JP6939083B2 - 樹脂成形金型 - Google Patents

樹脂成形金型 Download PDF

Info

Publication number
JP6939083B2
JP6939083B2 JP2017099461A JP2017099461A JP6939083B2 JP 6939083 B2 JP6939083 B2 JP 6939083B2 JP 2017099461 A JP2017099461 A JP 2017099461A JP 2017099461 A JP2017099461 A JP 2017099461A JP 6939083 B2 JP6939083 B2 JP 6939083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
ejector pin
cavity space
molten resin
push
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017099461A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018192731A (ja
Inventor
横森 則晴
則晴 横森
あす香 鬼塚
あす香 鬼塚
君敏 吉田
君敏 吉田
俊紀 勝田
俊紀 勝田
直輝 佐々木
直輝 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2017099461A priority Critical patent/JP6939083B2/ja
Publication of JP2018192731A publication Critical patent/JP2018192731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6939083B2 publication Critical patent/JP6939083B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、キャビティ空間内に充填した樹脂を固化して樹脂成形品を成形することができる樹脂成形金型に関する。
樹脂成形金型としては、特許文献1に開示されるように、キャビティ空間内の溶融樹脂を流動させる押込部を備えたものが知られている。押込部は、キャビティ空間に連通する樹脂溜まりと、樹脂溜まりの容積を変化させる可動コアとを有している。特許文献1では、押込部の可動コアを移動させ、押込部の樹脂溜まりの容積を圧縮し、キャビティ空間にて樹脂流動を生じさせている。
特開2014−19114号公報
特許文献1にあっては、キャビティ空間に充填した樹脂を流動させるべく可動コアを移動させるため、圧縮機構を設けている。かかる圧縮機構にあっては、型締め機構によって可動コアを移動させるため、油圧シリンダに加え、スペーサやそれらを連結する種々の部品が必要になる。これらの駆動機構は、大掛かりになるばかりでなく、樹脂流動を生じさせる可動コアの移動だけに設置されるものとなる。従って、金型や成形装置の部品点数が増えたり構造が複雑したりし、製造コストが上昇してしまう、という問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、押込部によって充填した樹脂に押込力を加えることができ、構造の簡略化を図ることができる樹脂成形金型を提供することを目的とする。
本発明の樹脂成形金型は、溶融樹脂が充填されるキャビティ空間を形成するキャビティ形成体と、前記キャビティ空間内で成形された樹脂成形品を離型するためのエジェクタピンと、前記キャビティ空間に充填された溶融樹脂に押込力を加える押込部と、前記エジェクタピン及び前記押込部を支持する支持体とを備え、該押込力によって溶融樹脂を流動させる樹脂成形金型であって、前記エジェクタピンの一端は、駆動機構によって前記キャビティ空間の形成面から突出可能に設けられ、前記押込部は、前記駆動機構によって変位することで前記押込力を発揮し、前記エジェクタピンには、ストッパが形成され、前記支持体は、前記エジェクタピンが挿入される挿入穴と、前記挿入穴の形成位置を含んで前記ストッパを収容する空間とを備え、前記駆動機構による力が加わることで変位し、且つ、前記押込部との相対移動が規制された状態で該押込部を支持し、前記エジェクタピンの延出方向において、前記ストッパの幅の方が前記空間の幅より短く設定され、前記樹脂成形品を離型するときに、前記エジェクタピンを押し込む押圧面が前記空間の形成面として形成され、前記押圧面と前記ストッパとの間に隙間が形成され、前記支持体を介して前記押込部を変位する間に、前記隙間によって前記エジェクタピンの先端と前記キャビティ空間の形成面とが同一面上に維持されることを特徴とする。
