JP2000143181A - 荷物吊下装置 - Google Patents

荷物吊下装置

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JP2000143181A
JP2000143181A JP10320383A JP32038398A JP2000143181A JP 2000143181 A JP2000143181 A JP 2000143181A JP 10320383 A JP10320383 A JP 10320383A JP 32038398 A JP32038398 A JP 32038398A JP 2000143181 A JP2000143181 A JP 2000143181A
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JP10320383A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Fujimoto
吉明 藤本
Nobuhiro Koga
信洋 古賀
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り下げた荷物を巻き上げたり,巻き下げた
りしない中立のときに,上記荷物を自由落下させるフリ
ーフォールモードを設けた例えばクレーンなどの従来の
荷物吊下装置では,上記フリーフォールモードを選択す
る場合の選択スイッチが複数設けられている場合でも,
上記選択スイッチに保持型のものが用いられているた
め,偶発的に上記フリーフォールモードへの切り換えが
行われる恐れが高く,安全性を考慮すると,上記選択ス
イッチを操作し難い位置に設ける,即ち操作性を犠牲に
する必要があった。 【解決手段】 本発明は,例えば複数の選択スイッチの
うち少なくとも2つの選択スイッチが同時に操作されて
いる場合にのみ上記フリーフォールモードへの切り換え
を行うことによって,モード切り換えを安全に行い,か
つ操作性の向上した荷物吊下装置を提供することを図っ
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,荷物吊下装置に係
り,詳しくは,吊り下げた荷物を自由落下させるフリー
フォールモードを備えたクレーンなどの荷物吊下装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばハンマーグラブ等の土木作業に
は,油圧モータの動力を減速機を介してドラムに伝え,
ワイヤーロープを巻き取る,或いは繰り出す等の動作を
行うクレーンが用いられる。このようなクレーンのウィ
ンチには,ドラムを動力から切り離し重力で吊り荷を自
由落下させるフリーフォールモードが設けられているこ
とが多い。これは,上記土木作業において,土砂を掴む
為に吊り荷を地面近くまで下降させる操作が頻繁に行わ
れるためである。上記フリーフォールモードでは,例え
ば上記ワイヤーロープの巻き上げ,巻き下げ,中立の状
態が設定可能な操作レバーの中立時に運転手がフットペ
ダルを踏んでいる時にのみ,ドラムが動力とクラッチで
接続されて荷が保持され,運転手がフットペダルを緩め
るとクラッチが外れ,吊り荷が落下する。これに対し,
例えば操作レバーの中立時に自動でブレーキがかかる中
立ブレーキモードでは,クラッチにより動力とドラムと
が連結されており,レバー中立時に運転手により積極的
な操作が行われない場合でも,カウンターバランス弁に
よるブレーキと,動力に作用するパーキングブレーキに
よって荷が保持される。
【0003】上記クレーンの運転手は,これら2つのモ
ードを使い分けて,上記土木作業を行う。ところで,上
記フリーフォールモードには利便性があるが,万一運転
者の意思に反して上記フリーフォールモードが選択され
た場合には,勝手に荷が落下して大事故を招く恐れがあ
る。このため,運転者の誤操作などが原因となって上記
フリーフォールモードが不用意に選択されるのを防止す
るように,上記中立ブレーキモードから上記フリーフォ
ールモードへ切り換えるためには,複数の選択スイッチ
等の操作が必要となるように装置を構成することが多
い。一般的には,選択スイッチがフリーフォールモード
側に切り換わった状態でフットブレーキを踏み込むこと
によって,フリーフォールモードへの切換が可能とな
り,上記選択スイッチが中立ブレーキモード側に切り換
えられたとき,フリーフォールモードが解除されるよう
構成される。
【0004】ここで,複数の選択スイッチを含む電気回
路の構成例を図6に示す。図6に示す電気回路は,ソレ
ノイド100を励磁させたときに,上記フリードルモー
ドに切り換えを行うものである。例えば選択スイッチ1
