JP2000142365A - マスタシリンダ - Google Patents
マスタシリンダInfo
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- JP2000142365A JP2000142365A JP11760099A JP11760099A JP2000142365A JP 2000142365 A JP2000142365 A JP 2000142365A JP 11760099 A JP11760099 A JP 11760099A JP 11760099 A JP11760099 A JP 11760099A JP 2000142365 A JP2000142365 A JP 2000142365A
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Abstract
り弁機構の機能を発揮させ、構造を簡単化し、部品点数
を削減する。 【解決手段】 ピストン24,25の作動時に着座して
圧力発生室26,27からリザーバ17への作動液の流
れを絞り、ピストン24,25の非作動時に開く浮動弁
体38を有する絞り弁機構35,36を設け、該絞り弁
機構35,36を作動液補充用の液通路34に配置し、
絞り弁機構35,36には絞り通路を有する浮動弁体3
8と、該浮動弁体38が接離する弁座とを備え、該弁座
をリザーバ17のシリンダボディ20への接続部31,
32の先端に設ける。
Description
関し、クラッチ操作装置やブレーキ操作装置等に使用す
るのに適したものである。
示す断面図であって特開平10−53120号公報に開
示されている。このマスタシリンダ1は、シリンダボデ
ィ2に形成したシリンダ穴2aに摺動自在に嵌合するピ
ストン3を有し、該ピストン3とシリンダボディ2によ
り、圧力発生室4と作動液待機室5を区画している。ピ
ストン3には、軸線の延長上に弁機構6と絞り弁機構7
とが取付けられている。弁機構6は、ピストン3が圧力
発生室4内に設置されたリターンスプリング8により復
帰位置に後退するのに応動してロッド9と一体のフラン
ジ10が環状部材11から離れて軸方向孔12を開放
し、且つピストン3が復帰位置から前進するのに応動し
てフランジ10が環状部材11に当接して軸方向孔12
を閉鎖する。
する浮動部材13を備え、圧力発生室4から軸方向孔1
2を通ってリザーバへ向かう作動液流れがある時に、該
作動液流れに対し絞り効果を発揮する絞り作用位置へ該
浮動部材13を移動させ、且つリザーバから軸方向孔1
2を通って圧力発生室4へ向かう作動液流れがある時
に、該作動液流れに対する絞り効果を発揮しない非絞り
作用位置へ該浮動部材13を移動させる。
3が作動し図において左動前進して該弁機構6が閉にな
り、圧力発生室4と補給通路5との連通が断たれる。そ
の後、さらにピストン3が左動することにより、圧力発
生室4に圧力が発生し、出力ポート14から作動液が吐
出される。ピストン3が前進を開始してから弁機構6が
閉じるまでの間、ピストン3の前進により圧力発生室4
の作動液が絞り弁機構7と弁機構6を通って補給通路5
へ逃げる。その際の作動液流れにより絞り弁機構7の浮
動部材13がケース15の連通孔15aを閉じる。これ
により圧力発生室4の作動液は浮動部材13の絞り孔1
3aを通って補給通路5へ逃げることになり、圧力発生
室4から補給通路5へ逃げる作動液の量が、圧力発生室
4から補給通路5へ逃げる作動液流れを絞らない場合に
比べて低減される。
スタシリンダ1では、ピストン3の軸線延長上に絞り弁
機構7を設けているため、ピストン3が長くなり、マス
タシリンダ1全体が大型化し、構造が複雑で、必要な部
品点数が増加するという問題点があった。
ものであって、その目的とするところは、マスタシリン
ダ全体を大型化することなく絞り弁機構の機能を発揮さ
せることができ、構造が簡単で、部品点数を削減するこ
とができるマスタシリンダを提供することにある。
に、本発明は、シリンダボディに形成されたシリンダ穴
にピストンが摺動自在に配設され、前記ピストンとシリ
ンダボディにより、圧力発生室を区画し、前記圧力発生
室と前記リザーバとを連通し作動液を前記圧力発生室へ
補充するための液通路を備え、前記ピストンの作動時に
前記圧力発生室で昇圧された作動液を出力ポートに吐出
するマスタシリンダにおいて、前記ピストンの作動時に
前記圧力発生室からリザーバへの作動液の流れを絞る絞
り通路を前記液通路に形成するとともに、前記圧力発生
室の液圧が前記リザーバ内圧力より低圧になった時に、
開弁して前記リザーバから前記圧力発生室への作動液の