この構成によれば、エジェクタピンを駆動する駆動機構によって押込部で溶融樹脂を押し込むことができ、押込部を駆動するためだけの機構を不要とすることができる。これにより、成形金型や成形装置の構造の簡略化を図ることができ、ひいては、成形金型等の製造コスト削減を図ることができる。
本発明によれば、押込部によって充填した樹脂に押込力を加えることができ、成形金型等の構造の簡略化を図ることができる。
第1の実施の形態に係る樹脂成形金型の概略構成図である。 第1の実施の形態における樹脂成形金型のキャビティ空間の平面断面図である。 第1の実施の形態におけるキャビティ空間に溶融樹脂を充填した状態の説明図である。 第1の実施の形態におけるウェルド部の溶融樹脂を流動させた状態の説明図である。 第1の実施の形態における型開きした状態の説明図である。 第1の実施の形態における樹脂成型品を離型中とした状態の説明図である。 第2の実施の形態に係る樹脂成形金型の概略構成図である。 第2の実施の形態におけるキャビティ空間に溶融樹脂を充填した状態の説明図である。 第2の実施の形態におけるウェルド部の溶融樹脂を流動させた状態の説明図である。 第2の実施の形態における型開きした状態の説明図である。 第2の実施の形態における樹脂成型品を離型中とした状態の説明図である。 変形例に係る樹脂成形金型の概略構成図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。また、以下の説明において、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」は、図1を基準として用いる。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る樹脂成形金型の概略構成図である。図2は、上記樹脂成形金型のキャビティ空間の平面断面図である。図1に示すように、樹脂成形金型(以下、単に「金型」とする)10は、固定型11と、この固定型11との間にキャビティ空間12を形成する可動型13とを備えている。従って、固定型11及び可動型13によってキャビティ形成体が構成され、それらの相対面によってキャビティ空間12の形成面が形成される。固定型11及び可動型13は、射出成形機(図示省略)に搭載され、当該射出成形機から熱可塑性の溶融樹脂がゲート14(図2参照)を通じてキャビティ空間12内に充填される。
本実施の形態の金型10では、1つの開口を有する成形品を成形するものであり、キャビティ空間12において該開口に対応する部分に開口形成部16が突出して形成される。従って、ゲート14から充填された溶融樹脂は、キャビティ空間12内を流れる過程で開口形成部16に当たって上下(図2中左右)に分流された後、点線で示す箇所にて合流される。具体的には、キャビティ空間12における開口形成部16のゲート14とは反対側の領域の図2中左右方向中間部で合流し、この合流した部分が成形品においてウェルド部Bとなる。
成形用に充填する樹脂には、成形品の強度等の物性を向上するために繊維状の含有物が配合され、含有物としては、カーボンやガラス繊維等を例示することができる。含有物の重量平均繊維長は、好ましくは0.1mm以上15mm以下、より好ましくは1mm以上5mm以下に設定される。
なお、キャビティ空間12にて成形される樹脂成形品の形状は、板状やシート状にする等の二次元的な形状としたり、凹凸等が種々の位置に形成された三次元形状としたりすることができる。本実施の形態では、一例として1つの開口を面内に有する板状の樹脂成形品を成形するためのキャビティ空間12の一部及びその周辺構造について簡略的に図示して説明するものであり、それ以外の構成についての図示、説明を省略する。
可動型13は、キャビティ空間12を形成する型板部18と、型板部18から見て固定型11と反対側(右側)に設けられた取付板部19と、これら型板部18及び取付板部19の間に配置された第1エジェクタプレート(支持体)21及び第2エジェクタプレート(支持体)22と、各エジェクタプレート21、22に支持される複数のエジェクタピン24とを備えている。型板部18と取付板部19との間には、スペーサブロック(図示省略)が設けられ、それらの間に各エジェクタプレート21、22が左右に移動するための空間S1が確保される。
また、可動型13は、押込部25及び引込部26を1体ずつ備えている。なお、押込部25及び引込部26は、それぞれ複数設けてもよい。押込部25及び引込部26は、ウェルド部Bの形成位置を挟んで対向配置されている。具体的には、それぞれの押込部25からウェルド部Bに直交する方向に延びる延長線上に引込部26が設けられている(図2参照)。