01を短絡側に設定しフリーフォールモード側に切り換
えた場合,図示しないフットブレーキを運転手が踏む
と,圧力スイッチ102が作動して短絡しソレノイド1
00が励磁され,上記フリーフォールモードが選択され
る。上記選択スイッチ101は,一度操作されるとその
操作状態を次の操作まで保持する保持型のスイッチであ
り,オン状態を維持する。そして,上記ソレノイド10
0が励磁されると,上記ソレノイド100に並列接続さ
れたリレー103が働き圧力スイッチ102に並列に接
続された上記リレー103の接点104が短絡状態とな
り,運転手が上記フットブレーキを緩めても,上記フリ
ーフォールモードの選択状態が維持される。また,上記
選択スイッチ101が開放側に設定され,中立ブレーキ
モード側に切り換えられた場合,上記ソレノイド100
が励磁されなくなって,上記リレー103の接点104
も開放状態となり,上記フリーフォールモードが解除さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】誤動作防止,及び安全
上の観点からは,上記選択スイッチ101を上記操作レ
バーから離れた位置に設ける方が好ましいが,操作性を
向上させるために,頻繁に操作される上記選択スイッチ
を例えば操作レバー上に設置するという要望も強い。ま
た,上記選択スイッチ101を上記操作レバーの近くに
設けたとしても,従来技術のように上記選択スイッチ1
01が一度の操作状態が次の操作まで保持される保持型
のものであれば,上記選択スイッチ101を上記フリー
フォールモード側に選択しておいて,フットブレーキを
踏み込む操作のみにより上記フリーフォールモードに切
り換える操作が行われる可能性がある。この場合,上記
選択スイッチ101を上記フリーフォールモード側に選
択しておくことが,誤って行われたとしても,又は予め
運転手によって意図的に行われたとしても,上記フット
ブレーキを踏み込む際に運転手が意識していなれば,フ
ットブレーキから足を離した時点で荷物は落下してしま
う。即ち,たとえ上記選択スイッチが2つ以上設けられ
ていたとしても,安全上,上記選択スイッチは全く無意
味なものとなってしまう。本発明は,このような従来の
技術における課題を解決するために,クレーン装置を改
良し,安全且つ確実にフリーフォールモードと中立ブレ
ーキモードとの間の切り換えを行うことができ,操作性
も向上させることができるクレーン装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に係る発明は,荷物を昇降可能に吊り下げ
る吊下手段と,上記吊下手段により吊り下げられた荷物
の高さ位置を固定するロック状態,及び上記吊下手段に
より吊り下げられた荷物を自由落下させる自由落下状態
のいずれかを選択するための複数の選択手段とを具備
し,上記複数の選択手段が操作されたときに上記ロック
状態から上記自由落下状態へ切り換えると共に,切り換
えられた上記自由落下状態を保持してなる荷物吊下装置
において,上記ロック状態から上記自由落下状態への切
り換えを,上記複数の選択手段のうち少なくとも2つの
選択手段が操作状態下にある場合にのみ行うことを特徴
とする荷物吊下装置として構成されている。
【0007】また,請求項2に係る発明は,上記請求項
1に記載の荷物吊下装置において,上記ロック状態から
上記自由落下状態への切り換えが,上記複数の選択手段
のうち少なくとも2つの選択手段が同時に操作されてい
る場合にのみ行われてなることをその要旨とする。
【0008】また,請求項3に係る発明は,上記請求項
1又は2に記載の荷物吊下装置において,上記選択手段
が,操作されているときにのみ,その操作状態を維持す
るものであることをその要旨とする。
【0009】また,請求項4に係る発明は,上記請求項
1又は2に記載の荷物吊下装置において,上記選択手段
が,上記ロック状態から上記自由落下状態へ切り換えら
れ上記自由落下状態が保持された後は,次に上記選択手
段により上記自由落下状態から上記ロック状態へ切り換
えられるまで,操作状態を維持してなることをその要旨
とする。
【0010】また,請求項5に係る発明は,上記請求項
1〜4のいずれか1項に記載の荷物吊下装置において,
上記少なくとも2つの選択手段が操作状態下にある場合
が,所定時間維持されたときに上記ロック状態から上記
自由落下状態へ切り換え,上記少なくとも2つの選択手
段が操作状態下にあっても所定時間維持されない場合に
は,上記ロック状態を保持してなることをその要旨とす
る。
【0011】また,請求項6に係る発明は,上記請求項
1〜5のいずれか1項に記載の荷物吊下装置において,
上記複数の選択手段のうち少なくとも2つの選択手段が
