JP3425731B2 - セグメント形圧粉成形体成形方法及び装置 - Google Patents

セグメント形圧粉成形体成形方法及び装置

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JP3425731B2 JP28404893A JP28404893A JP3425731B2 JP 3425731 B2 JP3425731 B2 JP 3425731B2 JP 28404893 A JP28404893 A JP 28404893A JP 28404893 A JP28404893 A JP 28404893A JP 3425731 B2 JP3425731 B2 JP 3425731B2
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/022Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form
    • B30B15/024Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form using elastic mould parts

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末を圧縮成形して、
鞍形或いはC形等とも称されるセグメント形圧粉成形体
を成形する方法及び装置に関するものである。このよう
なセグメント形の圧粉成形体は、例えば、圧粉成形体を
フェライト粉末を用いて成形し、その後、磁界の印加、
プレス、焼結等の諸工程により、種々の分野で使用され
ているセグメント形のフェライト磁石を製造する際等に
使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、略半円柱形状の凹部を有する金型
に所定量の粉末を充填し、次いで、金型の凹部に対応し
た略半円柱形状の凸部を有するパンチにより、金型に充
填された粉末を圧縮成形することにより、セグメント形
の圧粉成形体を成形する方法及び装置が知られている。
また、スラリー状の粉末を、略半円柱形状の凸部を有す
るゴムモールドに盛りつけ、フィルターを介して吸水孔
を有する上パンチで加圧することにより、スラリー状の
粉末から水分を吸引排除し、セグメント形の圧粉成形体
を成形する方法及び装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のセグメント形の
圧粉成形体成形装置の概略断面図である図5を用いて、
本発明が解決しようとする課題について説明する。上述
した従来のセグメント形の圧粉成形体成形方法及び装置
においては、円筒状のダイd内に配置された上部端面に
略半円柱形状の凹部p1’を有する下パンチp1の凹部
p1’に所定量の粉末aを充填すると、図5に示されて
いるように、粉末aの充填面a’は山盛り状に或いは略
平ら状になる。このような状態で、略半円柱形状の凸部
p2’を有する上パンチp2をダイdに挿着し、下降さ
せて粉末aの圧縮を開始すると、上パンチp2の先端部
p2”は、粉末aの充填面a’の略中央部a”を押圧
し、粉末aを左右に押しやりながら下降を続け、図6に
示されているようなセグメント形の圧粉成形体sを成形
する。
【0004】上述して従来のセグメント形圧粉成形体成
形方法及び装置においては、上パンチp2の先端部p
2”により粉末aの充填面a’を押圧し、粉末aを左右
に押しやることによりセグメント形の圧粉成形体sを製
造するために、粉末aの充填面a’の略中央部a”が他
の部分に比べ強く圧縮されることになり、従って、製造
された圧粉成形体sは、軸方向の中央部s’付近の粉末
密度が、圧粉成形体sの両端部s”付近等より大きくな
り、全体に粉末密度が均一な圧粉成形体sを成形するこ
とが困難である。このような粉末密度の不均一は、圧粉
成形体sの割れや、焼結後の焼結体のひびや欠け、ま
た、磁力の不均一等の原因となり、良質な焼結磁石が製
造できない等の問題を惹起することになる。
【0005】また、スラリー状の粉末を、略半円柱形状
の凸部を有するゴムモールドに盛りつけ、フィルターを
介して吸水孔を有する上パンチで加圧することにより、
スラリー状の粉末から水分を吸引排除し、セグメント形
の圧粉成形体sを製造する湿式成形の場合には、粉末の