押込部25は、型板部18に挿通された円柱や角柱等の柱状をなす可動コア25aを備えている。可動コア25aは、キャビティ空間12に進退する方向すなわち図1中左右方向に変位可能に設けられている。可動コア25aの先端面が、型板部18におけるキャビティ空間12の形成面18aより退行した(凹んだ)位置に配置されたときに、その先端側には、形成面18aより凹んだ空間となる圧縮用樹脂溜まり25bが形成される。
引込部26は、キャビティ空間12から所定間隔を隔てて配置された引込用樹脂溜まり26aと、キャビティ空間12と引込用樹脂溜まり26aとを連通する連通路26bと、連通路26bを開閉する開閉部材26cとを備えている。開閉部材26cは左右方向に変位し、この変位によって連通路26bの開放及び閉塞を切り替え可能に設けられている。開閉部材26cの先端面(左端面)には、キャビティ空間12側に向かって次第に低くなる傾斜面が形成されている。引込部26は、開閉部材26cの右部に設けられるスプリング26d(変位手段)を更に備え、スプリング26dは、開閉部材26cを左方に付勢して連通路26bの左面となる固定型11に開閉部材26cを押し付ける弾性力を発揮する。この押し付けで開閉部材26cが連通路26bに接触すると、連通路26bが閉塞されることとなる。
型板部18には、エジェクタピン24が挿入されるエジェクタ穴28と、可動コア25aが挿入される可動コア穴29とが形成されている。エジェクタ穴28及び可動コア穴29は、型板部18におけるキャビティ空間12の形成面18aに連通される。従って、エジェクタピン24及び可動コア25aの各先端(一端)がキャビティ空間12の形成面18aから突出可能となる。
取付板部19には、穴19aが形成され、この穴19a内にはロッドRが貫通している。ロッドRは、シリンダやサーボモータ等を含んで構成される駆動機構(図示省略)の一部となり、左右方向で往復移動可能となっている。これにより、ロッドRから駆動機構によって押し込む力が各エジェクタプレート21、22に加わり、各エジェクタプレート21、22を左側に変位させることができる。一方、各エジェクタプレート21、22は、型板部18と第2エジェクタプレート22との間に設けられたスプリング(図示省略)の弾性力によって右側に戻る力を受けている。従って、ロッドRを左側に変位すると、スプリングの力を受けて各エジェクタプレート21、22が左側に変位する。なお、ロッドRの先端に第1エジェクタプレート21を固定し、右側に押し込んだ各エジェクタプレート21、22を駆動機構の駆動力によって左側に変位させてもよく、この場合スプリングを省略できる。
取付板部19は、上述の射出成形機(図示省略)に固定され、この射出成形機の駆動によって可動型13が固定型11に対して離反及び接近する方向(左右方向)に往復移動可能となる。これにより、キャビティ空間12の内部で成形された樹脂成型品W(図5参照)を金型10の外部に取り出すことができる。
第1エジェクタプレート21及び第2エジェクタプレート22には、エジェクタピン24が摺動自在に挿入される挿入穴21a、22aが形成されている。そして、挿入穴21a、22aの形成位置を含む領域であって、各エジェクタプレート21、22の合わせ面それぞれに凹部21b、22bが形成されている。これら凹部21b、22bで囲まれる空間には、エジェクタピン24に形成されるストッパ32が収容される。ストッパ32は、エジェクタピン24及び挿入穴21a、22aより大径に形成され、挿入穴21a、22aに対して挿抜不能となっている。また、ストッパ32の左右幅(エジェクタピン24の延出方向の幅)は、凹部21b、22bの底面21c、22c間の距離より短く設定されている。つまり、凹部21b、22bの底面21c、22c両方からストッパ32が離れた場合には、各エジェクタプレート21、22が左右に移動しても、エジェクタピン24が左右に移動しない、いわゆる遊びがある状態となる。
第2エジェクタプレート22には、可動コア25aが挿入される段付き穴22dが形成されている。また、可動コア25aの右端(他端)側は段付き穴22dに嵌り合う段付き形状に形成されている。段付き穴22dに可動コア25aが嵌り合った状態で各エジェクタプレート21、22を重ねると、第1エジェクタプレート21が可動コア25aの右端に接触する。これにより、可動コア25aは、各エジェクタプレート21、22に対し軸方向(左右方向)の移動が規制された状態で支持される。
エジェクタピン24は、その先端面(左端面)が型板部18におけるキャビティ12の形成面18aと同一面上に位置するときに、その基端面(右端面)が取付板部19の内面(位置決め部)19bに接触する長さに設定されている。そして、エジェクタピン24の先端面がキャビティ12の形成面18aと同一面上に位置する状態で、各エジェクタプレート21、22では、凹部21bの底面21cからストッパ32が離れて隙間33が形成されることとなる。このとき、底面21cとストッパ32との距離Lは、圧縮用樹脂溜まり25bの左右方向(可動コア25aの変位方向)の幅Hと同一に設定されている。