操作状態下にある場合に,上記自由落下状態から上記ロ
ック状態に切り換えると共に,切り換えられた上記ロッ
ク状態を保持してなることをその要旨とする。
【0012】上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の
荷物吊下装置によれば,吊り下げられた荷物の高さ位置
を固定するロック状態から上記吊り下げられた荷物を自
由落下させる自由落下状態へ切り換えるためには,複数
の選択手段のうち少なくとも2つの選択手段が操作状態
下にあることが要求されるため,誤って上記選択手段の
うちのいずれかを自由落下状態側へ切り換えてしまった
場合などでも,上記ロック状態から上記自由落下状態へ
の切り換えが行われ難くなり,不用意な自由落下状態の
選択により荷物が落下してしまうような事故を,より確
実に防止することができる。また,上記2つの切り換え
状態を運転手が確実に意図した状態で行わせることによ
って,上記選択手段を運転手が操作しやすい位置に設け
ることができるようになり,装置の操作性を向上させる
ことができる。
【0013】しかも,請求項3に記載の荷物吊下装置に
よれば,上記選択手段が,上記ロック状態から上記自由
落下状態へ切り換えられ上記自由落下状態が保持された
後は,次に上記選択手段により上記自由落下状態から上
記ロック状態へ切り換えられるまで,操作状態を維持す
るため,運転手は上記選択状態の操作状態に基づいて上
記ロック状態及び上記自由落下状態のいずれの状態に現
在設定されているかを容易に判別することができる。
【0014】さらに,請求項4に記載の荷物吊下装置に
よれば,万一複数の選択手段が同時に操作されるような
場合が偶発的にあったとしても,その状態が所定時間だ
け維持されなければ,上記した2つの切り換えが行われ
ないため,上記ロック状態と自由落下状態との間の不用
意な切り換えを,より確実に防止することができる。
【0015】また,請求項5に記載の荷物吊下装置によ
れば,上記自由落下状態から上記ロック状態への切り換
えられる場合にも,上記複数の選択手段のうち少なくと
も2つの選択手段が同時に操作されることが要求される
ため,上記自由落下状態から上記ロック状態に不意に切
り換わってしまい,十分に加速された荷物が急停止して
装置がショックを受けたり,機器が破損したり,荷物が
落下してしまうなどの事故を防止することができる。
【0016】尚,上記請求項1に記載の荷物吊下装置に
おける,操作状態下とは,運転手などによってそのとき
に実際に選択手段が操作されている状態にあることを言
い,保持型の選択スイッチが予め操作されている状態を
含むものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここで,図1は本発明の一実施の形態に係る荷物吊
下装置の概略構成を示す図,図2は上記荷物吊下装置に
備えられた操作レバーの外観を示す図,図3は上記荷物
吊下装置に備えられるコントローラを説明するための図
である。まず,本発明の一実施の形態に係る荷物吊下装
置は,例えばハンマーグラブ等の土木作業に用いられ,
油圧モータの動力を減速機を介してドラムに伝え,ワイ
ヤーロープを巻き取る,或いは繰り出すクレーン装置と
して具体化されるものである。
【0018】図1乃至図3に示す如く,本実施の形態に
係る荷物吊下装置は,荷物を昇降可能に吊り下げるため
のロープ1が巻き付けられたドラム2と,上記ドラム2
を回動駆動するための油圧モータ3及び減速機4と,上
記油圧モータ3に対して順方向又は逆方向の回転方向及
び回転速度の指令を与えるためのものであって,上記ロ
ープ1の巻き上げ,巻き下げ,中立の3状態が設定可能
な操作レバー5と,上記ドラム2に上記油圧モータ3の
駆動力を伝達,又は上記ドラム2から上記油圧モータ3
の駆動力を切り離すためのクラッチ機構6と,上記ドラ
ム1の動きを運転手の踏力に応じて制動するフットブレ
ーキ7と,上記操作レバー5が中立の状態にある場合に
上記荷物の高さ位置を固定する中立ブレーキモード(ロ
ック状態に相当),及び上記荷物を自由落下させるフリ
ーフォールモード(自由落下状態に相当)のいずれかを
選択するための選択スイッチ8と,上記操作レバー5,
フットブレーキ7,及び上記選択スイッチ8などの操作
状態に基づいて,本装置を制御するコントローラ9とを
具備し,上記コントローラ9が,上記選択スイッチ8が
オン状態にあるとともに,上記フットブレーキ7の踏力
により圧力スイッチ71もオン状態にある場合に,上記
中立ブレーキモードから上記フリーフォールモードへ切
り換え,切り換えられたフリーフォールモードを保持す
る点で従来の技術とほぼ同様である。
【0019】本実施の形態に係る荷物吊下装置が,従来
