JP2014105364A - 成形装置と成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば高温の金型を使用して潤滑剤が流体状を呈する場合に、金型の内壁面に均一に潤滑剤を塗布することのできる成形装置と成形方法を提供する。
【解決手段】中空2を有する外型1と、外型1の中空2内で外型1に対して相対的に移動自在に配置される2つのパンチ11、12とを有し、対向する2つのパンチ11、12の端面11a、12aと外型1の中空2の内周面2bとでキャビティ5が画成される成形型10を備え、2つのパンチ11、12の少なくとも一方が外型1に対して相対的に移動する際に2つのパンチ11、12の少なくとも一方の軸心L1を外型1の中空2の軸心Lと一致させるようにパンチを案内する芯出し機構20をさらに備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は成形装置と成形方法に関し、たとえば金属粉末を金型内で加圧成形する成形装置と成形方法に関するものである。
従来から、鉄系粉末(鉄粉や鉄系合金粉末)やアルミ系合金粉末などの金属粉末を金型内で加圧して圧粉成形体を成形する際には、スプレーや刷毛等で金型の内壁面に潤滑剤を塗布し、潤滑剤被膜が形成された金型内に金属粉末を充填して加圧することによって、金属粉末の圧縮性を高めつつ、圧粉成形体による金型へのかじりを抑制してきた。
ところで、スプレー等によって金型の内壁面に潤滑剤を塗布する従来の技術では、金型キャビティの内径が小さい場合や金型キャビティの深さが深い場合に、金型の内壁面に均一に潤滑剤を塗布することが困難であるといった問題がある。また、例えば500℃を超える高温の金型にスプレー等で潤滑剤を塗布する場合には、金型キャビティの表面で潤滑剤が飛散し、金型の内壁面に均一な潤滑剤被膜を形成することが困難であるといった問題がある。
このような問題に対し、特許文献1には、金型の内壁面に均一な潤滑剤被膜を形成し、金属粉末の圧縮性を高めつつ、金属粉末と金型の潤滑性を高める技術が開示されている。
特許文献1に開示されている金属粉末成形体の製造方法は、金型内で固形潤滑剤を圧縮した後、これを抜出して金型内壁面に潤滑剤被膜を形成し、次いで金属粉末を金型内に充填して圧縮成形する方法である。
特開昭54−39306号公報
特許文献1に開示されている金属粉末成形体の製造方法によれば、金型内で圧縮した固形潤滑剤を抜出す際に金型の内壁面に均一に潤滑剤を塗布することができ、圧縮性に優れた圧粉成形体を成形できるとともに、圧縮成形を多数回繰り返しても金型にかじりが生じず、圧粉成形体を円滑に抜出すことができる。
しかしながら、特許文献1に開示されている金属粉末成形体の製造方法においては、例えば高温の金型を使用し、潤滑剤が溶融等により流体状を呈する場合に、金型の内壁面に形成される潤滑剤被膜の膜厚が不均一となるといった問題が生じ得る。
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、例えば高温の金型を使用して潤滑剤が流体状を呈する場合や、潤滑剤が元々流動性があっても比較的粘性の高い流体状を呈する場合などに、金型の内壁面に均一に潤滑剤を塗布することのできる成形装置と成形方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による成形装置は、中空を有する外型と、該外型の中空内で該外型に対して相対的に移動自在に配置される2つのパンチとを有し、対向する該2つのパンチの端面と該外型の中空の内周面とでキャビティが画成される成形型を備えた成形装置であって、前記成形装置は、前記2つのパンチの少なくとも一方が前記外型に対して相対的に移動する際に該2つのパンチの少なくとも一方の軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内する芯出し機構をさらに備えているものである。
上記する成形装置によれば、例えばキャビティ内に充填された流体状の潤滑剤を2つのパンチで挟持した姿勢でこの2つのパンチを外型に対して相対的に移動させ、外型の中空の内周面にその潤滑剤を塗布する場合に、2つのパンチの少なくとも一方が外型に対して相対的に移動する際にこの2つのパンチの少なくとも一方の軸心を外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内することによって、外型の中空の内周面に均一に潤滑剤を塗布することができる。
また、上記する成形装置は、前記芯出し機構が、前記2つのパンチの少なくとも一方に設けられた芯出し体と前記外型の一部とから構成され、該芯出し体と該外型とが相対的に移動した際に、該芯出し体が設けられたパンチの軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内するようになっているものである。