固定型11及び可動型13には、冷却用の媒体流路(不図示)が形成され、媒体流路には、冷媒を通す回路が接続されている。冷媒は、液体であればよく金型10に応じて水、油等が用いられ、冷媒が媒体流路内に流れることで、キャビティ空間12の形成面18aを含む固定型11及び可動型13全体が温度調整される。
次に、本実施の形態に係る金型10を用いた樹脂成型品の成形方法について説明する。
図3は、キャビティ空間に溶融樹脂を充填した状態の説明図である。先ず、図3に示すように、固定型11と可動型13とを型締めした状態としてキャビティ空間12を形成する。この状態で、空間S1において、スプリング(図示省略)の力によって各エジェクタプレート21、22が下方向に付勢されつつ、その力をストッパ(図示省略)が受け止めて各エジェクタプレート21、22が位置決めされる。このように各エジェクタプレート21、22が位置決めされた初期位置において、可動コア25aの先端面が型板部18におけるキャビティ空間12の形成面18aより凹んだ位置に配置されて圧縮用樹脂溜まり25bが形成される。
このとき、エジェクタピン24は、各エジェクタプレート21、22とは別にスプリング(図示省略)の力が作用して下方向に付勢されつつ、取付板部19の内面19bにエジェクタピン24の右端面が接触して位置決めされる。これにより、エジェクタピン24の先端面とキャビティ空間12の形成面18aとが同一面上に維持される。この状態において、所定の射出圧力によって溶融樹脂Mを金型10内に充填する。キャビティ空間12内に充填された溶融樹脂Mは開口形成部16に当たって分流された後に合流してウェルド部Bを形成する。このとき、溶融樹脂Mは圧縮用樹脂溜まり25bにも充填される。
このように溶融樹脂Mをキャビティ12に注入し、注入による圧力がエジェクタピン24に加わっても、取付板部19の内面19bにエジェクタピン24の右端面が接触するので、エジェクタピン24の変位を規制することができる。従って、溶融樹脂Mの充填後においてもエジェクタピン24の先端面とキャビティ12の形成面18aとが同一面上に維持される。
図4は、ウェルド部の溶融樹脂を流動させた状態の説明図である。溶融樹脂Mの充填後、溶融樹脂Mが固化する前において、図4に示すように、駆動機構(図示省略)のロッドRを作動することで、各エジェクタプレート21、22を左方に押し込む。この押し込みによって可動コア25aが左方に変位し、かかる変位によって、可動コア25aは、圧縮用樹脂溜まり25bの内部の溶融樹脂Mをキャビティ空間12側に押し出し、キャビティ空間12内の溶融樹脂Mに押込力を加える。
溶融樹脂Mに押込力を加えると、キャビティ空間12にて溶融樹脂Mの圧力が上昇し、かかる圧力上昇によって開閉部材26cの左端の傾斜面に圧力が加わって開閉部材26cを右側へ移動する力が作用する。ここで、開閉部材26cを付勢するスプリング26dの弾性力は、キャビティ空間12への溶融樹脂Mの注入圧では開閉部材26cの変位を規制し、且つ、可動コア25aの変位による溶融樹脂Mの圧力上昇で開閉部材26cの右方への変位を許容するように設定される。従って、可動コア25aの押し込みに応じて開閉部材26cが右側へ移動して連通路26bに溶融樹脂Mが流れ込み、引込用樹脂溜まり26aの内部に溶融樹脂Mが引き込まれる。
これにより、溶融樹脂Mのウェルド部Bでは図4中下から上に向かう移動が生じ、ウェルド部Bを挟む一方の溶融樹脂Mが他方の溶融樹脂Mに圧入するよう流動される。この圧入によって、溶融樹脂M中の繊維状の含有物がウェルド部Bで図4中左右方向に配向される状態を崩すことができ、ウェルド部Bでの強度低下、外観不良の発生を防止することができる。
ところで、隙間33における距離Lと圧縮用樹脂溜まり25bの左右方向幅Hとを同一(図3参照)としたので、可動コア25aが左方へ変位して圧縮用樹脂溜まり25bの溶融樹脂Mを押し出す間にストッパ32と底面21cとを非接触とすることができる。言い換えると、上述のように隙間33を設けたので、駆動機構によって可動コア25aが変位して溶融樹脂Mに押込力を加えている間、底面21cによってエジェクタピン24が押し込まれない。ここにおいて、押込部25による溶融樹脂Mの押込中に、エジェクタピン24の先端とキャビティ12の形成面18aとを同一面上に維持する面維持部が隙間33を含んで構成される。従って、充填された溶融樹脂Mに押込力を加えるべく可動コア25aを変位する間、面維持部によってエジェクタピン24の位置が維持される。
図5は、型開きした状態の説明図である。所定時間経過して金型10内に充填した溶融樹脂Mが固化した後、図5に示すように、可動型13を固定型11から離れる方向に駆動して型開きする。これにより、キャビティ空間12内で成形された樹脂成型品Wが露出した状態となる。また、型開き後において、樹脂成型品Wは、可動型13の型板部18に付着した状態となる。
