JPH0978103A - 粉末充填方法及びその装置 - Google Patents

粉末充填方法及びその装置

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JPH0978103A
JPH0978103A JP25812095A JP25812095A JPH0978103A JP H0978103 A JPH0978103 A JP H0978103A JP 25812095 A JP25812095 A JP 25812095A JP 25812095 A JP25812095 A JP 25812095A JP H0978103 A JPH0978103 A JP H0978103A
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JP
Japan
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rubber mold
powder
filling
mold
pressure state
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Application number
JP25812095A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Watanabe
俊宏 渡辺
Hiroshi Nagata
浩 永田
Masato Sagawa
眞人 佐川
Terumasa Mitsuyoshi
照政 三吉
Mizuho Kasahara
瑞穂 笠原
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Intermetallics Co Ltd
Nihon Denji Sokki Co Ltd
Original Assignee
Intermetallics Co Ltd
Nihon Denji Sokki Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/022Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form
    • B30B15/024Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form using elastic mould parts

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  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ゴムモールドgが装填された金型mに載置
された充填ガイドs内を、低気圧状態及び高気圧状態と
する少なくとも1回の呼吸作業により、ゴムモールド及
び充填ガイドに充填された粉末を、ゴムモールドに高密
度に充填するようにした粉末充填方法に関するものであ
る。 【効果】充填ガイド内を、繰り返して低気圧状態及び高
気圧状態とすることにより、ゴムモールド及び充填ガイ
ドに充填された粉末を、ゴムモールドの窪み部全体に亘
って、粉末密度が均一の状態で、その窪み部内に粉末を
高密度に充填することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムモールドを使
用して、粉末から圧粉体を成形する圧粉体成形方法にお
いて使用される、ゴムモールドへの粉末の充填方法及び
その装置に関するものである。成形された圧粉体は、焼
結工程、熱処理工程等を経て、モーターやアクチュエー
ター等に使用される永久磁石、高周波磁心材料、工具、
サーミスター、圧電素子等として使用される各種セラミ
ック材料、各種機械部品、フィルター、含油軸受け等に
使用される冶金材料等の各種部材や材料の生産に使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】上述した圧粉体成形方法は、成形される
圧粉体の形状に応じた窪み部を有するゴムモールド(以