上記する成形装置によれば、芯出し機構が2つのパンチの少なくとも一方に設けられた芯出し体と外型の一部とから構成されることによって、パンチの形状等を変更することなく、当該成形装置に芯出し機構を設けることができる。
ここで、前記芯出し機構は、前記芯出し体と前記外型とが相対的に近接して当接した際に、該芯出し体が設けられたパンチの軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内するようになっていることが好ましい。
上記する成形装置によれば、芯出し機構が、芯出し体と外型とが相対的に近接して当接した際に、芯出し体が設けられたパンチの軸心を外型の中空の軸心と一致させるようにパンチを案内するようになっていることによって、装置全体の体格を小型化することができる。
また、上記する成形装置は、前記芯出し機構が、前記外型の外周に設けられて傾斜面を有する部分と、該傾斜面と相補的な形状の傾斜面を有する前記芯出し体とから構成され、前記芯出し体の傾斜面と前記外型の傾斜面とが相対的に当接した際に、該芯出し体が設けられたパンチの軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内するようになっているものである。
上記する成形装置によれば、芯出し機構が、芯出し体の傾斜面と外型の傾斜面とが相対的に当接した際に、芯出し体が設けられたパンチの軸心を外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内するようになっていることによって、芯出し体と外型とを円滑に当接させることができると共に、芯出し体と外型とを相対的に近接させながら芯出し体が設けられたパンチの軸心と外型の中空の軸心を次第に一致させるように該パンチを案内することができる。
また、上記する成形装置は、前記芯出し体が、該芯出し体が設けられたパンチに対して相対的に移動自在となっているものである。
上記する成形装置によれば、芯出し体がこの芯出し体が設けられたパンチに対して相対的に移動自在となっていることによって、芯出し体とパンチをそれぞれ独立して外型に対して相対的に移動させることができる。
また、本発明による成形方法は、中空を有する外型と、該外型の中空内で該外型に対して相対的に移動自在に配置される2つのパンチとを有し、対向する該2つのパンチの端面と該外型の中空の内周面とでキャビティが画成される成形型を用意する第1のステップと、前記キャビティ内に充填された流体状の潤滑剤を前記2つのパンチで挟持した姿勢で、該2つのパンチを前記外型に対して相対的に移動させることによって、該外型の中空の内周面に前記潤滑剤を塗布する第2のステップと、前記潤滑剤が塗布された前記外型のキャビティ内に金属粉末を充填して加圧成形する第3のステップと、からなる成形方法であって、前記第2のステップにおいて、前記2つのパンチを前記外型に対して相対的に移動させる際に、該2つのパンチの少なくとも一方の軸心が該外型の中空の軸心と一致するように該パンチを案内する方法である。
上記する成形方法によれば、第2のステップにおいて、2つのパンチを外型に対して相対的に移動させる際に、2つのパンチの少なくとも一方の軸心が外型の中空の軸心と一致するように該パンチを案内することによって、外型の中空の内周面に均一に流体状の潤滑剤を塗布することができる。
また、上記する成形方法は、前記第2のステップにおいて、前記外型に対して相対的に近接させるパンチの軸心が該外型の中空の軸心と一致するように該パンチを案内する方法である。
上記する成形方法によれば、外型に対して相対的に近接させるパンチの軸心が外型の中空の軸心と一致するように該パンチを案内することによって、外型の中空の内周面に対して均一な潤滑剤被膜を確実に形成することができる。
また、上記する成形方法は、前記潤滑剤がガラス潤滑剤からなり、前記第2のステップにおいて、前記キャビティ内に配置された固体状のガラス潤滑剤を該キャビティ内で溶融させて流体状とする方法である。
上記する成形方法によれば、キャビティ内に配置された固体状のガラス潤滑剤をこのキャビティ内で溶融させて流体状とすることによって、簡単な方法でキャビティ内に流体状の潤滑剤を充填することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の成形装置と成形方法によれば、例えば高温の成形型を使用して潤滑剤が流体状を呈する場合や、潤滑剤が元々流動性があっても比較的粘性の高い流体状を呈する場合などに、成形型の中空の内壁面に均一に潤滑剤を塗布することができ、成形体による成形型へのかじりを抑制することができる。
