JP2000135598A - 粉末成形型及び粉末の成形方法 - Google Patents

粉末成形型及び粉末の成形方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割ダイの隙間に侵入した粉末をその分割ダ
イを閉じる前に除去できる手段を設けることにより、分
割ダイを常に完全に閉じれるようにする。 【解決手段】 本発明に係る粉末成形型は、焼結用の粉
末を圧縮して所定形状に成形する粉末成形型において、
円周方向に分割されており、中央に粉末が収納されるキ
ャビティCが形成される分割ダイ14と、分割ダイ14
を閉じた状態あるいは拡開が可能な状態に保持するダイ
ホルダ18と、分割ダイ14が閉じた状態でそのキャビ
ティCに収納された粉末Hを圧縮するパンチ20と、ダ
イホルダ18と分割ダイ14との間に形成されており、
分割ダイ14が拡開しているときにその分割ダイ14の
分割部14cに形成された隙間Sと連通する通路18
m,18yと、前記通路18m,18y内の圧力を大気
圧に対して変化させる圧力変動手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼結用の粉末を圧
縮して所定形状に成形する粉末成形型及び粉末の成形方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、粉末成形は一体的な成形型の
空間に粉末を充填し加圧して成形されるが、型に凝着し
易い粉末を使用して成形体を圧縮成形する場合や、成形
体の強度が低く抜き出し時に割れが発生し易い場合等は
分割型(以下、分割ダイという)を使用することが考え
られる。成形体の抜き出し時にその分割ダイを開放する
ことによって、成形体に加わる負荷が大幅に低減され、
分割ダイに対する成形体の凝着や割れを防止することが
できるからである。しかしながら、分割ダイには分割部
が存在するため、粉末がその分割部の隙間に侵入して溜
まることがある。前記粉末が分割ダイの隙間に溜まると
分割ダイが完全に閉じなくなり、この状態で粉末の圧縮
成形を続行すると成形体の表面には密度が低い分割線が
残留して成形体の形状精度が低下する。
【0003】上記問題を解決するために、図4に示され
るように、分割ダイ2の内側に弾力性を有する板6を設
置して分割ダイ2の分割部2cに形成された隙間Sを塞
ぐようにした粉末成形型1がある(ロシア:SU−A−
1315135)。前記弾力性を有する板6は分割ダイ2の開
閉に追従できるように円筒形に曲げられており、分割ダ
イ2が閉じられた状態で前記板6の両端面6tは互いに
当接する。図中5は略円柱形のコアであり、そのコアと
前記板6との間に粉末Hが充填される。充填された粉末
Hは図示されていないパンチが下降することにより圧縮
され、ディスク形の成形体が成形される。前記成形体を
取出す際には、分割ダイ2が拡開されるが分割部2cの
隙間Sは前記板6により覆われているため、残留した粉
末が隙間Sに侵入し難くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記粉
末成形型1では板6の弾力性でその板6を分割ダイ2の
内側に密着させる構造のため、経時的に分割ダイ2に対
する前記板6の密着性が低下すると両者2,6の間に粉
末が侵入し、分割ダイ2の隙間Sにも粉末が侵入し易く
なる。さらに、前記粉末成形型1には分割ダイ2の隙間
Sに侵入した粉末を除去する手段が存在しないため、一
旦、隙間Sに侵入した粉末を除去するのは困難である。
このため、前記粉末成形型1でも分割ダイ2の隙間Sに
は粉末が徐々に溜まり、経時的にその粉末によって分割
ダイ2が完全に閉じなくなる。また、板6の両端面6t
を完全に面接触させることは非常に困難であり、成形体
には両端面6tの部分に段差が残留してしまう。
【0005】本発明の請求項1、請求項2に記載の発明