のものと特に異なるのは,上記選択スイッチ8が,運転
手により操作されたときだけその操作状態を保持するも
のであり,上記コントローラ9が,上記選択スイッチ8
と上記フットブレーキ7が運転手により同時に操作され
て,上記選択スイッチ8と上記圧力スイッチ71がオン
(操作状態下)となり,しかも両スイッチ8,71のオ
ン状態が所定時間Tだけ維持された場合にのみ,上記中
立ブレーキモードから上記フリーフォールモードへ切り
換えを行い,切り換えられたフリーフォールモードを保
持する点である。尚,上記ロープ1,ドラム2,油圧モ
ータ3,減速機4,クラッチ機構6,フットブレーキ7
が荷物を昇降可能に吊り下げる本発明の吊下手段に相当
する。また,上記選択スイッチ8,及び上記圧力スイッ
チ71が,上記中立ブレーキモード及びフリーフォール
モードのいずれかを選択するための複数の選択手段に相
当する。
【0020】次に,上記荷物吊下装置の詳細について説
明する。上記荷物吊下装置において,上記操作レバー5
は,上記油圧モータ3に対して順方向又は逆方向の回転
方向及び回転速度の指令を与えるためのものであって,
例えば上記ロープ1の巻き上げ,巻き下げ,中立の3状
態が設定可能に設けられており,図1に示す如く,上記
油圧モータ3とコントロールバルブ51,及び方向切換
弁52などを介して接続されている。例えば上記ロープ
1の巻き上げのために上記操作レバー5を図面左側に操
作すると,その操作量に応じてコントロールバルブ51
により調整された油圧信号が発生して,上記コントロー
ルバルブ51と上記方向切換弁52との間に設けられた
圧力スイッチ53によりその油圧信号が検出されるとと
もに,上記油圧信号は方向切換弁51を介して所定方向
から上記油圧モータ3に入力され,上記油圧モータ3が
上記操作レバー5の操作量に応じた速度で巻き上げ方向
に回転させられる。一方,上記ロープ1の巻き下げのた
めに上記操作レバー5を図面右側に操作すると,上記コ
ントロールバルブ51と上記方向切換弁52との間に設
けられた圧力スイッチ54によりその油圧信号が検出さ
れるとともに,上記油圧信号は方向切換弁51を介して
上記所定方向とは逆方向から上記油圧モータ3に入力さ
れ,上記油圧モータ3が上記操作レバー5の操作量に応
じた速度で巻き下げ方向に回転させられる。
【0021】また,上記圧力スイッチ53,及び圧力ス
イッチ54により上記油圧信号が検出されると,その検
出信号は,図3に示す如く,コントローラ9に入力され
る。上記コントローラ9では,上記圧力スイッチ53,
及び圧力スイッチ54からの検出信号に基づいて,上記
操作レバー5が運転手によって操作中であるか否かの判
別が行われる。上記コントローラ9により上記操作レバ
ー5が操作中であると判別された場合には,電磁弁31
に信号が送出され,上記油圧モータ3の回転軸を制動す
るためのブレーキ32を開放して,上記油圧モータ3の
動力が減速機4に伝達される。上記減速機4に伝達され
た駆動力は,さらにクラッチ機構6を介してドラム2に
加えられ,ロープ1の巻き上げ,又は巻き下げが行われ
る。また,上記クラッチ機構6は,図1に示す如く,ク
ラッチ61,該クラッチ61と一体のピストン62,該
ピストン62が摺動可能に収納されたクラッチシリンダ
63,上記クラッチシリンダ63内の上記ピストン62
によって分けられたクラッチシリンダ左室64a及びク
ラッチシリンダ右室64bにそれぞれ接続された電磁弁
65,油圧源66,67などを含み,上記フットブレー
キ7及び圧力スイッチ71は,上記電磁弁65,油圧源
66,67からなる油圧系に接続されている。また,上
記クラッチ61及びピストン62は,内部スプリング6
8により常時図面右側に付勢されており,上記クラッチ
シリンダ左室64aと上記クラッチシリンダ右室64b
との油圧が同圧の場合には,上記ドラム2と一体の上記
クラッチ61を上記減速機4と接続して上記油圧モータ
3の駆動力が上記ドラム2に伝達される。
【0022】ところで,上記荷物吊下装置では,上記巻
き上げや巻き下げ操作中ではない,即ち上記操作レバー
5が中立状態にある場合,上記油圧モータ3に備えられ
たカウンターバランス弁及び上記ブレーキ32により上
記回転軸を自動的に制動して,上記ロープ1に吊り下げ
られた荷物の高さ位置を固定する中立ブレーキモード
と,上記ドラム2を上記油圧モータ3の駆動力から切り
離して上記荷物を自由落下させるフリーフォールモード
とを選択することができる。通常の作業中では,上記操
作レバー5が中立状態にある場合のモードとして,上記
中立ブレーキモードが設定されるが,土砂を掴むために
バケットを地面近くまで下降させる必要がある場合など
には,上記フリーフォールモードが選択される。
【0023】上記操作レバー5が中立状態にある場合の