下、「窪み部を有するゴムモールド」を、単に、「ゴム
モールド」ともいう。)が装填された金型に充填ガイド
を載置し、該充填ガイドを介して、秤量された粉末を、
ゴムモールド及び充填ガイドの途中まで充填し、次い
で、充填ガイドの途中まで充填された粉末を、全て、ゴ
ムモールドの窪み部に充填した後、窪み部に粉末が充填
されたゴムモールドを、パンチ間で圧縮するとともに、
必要に応じて、配向磁界を印加して粉末を配向させるこ
とにより、圧粉体を成形するものである。
【0003】上述した圧粉体成形方法においては、粉末
を、より高い密度で、ゴムモールドの窪み部に充填する
方が、粉末が充填されたゴムモールドを、パンチ間で圧
縮する圧縮工程を経て成形される圧粉体の変形が少な
く、より最終製品の形に近い、所謂、ニアネットシェー
プの圧粉体を成形することができるとともに、成形され
た圧粉体の割れや欠けが防止できる。従って、ゴムモー
ルド及び充填ガイドの途中まで充填された粉末を、全
て、より高い密度でゴムモールドの窪み部に充填する
(以下、ゴムモールド及び充填ガイドの途中まで充填さ
れた粉末を、全て、ゴムモールドの窪み部に充填するこ
とを、単に、「高密度充填」或いは「高密度に充填す
る」という。)ことが重要であり、また、この高密度充
填を如何に短時間で行うかが、圧粉体成形方法の生産技
術において重要なことである。
【0004】従来、充填ガイドの透孔にプッシャーを挿
入し、プッシャーにより、ゴムモールド及び充填ガイド
の途中まで充填された粉末を、ゴムモールドの窪み部に
高密度に充填するようにした粉末充填方法及びその装置
が知られている。このようにして、ゴムモールドの窪み
部に粉末を高密度に充填すると、プッシャーに近い上方
の密度が、下方の密度に比べて大きくなり、従って、圧
縮工程において、密度の小さい部分が、密度の大きい部
分より、より大きく変形し、所望の形状の圧粉体が成形
できないという問題がある。
【0005】また、ゴムモールド及び充填ガイドの途中
まで充填された粉末を、プッシャーにより、ゴムモール
ドの窪み部に高密度に充填する際に、充填ガイドの透孔
と該透孔に挿入されたプッシャーとの隙間から粉末が吹
き出ないように、充填ガイドとプッシャーとは略密閉状
態に嵌合するように構成されているために、粉末中に含
まれる空気の逃げ場がなく、そのため、プッシャーによ
り、粉末を高密度に充填する際に、充填ガイドの透孔と
プッシャーとの隙間から粉末が吹き出したり、また、空
気を粉末中に巻き込んだまま、プッシャーにより圧縮す
ると、プッシャーを持ち上げたときに、空気の膨張によ
り粉末がゴムモールドから飛び出したりして、ゴムモー
ルドの窪み部に高密度に粉末を充填することができない
等の問題があった。
【0006】充填ガイドが載置された金型を振動させた
り、加振させることにより、ゴムモールド及び充填ガイ
ドの途中まで充填された粉末を、ゴムモールドの窪み部
に高密度に充填するようにした粉末充填方法及びその装
置が知られているが、機台に取り付けられた金型を、効
果的に振動或いは加振させることは困難であり、また、
金型や装置等の精度や寿命等にも悪影響を及ぼす。
【0007】吸引磁界を利用して、ゴムモールド及び充
填ガイドの途中まで充填された粉末を、ゴムモールドの
窪み部に高密度に充填するようにした粉末充填方法及び
その装置が知られているが、この方法では、ゴムモール
ドの窪み部全体に亘って、均一で十分に高い高密度充填
状態を得ることは困難であった。
【0008】本発明の目的は、上述した従来の粉末充填
方法及びその装置が有する課題を解決するとともに、生
産性の向上した粉末充填方法及びその装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、粉末充填方法において、第1には、
ゴムモールドが装填された金型に載置された充填ガイド
内を、低気圧状態及び高気圧状態とする少なくとも1回
の呼吸作業により、ゴムモールド及び充填ガイドに充填
された粉末を、ゴムモールドに高密度に充填するように
したものであり、第2には、ゴムモールドが装填された
金型に載置された充填ガイド内を、低気圧状態及び高気
