JP2000135809A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2000135809A JP2000135809A JP10240604A JP24060498A JP2000135809A JP 2000135809 A JP2000135809 A JP 2000135809A JP 10240604 A JP10240604 A JP 10240604A JP 24060498 A JP24060498 A JP 24060498A JP 2000135809 A JP2000135809 A JP 2000135809A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印画ラインごとの印画ドット数の違いに起因
して、サーマルヘッドに設けられた発熱抵抗体の温度上
昇速度がばらつくために、副走査方向の印画ドット間隔
がばらつくことを防止し、これにより、白すじ発生の防
止を図る。 【解決手段】 累算部103により、印画ラインごとに
印画データGの濃度階調値の合計を算出することによ
り、タイミング制御データDT を生成する。そして、遅
延部104により、タイミング制御データDT を用い
て、ライン周期信号Sを遅延させる。駆動制御部105
は、遅延後のライン周期信号SD のタイミングにしたが
って、サーマルヘッド106の発熱抵抗素子をオンさせ
る。これにより、濃度階調値の合計が大きいとき、すな
わち発熱抵抗体の温度上昇速度が遅くなるときほど、発
熱抵抗素子をオンさせるタイミングを早くする。
して、サーマルヘッドに設けられた発熱抵抗体の温度上
昇速度がばらつくために、副走査方向の印画ドット間隔
がばらつくことを防止し、これにより、白すじ発生の防
止を図る。 【解決手段】 累算部103により、印画ラインごとに
印画データGの濃度階調値の合計を算出することによ
り、タイミング制御データDT を生成する。そして、遅
延部104により、タイミング制御データDT を用い
て、ライン周期信号Sを遅延させる。駆動制御部105
は、遅延後のライン周期信号SD のタイミングにしたが
って、サーマルヘッド106の発熱抵抗素子をオンさせ
る。これにより、濃度階調値の合計が大きいとき、すな
わち発熱抵抗体の温度上昇速度が遅くなるときほど、発
熱抵抗素子をオンさせるタイミングを早くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば熱転写プ
リンタや感熱プリンタ等、サーマルヘッドを用いた画像
形成装置に関するものである。
リンタや感熱プリンタ等、サーマルヘッドを用いた画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱転写プリンタ等の画像記録装置に使用
するサーマルヘッドとしては、例えば1ライン分の画像
記録を同時に行うタイプのものが知られている。このよ
うなサーマルヘッドには、通常、1ライン分のドット数
に相当する数の発熱抵抗体が設けられている。
するサーマルヘッドとしては、例えば1ライン分の画像
記録を同時に行うタイプのものが知られている。このよ
うなサーマルヘッドには、通常、1ライン分のドット数
に相当する数の発熱抵抗体が設けられている。
【0003】かかるサーマルヘッドでは、同時に駆動す
る発熱抵抗体の個数(以下「印画率」という)が多いと
きほど、各発熱抵抗体への供給電流が少なくなる。これ
は、印画率の大小に応じて電源とサーマルヘッドとの配
線抵抗による電圧降下量が変動し、これにより各発熱抵
抗体への印可電圧が変動するからである。各発熱抵抗体
への供給電流が変動すると、これらの発熱抵抗体の発熱
量も変動し、したがって、各ドットの記録濃度も変動す
る。そして、この濃度変動が、ライン間の濃度むらの原
因となる。
る発熱抵抗体の個数(以下「印画率」という)が多いと
きほど、各発熱抵抗体への供給電流が少なくなる。これ
は、印画率の大小に応じて電源とサーマルヘッドとの配
線抵抗による電圧降下量が変動し、これにより各発熱抵
抗体への印可電圧が変動するからである。各発熱抵抗体
への供給電流が変動すると、これらの発熱抵抗体の発熱
量も変動し、したがって、各ドットの記録濃度も変動す
る。そして、この濃度変動が、ライン間の濃度むらの原
因となる。
【0004】このため、従来のサーマルヘッドでは、印
画率に応じて駆動時間を増減することにより、濃度むら
の発生を防止していた。また、駆動時間の増減は、サー
マルヘッド制御回路からサーマルヘッドに供給する通電
パルスのパルス幅を補正することによって行っていた。
画率に応じて駆動時間を増減することにより、濃度むら
の発生を防止していた。また、駆動時間の増減は、サー
マルヘッド制御回路からサーマルヘッドに供給する通電
パルスのパルス幅を補正することによって行っていた。
【0005】図8は、従来の画像形成装置で使用される
サーマルヘッド制御回路の構成を概略的に示すブロック
図である。
サーマルヘッド制御回路の構成を概略的に示すブロック
図である。
【0006】同図において、印画データGは、FIFO
(First In First Out)メモリ801および印画率検出部
802に入力される。印画率検出部802は、印画デー
タGを用いて、同時に駆動する発熱抵抗体数を順次計数
する。この計数結果は、印画率データとして、駆動制御
部803に出力される。
(First In First Out)メモリ801および印画率検出部
802に入力される。印画率検出部802は、印画デー
タGを用いて、同時に駆動する発熱抵抗体数を順次計数
する。この計数結果は、印画率データとして、駆動制御
部803に出力される。
【0007】駆動制御部803は、ライン周期信号Sの
立ち上がりタイミングにしたがって、サーマルヘッド8
04の駆動を制御する。このとき、駆動制御部803
は、FIFOメモリ801から印画データGを入力し、
印画ドットに対応する発熱抵抗体(図示せず)には、通
電パルスを供給する。通電パルスを供給された発熱抵抗
体はオンし、ドットの記録を行う。一方、非印画ドット
(白ドット)に相当する発熱抵抗体は、通電パルスが供
給されず、オフ状態に維持されるので、ドットの記録を
行わない。
立ち上がりタイミングにしたがって、サーマルヘッド8
04の駆動を制御する。このとき、駆動制御部803