本発明の成形装置の実施の形態1の全体構成を概略的に示した全体構成図である。 本発明の成形方法の実施の形態を説明したフロー図である。 図2で示す塗布工程を概略的に説明した縦断面図であって、(a)は初期状態、(b)は充填ステップ、(c)は塗布ステップの開始状態、(d)は塗布ステップの終了状態、(e)は待機ステップを説明した図である。 (a)は図3(a)のA−A矢視図であり、(b)は図3(b)のB−B矢視図である。 図2で示す成形工程を概略的に説明した縦断面図であって、(a)は充填ステップ、(b)は成形ステップ、(c)は脱型ステップを説明した図である。 本発明の成形装置の実施の形態2の一部を拡大して示した一部拡大図である。 本発明の成形装置の実施の形態3の一部を拡大して示した一部拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の成形装置と成形方法の実施の形態を説明する。
[成形装置の実施の形態1]
まず、図1を参照して、本発明の成形装置の実施の形態1を説明する。図1は、本発明の成形装置の実施の形態1の全体構成を概略的に示した全体構成図である。
図示する成形装置50は、主として、中空2を有する金型(外型)1と、端部13、14が中空2内で金型1に対して相対的に移動自在に配置され、その移動方向に並べて配置される第1のパンチ(下型)11と第2のパンチ(上型)12とを有し、対向する2つのパンチ11、12の端面11a、12aと金型1の中空2の内周面2bとでキャビティ5(図5(b)参照)が画成される成形型10を備えている。また、成形装置50は、第1のパンチ11に設けられた芯出し体21と金型1の外周に設けられた凹部4とから構成され、芯出し体21と金型1とが相対的に移動した際に、第1のパンチ11の軸心L1を金型1の中空2の軸心Lと一致させるように第1のパンチ11を案内する芯出し機構20をさらに備えている。
成形型10を構成する金型1の中空2は、断面が略長方形状を呈し且つ軸心Lに沿って形成された貫通孔から形成されている。また、金型1は、その内部に当該金型1を加熱する加熱部3を有している。
また、第1のパンチ11と第2のパンチ12はそれぞれ、その端部13、14が金型1の中空2と相補的な形状(断面が略長方形状)を呈しており、第1のパンチ11と第2のパンチ12の軸心と金型1の中空2の軸心Lとが一致した際に、第1のパンチ11と第2のパンチ12の外周面11b、12bと金型1の中空2の内周面2bとは僅かに離間して配置されている。また、第1のパンチ11と第2のパンチ12はそれぞれ、駆動軸芯15、16を介して駆動部17、18と接続されており、第1のパンチ11と第2のパンチ12は、駆動部17、18によって、それぞれの端部13、14の端面11a、12aを対向させた姿勢で中空2の軸心Lに沿って金型1に対して相対的に移動されるようになっている。
また、芯出し機構20を構成する芯出し体21は、第1のパンチ11の外周面11bの外側に配置された四個のコマ26〜29(図4参照)からなる押さえ部22と、押さえ部22の四個のコマ26〜29を保持する保持部23と、を有している。
押さえ部22は、保持部23に対して相対的に中空2の軸心Lと直交する方向(図中、矢印X方向)へ移動自在となっているとともに、不図示の付勢手段によって予め中空2の軸心Lから離間する方向へ付勢されており、押さえ部22の内周面22bと第1のパンチ11の外周面11bとは僅かに離間して配置されている。また、保持部23は、駆動軸芯24を介して駆動部25と接続されており、駆動部25によって保持部23とともに押さえ部22が、中空2の軸心L方向で第1のパンチ11や金型1に対して相対的に移動されるようになっている。
ここで、金型1の芯出し体21と対向する端面1aに設けられた芯出し機構20を構成する凹部4は、底面4aと該底面4aから芯出し体21へ向かって拡がる側面(傾斜面)4bとを有している。また、芯出し体21の押さえ部22は、金型1の凹部4の側面4bと相補的な形状を呈する外周面(傾斜面)22cを有している。これにより、駆動部25によって保持部23とともに押さえ部22が金型1に対して相対的に近接し、押さえ部22が金型1の凹部4内に嵌まり込むと、中空2の軸心Lから離間する方向へ付勢された押さえ部22の外周面22cが凹部4の側面4bと当接する。そして、押さえ部22が金型1の凹部4内に嵌まり込むに従って、押さえ部22が前記付勢手段の付勢力に抗して中空2の軸心L方向へ次第に案内されていき、押さえ部22の内周面22bと第1のパンチ11の外周面11bが当接していき、第1のパンチ11の軸心L1が中空2の軸心Lと一致するように第1のパンチ11が案内されていく。そして、たとえば押さえ部22の端面22aが凹部4の底面4aと当接して、第1のパンチ11の周囲が押さえ部22によって所定の保持力で保持されると、第1のパンチ11の軸心L1が中空2の軸心Lと略一致するようになっている。このように、第1のパンチ11の軸心L1と中空2の軸心Lとが略一致すると、第1のパンチ11の外周面11bと中空2の内周面2bとの間に、全周に亘って略均一な幅を有する空間が形成される。なお、駆動部25によって保持部23とともに押さえ部22が金型1から離間すると、押さえ部22が不図示の付勢手段によって中空2の軸心Lから離間する方向へ移動し、押さえ部22の内周面22bと第1のパンチ11の外周面11bが再び離間するようになっている。
