体を吊り金物に取付ける。
【0005】しかし、上記先行技術では、地上で組立て
た裏面板を要素とする組立体と既に取り付いている吊り
金物の位置との寸法上の整合がとり難くて、高所作業車
などでの調査に要する時間が長くなり、また、取付け時
の調整作業もかなりの時間がかかることから、下面道路
の規制時間は従来工法とそれほど変わりがない、縦梁が
必要であることは従来と同様である、等の共通する問題
点が依然として残っている。
た裏面板を要素とする組立体と既に取り付いている吊り
金物の位置との寸法上の整合がとり難くて、高所作業車
などでの調査に要する時間が長くなり、また、取付け時
の調整作業もかなりの時間がかかることから、下面道路
の規制時間は従来工法とそれほど変わりがない、縦梁が
必要であることは従来と同様である、等の共通する問題
点が依然として残っている。
【0006】本発明は、このような問題点の解消を図る
ために成されたものであり、本発明の目的は、仮設吊り
足場を必要としなく、かつ、縦梁を省略し得る施工方法
を採ることによって、下面道路の交通規制を大幅に低減
するとともに、工事材料の削減及び工期の短縮化による
工事費の節減を図ることができ、取付け作業の安全性を
確保し、作業環境をより良好に維持することができる高
架構造物足場兼用裏面板の施工方法を提供することであ
る。
ために成されたものであり、本発明の目的は、仮設吊り
足場を必要としなく、かつ、縦梁を省略し得る施工方法
を採ることによって、下面道路の交通規制を大幅に低減
するとともに、工事材料の削減及び工期の短縮化による
工事費の節減を図ることができ、取付け作業の安全性を
確保し、作業環境をより良好に維持することができる高
架構造物足場兼用裏面板の施工方法を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明に係る請求項1の発明は、横梁を高架構造物
の主桁に吊り長さ調節可能な吊り部材を介して、構造物
長軸を横断する方向に順次仮吊りし、該横梁に足場機能
を有する足場兼用裏面板を取付けし、その後、該足場兼
用裏面板を足場として、前記主桁と横梁との連結・固定
を行った後、前記横梁相互の連結と前記吊り部材の取り
外しとを相前後して行うことを特徴とする高架構造物足
場兼用裏面板の施工方法である。
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明に係る請求項1の発明は、横梁を高架構造物
の主桁に吊り長さ調節可能な吊り部材を介して、構造物
長軸を横断する方向に順次仮吊りし、該横梁に足場機能
を有する足場兼用裏面板を取付けし、その後、該足場兼
用裏面板を足場として、前記主桁と横梁との連結・固定
を行った後、前記横梁相互の連結と前記吊り部材の取り
外しとを相前後して行うことを特徴とする高架構造物足
場兼用裏面板の施工方法である。
【0008】また、本発明に係る請求項2の発明は、高
架構造物の主桁間に構造物長軸を横断する方向に亘らせ
る長さの横梁と足場機能を有する複数枚の足場兼用裏面
板とを地上において前もって組付けて足場兼用裏面板ユ
ニットを形成し、この足場兼用裏面板ユニットを吊り長
さ調節可能な吊り部材を介して前記主桁に前記足場兼用
裏面板ユニットを順次仮吊りし、この仮吊りした足場兼
用裏面板ユニットを足場として、主桁と横梁との連結・
固定を行った後、横梁相互の連結と吊り部材の取り外し
とを相前後して行うことを特徴とする高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法である。
架構造物の主桁間に構造物長軸を横断する方向に亘らせ
る長さの横梁と足場機能を有する複数枚の足場兼用裏面
板とを地上において前もって組付けて足場兼用裏面板ユ
ニットを形成し、この足場兼用裏面板ユニットを吊り長
さ調節可能な吊り部材を介して前記主桁に前記足場兼用
裏面板ユニットを順次仮吊りし、この仮吊りした足場兼
用裏面板ユニットを足場として、主桁と横梁との連結・
固定を行った後、横梁相互の連結と吊り部材の取り外し
とを相前後して行うことを特徴とする高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法である。
【0009】また、本発明に係る請求項3の発明は、横
梁を高架構造物の主桁に構造物長軸を横断する方向に順
次取付け、この取付けた横梁に対し足場機能を有する足
場兼用裏面板を取付けし、その後、この取付けした足場
兼用裏面板を足場として横梁相互を連結することを特徴
とする高架構造物足場兼用裏面板の施工方法である。
梁を高架構造物の主桁に構造物長軸を横断する方向に順
次取付け、この取付けた横梁に対し足場機能を有する足
場兼用裏面板を取付けし、その後、この取付けした足場
兼用裏面板を足場として横梁相互を連結することを特徴
とする高架構造物足場兼用裏面板の施工方法である。
【0010】また、本発明に係る請求項4の発明は、上
述の請求項1、2又は3に記載の高架構造物足場兼用裏
面板の施工方法に関して、足場兼用裏面板相互が対向す
る長手方向の端部間に生じる間隙を目板で塞ぐ作業を、
横梁相互の連結作業に相前後して行う高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法である。
述の請求項1、2又は3に記載の高架構造物足場兼用裏
面板の施工方法に関して、足場兼用裏面板相互が対向す
る長手方向の端部間に生じる間隙を目板で塞ぐ作業を、
横梁相互の連結作業に相前後して行う高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法である。
【0011】また、本発明に係る請求項5の発明は、上
述の請求項4記載の高架構造物足場兼用裏面板の施工方
法に関して、足場兼用裏面板として、構造物長軸方向の
横梁の間隔が一定でない場合にも対応可能である固定自
由度を持つボルト介挿孔が取付け面側に設けられた裏面
板が用いられる高架構造物足場兼用裏面板の施工方法で
ある。
述の請求項4記載の高架構造物足場兼用裏面板の施工方
法に関して、足場兼用裏面板として、構造物長軸方向の
横梁の間隔が一定でない場合にも対応可能である固定自
由度を持つボルト介挿孔が取付け面側に設けられた裏面
板が用いられる高架構造物足場兼用裏面板の施工方法で
ある。
【0012】また、本発明に係る請求項6の発明は、上
述の請求項1、2、3、4又は5に記載の高架構造物足
場兼用裏面板の施工方法に関して、正面板材、側面板材
及び足場板を兼ねる背面板材により囲繞して形成される
筒体内を中空部又は中実部とした長手方向に直角の断面
が長四角形状をなす直方体の足場兼用裏面板の、前記横
梁にボルトにより取付ける面板としての背面板材には、
