JPH0133413Y2 - - Google Patents

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JPH0133413Y2
JPH0133413Y2 JP10632681U JP10632681U JPH0133413Y2 JP H0133413 Y2 JPH0133413 Y2 JP H0133413Y2 JP 10632681 U JP10632681 U JP 10632681U JP 10632681 U JP10632681 U JP 10632681U JP H0133413 Y2 JPH0133413 Y2 JP H0133413Y2
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JP
Japan
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chamber
brake fluid
supply port
fluid pressure
hydraulic pressure
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JP10632681U
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 自動車用ブレーキ装置において、非常ブレーキ
時の制動安定性向上をはかるために、マスタシリ
ンダから前後左右車輪の各ホイールシリンダへの
ブレーキ液圧配管系統を、右側前輪と左側後輪へ
のブレーキ液圧配管と、左側前輪と右側後輪への
ブレーキ液圧配管との2系統の所謂クロス配管系
に構成する方策が採られるようになつてきた。
一般に自動車用ブレーキ装置においては、制動
時後輪側が前輪側より先にロツクすると後輪の左
右方向の路面摩擦力がほとんどなくなり、わずか
なアンバランスにより後輪側が左右方向に辷る所
謂尻振りを起し極めて危険であるので、このよう
な危険を防止する為に後輪側へのブレーキ液圧配
管系統にブレーキ液圧の制御弁を設け、ある程度
ブレーキ液圧が上昇すると該液圧制御弁が閉じ後
輪側のブレーキ液圧がそれ以上上昇しないように
しているのが普通である(例えば実開昭53−
95976号公報参照)。
このような液圧制御弁を前記のようなクロス配
管系のものに設ける場合、従来は後輪側の左右の
液圧系統にそれぞれ1個ずつ合計2個設けなけれ
ばならない。
本考案はクロス配管系のものにおいて1個の液
圧制御弁にて的確に左右後輪のブレーキ液圧を制
御し得る装置を提供することを目的とするもの
で、以下第1図の実施例につき説明する。
第1図において1は筒状の本体で、該本体1内
はボール7が移動可能なるよう遊装され前輪の左
右いずれか例えば左側前輪FLへのブレーキ液圧
が作用する後方室2と、バランスピストン8が内
装され前輪の他方側例えば右側前輪FRへのブレ
ーキ液圧が作用する前方室3とに区画され、上記
両室2,3は区画壁4に設けた連通路5にて連通
している。該連通路5にはボールシート6が設け
られ、後方室2内のボール7が前方に移動したと
き該ボール7がボールシート6に当接して連通路
5を閉塞し得るよう構成されている。
前方室3には前方の大径部31とその後方の小
径部32との間に段部33が形成され、前記前輪
右側FRのブレーキ液流入口34は大径部31に
設けられ、小径部32には前方側に後輪の左側
RLへのブレーキ液供給口35、後方側に後輪の
右側RRへのブレーキ液供給口36が設けられ、
両ブレーキ液供給口35,36間にはバランスピ
ストン8の小径部82外周が摺接して前方室3内
を更に前後に分離シールする分離シール部材9が
設けてある。バランスピストン8は前方室3の大
径部31及び小径部32に所定の隙間をもつて嵌
装される大径部81と小径部82及び前記前方室
3の段部33に所定間隙をもつて対向する段部8
3をもつ断面ほぼT字形をなし、該バランスピス
トン8の後端と前記区画壁4間にはスプリング1
1が介装されバランスピストン8を前方に押圧
し、又段部33と83の対向部のいずれか一方は
シール部材10が設けられている。
尚21は前輪の左側FLのブレーキ液流入口、
22は上記FLのホイールシリンダへのブレーキ
液供給口であり、1a,1bは本体1の前後端部
に装着された蓋体である。
上記のような構成をもつ液圧制御弁は、第2図
に示すように水平面GLに対しθだけ前上りの角
度をもつて車体側に装着されるので、通常時は該
θなる傾斜角によつてボール7は図示のように後
方室2の後部に位置し連通路5は開となり、且つ
バランスピストン8はスプリング11により前方
に押しつけられて段部33と83間には隙間が形
成されている。
この状態において、ブレーキペダルBPを踏み
込むと、マスタシリンダMCよりブレーキ液圧は
流入口21より後方室2内に流入し供給口22よ
り前輪左側FLのホイールシリンダ側に流れ、又
連通路5を通り供給口36より後輪右側RRのホ
イールシリンダ側に流れる(以上が一方のクロス
配管系となる)と共に、マスタシリンダより前輪
右側FRに流れるブレーキ液は途中で分岐して流
入口34より前方室3の大径部31内に流入し段
部33と83の間を通つて供給口35より後輪左
側RLのホイールシリンダへと流れ(以上が他方
のクロス配管系である)、上記2つのクロス配管
系は分離シール部材9により画然と分離された状
態を保つている。
以上のようにして前後左右の車輪のホイールシ
リンダが制動作動を行い減速度が生じ、該減速度
が所定値に達すると、ボール7は慣性により前方
に転動しボールシート6に当接して連通路5を閉
じ、供給口36より後輪右側RRへのブレーキ液
供給は停止し、それ以上の供給液圧上昇によつて
後方室2と前方室3の分離シール部材9より後方