圧状態とする少なくとも1回の呼吸作業の後、プッシャ
ーにより、全ての粉末を、ゴムモールドに高密度に充填
するようにしたものであり、第3には、ゴムモールドが
装填された金型に充填ガイドを載置した後、ゴムモール
ドの外周部を負圧状態としたものであり、第4には、ゴ
ムモールドへ粉末を高密度に充填した後、充填ガイド内
を大気圧に戻し、次いで、ゴムモールドの外周部を大気
圧に戻すようにしたものであり、第5には、ゴムモール
ドが装填された金型に充填ガイドを載置した後、ゴムモ
ールド及び充填ガイドへの粉末の充填作業、ダイとゴム
モールドの接合面の排気作業、充填ガイドへの蓋部材の
被蓋作業、充填ガイド内を、低気圧状態及び高気圧状態
とする少なくとも1回の呼吸作業により、ゴムモールド
及び充填ガイドに充填された粉末を、ゴムモールドに高
密度に充填するようにしたものであり、第6には、ゴム
モールドが装填された金型に充填ガイドを載置した後、
ゴムモールド及び充填ガイドへの粉末の充填作業、ダイ
とゴムモールドの接合面の排気作業、充填ガイドへの蓋
部材の被蓋作業、充填ガイド内を、低気圧状態及び高気
圧状態とする少なくとも1回の呼吸作業を行い、次い
で、プッシャーにより、全ての粉末を、ゴムモールドに
高密度に充填するようにしたものである。
【0010】また、本発明は、上述した目的を達成する
ために、粉末充填装置において、第1には、ゴムモール
ドが装填された金型と、該金型に載置される充填ガイド
と、充填ガイドに被蓋される蓋部材と、充填ガイド内を
低気圧状態及び高気圧状態にする呼吸手段とを具備した
ものであり、第2には、ゴムモールドが装填された金型
と、該金型に載置される充填ガイドと、充填ガイドに被
蓋される蓋部材と、充填ガイド内を低気圧状態及び高気
圧状態にする呼吸手段と、全ての粉末をゴムモールドに
高密度に充填するプッシャーとを具備したものであり、
第3には、ゴムモールドの外周部を負圧状態とする負圧
発生手段を具備したものである。
【0011】
【実施例】以下に、金型の垂直断面を含む本発明の粉末
充填装置の垂直断面図である図1、本発明の粉末充填装
置の作動図である図2及び本発明の粉末充填装置の主要
部材の関連作動グラフである図3を用いて、本発明の粉
末充填方法及びその装置について説明するが、本発明の
趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるもので
はない。
【0012】gは、シリンダー状のダイ1及びダイ1に
嵌合された下パンチ2とにより形成された空間部3に装
填されたゴムモールドであり、ゴムモールドgには、成
形される圧粉体の形状に応じて、所定の形状の窪み部g
1が設けられている。tは、圧粉体成形装置の機台或い
はターンテーブルであり、機台或いはターンテーブルt
には、支持プレート4を介して、下パンチ2が、ボルト
等の適当な固着手段により取着されている。また、ダイ
1の下面と支持プレート4の上面との間に、下パンチ2
を囲むように、適当枚数の皿バネ5が配設されている。
なお、下パンチ2の上部に大径部2aを形成するととも
に、ダイ1の下端部に内側に向いたフランジ部1aを形
成し、下パンチ2の大径部2aの下面とダイ1のフラン
ジ部1aの上面とを当接させることにより、ダイ1の上
方への移動を制限するように構成することが好ましい。
【0013】6は、下パンチ2の上端縁部に形成された
環状凹部2bに嵌着された硬質合成ゴム等からなるバッ
クアップリングであり、ダイ1と下パンチ2との間に形
成される隙間への、ゴムモールドgの噛み込みを防止す
るものである。7は、下パンチ2の環状凹部2bの下部
に形成された環状溝2cに嵌着されたシール部材であ
る。シール部材7は、上記バックアップリング6より柔
らかいゴムで作られていて、真空機器等において多用さ
れるオーリングのように、ダイ1と下パンチ2の隙間を
通過する空気の流れを止める効果を有する。
【0014】上述したダイ1、ダイ1に嵌合された下パ
ンチ2、支持プレート4及び皿バネ5等により金型mが
構成されており、上述したように、金型mのダイ1と下
パンチ2とにより形成された凹部3に、ゴムモールドg