は、FIFOメモリ801から印画データGを入力し、
印画ドットに対応する発熱抵抗体(図示せず)には、通
電パルスを供給する。通電パルスを供給された発熱抵抗
体はオンし、ドットの記録を行う。一方、非印画ドット
(白ドット)に相当する発熱抵抗体は、通電パルスが供
給されず、オフ状態に維持されるので、ドットの記録を
行わない。
【0008】上述のように、印画ドットの濃度は、通電
パルスのパルス幅(すなわち通電時間)に応じて変化す
る。図8に示した駆動制御部803では、印画率検出部
802から入力した印画率データに応じてこのパルス幅
を補正することにより、印画ドット濃度の補正を行う。
すなわち、印画率が大きい場合にはパルス幅を大きく
し、印画率が小さい場合にはパルス幅を小さくすること
により、印画率の変動に起因するライン間の濃度むらを
防止することができる。
パルスのパルス幅(すなわち通電時間)に応じて変化す
る。図8に示した駆動制御部803では、印画率検出部
802から入力した印画率データに応じてこのパルス幅
を補正することにより、印画ドット濃度の補正を行う。
すなわち、印画率が大きい場合にはパルス幅を大きく
し、印画率が小さい場合にはパルス幅を小さくすること
により、印画率の変動に起因するライン間の濃度むらを
防止することができる。
【0009】通電パルスのパルス幅を補正することによ
って濃度むらを防止できる理由について、図9のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
って濃度むらを防止できる理由について、図9のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
【0010】図9に示したように、ライン周期信号
S1 ,S2 ,S4 の立ち上がりタイミングでは、1個の
発熱抵抗体(「発熱抵抗体1」と記す)のみに通電パル
ス(パルス幅をt1 とする)が供給され、他の発熱抵抗
体には通電パルスは供給されない。このとき、サーマル
ヘッド804への印可電圧は、若干低下する。通電パル
スを供給することにより、発熱抵抗体1の温度αが、上
昇を開始する。そして、発熱抵抗体1の温度αが温度し
きい値αf 以上であるときに、印画が行われる。ここで
は、α≧αf となる時間をT1 とする。すなわち、1個
の発熱抵抗体のみをオンする場合、印画時間をT1 とす
るためには、通電パルスのパルス幅をt1 とすればよ
い。
S1 ,S2 ,S4 の立ち上がりタイミングでは、1個の
発熱抵抗体(「発熱抵抗体1」と記す)のみに通電パル
ス(パルス幅をt1 とする)が供給され、他の発熱抵抗
体には通電パルスは供給されない。このとき、サーマル
ヘッド804への印可電圧は、若干低下する。通電パル
スを供給することにより、発熱抵抗体1の温度αが、上
昇を開始する。そして、発熱抵抗体1の温度αが温度し
きい値αf 以上であるときに、印画が行われる。ここで
は、α≧αf となる時間をT1 とする。すなわち、1個
の発熱抵抗体のみをオンする場合、印画時間をT1 とす
るためには、通電パルスのパルス幅をt1 とすればよ
い。
【0011】一方、ライン周期信号S3 の立ち上がりタ
イミングでは、複数個の発熱抵抗体がオンする。この場
合には、サーマルヘッド804の印可電圧低下量は、発
熱抵抗体1のみをオンする場合よりも大きくなる。この
ため、各発熱抵抗体の温度上昇速度は、発熱抵抗体1の
みをオンする場合よりも遅くなる。したがって、転写の
ための加熱時間をT1 とする(すなわち、発熱抵抗体1
のみをオンする場合と同一のドット濃度を得る)ために
は、通電パルスのパルス幅をt1 よりも長くすればよい
(図9ではt1 +Δt1 と記す)。ここで、サーマルヘ
ッド804の印可電圧低下量は、同時にオンする発熱抵
抗体の個数(すなわち印画率)に依存する。したがっ
て、補正値Δt1 を印画率に応じて適宜決定することに
より、ドット濃度むらを抑制することが可能となる。
イミングでは、複数個の発熱抵抗体がオンする。この場
合には、サーマルヘッド804の印可電圧低下量は、発
熱抵抗体1のみをオンする場合よりも大きくなる。この
ため、各発熱抵抗体の温度上昇速度は、発熱抵抗体1の
みをオンする場合よりも遅くなる。したがって、転写の
ための加熱時間をT1 とする(すなわち、発熱抵抗体1
のみをオンする場合と同一のドット濃度を得る)ために
は、通電パルスのパルス幅をt1 よりも長くすればよい
(図9ではt1 +Δt1 と記す)。ここで、サーマルヘ
ッド804の印可電圧低下量は、同時にオンする発熱抵
抗体の個数(すなわち印画率)に依存する。したがっ
て、補正値Δt1 を印画率に応じて適宜決定することに
より、ドット濃度むらを抑制することが可能となる。
【0012】なお、図9では2値画像の記録を行う場合
について説明したが、中間調記録を行う場合には、駆動
制御部803(図8参照)は、1個の発熱抵抗体のみを
オンするときの通電パルスのパルス幅を、濃度階調が大
きいときほど長くする。したがって、パルス幅の補正値
も、濃度階調ごとに決定すればよい。
について説明したが、中間調記録を行う場合には、駆動
制御部803(図8参照)は、1個の発熱抵抗体のみを
オンするときの通電パルスのパルス幅を、濃度階調が大
きいときほど長くする。したがって、パルス幅の補正値
も、濃度階調ごとに決定すればよい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示したような従来の画像形成回路には、以下のような理
由により、副走査方向における印画ドット間の距離が変
動するという欠点があった。この欠点は、印画によって
得られた画像に白すじを発生させ、画質劣化の原因とな
る。
示したような従来の画像形成回路には、以下のような理
由により、副走査方向における印画ドット間の距離が変
動するという欠点があった。この欠点は、印画によって
得られた画像に白すじを発生させ、画質劣化の原因とな
る。
【0014】上述したように、発熱抵抗体の温度上昇
は、印画率が大きいときほど遅くなる。したがって、ラ
イン周期信号Sの立ち上がりタイミングからα≧αf と
なるまで(すなわち記録が開始されるまで)の所要時間
は、印画率が大きいときほど長くなる。このため、副走
査方向の印画ドット間隔は、先に印画されたラインの印
画率と後に印画されたラインの印画率と差に応じて変動
する。
は、印画率が大きいときほど遅くなる。したがって、ラ