なお、第1、第2のパンチ11、12の駆動部17、18や芯出し体21の駆動部25は不図示の制御部に接続されており、制御部によって第1、第2のパンチ11、12や芯出し体21の駆動が制御されるようになっている。
[成形方法の実施の形態]
次に、図2〜図5を参照して、本発明の成形方法の実施の形態を説明する。図2は、本発明の成形方法の実施の形態を説明したフロー図である。また、図3は、図2で示す塗布工程を概略的に説明した縦断面図であって、図3(a)は初期状態、図3(b)は充填ステップ、図3(c)は塗布ステップの開始状態、図3(d)は塗布ステップの終了状態、図3(e)は待機ステップを説明した図であり、図4(a)は図3(a)のA−A矢視図、図4(b)は図3(b)のB−B矢視図である。また、図5は、図2で示す成形工程を概略的に説明した縦断面図であって、図5(a)は充填ステップ、図5(b)は成形ステップ、図5(c)は脱型ステップを説明した図である。
図2で示すように、本実施の形態の成形方法は、主として、金型1の中空2の内周面2bに潤滑剤を塗布する塗布工程(S1)と、潤滑剤が塗布された成形型10のキャビティ5内で金属粉末を加圧成形する成形工程(S2)と、から構成されている。なお、塗布工程(S1)に先立って、中空2を有する金型1と、中空2内で金型1に対して相対的に移動自在に配置される第1のパンチ11と第2のパンチ12とを有し、対向する2つのパンチ11、12の端面11a、12aと金型1の中空2の内周面2bとでキャビティ5が画成される成形型10を用意しておく。
ここで、潤滑剤としては、たとえばグリース等の高粘性潤滑剤やガラス潤滑剤などを挙げることができ、金属粉末としては、たとえば鉄系粉末(鉄粉や鉄系合金粉末)やアルミニウム系合金粉末などを挙げることができる。
塗布工程(S1)は、金型1の中空2の内周面2bと第1のパンチ11と第2のパンチ12の対向する端面11a、12aとによって画成されるキャビティ5内に流体状の潤滑剤を充填する充填ステップ(S11)と、このキャビティ5内に充填された流体状の潤滑剤を第1、第2のパンチ11、12で挟持した姿勢で双方のパンチ11、12を金型1に対して相対的に移動させることによって、金型1の中空2の内周面2aに潤滑剤を塗布する塗布ステップ(S12)と、潤滑剤が塗布された中空2内に金属粉末が充填されるまで待機する待機ステップ(S13)と、から構成されている。
また、成形工程(S2)は、キャビティ5内に金属粉末を充填する充填ステップ(S21)と、キャビティ5内に充填された金属粉末を加圧成形する成形ステップ(S22)と、成形された成形体を金型1の外部へ脱型する脱型ステップ(S23)と、から構成されている。
図3〜図5を参照して、図1で示す成形装置50を用いた本実施の形態の成形方法を具体的に説明すると、図3(a)で示すように、まず、初期状態では、第1のパンチ(下型)11の端部13が金型1の中空2内に嵌合され、端部13の端面11aが金型1の端面1bと面一となる位置で第1のパンチ11が金型1に対して配置されている。また、芯出し体21は、金型1の凹部4から離間して配置されており、芯出し体21の押さえ部22が、不図示の付勢手段によって中空2の軸心Lから離間する方向へ付勢され、押さえ部22の内周面22bと第1のパンチ11の外周面11bが離間する位置で配置されている。より具体的には、図4(a)で示すように、断面が略長方形状を呈する第1のパンチ11の外周面11bの外側に配置された四個のコマ26〜29がそれぞれ、第1のパンチ11を構成する各面から離間して配置されている。また、第2のパンチ(上型)12は、金型1の中空2の軸心Lに沿ってその上方に配置されている。
次いで、図3(b)で示すように、充填ステップ(S11)では、第1のパンチ11を金型1の中空2の軸心Lに沿って下方に移動させ、中空2の内周面2bと第1のパンチ11の端面11aとによって形成される空間に潤滑剤Aを充填する。また、第2のパンチ12を金型1の中空2の軸心Lに沿って下方に移動させ、当該空間内に充填された潤滑剤Aを第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aで挟持する。ここで、第1のパンチ11を下方に移動させた後の任意のタイミングで、芯出し体21を金型1の凹部4に相対的に近接させ、芯出し体21の押さえ部22を金型1の凹部4に嵌合させ、押さえ部22を中空2の軸心Lに近接する方向へ次第に案内していき、押さえ部22の内周面22bと第1のパンチ11の外周面11bを当接させていき、第1のパンチ11の軸心L1を中空2の軸心Lと一致するように第1のパンチ11を案内していく。より具体的には、図4(b)で示すように、第1のパンチ11の外周面11bの外側に配置された四個のコマ26〜29をそれぞれ、第1のパンチ11を構成する各面と当接させていき、第1のパンチ11の周囲を四個のコマ26〜29によって所定の保持力で保持し、第1のパンチ11の軸心L1を中空2の軸心Lと略一致させる(芯出しともいう。)。