が装填されている。
【0015】sは、縦方向に透孔s1が穿設された充填
ガイドであり、充填ガイドsへの粉末の供給を容易にす
るために、透孔s1の上部は、上方に向かって外側に傾
斜したラッパ口s1’が形成されていることが好まし
い。s2は、充填ガイドsの下面に開口を有するととも
に、透孔s1の周囲に形成された空気室であり、空間部
3に装填されたゴムモールドgとダイ1との接合線8に
沿って、該接合線8を覆うように形成されている。s3
は、空気室s2に通じるとともに、充填ガイドsの側面
に開口を有する連通孔であり、連通孔s3には、図示さ
れていない空気吸引源に接続された吸引パイプs4が、
適当な連結管を介して接続されている。
【0016】9は、空気室s2の外側に位置する充填ガ
イドsの下面に形成された溝s5に嵌着されたシール部
材であり、シール部材9は、ダイ1の上面に当接するよ
うに配置されている。また、10は、充填ガイドsの上
面に形成された溝s6に嵌着されたシール部材である。
【0017】hは、充填ガイドsを被蓋する蓋部材であ
り、蓋部材hの略中央部には透孔h1が穿設されてお
り、また、蓋部材hに穿設された透孔h2には、図示さ
れていない空気吸引源に接続された吸引パイプh3が、
適当な連結管を介して接続されている。
【0018】pは、ロッドp1の先端に、充填ガイドs
の透孔s1の柱状空間部s1”に嵌合可能な押圧部p2
が取着されたプッシャーであり、ロッドp1は、上述し
た蓋部材hの略中央部に穿設された透孔h1に挿入され
ており、蓋部材hの透孔h1に沿って形成された溝h4
にはシール部材11が嵌着されており、蓋部材hとロッ
ドp1との気密性を確保するように構成されている。な
お、後述するように、充填ガイドs内を、適当回数、繰
り返して、低気圧状態及び高気圧状態にすることによ
り、ゴムモールドg及び充填ガイドsの途中まで充填さ
れた粉末を、全て、ゴムモールドgの窪み部g1に高密
度に充填できる場合には、上記のプッシャーpは省略す
る。
【0019】次に、図2及び図3を用いて、ゴムモール
ドgの窪み部g1への粉末の充填工程について説明す
る。
【0020】粉末充填工程に先立って、金型mの上方の
待機位置にある充填ガイドsを下降させて、図2(a)
に示されているように、空間部3にゴムモールドgが装
填されたダイ1の上面に、空気室s2がゴムモールドg
とダイ1との接合線8を覆うように、充填ガイドsを載
置する。この際、空気室s2の外側に位置する充填ガイ
ドsの下面に形成された溝s5には、ダイ1の上面に圧
接するようにシール部材9が嵌着されているので、ダイ
1の上面と充填ガイドsの下面とは、シール部材9によ
り、気密状に接合している。また、透孔h1にプッシャ
ーpが挿入された蓋部材hは、金型m及び金型mに載置
された充填ガイドsの上方の待機位置に位置している。
この状態で、秤量された粉末を、ゴムモールドgの窪み
部g1及び所定の高さまで充填ガイドsの柱状空間部s
1”に充填する。
【0021】ゴムモールドg及び充填ガイドsへの粉末
の充填に先立って或いは充填後に、図示されていない空
気吸引源を作動させて、吸引パイプs4及び連通孔s3
を介して、ゴムモールドgとダイ1との接合線8を覆う
ように配置されている空気室s2を減圧して負圧状態と
することにより、ゴムモールドgとダイ1との接触面に
存在する隙間を負圧状態にする。このように、ゴムモー
ルドgとダイ1との接触面に存在する隙間を負圧状態に
することにより、ゴムモールドgを、ダイ1の内面に密
着させて固定することができる。ゴムモールドgを、ダ
イ1の内面に密着させて固定させることにより、後述す
る、充填ガイド内を、繰り返して、低気圧状態及び高気
圧状態にした際のゴムモールドgの変形或いは振動を防
止することができる。
【0022】ゴムモールドgのゴム厚が薄い場合とかゴ
ムモールドgのゴム材が軟らかい場合には、充填ガイド
内を、繰り返して、低気圧状態及び高気圧状態にする
と、ゴムモールドgが変形したり或いは振動して、粉末
を均一密度で充填することができない等のトラブルが発
生するので、上述したように、ゴムモールドgとダイ1
