JPH0554467B2 - - Google Patents

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JPH0554467B2
JPH0554467B2 JP22169985A JP22169985A JPH0554467B2 JP H0554467 B2 JPH0554467 B2 JP H0554467B2 JP 22169985 A JP22169985 A JP 22169985A JP 22169985 A JP22169985 A JP 22169985A JP H0554467 B2 JPH0554467 B2 JP H0554467B2
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JP
Japan
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bore
secondary piston
reservoir
piston
master cylinder
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JP22169985A
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JPS61160345A (ja
Inventor
Fuiritsupu Rejinarudo Fu Gurin
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ZF International UK Ltd
Original Assignee
Lucas Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Lucas Industries Ltd filed Critical Lucas Industries Ltd
Publication of JPS61160345A publication Critical patent/JPS61160345A/ja
Publication of JPH0554467B2 publication Critical patent/JPH0554467B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/16Master control, e.g. master cylinders
    • B60T11/232Recuperation valves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/16Master control, e.g. master cylinders
    • B60T11/20Tandem, side-by-side, or other multiple master cylinder units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/16Master control, e.g. master cylinders
    • B60T11/22Master control, e.g. master cylinders characterised by being integral with reservoir

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は流体圧マスタシリンダに関し、特に、
共通の穴内にプライマリ(第1)ピストンおよび
セカンダリ(第2)ピストンの2つのピストンが
配置され、使用ブレーキ回路にそれぞれ連結して
いるプライマリ圧力チヤンバおよびセカンダリ圧
力チヤンバ内を加圧するようになされた、いわゆ
るタンデム型の流体圧マスタシリンダに関する。
このようなマスタシリンダは通常、自動車の分割
回路型流体圧ブレーキシステムに用いられる。
(従来の技術およびその問題点) 典型的なタンデム型マスタシリンダは英国特許
出願公開第2030668A号公報に開示されている。
このマスタシリンダの作用は十分であるが、長さ
がかなり長くなるために自動車に内蔵するのは難
かしく、また、好ましくないことに、重さもかな
り重い。
英国特許出願公開第2030668A号公報に示され
たマスタシリンダよりも長さを短かくするために
は、セカンダリ圧力チヤンバに関連する通常開の
戻し通路が、セカンダリ・ピストンから遠い方の
セカンダリ圧力チヤンバの端部にて該セカンダリ
圧力チヤンバ内に開口するようにすればよい。し