スリット状に開口され前記ボルトの軸部を介挿させる開
口部と該開口部に対し内方部に臨みかつ長軸方向に設置
され前記ボルトの頭部を介挿させる長孔とを含み、ボル
トを抜脱及び回動不能かつスライド自在に介挿可能に形
成されるボルト介挿用長孔が長手方向に設けられた足場
兼用裏面板を用いることを特徴とする高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法である。
述の請求項1、2、3、4又は5に記載の高架構造物足
場兼用裏面板の施工方法に関して、正面板材、側面板材
及び足場板を兼ねる背面板材により囲繞して形成される
筒体内を中空部又は中実部とした長手方向に直角の断面
が長四角形状をなす直方体の足場兼用裏面板の、前記横
梁にボルトにより取付ける面板としての背面板材には、
スリット状に開口され前記ボルトの軸部を介挿させる開
口部と該開口部に対し内方部に臨みかつ長軸方向に設置
され前記ボルトの頭部を介挿させる長孔とを含み、ボル
トを抜脱及び回動不能かつスライド自在に介挿可能に形
成されるボルト介挿用長孔が長手方向に設けられた足場
兼用裏面板を用いることを特徴とする高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法である。
【0013】また、本発明に係る請求項7の発明は、上
述の請求項6に記載の高架構造物足場兼用裏面板の施工
方法に関して、正面板材が多孔板等の透過音板であり、
背面板材が遮音板であり、筒体内を吸音材が収蔵される
中実部としてなる足場兼用裏面板又は吸音板を用いるこ
とを特徴とする高架構造物足場兼用裏面板の施工方法で
ある。
述の請求項6に記載の高架構造物足場兼用裏面板の施工
方法に関して、正面板材が多孔板等の透過音板であり、
背面板材が遮音板であり、筒体内を吸音材が収蔵される
中実部としてなる足場兼用裏面板又は吸音板を用いるこ
とを特徴とする高架構造物足場兼用裏面板の施工方法で
ある。
【0014】また、本発明に係る請求項8の発明は、上
述の請求項4、5、6又は7に記載の高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法に関して、足場兼用裏面板相互が対
向する長手方向の端部間に架け渡し可能な長さ及びボル
ト介挿用長孔に挿通可能な幅を有する平帯板材と該平帯
板材の中央部に軸部を貫通し頭部を固着して設けられる
ボルトと該ボルトに螺合するナットとからなる複数個の
目板取付け具と、この目板取付け具の前記ボルトを挿通
するための複数個のボルト孔がボルト介挿用長孔に対応
する個所に穿設された孔明き板材からなる前記足場兼用
裏面板の対向する端部間に生じる間隙に当て合い塞がせ
る目板とを含む目板取付け構造を用いることを特徴とす
る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法である。
述の請求項4、5、6又は7に記載の高架構造物足場兼
用裏面板の施工方法に関して、足場兼用裏面板相互が対
向する長手方向の端部間に架け渡し可能な長さ及びボル
ト介挿用長孔に挿通可能な幅を有する平帯板材と該平帯
板材の中央部に軸部を貫通し頭部を固着して設けられる
ボルトと該ボルトに螺合するナットとからなる複数個の
目板取付け具と、この目板取付け具の前記ボルトを挿通
するための複数個のボルト孔がボルト介挿用長孔に対応
する個所に穿設された孔明き板材からなる前記足場兼用
裏面板の対向する端部間に生じる間隙に当て合い塞がせ
る目板とを含む目板取付け構造を用いることを特徴とす
る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法である。
【0015】このような本発明に係る施工方法にによれ
ば、仮設用吊り足場を使用しないで高架構造物足場兼用
裏面板の施工を直接行うため、従来のように専用の仮設
用吊り足場の架設・撤去を不要とすることで、下面道路
の交通規制時間を大幅に低減し得る。
ば、仮設用吊り足場を使用しないで高架構造物足場兼用
裏面板の施工を直接行うため、従来のように専用の仮設
用吊り足場の架設・撤去を不要とすることで、下面道路
の交通規制時間を大幅に低減し得る。
【0016】また、本発明に係る足場兼用裏面板を、構
造物軸方向の横梁の間隔が一定でない場合にも対応可能
である固定自由度を持つボルト介挿孔が取付け面側に設
けられた構成としたことにより、縦梁の取付けを省くこ
とが可能であり、さらに、横梁の取付け誤差、高架構造
物の曲がり等により生じる横梁と裏面板との取り合いの
不整合を吸収し得るので、施工工事を容易にするととも
に、工期の短縮が可能となり、事前の調査を簡便なもの
とする。
造物軸方向の横梁の間隔が一定でない場合にも対応可能
である固定自由度を持つボルト介挿孔が取付け面側に設
けられた構成としたことにより、縦梁の取付けを省くこ
とが可能であり、さらに、横梁の取付け誤差、高架構造
物の曲がり等により生じる横梁と裏面板との取り合いの
不整合を吸収し得るので、施工工事を容易にするととも
に、工期の短縮が可能となり、事前の調査を簡便なもの
とする。
【0017】さらに、上記足場兼用裏面板と本発明に係
る目板取付け構造との併用によって、目板取付け作業は
容易かつ短時間に行うことができ、しかも、裏面板の張
り出し部分の補強が充分に成されるとともに、安全性の
面でも優れたものとすることができる。
る目板取付け構造との併用によって、目板取付け作業は
容易かつ短時間に行うことができ、しかも、裏面板の張
り出し部分の補強が充分に成されるとともに、安全性の
面でも優れたものとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、添付図面を参照しながら具体的に説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る高架構造物足場兼
用裏面板(以下、裏面板と略称す)の施工方法における
施工手順を説明するフローチャートである。図2乃至図
8には、前記フローチャートに基づく施工手順に沿って
行う各作業の態様を順序的に説明する立面図がそれぞれ
示される。また、図9には、本発明の第1の実施の形態
に係る裏面板の施工方法の実施に基づく主桁3、横梁
2、裏面板1の間の取合部分の分離斜視図が示される。
それら図1乃至図9を参照して施工手順を以下に述べ
る。
を、添付図面を参照しながら具体的に説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る高架構造物足場兼
用裏面板(以下、裏面板と略称す)の施工方法における
施工手順を説明するフローチャートである。図2乃至図