モードに上記中立ブレーキモードが選択されている場
合,上記クラッチ機構6の油圧源66は上記電磁弁65
を介して上記クラッチシリンダ左室64aに接続されて
いる。また,上記油圧源67によって油圧が供給される
上記クラッチシリンダ右室64bと同圧の油圧が上記ク
ラッチシリンダ左室64aに供給されており,上記内部
スプリング68の付勢のみによって上記クラッチ61が
図面右側に付勢され,上記クラッチ61を介して上記ド
ラム2に上記油圧モータ3が接続されている。さらに,
このとき上記油圧モータ3の回転軸には電磁弁31によ
って制御されるブレーキ32,及び上記油圧モータ3が
備えるカウンターバランス弁の制動力によって上記回転
軸が静止させられている。これにより,上記操作レバー
5が中立状態にあるときのモードに上記中立ブレーキモ
ードが選択されている場合には,上記操作レバー5が中
立にされた時点で自動的に制動がかかり,上記ドラム2
から上記ロープ1により吊り下げられた荷物の高さ位置
が固定される。
【0024】一方,上記操作レバー5が中立状態にある
場合のモードに上記フリーフォールモードが選択されて
いる場合,上記クラッチシリンダ左室64aは,上記電
磁弁65の切り換えによって上記油圧源66に接続され
ず,上記フットブレーキ7に接続されている。上記フッ
トブレーキ7は,運転手の踏力によってその2次圧力を
変化させるが,もし運転手が上記フットブレーキ7を踏
んでいなければ,上記クラッチシリンダ左室64aの油
圧はほとんどなくなり,上記油圧源67により油圧が供
給されるクラッチシリンダ右室64bとの油圧差によっ
て,上記内部スプリング68の付勢に抗って上記ピスト
ン62が図面左側に摺動させられ,上記クラッチ61が
上記減速機4から切り離された状態となる。この状態で
は,上記ロープ1に吊り下げられた荷物はその自重によ
って自由落下する。また,上記フットブレーキ7を所定
の踏力で踏んでいる場合には,その踏力に応じた油圧が
上記クラッチシリンダ左室64aに供給され,上記荷物
が落下する速度を調整したり,上記荷物の高さ位置を一
時的に停止させたりすることができる。
【0025】そして,上記のような,中立ブレーキモー
ドとフリーフォールモードとの選択のために用いられる
ものの一つが,上記選択スイッチ8である。上記選択ス
イッチ8は,例えば図2に示す如く,操作レバー5のグ
リップ部51近くに設けられ,操作性の向上が図られて
いる。但し,図2に示す如く,操作レバー5のグリップ
部51近くなどに上記選択スイッチ8を設けた場合,上
記中立ブレーキとフリーフォールモードとの切り換え判
定の仕方によっては,上記選択スイッチ8を誤って操作
するなどして,不用意に上記中立ブレーキモードから上
記フリーフォールモードに切り換わってしまい,荷物が
落下して事故を招く恐れがある。このため,本実施の形
態に係る荷物吊下装置では,例えば選択スイッチ8に,
運転手により操作されたときにのみその状態を保持する
モーメンタリー型のスイッチを用いるとともに,上記コ
ントローラ9が,上記選択スイッチ8とフットブレーキ
7が同時に運転手により操作されて,その操作が所定時
間Tだけ維持された場合に,上記中立ブレーキモードか
ら上記フリーフォールモードへの切り換えを許可するこ
とによって,操作性の向上とともに安全性の向上が図ら
れている。
【0026】次に,さらに図4も参照して上記中立ブレ
ーキモードと上記フリーフォールモードとの切り換えの
詳細を説明する。ここで,図4は上記選択スイッチ8,
及び上記フットブレーキ7に接続された圧力スイッチ7
1などの入力に基づいて上記コントローラ9から発生さ
れるモード切り換えの信号を時系列的に示すタイムチャ
ートであって,図4(a)は上記圧力スイッチ71の状
態を,図4(b)は上記選択スイッチ8の状態を,図4
(c)はモードの状態を示す。本実施の形態に係る荷物
吊下装置では,上記選択スイッチ8が,運転手により操
作されたときにのみその状態を保持するモーメンタリー
型のものであり,例えば運転手が上記選択スイッチ8を
押している間は,上記選択スイッチ8はオン状態となる
が,運転手が上記選択スイッチ8から手を離すと,直ぐ
さま上記選択スイッチ8はオフ状態となる。このため,
運転手が上記操作レバー5を操作しようとして気付かず
に上記選択スイッチ8を押したとしても,運転手が手の
位置を変えるなどして上記選択スイッチ8から手が離れ
た時点で,上記選択スイッチ8のオン状態は解消され
る。
【0027】そして,上記コントローラ9は,図4に示
す如く,上記選択スイッチ8が運転手により操作されて
オン状態となり,それと同時に上記フットブレーキ7が
所定の踏力以上で運転手により踏まれて上記圧力スイッ