スラリー状化、ゴムモールドへのスラリー状の粉末の盛
りつけ或いはスラリー状の粉末からの水分の吸引排除等
の特別な工程を必要とし、従って、セグメント形の圧粉
成形体の生産性が悪い等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、上述したような従来のセ
グメント形圧粉成形体成形方法及び装置が有する課題を
解決し、均質な、しかも、生産性の向上したセグメント
形圧粉成形体成形方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、プッシャーと協働してセグメント形
の空間部を形成するゴムモールドに充填された粉末を、
所定の空間内において略均一に移動分散させた後に、該
移動分散された粉末を圧縮して高密度化されたセグメン
ト形圧粉成形体を成形するようにしたセグメント形圧粉
成形体成形方法及びプッシャーと協働してセグメント形
の空間部を形成する、ダイに挿着された下パンチ上に載
置されたゴムモールド、該ゴムモールド及びプッシャー
等で形成される空間内においてゴムモールドに充填され
た粉体を移動分散させる手段を有することを特徴とする
高密度化されたセグメント形圧粉成形体を成形するよう
にしたセグメント形圧粉成形体成形装置に関するもので
ある。
【0008】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施例に限定
されるものではない。
【0009】本発明においては、後述する圧粉成形体成
形装置により、高密度化されたセグメント形圧粉成形体
(以下、高密度化されたセグメント形圧粉成形体を「プ
リセグメント形圧粉成形体」という。)を成形し、次い
で、後述する配向及びダイプレス処理を施すことによ
り、配向され、更に圧縮された最終のセグメント形圧粉
成形体を成形するものである。
【0010】ここで、「高密度」とは、粉末の材質にか
かわらず、自重により落下させて充填した自然充填密度
の1.2倍より大きい充填密度である。自然充填密度
は、主として、粉末の粒径によって定まるが、粒径が3
〜4μmの希土類粉末の場合の自然充填密度は略14%
であるので、従って、この場合の高密度化とは、該粉末
の充填密度を略17%以上にすることを意味し、また、
粒径が略0.7μmのフェライト粉末の場合の自然充填
密度は略12%であるので、従って、この場合の高密度
化とは、該粉末の充填密度を略20%以上にすることを
意味する。高密度化の上限充填密度は、粉末を高密度化
し圧粉成形体を成形した後に、磁界中で配向する場合
に、通常の磁界強度で配向できる範囲であり、充填密度
が50%を越えると、一般には、通常の磁界強度では配
向できなくなるので、高密度化した圧粉成形体の充填密
度は50%以下が好ましい。
【0011】図1は、本発明を実施するための一実施例
としてのプリセグメント形圧粉成形体を成形するための
装置の概略断面図である。1は円筒状のダイであり、ダ
イ1には、機台2にボルト3等の適当な固着具により固
定された下パンチ4が挿着されている。5は、ダイ1と
機台2との間に配設されたバネ部材である。6は、略半
円柱形状の凹部を有するゴムモールドであり、ゴムモー
ルド6は、ゴムモールド6の外形に対応した凹部4’を
有する下パンチ4上に載置されている。
【0012】7は、ダイ1に載置されたプッシャー8が
挿着される案内部材であり、案内部材7に沿って、プッ
シャー8が、図示されていない適当なアクチュエーター
の作動により、上昇或いは下降するように構成されてい
る。9は、ダイ1及び案内部材7を囲むように配設され
たパルス磁界を発生させるためのコイルである。
【0013】上述した略半円柱形状の凹部を有するゴム
モールド6と、該ゴムモールド6の略半円柱形状の凹部
に対応した略半円柱形状凸部を有するプッシャー8とが
協働して、セグメント形空間部を形成する場合を例に、
以下に本発明の実施例について説明するが、ゴムモール
ド6側に略半円柱形状凸部を、また、プッシャー8側に
略半円柱形状の凹部を設けることにより、ゴムモールド
6とプッシャー8が協働してセグメント形空間部を形成
することもできる。
【0014】上記のような構成を有するプリセグメント
形圧粉成形体成形装置により、高密度化されたプリセグ
メント形圧粉成形体を成形する工程を説明する。先ず最