との間に残存する空気を除去して、ゴムモールドgの外
周部を負圧状態としてゴムモールドgをしっかりと固定
することが重要となる。勿論、ゴムモールドgのゴム厚
が厚いために或いはゴムモールドgのゴム材が硬いため
に、充填ガイド内を、繰り返して、低気圧状態及び高気
圧状態にしても、ゴムモールドgが変形或いは振動しな
い場合には、ゴムモールドgの外周部を負圧状態にする
必要はない。
【0023】なお、下パンチ2の環状凹部2bの下部に
形成された環状溝2cにはシール部材7が嵌着されてい
るので、ダイ1と下パンチ2の接合面からの空間部3へ
の空気の流入は阻止される。
【0024】次いで、金型m及び金型mに載置された充
填ガイドsの上方の待機位置にある透孔h1にプッシャ
ーpが挿入された蓋部材hを下降させて、図2(b)に
示されているように、充填ガイドsに、透孔h1にプッ
シャーpが挿入された蓋部材hを被せる。上述したよう
に、充填ガイドsの上面に形成された溝s6にはシール
部材10が嵌着されているので、蓋部材hにより充填ガ
イドs内を、気密状態に保持することができる。
【0025】次いで、充填ガイドsに載置された蓋部材
hの透孔h1に挿入されたプッシャーpの押圧部p2
が、充填ガイドs内の上方に位置している状態(プッシ
ャーpのこの位置を、「中間停止位置」という。)で、
図示されていない空気吸引源を作動させて、吸引パイプ
h3を介して充填ガイドs内を減圧して低気圧状態にす
る。充填ガイドs内を低気圧状態とすることにより、粉
末中に含まれる空気が脱気される。所定時間経過後、空
気吸引源の作動を止めて、或いは、積極的に、空気を導
入して、充填ガイドs内を急速に高気圧の状態に戻す。
このとき、ゴムモールドg内の粉末の密度が上がる。更
に、所定時間経過後、再度、空気吸引源を作動させて、
充填ガイドs内を減圧して低気圧状態にする。このよう
な低気圧状態及び高気圧状態を、適当回数、繰り返すこ
とにより、粉末中に含まれる空気を脱気することができ
るとともに、粉末がブリッジを形成することにより生成
される粉末内或いは粉末とゴムモールドg間等に残存す
る空隙を除去することができ、ゴムモールドg内の粉末
の密度が更に上がる。上記のように、充填ガイドs内
を、繰り返して、低気圧状態及び高気圧状態とする作業
は、一種の呼吸作業或いは呼吸と称することができる。
【0026】上述した呼吸作業における、低気圧状態及
び高気圧状態とは、両状態を比較して、それぞれ、相対
的に低気圧及び高気圧である状態をいい、異なる圧力の
状態に移行するとき、特に、空気が充填ガイドsに流れ
込むときに、即ち、低気圧状態から高気圧状態に移行す
るときに、粉末がゴムモールドg中に高密度に充填され
る。典型的には、低気圧状態は、0.2〜0.5気圧、
高気圧状態は、0.8〜1.0気圧であり、このような
低気圧状態及び高気圧状態により、より高密度充填状態
がゴムモールドg中に達成される。
【0027】上述したような低気圧状態及び高気圧状態
の繰り返し作業を、速く行うことにより、効果的に、し
かも、迅速に、ゴムモールドgの窪み部g1に粉末を高
密度に充填することができる。また、充填ガイドs内
を、減圧して低気圧状態にするときより、充填ガイドs
内への空気の導入速度を速くして、急速に、充填ガイド
s内を高気圧状態とすることにより、より効果的に、粉
末の高密度充填を行うことができる。
【0028】次いで、ゴムモールドg及び充填ガイドs
の途中まで充填された粉末が、全て、ゴムモールドgの
窪み部g1に充填されない場合には、図2(c)に示さ
れているように、プッシャーpを下降させて、押圧部p
2により、ゴムモールドgの窪み部g1及び充填ガイド
sの柱状空間部s1”に所定の高さまで充填され密度が
上がった粉末を、全て、ゴムモールドgの窪み部g1に
押し込み、ゴムモールドgに高密度に充填する。
【0029】ゴムモールドgの窪み部g1が深い場合に
は、プッシャーpの下降前に、充填ガイドs内を、再
度、減圧して低気圧状態にした方がよい。ゴムモールド
gの窪み部g1が浅い場合には、充填ガイドs内は大気
圧のまま、プッシャーpを下降させてもよい。次いで、
押圧部p2の下面が、ゴムモールドgの窪み部g1に高