8には、前記フローチャートに基づく施工手順に沿って
行う各作業の態様を順序的に説明する立面図がそれぞれ
示される。また、図9には、本発明の第1の実施の形態
に係る裏面板の施工方法の実施に基づく主桁3、横梁
2、裏面板1の間の取合部分の分離斜視図が示される。
それら図1乃至図9を参照して施工手順を以下に述べ
る。
【0019】(A)第1手順S1 :横梁2の仮吊りを行
う。 先ず、鎖、ターンバックル等の吊り長さ調節可能である
吊り部材7を主桁3の所定位置に吊り下げる。この場
合、隣合う主桁3間には構造物長軸(高架構造物が橋構
造である場合は橋軸という)を横断する方向に亘らせ、
主桁3の構造物長軸方向には後で取り付けられる裏面板
1の長さに比し短い所要間隔をとって、図2に示すよう
に吊り部材7の一端部を主桁3の例えば下フランジにク
ランプ金具等によって取付ける。この吊り部材7取付け
作業は、高所作業車などの移動型昇降装置6を使用して
該昇降装置6に搭乗した作業員が行うことができる。な
お、吊り部材7はターンバックルの他に、図2に示すよ
うに鎖とU字ボルトとを組合せて長さ調節可能な吊り部
材としたものでもよい。
う。 先ず、鎖、ターンバックル等の吊り長さ調節可能である
吊り部材7を主桁3の所定位置に吊り下げる。この場
合、隣合う主桁3間には構造物長軸(高架構造物が橋構
造である場合は橋軸という)を横断する方向に亘らせ、
主桁3の構造物長軸方向には後で取り付けられる裏面板
1の長さに比し短い所要間隔をとって、図2に示すよう
に吊り部材7の一端部を主桁3の例えば下フランジにク
ランプ金具等によって取付ける。この吊り部材7取付け
作業は、高所作業車などの移動型昇降装置6を使用して
該昇降装置6に搭乗した作業員が行うことができる。な
お、吊り部材7はターンバックルの他に、図2に示すよ
うに鎖とU字ボルトとを組合せて長さ調節可能な吊り部
材としたものでもよい。
【0020】次いで、横梁2を吊り下がった吊り部材7
の下端部に取付け、隣合う主桁3間に亘らせて仮吊り下
げる(図3参照)。このときの横梁2は、昇降装置6に
搭乗した1又は2名の作業員で持ち上げることができる
程度の適当長さ及び適当重量、例えば約60kg程度の横
梁であり、上面部の所定個所に図9に示されるような吊
り環などを予め取着しておけば、横梁2の仮吊り作業を
容易に行える。以上の作業を隣合う主桁3間毎に、か
つ、主桁3の構造物長軸方向の所要間隔毎に、同じ要領
で所定領域において行う。
の下端部に取付け、隣合う主桁3間に亘らせて仮吊り下
げる(図3参照)。このときの横梁2は、昇降装置6に
搭乗した1又は2名の作業員で持ち上げることができる
程度の適当長さ及び適当重量、例えば約60kg程度の横
梁であり、上面部の所定個所に図9に示されるような吊
り環などを予め取着しておけば、横梁2の仮吊り作業を
容易に行える。以上の作業を隣合う主桁3間毎に、か
つ、主桁3の構造物長軸方向の所要間隔毎に、同じ要領
で所定領域において行う。
【0021】(B)第2手順S2 :裏面板1を取付ける。 図4に示すように、吊り下げられた横梁2に裏面板1の
単位を順次ボルト、ナットによって取付け、本格的に固
定する。この場合、裏面板1の背面板材に設けられたボ
ルト介挿用長孔12にボルト11を介挿し(図9、図1
0参照)、このボルト11をボルト介挿用長孔12内で
スライドさせて横梁2に設けたボルト孔と位置合わせ
し、図示しないナットで固定するものであるが、この取
付け態様の詳細については後述する。裏面板1を順次本
格取付けして、図5に示されるように裏面板1の全面取
付けが完了すると、ここで昇降装置6を用いての作業が
終わるため、以降、下面道路の交通規制は解くことが可
能となる。
単位を順次ボルト、ナットによって取付け、本格的に固
定する。この場合、裏面板1の背面板材に設けられたボ
ルト介挿用長孔12にボルト11を介挿し(図9、図1
0参照)、このボルト11をボルト介挿用長孔12内で
スライドさせて横梁2に設けたボルト孔と位置合わせ
し、図示しないナットで固定するものであるが、この取
付け態様の詳細については後述する。裏面板1を順次本
格取付けして、図5に示されるように裏面板1の全面取
付けが完了すると、ここで昇降装置6を用いての作業が
終わるため、以降、下面道路の交通規制は解くことが可
能となる。
【0022】(C)第3手順S3 :主桁3と横梁2の連結
・固定をする。 図5に図示される裏面板1の取付け完了に基づいて、吊
り部材7で吊り下げられた図示の裏面板1が作業用の足
場として利用される。この足場に搭乗した作業員によっ
てまず吊り金物4の取付けを行う。この場合、予め製作
された例えば逆L型の吊り金物4(図9参照)を使用し
てその上端部を主桁3に、下端部を横梁2にボルト、ナ
ット等で締め付けて固着することにより行われる。この
取付けによって主桁3と横梁2とが本格的に連結・固定
される(図6(イ)参照)。その際、裏面板1のレベル
調整は、該裏面板1を吊り下げているターンバックル等
吊り部材7の長さを調節することで行う(図6(ロ)参
照)。
・固定をする。 図5に図示される裏面板1の取付け完了に基づいて、吊
り部材7で吊り下げられた図示の裏面板1が作業用の足
場として利用される。この足場に搭乗した作業員によっ
てまず吊り金物4の取付けを行う。この場合、予め製作
された例えば逆L型の吊り金物4(図9参照)を使用し
てその上端部を主桁3に、下端部を横梁2にボルト、ナ
ット等で締め付けて固着することにより行われる。この
取付けによって主桁3と横梁2とが本格的に連結・固定
される(図6(イ)参照)。その際、裏面板1のレベル
調整は、該裏面板1を吊り下げているターンバックル等
吊り部材7の長さを調節することで行う(図6(ロ)参
照)。
【0023】(D)第4手順S4 :横梁2相互を連結す
る。 突き合わさり隣接する横梁2相互を添接板8(図9参
照)とボルト、ナットで連結・固定する。この作業は足
場としての裏面板1に搭乗した作業員によって行われ、
全部の連結が終わると、前記所定領域においての高架構
造物足場を兼用する裏面板の本格取付けが終了する。
る。 突き合わさり隣接する横梁2相互を添接板8(図9参
照)とボルト、ナットで連結・固定する。この作業は足
場としての裏面板1に搭乗した作業員によって行われ、
全部の連結が終わると、前記所定領域においての高架構
造物足場を兼用する裏面板の本格取付けが終了する。
【0024】(E)第5手順S5 :仮吊り用の吊り部材7
を撤去する。 図7に示されるように、吊り部材7を主桁3及び横梁2
から外して撤去する。全部の吊り部材7が撤去され、図
8に示される如く、高架構造物足場兼用裏面板の施工が
完了する。この後、裏面板1の端部間に生じる間隙を目