なお、中空2の内周面2bと第1のパンチ11の端面11aとによって形成される空間に充填される潤滑剤Aは、塊状もしくは粉末状の固体状であってもよいし、流体状であってもよいものの、潤滑剤Aが塊状もしくは粉末状の固体状である場合には、金型1に設けられた加熱部3によって金型1を加熱し(例えば500℃以上)、充填された潤滑剤Aを当該空間内で溶融させて流体状とする。
次に、図3(c)で示すように、塗布ステップ(S12)では、第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aで流体状の潤滑剤Aを挟持し、第1、第2のパンチ11、12の潤滑剤Aに対する押圧力を調整し、潤滑剤Aを第1、第2のパンチ11、12の外周面11b、12bと金型1の中空2の内周面2bの間に押出しながら、第1、第2のパンチ11、12を金型1の中空2の軸心Lに沿って中空2内で上方に移動させる。その際、中空2内を通過する第1のパンチ11の軸心L1が芯出し体21によって中空2の軸心Lと一致するように第1のパンチ11が案内されており、第1のパンチ11の外周面11bと金型1の中空2の内周面2bの間隔が全周に亘って略一定に維持されている。
そして、図3(d)で示すように、第1のパンチ11の軸心L1が芯出し体21によって中空2の軸心Lと一致するように第1のパンチ11が案内された姿勢で、第1のパンチ11の端面11aが金型1の端面1bと面一となる位置まで第1のパンチ11を移動させると、中空2の内周面2bの全体に亘って略均一な膜厚を有する潤滑剤被膜Bが形成される。また、第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aで流体状の潤滑剤Aを挟持したことによって、第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aにも、所定の膜厚を有する潤滑剤被膜Bが形成される。なお、第1のパンチ11の端面11aが金型1の端面1bと面一となる位置まで到達すると、第2のパンチ12は、中空2の軸心Lに沿って金型1の上方へ離間して配置される。
次に、図3(e)で示すように、待機ステップ(S13)では、芯出し体21を金型1の凹部4から離間させ、芯出し体21の押さえ部22を中空2の軸心Lから離間する方向へ移動させ、押さえ部22の内周面22bを第1のパンチ11の外周面11bから離間させる。そして、第1のパンチ11を金型1の中空2の軸心Lに沿って下方に移動させ、成形体の原料となる金属粉末を充填するための空間を該中空2内に形成する。
上記するように、金型1の中空2の内周面2bや第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aに潤滑剤被膜Bを形成した後、図5(a)で示すように、充填ステップ(S21)では、金型1の中空2の内周面2bと第1のパンチ11の端面11aで形成される空間内に金属粉末C(たとえば液体急冷で製作された微細な結晶粒である急冷薄帯(急冷リボン)からなる粉末)を充填する。
そして、図5(b)で示すように、成形ステップ(S22)では、第2のパンチ12を金型1の中空2の軸心Lに沿って下方に移動させ、前記空間内に充填された金属粉末Cを第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aで挟持した姿勢で加圧して冷間成形をおこない、第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aと中空2の内周面2bとで画成されるキャビティ5内で成形体Dを作製する。ここで、第1、第2のパンチ11、12で金属粉末Cを加圧成形する際には、第1、第2のパンチ11、12の加圧力によって当該第1のパンチ11が弾性変形し、第1のパンチ11の外径が増加するため、第1のパンチ11の外周面11bと中空2の内周面2bは離間して配置されるとともに、芯出し体21の押さえ部22の内周面22bと第1のパンチ11の外周面11bは離間して配置されている。
その後、図5(c)で示すように、脱型ステップ(S23)では、第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aで成形体Dを挟持した姿勢で第1、第2のパンチ11、12を金型1の中空2の軸心Lに沿って中空2内で上方に移動させ、この成形体Dを金型1の中空2の外部へ脱型する。ここで、金型1の中空2の内周面2bや第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aには潤滑剤被膜Bが形成されており、作製された成形体Dを金型1の中空2の外部へ円滑に脱型することができる。