かしながら、戻し通路が上記端部に位置づけられ
るとすると、マスタシリンダの加圧ストローク作
動中に戻し通路を閉鎖するためのバルブを設ける
必要があるし、また、このバルブを作動させるた
めのリンク装置も設ける必要がある。リンク装置
はバルブからセカンダリ・ピストンへと延びるも
のとされる。このタイプのマスタシリンダは、英
国特許第1289608A号明細書および英国特許出願
公開第2135412A号公報に開示されている。しか
しながら、これらの従来技術が多くの問題点を有
している。
英国特許出願公開第2135412A号公報の場合、
バルブシートがマスタシリンダ本体の内側端面へ
の直接機械加工により形成されている。このよう
な機械加工を正確に行なうことは難かしく、ま
た、マスタシリンダの端壁の中に連結通路を設け
る必要がある。これではマスタシリンダの長さも
重さも増してしまう。この点については、英国特
許第1289608A号明細書によつて、不完全ではあ
るが、解決されている。すなわち、戻し通路をマ
スタシリンダの側壁に形成し、バルブシートを別
個の端プラグに形成するようにしたのである。し
かしながら、こうすると、バルブシートは比較的
広い領域にわたつて正確に機械加工されねばなら
ず、特に、確実で信頼性の高い封止を行なわせる
ためには、バルブシートをマスタシリンダの軸に
対して正確に垂直にしなければならない。さら
に、端プラグが取外されると、バルブシートは、
ひつかきにより傷つきやすくなる。
また、上述した従来技術においては、戻し用の
バルブの可動要素は、それに関連するスプリング
や制御リンク装置も含めて、セカンダリ圧力チヤ
ンバを形成するマスタシリンダの穴の部分内に位
置づけられている。これによつて次のような3つ
の欠点が生じている。第1に、セカンダリ圧力チ
ヤンバの長さは、これらの要素を収容するために
長くしなければならなくなる。第2に、これらの
要素はシリンダ穴の奥深く位置づけられるので、
マスタシリンダの組立が難かしくなる。第3に、
戻し用バルブの可動部材は最小の移動しかしない
であろうから、セカンダリ・ピストンとバルブ作
動リンク装置との間のロストモーシヨン要素が、
セカンダリ圧力チヤンバを形成するシリンダ穴の
部分内に設けられなければならない。これらの欠
点は、シリンダ穴を複雑に機械加工したり、マス
タシリンダを多くの分割構成要素から製造するよ
うにすれば解消するであろうが、このようなこと
はコスト面からも望ましくないことは明らかであ
る。
(発明の概要) そこで本発明の目的は、複雑な機械加工や多く
の分割構成要素を必要とすることなく、長さの短
かいマスタシリンダを提供することにある。
本発明による流体圧マスタシリンダは、一端を
閉鎖された穴を有する本体と、該穴内に位置づけ
られたプライマリ・ピストンおよびセカンダリ・
ピストンと、前記穴とプライマリ・ピストンとの
間の封止を与えるための第1のシール手段と、前
記セカンダリ・ピストンの、前記プライマリ・ピ
ストンに近いほうの端部にて前記穴と前記セカン
ダリ・ピストンとの間の封止を与えるために、前
記セカンダリ・ピストンに装架された第2のシー
ル手段と、前記セカンダリ・ピストンの、前記穴
の前記閉鎖された一端に近い方の端部にて前記穴
と前記セカンダリ・ピストンとの間の封止を与え
るために、前記セカンダリ・ピストンに装架され
た第3のシール手段と、前記第1のシール手段と
前記第2のシール手段との間に位置づけられた前
記穴の部分によつて少なくとも一部が形成され、
第1の流体圧回路に連通可能なプライマリ圧力チ
ヤンバと、前記第3のシール手段と前記穴の前記
閉鎖された一端との間に位置づけられた前記穴の
部分によつて少なくとも一部が形成され、第2の
流体圧回路に連通可能なセカンダリ圧力チヤンバ
と、前記本体に装架された流体リザーバにして、
バツフルによつて互いに分離された第1の部分お
よび第2の部分を有するリザーバと、前記第2の
シール手段と前記第3のシール手段との間に位置
づけられた前記穴の部分を前記リザーバの前記第
1の部分に連結させる第1の通路と、前記閉鎖さ
れた一端に隣接した前記穴の部分から前記リザー
バの前記第2の部分へと延びる第2の通路と、マ
スタシリンダの加圧ストローク中に前記第2の通
路を閉鎖するためのバルブと、該バルブの開閉を
制御するために該バルブと前記セカンダリ・ピス
トンとをリンク結合するための機械式結合装置と
を備えた流体圧マスタシリンダであつて、前記バ
ルブおよび前記機械式結合装置が、前記セカンダ
リ圧力チヤンバの少なくとも一部を形成する前記
穴の部分の外側に位置づけられており、前記機械
式結合装置がレバーを有しており、該レバーが、
前記バルブから延びて前記リザーバの前記第2の