初に、プッシャー8を案内部材7から抜き取った状態
で、或いは、プッシャー8及び案内部材7をダイ1から
外した状態で、適当な粉末供給装置により所定量の磁性
体粉末10(以下、単に、「粉末」という。)を自重に
より落下させてゴムモールド6に粉末10を自然充填す
る。
【0015】次いで、図1に示されているように、プッ
シャー8を案内部材7に挿着或いはプッシャー8と案内
部材7をダイ1上に載置し、図示されていないアクチュ
エーターを作動させて、プッシャー8を下降させる。プ
ッシャー8の先端部8’が、ゴムモールド6に充填され
た粉末10の充填面10’の付近まで下降した時点で、
コイル9にパルス電流を流し、粉末10にパルス磁界を
印加する。プッシャー8の先端部8’が、ゴムモールド
6に充填された粉末10の充填面10’の付近まで下降
した時点で、一旦、プッシャー8の下降を一旦停止させ
ることも、また、プッシャー8の下降を続行しながら粉
末10にパルス磁界を印加することもできる。
【0016】上記のように、プッシャー8の先端部8’
が、ゴムモールド6に充填された粉末10の充填面1
0’の付近まで下降した時点で、粉末10にパルス磁界
を印加すると、粉末10は一方向に磁化される。同方向
に磁化された粉末は各粒子が互いに反発しあい、そのた
め、プッシャー8、案内部材7及びゴムモールド6によ
り形成される空間内に粉末が均一に飛散し分散する。そ
して、粉末10が均一に分散している状態で、プッシャ
ー8を下降させることにより、粉末を圧縮し、高密度化
することにより、プリセグメント形圧粉成形体を成形す
る。このように、粉末10が均一に分散している状態で
プッシャー8を下降させて、粉末を高密度化するように
構成したので、特定部分の粉末10に、プッシャー8に
よる強い圧縮が加わることがなく、従って、均一な充填
密度を有するプリセグメント形圧粉成形体を成形するこ
とができる。
【0017】図2は、他のプリセグメント形圧粉成形体
成形装置の概略断面図であり、本実施例においては、ダ
イ1、下パンチ4、案内部材7等は非磁性体で形成され
ており、また、図1におけるパルス磁界を発生するため
のコイル9は配設されていない。11は、プッシャー8
の上部を囲むように配設された磁界発生用のコイルであ
り、プッシャー8の略半円柱状の端部8”は、非磁性体
で形成されており、プッシャー8の縁部12を含め、そ
れ以外の部分は磁性体で形成されている。プッシャー8
の端部8”の非磁性体部分は、コイル11に電流を流し
て磁界を発生させた際に、プッシャー8の先端部8’が
殆ど磁化されず、プッシャー8の縁部12に近づくに従
って強い磁界を発生するような形状に形成されている。
【0018】図1を用いて説明したと同様に、ゴムモー
ルド6に粉末10を充填し、プッシャー8の先端部8’
が、ゴムモールド6に充填された粉末10の充填面1
0’の付近まで下降した時点で、コイル11に電流を流
して磁界を発生させると、上述したように、プッシャー
8の先端部8’は殆ど磁化されず、プッシャー8の縁部
12に近づくに従って強い磁界が発生するので、ゴムモ
ールド6に充填された粉末10は、強く磁化されたプッ
シャー8の縁部12の方向に移動し、略セグメント形状
を呈することになる。このような状態で、プッシャー8
を下降させることにより、粉末の充填密度が均一な高密
度化されたプリセグメント形圧粉成形体を成形すること
ができるものである。
【0019】なお、上述したように、ゴムモールド6側
に略半円柱形状凸部を、また、プッシャー8側に略半円
柱形状の凹部を設けることにより、ゴムモールド6とプ
ッシャー8が協働してセグメント形空間部を形成する場
合には、ゴムモールド6の両端部により多くの粉末が存
在することになるので、上記と逆に、プッシャー8の略
半円柱状の端部8”を磁性体で形成し、また、プッシャ
ー8の縁部12を非磁性体で形成することにより、ゴム
モールド6の中央部に粉体が移行し、充填された粉末が
略セグメント形状を形成するように構成する。
【0020】図3は、他のプリセグメント形圧粉成形体
成形装置の概略断面図であり、上述した各実施例におい
て使用したプリセグメント形圧粉成形体成形装置は、粉
末10が磁性体の場合或いは粉末の殆どが磁性体の場合
に使用することができるものであるが、以下に説明する
プリセグメント形圧粉成形体成形装置は、非磁性体粉末
にも、また、磁性体粉末にも適用できるものである。