部分に圧力差が生じると共に、前方室3の分離シ
ール部材9によつて分離された前、後部分に圧力
差が生じ、該圧力差によりバランスピストン8は
スプリング11をたわませて後方に摺動し、段部
33と83の隙間が零となり、供給口35よりの
後輪左側RLのホイールシリンダへの液圧供給が
停止する。
上記のようにしてブレーキ液圧上昇途中で、後
輪側の左右のホイールシリンダ部のそれ以上の液
圧上昇は停止し、これにより後輪先ロツクは完全
に防止される。
尚この場合、ボール7による連通路5の閉塞及
びバランスピストン8による段部33と83間の
隙間閉塞は、ブレーキ液圧の圧力差によつて確実
に保持される。
ブレーキペダルBPを元に戻すと、後方室2内
及び前方室3の分離シール部材9より前方部分の
液圧は低下し、ボール7は後方に、バランスピス
トン8はスプリング11により前方にそれぞれ戻
り、制動前の状態となる。
尚上記実施例では本体1の後方室2内を通つて
ブレーキ液圧が前輪左側FLのホイールシリンダ
に供給される例を示しているが、マスタシリンダ
から直接FLのホイールシリンダにブレーキ液圧
が供給されるよう配管し該配管途中から分岐して
流入口21に連結する配管を設け、該流入口21
より後方室2内に流入したブレーキ液がすべて連
通路5、供給口36を通つて後輪右側RRのホイ
ールシリンダに供給されるよう構成しても良い。
この場合は供給口22は不要であることは言う迄
もないが、該供給口22をブレーキ液注入時の空
気抜き孔(エアブリーダ)として用い、空気抜き
後盲栓で閉塞するようにすることもできる。
以上のように本考案によれば、車両の減速度を
感知して閉作動するGセンシングバルブタイプと
前後の差圧によつて閉作動するバランスピストン
バルブタイプのものを巧に組合せて1個の本体内
にまとめた構成を採ることにより、所謂クロス配
管方式のブレーキ液圧配管構造のものの後輪側制
動制御を1個の液圧制御弁にて的確に行うことが
でき、2個の液圧制御弁を必要とした従来のもの
に比し、液圧制御弁取付位置の自由度が大幅に拡
大され、取付作業の簡易化及び調整作業の著しい
簡易化をはかり得ると共に、重量軽減、コストダ
ウンをもはかることができる等、実用上多大の効
果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断側面図、第
2図は本考案の液圧制御弁を用いたブレーキ配管
系統の一例を示す説明図である。 1……本体、2……後方室、3……前方室、4
……区画壁、5……連通路、6……ボールシー
ト、7……ボール、8……バランスピストン、9
……分離シール部材、10……シール部材、11
……スプリング、21,34……ブレーキ液流入
口、22,35,36……ブレーキ液供給口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の本体内を、内部にボールを遊装した後方
    室と、前後の圧力差によつて前後方向に作動する
    バランスピストンを内装した前方室に区画し、該
    区画部に車両の減速度によるボールの前方移動に
    よつて閉塞される連通路を設け、後部室及び前方
    室前面部にマスタシリンダより前輪の左、右いず
    れか一方及び他方の各ホイールシリンダへのブレ
    ーキ液圧がそれぞれ流入する流入口をそれぞれ設
    けると共に、前方室の後部側に前記後方室と連通
    路を介して連通する後方の液圧供給口及び該後方
    の液圧供給口とは分離シール部材とバランスピス
    トンとの摺接により分離され前部室前面部に設け
    た流入口と連通する前方の液圧供給口を設け、該
    後方及び前方の液圧供給口は、後方室及び前方室
    に流入するブレーキ液圧が作用する前輪側の左右
    いずれか一方及び他方のホイールシリンダと対角
    線上の後輪側のホイールシリンダにそれぞれ連結
    され、且つ前方前方室のブレーキ液圧流入口から
    前方の液圧供給口に至る通路をバランスピストン
    の後退時閉塞する手段を設けたことを特徴とする
    自動車用ブレーキ液圧制御弁装置。
JP10632681U 1981-07-17 1981-07-17 自動車用ブレ−キ液圧制御弁装置 Granted JPS5812055U (ja)

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JP10632681U JPS5812055U (ja) 1981-07-17 1981-07-17 自動車用ブレ−キ液圧制御弁装置

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JP10632681U JPS5812055U (ja) 1981-07-17 1981-07-17 自動車用ブレ−キ液圧制御弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5812055U JPS5812055U (ja) 1983-01-26
JPH0133413Y2 true JPH0133413Y2 (ja) 1989-10-11

Family

ID=29900825

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JP10632681U Granted JPS5812055U (ja) 1981-07-17 1981-07-17 自動車用ブレ−キ液圧制御弁装置

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JPS5812055U (ja) 1983-01-26

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