部分を通り、前記バツフルを越えて前記リザーバ
の前記第1の部分を通り、さらに前記第1の通路
を通つて、前記第2のシール手段と前記第3のシ
ール手段との間に位置づけられた前記穴の区域へ
と延び、該区域内にて前記セカンダリ・ピストン
に係合していることを特徴とする。
戻し用のバルブと、それに関連する作動リンク
装置すなわち機械式結合装置とを、セカンダリ圧
力チヤンバの少なくとも一部を形成する穴の部分
の外側に位置づけたことにより、複雑な機械加工
や多くの分割構成要素を必要とすることなく、マ
スタシリンダの長さを短かくすることができた。
戻し通路は、端壁に隣接したシリンダ側壁に位
置づけられたひとつのポートとして穴内に開口す
るものとしてもよい。このようなポートを形成す
るのに特殊な加工技術は必要としない。戻し用バ
ルブ自身はバルブ本体に装架してシリンダ穴の一
側に位置づけてもよい。そうすれば、バルブ部材
をシリンダ穴内に位置づける必要はない。
戻しバルブの可動部材とセカンダリ・ピストン
との間のロストモーシヨン結合部はセカンダリ圧
力チヤンバの外側に設けるこよができる。このよ
うにすれば、マスタシリンダは、滑らかなシリン
ダ穴を有するものとしてワンピース鋳造によりつ
くることができる。
戻し通路は、マスタシリンダが通常の作動配置
にある状態で最も上方となる位置でシリンダ穴内
に開口するようにしてもよい。普通、マスタシリ
ンダが自動車に設けられる場合、水平か、あるい
はマスタシリンダの開放端より閉鎖端の方がやや
上がつているように傾斜配置されるので、戻し通
路は望ましくは、マスタシリンダの閉鎖端に隣接
し且つリザーバに隣接したシリンダ穴の側部に開
口するように設けられる。このようにすれば、セ
カンダリ圧力チヤンバの最も高い位置にたまろう
とする空気泡は戻し用バルブが開いたときに自動
的にリザーバへと流出する。
望ましい一実施例においては、セカンダリ・ピ
ストンと戻し用バルブとの間の機械式結合装置
は、実質的にリザーバ内に位置づけられたレバー
とする。レバーの端部は、シリンダ穴内に突出し
て、休止状態におけるマスタシリンダのセカンダ
リ・ピストンのフランジの後面に係合するように
するとよい。セカンダリ・ピストンによつてレバ
ーに与えられる力は戻し用バルブを開状態に保
つ。セカンダリ・ピストンが加圧ストローク中に
前進すると、レバーに加えられていた力は解放さ
れて、バルブはスプリングの作用により閉じられ
る。セカンダリ・ピストンが互いに間隔をおかれ
た一対のシールを支持している場合には、レバー
の端部を一対のシール間に位置づけ、レバーと係
合するフランジは、セカンダリ・ピストンの前方
シールを支持するフランジとすることができる。
このようにして、レバーとセカンダリ・ピストン
との間に必要とされるロストモーシヨンは、セカ
ンダリ・ピストンのシールを支持するフランジ間
の空間により与えられる。この空間は、いかなる
場合にも、2つの圧力チヤンバをリザーバに関し
て互いに分離するために設けることが必要とされ
るため、この空間をロストモーシヨンのためにも
利用することにより、ロストモーシヨンのための
特別の構成を付加する必要がなく、便利である。
このことは、必要な機械加工を少なくし、マスタ
シリンダ全体を簡素なものとすることを意味す
る。
望ましい一実施例においては、セカンダリ・ピ
ストンのシール間の空間は、プライマリ圧力チヤ
ンバに関連するリザーバ部分と連結されている。
この場合、作動レバーは、シリンダ穴から延びて
プライマリ圧力チヤンバに関連するリザーバ部分
を通り、リザーバの内側に設けたバツフルを越え
てセカンダリ圧力チヤンバに関連するリザーバ部
分内に入りこみ、戻しバルブと係合するようにな
されたベルクランク型の枢動レバーとすることが
できる。さらに、上記2つのシール間の空間を、
セカンダリ・ピストン内に内蔵された戻し用バル
ブと連結し、プライマリ圧力チヤンバへとブレー
キ作動流体を戻すようにしてもよい。このように
すれば、簡単な構成でブレーキ作動流体をプライ
マリ圧力チヤンバへと戻すことができるばかりで
なく、プライマリ・ピストンのためのシールはひ
とつでよくなる。このひとつのシールは、望まし
くはプライマリ・ピストンに装架する。このよう
にすれば、シリンダ穴は均一径のものとすること
ができ、プライマリ・ピストンのためのシールは
加圧ストローク中に常に湿つた表面に接して走行
することとなる。
戻し用バルブは、バルブシートの面と係合する
ための弾性シールを有する軸方向可動のバルブ部
材を備えたセンタバルブとすることが望ましい。
(実施例の詳細な説明) 第1図に示すように、タンデム型マスタシリン