板で塞ぐ作業を必要に応じて行うが、これについては後
述する。
を撤去する。 図7に示されるように、吊り部材7を主桁3及び横梁2
から外して撤去する。全部の吊り部材7が撤去され、図
8に示される如く、高架構造物足場兼用裏面板の施工が
完了する。この後、裏面板1の端部間に生じる間隙を目
板で塞ぐ作業を必要に応じて行うが、これについては後
述する。
【0025】図10には、本発明の実施の形態に係る裏
面板1の要部構造が拡大かつ斜視されて示される。ま
た、図13には同じく本発明の実施の形態に係る裏面板
1の一部を省略した平面図が(イ)に、同じく正面図が
(ロ)に、(イ)におけるA−A矢示線に添う断面図が
(ハ)にそれぞれ示される。
面板1の要部構造が拡大かつ斜視されて示される。ま
た、図13には同じく本発明の実施の形態に係る裏面板
1の一部を省略した平面図が(イ)に、同じく正面図が
(ロ)に、(イ)におけるA−A矢示線に添う断面図が
(ハ)にそれぞれ示される。
【0026】図10及び図13を参照して、裏面板1
は、長手方向に直角の断面が長四角形状をなす所定寸法
の直方体を成していて、正面板材13、側面板材14及
び足場板を兼ねる背面板材15により囲繞されて形成さ
れる筒体内を中空部又は中実部としたものから設置場所
に適した方を選定する。
は、長手方向に直角の断面が長四角形状をなす所定寸法
の直方体を成していて、正面板材13、側面板材14及
び足場板を兼ねる背面板材15により囲繞されて形成さ
れる筒体内を中空部又は中実部としたものから設置場所
に適した方を選定する。
【0027】図13に図示される裏面板1は、走行車両
が発生する騒音からの反射音を遮断する吸音機能を備え
騒音軽減に効果を奏するとして高架道路橋の足場兼用裏
面板に好適に使用されるものの具体的な形態例であり、
正面板材13と側面板材14の下半部分とがアルミ多孔
板等の透過音板の一枚板により一体に形成され、背面板
材15と側面板材14の上半部分とがアルミ型材により
一体に形成されて、両部材を合着することにより、長手
方向に直角の断面が長四角形状をなす所定寸法の直方体
の裏面板1を構成している。そして、この裏面板1の筒
体内にグラスウール等からなる吸音材16を収蔵して中
実部と成している。
が発生する騒音からの反射音を遮断する吸音機能を備え
騒音軽減に効果を奏するとして高架道路橋の足場兼用裏
面板に好適に使用されるものの具体的な形態例であり、
正面板材13と側面板材14の下半部分とがアルミ多孔
板等の透過音板の一枚板により一体に形成され、背面板
材15と側面板材14の上半部分とがアルミ型材により
一体に形成されて、両部材を合着することにより、長手
方向に直角の断面が長四角形状をなす所定寸法の直方体
の裏面板1を構成している。そして、この裏面板1の筒
体内にグラスウール等からなる吸音材16を収蔵して中
実部と成している。
【0028】上記裏面板1において、足場板材を兼ね、
かつ横梁2にボルト11により取付ける面板としての背
面板材15は、型成形等による型材から成り、長手中心
線に添って長手方向の全長に亘りボルト介挿用長孔12
が凹設され、また、両長手側辺部には板係合用の鉤片1
9、20が凸設されている。ボルト介挿用長孔12は、
スリット状に開口されて前記ボルト11の軸部を介挿さ
せる開口部17と、この開口部17に対し内方部に臨み
かつ長手中心線を揃えて凹設されて前記ボルト1の頭部
を介挿させる長孔18とからなる「長あり溝」形状の長
孔に形成されている。
かつ横梁2にボルト11により取付ける面板としての背
面板材15は、型成形等による型材から成り、長手中心
線に添って長手方向の全長に亘りボルト介挿用長孔12
が凹設され、また、両長手側辺部には板係合用の鉤片1
9、20が凸設されている。ボルト介挿用長孔12は、
スリット状に開口されて前記ボルト11の軸部を介挿さ
せる開口部17と、この開口部17に対し内方部に臨み
かつ長手中心線を揃えて凹設されて前記ボルト1の頭部
を介挿させる長孔18とからなる「長あり溝」形状の長
孔に形成されている。
【0029】このようなボルト介挿用長孔12を設けて
なることによって、頭部が長孔18内に、頭部に連なる
個所の軸部が開口部17内にそれぞれ介在するように前
記ボルト介挿用長孔12に係合してなる前記ボルト11
は、長孔12内でスライド自在に移動させることがで
き、また、長孔12からは抜脱させることができなく、
かつ長孔12内でねじ回し方向に回動させることができ
なくなり、このことは、ボルト11に対する裏面板1長
手方向の固定自由度を有する構造であることを意味して
いて、構造物軸方向の横梁2の間隔が一定でない場合に
もボルト介挿用長孔12内でボルト11をスライドする
ことで、横梁2に設けたボルト孔に簡単に位置合わせす
ることが可能である。なお、ボルト介挿用長孔12とし
ては、図17に本発明の他の実施例に係る裏面板1を図
示してなるように、背面板材15の外側に凸状に形成し
たものでもよく、更に、裏面板1の全長に亘らせずに、
例えば両端部に部分的に設けたものであってもよい。
なることによって、頭部が長孔18内に、頭部に連なる
個所の軸部が開口部17内にそれぞれ介在するように前
記ボルト介挿用長孔12に係合してなる前記ボルト11
は、長孔12内でスライド自在に移動させることがで
き、また、長孔12からは抜脱させることができなく、
かつ長孔12内でねじ回し方向に回動させることができ
なくなり、このことは、ボルト11に対する裏面板1長
手方向の固定自由度を有する構造であることを意味して
いて、構造物軸方向の横梁2の間隔が一定でない場合に
もボルト介挿用長孔12内でボルト11をスライドする
ことで、横梁2に設けたボルト孔に簡単に位置合わせす
ることが可能である。なお、ボルト介挿用長孔12とし
ては、図17に本発明の他の実施例に係る裏面板1を図
示してなるように、背面板材15の外側に凸状に形成し
たものでもよく、更に、裏面板1の全長に亘らせずに、
例えば両端部に部分的に設けたものであってもよい。
【0030】図11には、本発明の実施の形態に係る目
板取付け構造の態様が斜視図で示され、また、図12に
は、図11における目板取付け具の平面図が(イ)に、
同じく正面図が(ロ)にそれぞれ示される。
板取付け構造の態様が斜視図で示され、また、図12に
は、図11における目板取付け具の平面図が(イ)に、
同じく正面図が(ロ)にそれぞれ示される。
【0031】図11及び図12を参照して、目板取付け
構造は、複数個の目板取付け具21と1枚の目板22と
により形成される。目板取付け具21は、裏面板1相互
が対向する長手方向の端部間に架け渡し可能な長さ及び
前記ボルト介挿用長孔12の長孔18内に挿通可能な
幅、すなわちボルト11の頭部とほぼ同じ幅を有する平