なお、金属粉末がたとえばNd-Fe-B系などの磁石粉末である場合には、金型1の外部に設けられた加熱用ヒータや誘導加熱コイルなどの加熱手段(不図示)によって脱型された成形体Dを所望に加熱し、第1、第2のパンチ11、12の端面11a、12aで成形体Dを挟持した姿勢で第1、第2のパンチ11、12を金型1の中空2の軸心Lに沿って下方に移動させ、加熱後の成形体を金型1の中空2内に戻す。そして、第1、第2のパンチ11、12で加熱後の成形体を加圧し、コイニングをおこなって希土類磁石前駆体(配向磁石)を作製する。また、たとえば希土類磁石前駆体の表面の酸化膜や潤滑剤を除去した後、この希土類磁石前駆体に対し、その保磁力を高める改質合金を拡散浸透させて希土類磁石を製造する。
なお、上記する実施の形態では、金型1に対して第1、第2のパンチ11、12等を相対的に移動させる形態について説明したが、たとえば第1、第2のパンチ11、12等を固定して金型1を第1、第2のパンチ11、12等に対して相対的に移動させてもよいし、金型1と第1、第2のパンチ11、12等をそれぞれ相対的に移動させてもよい。また、上記する実施の形態では、第1のパンチ11に芯出し機構20を構成する芯出し体21を設け、芯出し機構20が第1のパンチ11の軸心L1を金型1の中空2の軸心Lと一致させるように第1のパンチ11を案内する形態について説明したが、芯出し機構20は、第2のパンチ12の軸心を金型1の中空2の軸心Lと一致させるように第2のパンチ12を案内してもよいし、第1、第2のパンチ11、12の双方の軸心を金型1の中空2の軸心Lと一致させるように第1、第2のパンチ11、12の双方を案内してもよい。
[成形装置の実施の形態2]
次に、図6を参照して、本発明の成形装置の実施の形態2を説明する。図6は、本発明の成形装置の実施の形態2の一部を拡大して示した一部拡大図である。
図6で示す実施の形態2の成形装置150は、図1〜図5で示す実施の形態1の成形装置50に対して、金型の凹部と芯出し体の押さえ部の形状が相違しており、その他の構成は実施の形態1と同様である。したがって、図1〜図5で示す実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図示するように、芯出し機構120を構成する金型101の凹部104は、底面104aと該底面104aから中空2の軸心L方向に延びる側面104bを有している。また、芯出し機構120を構成する芯出し体121の押さえ部122は、金型101の凹部104の側面104bと相補的な形状を呈し、中空2の軸心L方向に延びる外周面122cを有している。これにより、押さえ部122が金型101に対して近接して金型101の凹部104内に嵌まり込むと、押さえ部122が不図示の付勢手段の付勢力に抗して中空2の軸心Lへ近接する方向へ案内され、押さえ部122の内周面122bと第1のパンチ11の外周面11bが当接し、第1のパンチ11の周囲が押さえ部122によって所定の保持力で保持されて、第1のパンチ11の軸心L1が中空2の軸心Lと一致するように第1のパンチ11が案内される。また、押さえ部122が金型101から離間して凹部104の外部に配置されると、押さえ部122が不図示の付勢手段によって中空2の軸心Lから離間する方向へ移動し、押さえ部122の内周面122bと第1のパンチ11の外周面11bが離間する。
このように、金型101の凹部104が中空2の軸心L方向に延びる側面104bを有することによって、金型101の凹部104や芯出し体121の押さえ部122の形状を簡素化することができ、成形装置150全体の構成を簡素化することができる。
[成形装置の実施の形態3]
次に、図7を参照して、本発明の成形装置の実施の形態3を説明する。図7は、本発明の成形装置の実施の形態3の一部を拡大して示した一部拡大図である。
図7で示す実施の形態3の成形装置250は、図1〜図5で示す実施の形態1の成形装置50に対して、金型と第1、第2パンチ、芯出し体の形状が相違しており、その他の構成は実施の形態1と同様である。したがって、図1〜図5で示す実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図示するように、成形装置250の成形型210を構成する金型201は、略円筒状の筒状型201aと、該筒状型201aの内部で筒状型201aと同心に配置される略円柱状の内型201bと、から構成されており、筒状型201aと内型201bとの間に略円筒状の中空202が形成されている。