ダ1は、モールド成型されたプラスチツク製リザ
ーバ3に取付けられた一体鋳造の本体2を備えて
いる。本体2は、その長さの大部分にわたつて滑
らかな円柱形の穴4が形成されている。穴4の一
端は端壁5によつて閉鎖されており、他方の開放
端は外方に向つて広がるようなステツプ状になさ
れ、シールおよび閉鎖部材の組立体6を受けてい
る。プライマリ・ピストン7は組立体6によつて
滑動可能に受けられており、セカンダリ・ピスト
ン8は穴4内に滑動可能に装架されている。セカ
ンダリ・ピストン8は圧力シール9,10を装架
しており、これに対しプライマリ・シリンダは、
本体2に設けられた圧力シール11および大気圧
シール12を貫通して滑動するようになされてい
る。
プライマリ圧力チヤンバ13はプライマリ・ピ
ストン7とセカンダリ・ピストン8との間に画成
されており、セカンダリ圧力チヤンバ14は端壁
5とセカンダリ・ピストン8との間に画成されて
いる。出口連結部(図示せず)は、チヤンバ1
3,14をそれぞれのブレーキ回路へ連結するご
とく設けられている。当業者には容易に理解でき
るように、マスタシリンダ1は、一方のブレーキ
回路が故障したときには他方のブレーキ回路のみ
を加圧することになるが、通常はいずれのブレー
キ回路にも等しい圧力を与える。
リザーバ3は、プライマリ圧力チヤンバ13に
関連する第1の部分15と、セカンダリ圧力チヤ
ンバ14に関連する第2の部分16とに、中央バ
ツフル17によつて分割されている。マスタシリ
ンダ1が図示する休止状態にあるとき、プライマ
リ圧力チヤンバ13は、プライマリ・ピストン7
に形成された半径方向ポート18と、組立体6内
に画成された通路19と、バルブ本体に画成され
た通路20と、リザーバ3の第1の部分15の基
部にてマスタシリンダ1の本体2に形成されたチ
ヤンバ21とを通して、リザーバ3の第1の部分
15に連通している。シール9およびシール10
間に位置する穴2の区域23は、半径方向通路2
2によつてチヤンバ21と連通している。加圧行
程の開始時には、プライマリ・ピストン7が前方
(第1図で左方)へ動き、ポート18を通路19
から遮断し、したがつて、通常は開放状態になつ
ている戻し通路が閉鎖されることになる。
セカンダリ圧力チヤンバ14とリザーバ3の第
2の部分16との間の戻し通路は、穴4の壁に設
けられたポート25からセンタバルブ組立体26
を通つてリザーバ3の第2の部分16へと延びて
いる戻し通路24によつて与えられる。センタバ
ルブ組立体26はバルブ部材27を備えている。
バルブ部材27は、バルブ・スプリング28によ
つて閉鎖位置へと偏倚されているが、マスタシリ
ンダが休止状態にある通常の場合には、レバー2
9によつて開放位置に保持されている。
レバー29は軸30のまわりを枢動可能なよう
に装架されており、チヤンバ21およびポート2
2を通つて穴4の区域23内へと延びている。図
示する休止状態では、区域23内に位置するレバ
ー29の端部は、セカンダリ・ピストン8のフラ
ンジ31と係合している。セカンダリ・ピストン
8はリターン・スプリング32によつて第1図の
右方へ偏倚されているので、レバー29は軸30
のまわりを第1図でみて反時計方向に偏倚され、
バルブ部材27をそのバルブシートから離れた状
態に保持し、それによつて、セカンダリ圧力チヤ
ンバ14から延びる戻し通路を開放状態にする。
加圧行程の開始時に、セカンダリ・ピストン8は
第1図の左方に前進することにより、レバー29
に加えられている力を解放し、それによつて、レ
バー29がリターン・スプリング28によつて第
1図でみて時計方向に枢動してバルブ部材27を
閉鎖位置へ移動せしめるのを許容する。
セカンダリ圧力チヤンバ14には、バルブ組立
体26や作動レバー29の各構成要素はひとつも
収容されていない。このように、チヤンバ14内
に複雑な、あるいは小さな要素を組立てる必要も
なく、したがつて、このような要素によつてセカ
ンダリ・ピストン8のストローク移動が妨げられ
ることもない。このことは、セカンダリ圧力チヤ
ンバ14の全長はセカンダリ・ピストン8のスト
ローク移動に必要な最小限の長さにまで減ずるこ
とができることを意味する。さらに、端壁5の内
側面を機械加工する必要もない。実際に、図示し
たような内蔵バルブ組立体26を用いるにあたつ
てシリンダ本体2に施される加工は、バルブ組立
体26を装架するのに必要なねじ付通路の形成だ
けであり、その最小限の加工にしても、加工領域
が、シリンダ鋳造体の外側から近づきやすいとこ
ろであるため、容易になしうる。
また、ポート25は、端壁5に近接した位置で
穴4の側面に設けられている。リザーバ3を直立