図6は、樹脂成型品を離型中とした状態の説明図である。型開き後、図6に示すように、駆動機構(図示省略)のロッドRを作動し、各エジェクタプレート21、22を更に左方向に押し込む。この押し込みにより、先ず、第1エジェクタプレート21における凹部21bの底面21cがストッパ32に接触する。そして、更に、ロッドRを作動し、各エジェクタプレート21、22を更に左方向に押し込むことで、底面21cが押圧面となってストッパ32を含むエジェクタピン24を左方向に変位させる。これにより、エジェクタピン24の先端が型板部18におけるキャビティ空間12の形成面18aから突出し、樹脂成形品Wが形成面18aから押し出されて離型される。
このとき、各エジェクタプレート21、22の左方向の変位によって、これらに支持される可動コア25aも上方向に変位してキャビティ空間12の形成面18aから先端側が突出することとなる。この突出によっても、樹脂成形品Wに離型する方向の力を加えることができる。つまり、可動コア25aもエジェクタピン24と同様に機能し得ることとなる。
樹脂成形品Wには、連通路26b及び引込用樹脂溜まり26a内で固化した部分が一体となるので、この部分を切り離す。なお、連通路26b及び引込用樹脂溜まり26aに流入、固化した溶融樹脂Mで樹脂成形品Wの一部を形成する場合、切り離す作業は不要となる。この場合、連通路26b及び引込用樹脂溜まり26aがキャビティ空間12の一部を形成する。
以上のように、上記実施の形態によれば、単一の駆動機構によって、押込部25における可動コア25aの変位により溶融樹脂Mを押し込む押込力の発揮と、エジェクタピン24の変位による樹脂成型品Wの離型との両方を行うことができる。これにより、それらに対して別々に駆動機構を設ける場合に比べ、部品点数の削減、構造の簡略化を図ることができ、金型10の製造コストを安価にすることができる。
また、底面21cとストッパ32との間に距離Lとなる隙間33が形成されるので、樹脂Mが固化する前に、可動コア25aを変位すべく各エジェクタプレート21、22を変位しても、エジェクタピン24を変位させずに位置決めされた状態に保つことができる。これにより、成形が完了する前に、キャビティ12の形成面18aからエジェクタピン24の先端面が突出せず、樹脂成型品Wに意図しない凹凸が形成されることを防止することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、第2の実施の形態と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を用いる場合があり、説明を省略若しくは簡略にする場合がある。
図7は、第2の実施の形態に係る樹脂成形金型の概略構成図である。図7に示すように、第2の実施の形態における金型10では、取付板部19と第1エジェクタプレート21との間に、第1可動コアプレート(支持体)41及び第2可動コアプレート(支持体)42を設けている。第1エジェクタプレート21と第2可動コアプレート42との間には、スペーサブロック(図示省略)が設けられ、それらの間に各可動コアプレート41、42が左右に移動するための空間S2が確保される。空間S2の左右方向の幅は、圧縮用樹脂溜まり25bの左右方向の幅Hと同一に設定されている。
第2可動コアプレート42には、可動コア25aが挿入される段付き穴42aが形成されている。段付き穴42aに可動コア25aの右端における段付き形状が嵌り合った状態で各可動コアプレート41、42を重ねると、第1可動コアプレート41が可動コア25aの右端に接触する。これにより、可動コア25aは、各可動コアプレート41、42に対し軸方向(左右方向)の移動が規制された状態で支持される。
第2の実施の形態において、第2エジェクタプレート22には、エジェクタピン24が挿入される段付き穴22eが形成されている。また、エジェクタピン24の右端(他端)側は段付き穴22eに嵌り合う段付き形状に形成されている。段付き穴22eにエジェクタピン24が嵌り合った状態で各エジェクタプレート21、22を重ねると、第1エジェクタプレート21がエジェクタピン24の右端に接触する。これにより、エジェクタピン24は、各エジェクタプレート21、22に対し軸方向(左右方向)の移動が規制された状態で支持される。各エジェクタプレート21、22には、可動コア25aが摺動自在に挿入される穴21f、22fが形成されている。
続いて、第2の実施の形態の金型10を用いた成形方法について、図8ないし図11を参照して説明する。図8は、第2の実施の形態におけるキャビティ空間に溶融樹脂を充填した状態の説明図である。図9は、第2の実施の形態におけるウェルド部の溶融樹脂を流動させた状態の説明図である。図10は、第2の実施の形態における型開きした状態の説明図である。図11は、第2の実施の形態における樹脂成型品を離型中とした状態の説明図である。