流れを許容する絞り弁機構を前記液通路に配設したこと
を特徴とする。また、本発明では、前記絞り弁機構が浮
動弁体を備えて構成されていてもよく、前記浮動弁体が
接離する弁座を前記リザーバの前記シリンダボディへの
接続部に設けてもよく、前記絞り弁機構の開弁時に前記
リザーバから前記圧力発生室へ作動液を補充するための
液通路を前記絞り弁機構又はシリンダボディのいずれか
に形成ししてもよく、前記液通路に前記浮動弁体と並列
的に絞り通路を設けることもでき、前記絞り弁機構に
は、前記液通路中の作動液の流れと自重によって開閉を
行うボール弁と、該ボール弁に対し並列的に形成した絞
り通路とを備えていてもよく、前記ボール弁には、ボー
ル形の浮動弁体と、該浮動弁体が接離する弁座と、該該
弁座に続き前記浮動弁体が着座時に昇る方向に傾斜した
傾斜面と、非作動時に前記浮動弁体が前記弁座から離れ
て待機する待機座と、前記浮動弁体が前記弁座から離れ
て待機する位置を規制するストッパとを備えていてもよ
く、前記ピストンの外周に環状のピストンガイドを配置
し、該ピストンガイド内に前記液通路を形成し、前記ボ
ール弁の前後の該液通路をつなぎバイパスさせる絞り通
路を前記ピストンガイドに設けることもできる。更に、
本発明では、シリンダボディに形成されたシリンダ穴に
ピストンが摺動自在に配設され、前記ピストンとシリン
ダボディにより、圧力発生室を区画し、前記圧力発生室
と前記リザーバとを連通し作動液を補充するための液通
路を備え、前記ピストンの作動時に前記圧力発生室で昇
圧された作動液を出力ポートに吐出するマスタシリンダ
において、前記ピストンの外周に環状のピストンガイド
及びシール部材を配置し、該ピストンガイドとシール部
材の間にリザーバと連通する環状室を構成し、前記環状
室内に、作動液の流れを絞る絞り通路を備えた環状の浮
動弁体と、前記浮動弁体が当接するシート面とを設けて
もよい。そして、本発明は、シリンダボディに形成され
たシリンダ穴に筒形のピストンが摺動自在に配設され、
前記ピストンとシリンダボディにより、圧力発生室を区
画し、前記圧力発生室と前記リザーバとを連通し作動液
を、補充するための液通路を備え、前記ピストンの作動
時に前記圧力発生室で昇圧された作動液を前記出力ポー
トに吐出するマスタシリンダにおいて、前記ピストンの
周壁に開けた液通路の位置に前記絞り弁機構を設け、該
絞り弁機構には、前記ピストンの周壁に開けた液通路に
対し該周壁の内面側で接離し絞り通路を有する絞り弁部
と、前記ピストンの内面に嵌合し前記絞り弁部を支える
支持部とを備えていることを特徴とするものでもよく、
前記絞り弁部と支持部とを一体に有する絞り弁部材を前
記ピストン内に嵌着してもよい。
マスタシリンダにつき、図面を参照しながら詳細に説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るマスタシ
リンダ及びリザーバを示す縦断面図、図2〜図4はその
要部の拡大断面図である。このマスタシリンダ19は、
シリンダボディ20のシリンダ本体21に形成したシリ
ンダ穴23に挿入され摺動自在なプライマリピストン2
4及びセカンダリピストン25を有し、該プライマリピ
ストン24とセカンダリピストン25との間にプライマ
リ圧力発生室26を画成し、セカンダリピストン25の
外端側にセカンダリ圧力発生室27を画成している。
24の作動時に着座して圧力発生室26からリザーバ1
7への作動液の流れを絞り、該ピストン24の非作動時
に開く浮動弁体38を有する絞り弁機構35,36を設
け、該絞り弁機構35,36を作動液補充用の液通路3
4,34に配置してあり、絞り弁機構35,36には、
小孔である絞り通路39を有する浮動弁体38と、該浮
動弁体38が接離する弁座40とを備えており、リザー
バ17のシリンダボディ20への接続部31,32の先
端に弁座40を設けてある。
に上向きに突出した筒状の二つの接続受部41,42
と、シリンダ穴23の端部を塞ぐ端壁43とを一体に有
し、各圧力発生室26,27に対応する出力ポート4
4,45を備え、シリンダ穴23の開口した一端側にプ
ラグ46が液密的に嵌着されスナップリング47で抜け
止めされており、各接続受部41,42にリザーバ17
の接続部31,32が嵌入されている。また、シリンダ
ボディ20は、対応する圧力発生室26,27の周壁の
内面に開口しリザーバ17の接続部31,32に連通す
る半径方向に沿った液通路48,49が開けられてい
る。
ストン25は、軸線方向に沿ったスリット51,52を
有し、シリンダボディ20に直径方向に沿って固設され
たピン53,54がそれぞれのスリット51,52を通
っており、スリット51,52よりも前方の先端部中心