させて設ける必要があるため、この位置は通常は
最上方位置となる。このように、マスタシリンダ
が、第1図でみて右側から左側へかけて多少上向
くような通常の配置をなされると、セカンダリ圧
力チヤンバ14の最も高い位置における空気を内
包した泡は、自動的にリザーバ3内へ導かれるこ
とになる。
また、第1図に示したマスタシリンダにおいて
は、プライマリ・ピストン7の径が穴4の径より
も非常にわずかな量だけ小さくなつている。この
ことは、プライマリ圧力チヤンバ13から延びる
常用ブレーキ用出口通路を圧力シール11に隣接
して位置づけることができることを意味する。な
ぜなら、プライマリ・ピストン7が前進して常用
ブレーキ用出口を覆う位置になつたとしても、プ
ライマリ・ピストン7の外側面と穴4との間に環
状通路が形成されることになり、該環状通路が常
用ブレーキ用出口とプライマリ圧力チヤンバ13
とを連通せしめることができるからである。この
ような構成は特に望ましい。なぜなら、マスタシ
リンダが休止状態にあるときのシール10とシー
ル11との間隔をプライマリ・ピストン7の全ス
トロークよりも短かくすることができるからであ
る。実際に、プライマリ圧力チヤンバ13の常用
ブレーキ用出口が上述したように位置づけられる
ことにより、プライマリ・ピストン7はその最前
進移動位置において、マスタシリンダ休止状態時
にシール10に隣接した、あるいはシール10の
前方に位置づけられる区域を、一部によつて占め
ることができる。このことは、例えば英国特許出
願公開第2030668A号公報における構成、すなわ
ち、マスタシリンダ休止状態でセカンダリ・ピス
トンの後部シールが占めていた区域の手前には常
用ブレーキ用出口があるため、プライマリ・ピス
トンは上記区域まで進むことはできないとされて
いるものと対照的である。上記英国特許出願公開
第2030668A号公報に開示されているように、常
用ブレーキ用出口がセカンダリ・ピストンの後部
シールのすぐ近くに位置づけられていたとして
も、常用ブレーキ用出口はプライマリ・ピストン
に設けられた前部シールの前方になければならな
いということで、プライマリ・ピストンの前方移
動は制限されたものとなる。
以上の種々の構成上の特徴を併せ有することに
より、第1図に示したマスタシリンダが英国特許
出願公開第2030668A号公報の第1図に示された
ものよりもコンパクトに製造できるということ
が、両図面を比較しただけでも理解されよう。
第2図の実施例においては、流体戻し用バルブ
組立体26、作動レバー29およびセカンダリ圧
力チヤンバ14については第1図の実施例のもの
と実質的に同一なので繰返しての詳細な説明は省
略する。しかしながら、第2図の実施例において
は、プライマリ圧力チヤンバ13に関連する戻し
通路が、セカンダリ・ピストン8Aに設けられた
横断通路34と、セカンダリ・ピストン8Aに設
けられた軸方向通路35と、セカンダリ・ピスト
ン8Aに形成されたバルブシート38と係合する
バルブ部材37を含む中央バルブ組立体36とに
よつて与えられる。バルブ部材37は頭付スタツ
ド39によつてプライマリ・ピストン7Aにリン
ク結合されており、それによつて、マスタシリン
ダ休止時のバルブ組立体36は開放状態に保持さ
れる。したがつて流体は、プライマリ圧力チヤン
バ13からバルブ組立体36、通路35、通路3
4、穴4Aの区域23、通路22およびチヤンバ
21を経てリザーバに戻る。
第2図の実施例において、シリンダ本体の穴4
Aは全長にわたつて均一の横面積を有しており、
プライマリ・ピストン7Aとセカンダリ・ピスト
ン8Aとの径は互いに等しい。したがつて、シリ
ンダ本体の穴4Aを複雑に機械加工する必要は全
くなく、均一な径の滑らかな穴4Aを形成するた
めに必要な加工は別として、その他に必要な機械
加工は、半径方向の通路22,25と、プライマ
リ圧力チヤンバ13およびセカンダリ圧力チヤン
バ14に関連するそれぞれの常用ブレーキ用出口
通路とを形成するための加工だけである。
また、第2図の実施例においてはプライマリ・
ピストン7Aにはひとつのシール40しか設けら
れていない。したがつてプライマリ・ピストン7
Aはかなり短かくすることができる。英国特許出
願公開第2030668A号公報に示されたマスタシリ
ンダにおけるようにプライマリ・ピストンに2つ
のシールを設けなくともよいのは、バルブ組立体
36があるためである。シール40は、プライマ
リ・ピストン7Aに装架されているので、加圧ス
トローク中に、ブレーキ作動流体によつて湿らさ
れた表面上を滑動することになるが、このことは
良く知られているように望ましいことである。
第3図は本発明の第3の実施例を示し、その大