図8に示すように、型締めして各エジェクタプレート21、22及び各可動コアプレート41、42が位置決めされた状態にて、可動コア25aの先端側に圧縮用樹脂溜まり25bが形成される。また、エジェクタピン24の先端面とキャビティ空間12の形成面18aとが同一面上に維持される。この状態において、所定の射出圧力によって溶融樹脂Mがキャビティ空間12内に充填される。このとき、溶融樹脂Mは圧縮用樹脂溜まり25bにも充填される。
溶融樹脂Mの充填後、溶融樹脂Mが固化する前において、図9に示すように、駆動機構(図示省略)のロッドRを作動することで、各可動コアプレート41、42を左方に押し込む。この押し込みによる可動コア25aの左方変位によって、圧縮用樹脂溜まり25bの内部の溶融樹脂Mをキャビティ空間12側に押し出し、キャビティ空間12内の溶融樹脂Mに押込力を加える。この押込力を加えると、溶融樹脂Mの圧力上昇によって開閉部材26cが右側へ移動し、連通路26bに溶融樹脂Mが流れ込んで引込用樹脂溜まり26aの内部に溶融樹脂Mが引き込まれる。
圧縮用樹脂溜まり25bの左右方向幅Hと空間S2の左右幅とを同一としたので、可動コア25aが左方へ変位して圧縮用樹脂溜まり25bの溶融樹脂Mを押し出す間、第1エジェクタプレート21と第2可動コアプレート42とが非接触となる。言い換えると、空間S2を設けたので、駆動機構によって可動コア25aが変位して溶融樹脂Mに押込力を加えている間、エジェクタピン24が押し込まれない。ここにおいて、押込部25による溶融樹脂Mの押込中に、エジェクタピン24の先端とキャビティ12の形成面18aとを同一面上に維持する面維持部が空間S2を含んで構成される。
充填した溶融樹脂Mが固化した後、図10に示すように、可動型13を固定型11から離れる方向に駆動して型開きする。これにより、キャビティ空間12内で成形された樹脂成型品Wが露出した状態となる。この状態で、図11に示すように、駆動機構(図示省略)のロッドRを作動し、各可動コアプレート41、42を更に左方向に押し込む。この押し込みにより、先ず、第2可動コアプレート42の左面が第1エジェクタプレート21の下面に接触する。そして、更に、ロッドRを作動し、各可動コアプレート41、42を更に左方向に押し込むことで、各可動コアプレート41、42を介して各エジェクタプレート21、22を左方向に変位させ、これらに支持されたエジェクタピン24も左方向に変位させる。これにより、エジェクタピン24の先端が型板部18におけるキャビティ空間12の形成面18aから突出し、樹脂成形品Wが形成面18aから押し出されて離型される。
このとき、各可動コアプレート41、42の左方向の変位によって、これらに支持される可動コア25aも左方向に変位してキャビティ空間12の形成面18aから先端側が突出する。この突出によっても、樹脂成形品Wに離型する方向の力を加え、可動コア25aもエジェクタピン24と同様に機能し得る。
このような第2の実施の形態によれば、エジェクタピン24において、第1の実施の形態におけるストッパ32(図1参照)のように延在方向中間部を大径にした形状にしなくてよくなる。また、第1の実施の形態における第1エジェクタプレート21の凹部21bの形成を省略することができる。このようにして構成の簡略化、部品製作の容易化、短時間化を図ることができ、製造コストの削減を達成することができる。なお、各実施の形態の対比において、第1の実施の形態は、第2の実施の形態の可動コアプレート41、42を省略でき、金型10全体としての左右幅をコンパクトにできる点で有利となる。
なお、金型10においては、図12に示すように、可動コア25aの周りで溶融樹脂Mの温度を調整する構成を追加してもよい。図12は、変形例に係る樹脂成形金型の概略構成図である。図12の金型10では、可動コア穴29内にスリーブ状に形成されたコイルヒータ(コア周り温度調整部)51が設けられ、このコイルヒータ51に可動コア25aが挿通されている。言い換えると、コイルヒータ51は、可動コア25a外周近傍に設けられ、圧縮用樹脂溜まり25bの内部及びその周辺の樹脂を加熱可能となっている。ここで記載する加熱とは、加熱した部位を周囲の樹脂温度よりも高温とすることを示し、樹脂の温度低下速度を低減させるための保温も含まれる。また、コイルヒータ51は、キャビティ空間12の形成面18aから所定深さに亘って形成され、好ましくは、可動コア25aの最大ストローク長より長くなる範囲に亘って設けられている。
図12の金型10において可動コア25aは、中空構造とされ、その内部にはシースヒータ(コア用温度調整部)52が設けられている。シースヒータ52は、可動コア25aを加熱し、この加熱によって圧縮用樹脂溜まり25bの内部及びその周辺の樹脂を加熱する。シースヒータ52は、可動コア25aの先端近傍から基部側に向かって延び、可動コア25aの最大ストローク長より長くなる範囲を加熱できるように設けることが好ましい。