イン周期信号Sの立ち上がりタイミングからα≧αf と
なるまで(すなわち記録が開始されるまで)の所要時間
は、印画率が大きいときほど長くなる。このため、副走
査方向の印画ドット間隔は、先に印画されたラインの印
画率と後に印画されたラインの印画率と差に応じて変動
する。
【0015】例えば、図9に示した場合において、各印
画ドットの距離を順にx1 ,x2 ,x3 とすると、x2
>x1 >x3 となる。そして、この距離x2 は、両印画
ドットを印画する際の印画率の差が大きいほど、大きく
なる。
画ドットの距離を順にx1 ,x2 ,x3 とすると、x2
>x1 >x3 となる。そして、この距離x2 は、両印画
ドットを印画する際の印画率の差が大きいほど、大きく
なる。
【0016】また、副走査方向における印画ドット間
の距離は、両印画ドットを印画する際の印画濃度の差に
も依存する。上述したように、中間調記録を行う場合に
は、濃度階調が大きい場合ほど通電パルスのパルス幅を
長くする。したがって、印画ドットの中心点は、濃度階
調が大きい場合ほど副走査方向にずれることになる。
の距離は、両印画ドットを印画する際の印画濃度の差に
も依存する。上述したように、中間調記録を行う場合に
は、濃度階調が大きい場合ほど通電パルスのパルス幅を
長くする。したがって、印画ドットの中心点は、濃度階
調が大きい場合ほど副走査方向にずれることになる。
【0017】図10は、副走査方向に連続する2個の印
画ドットの濃度差とドット間隔との関係を概念的に示す
図であり、(A)は両印画ドットの濃度が同一の場合、
(B)は後の印画ドットの濃度の方が高い場合、(C)
は先の印画ドットの濃度の方が高い場合を、それぞれ示
している。尚、印画時において、印画紙は図10におい
て右から左へ移動する。
画ドットの濃度差とドット間隔との関係を概念的に示す
図であり、(A)は両印画ドットの濃度が同一の場合、
(B)は後の印画ドットの濃度の方が高い場合、(C)
は先の印画ドットの濃度の方が高い場合を、それぞれ示
している。尚、印画時において、印画紙は図10におい
て右から左へ移動する。
【0018】同図に示したように、濃度の高い印画ドッ
トD4 ,D5 は、濃度の低い印画ドットD1 ,D2 ,D
3 ,D6 よりも、通電パルスのパルス幅が長い分だけ、
副走査方向の径が長くなる。したがって、印画ドットD
4 ,D5 の中心点O4 ,O5の位置は、濃度の低い印画
ドットD1 ,D2 ,D3 ,D6 の中心点O1 ,O2 ,O
3 ,O6 よりも後の印画ドット寄りにずれる。このた
め、後で印画される印画ドットの濃度の方が高い場合の
ドット間隔x5 は、濃度が同一の場合のドット間隔x4
よりも大きくなり、また、先に印画される印画ドットの
濃度の方が高い場合のドット間隔x6 は、濃度が同一の
場合のドット間隔x4 よりも小さくなる。そして、x5
とx4 との差およびx5 とx6 との差は、両ドットの濃
度差に応じて変動する。
トD4 ,D5 は、濃度の低い印画ドットD1 ,D2 ,D
3 ,D6 よりも、通電パルスのパルス幅が長い分だけ、
副走査方向の径が長くなる。したがって、印画ドットD
4 ,D5 の中心点O4 ,O5の位置は、濃度の低い印画
ドットD1 ,D2 ,D3 ,D6 の中心点O1 ,O2 ,O
3 ,O6 よりも後の印画ドット寄りにずれる。このた
め、後で印画される印画ドットの濃度の方が高い場合の
ドット間隔x5 は、濃度が同一の場合のドット間隔x4
よりも大きくなり、また、先に印画される印画ドットの
濃度の方が高い場合のドット間隔x6 は、濃度が同一の
場合のドット間隔x4 よりも小さくなる。そして、x5
とx4 との差およびx5 とx6 との差は、両ドットの濃
度差に応じて変動する。
【0019】このような理由により、印画率の小さいラ
インと大きいラインとが隣接する場合や、濃度の小さい
ラインと大きいラインとが隣接する場合には、画像に白
すじが発生してしまうのである。
インと大きいラインとが隣接する場合や、濃度の小さい
ラインと大きいラインとが隣接する場合には、画像に白
すじが発生してしまうのである。
【0020】この発明は、このような課題に鑑みてなさ
れたものであり、通電パルスのパルス幅によって濃度補
正を行うことができ且つ白すじの発生を防止することが
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
れたものであり、通電パルスのパルス幅によって濃度補
正を行うことができ且つ白すじの発生を防止することが
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係る画
像形成装置は、複数の発熱抵抗体が配列されるサーマル
ヘッドと、入力された印画データに基づいて、複数の発
熱体の通電比率を算出し、印画率データを生成する印画
率検出回路と、印画データおよび印画率データに基づい
て発熱抵抗体の通電パルス期間を設定する通電パルス期
間設定回路と、印画率データに基づいて発熱抵抗体の通
電開始タイミングを設定するタイミング設定回路と、通
電パルス期間および通電開始タイミングに基づいて、複
数の発熱抵抗体の通電を制御する制御回路とを有する。
像形成装置は、複数の発熱抵抗体が配列されるサーマル
ヘッドと、入力された印画データに基づいて、複数の発
熱体の通電比率を算出し、印画率データを生成する印画
率検出回路と、印画データおよび印画率データに基づい
て発熱抵抗体の通電パルス期間を設定する通電パルス期
間設定回路と、印画率データに基づいて発熱抵抗体の通
電開始タイミングを設定するタイミング設定回路と、通
電パルス期間および通電開始タイミングに基づいて、複
数の発熱抵抗体の通電を制御する制御回路とを有する。
【0022】このような構成によれば、印画データおよ
び印画率データの値に応じて通電開示タイミングを制御
することができるので、画像の白すじ発生を抑制するこ
とが可能となる。
び印画率データの値に応じて通電開示タイミングを制御
することができるので、画像の白すじ発生を抑制するこ
とが可能となる。
【0023】(2)この発明に係る画像形成装置におい
ては、印画データが多階調の印画データであり、タイミ
ング設定回路が1ラインにおける印画データの各階調の
通電比率の合計に基づいて通電開始タイミングを設定す
ることが望ましい。
ては、印画データが多階調の印画データであり、タイミ