チ71がオンした場合に,その状態が所定時間T以上維
持されると,中立ブレーキモードから上記フリーフォー
ルモードへ切り換えを行い,選択スイッチ8などによる
次の切り換え操作があるまで,切り換えられたフリーフ
ォールモードを保持する。即ち,図4(a)に示す如
く,まずフットブレーキ7が所定踏力以上で踏まれて圧
力スイッチ71がオンしている場合でも,同じ時点で図
4(b)に示す選択スイッチ8がオンしていなければ,
中立ブレーキモードからフリーフォールモードへ切り換
えは行われず,中立ブレーキモードがそのまま保持され
る。その後,選択スイッチ8がオンしていても,上記選
択スイッチ8がオンされてから上記圧力スイッチ71と
上記選択スイッチ8がともにオンとなった切換条件が所
定時間Tだけ成立していなれば中立ブレーキモードから
フリーフォールモードへの切り換えは行われず,中立ブ
レーキモードが保持される。そして,上記選択スイッチ
8がオンされ上記切換条件の成立が所定時間T以上維持
された場合に,図4(c)に示す如く,上記中立ブレー
キモードから上記フリーフォールモードへの切り換えが
行われ,上記フリーフォールモードが保持される。
【0028】また,本実施の形態に係る荷物吊下装置で
は,上記フリーフォールモードから上記中立ブレーキモ
ードへの切り換えについても,上記切換条件が所定時間
Tだけ成立していることが要求される。これは,運転手
が上記フリーフォールモードにあるつもりで不意に上記
中立ブレーキモードに切り換わった場合,十分に加速の
ついた荷物が突然停止して,大きなショックを受けた
り,さらには機器の破損,ロープ1の切断などの事故が
発生するのを防止するためである。図4に示す如く,上
記中立ブレーキモードから上記フリーフォールモードへ
の切り換えの後,上記切換条件が所定時間Tだけ維持さ
れたとき,保持されていた上記フリーフォールモードは
上記中立ブレーキモードへ切り換えられる。また,図4
では,上記フリーフォールモードから上記中立ブレーキ
モードへの切り換えの後,上記圧力スイッチ71がオン
であって,上記選択スイッチ8が上記所定時間Tより短
い一瞬だけオンとなる状態が示されているが,これは例
えば運転手が意識しないで上記選択スイッチ8をオンし
てしまった場合を表しており,このとき上記中立ブレー
キモードから上記フリーフォールモードへの切り換えは
行われず,上記中立ブレーキモードがそのまま保持され
ている。さらに,上記圧力スイッチ71がオフされてお
り,上記選択スイッチ8のみがオンされている場合に
も,もちろん上記切換条件が成立していないため,上記
中立ブレーキモードから上記フリーフォールモードへの
切り換えは行われない。
【0029】また,先に上記選択スイッチ8がオンされ
て,その後上記圧力スイッチ71がオンされる場合も,
図4に示す如く,上記圧力スイッチ71がオンされて上
記切換条件が成立してから所定時間Tだけ経過しなけれ
ば,上記中立ブレーキモードから上記フリーフォールモ
ードへの切り換えは行われず,上記切換条件が成立して
所定時間Tだけ経過した後に上記中立ブレーキモードか
ら上記フリーフォールモードへの切り換えが行われ,切
り換えられた上記フリーフォールモードが保持される。
上記した上記中立ブレーキモードと上記フリーフォール
モードとの切り換えの判断や,上記操作レバー5が中立
状態にあるか否かの判断などは,上記コントローラ9に
よって行われ,上記コントローラ9の指令によって,電
磁弁31や電磁弁66などが制御され,既に説明したよ
うに,上記クラッチ機構6による上記ドラム2と減速機
4との間の接続又は切り離しの切り換えや,ブレーキ3
2による上記油圧モータ3の回転軸の制動などの制御が
行われ,モードの切り換えが装置に反映される。
【0030】このように,本実施の形態に係る荷物吊下
装置によれば,中立ブレーキモードからフリーフォール
モードへの切り換え,及びフリーフォールモードから中
立ブレーキモードへの切り換えが,上記選択スイッチと
圧力スイッチが同時に操作されている切換条件が成立し
て,しかもその切換条件が所定時間以上維持されなけれ
ば行われないよう構成されているため,誤って運転手が
選択スイッチなどを操作した場合でも,極めて上記切換
条件が成立し難く,上記切り換えに確実な意図を要求す
ることから,上記2つのモードが不意に切り換わること
による事故などの発生を確実に防止することができる。
しかも,事故などの発生を確実に防止することによって
上記選択スイッチを操作レバーの近傍などに設けること
が可能となり,操作性を向上させることもできる。
【0031】尚,上記実施の形態では,上記選択スイッ
チ8に操作されているときのみその操作状態を保持する
スイッチを用いたが,この場合には,上記選択スイッチ