は、分割ダイの隙間に侵入した粉末をその分割ダイを閉
じる前に除去できる手段を設けることにより、分割ダイ
を常に完全に閉じれるようにすることをその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有する粉末成形型及び粉末の成形方法によって解
決される。即ち、請求項1に記載の粉末成形型は、焼結
用の粉末を圧縮して所定形状に成形する粉末成形型にお
いて、円周方向に分割されており、中央に粉末が収納さ
れるキャビティが形成される分割ダイと、前記分割ダイ
を閉じた状態あるいは拡開が可能な状態に保持するダイ
ホルダと、前記分割ダイが閉じた状態でそのキャビティ
に収納された粉末を圧縮するパンチと、前記ダイホルダ
と分割ダイとの間に形成されており、前記分割ダイが拡
開しているときにその分割ダイの分割部に形成された隙
間と連通する通路と、前記通路内の圧力を大気圧に対し
て変化させる圧力変動手段とを有する。
【0007】本発明によると、通路内の圧力を圧力変動
手段によって大気圧よりも低下させることにより、分割
ダイの隙間に侵入した粉末を前記通路から吸引すること
ができる。また、通路内の圧力を大気圧よりも上昇させ
ることにより、前記隙間に侵入した粉末を吹き飛ばすこ
とができる。即ち、前記通路と圧力変動手段とによって
分割ダイの隙間に侵入した粉末を容易に除去することが
できる。このため、前記分割ダイを閉じる前に前記隙間
の粉末を除去することにより、その分割ダイを完全に閉
じることができる。したがって、粉末の圧縮成形により
成形体の表面に密度が低い分割線が残留することがな
く、成形体の形状精度が向上する。
【0008】請求項2に記載の粉末の成形方法は、請求
項1に記載の粉末成形型を使用する粉末の成形方法にお
いて、分割ダイを閉じる前に、圧力変動手段により通路
内の圧力を大気圧に対して変化させ、その分割ダイの分
割部に形成された隙間に気体を流す。
【0009】本発明によると、分割ダイを閉じる前にそ
の分割ダイの隙間が掃除されるため、その隙間に粉末が
存在しない状態で分割ダイを閉じることができる。この
ため、分割ダイを常に完全に閉じることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1から図3に基づいて、
本発明の一の実施の形態に係る粉末成形型及び粉末の成
形方法の説明を行う。本実施の形態に係る粉末成形型
は、焼結材料であるチタン粉末とアルミ合金粉末との混
合粉にワックスを添加した粉末を圧縮して円柱形の成形
体を製造するための型であり、図1(A)にその粉末成
形型の縦断面図、図1(B)に平断面図が示されてい
る。また、図2、図3は前記粉末成形型を使用して前記
成形体を製造する工程を表す縦断面図である。前記粉末
成形型10は型ベース12を備えており、その型ベース
12上に逆円錐台形の分割ダイ14が設置されている。
【0011】前記分割ダイ14は円周方向に三等分され
ており、各々の分割片14r,14s,14tが組み合
わされた状態で、その分割ダイ14の中央軸方向(上下
方向)には第二貫通孔14kが形成される。第二貫通孔
14kはキャビティCを構成する部分であり、型ベース
12に形成された同サイズの第三貫通孔12kと同心に
保持されている。そして、前記型ベース12の第三貫通
孔12kからその分割ダイ14の第二貫通孔14kに下
方から下パンチ15が上下摺動可能な状態で挿入され
る。また、型ベース12の上面には分割ダイ14の分割
部14cの真下位置にそれらの分割部14cから落下し
た粉末を逃がすための粉末逃がし溝12uが形成されて
いる。
【0012】分割ダイ14を構成する各々の分割片14
r,14s,14t(以下、単に分割ダイ14という)
はダイホルダ18によって周囲を拘束されている。前記
ダイホルダ18は分割ダイ14を閉じた状態、あるいは
一定寸法だけ拡開可能な状態に保持する部材であり、主
昇降装置(図示されていない)の働きでその分割ダイ1