密度に充填された粉末に接している状態で、プッシャー
pを適当角度或いは適当回数、回転させる。このよう
に、押圧部p2の下面が、高密度に充填された粉末に接
している状態で、プッシャーpを回転させることによ
り、押圧部p2の下面への粉末の付着を防止することが
できる。付着性が少ない粉末の場合には、このプッシャ
ーpの回転作業は省略できる。
【0030】上述したように、充填ガイドs内を、適当
回数、繰り返して低気圧状態及び高気圧状態とすること
により、ゴムモールドg及び充填ガイドsに充填された
粉末は、密度が均一の状態で、ゴムモールドgの窪み部
g1に充填されることになる。粉末の種類によっては、
また、ゴムモールドgの窪み部g1の深さが浅い場合に
は、このような充填ガイドs内の低気圧・高気圧状態の
繰り返し作業だけで、低気圧、高気圧の差圧の調整や圧
力変化のスピードの調整により、ゴムモールドg及び充
填ガイドsの途中まで充填された粉末を、全て、ゴムモ
ールドgの窪み部g1に高密度に充填することができ
る。このような場合には、ゴムモールドgの窪み部g1
へのプッシャーpによる粉末の高密度充填作業は省略す
る。
【0031】また、充填ガイドs内の低気圧状態及び高
気圧状態の呼吸の繰り返し作業により、ゴムモールドg
及び充填ガイドsの途中まで充填された粉末の多くが、
ゴムモールドgの窪み部g1に充填されるので、ゴムモ
ールドgの窪み部g1に、全ての粉末を高密度に充填す
るためのプッシャーpの下降距離が短い。このように、
プッシャーpの下降距離が短いので、プッシャーpを使
用しても、プッシャーpに近い上方の密度が、下方の密
度に比べて大きくなるようなことがなく、従って、ゴム
モールドg及び充填ガイドsの途中まで充填された粉末
を、均一な密度で、高密度に充填することができる。
【0032】上述した押圧部p2による粉末のゴムモー
ルドgへの高密度充填が終了し、プッシャーpを回転さ
せた後或いはプッシャーpの回転中に、吸引パイプh3
が接続された空気吸引源の作動を停止し、充填ガイドs
内を大気圧状態に戻す。この状態までは、依然とし、空
気室s2は、負圧状態に維持されている。
【0033】その後、充填ガイドsから蓋部材hを外す
前にプッシャーpを上昇させることにより、或いは、蓋
部材hとともにプッシャーpを上昇させることにより、
高密度充填された粉末の上面からプッシャーの押圧部p
2を離し、その後、図2(d)に示されているように、
充填ガイドsを上昇させて金型mから離反させるが、こ
の充填ガイドsの上昇に先立って、吸引パイプs4が接
続された空気吸引源の作動を停止し、空気室s2を大気
圧状態に戻す。このようにして、一連のゴムモールドg
への粉末の高密度充填工程が終了する。なお、充填ガイ
ドsの上昇の際に、依然として、空気室s2が負圧状態
であると、充填ガイドsに吸い付けられた状態で、ゴム
モールドgが持ち上げられるというトラブルが発生す
る。
【0034】上述したように、ゴムモールドg及び充填
ガイドsに充填された粉末を、ゴムモールドgに高密度
に充填した後に、充填ガイドs内を大気圧状態に戻し、
次いで、空気室s2を大気圧状態に戻す。これは、空気
室s2を大気圧状態に戻した後に、充填ガイドs内を大
気圧状態に戻すと、ゴムモールドgが収縮し、高密度充
填された粉末が、はみ出る恐れがあるからである。
【0035】なお、プッシャーの押圧部p2を、高密度
充填された粉末の上面に載置した状態で、蓋部材hと共
に或いは蓋部材hの上昇後に、充填ガイドsを上昇させ
ることもできる。このように、プッシャーの押圧部p2
を、高密度充填された粉末の上面に載置した状態で、充
填ガイドsを上昇させることにより、プッシャーpが、
充填ガイドsに対して、一種の案内部材として機能する
ので、金型mから充填ガイドsを離す際に、充填ガイド
sが横方向に振れて、ゴムモールドg或いは高密度充填
された粉末の上面に接触するようなことが防止できる。
【0036】希土類磁石の生産では、粉末の酸化防止の
ため、プレス成形のときの雰囲気として、窒素雰囲気が
好ましい。このようなときには、上述した、排気、低気