また、固定型11及び可動型13には、シースヒータ(合流領域温度調整部)53が設けられている。シースヒータ53は、キャビティ空間12の形成面18a近傍であって、溶融樹脂Mが合流する領域となるウェルド部Bに跨って配置されている。シースヒータ53は、蛇行形状や、渦巻き形状に曲げられた状態に形成され、ウェルド部Bを概略中心とする所定領域の樹脂を加熱する。
また、上記各実施の形態では変位手段としてスプリング26dを採用したが、エアシリンダやリニアモータ、スプリング等を含む駆動機構に変更する等、開閉部材26cを変位できる限りにおいて種々の構成が採用される。
また、各エジェクタプレート21、22の合わせ面それぞれに凹部21b、22bを形成したが、上述のようにエジェクタピン24の変位及び変位の規制を行える限りにおいて、何れか一方の凹部21b、22bを省略してもよい。
また、隙間33を形成する底面21cとストッパ32との間の距離Lは、圧縮用樹脂溜まり25bの左右幅Hより小さくしてもよい。但し、この場合、圧縮用樹脂溜まり25b内に流入、固化した部分が一体となるので、この部分を切り離したり、樹脂成形品Wの一部を形成するようにしたりする。
また、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記各実施の形態を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
10 金型(樹脂成形金型)
12 キャビティ空間
18a 形成面
19b 内面(位置決め部)
21 第1エジェクタプレート(支持体)
21c 底面(押圧面)
22 第2エジェクタプレート(支持体)
24 エジェクタピン
25 押込部
26 引込部
33 隙間(面維持部)
41 第1可動コアプレート(支持体)
42 第2可動コアプレート(支持体)
M 溶融樹脂
R ロッド(駆動機構)
S2 空間(面維持部)
W 樹脂成型品

Claims (8)

  1. 溶融樹脂が充填されるキャビティ空間を形成するキャビティ形成体と、
    前記キャビティ空間内で成形された樹脂成形品を離型するためのエジェクタピンと、
    前記キャビティ空間に充填された溶融樹脂に押込力を加える押込部と、
    前記エジェクタピン及び前記押込部を支持する支持体とを備え、該押込力によって溶融樹脂を流動させる樹脂成形金型であって、
    前記エジェクタピンの一端は、駆動機構によって前記キャビティ空間の形成面から突出可能に設けられ、
    前記押込部は、前記駆動機構によって変位することで前記押込力を発揮し、
    前記エジェクタピンには、ストッパが形成され、
    前記支持体は、前記エジェクタピンが挿入される挿入穴と、前記挿入穴の形成位置を含んで前記ストッパを収容する空間とを備え、前記駆動機構による力が加わることで変位し、且つ、前記押込部との相対移動が規制された状態で該押込部を支持し、
    前記エジェクタピンの延出方向において、前記ストッパの幅の方が前記空間の幅より短く設定され、
    前記樹脂成形品を離型するときに、前記エジェクタピンを押し込む押圧面が前記空間の形成面として形成され、前記押圧面と前記ストッパとの間に隙間が形成され、
    前記支持体を介して前記押込部を変位する間に、前記隙間によって前記エジェクタピンの先端と前記キャビティ空間の形成面とが同一面上に維持されることを特徴とする樹脂成形金型。
  2. 前記キャビティ形成体は、前記キャビティ空間で充填された溶融樹脂が少なくとも一箇所で合流する形状を備えていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形金型。
  3. 前記押込部の押し込みに応じて充填された溶融樹脂を引き込む引込部を更に備え、前記押込部から前記引込部に向かって溶融樹脂を流動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂成形金型。
  4. 前記キャビティ空間に樹脂を充填するときに、前記エジェクタピンの一部に接触して当該エジェクタピンを位置決めする位置決め部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。
  5. 前記押込部は、前記樹脂成形品を離型するときに、当該離型方向の力を前記樹脂成形品に加えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。
  6. 前記引込部は、前記キャビティ空間から所定間隔を隔てて配置された引込用樹脂溜まりと、前記キャビティ空間と前記引込用樹脂溜まりとを連通する連通路と、前記連通路を開閉する開閉部材とを備え、前記開閉部材の変位によって前記連通路の開放及び閉塞を切り替え可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の樹脂成形金型。