帯板材23と、該平帯板材23の中央部に軸部を貫通し
頭部を固着して設けられるボルト24と、該ボルト24
に螺合するナット(図示せず)とからなっている。一
方、目板22は、目板取付け具21の前記ボルト24を
挿通するための複数個のボルト孔25がボルト介挿用長
孔12に対応する個所に穿設されてなる孔明き板材から
なっている。
構造は、複数個の目板取付け具21と1枚の目板22と
により形成される。目板取付け具21は、裏面板1相互
が対向する長手方向の端部間に架け渡し可能な長さ及び
前記ボルト介挿用長孔12の長孔18内に挿通可能な
幅、すなわちボルト11の頭部とほぼ同じ幅を有する平
帯板材23と、該平帯板材23の中央部に軸部を貫通し
頭部を固着して設けられるボルト24と、該ボルト24
に螺合するナット(図示せず)とからなっている。一
方、目板22は、目板取付け具21の前記ボルト24を
挿通するための複数個のボルト孔25がボルト介挿用長
孔12に対応する個所に穿設されてなる孔明き板材から
なっている。
【0032】このような目板取付け具21及び目板22
からなる目板取付け構造は、前述する第5段階S5 の吊
り部材7撤去作業が終わった直後、裏面板1の端部間に
生じる間隙を塞ぐ必要が生じた場合に使用されて目板取
付け作業が行われるが、この場合、図11に示されるよ
うに、平帯板材23を裏面板1の対向する両端部より長
孔18内にそれぞれ挿通してボルト24を前記両端部間
に立ち上げて介在させた状態の下で架け渡し、一方、目
板22を前記張り出し部の対向する端部間に生じる間隙
に上方から塞がせるように当て合わせて、各ボルト孔2
5と各ボルト24をそれぞれ係合し、ナット締めするこ
とにより、張り出し部の対向する両端部間に跨がらせて
固定することができる。この目板取付け構造は、足場と
して利用する裏面板1の場合の隙間を確実に塞ぐ目板の
役割と同時に、張り出し部があった場合の撓みに対する
補強材としての役割をも兼ねさせることが可能である。
からなる目板取付け構造は、前述する第5段階S5 の吊
り部材7撤去作業が終わった直後、裏面板1の端部間に
生じる間隙を塞ぐ必要が生じた場合に使用されて目板取
付け作業が行われるが、この場合、図11に示されるよ
うに、平帯板材23を裏面板1の対向する両端部より長
孔18内にそれぞれ挿通してボルト24を前記両端部間
に立ち上げて介在させた状態の下で架け渡し、一方、目
板22を前記張り出し部の対向する端部間に生じる間隙
に上方から塞がせるように当て合わせて、各ボルト孔2
5と各ボルト24をそれぞれ係合し、ナット締めするこ
とにより、張り出し部の対向する両端部間に跨がらせて
固定することができる。この目板取付け構造は、足場と
して利用する裏面板1の場合の隙間を確実に塞ぐ目板の
役割と同時に、張り出し部があった場合の撓みに対する
補強材としての役割をも兼ねさせることが可能である。
【0033】図14には、本発明の第2の実施の形態に
係る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法における施工
手順を説明するフローチャートが示される。この図14
を参照しながら第2の実施の形態に係る高架構造物足場
兼用裏面板の施工方法の作業手順を以下に述べる。
係る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法における施工
手順を説明するフローチャートが示される。この図14
を参照しながら第2の実施の形態に係る高架構造物足場
兼用裏面板の施工方法の作業手順を以下に述べる。
【0034】(A)第1手順S11:横梁2に裏面板1を取
付ける。 あらかじめ、並列させる複数枚の裏面板1と2本の横梁
2とを組付けて足場兼用裏面板ユニットを製作する。こ
の足場兼用裏面板ユニットを高架構造物における所定領
域に対応させて順次製作する。
付ける。 あらかじめ、並列させる複数枚の裏面板1と2本の横梁
2とを組付けて足場兼用裏面板ユニットを製作する。こ
の足場兼用裏面板ユニットを高架構造物における所定領
域に対応させて順次製作する。
【0035】(B)第2手順S12:主桁3に足場兼用裏面
板ユニットを仮吊りする。 地上で製作された足場兼用裏面板ユニットを移動型昇降
装置6によって主桁3の直下方に昇揚し、前記吊り部材
7を用いて主桁3に仮吊りさせる。この場合、移動型昇
降装置6に搭乗した作業員によって足場兼用裏面板ユニ
ットを保持しながら吊り部材7例えば鎖による仮吊り作
業を行うものであり、4本の鎖7を介して主桁3に足場
兼用裏面板ユニットを仮吊りさせる。この仮吊り作業を
足場兼用裏面板ユニットについて順次行う。
板ユニットを仮吊りする。 地上で製作された足場兼用裏面板ユニットを移動型昇降
装置6によって主桁3の直下方に昇揚し、前記吊り部材
7を用いて主桁3に仮吊りさせる。この場合、移動型昇
降装置6に搭乗した作業員によって足場兼用裏面板ユニ
ットを保持しながら吊り部材7例えば鎖による仮吊り作
業を行うものであり、4本の鎖7を介して主桁3に足場
兼用裏面板ユニットを仮吊りさせる。この仮吊り作業を
足場兼用裏面板ユニットについて順次行う。
【0036】(C)第3手順S13:主桁3と横梁2の連結
・固定をする。 吊り部材7で吊り下げられた足場兼用裏面板ユニットの
裏面板1が作業用の足場として利用され、この足場に搭
乗した作業員によってまず吊り金物4の取付けを行う。
この場合の作業要領については、前述した第1の実施の
形態に係る施工方法における第3手順S3 と同じである
ので、詳細説明を省略する。
・固定をする。 吊り部材7で吊り下げられた足場兼用裏面板ユニットの
裏面板1が作業用の足場として利用され、この足場に搭
乗した作業員によってまず吊り金物4の取付けを行う。
この場合の作業要領については、前述した第1の実施の
形態に係る施工方法における第3手順S3 と同じである
ので、詳細説明を省略する。
【0037】(D)第4手順S14:横梁2相互を連結す
る。 この場合の作業要領については、前述した第1の実施の
形態に係る施工方法における第4手順S4 と同じである
ので、詳細説明を省略する。
る。 この場合の作業要領については、前述した第1の実施の
形態に係る施工方法における第4手順S4 と同じである
ので、詳細説明を省略する。
【0038】(E)第5手順S15:仮吊り用の吊り部材7
を撤去する。 この場合の作業要領については、前述した第1の実施の
形態に係る施工方法における第5手順S5 と同じである
ので、詳細説明を省略する。
を撤去する。 この場合の作業要領については、前述した第1の実施の
形態に係る施工方法における第5手順S5 と同じである
ので、詳細説明を省略する。
【0039】以上説明した第2の実施の形態に係る高架