圧、高気圧、空気導入等は、全て、窒素ガスの圧力に関
するものであり、低気圧から高気圧への切替え、そのた
め導入されるガスは窒素ガスである。窒素ガスの代わり
に、アルゴンガスやヘリウムガスを使用することもでき
る。
【0037】上述したようなゴムモールドgへの粉末の
高密度充填工程が終了した後、金型mから、プッシャー
p、蓋部材h及び充填ガイドsを持ち上げて、待機位置
に戻した後、金型mを、次工程のパンチによる圧縮工程
或いは配向磁界による粉末の配向工程に移動させる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。
【0039】充填ガイド内を、繰り返して低気圧状態及
び高気圧状態とすることにより、ゴムモールド及び充填
ガイドに充填された粉末を、ゴムモールドの窪み部全体
に亘って、粉末密度が均一の状態で、その窪み部内に粉
末を高密度に充填することができる。
【0040】充填ガイド内を、繰り返して低気圧状態及
び高気圧状態とすることにより、粉末中に含まれる空気
を、効果的に除去することができる。
【0041】充填ガイド内の低気圧状態及び高気圧状態
の繰り返し作業により、ゴムモールド及び充填ガイドの
途中まで充填された粉末の多くが、ゴムモールドに充填
されるので、ゴムモールドに、全ての粉末を高密度に充
填するためのプッシャーの下降距離が短くなる。従っ
て、プッシャーを使用しても、プッシャーに近い上方の
密度が、下方の密度に比べて大きなるようなことがな
く、ゴムモールドに、ゴムモールド及び充填ガイドの途
中まで充填された粉末を、均一な密度で、高密度に充填
することができる。
【0042】ゴムモールドの外周部を負圧状態にするこ
とにより、ゴムモールドを金型にしっかりと固定するこ
とができ、従って、充填ガイド内を、繰り返して、低気
圧状態及び高気圧状態にすることによるゴムモールドの
変形や振動を防止することができ、これにより、粉末充
填後のゴムモールドの変形や振動に伴うゴムモールド内
での粉末、密度の不均一化を防止できる。
【0043】ゴムモールド及び充填ガイドに充填された
粉末を、ゴムモールドに高密度に充填した後に、充填ガ
イド内を大気圧状態に戻し、次いで、ゴムモールドの外
周部を大気圧状態に戻すようにしたので、ゴムモールド
が収縮し、ゴムモールドから、粉末が、はみ出す等のト
ラブルを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は金型の垂直断面を含む本発明の粉末充填
装置の垂直断面図である。
【図2】図2は本発明の粉末充填装置の作動図である。
【図3】図3は本発明の粉末充填装置の主要部材の関連
作動グラフである。
【符号の説明】
g・・・・・・・・ゴムモールド h・・・・・・・・蓋部材 p・・・・・・・・プッシャー s・・・・・・・・充填ガイド 1・・・・・・・・ダイ 2・・・・・・・・下パンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 浩 京都府京都市西京区松室追上町22番地の1 エリーパート2 401号 インターメタ リックス株式会社内 (72)発明者 佐川 眞人 京都府京都市西京区松室追上町22番地の1 エリーパート2 401号 インターメタ リックス株式会社内 (72)発明者 三吉 照政 東京都立川市砂川町8丁目61番地の3 日 本電磁測器株式会社内 (72)発明者 笠原 瑞穂 東京都立川市砂川町8丁目61番地の3 日 本電磁測器株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムモールドが装填された金型に載置され
    た充填ガイド内を、低気圧状態及び高気圧状態とする少
    なくとも1回の呼吸作業により、ゴムモールド及び充填
    ガイドに充填された粉末を、ゴムモールドに高密度に充
    填することを特徴とする粉末充填方法。
  2. 【請求項2】ゴムモールドが装填された金型に載置され
    た充填ガイド内を、低気圧状態及び高気圧状態とする少
    なくとも1回の呼吸作業の後、プッシャーにより、全て
    の粉末を、ゴムモールドに高密度に充填することを特徴