ング設定回路が1ラインにおける印画データの各階調の
通電比率の合計に基づいて通電開始タイミングを設定す
ることが望ましい。
【0024】これにより、多階調の印画を行う場合に、
印画濃度および印画率の両方を考慮して通電開示タイミ
ングを制御することができる。
印画濃度および印画率の両方を考慮して通電開示タイミ
ングを制御することができる。
【0025】(3)この発明に係る画像形成装置におい
ては、印画データは第0階調から第m階調までの多階調
の印画データであり、タイミング設定回路が1ラインに
おける印画データの第1階調の通電比率に基づいて通電
開始タイミングを設定することが望ましい。
ては、印画データは第0階調から第m階調までの多階調
の印画データであり、タイミング設定回路が1ラインに
おける印画データの第1階調の通電比率に基づいて通電
開始タイミングを設定することが望ましい。
【0026】これにより、多階調の印画を行う場合に、
多階調の印画を行う場合に、印画濃度を考慮して通電開
示タイミングを制御することができる。
多階調の印画を行う場合に、印画濃度を考慮して通電開
示タイミングを制御することができる。
【0027】(4)この発明に係る画像形成装置におい
ては、通電パルス期間設定回路は、印画率データが大き
いほど長い通電パルス期間を設定することが望ましい。
ては、通電パルス期間設定回路は、印画率データが大き
いほど長い通電パルス期間を設定することが望ましい。
【0028】これにより、印画率の変化に伴う濃度むら
の発生を防止することができる。
の発生を防止することができる。
【0029】(5)この発明に係る画像形成装置におい
て、タイミング設定回路は、印画率データが小さいほど
遅延するように通電開始タイミングを設定することが望
ましい。
て、タイミング設定回路は、印画率データが小さいほど
遅延するように通電開始タイミングを設定することが望
ましい。
【0030】これにより、濃度むらの発生を防止するこ
とが可能である。
とが可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
【0032】第1の実施の形態 図1は、この実施の形態に係る画像形成装置の要部構成
を概略的に示すブロック図である。
を概略的に示すブロック図である。
【0033】同図に示したように、この実施の形態の画
像形成装置に係るサーマルヘッド制御回路100は、F
IFOメモリ101、印画率検出部102、累算部10
3、遅延部104および駆動制御部105を備えてい
る。
像形成装置に係るサーマルヘッド制御回路100は、F
IFOメモリ101、印画率検出部102、累算部10
3、遅延部104および駆動制御部105を備えてい
る。
【0034】FIFOメモリ101は、サーマルヘッド
制御回路100の外部から入力された印画データGを順
次格納する。このFIFOメモリ101に格納された印
画データGは、駆動制御部105によって、順次読み出
される。
制御回路100の外部から入力された印画データGを順
次格納する。このFIFOメモリ101に格納された印
画データGは、駆動制御部105によって、順次読み出
される。
【0035】なお、この実施の形態では、印画データG
としてm階調(mは自然数)の中間調データを使用した
場合を例に採って説明する。
としてm階調(mは自然数)の中間調データを使用した
場合を例に採って説明する。
【0036】印画率検出部102は、外部から入力され
た印画データGを、クロックCKおよび階調周期信号L
で与えられる周期にしたがって取り込む。そして印画率
検出部102は印画データGに基づいて、各階調ごとの
印画率を算出する。この算出結果は、印画率データDG
として出力される。
た印画データGを、クロックCKおよび階調周期信号L
で与えられる周期にしたがって取り込む。そして印画率
検出部102は印画データGに基づいて、各階調ごとの
印画率を算出する。この算出結果は、印画率データDG
として出力される。
【0037】累算部103は、印画データGを、ライン
周期信号Sで与えられる周期にしたがって1ライン単位
で取り込む。そして、累算部103は、印画データGに
基づいて、各ラインごとに濃度階調値の合計を算出す
る。この算出値は、タイミング制御データDT として出
力される。
周期信号Sで与えられる周期にしたがって1ライン単位
で取り込む。そして、累算部103は、印画データGに
基づいて、各ラインごとに濃度階調値の合計を算出す
る。この算出値は、タイミング制御データDT として出
力される。
【0038】遅延部104は、この発明の「通電開始信
号」としてのライン周期信号Sを、タイミング制御デー
タDT を用いて遅延させ、遅延後のライン周期信号SD
を出力する。
号」としてのライン周期信号Sを、タイミング制御デー
タDT を用いて遅延させ、遅延後のライン周期信号SD
を出力する。
【0039】駆動制御部105は、遅延後のライン周期
信号SD で与えられたタイミングにしたがって、発熱抵
抗体に通電パルスP1 〜Pn を供給する。また、駆動制
御部105は、印画率データDG に基づいてこの通電パ
ルスP1 〜Pn のパルス幅を、補正した値として出力す
る。
信号SD で与えられたタイミングにしたがって、発熱抵
抗体に通電パルスP1 〜Pn を供給する。また、駆動制
御部105は、印画率データDG に基づいてこの通電パ
ルスP1 〜Pn のパルス幅を、補正した値として出力す
る。
【0040】サーマルヘッド106は、サーマルヘッド
制御回路100に接続されており、主走査方向に配設さ
れたn個の発熱抵抗体(図示せず)を有している。
制御回路100に接続されており、主走査方向に配設さ
れたn個の発熱抵抗体(図示せず)を有している。
【0041】n個の発熱抵抗体には、それぞれ通電パル
スP1 〜Pn が供給される。
スP1 〜Pn が供給される。
【0042】次に、この実施の形態に係る画像形成装置
の動作について、図1〜図5を用いて説明する。図5
は、図1に示した画像形成装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。
の動作について、図1〜図5を用いて説明する。図5
は、図1に示した画像形成装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【0043】この画像形成装置には、ライン周期信号S