に液通路55,56が開けられている。また、プライマ
リピストン24及びセカンダリピストン25は、これら
の間に配置したリターンスプリング57と、シリンダボ
ディ20の端壁43との間に配置したリターンスプリン
グ58とによって図1において右方向へ付勢されてい
る。
ルブ60が設けられている。このセンタバルブ60は、
各ピストン24,25共に同じものなので、一方のみに
ついて説明する。センタバルブ60は、図2に示すよう
に、ピストン25に嵌着された弾性材料からなる環状の
弁座部材61と、ロッド62を一体に有するフランジ状
弁体63と、ピストン25の先端に固着したリテーナ6
4とフランジ状弁体63との間に配置した円錐形スプリ
ング65とを備え、円錐形スプリング65がフランジ状
弁体63を弁座部材61に着座させる方向に付勢してい
る。フランジ状弁体63は、ロッド62が弁座部材61
及び液通路56を通り、該ロッド62の後端がピン54
に対し接離する。
4の先端の液通路55、シリンダボディ20に形成した
液通路48、絞り弁機構35、リザーバ17の接続部3
1を介してオイルリザーバ17に連通可能である。セカ
ンダリ圧力発生室27は、ピストン25先端の液通路5
6、シリンダボディ20に形成した液通路49、絞り弁
機構36、接続部32を介してリザーバ17に連通可能
である。また、両圧力発生室26,27はシリンダ本体
21に穿設されたそれぞれ対応する出力ポート44,4
5を介して図示しない前後輪のホイールシリンダに連通
している。
示すように、接続部31,32の先端に形成した弁座4
0と、各接続受部41,42内に接続部31,32によ
って画成された弁室37とを備え、該弁室37内に浮動
弁体38を収容して構成されている。浮動弁体38は、
図5に示すように、中心に小孔である絞り通路39が開
けられている円板形弁本体67と、該円板形弁本体67
の外周に沿って等角度間隔にて下向きに形成した三つの
リブ68とを有し、隣合うリブ68,68の間に切欠き
状の液通路69が形成されている。
6からリザーバ17への作動液の流れがある時には、そ
の作動液の流れにより浮動弁体38が浮上して弁座40
に当接し、閉弁状態になり、作動液が絞り通路39のみ
を通じて上方へ流れるように作用する。逆に、リザーバ
17から圧力発生室26への作動液の流れがある時に
は、その作動液の流れと自重とにより浮動弁体38が降
下して弁座40から離れ、開弁状態になり、リザーバ1
7の作動液が浮動弁体38の外周の液通路69を通って
下方へ流れるように作用する。他方の絞り弁機構36の
作用も同様なので説明を省略する。なお、浮動弁体38
は、図6に示すように、上面に弾性に富むシール部材7
0を貼着し、圧縮ばね71で上向きに小さな付勢力を付
与するようにしたものでもよい。
タシリンダの動作をプライマリ側を中心に説明し、これ
と同じ動作をするセカンダリ側については説明を省略す
る。図1に示す非作動状態において、ピストン24はス
プリング57の付勢力によってスリット51の左端内面
及びロッド62の後端がピン53に当接し、センタバル
ブ60及び絞り弁機構35が開状態である。この状態か
ら、ピストン24が作動し左方向へ前進すると、ピスト
ン24と共に弁座部材61も前進し、センタバルブ60
が閉じる。ピストン24が更に前進すると、圧力発生室
26の圧力が上昇し、出力ポート44から作動液が送り
出される。上記動作において、センタバルブ60が開か
ら閉となるまでの間に、ピストン24の前進により、圧
力発生室26の作動液がセンタバルブ60を経て絞り弁
機構35の弁室37へ流れる。この時の作動液の流れに
より、絞り弁機構35の浮動弁体38が浮上して弁座4
0に当接する。この当接により、圧力発生室26の作動
液が絞り通路39のみを通ってリザーバ17へ戻される
が、この戻りの作動液の量は微量である。
トン24はスプリング57の付勢力によって後退し、ロ
ッド62がピン54に当接した時又は圧力発生室26内
の圧力がリザーバ17内圧力より低くなった時、センタ
バルブ60が開となり、圧力発生室26がリザーバ17
に連通する。この時、絞り弁機構35の浮動弁体38が
弁座40から離れ、リザーバ17から圧力発生室26へ
作動液が小さな抵抗のみで流れて補充される。又、絞り
弁機構35は、トラクションコントロール機構等が装着
されている車両にて、リザーバ17からマスタシリンダ
19を介して、ホイルシリンダに急速に作動液補充が必
要な場合も開く。
タシリンダ19によれば、リザーバ17の接続部31,
32の先端に弁座40を形成し、シリンダボディ20の
接続受部41,42内に円板状の浮動弁体38を設けマ
スタシリンダ19全体を大型化することなく絞り弁機構