また、成形型210を構成する第1のパンチ211と第2のパンチ212はそれぞれ、その端部213、214が金型201の中空202と相補的な形状(略円筒形状)を呈しており、第1のパンチ211と第2のパンチ212の軸心と金型201の中空202の軸心Lとが一致した際に、第1のパンチ211と第2のパンチ212の外周面211b、212bと金型201の中空202の外側面202b(筒状型201aの内周面)とは僅かに離間して配置されており、第1のパンチ211と第2のパンチ212の内周面211a、212aと金型201の中空202の内側面202a(内型201bの外周面)とは僅かに離間して配置されている。
また、芯出し機構220は、第1のパンチ211に設けられた芯出し体221と、金型201の筒状型201aの外周と第1のパンチ211の外周とで形成される凹部204と、第1のパンチ211の内周と金型201の内型201bの外周とで形成される凹部211cと、から構成されており、芯出し体221と金型201とが相対的に移動した際に、第1のパンチ211の軸心L1を金型201の中空202の軸心Lと一致させるように第1のパンチ211を案内するようになっている。
芯出し機構220を構成する芯出し体221は、第1のパンチ211の外周面211bの外側に配置された外側押さえ部222aと内型201bの外側に配置された内側押さえ部222bからなる押さえ部222と、この押さえ部222を保持する保持部223と、を有している。
押さえ部222の外側押さえ部222aと内側押さえ部222bはそれぞれ、保持部223に対して相対的に中空202の軸心Lと直交する方向へ移動自在となっているとともに、不図示の付勢手段によって予め中空202の軸心Lから離間する方向へ付勢されており、芯出し機構220で芯出しをおこなわない状態では、外側押さえ部222aの内周面222abと第1のパンチ211の外周面211bとは僅かに離間して配置されており、内側押さえ部222bの内周面222bbと内型201bの外周面201bbとは僅かに離間して配置されている。
ここで、金型201の筒状型201aの芯出し体221と対向する端面201aと第1のパンチ211の外周面211bにより形成された芯出し機構220を構成する凹部204は、底面204aと該底面204aから芯出し体221へ向かって拡がる側面(傾斜面)204bとを有している。また、芯出し体221の外側押さえ部222aは、その凹部204の側面204bと相補的な形状を呈する外周面(傾斜面)222acを有している。
また、第1のパンチ211の内周面211aの内型201bに対応する部分と内型201bの外周面201bbとにより形成された芯出し機構220を構成する凹部211cは、芯出し体221へ向かって拡がる傾斜面211cbを有している。また、芯出し体221の内側押さえ部222bは、その凹部211cの傾斜面211cbと相補的な形状を呈する外周面(傾斜面)222bcを有している。
これにより、保持部223とともに押さえ部222が金型201に対して相対的に近接し、外側押さえ部222aが凹部204内に嵌まり込み、内側押さえ部222bが凹部211c内に嵌り込むと、中空202の軸心Lから離間する方向へ付勢された外側押さえ部222aの外周面222acが凹部204の側面204bと当接し、内側押さえ部222bの外周面222bcが凹部211cの傾斜面211cbと当接する。そして、外側押さえ部222aが凹部204内に嵌まり込むに従って、外側押さえ部222aが前記付勢手段の付勢力に抗して中空202の軸心L方向へ次第に案内されていき、外側押さえ部222aの内周面222abと第1のパンチ211の外周面211bが当接していく。また、内側押さえ部222bが凹部211c内に嵌り込むに従って、内側押さえ部222bが付勢手段の付勢力に抗して中空202の軸心L方向へ次第に案内されていき、内側押さえ部222bの内周面222bbと内型201bの外周面201bbが当接していく。そして、たとえば外側押さえ部222aの端面222aaが凹部204の底面204aと当接して、第1のパンチ211の外側が外側押さえ部222aによって所定の保持力で保持され、たとえば内側押さえ部222bの端面222baが凹部211cの端面211caと当接して、第1のパンチ211の内側が内側押さえ部222bによって所定の保持力で保持されると、第1のパンチ211の軸心L1が金型201の中空202の軸心Lと略一致するように保持される。