【0021】本実施例においては、案内部材7の下部付
近に適当数の透孔13が穿設されており、透孔13に
は、粉末10を通過させない程度の微細な通気孔を有す
る通気部材14が、案内部材7の内面と面一になるよう
に取着されている。15は、プッシャー8の中心に沿っ
てプッシャー8を貫通するように上下方向に穿設された
適当数の透孔であり、透孔15の先端には、上述した通
気部材14と同様の、粉末10を通過させない程度の微
細な通気孔を有する通気部材16が、プッシャー8の先
端部8’と面一になるように取着されており、透孔15
は図示されたいない、圧縮空気供給源に接続されてい
る。なお、適当数の透孔15に代えて、プッシャー8の
全長にわたって穿設されたスリットとすることもでき
る。
【0022】図1及び図2を用いて説明したと同様に、
ゴムモールド6に粉末10を充填し、プッシャー8の先
端部8’が、ゴムモールド6に充填された粉末10の充
填面10’の付近まで下降した時点で、圧縮空気供給源
よりプッシャー8に穿設された透孔15に圧縮空気を供
給する。供給された圧縮空気が、通気部材16を介し
て、ゴムモールド6に充填された粉末10の略中央部に
吹き付けられ、ゴムモールド6に充填された粉末10
を、プッシャー8の縁部12の方向に移動させ、粉末1
0を略セグメント形状にする。このような状態で、プッ
シャー8を下降させることにより、粉末の充填密度が均
一な高密度化されたプリセグメント形圧粉成形体を成形
するものである。
【0023】上記の図3に示されている実施例において
は、プッシャー8の中心に沿ってプッシャー8に穿設さ
れた透孔15に圧縮空気を供給し、粉末10をプッシャ
ー8の縁部12の方向に移動させるようにしたものであ
るが、プッシャー8の側部の縁部12付近に通気部材で
閉鎖された透孔を穿設し、このような透孔に吸引空気を
作用させることにより、粉末10をプッシャー8の縁部
12の方向に移動させるように構成することもできる。
【0024】なお、上述したように、ゴムモールド6側
に略半円柱形状凸部を、また、プッシャー8側に略半円
柱形状の凹部を設けることにより、ゴムモールド6とプ
ッシャー8が協働してセグメント形空間部を形成する場
合には、ゴムモールド6の両端部により多くの粉末が存
在することになるので、上記と逆に、透孔15をプッシ
ャー8の両端部に穿設し、ゴムモールド6に充填された
粉末10を、プッシャー8の先端部8’の方向に移動さ
せ、粉末10を略セグメント形状にする。
【0025】上述した高密度化されたプリセグメント形
圧粉成形体の成形工程は、複数の作業工程が配置された
間欠駆動される回転テーブル上で行われることが好まし
い。例えば、上述したプリセグメント形圧粉成形体の成
形工程の前の作業工程としては、ゴムモールド6に粉末
10を自然充填する工程があり、次いで、上述したよう
な高密度化工程があり、その後、後述するような配向、
ダイプレス工程や圧粉成形体のゴムモールド6からの取
り出し工程、圧粉成形体が取り出されたゴムモールド6
の清掃工程等が回転テーブル上に配置されることが好ま
しい。
【0026】次に、プリセグメント形圧粉成形体を収容
したゴムモールド6、ダイ1、下パンチ4等は、図4に
示されているような配向及びダイプレス作業位置に移行
する。図4において、17は、プリセグメント形圧粉成
形体を構成する粉末を配向させるための磁界発生コイル
であり、18は、プリセグメント形圧粉成形体の上部表
面形状に対応した略半円柱形状の凸部18’を有しる上
パンチである。上パンチ18は、図示されていないプレ
スプランジャー等により、ダイ1をバネ部材5に抗して
下方に移動させることができるように構成されている。
【0027】プリセグメント形圧粉成形体の配向、ダイ
プレスに際しては、先ず、プレスプランジャー等を作動
させて、図4に示されているように、プリセグメント形
圧粉成形体を収容したゴムモールド6及びダイ1上に上
パンチ18を載置した時点で、プレスプランジャー等を
停止させて上パンチ18の下降を停止させるか、或い
は、プレスプランジャー等を停止させることなく上パン
チ18の下降を続行させた状態で、プリセグメント形圧
粉成形体を構成する粉末が、配向磁界の印加により十分
回転できる状態で、磁界発生コイル17により配向磁界
を発生させ、プリセグメント形圧粉成形体を配向させ
る。