35,36の機能を発揮させることができ、構造が簡単
で、部品点数を削減することができるという利点があ
る。
機構の第1の変形例の要部を示す部分断面図であり、図
3及び図4に示したのと同一部分につき同一符号を付け
て重複説明を省略する。この変形例の場合の絞り弁機構
35,36は、接続部31,32の先端に形成した弁座
40の面に半径方向に沿った半径方向溝を設け、この半
径方向溝を絞り通路39とする。この半径方向溝は、弁
座40の面に設けるのに代えて、図8に示すように、浮
動弁体38に設けた半径方向溝を絞り通路39としても
よい。
らリザーバ17への作動液の流れがある時、その流れに
より浮動弁体38が弁座40に当接して圧力発生室2
6,27の作動液は、浮動弁体38の半径方向溝からな
る絞り通路39のみを通ってリザーバ17へ流れる。従
って、作動開始時、圧力発生室26,27からリザーバ
17へ逃げる作動液の量を小さくすることができる。逆
に、リザーバ17から圧力発生室26,27への作動液
の流れがある時、その流れと自重により浮動弁体38が
弁座40から離れ、リザーバ17の作動液は、弁座40
と浮動弁体38との隙間、浮動弁体38の外側を通って
圧力発生室26,27に流れる。従って、戻り時、リザ
ーバ17の作動液は、抵抗なく圧力発生室26,27へ
補充することができる。
機構の第2の変形例の要部を示す部分断面図である。こ
の変形例では、浮動弁体38は、中心に上向き突起38
aが突設されており、この突起38aの部分を貫通する
小孔形の絞り通路39が開けられ、外径の大きい上端部
29aが掛止されている引張りばね29の下端部29b
に上向き突起38aを圧入してある。引張りばね29
は、リザーバ17の接続部31,32内にあり、浮動弁
体38を作動液中に浮遊させるためのものであって、こ
れにより浮動弁体38の着座がより確実になる。この場
合も、浮動弁体に開けた小孔形の絞り通路39に代え
て、図10に示すように、接続部31,32の先端に形
成した弁座40の面に半径方向に沿った半径方向溝を設
けてこれを絞り通路39としてもよく、図11に示すよ
うに、浮動弁体38に設けた半径方向溝を絞り通路39
としてもよい。第2の変形例の動作については、第1の
変形例とほぼ同じである。
弁機構の第3の変形例の要部を示す部分断面図である。
この変形例では、接続部31,32内に、弁座40が形
成され浮動弁体38が浮沈自在に配置されている。浮動
弁体38は、短円柱形をしており、中心に小孔形の絞り
通路39が開けられ、母線に沿って続く切欠形の液通路
69が外周面にあって、接続部31,32内を弁室37
としてその上端に形成した弁座40に対し接離自在に浮
動する。接続部31,32内の下端には脱落防止部材3
0が固着されている。この第3の変形例の場合も、小孔
形の絞り通路39に代えて、図13に示すように、接続
部31,32の弁室37内に下向きに突設した環状弁座
40に切欠きを設け、この切欠きを絞り通路39として
もよく、図14及び図15に示すように、浮動弁体38
の中心に上向き突起38aを設け、この上向き突起38
aに設けた直径方向溝を絞り通路39としてもよい。第
3の変形例の動作については、第1の変形例とほぼ同じ
である。
マスタシリンダを示す縦断面図である。このマスタシリ
ンダ19のシリンダボディ20は、シリンダ本体21
と、これに組付けたキャップ22とからなっており、シ
リンダ本体21に二つの接続受部41,42があり、キ
ャップ22の周壁には傾斜した連通孔22aが開けられ
ている。シリンダ本体21内にピストンガイド73及び
フランジ付きスリーブ74が嵌着され、キャップ22内
にスリーブ75が嵌着されている。
にプライマリピストン24が摺動自在に、ピストンガイ
ド73及びフランジ付きスリーブ74にセカンダリピス
トン25が摺動自在に嵌合し、これらの両ピストン2
4,25によってプライマリ圧力発生室26とセカンダ
リ圧力発生室27が画成されている。この場合の絞り弁
機構36は、絞り通路のない浮動弁体38を備え、接続
受部42に螺着したコネクタ76の半径方向に沿って小
孔形の絞り通路39が開けられており、該コネクタ76
に前述の接続部31,32の場合と同様の弁座40が形
成されている。
ストン25は、有底の円筒状をなしており、それらの周
壁には、小孔24a,25aが穿設されている。また、
両ピストン24,25は、これらの間に配置したリター
ンスプリング57及びシリンダ本体21の端壁43との
間に配置したリターンスプリング58によって図におい
て右方向へ付勢されている。
ピストン24に開けた小孔24a、キャップ22に開け
た連通孔22a、シリンダ本体21の液通路48を経て