8の状態によって上記中立ブレーキモード及びフリーフ
ォールモードのいずれのモードが選択されているかを上
記選択スイッチ8から判別することができないため,上
記2つのモードのいずれかのモードが選択されているこ
とを出力する,例えばLEDなどの表示手段を上記荷物
吊下装置に設けてもよい。上記表示手段への信号は上記
コントローラ9から与えることができる。
【0032】また,上記選択スイッチに代わり,上記2
つのモードの切り換えが行われた後は,次にモードの切
り換えが行われるまで,その操作状態を維持する,例え
ば図5に示すような選択スイッチ8’を用いてもよい。
この選択スイッチ8’は,通常はハネ返り式のシーソー
スイッチであるが,図5に示す如く,その内部に金属板
81’とソレノイド82’を備えており,ソレノイド8
2’を励磁させたときに磁力によって上記金属板81’
をソレノイド82’側に固定することができる。例え
ば,中立ブレーキモードからフリーフォールモードへの
切り換え判定が行われたときに,上記コントローラ9か
ら信号を送出して上記ソレノイド82’を励磁するよう
にすれば,上記中立ブレーキモードからフリーフォール
モードへ切り換わった後は,上記選択スイッチ8’は図
5(b)の状態で維持され,上記切り換え判定が行われ
なかった場合には,上記選択スイッチ8’を押圧してオ
ンさせたとしても,運転手が手を離したときに上記選択
スイッチ8’が図5(a)の状態に戻るように構成する
ことができる。これにより,誤って選択スイッチ8’を
操作したとしてもその操作状態は保持されず安全性を確
保でき,上記切り換えが行われた後は上記選択スイッチ
8’はオン状態に固定されるため,上記選択スイッチ
8’の状態によって運転手は,現在のモードが上記中立
ブレーキモード及び上記フリーフォールモードのいずれ
であるかを直ぐさま判別することができる。このような
荷物吊下装置も本発明における荷物吊下装置の一例であ
る。
【0033】また,上記実施の形態では,選択スイッチ
8と圧力スイッチ71の2つのスイッチが同時操作され
ているときにのみモードの切り換えが行われたが,さら
に選択スイッチを増やし,例えば3つの選択スイッチ,
さらには4つ以上の選択スイッチが同時操作されている
ときにのみモードの切り換えが行われるようにしてもよ
い。この場合には,複数の選択スイッチが同時に偶発的
に操作される可能性がほとんどなくなり,より安全性を
確保することができる。このような荷物吊下装置も本発
明における荷物吊下装置の一例である。
【0034】また,上記実施の形態では,選択スイッチ
8と圧力スイッチ71の2つのスイッチが同時操作さ
れ,しかも所定時間Tだけその状態が維持されたとき
に,モードの切り換えが行われたが,これに限られるも
のではなく,例えば上記選択スイッチ8と圧力スイッチ
71が一瞬でも同時に操作されればモードの切り換えを
行うようにしてもよい。但し,上記実施の形態のよう
に,上記所定時間Tだけ維持することを要求した方が,
誤操作やノイズ等による誤動作によるモード切り換えを
防止するうえで,より好ましいことにかわりはない。
【0035】尚,上記実施の形態及び上記実施例では,
選択スイッチ8と圧力スイッチ71が同時操作されてい
る場合にモードの切り換えが行われるとしたが,ここで
いう同時とは,図4からも明らかなように,選択スイッ
チ8と圧力スイッチ71が同時にオン状態となることだ
けを指すのではなく,もちろん選択スイッチ8又は圧力
スイッチ71の操作が,他方のスイッチの操作よりもず
れていてもよい。
【0036】
【発明の効果】上記請求項1〜6のいずれか1項に記載
の荷物吊下装置によれば,吊り下げられた荷物の高さ位
置を固定するロック状態から上記吊り下げられた荷物を
自由落下させる自由落下状態へ切り換えるためには,複
数の選択手段のうち少なくとも2つの選択手段が操作状
態下にあることが要求されるため,誤って上記選択手段
のうちのいずれかを自由落下状態側へ切り換えてしまっ
た場合などでも,上記ロック状態から上記自由落下状態
への切り換えが行われ難くなり,不用意な自由落下状態
の選択により荷物が落下してような事故を,より確実に
防止することができる。また,上記2つの切り換え状態
を運転手が確実に意図した状態で行わせることによっ
て,上記選択手段を運転手が操作しやすい位置に設ける
ことができるようになり,装置の操作性を向上させるこ
とができる。
【0037】しかも,請求項3に記載の荷物吊下装置に
よれば,上記選択手段が,上記ロック状態から上記自由
落下状態へ切り換えられ上記自由落下状態が保持された
後は,次に上記選択手段により上記自由落下状態から上
記ロック状態へ切り換えられるまで,操作状態を維持す
るため,運転手は上記選択状態の操作状態に基づいて上