  7. 前記引込部は、前記開閉部材に設けられる変位手段を更に備え、前記変位手段は、前記開閉部材を付勢して前記連通路の内周面に前記開閉部材を押し付ける弾性力を発揮することを特徴とする請求項6に記載の樹脂成形金型。
  8. 前記開閉部材の前記変位手段と反対側の端面には傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の樹脂成形金型。
JP2017099461A 2017-05-19 2017-05-19 樹脂成形金型 Active JP6939083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017099461A JP6939083B2 (ja) 2017-05-19 2017-05-19 樹脂成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017099461A JP6939083B2 (ja) 2017-05-19 2017-05-19 樹脂成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018192731A JP2018192731A (ja) 2018-12-06
JP6939083B2 true JP6939083B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=64568819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017099461A Active JP6939083B2 (ja) 2017-05-19 2017-05-19 樹脂成形金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6939083B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316347A (ja) * 2001-02-13 2002-10-29 Sanraito Kasei Kk 金型装置および射出成形方法
JP5381885B2 (ja) * 2010-04-20 2014-01-08 トヨタ自動車株式会社 射出成形装置
JP6079366B2 (ja) * 2013-03-28 2017-02-15 日本電気株式会社 金型及び射出成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018192731A (ja) 2018-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7212695B2 (ja) 磁石埋込み型コアの製造装置及び製造方法
CN101229673B (zh) 注射成型装置
KR102325866B1 (ko) 성형장치 및 성형방법
KR102360266B1 (ko) 성형장치
JP2010173107A (ja) 金型装置及び成形品の製造方法
JP6939083B2 (ja) 樹脂成形金型
JP2009208091A (ja) 成型装置
CN110815719B (zh) 射出成型模具及制造高分子材料元件的方法
JP4576212B2 (ja) インサート射出成形用金型
WO2017212907A1 (ja) 射出圧縮成形金型および射出圧縮成形方法
JP5319392B2 (ja) 金型、および成形品の製造方法
JP6079366B2 (ja) 金型及び射出成形方法
JP7130494B2 (ja) 樹脂成形金型
JP4573755B2 (ja) 成形装置
KR20090066028A (ko) 금형조립체
JP5398147B2 (ja) 射出成形用金型および成形品の製造方法
JP5643135B2 (ja) 微小部品製造用金型装置
JP5368882B2 (ja) 射出成形金型
JP6699138B2 (ja) 樹脂成形金型
KR101206303B1 (ko) 사출압축 성형 장치 및 사출압축 성형 방법
JP4476874B2 (ja) トランスファ成形装置及びトランスファ成形方法
JP6690876B2 (ja) 樹脂成形金型及び樹脂成形方法
JP5059807B2 (ja) 射出成形型
JP5184614B2 (ja) 射出圧縮成形用金型装置およびそれを用いた射出圧縮成形方法
JP5018287B2 (ja) 射出成形用金型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6939083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150