が外部から入力される。さらに、画像形成装置には、各
ラインの印画データGがクロックCKのタイミングにし
たがって入力される。この各ラインの印画データGとし
ては、まず、最初の階調周期信号Lに続いて1階調目の
印画データGが1ライン分入力される。次に、2番目の
階調周期信号Lに続いて2階調目の印画データGが1ラ
イン分入力される。以下、同様にして、3階調目〜m階
調目の印画データGが、階調周期信号に続いて順次入力
される。これらの印画データGは、FIFOメモリ10
1に順次格納される。
が外部から入力される。さらに、画像形成装置には、各
ラインの印画データGがクロックCKのタイミングにし
たがって入力される。この各ラインの印画データGとし
ては、まず、最初の階調周期信号Lに続いて1階調目の
印画データGが1ライン分入力される。次に、2番目の
階調周期信号Lに続いて2階調目の印画データGが1ラ
イン分入力される。以下、同様にして、3階調目〜m階
調目の印画データGが、階調周期信号に続いて順次入力
される。これらの印画データGは、FIFOメモリ10
1に順次格納される。
【0044】印画データGは、各階調においてどの発熱
抵抗体が通電されるかを示すデータである。印画データ
Gは、0又は1で表される。印画データG=0は、非通
電を意味する。印画データG=1は通電を意味する。
抵抗体が通電されるかを示すデータである。印画データ
Gは、0又は1で表される。印画データG=0は、非通
電を意味する。印画データG=1は通電を意味する。
【0045】図5を用いて、印画データGに関して具体
的に説明する。印画データGは、各階調毎に発熱抵抗体
の数(n個)だけ出力される。1ライン目の1階調目に
おいて、印画データGは1,0,0,0,0,0,・・
・,0である。これは、1番目の発熱抵抗体に対応する
印画データGが1であることを示している。そして、こ
れは、2番目からn番目の発熱抵抗体の発熱抵抗体に対
応する印画データが0であることを示している。
的に説明する。印画データGは、各階調毎に発熱抵抗体
の数(n個)だけ出力される。1ライン目の1階調目に
おいて、印画データGは1,0,0,0,0,0,・・
・,0である。これは、1番目の発熱抵抗体に対応する
印画データGが1であることを示している。そして、こ
れは、2番目からn番目の発熱抵抗体の発熱抵抗体に対
応する印画データが0であることを示している。
【0046】1ライン目の2階調目からm階調目まで
も、1階調目と同じデータであると仮定する。その場
合、1ライン目において、1番目の発熱抵抗体はm階調
まで通電され、2番目からn番目の発熱抵抗体は通電さ
れないことになる。即ち、1ライン目は階調mの印画ド
ットが1つ印画されることになる。
も、1階調目と同じデータであると仮定する。その場
合、1ライン目において、1番目の発熱抵抗体はm階調
まで通電され、2番目からn番目の発熱抵抗体は通電さ
れないことになる。即ち、1ライン目は階調mの印画ド
ットが1つ印画されることになる。
【0047】印画率検出部102(図2参照)の加算器
201は、各階調において印画データGを1ドット分入
力するたびに、この入力値をラッチ202の保持値に加
算する。また、ラッチ202は、加算器201の出力値
を、クロックCKの立ち上がりタイミングで順次保持す
る。そして、ラッチ202は、この保持値を、印画率デ
ータDG として出力する。ここで、ラッチ202の保持
値は、階調周期信号Lの立ち下がりタイミングでクリア
される。したがって、印画率データDG は、1ラインの
うちの1階調分の印画データGが入力されるたびにクリ
アされることになる。駆動制御部105が印画率データ
DG を有効と判断する期間は、1ラインの第nドットの
印画データGにおけるクロックの立ち上がりから階調周
期信号のたち下がりまでである。即ち、図5の印画率デ
ータDG に示されるように、各階調の有効期間における
印画率検出部102の出力が印画率データDG として採
用される。このため、印画率データDG は、1ライン分
の印画データGのうち、1階調分の印画データGに対す
る発熱抵抗体の通電個数と一致する。
201は、各階調において印画データGを1ドット分入
力するたびに、この入力値をラッチ202の保持値に加
算する。また、ラッチ202は、加算器201の出力値
を、クロックCKの立ち上がりタイミングで順次保持す
る。そして、ラッチ202は、この保持値を、印画率デ
ータDG として出力する。ここで、ラッチ202の保持
値は、階調周期信号Lの立ち下がりタイミングでクリア
される。したがって、印画率データDG は、1ラインの
うちの1階調分の印画データGが入力されるたびにクリ
アされることになる。駆動制御部105が印画率データ
DG を有効と判断する期間は、1ラインの第nドットの
印画データGにおけるクロックの立ち上がりから階調周
期信号のたち下がりまでである。即ち、図5の印画率デ
ータDG に示されるように、各階調の有効期間における
印画率検出部102の出力が印画率データDG として採
用される。このため、印画率データDG は、1ライン分
の印画データGのうち、1階調分の印画データGに対す
る発熱抵抗体の通電個数と一致する。
【0048】累算部103(図3参照)の加算器301
は、印画データGを1ドット分入力するたびに、この入
力値をラッチ302の保持値に加算する。また、ラッチ
302は、加算器301の出力値を、クロックCKの立
ち上がりタイミングで順次保持する。そして、ラッチ3
02は、この保持値を、タイミング制御データDT とし
て出力する。また、上述したように、ラッチ302は、
ライン周期信号Sの立ち下がりタイミングでクリアされ
る。したがって、タイミング制御データDT は、1ライ
ン分の印画データG(すなわち、1階調目〜m階調目の
すべての印画データG)が入力されるたびにクリアされ
る。このため、タイミング制御データDT は、1ライン
分の全階調の印画率データの合計と一致する。即ち、タ
イミング制御データDT は、1ライン分の各印画ドット
の階調値(濃度値)の合計と一致する。
は、印画データGを1ドット分入力するたびに、この入
力値をラッチ302の保持値に加算する。また、ラッチ
302は、加算器301の出力値を、クロックCKの立
ち上がりタイミングで順次保持する。そして、ラッチ3
02は、この保持値を、タイミング制御データDT とし
て出力する。また、上述したように、ラッチ302は、