部分は第2図の実施例と同様の構成をしている。
しかしながら、第3図の実施例においては、リザ
ーバ41の一部が、シリンダ本体を構成する鋳造
体と一体になつた環状壁42によつて画成されて
おり、またリザーバ41の他の一部は、環状壁4
2の上に押嵌めされるモールド成形のプラスチツ
クカバー43によつて画成されている。壁42と
カバー43との間にはOリングシール44が設け
られて両者間を封止しており、通常のブレーキ作
動流体の上面は壁42の頂部の上方に位置する。
カバー43は、シリンダ本体を構成する鋳造体に
形成されたボス45Aの下側に係合するひとつあ
るいはそれ以上のクリツプ45によつて適所に保
持される。環状壁42が正円形の円筒である場合
には、カバー43は、シリンダ本体に対するカバ
ーの回転を防止するために、該カバーの本体から
延びてシリンダ本体に係合するクリツプ46を備
えていることが望ましい。
リザーバをプライマリ部分とセカンダリ部分と
に分割する壁47は、ひとつあるいはそれ以上の
支持体48と同様に、シリンダ本体と一体になさ
れている。支持体48は、レバー29を回転可能
に装架するピン49を支持している。
カバー43は望ましくは半透明とされ、ブレー
キ作動流体のレベルが見られるようにする。ま
た、カバー43は、ブレーキ作動流体のレベルの
許容しうる上限および下限を示す印がつけられて
いることが望ましい。ブレーキ作動流体レベル警
報指示器50を設けてもよい。カバー43は、場
合によつては、環状壁42の内側に押嵌めされる
形態のものとしてもよい。また、リザーバの構成
は、図示したものよりも、もつと一般的なもので
あつてもよい。
第4図は本発明の別の実施例であり、作用は第
3図のものと同じである。しかしながら第4図の
実施例においては、それぞれのブレーキ回路をプ
ライマリ圧力チヤンバ13およびセカンダリ圧力
チヤンバ14に連結するための適当かつ実用的な
出口連結部51,52が図示されている。また、
第4図におけるリザーバ53は第3図のそれとは
少し異なり、クリツプ45およびボス45Aが省
略されており、リザーバ53は、ウオーム駆動ク
ランプ54によつて環状壁42上に保持されてい
る。リザーバ53は、第3図のものよりも高く、
より多くのブレーキ作動流体を収容でき、また、
ブレーキ作動流体のレベルが下限値になつたとき
に機械的および電気的な警報を与えるための変形
されたブレーキ作動流体レベル警報指示器55を
内蔵している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマスタシリンダの第1の
実施例の軸方向断面図。第2図ないし第4図はそ
れぞれ本発明によるマスタシリンダの第2、第3
および第4の実施例の軸方向断面図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端5を閉鎖された穴4を有する本体2と、
    該穴内に位置づけられたプライマリ・ピストン7
    およびセカンダリ・ピストン8と、前記穴と前記
    プライマリ・ピストンとの間の封止を与えるため
    の第1のシール手段11と、前記セカンダリ・ピ
    ストンの、前記プライマリ・ピストンに近いほう
    の端部にて前記穴と前記セカンダリ・ピストンと
    の間の封止を与えるために、前記セカンダリ・ピ
    ストンに装架された第2のシール手段10と、前
    記セカンダリ・ピストンの、前記穴の前記閉鎖さ
    れた一端に近い方の端部にて前記穴と前記セカン
    ダリ・ピストンとの間の封止を与えるために、前
    記セカンダリ・ピストンに装架された第3のシー
    ル手段9と、前記第1のシール手段と前記第2の
    シール手段との間に位置づけられた前記穴の部分
    によつて少なくとも一部が形成され、第1の流体
    圧回路に連通可能なプライマリ圧力チヤンバ13
    と、前記第3のシール手段と前記穴の前記閉鎖さ
    れた一端との間に位置づけられた前記穴の部分に
    よつて少なくとも一部が形成され、第2の流体圧
    回路に連通可能なセカンダリ圧力チヤンバ14
    と、前記本体に装架された流体リザーバにして、
    バツフル17によつて互いに分離された第1の部
    分15および第2の部分16を有するリザーバ3
    と、前記第2のシール手段と前記第3のシール手
    段との間に位置づけられた前記穴の部分を前記リ
    ザーバの前記第1の部分に連結させる第1の通路
    22と、前記閉鎖された一端に隣接した前記穴の
    部分から前記リザーバの前記第2の部分へと延び