一方の接続受部41に連通可能である。セカンダリ圧力
発生室27は、セカンダリピストン25に開けた小孔2
5a、ピストンガイド73に開けた液通路73a、シリ
ンダ本体21の液通路49を経て他方の接続受部42に
連通可能である。また、両圧力発生室26,27は、シ
リンダ本体21に穿設された出力ポート44,45を介
して図示しない前後輪のホイールシリンダに連通可能で
ある。第2の実施の形態に係るマスタシリンダ19の場
合、浮動弁体38が閉の時に、セカンダリ圧力発生室2
7の作動液がコネクタ76の絞り通路39を通じてリザ
ーバ17に戻される。
マスタシリンダを示す縦断面図であって、図16と同一
の部分に同一の符号を付けてある。このマスタシリンダ
19は、セカンダリピストン25の外周に環状のピスト
ンガイド73及びシール部材80を配置し、該ピストン
ガイド73とシール部材80の間にリテーナ部材81を
設けてある。
ピストン25の外側でピストンガイド73とシール部材
80の間にはリザーバ17に連通可能な環状室82を設
け、該環状室82内でセカンダリピストン25の外周に
液密的に摺動可能であって絞り通路39を有する環状の
浮動弁体83をリテーナ部材81の内側に配置し、該リ
テーナ部材81の内側にシート部材84を固定して構成
されている。
ダの動作について説明する。セカンダリ圧力発生室27
からリザーバ17への作動液の流れがある場合、その流
れによって浮動弁体83がシート部材84のシート面8
5に当接し、リザーバ17への作動液の流れは、浮動弁
体83の絞り通路39のみを通って行われる。従って、
作動開始時に、セカンダリ圧力発生室27の作動液がリ
ザーバ17へ逃げる量は少ない。
生室27への作動液の流れがある場合、その流れによっ
て、浮動弁体83は、シート部材84のシート面85か
ら離れ、リテーナ部材81の端板部の円周方向の複数箇
所に突設したストッパ部81aに当接する。この当接に
より、リザーバ17からの作動液は、浮動弁体83とシ
ート部材84の隙間、浮動弁体83の外側、浮動弁体8
3とリテーナ部材81の隙間、ピストン25の小孔25
aを通ってセカンダリ圧力発生室27に供給される。従
って、戻り時、リザーバ17から作動液が抵抗なくセカ
ンダリ圧力発生室27に供給される。
マスタシリンダを示す縦断面図である。このマスタシリ
ンダ19は、ピストン25の外周に環状のピストンガイ
ド73を配置し、該ピストンガイド73内に作動液補充
用の液通路を形成し、該液通路内の絞り弁機構36には
ボール形の浮動弁体87を備えたボール弁86を採用
し、該ボール弁86の前後の作動液補充用の液通路をつ
ないでバイパスさせる絞り通路39をピストンガイド7
3の周壁に半径方向に沿って形成し設けてある。
通路として2箇所の半径方向通路90,91とこれらに
直交して続く直交通路92とを備え、外周の一部には接
続部32に連通する隙間を形成し、作動液補充用の液通
路34中の作動液の流れと自重によって開閉を行うボー
ル弁86が配置されており、ボール弁86に対し並列的
に外周の隙間と直交通路92とを連通させる絞り通路3
9が周壁に開けられている。
たボール形の浮動弁体87と、直交通路92中にあって
該浮動弁体87が接離する弁座93と、該弁座93に続
き浮動弁体87が着座時に昇る方向に傾斜した傾斜面9
4と、非作動時に浮動弁体87が弁座93から離れて待
機する待機座95と、浮動弁体87が弁座93から離れ
て待機する位置を規制するストッパ96とを備えてい
る。待機座95の位置における直交通路92は、浮動弁
体87がリザーバ17側へ流出しないように寸法設定さ
れている。絞り弁機構36は、単数に限らずピストンガ
イド73の周方向の複数箇所に設けてもよく、ピストン
ガイド73の周壁に半径方向に沿って形成した絞り通路
39に代えて、直交通路92に沿った溝又は孔を設けて
もよい。
時に、ボール形の浮動弁体87は待機座95に位置して
おり、セカンダリ圧力発生室27はピストン25の小孔
25a、ピストンガイド73内の作動液補充用の液通路
及びその外周の隙間等、接続受部42、コネクタ76及
び管路97を経て図示しないリザーバ17に連通してい
る。セカンダリ圧力発生室27からリザーバ17への流
れがある時には、その流れによって浮動弁体87は傾斜
面94を登って着座し、直交通路92の流れが遮断され
る。従って、セカンダリ圧力発生室27の作動液は、絞
り通路39のみを通ってリザーバ17に送られるので、
作動開始の際にピストン25が前進する時の圧力発生室
27からリザーバ17へ逃げる作動液の量は少ない。
の流れがある時には、その流れと浮動弁体87の自重に
より、浮動弁体87は、ストッパ96に当接した位置に