ライン周期信号Sの立ち下がりタイミングでクリアされ
る。したがって、タイミング制御データDT は、1ライ
ン分の印画データG(すなわち、1階調目〜m階調目の
すべての印画データG)が入力されるたびにクリアされ
る。このため、タイミング制御データDT は、1ライン
分の全階調の印画率データの合計と一致する。即ち、タ
イミング制御データDT は、1ライン分の各印画ドット
の階調値(濃度値)の合計と一致する。
【0049】遅延部104(図4参照)のカウンタ40
1は、ライン周期信号Sの立ち上がりタイミングでタイ
ミング制御データDT をロードする。そして、このタイ
ミング制御データDT が示す値を初期値としてカウント
アップを行い、カウント値を出力する。コンパレータ4
02は、このカウント値が所定値D0 と一致したとき
に、ライン周期信号SD を出力する。これにより、ライ
ン周期信号Sを遅延させた信号SD を生成することがで
きる。この遅延時間は、タイミング制御データDT の値
が大きいときほど、短くなる。
1は、ライン周期信号Sの立ち上がりタイミングでタイ
ミング制御データDT をロードする。そして、このタイ
ミング制御データDT が示す値を初期値としてカウント
アップを行い、カウント値を出力する。コンパレータ4
02は、このカウント値が所定値D0 と一致したとき
に、ライン周期信号SD を出力する。これにより、ライ
ン周期信号Sを遅延させた信号SD を生成することがで
きる。この遅延時間は、タイミング制御データDT の値
が大きいときほど、短くなる。
【0050】次に、駆動制御部105が、以下のように
して、印画データG、印画率データDG およびライン周
期信号SD を用いたサーマルヘッド106の制御を行
い、図示しない印画紙に対する印画を行う。
して、印画データG、印画率データDG およびライン周
期信号SD を用いたサーマルヘッド106の制御を行
い、図示しない印画紙に対する印画を行う。
【0051】まず、ライン周期信号S1 (信号Sの最初
のクロック)が入力されると、駆動制御部105は、F
IFOメモリ101から1ライン目の印画データGを入
力する。すなわち、この駆動制御部105は、階調周期
信号Lに基づいて、1階調目〜m階調目の印画データG
を順次入力する。これと同時に、駆動制御部105は、
各階調の印画率データDG を順次入力する。そして、印
画率データDG を用いて、1階調目〜m階調目の各記録
における通電パルスのパルス幅をそれぞれ決定する。
のクロック)が入力されると、駆動制御部105は、F
IFOメモリ101から1ライン目の印画データGを入
力する。すなわち、この駆動制御部105は、階調周期
信号Lに基づいて、1階調目〜m階調目の印画データG
を順次入力する。これと同時に、駆動制御部105は、
各階調の印画率データDG を順次入力する。そして、印
画率データDG を用いて、1階調目〜m階調目の各記録
における通電パルスのパルス幅をそれぞれ決定する。
【0052】同様に、画像形成装置にライン周期信号S
2 (信号Sの2番目のクロック)が入力されると、駆動
制御部105は、2ライン目の画像データGと印画率デ
ータDG とを順次入力し、これらのデータG,DG を用
いて、1階調目〜m階調目の各記録における通電パルス
のパルス幅をそれぞれ決定する。
2 (信号Sの2番目のクロック)が入力されると、駆動
制御部105は、2ライン目の画像データGと印画率デ
ータDG とを順次入力し、これらのデータG,DG を用
いて、1階調目〜m階調目の各記録における通電パルス
のパルス幅をそれぞれ決定する。
【0053】ここで、駆動制御部105にはライン周期
信号S2 から時間τ1 だけ遅れて、遅延部104が生成
したライン周期信号SD1が入力される。このライン周期
信号SD1の立ち上がりタイミングで、駆動制御部105
が1ライン目の印画を開始する。1ライン目の印画にお
いては、駆動制御部105は、まず、サーマルヘッド1
06の発熱抵抗体に通電パルスを印可することにより、
1階調目の印画を行う。そして、1階調目の印画が終わ
ると、直ちに2階調目の印画を実行し、以下同様にして
3階調目以降の印画を順次実行する。なお、各階調の印
画における通電パルスのパルス幅(通電パルス期間)
は、印画率データDG を用いて決定される。
信号S2 から時間τ1 だけ遅れて、遅延部104が生成
したライン周期信号SD1が入力される。このライン周期
信号SD1の立ち上がりタイミングで、駆動制御部105
が1ライン目の印画を開始する。1ライン目の印画にお
いては、駆動制御部105は、まず、サーマルヘッド1
06の発熱抵抗体に通電パルスを印可することにより、
1階調目の印画を行う。そして、1階調目の印画が終わ
ると、直ちに2階調目の印画を実行し、以下同様にして
3階調目以降の印画を順次実行する。なお、各階調の印
画における通電パルスのパルス幅(通電パルス期間)
は、印画率データDG を用いて決定される。
【0054】続いて、画像形成装置にライン周期信号S
3 (信号Sの3番目のクロック)が入力されると、駆動
制御部105は、3ライン目の画像データGと印画率デ
ータDG とを順次入力し、これらのデータG,DG を用
いて、1階調目〜m階調目の各記録における通電パルス
のパルス幅をそれぞれ決定する。
3 (信号Sの3番目のクロック)が入力されると、駆動
制御部105は、3ライン目の画像データGと印画率デ
ータDG とを順次入力し、これらのデータG,DG を用
いて、1階調目〜m階調目の各記録における通電パルス
のパルス幅をそれぞれ決定する。
【0055】さらに、ライン周期信号S3 から時間τ2
だけ遅れてライン周期信号SD2が入力されると、駆動制
御部105は、このライン周期信号SD2の立ち上がりタ
イミングで、2ライン目の印画を開始する。ここでも、
各階調の印画における通電パルスのパルス幅は、印画率
データDG を用いて決定される。
だけ遅れてライン周期信号SD2が入力されると、駆動制
御部105は、このライン周期信号SD2の立ち上がりタ
イミングで、2ライン目の印画を開始する。ここでも、
各階調の印画における通電パルスのパルス幅は、印画率
データDG を用いて決定される。
【0056】以下同様にして、駆動制御部105によ
り、4ライン目以降の印画が行われる。
り、4ライン目以降の印画が行われる。
【0057】このように、この実施の形態では、累算部