    る第2の通路24と、マスタシリンダの加圧スト
    ローク中に前記第2の通路を閉鎖するためのバル
    ブ26と、該バルブの開閉を制御するために該バ
    ルブと前記セカンダリ・ピストンとをリンク結合
    するための機械式結合装置29とを備えた流体圧
    マスタシリンダであつて、前記バルブおよび前記
    機械式結合装置が、前記セカンダリ圧力チヤンバ
    の少なくとも一部を形成する前記穴の部分の外側
    に位置づけられており、前記機械式結合装置がレ
    バー29を有しており、該レバーが、前記バルブ
    から延びて前記リザーバの前記第2の部分を通
    り、前記バツフルを越えて前記リザーバの前記第
    1の部分を通り、さらに前記第1の通路を通つ
    て、前記第2のシール手段と前記第3のシール手
    段との間に位置づけられた前記穴の区域23へと
    延び、該区域内にて前記セカンダリ・ピストンに
    係合していることを特徴とする流体圧マスタシリ
    ンダ。 2 前記本体が、前記リザーバの基部を形成する
    筒状の壁42を有しており、前記リザーバの上方
    部分は、前記筒状の壁に入れ子式に係合するプラ
    スチツク製のモールデイング53からなり、前記
    筒状の壁と前記モールデイングとの間は環状のシ
    ール44によつて封止されており、前記レバー
    は、前記筒状の壁の内側に位置づけられた前記本
    体の一部に枢架されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の流体圧マスタシリン
    ダ。 3 前記第1の通路が、前記プライマリ圧力チヤ
    ンバに関連づけられた戻し通路の一部であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の流体
    圧マスタシリンダ。
JP60221699A 1984-10-04 1985-10-04 流体圧マスタシリンダ Granted JPS61160345A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB848425106A GB8425106D0 (en) 1984-10-04 1984-10-04 Hydraulic master cylinder
GB8425106 1984-10-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61160345A JPS61160345A (ja) 1986-07-21
JPH0554467B2 true JPH0554467B2 (ja) 1993-08-12

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ID=10567709

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60221699A Granted JPS61160345A (ja) 1984-10-04 1985-10-04 流体圧マスタシリンダ

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US (1) US4688382A (ja)
EP (1) EP0177346B1 (ja)
JP (1) JPS61160345A (ja)
AU (1) AU577624B2 (ja)
BR (1) BR8504888A (ja)
DE (1) DE3568747D1 (ja)
GB (2) GB8425106D0 (ja)

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Publication number Publication date
EP0177346A2 (en) 1986-04-09
BR8504888A (pt) 1986-07-22
AU4816385A (en) 1986-04-10
JPS61160345A (ja) 1986-07-21
EP0177346A3 (en) 1986-12-10
GB2165327A (en) 1986-04-09
AU577624B2 (en) 1988-09-29
DE3568747D1 (en) 1989-04-20
GB2165327B (en) 1988-05-25
GB8524267D0 (en) 1985-11-06
GB8425106D0 (en) 1984-11-07
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