ある。従って、作動液は、ピストンガイド73内の作動
液補充用液通路を通って圧力発生室27へ供給される。
マスタシリンダの絞り弁機構を示す縦断面図であって、
セカンダリピストンのみを示し、プライマリピストンの
絞り弁機構はこれと同様なので省略する。このマスタシ
リンダは、有底円筒形のピストン24の周壁に開けた孔
形の液通路24aの位置に絞り弁機構35を設け、該絞
り弁機構35には、ピストン24の周壁に開けた液通路
24aに対し該周壁の内面側で接離し小孔形の絞り通路
39を有する絞り弁部101と、ピストン24の内面に
嵌合し絞り弁部101を支える支持部102とを備えて
いる絞り弁部材100が設けられている。
隔にて液通路24aとなる孔が開けられ、この液通路2
4aの内面側周囲が弁座40になっており、端壁99の
中心に形成された円錐台形突起99aと、周壁と端壁9
9との境界部分に形成された位置決め用の台形突起99
bとを備えている。そして、ピストン24は、内部に、
絞り弁部材100及びこれの支持部102に当接する固
定リテーナ104が挿入されている。固定リテーナ10
4にはピン105が連結され、該ピン105の頭部10
5aで抜け止めされた可動リテーナ106のフランジ1
06aと固定リテーナ104との間にリターンスプリン
グ57が配置されている。
成樹脂材料からなり、ピストン24の4つの液通路24
aに対応する4つの絞り弁部101と、該絞り弁部10
1を支持する円板形の支持部102とを一体に有し、ピ
ストン24の端壁99に支持部102を当接させ、ピス
トン24内に位置決めし嵌着されている。各絞り弁部1
01は、ピストン24の内面に合わせた曲断面形状を有
し、軸線に平行な帯状にピストン24の内面に沿って連
続しており、ピストン24の対応する液通路24aの位
置に合わせて開けた小孔を絞り通路39とし、撓み自在
に支持部102で片持ち支持され、対応するピストン2
4の弁座40の面に対して絞り通路39が接離する。支
持部102は、中心にピストン24の円錐台形突起99
aが入り込む中心孔102aが開けられ、外周に位置決
め用の切欠き102bがある、
ダの動作について説明する。圧力発生室26からリザー
バ17への作動液の流れがある時には、その流れによ
り、絞り弁部101が弁座40に当接して圧力発生室2
6の作動液は、絞り弁部101の絞り通路39を通って
リザーバ17に流れる。従って、作動開始時、圧力発生
室26からリザーバ17に逃げる作動液の量は少ない。
逆に、リザーバ17から圧力発生室26への作動液の流
れがある時、その流れにより、絞り弁部101が弁座4
0から離れ、リザーバ17の作動液は、弁座40と絞り
弁部101との隙間を通って圧力発生室26へ流入す
る。従って、戻り時、リザーバ17の作動液は、抵抗な
く圧力発生室26へ補充される。
場合、ピストン24の周壁に孔形の液通路24aを開
け、該ピストン24内に絞り弁部材100を嵌入するだ
けでよいので、簡単な構造で、部品点数の削減、コスト
ダウン、組立性の向上を図ることができ、ピストン24
の長さが長くなることもなく、大型化を防止することが
でき、しかも、作動開始時、ピストン24の前進に伴い
リザーバ17に逃げる作動液の量を少なくすることがで
き、ブレーキ等のペダルストロークを短縮することがで
きる。また、戻り時、圧力発生室26へのリザーバ17
からの作動液の補充をスムーズに行うことができ、戻り
応答性が良くなる。
絞り弁機構の変形例の要部を示す斜視図、図22はその
部分拡大斜視図である。この変形例に係る絞り弁機構3
5は、ピストン24の内周に沿って支持溝110を設
け、該支持溝110の位置に周方向に間隔を置き複数の
孔を開けてこれを液通路24aとしてあり、支持溝11
0に、図23に示すリング状の絞り弁部材100が嵌着
されて構成されている。ピストン24は、支持溝110
と液通路24aとを連通させる連通溝111が弁座面1
12を介在させて支持溝110よりも狭幅にて周方向に
連続して形成されている。
状の絞り弁部材を示した斜視図である。この絞り弁部材
100は、弾性金属材料又は合成樹脂材料からなり、絞
り弁部101とリング形支持部102とを一体に有し、
該リング形支持部102に幅方向切れ目を入れて形成し
た帯形の絞り弁部101とを一体に有し、周方向に間隔
を置き複数の孔を開けてあり、これらの孔が絞り通路3
9である。
向に沿った幅方向切り込みC1と、該幅方向切り込みの
両端に続く周方向の切り込みC2,C2とを、2箇所に
設けて2つが対称的に形成され、ピストン24の対応す
る液通路24aの位置に合わせて小孔形の絞り通路39
を開け、撓み自在に支持部102で片持ち支持され、対