構造物足場兼用裏面板の施工方法では、高所での裏面板
1取付け作業が省略されることから、下面道路の交通規
制時間が第1の実施の形態に係る施工方法に比して減少
する。
構造物足場兼用裏面板の施工方法では、高所での裏面板
1取付け作業が省略されることから、下面道路の交通規
制時間が第1の実施の形態に係る施工方法に比して減少
する。
【0040】図15には、本発明の第3の実施の形態に
係る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法における作業
手順を説明するフローチャートが示される。この図15
を参照しながら第3の実施の形態に係る高架構造物足場
兼用裏面板の施工方法の作業手順を以下に述べる。
係る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法における作業
手順を説明するフローチャートが示される。この図15
を参照しながら第3の実施の形態に係る高架構造物足場
兼用裏面板の施工方法の作業手順を以下に述べる。
【0041】(A)第1手順S21:主桁3と横梁2の連結
・固定をする。 移動型昇降装置6に搭乗した作業員によって、主桁3へ
の吊り金物4の取付けと該吊り金物4への横梁2の取付
けとを行う。
・固定をする。 移動型昇降装置6に搭乗した作業員によって、主桁3へ
の吊り金物4の取付けと該吊り金物4への横梁2の取付
けとを行う。
【0042】(B)第2手順S22:裏面板1を取付ける。 この作業までは昇降装置6に搭乗した作業員により行
う。主桁3に取付けられた吊り金物4に裏面板1を本格
的に取付ける。この場合の作業要領は、前述した第1の
実施の形態に係る施工方法における第2手順S2 と同じ
である。
う。主桁3に取付けられた吊り金物4に裏面板1を本格
的に取付ける。この場合の作業要領は、前述した第1の
実施の形態に係る施工方法における第2手順S2 と同じ
である。
【0043】(C)第3手順S23:横梁2相互を連結す
る。 本格的に取付けられた裏面板1を作業足場として横梁2
相互の連結作業を行う。この場合の作業要領について
は、前述した第1の実施の形態に係る施工方法における
第4手順S4 と同じである。
る。 本格的に取付けられた裏面板1を作業足場として横梁2
相互の連結作業を行う。この場合の作業要領について
は、前述した第1の実施の形態に係る施工方法における
第4手順S4 と同じである。
【0044】以上説明した第3の実施の形態に係る高架
構造物足場兼用裏面板の施工方法では、仮吊り用の吊り
部材7の取付け、撤去の作業を要しない利点を有する。
構造物足場兼用裏面板の施工方法では、仮吊り用の吊り
部材7の取付け、撤去の作業を要しない利点を有する。
【0045】
【実施例】図16には、本発明の実施例に係る目板取付
け構造が示され、(イ)は正面図、(ロ)は平面図であ
る。
け構造が示され、(イ)は正面図、(ロ)は平面図であ
る。
【0046】図16に図示される実施例は、本発明の各
実施形態に係る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法を
実施するに際して好適に使用される目板取付け構造であ
り、高架構造物が例えば高架道路橋の場合で、その曲が
り個所等に設けられる足場兼用裏面板に付設される。こ
の目板取付け構造は、同サイズの平帯板からなる2枚の
目板26と、1組又は2組のボルト27、ナット28と
を含んで構成される。両目板26に対して、長手中心線
に添う中央部又は両端部の同じ個所にボルト挿通孔を穿
設して、図16(イ)に図示されるように、対応するボ
ルト挿通孔間にボルト27を挿通してナット28を螺合
することにより、目板26相互をボルト27、ナット2
8で連結してなる構造である。
実施形態に係る高架構造物足場兼用裏面板の施工方法を
実施するに際して好適に使用される目板取付け構造であ
り、高架構造物が例えば高架道路橋の場合で、その曲が
り個所等に設けられる足場兼用裏面板に付設される。こ
の目板取付け構造は、同サイズの平帯板からなる2枚の
目板26と、1組又は2組のボルト27、ナット28と
を含んで構成される。両目板26に対して、長手中心線
に添う中央部又は両端部の同じ個所にボルト挿通孔を穿
設して、図16(イ)に図示されるように、対応するボ
ルト挿通孔間にボルト27を挿通してナット28を螺合
することにより、目板26相互をボルト27、ナット2
8で連結してなる構造である。
【0047】この目板取付け構造は、図16(ロ)に図
示するように、裏面板1の横梁2からの張り出し部の対
向する橋部間に上下から挟ませるように架け渡してナッ
ト締めすることにより、不揃いの間隙を上下から一度に
塞いで固定される。このような目板取付け構造は、下面
からの景観が問題となるような場合に好都合な構造であ
る。
示するように、裏面板1の横梁2からの張り出し部の対
向する橋部間に上下から挟ませるように架け渡してナッ
ト締めすることにより、不揃いの間隙を上下から一度に
塞いで固定される。このような目板取付け構造は、下面
からの景観が問題となるような場合に好都合な構造であ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0049】本発明の請求項1乃至請求項3の発明によ
れば、仮設専用吊り足場の架設、撤去を必要としなくな
るため、下面道路がある場合にこれを占有する機会が短
くなって、その分、交通規制時間を短縮することができ
る。その結果、交通渋滞、これに伴う排気ガス量、騒音
発生量の増大を抑え得る。また、長期間に亘る仮設足場
架設費用の支出を無くすることができるのと工期を短縮
し得るのとにより、工事費を大幅に削減できる。さら
に、足場兼用裏面板の施工に際して縦梁を省略できるこ
とから、主桁に対する負担重量を軽減できるとともに、
主桁下フランジと裏面板上面との間隙が大きく取れて足
場としての機能が改善され、作業の安全性を向上でき
る。
れば、仮設専用吊り足場の架設、撤去を必要としなくな
るため、下面道路がある場合にこれを占有する機会が短
くなって、その分、交通規制時間を短縮することができ
る。その結果、交通渋滞、これに伴う排気ガス量、騒音
発生量の増大を抑え得る。また、長期間に亘る仮設足場
架設費用の支出を無くすることができるのと工期を短縮
し得るのとにより、工事費を大幅に削減できる。さら
に、足場兼用裏面板の施工に際して縦梁を省略できるこ
とから、主桁に対する負担重量を軽減できるとともに、
主桁下フランジと裏面板上面との間隙が大きく取れて足
場としての機能が改善され、作業の安全性を向上でき
る。
【0050】さらにまた、横梁、裏面板を1〜2名程度