103および遅延部104を設けて、各ラインの印画開
始タイミングを、各印画ドットの階調値(濃度値)の合
計(印画データGの1ラインの各階調ごとの印画率の合
計)に応じて制御している。すなわち、この実施の形態
では、印画濃度および印画率の両方を考慮して通電開示
タイミングを制御している。したがって、隣接する印画
ラインどうしの印画率の差や濃度の差が大きいような場
合でも、印画ドット間隔が変化してしまうことがない。
103および遅延部104を設けて、各ラインの印画開
始タイミングを、各印画ドットの階調値(濃度値)の合
計(印画データGの1ラインの各階調ごとの印画率の合
計)に応じて制御している。すなわち、この実施の形態
では、印画濃度および印画率の両方を考慮して通電開示
タイミングを制御している。したがって、隣接する印画
ラインどうしの印画率の差や濃度の差が大きいような場
合でも、印画ドット間隔が変化してしまうことがない。
【0058】したがって、この実施の形態によれば、各
ラインの印画ドット間隔を均一にすることができ、これ
により、白すじの発生を防止することができる。
ラインの印画ドット間隔を均一にすることができ、これ
により、白すじの発生を防止することができる。
【0059】第2の実施の形態 図6は、この実施の形態に係る画像形成装置の要部構成
を概略的に示すブロック図である。
を概略的に示すブロック図である。
【0060】図6において、サーマルヘッド制御回路6
00のFIFOメモリ101、印画率検出部102およ
び駆動制御部105の構成並びにサーマルヘッド106
の構成は、図1の場合と同様である。
00のFIFOメモリ101、印画率検出部102およ
び駆動制御部105の構成並びにサーマルヘッド106
の構成は、図1の場合と同様である。
【0061】また、遅延部104も、図1の場合と同様
の構成を備えているが、ライン周期信号Sに代えて第1
階調印画率ロード信号L1 (後述)を入力する点と、タ
イミング制御データDT に代えて印画率データDG を入
力する点とで、図1の場合と異なる。
の構成を備えているが、ライン周期信号Sに代えて第1
階調印画率ロード信号L1 (後述)を入力する点と、タ
イミング制御データDT に代えて印画率データDG を入
力する点とで、図1の場合と異なる。
【0062】すなわち、この実施の形態に係る画像形成
装置は、累算部103を備えていない点等において、上
述の第1の実施の形態と異なる。
装置は、累算部103を備えていない点等において、上
述の第1の実施の形態と異なる。
【0063】次に、この実施の形態に係る画像形成装置
の動作について、図7を用いて説明する。図7は、図6
に示した画像形成装置の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
の動作について、図7を用いて説明する。図7は、図6
に示した画像形成装置の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【0064】サーマルヘッド制御回路600に、ライン
周期信号Sおよび印画データGが外部から順次入力さ
れ、上述の第1の実施の形態と同様、FIFOメモリ1
01に格納される。また、サーマルヘッド制御回路60
0には、各ラインの1階調目の印画データGの入力が終
わる度に、第1階調印画率ロード信号L1 が入力され
る。
周期信号Sおよび印画データGが外部から順次入力さ
れ、上述の第1の実施の形態と同様、FIFOメモリ1
01に格納される。また、サーマルヘッド制御回路60
0には、各ラインの1階調目の印画データGの入力が終
わる度に、第1階調印画率ロード信号L1 が入力され
る。
【0065】印画率検出部102は、第1の実施の形態
と同様にして、印画率データDG を生成し、出力する。
と同様にして、印画率データDG を生成し、出力する。
【0066】また、遅延部104は、第1階調印画率ロ
ード信号L1 の立ち上がりタイミングで印画率データD
G をロードする。そして、この印画率データDG が示す
値を初期値としてカウントアップを行い、このカウント
値が所定値D0 と一致したときに、ライン周期信号SD
を出力する。これにより、ライン周期信号Sを遅延させ
た信号SD を生成することができる。この遅延時間は、
印画率データDG の値が大きいときほど、短くなる。
ード信号L1 の立ち上がりタイミングで印画率データD
G をロードする。そして、この印画率データDG が示す
値を初期値としてカウントアップを行い、このカウント
値が所定値D0 と一致したときに、ライン周期信号SD
を出力する。これにより、ライン周期信号Sを遅延させ
た信号SD を生成することができる。この遅延時間は、
印画率データDG の値が大きいときほど、短くなる。
【0067】次に、駆動制御部105が、第1の実施の
形態と同様の動作により、印画データG、印画率データ
DG およびライン周期信号SD を用いたサーマルヘッド
106の制御を行い、図示しない印画紙に対する印画を
行う。
形態と同様の動作により、印画データG、印画率データ
DG およびライン周期信号SD を用いたサーマルヘッド
106の制御を行い、図示しない印画紙に対する印画を
行う。
【0068】なお、この実施の形態でも、第1の実施の
形態と同様、各階調の印画における通電パルスのパルス
幅は、印画率データDG を用いて決定される。
形態と同様、各階調の印画における通電パルスのパルス
幅は、印画率データDG を用いて決定される。
【0069】このように、この実施の形態では、遅延部
104を用いて、各ラインの印画開始タイミングを、各
印画ラインの1階調目の印画率に応じて制御している。
ここで、第2の実施の形態の装置は、各印画ラインの1
階調目の印画率、即ち各印画ラインの印画開始時点の印
画率に応じて通電開示タイミングを制御している。した
がって、各ドットの印画開始位置が補正される。
104を用いて、各ラインの印画開始タイミングを、各
印画ラインの1階調目の印画率に応じて制御している。
ここで、第2の実施の形態の装置は、各印画ラインの1
階調目の印画率、即ち各印画ラインの印画開始時点の印
画率に応じて通電開示タイミングを制御している。した
がって、各ドットの印画開始位置が補正される。
【0070】このようにして、この実施の形態によれ
ば、各ラインの印画ドットの印画開始位置をほぼ均一に