応するピストン24の弁座面112に対して絞り通路3
9が接離する。支持部102は、リング状材料に切れ目
C3を設け、弾性変形して拡径縮径可能であり、ピスト
ン24に嵌着する前の状態では、外径が弁座面112の
内径よりも若干大きく、縮径した状態で支持溝110へ
嵌入され、弁座面112に当接した状態で支持溝110
に嵌着される。
る。圧力発生室26からリザーバ17への作動液の流れ
がある時には、その流れにより、図24に示すように、
絞り弁部101は、正面視において支持部102と重な
り、弁座面112に当接していて、圧力発生室26の作
動液は、絞り弁部101の絞り通路39のみを通ってリ
ザーバ17に流れる。従って、作動開始時、圧力発生室
26からリザーバ17に逃げる作動液の量は少ない。逆
に、リザーバ17から圧力発生室26への作動液の流れ
がある時、その流れにより、絞り弁部101は、図25
に示すように、内側へ撓んで弁座面112から離れ、リ
ザーバ17の作動液は、弁座面112と絞り弁部101
との隙間を通って圧力発生室26へ流入する。従って、
戻り時、リザーバ17の作動液は、抵抗なく圧力発生室
26へ補充される。
減縮されるものではなく、新規事項を追加しない範囲で
種々の変形が可能である。例えば、第1の実施の形態に
おいて説明した絞り弁機構35,36を第2の実施の形
態に係る形式のマスタシリンダ19に適用することもで
き、第2〜第4の実施の形態において説明した絞り弁機
構36をプライマリ圧力発生室26に連通する作動液補
充用の液通路の途中にも同様に設けることができ、第5
の実施の形態に係る絞り弁機構35もいずれのの形式の
マスタシリンダにも適用できる。また、第2〜第4の実
施の形態において、ピストン25の小孔形液通路25a
は可能な限り大きくするのが望ましい。さらに、本発明
は、ピストンが1つだけの場合にも当然適用することが
できる。
び図16に示した第2の実施の形態において、浮動弁体
38は、非作動時に弁座40から離れており、作動液の
流れにより弁座40に当接する構成になっているが、浮
動弁体38を作動液より比重の小さい樹脂等で形成し、
非作動時に弁座40に当接させても良い。この場合は、
作動開始時、圧力発生室26または27からリザーバ1
7への作動液の流れのある場合は、その作動液の流れが
絞り孔39によって絞られる。逆に、戻り作動時等で、
ピストン24または25が後退し、圧力発生室26また
は27の圧力がリザーバ17内の圧力より低くなった場
合等でリザーバ17から圧力発生室26または27への
作動液の流れのある場合には、浮動弁体38は弁座40
から離れ、作動液が絞られることになく、リザーバ17
から圧力発生室26または27に補充される。
室からリザーバへの作動液の流れを絞る絞り通路を液通
路に形成するとともに、圧力発生室の液圧がリザーバ内
圧力より低圧になった時に、開弁してリザーバから圧力
発生室への作動液の流れを許容する絞り弁機構を液通路
に配設することにより、マスタシリンダ全体を大型化す
ることなく絞り弁機構の機能を発揮させることができ、
構造が簡単で、部品点数を削減し、コストを低減するこ
とができるという効果を奏する。また、本発明では、ピ
ストンの外周に環状のピストンガイド及びシール部材を
配置し、該ピストンガイドとシール部材の間にリザーバ
と連通する環状室を構成し、環状室内に、作動液の流れ
を絞る絞り通路を備えた環状の浮動弁体と、浮動弁体が
当接するシート面とを設けことによっても、上記と同様
の効果が得られる。さらに、筒形をしたピストンの周壁
に開けた液通路の位置に絞り弁機構を設け、該絞り弁機
構には、ピストンの周壁に開けた液通路に対し該周壁の
内面側で接離し絞り通路を有する絞り弁部と、ピストン
の内面に嵌合し絞り弁部を支える支持部とを備えている
ことによっても、簡単な構造で、部品点数の削減、コス
トダウン、組立性の向上を図ることができ、ピストンの
長さが長くなることもなく、大型化を防止することがで
き、しかも、作動開始時、ピストンの前進に伴いリザー
バに逃げる作動液の量を少なくすることができ、ブレー
キ等のペダルストロークを短縮することができ、戻り
時、圧力発生室へのリザーバからの作動液の補充をスム
ーズに行うことができ、戻り応答性が良くなる等の効果
が得られる。
ダ及びリザーバを示す縦断面図である。
ダに用いる浮動弁体を示す底面図である。
ダに用いる浮動弁体の変形例を示す要部の断面図であ
る。
第1の変形例の要部を示す部分断面図である。
第1の変形例の別の要部を示す部分断面図である。
第2の変形例の要部を示す部分断面図である。
の第2の変形例の別の要部を示す部分断面図である。