の少人数で持ち上げることができる程度の適当な長さ、
重さにすることで、移動型昇降装置のみで作業が行える
ので交通規制をする場合にも最低限の規制で済む。
の少人数で持ち上げることができる程度の適当な長さ、
重さにすることで、移動型昇降装置のみで作業が行える
ので交通規制をする場合にも最低限の規制で済む。
【0051】本発明の請求項5及び請求項6の発明によ
れば、横梁の間隔が一定でない場合や、横梁の取付け誤
差、高架構造物の曲がり等により生じる裏面板と横梁と
の取り合い上の不整合を充分吸収することができて、高
架構造物足場兼用裏面板の施工を頗る容易にし工期の短
縮化が図れる。
れば、横梁の間隔が一定でない場合や、横梁の取付け誤
差、高架構造物の曲がり等により生じる裏面板と横梁と
の取り合い上の不整合を充分吸収することができて、高
架構造物足場兼用裏面板の施工を頗る容易にし工期の短
縮化が図れる。
【0052】本発明の請求項7の発明によれば、足場兼
用裏面板として吸音性の高いものを使用することによっ
て、高速道路などの高架構造物の場合に、下方道路を走
行する車両が出す騒音を吸収する。これにより取付作業
環境での騒音を減少できるとともに反射音を抑えること
ができて、高架構造物周辺での騒音公害の軽減に寄与す
る。
用裏面板として吸音性の高いものを使用することによっ
て、高速道路などの高架構造物の場合に、下方道路を走
行する車両が出す騒音を吸収する。これにより取付作業
環境での騒音を減少できるとともに反射音を抑えること
ができて、高架構造物周辺での騒音公害の軽減に寄与す
る。
【0053】本発明の請求項8の発明によれば、足場と
して利用する場合の裏面板間の間隙を簡単かつ確実に塞
ぐことができて、作業上の安全性および落下物の防止性
が高められるとともに、裏面板の張り出し部分の撓みに
対する補強材としても充分機能して足場兼用裏面板の強
度を向上させる効果を奏する。
して利用する場合の裏面板間の間隙を簡単かつ確実に塞
ぐことができて、作業上の安全性および落下物の防止性
が高められるとともに、裏面板の張り出し部分の撓みに
対する補強材としても充分機能して足場兼用裏面板の強
度を向上させる効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る高架構造物足
場兼用裏面板の施工方法における作業手順を説明するフ
ローチャートである。
場兼用裏面板の施工方法における作業手順を説明するフ
ローチャートである。
【図2】図1図示のフローチャートに基づく施工手順に
沿って行う作業のうちの仮吊り用鎖取付けの態様を説明
する立面図である。
沿って行う作業のうちの仮吊り用鎖取付けの態様を説明
する立面図である。
【図3】同じく横梁取付けの態様を説明する立面図であ
る。
る。
【図4】同じく裏面板取付けの態様を説明する立面図で
ある。
ある。
【図5】同じく裏面板取付け完了及び仮設足場完成の態
様を説明する立面図である。
様を説明する立面図である。
【図6】(イ)は同じく主桁と横梁の連結・固定及び横
梁相互の連結の態様を説明する立面図、(ロ)は(イ)
に対応する要部示側面図である。
梁相互の連結の態様を説明する立面図、(ロ)は(イ)
に対応する要部示側面図である。
【図7】同じく仮設用鎖取外しの態様を説明する立面図
である。
である。
【図8】同じく最終段階の裏面板施工完成の態様を説明
する立面図である。
する立面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る裏面板の施工
方法の実施に基づく主桁、横梁、裏面板の間の取合部分
の分離斜視図である。
方法の実施に基づく主桁、横梁、裏面板の間の取合部分
の分離斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る足場兼用裏面板の
一部を拡大して示す斜視図である。
一部を拡大して示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る目板取付け構造の
態様を示す斜視図である。
態様を示す斜視図である。
【図12】(イ)は図11における目板取付け具の平面
図、(ロ)は同じく正面図である。
図、(ロ)は同じく正面図である。
【図13】(イ)は本発明の実施の形態に係る足場兼用
裏面板の一部を省略して示す平面図、(ロ)は同じく正
面図、(ハ)は(イ)におけるA−A矢示線に添う断面
図である。
裏面板の一部を省略して示す平面図、(ロ)は同じく正
面図、(ハ)は(イ)におけるA−A矢示線に添う断面
図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る高架構造物
足場兼用裏面板の施工方法における作業手順を説明する
フローチャートである。
足場兼用裏面板の施工方法における作業手順を説明する
フローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る高架構造物
足場兼用裏面板の施工方法における作業手順を説明する
フローチャートである。
足場兼用裏面板の施工方法における作業手順を説明する
フローチャートである。
【図16】(イ)は本発明の実施例に係る目板取付け構
造を示す正面図、(ロ)は同じく平面図である。
造を示す正面図、(ロ)は同じく平面図である。
【図17】本発明の他実施例に係る足場兼用裏面板の一
部を拡大して示す斜視図である。
部を拡大して示す斜視図である。
1…裏面板 2…横梁 3…主桁
4…吊り金物 5…高架橋 6…移動型昇降装置 7…吊り部材
8…添接板 11…ボルト 12…ボルト介挿用長孔 13…正面板
材 14…側面板材 15…背面板材 16…吸音材 17…開口部
18…長孔 19…鉤片 20…鉤片 21…目板取
付具 22…目板 23…平帯板材 24…ボルト 25…ボルト
孔 26…目板 27…ボルト 28…ナット
4…吊り金物 5…高架橋 6…移動型昇降装置 7…吊り部材
8…添接板 11…ボルト 12…ボルト介挿用長孔 13…正面板
材 14…側面板材 15…背面板材 16…吸音材 17…開口部
18…長孔 19…鉤片 20…鉤片 21…目板取
付具 22…目板 23…平帯板材 24…ボルト 25…ボルト
孔 26…目板 27…ボルト 28…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川越 努 大阪府大阪市中央区備後町4目1番3号 株式会社神戸製鋼所大阪支社内 Fターム(参考) 2D001 AA05 CA01 CB02 CD03 DA02 2D059 BB37 DD13 GG25 2E003 AC02 EB02
Claims (8)
- 【請求項1】 横梁を高架構造物の主桁に吊り長さ調節