4と共に上動/下動する。また、前記分割ダイ14は補
助昇降装置(図示されていない)の働きでダイホルダ1
8に対して上動できるようになっている。前記ダイホル
ダ18の中央には分割ダイ14を収納するホルダ穴18
hが形成されており、そのホルダ穴18hのテーパが分
割ダイ14の外周面のテーパと等しく設定されている。
即ち、ダイホルダ18のホルダ穴18hの壁面と分割ダ
イ14の外周面とは面接触する。
【0013】このため、前記ダイホルダ18が分割ダイ
14に対して上動すると、分割ダイ14の外周面に対し
てダイホルダ18のホルダ穴18が上方に摺動し、両者
のテーパの作用により、分割ダイ14はダイホルダ18
によって半径方向内側に均等な押圧力を受ける。これに
よって、分割ダイ14を構成する各々の分割片14r,
14s,14tが互いに密着し、その分割ダイ14が閉
じられる。また、前記分割ダイ14が補助昇降装置の働
きでダイホルダ18に対して上動すると、分割ダイ14
はダイホルダ18からの押圧力を受けなくなり、一定寸
法だけ半径方向外側に拡開する。
【0014】前記ダイホルダ18のホルダ穴18の壁面
には分割ダイ14のそれぞれの分割部14cに対応する
位置に吸引溝18mが形成されている。吸引溝18mは
分割ダイ14の外周面に表れる分割部14cに沿ってそ
の分割部14cを覆うように縦に形成されている。そし
て、各々の吸引溝18mの高さ方向中央が横通路18y
に接続されている。前記横通路18yはダイホルダ18
の外周面で開口しており、その開口に吸引装置(図示さ
れていない)の吸引配管が接続されている。この構造に
より、前記吸引装置を動作させることにより、分割ダイ
14の分割部14cの隙間Sに侵入した粉末を吸引溝1
8m、横通路18yを介して外部に排出することができ
る。ここで、前記横通路18yは吸引溝18mの高さ方
向中央に接続されているため前記隙間Sからほぼ均等に
粉末を吸引することができる。即ち、前記吸引溝18m
及び横通路18yが本発明における分割ダイの隙間と連
通する通路に相当し、吸引装置が本発明の圧力変動手段
に相当する。
【0015】前記分割ダイ14の上には、その分割ダイ
14の分割部14cを覆う粉末侵入防止板19が載置さ
れている。粉末侵入防止板19は分割されていない一体
的な円板であり、分割ダイ14の各分割片14r,14
s,14tにボルト(図示されていない)で連結されて
いる。前記連結部は、例えばボルト孔を長孔にすること
により、粉末侵入防止板19が分割ダイ14と上下方向
に離れることなく、半径方向に相対移動が可能となって
いる。粉末侵入防止板19の下面中央には略筒状の突起
19tが形成されており、その突起19tが分割ダイ1
4の第二貫通孔14kの上部に形成された凹部14xと
嵌合する。
【0016】また、粉末侵入防止板19の中心には突起
19tの部分を上下に貫通する第一貫通孔19kが形成
されており、その第一貫通孔19kの内径が前記分割ダ
イ14の第二貫通孔14kの内径と等しか、わずかに大
きく設定されている。そして、前記粉末侵入防止板19
の第一貫通孔19kからその分割ダイ14の第二貫通孔
14kに上方から上パンチ20が上下摺動可能な状態で
挿入される。即ち、第二貫通孔14k、上パンチ20及
び下パンチ15によって画成される空間(キャビティ
C)で粉末Hが圧縮成形される。
【0017】次に、図2から図3に基づき上記粉末成形
型10を使用した粉末の成形方法について説明する。先
ず、前記吸引装置を動作させる。これによって、ダイホ
ルダ18の横通路18y、吸引溝18mを介して分割ダ
イ14の分割部14cに形成された隙間Sに負圧が加わ
り、前記隙間Sに侵入した粉末が前記吸引装置によって
吸引される。なお、吸引装置による粉末の吸引は粉末の
成形が完了するまで継続して行われる。前記ダイホルダ
18と分割ダイ14とは、図2(A)に示されるよう
に、下限位置に保持されており、下パンチ15は型ベー
ス12の第三貫通孔12k、分割ダイ14の第二貫通孔
14k及び粉末侵入防止板19の第一貫通孔19kに収
納されている。
【0018】この状態で、主昇降装置が動作して、先ず
ダイホルダ18が分割ダイ14に対して上動し、次にダ
イホルダ18と分割ダイ14とが一体で所定位置まで上
昇する(図2(B)参照)。このように、ダイホルダ1
8が分割ダイ14に対して上動することにより、分割ダ
イ14はダイホルダ18によって半径方向内側に均等な
押圧力を受け、分割ダイ14が閉じられる。また、ダイ
ホルダ18と分割ダイ14等の上昇に伴い下限位置の下
パンチ15はその分割ダイ14等から引き抜かれる。次
に、前記分割ダイ14のキャビティCに焼結用の粉末H
が充填される。
【0019】前記キャビティCに焼結用の粉末Hが充填
されると、図2(C)に示されるように、上パンチ20
が粉末侵入防止板19の第一貫通孔19kから分割ダイ
14の第二貫通孔14kに挿入され、キャビティC内の
粉末が圧縮される。次に、図3(A)に示されるよう
に、上パンチ20が分割ダイ14の第二貫通孔14k等
から引き抜かれ、さらに補助昇降装置が動作して分割ダ
イ14がダイホルダ18に対して上動する。これによっ
て、分割ダイ14はダイホルダ18から拘束力を受けな
くなり、一定寸法だけ半径方向外側に拡開する。
【0020】次に、主昇降装置が動作して、図3(B)
に示されるように、ダイホルダ18と分割ダイ14等が
下限位置まで下降し、下パンチ15が型ベース12の第
三貫通孔12kから分割ダイ14の第二貫通孔14kに
押し込まれる。これによって、キャビティC内の成形体
Hがその下パンチ15によって外に押出され、粉末Hの
成形が終了する。
【0021】このように、本実施の形態に係る粉末成形
型10によると、分割ダイ14を閉じる前に、吸引装置
によりその分割ダイ14の隙間Sに侵入した粉末を吸引
することができるため、その分割ダイ14を完全に閉じ
ることができる。このため、粉末の圧縮成形により成形
体Hの表面に密度が低い分割線が残留することがなく、
成形体Hの形状精度が向上する。なお、本実施の形態に
係る粉末の成形方法では吸引装置を常時動作させて、分
割ダイ14の分割部14cの周辺を吸引してるため、隙
間S及びその周辺は常に清潔な状態に保持される。
【0022】また、型ベース12の上面には分割ダイ1
4の分割部14cの真下位置に粉末逃がし溝12uが形
成されている。このため、その分割ダイ14の隙間Sの
下部に入り込んだ粉末が吸引装置に吸引されなくても、
その粉末は自重で前記粉末逃がし溝12uに落下するた
め、前記隙間Sに溜まることがない。また、分割ダイ1
4の上には粉末侵入防止板19が載置されているため、
キャビティCに焼結用の粉末Hを充填する際に、粉末が
分割ダイ14の上にこぼれることがなく、分割ダイ14
の上面から隙間Sに粉末Hが侵入することがない。
【0023】なお、本実施の形態では、ダイホルダ18
と分割ダイ14が共に主昇降装置で上下動し、分割ダイ
14は補助昇降装置でダイホルダ18に対して相対的に
上動できるようになっている。しかし、これらは相対的
にこのような動きをすれば良いのであって、例えばダイ
ホルダ18を固定し、分割ダイ14、型ベース12、下
パンチ15をダイホルダ18に対して相対的に上下動さ
せるようにすることもできる。この場合の成形手順とし
ては、先ず型プレート12と分割ダイ14がダイホルダ
18に対して下降する。このように、分割ダイ14がダ
イホルダ18に対して相対的に下降することにより、分
割ダイ14はダイホルダ18によって半径方向内側に閉
じられる。次に、ダイホルダ18と分割ダイ14、型プ
レート12とが一体で所定位置まで上昇する。この際、
下パンチ15は上昇しないので、型内から引き抜かれ
る。キャビティC内に粉末を充填し、圧縮成形した後、
型プレート12が上動して分割ダイ14を押し上げ、そ