記ロック状態及び上記自由落下状態のいずれの状態に現
在設定されているかを容易に判別することができる。
【0038】さらに,請求項4に記載の荷物吊下装置に
よれば,万一複数の選択手段が同時に操作されるような
場合が偶発的にあったとしても,その状態が所定時間だ
け維持されなければ,上記した2つの切り換えが行われ
ないため,上記ロック状態と自由落下状態との間の不用
意な切り換えを,より確実に防止することができる。
【0039】また,請求項5に記載の荷物吊下装置によ
れば,上記自由落下状態から上記ロック状態への切り換
えられる場合にも,上記複数の選択手段のうち少なくと
も2つの選択手段が同時に操作されることが要求される
ため,上記自由落下状態から上記ロック状態に不意に切
り換わってしまい,十分に加速された荷物が急停止して
装置がショックを受けたり,機器が破損したり,荷物が
落下してしまうなどの事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る荷物吊下装置の
概略構成を示す図。
【図2】 上記荷物吊下装置に備えられる操作レバーの
外観を示す図。
【図3】 上記荷物吊下装置に備えられるコントローラ
を説明するための図。
【図4】 上記コントローラによるモード切換を説明す
るためのタイムチャート。
【図5】 本発明の一実施例に係る荷物吊下装置が備え
る選択スイッチを説明するための図。
【図6】 従来の荷物吊下装置におけるモード切換のた
めの具体的構成例を説明するための回路図。
【符号の説明】 2…ドラム 3…油圧モータ 4…減速機 5…操作レバー 6…クラッチ機構 7…フットブレーキ 8…選択スイッチ 9…コントローラ 71…圧力スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を昇降可能に吊り下げる吊下手段
    と,上記吊下手段により吊り下げられた荷物の高さ位置
    を固定するロック状態,及び上記吊下手段により吊り下
    げられた荷物を自由落下させる自由落下状態のいずれか
    を選択するための複数の選択手段とを具備し,上記複数
    の選択手段が操作されたときに上記ロック状態から上記
    自由落下状態へ切り換えると共に,切り換えられた上記
    自由落下状態を保持してなる荷物吊下装置において,上
    記ロック状態から上記自由落下状態への切り換えを,上
    記複数の選択手段のうち少なくとも2つの選択手段が操
    作状態下にある場合にのみ行うことを特徴とする荷物吊
    下装置。
  2. 【請求項2】 上記ロック状態から上記自由落下状態へ
    の切り換えが,上記複数の選択手段のうち少なくとも2
    つの選択手段が同時に操作されている場合にのみ行われ
    てなる請求項1に記載の荷物吊下装置。
  3. 【請求項3】 上記選択手段が,操作されているときに
    のみ,その操作状態を維持するものである請求項1又は
    2に記載の荷物吊下装置。
  4. 【請求項4】 上記選択手段が,上記ロック状態から上
    記自由落下状態へ切り換えられ上記自由落下状態が保持
    された後は,次に上記選択手段により上記自由落下状態
    から上記ロック状態へ切り換えられるまで,操作状態を
    維持してなる請求項1又は2に記載の荷物吊下装置。
  5. 【請求項5】 上記少なくとも2つの選択手段が操作状
    態下にある場合が,所定時間維持されたときに上記ロッ
    ク状態から上記自由落下状態へ切り換え,上記少なくと
    も2つの選択手段が操作状態下にあっても所定時間維持
    されない場合には,上記ロック状態を保持してなる請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の荷物吊下装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の選択手段のうち少なくとも2
    つの選択手段が操作状態下にある場合に,上記自由落下
    状態から上記ロック状態に切り換えると共に,切り換え
    られた上記ロック状態を保持してなる請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の荷物吊下装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103588135A (zh) * 2013-11-13 2014-02-19 安徽省宿州市龙华机械制造有限公司 一种用于矿用绞车的断电急停装置

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