することができ、これにより、白すじの発生を防止する
ことができる。
ば、各ラインの印画ドットの印画開始位置をほぼ均一に
することができ、これにより、白すじの発生を防止する
ことができる。
【0071】また、遅延部104を追加するだけでよい
ので、回路構成が簡単であり、低コストで実現すること
ができる。
ので、回路構成が簡単であり、低コストで実現すること
ができる。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、通電パルスのパルス幅によって濃度補正を行う
ことができ且つ白すじの発生を防止することができる画
像形成装置を提供することができる。
よれば、通電パルスのパルス幅によって濃度補正を行う
ことができ且つ白すじの発生を防止することができる画
像形成装置を提供することができる。
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を
概略的に示すブロック図である。
概略的に示すブロック図である。
【図2】図1に示した印画率検出部の内部構成例を示す
回路図である。
回路図である。
【図3】図1に示した累算部の内部構成例を示す回路図
である。
である。
【図4】図1に示した遅延部の内部構成例を示す回路図
である。
である。
【図5】図1に示した画像形成装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
めのタイミングチャートである。
【図6】第2の実施の形態にかかる画像形成装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
を概略的に示すブロック図である。
【図7】図6に示した画像形成装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
めのタイミングチャートである。
【図8】従来の画像形成装置の構成を概略的に示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図9】従来の画像形成装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図10】従来の画像形成装置を説明するための概念図
である。
である。
100,600 サーマルヘッド制御回路 101 FIFOメモリ 102 印画率検出部 103 累算部 104 遅延部 105 駆動制御部 106 サーマルヘッド 201,301 加算器 202,302 ラッチ 401 カウンタ 402 コンパレータ
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の発熱抵抗体が配列されるサーマル
ヘッドと、 入力された印画データに基づいて、前記複数の発熱体の
通電比率を算出し、印画率データを生成する印画率検出
回路と、 前記印画データおよび前記印画率データに基づいて前記
発熱抵抗体の通電パルス期間を設定する通電パルス期間
設定回路と、 前記印画データに基づいて前記発熱抵抗体の通電開始タ
イミングを設定するタイミング設定回路と、 前記通電パルス期間および前記通電開始タイミングに基
づいて、前記複数の発熱抵抗体の通電を制御する制御回
路と、 を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記印画データが多階調の印画データであり、前記タイ
ミング設定回路が1ラインにおける前記印画データの各
階調の通電比率の合計に基づいて前記通電開始タイミン
グを設定することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記印画データが第0階調から第m階調までの多階調の
印画データであり、前記タイミング設定回路が1ライン
における前記印画データの第1階調の通電比率に基づい
て前記通電開始タイミングを設定することを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記通電パルス期間設定回路が、前記印画率データが大
きいほど長い通電パルス期間を設定することを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記タイミング設定回路は、前記印画率データが小さい
ほど遅延するように前記通電開始タイミングを設定する
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10240604A JP2000135809A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-237220 | 1998-08-24 | ||
JP23722098 | 1998-08-24 | ||
JP10240604A JP2000135809A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000135809A true JP2000135809A (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=26533107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10240604A Withdrawn JP2000135809A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000135809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6784908B2 (en) | 2000-11-16 | 2004-08-31 | Olympus Corporation | Printer |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP10240604A patent/JP2000135809A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6784908B2 (en) | 2000-11-16 | 2004-08-31 | Olympus Corporation | Printer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |