JP3266506B2 - 鋳型造型方法 - Google Patents

鋳型造型方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パタ−ンプレ−ト
と鋳枠とにより画成された空間に投入された鋳物砂を押
圧して造型する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来上記のような押圧による鋳型の造型
においては、パタ−ンプレ−トに近い部分の型締りが不
足し易い傾向にあった。特に鋳枠の内面に近い鋳型周縁
下端部(鋳物砂上面から最も遠い位置となるパタ−ンプ
レ−トの鋳枠寄り位置)の型締りが悪いものであった。
これは、鋳枠内に鋳物砂を投入する際に、鋳枠内壁面に
近い部分での砂密度が小さくなりがちであること、及び
鋳物砂の押圧時に鋳枠内壁面との摩擦の影響でこの部分
の鋳物砂に押圧力が伝わりにくいことによるものであ
る。このような型締りの悪い部分のある鋳型は型くずれ
を起し易いと共に注湯時に変形し易く寸法精度のよい健
全な鋳物を得ることができなくなる。このようなことか
らパタ−ンプレ−ト近くにおいても十分な型締りを得る
ために鋳型砂全体を押圧するのに先立ってジョルトによ
る予備充填をしたり、圧縮空気を鋳物砂に作用させて鋳
物砂を予備圧縮するなどの方法が成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように鋳
物砂全体を押圧するに先立って、ジョルトあるいは圧縮
空気の作用等による予備充填を行なっても、パタ−ンプ
レ−ト上部における鋳枠内面に近い鋳型周縁下端部の型
締まりは不足しがちであった。そのために鋳型全体に均
一で強固な型締まりを得ようとすると、予備充填をより
強力に行なう必要があり、これら予備充填を強力に行な
うには装置をより頑強で大型のものにしなければならな
いと共に騒音、振動の原因を大きくすることになり、大
きな問題となっている。本発明は上記の問題に鑑みて成
されたもので鋳物砂の型締まりが不足し易い鋳枠内面に
近い鋳型周辺部でパタ−ンプレ−トに近い部分の型締ま
りをよくして鋳型を造型する方法を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第1発明における鋳型造型方法は、パタ−ンプレ−
トの上部に鋳枠を設置し、該パタ−ンプレ−トと鋳枠と
により画成する空間に鋳物砂を投入する砂投入工程と、
前記投入された鋳物砂のパタ−ンプレ−トに近い部分の
砂充填密度を高める予備充填工程と、前記鋳枠の内面に
対して相対的に若干小さな筒状の薄板環状体を鋳物砂の
上方からパタ−ンプレ−トに向って相対的に挿入押し下
げをしてパタ−ンプレ−ト上部における鋳枠内面付近の
鋳物砂を圧縮する予備圧縮工程と、該薄板環状体を鋳物
砂から抜き出した後に該鋳物砂上面全体を押圧手段によ
り押圧する押圧工程とから成ることを特徴とし、第2発
明における鋳型造型方法は、前記第1発明における予備
充填工程と、予備圧縮工程の工程順序を逆にしたことを
特徴とするするのである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。中央部に通気開口1Aを設け
た基台1上に、該通気開口1Aをまたぐ形で、パタ−ン
2Aを取付けたパタ−ンプレ−ト2が載置され、該パタ
−ンプレ−ト2上に鋳枠3及び盛枠4が積み重ねて載置
され、パタ−ンプレ−ト2と鋳枠3及び盛枠4とにより
空間を画成する。尚パタ−ンプレ−ト2には圧縮空気を
通過させるためのベントホ−ル2Bが穿設されており各
ベントホ−ル2Bにはベントプラグ2Cが打ち込まれて
いる。次にパタ−ンプレ−ト2と鋳枠3及び盛枠4で画
成された空間に鋳物砂Sを投入し、盛枠4の上面を均ら
して図1の状態となり砂投入工程を終える。
【0006】次に圧縮空気源Pに開閉弁5Aを介して連
通するカバ−部材5を、前記盛枠4の上部に被せた後開
閉弁5Aを開いて圧縮空気を鋳物砂Sの上部に送り込
む、これにより圧縮空気は、鋳物砂Sを貫流してベント
ホ−ル2B,2Bから排気されてパタ−ンプレ−ト2に
近い部分の鋳物砂Sを予備充填し図2の状態にされた
後、開閉弁5Aが閉じられて予備充填工程を終え、カバ
−部材5が盛枠4の上部から移動される。次に昇降可能
にされたピストンロッド6の下端に取付板7を取付けこ
の取付板7の下面に全体が鋳枠3及び盛枠4の内面に対
して相対的に若干小さい筒状を成す薄板環状体8を取付
けた予備圧縮手段が盛枠4の上部に位置される。この際
薄板環状体8は、盛枠4及び鋳枠3の内面近くに対応し
た状態になる。この状態でピストンロッド6が下降作動
して、取付板7を介して薄板環状体8を下降させて鋳物
砂Sの上方からパタ−ンプレ−ト2に向って挿入押し下
げをしてゆきパタ−ンプレ−ト2よりも若干上方位置で
その下降を停止させて図3の状態にされる。これにより
パタ−ンプレ−ト2上部における鋳枠3内面に近い部分
(鋳型周縁下端部)の鋳物砂Sの圧縮をして予備圧縮工
程を終える。
【0007】次にピストンロッド6が逆作動して薄板環
状体8を鋳物砂Sの中から抜き出すと共に予備圧縮手段
を盛枠4の上部から移動させる。次に昇降ロッド9の下
端に押圧板10を取付けた押圧手段が盛枠4の上部に位
置され、昇降ロッド9が下降作動して押圧板10を盛枠
4の下端位置まで下降させ(図4の状態)鋳物砂Sを全
体を押圧する。これにより鋳物砂全体が型締めされて押
圧工程が終了する。次に昇降ロッド9が逆作動して押圧
板10が盛枠4の上方まで上昇され押圧手段を盛枠4の
上部から移動させた後、鋳枠3と盛枠4の分離、鋳枠3
とパタ−ンプレ−ト2との分離等、通常の鋳型の取り出
しが行なわれる。
【0008】尚上記実施の形態では、砂投入工程、予備
充填工程、予備圧縮工程、押圧工程の順序で鋳型造型が
成されるように説明したが予備充填工程と、予備圧縮工
程と、の順序を入れ替えても同様の作用効果が得られる
ことが確認できた。さらに鋳物砂の予備充填は、パタ−
ンプレ−ト2にベントホ−ル2Bを設けずに圧縮空気を
鋳物砂の上部に急激に作用させるものであってもよい。
また予備充填工程は投入された鋳物砂Sをパタ−ンプレ
−ト2及び鋳枠3、盛枠4と共に上下させるジョルト振
動によっても同様の作用効果が得られる。さらに薄板環
状体8は厚すぎると鋳物砂Sから抜き出した時にできる
空隙溝が大きくなり、その後の押圧板による押圧によっ
ても空隙溝が消滅しなくなってしまうことからその厚み
は20mm以下にすることが望ましい。また薄板環状体8
は図6に示すように部分的に切れているものを採用して
もよい。さらに押圧工程は1枚の押圧板10により行な
うようにしているが多数のセグメントスクイズフッド、
ダイアフラム等による押圧方式を採用してもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、型締まりの不足しがちなパタ−ンプレ−トに近い部
分の鋳物砂を予備充填すると共に鋳枠内面に近い鋳型周
縁部でパタ−ンプレ−トに近い部分の鋳物砂を薄板環状
体により予備圧縮した(予備充填と予備圧縮の順序を入
れ替える場合も含む)後に鋳物砂全体を押圧して鋳型を
造型するようにしたから均一な型締まりの鋳型を造型す
ることができる。また本発明は予備充填を強力なものに
せずに簡単な機構の薄板環状体による予備圧縮により補
うようにしたから装置を頑強で大型なものにする必要が
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳物砂投入状態を示す縦断面図である。
【図2】鋳物砂予備充填状態を示す縦断面図である。
【図3】鋳物砂予備圧縮状態を示す縦断面図である。
【図4】鋳物砂押圧状態を示す縦断面図である。
【図5】図4におけるA−A矢視図である。
【図6】図4における別の薄板環状体を示すA−A矢視
図である。
【符号の説明】
2 パタ−ンプレ−ト 3 鋳枠 4 盛枠 5 カバ−部材 8 薄板環状体 10 押圧板 S 鋳物砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−56138(JP,A) 特開 平9−10892(JP,A) 特開 平4−33747(JP,A) 特開 平7−214243(JP,A) 実開 平2−59846(JP,U) 実開 昭54−134728(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 11/00 - 25/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パタ−ンプレ−トの上部に鋳枠を設置
    し、該パタ−ンプレ−トと鋳枠とにより画成する空間に
    鋳物砂を投入する砂投入工程と、前記投入された鋳物砂
    のパタ−ンプレ−トに近い部分の砂充填密度を高める予
    備充填工程と、前記鋳枠の内面に対して相対的に若干小
    さな筒状の薄板環状体を鋳物砂の上方からパタ−ンプレ
    −トに向って相対的に挿入押し下げをしてパタ−ンプレ
    −ト上部における鋳枠内面付近の鋳物砂を圧縮する予備
    圧縮工程と、該薄板環状体を鋳物砂から抜き出した後に
    該鋳物砂上面全体を押圧手段により押圧する押圧工程
    と、から成ることを特徴とする鋳型造型方法
  2. 【請求項2】 パタ−ンプレ−トの上部に鋳枠を設置
    し、該パタ−ンプレ−トと鋳枠とにより画成する空間に
    鋳物砂を投入する砂投入工程と、前記鋳枠の内面に対し
    て相対的に若干小さな筒状の薄板環状体を鋳物砂の上方
    からパタ−ンプレ−トに向って相対的に挿入押し下げを
    してパタ−ンプレ−ト上部における鋳枠内面付近の鋳物
    砂を圧縮する予備圧縮工程と、該薄板環状体を鋳物砂か
    ら抜き出した後、前記投入された鋳物砂のパタ−ンプレ
    −トに近い部分の砂充填密度を高める予備充填工程と、
    該鋳物砂の上面全体を押圧手段により押圧する押圧工程
    と、から成ることを特徴とする鋳型造型方法
  3. 【請求項3】 前記予備充填工程が、圧縮空気を前記投
    入された鋳物砂に作用させるものである請求項1又は請
    求項2に記載の鋳型造型方法
  4. 【請求項4】 前記予備充填工程が前記投入された鋳物
    砂をパタ−ンプレ−ト及び鋳枠と共に上下振動させるジ
    ョルト振動によるものであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の鋳型造型方法
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