このように、第1のパンチ211の外側が外側押さえ部222aによって保持されることによって、金型201の中空202の外側面202b(筒状型201aの内周面)と第1のパンチ211の外周面211bの間隔が全周に亘って略一定に維持され、第1のパンチ211の内側が内側押さえ部222bによって保持されることによって、中空202の内側面202a(内型201bの外周面)と第1のパンチ211の内周面211aの間隔が全周に亘って略一定に維持されるため、第1、第2のパンチ211、212の端面で流体状の潤滑剤を挟持した姿勢で第1、第2のパンチ211、212を中空202の軸心Lに沿って移動させ、中空202の外側面202bや内側面202aにその潤滑剤を塗布する際に、金型201の中空202の外側面202bや内側面202aの全体に亘って略均一な膜厚の潤滑剤被膜を形成することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…金型(外型)、1a…金型の端面、2…中空、2b…中空の内周面、3…加熱部、4…金型の凹部、4a…凹部の底面、4b…凹部の側面(傾斜面)、5…キャビティ、10…成形型、11…第1のパンチ、11a…第1のパンチの端面、11b…第1のパンチの外周面、12…第2のパンチ、12a…第2のパンチの端面、12b…第2のパンチの外周面、13…第1のパンチの端部、14…第2のパンチの端部、20…芯出し機構、21…芯出し体、22…押さえ部、22a…押さえ部の端面、22b…押さえ部の内周面、22c…押さえ部の外周面(傾斜面)、23…保持部、50…成形装置、A…潤滑剤、B…潤滑剤被膜、C…金属粉末、D…成形体、L…中空の軸心、L1…第1のパンチの軸心

Claims (9)

  1. 中空を有する外型と、該外型の中空内で該外型に対して相対的に移動自在に配置される2つのパンチとを有し、対向する該2つのパンチの端面と該外型の中空の内周面とでキャビティが画成される成形型を備えた成形装置であって、
    前記成形装置は、前記2つのパンチの少なくとも一方が前記外型に対して相対的に移動する際に該2つのパンチの少なくとも一方の軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内する芯出し機構をさらに備えている成形装置。
  2. 前記芯出し機構は、前記2つのパンチの少なくとも一方に設けられた芯出し体と前記外型の一部とから構成され、該芯出し体と該外型とが相対的に移動した際に、該芯出し体が設けられたパンチの軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内するようになっている、請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記芯出し機構は、前記芯出し体と前記外型とが相対的に近接して当接した際に、該芯出し体が設けられたパンチの軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内するようになっている、請求項2に記載の成形装置。
  4. 前記芯出し機構は、前記外型の外周に設けられて傾斜面を有する部分と、該傾斜面と相補的な形状の傾斜面を有する前記芯出し体とから構成され、前記芯出し体の傾斜面と前記外型の傾斜面とが相対的に当接した際に、該芯出し体が設けられたパンチの軸心を該外型の中空の軸心と一致させるように該パンチを案内するようになっている、請求項3に記載の成形装置。
  5. 前記芯出し体は、該芯出し体が設けられたパンチに対して相対的に移動自在となっている、請求項2から4のいずれかに記載の成形装置。
  6. 前記外型は、筒状型と該筒状型の内側で且つ該筒状型と同心に配置される内型とから構成されており、前記2つのパンチはそれぞれ、筒状型と内型で形成される中空と相補的な形状を呈している、請求項1から5のいずれかに記載の成形装置。
  7. 中空を有する外型と、該外型の中空内で該外型に対して相対的に移動自在に配置される2つのパンチとを有し、対向する該2つのパンチの端面と該外型の中空の内周面とでキャビティが画成される成形型を用意する第1のステップと、
    前記キャビティ内に充填された流体状の潤滑剤を前記2つのパンチで挟持した姿勢で、該2つのパンチを前記外型に対して相対的に移動させることによって、該外型の中空の内周面に前記潤滑剤を塗布する第2のステップと、
    前記潤滑剤が塗布された前記外型のキャビティ内に金属粉末を充填して加圧成形する第3のステップと、からなる成形方法であって、
    前記第2のステップにおいて、前記2つのパンチを前記外型に対して相対的に移動させる際に、該2つのパンチの少なくとも一方の軸心が該外型の中空の軸心と一致するように該パンチを案内する成形方法。
  8. 前記第2のステップにおいて、前記外型に対して相対的に近接させるパンチの軸心が該外型の中空の軸心と一致するように該パンチを案内する、請求項7に記載の成形方法。
  9. 前記潤滑剤はガラス潤滑剤からなり、前記第2のステップにおいて、前記キャビティ内に配置された固体状のガラス潤滑剤を該キャビティ内で溶融させて流体状とする、請求項7または8に記載の成形方法。
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