の第2の変形例のさらに別の要部を示す部分断面図であ
る。
の第3の変形例の要部を示す部分断面図である。
の第3の変形例の別の要部を示す部分断面図である。
の第3の変形例のさらに別の要部を示す部分断面図であ
る。
ある。
ンダを示す縦断面図である。
ンダを示す縦断面図である。
ンダを示す縦断面図である。
ンダの絞り弁機構の要部を示す縦断面図である。
の変形例の要部を一部破断して示した斜視図である。
ある。
ある。
Claims (11)
- 【請求項1】 シリンダボディに形成されたシリンダ穴
にピストンが摺動自在に配設され、前記ピストンとシリ
ンダボディにより、圧力発生室を区画し、前記圧力発生
室と前記リザーバとを連通し作動液を前記圧力発生室へ
補充するための液通路を備え、前記ピストンの作動時に
前記圧力発生室で昇圧された作動液を出力ポートに吐出
するマスタシリンダにおいて、前記ピストンの作動時に
前記圧力発生室からリザーバへの作動液の流れを絞る絞
り通路を前記液通路に形成するとともに、前記圧力発生
室の液圧が前記リザーバ内圧力より低圧になった時に、
開弁して前記リザーバから前記圧力発生室への作動液の
流れを許容する絞り弁機構を前記液通路に配設したこと
を特徴とするマスタシリンダ。 - 【請求項2】 前記絞り弁機構が浮動弁体を備えて構成
されていることを特徴とする請求項1に記載のマスタシ
リンダ。 - 【請求項3】 前記浮動弁体が接離する弁座を前記リザ
ーバの前記シリンダボディへの接続部に設けたことを特
徴とする請求項2に記載のマスタシリンダ。 - 【請求項4】 前記絞り弁機構の開弁時に前記リザーバ
から前記圧力発生室へ作動液を補充するための液通路を
前記絞り弁機構又はシリンダボディのいずれかに形成し
たことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のマス
タシリンダ。 - 【請求項5】 前記液通路に前記浮動弁体と並列的に絞
り通路を設けたことを特徴とする請求項2に記載のマス
タシリンダ。 - 【請求項6】 前記絞り弁機構には、前記液通路中の作
動液の流れと自重によって開閉を行うボール弁と、該ボ
ール弁に対し並列的に形成した絞り通路とを備えたこと
を特徴とする請求項1に記載のマスタシリンダ。 - 【請求項7】 前記ボール弁には、ボール形の浮動弁体
と、該浮動弁体が接離する弁座と、該弁座に続き前記浮
動弁体が着座時に昇る方向に傾斜した傾斜面と、非作動
時に前記浮動弁体が前記弁座から離れて待機する待機座
と、前記浮動弁体が前記弁座から離れて待機する位置を
規制するストッパとを備えたことを特徴とする請求項6
に記載のマスタシリンダ。 - 【請求項8】 前記ピストンの外周に環状のピストンガ
イドを配置し、該ピストンガイド内に前記液通路を形成
し、前記ボール弁の前後の該液通路をつなぎバイパスさ
せる絞り通路を前記ピストンガイドに設けたことを特徴
とする請求項6又は請求項7に記載のマスタシリンダ。 - 【請求項9】 シリンダボディに形成されたシリンダ穴
にピストンが摺動自在に配設され、前記ピストンとシリ
ンダボディにより、圧力発生室を区画し、前記圧力発生
室と前記リザーバとを連通し作動液を、前記圧力発生室
へ補充するための液通路を備え、前記ピストンの作動時
に前記圧力発生室で昇圧された作動液を出力ポートに吐
出するマスタシリンダにおいて、前記ピストンの外周に
環状のピストンガイド及びシール部材を配置し、該ピス
トンガイドとシール部材の間にリザーバと連通する環状
室を構成し、前記環状室内に、作動液の流れを絞る絞り
通路を備えた環状の浮動弁体と、前記浮動弁体が当接す
るシート面とを設けたことを特徴とするマスタシリン
ダ。 - 【請求項10】 シリンダボディに形成されたシリンダ
穴に筒形のピストンが摺動自在に配設され、前記ピスト
ンとシリンダボディにより、圧力発生室を区画し、前記
圧力発生室と前記リザーバとを連通し作動液を、前記圧
力発生室へ補充するための液通路を備え、前記ピストン
の作動時に前記圧力発生室で昇圧された作動液を前記出
力ポートに吐出するマスタシリンダにおいて、前記ピス
トンの周壁に開けた液通路の位置に前記絞り弁機構を設
け、該絞り弁機構には、前記ピストンの周壁に開けた液
通路に対し該周壁の内面側で接離し絞り通路を有する絞
り弁部と、前記ピストンの内面に嵌合し前記絞り弁部を
支える支持部とを備えていることを特徴とするマスタシ
リンダ。 - 【請求項11】 前記絞り弁部と支持部とを一体に有す
る絞り弁部材を前記ピストン内に嵌着したことを特徴と
する請求項10に記載のマスタシリンダ。
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