可能な吊り部材を介して、構造物長軸を横断する方向に
順次仮吊りし、該横梁に足場機能を有する足場兼用裏面
板を取付けし、その後、該足場兼用裏面板を足場とし
て、前記主桁と横梁との連結・固定を行った後、前記横
梁相互の連結と前記吊り部材の取り外しとを相前後して
行うことを特徴とする高架構造物足場兼用裏面板の施工
方法。 - 【請求項2】 高架構造物の主桁間に構造物長軸を横断
する方向に亘らせる長さの横梁と足場機能を有する複数
枚の足場兼用裏面板とを地上において前もって組付けて
足場兼用裏面板ユニットを形成し、この足場兼用裏面板
ユニットを吊り長さ調節可能な吊り部材を介して前記主
桁に前記足場兼用裏面板ユニットを順次仮吊りし、この
仮吊りした足場兼用裏面板ユニットを足場として、主桁
と横梁との連結・固定を行った後、横梁相互の連結と吊
り部材の取り外しとを相前後して行うことを特徴とする
高架構造物足場兼用裏面板の施工方法。 - 【請求項3】 横梁を高架構造物の主桁に構造物長軸を
横断する方向に順次取付け、この取付けた横梁に対し足
場機能を有する足場兼用裏面板を取付けし、その後、こ
の取付けした足場兼用裏面板を足場として横梁相互を連
結することを特徴とする高架構造物足場兼用裏面板の施
工方法。 - 【請求項4】 足場兼用裏面板相互が対向する長手方向
の端部間に生じる間隙を目板で塞ぐ作業を、横梁相互の
連結作業に相前後して行う請求項1、2又は3に記載の
高架構造物足場兼用裏面板の施工方法。 - 【請求項5】 足場兼用裏面板として、構造物長軸方向
の横梁の間隔が一定でない場合にも対応可能である固定
自由度を持つボルト介挿孔が取付け面側に設けられた裏
面板が用いられる請求項4記載の高架構造物足場兼用裏
面板の施工方法。 - 【請求項6】 正面板材、側面板材及び足場板を兼ねる
背面板材により囲繞して形成される筒体内を中空部又は
中実部とした長手方向に直角の断面が長四角形状をなす
直方体の足場兼用裏面板の、前記横梁にボルトにより取
付ける面板としての背面板材には、スリット状に開口さ
れ前記ボルトの軸部を介挿させる開口部と該開口部に対
し内方部に臨みかつ長軸方向に設置され前記ボルトの頭
部を介挿させる長孔とを含み、ボルトを抜脱及び回動不
能かつスライド自在に介挿可能に形成されるボルト介挿
用長孔が長手方向に設けられた足場兼用裏面板を用いる
ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
高架構造物足場兼用裏面板の施工方法。 - 【請求項7】 正面板材が多孔板等の透過音板であり、
背面板材が遮音板であり、筒体内を吸音材が収蔵される
中実部としてなる足場兼用裏面板又は吸音板を用いるこ
とを特徴とする請求項6記載の高架構造物足場兼用裏面
板の施工方法。 - 【請求項8】 足場兼用裏面板相互が対向する長手方向
の端部間に架け渡し可能な長さ及びボルト介挿用長孔に
挿通可能な幅を有する平帯板材と該平帯板材の中央部に
軸部を貫通し頭部を固着して設けられるボルトと該ボル
トに螺合するナットとからなる複数個の目板取付け具
と、この目板取付け具の前記ボルトを挿通するための複
数個のボルト孔がボルト介挿用長孔に対応する個所に穿
設された孔明き板材からなる前記足場兼用裏面板の対向
する端部間に生じる間隙に当て合い塞がせる目板とを含
む目板取付け構造を用いることを特徴とする請求項4、
5、6又は7に記載の高架構造物足場兼用裏面板の施工
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324053A JP2000144641A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 高架構造物足場兼用裏面板の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324053A JP2000144641A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 高架構造物足場兼用裏面板の施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000144641A true JP2000144641A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18161635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10324053A Pending JP2000144641A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 高架構造物足場兼用裏面板の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000144641A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023657A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Kobe Steel Ltd | 桁防音カバー |
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CN102587284A (zh) * | 2012-03-13 | 2012-07-18 | 新疆北新路桥建设股份有限公司 | 独立扒杆梁板安装施工工法 |
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JP2020190077A (ja) * | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 株式会社ジャストビギン | 足場板及びこれを用いた吊り足場の形成方法 |
JP2020190179A (ja) * | 2019-10-15 | 2020-11-26 | 株式会社ジャストビギン | 足場板 |
JP2021134559A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 株式会社Ihiインフラシステム | 恒久足場の設置方法および裏面パネル |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10324053A patent/JP2000144641A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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