の分割ダイ14がダイホルダ18に対して上動する。こ
れによって、分割ダイ14はダイホルダ18から拘束力
を受けなくなり、半径方向外側に拡開する。次に、下パ
ンチ15が上昇し、キャビティC内の成形体が外に押出
され、成形が終了する。
【0024】ここで、本実施の形態では前記吸引溝18
mをダイホルダ18側に形成する例を示したが、例えば
分割ダイ14の外周面側に形成することも可能である。
また、本実施の形態では分割ダイ14の隙間S周辺を吸
引することにより、その隙間S内の粉末を除去する例を
示したが、例えばその隙間Sに気体を吹き付けることに
より粉末を除去することも可能である。また、本実施の
形態に係る粉末成形型ではダイが分割されているため、
通常コーティング範囲が限定されるPVDコーティング
等を施すことも出来、型寿命を向上させることが可能で
ある。
【0025】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この発明の実施の形態には請求の範囲に記載した
技術的事項以外に次のような技術的事項を有するもので
あることを付記しておく。 (1) 請求項1に記載の粉末成形型において、分割ダ
イの分割部の下に粉末逃がし溝が形成されている粉末成
形型。分割ダイの隙間に侵入した粉末が自重で粉末逃が
し溝に落下するため、粉末が隙間に溜まり難くなる。 (2) 請求項1に記載の粉末成形型において、分割ダ
イの上に粉末侵入防止板が載置されている粉末成形型。
キャビティに粉末を充填する際に、粉末が分割ダイ14
の上にこぼれることがなく、分割ダイ14の上面から隙
間に粉末が侵入しない。
【0026】
【発明の効果】本発明によると、分割ダイを常に完全に
閉じることができるため、粉末を圧縮成形する際に、成
形体の表面に密度が低い分割線が残留することがなく、
成形体の形状精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一の実施の形態に係る粉
末成形型の縦断面図、図1(B)は本発明の一の実施の
形態に係る粉末成形型の平断面図である。
【図2】図2(A),(B),(C)は本発明の一の実
施の形態に係る粉末成形型を使用した粉末の成形方法の
各工程を表す縦断面図である。
【図3】図3(A),(B)は本発明の一の実施の形態
に係る粉末成形型を使用した粉末の成形方法の各工程を
表す縦断面図である。
【図4】従来の粉末成形型を表す平面図である。
【符号の説明】
14 分割ダイ 14c 分割部 14k 第二貫通孔(キャビティC) S 隙間 18 ダイホルダ 18m 吸引溝(通路) 18y 横通路(通路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結用の粉末を圧縮して所定形状に成形
    する粉末成形型において、 円周方向に分割されており、中央に粉末が収納されるキ
    ャビティが形成される分割ダイと、 前記分割ダイを閉じた状態あるいは拡開が可能な状態に
    保持するダイホルダと、 前記分割ダイが閉じた状態でそのキャビティに収納され
    た粉末を圧縮するパンチと、 前記ダイホルダと分割ダイとの間に形成されており、前
    記分割ダイが拡開しているときにその分割ダイの分割部
    に形成された隙間と連通する通路と、 前記通路内の圧力を大気圧に対して変化させる圧力変動
    手段と、を有することを特徴とする粉末成形型。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の粉末成形型を使用する
    粉末の成形方法において、 分割ダイを閉じる前に、圧力変動手段により通路内の圧
    力を大気圧に対して変化させ、その分割ダイの分割部に
    形成された隙間に気体を流す粉末の成形方法。
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