    とする粉末充填方法。
  3. 【請求項3】ゴムモールドが装填された金型に充填ガイ
    ドを載置した後、ゴムモールドの外周部を負圧状態にす
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉末
    充填方法。
  4. 【請求項4】ゴムモールドへ粉末を高密度に充填した
    後、充填ガイド内を大気圧に戻し、次いで、ゴムモール
    ドの外周部を大気圧に戻すことを特徴とする請求項3に
    記載の粉末充填方法。
  5. 【請求項5】ゴムモールドが装填された金型に充填ガイ
    ドを載置した後、ゴムモールド及び充填ガイドへの粉末
    の充填作業、ダイとゴムモールドの接合面の排気作業、
    充填ガイドへの蓋部材の被蓋作業、充填ガイド内を、低
    気圧状態及び高気圧状態とする少なくとも1回の呼吸作
    業により、ゴムモールド及び充填ガイドに充填された粉
    末を、ゴムモールドに高密度に充填することを特徴とす
    る粉末充填方法。
  6. 【請求項6】ゴムモールドが装填された金型に充填ガイ
    ドを載置した後、ゴムモールド及び充填ガイドへの粉末
    の充填作業、ダイとゴムモールドの接合面の排気作業、
    充填ガイドへの蓋部材の被蓋作業、充填ガイド内を、低
    気圧状態及び高気圧状態とする少なくとも1回の呼吸作
    業を行い、次いで、プッシャーにより、全ての粉末を、
    ゴムモールドに高密度に充填することを特徴とする粉末
    充填方法。
  7. 【請求項7】ゴムモールドが装填された金型と、該金型
    に載置される充填ガイドと、充填ガイドに被蓋される蓋
    部材と、充填ガイド内を低気圧状態及び高気圧状態にす
    る呼吸手段とを有することを特徴とする粉末充填装置。
  8. 【請求項8】ゴムモールドが装填された金型と、該金型
    に載置される充填ガイドと、充填ガイドに被蓋される蓋
    部材と、充填ガイド内を低気圧状態及び高気圧状態にす
    る呼吸手段と、全ての粉末をゴムモールドに高密度に充
    填するプッシャーとを有することを特徴とする粉末充填
    装置。
  9. 【請求項9】ゴムモールドの外周部を負圧状態とする負
    圧発生手段を有することを特徴とする請求項7又は請求
    項8に記載の粉末充填装置。
JP25812095A 1995-09-11 1995-09-11 粉末充填方法及びその装置 Pending JPH0978103A (ja)

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EP96114412A EP0761423B1 (en) 1995-09-11 1996-09-09 Powder packing method
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ES96114412T ES2123473T3 (es) 1995-09-11 1996-09-09 Procedimiento de compactado de polvo.
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1190694A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Inter Metallics Kk 粉末圧縮成形装置
EP2597660A2 (en) 2004-07-01 2013-05-29 Intermetallics Co., Ltd. Method and system for manufacturing sintered rare-earth magnet having magnetic anisotropy
CN109277564A (zh) * 2018-10-26 2019-01-29 华南理工大学 一种新型热管自动定量填粉设备

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