【0028】次いで、プリセグメント形圧粉成形体の配
向処理が終了後に、更に上パンチ18を下降させると、
ダイ1がバネ部材5に抗して下方に移動してゴムモール
ド6を変形させて、プリセグメント形圧粉成形体を更に
圧縮、即ち、ダイプレスして、ダイプレスされた最終の
セグメント形圧粉成形体を成形する。なお、上述した配
向磁界としてパルス磁界を印加することが好ましく、ま
た、ダイプレス中においても、配向された粉末が乱れな
いように、ある程度の磁界を印加しておくことが好まし
い。また、プリセグメント形圧粉成形体の配向工程とダ
イプレス工程を分離し、上述した回転テーブル上の別の
ステージで行うこともできる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。ゴ
ムモールドに充填された粉末のプッシャー等による高密
度化に先立って、ゴムモールドに充填された粉末を、均
等に分散或いは略セグメント形に移動分散させたので、
粉末の充填密度の均一な高密度化されたセグメント形圧
粉成形体を成形することができる。
【0030】また、均一に高密度化されたセグメント形
圧粉成形体を配向、ダイプレスしてセグメント形粉成形
体を成形したので、このようなセグメント形圧粉成形体
から、焼結後の焼結体のひびや欠けの無い、また、磁力
の均一な良質なセグメント形焼結磁石を製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の高密度化されたセグメント形圧
粉成形体を成形するための圧粉成形体成形装置の概略断
面図である。
【図2】図2は本発明の高密度化されたセグメント形圧
粉成形体を成形するための別の圧粉成形体成形装置の概
略断面図である。
【図3】図3は本発明の高密度化されたセグメント形圧
粉成形体を成形するための更に別の圧粉成形体成形装置
の概略断面図である。
【図4】図4は高密度化されたセグメント形圧粉成形体
を配向、ダイプレスするための圧粉成形体成形装置の概
略断面図である。
【図5】図5は従来の圧粉成形体成形装置の概略断面図
である。
【図6】図6は成形されたセグメント形圧粉成形体の斜
視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・ダイ 4・・・・・・・下パンチ 6・・・・・・・ゴムモールド 7・・・・・・・案内部材 8・・・・・・・プッシャー 9、11・・・・コイル 15・・・・・・透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 浩 京都府京都市西京区松室追上町22番地の 1 エリーパート2 401号 インター メタリックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−43904(JP,A) 特開 平4−363010(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プッシャーと協働してセグメント形の空間
    部を形成するゴムモールドに充填された粉末を、所定の
    空間内において略均一に移動分散させた後に、該移動分
    散された粉末を圧縮して高密度化されたセグメント形圧
    粉成形体を成形することを特徴とするセグメント形圧粉
    成形体成形方法。
  2. 【請求項2】所定の空間内において、ゴムモールドに充
    填された粉末にパルス磁界を印加することにより、粉末
    を移動分散させることを特徴とする請求項1に記載の高
    密度化されたセグメント形圧粉成形体成形方法。
  3. 【請求項3】所定の空間内において、ゴムモールドに充
    填された粉末に磁界による吸引作用を付与することによ
    り、粉末を略セグメント形に移動分散させることを特徴
    とする請求項1に記載の高密度化されたセグメント形圧
    粉成形体成形方法。
  4. 【請求項4】所定の空間内において、ゴムモールドに充
    填された粉末に圧縮空気或いは吸引空気を作用させるこ
    とにより、粉末を略セグメント形に移動分散させること
    を特徴とする請求項1に記載の高密度化されたセグメン
    ト形圧粉成形体成形方法。
  5. 【請求項5】プッシャーと協働してセグメント形の空間
    部を形成するゴムモールドに充填された粉末を、所定の
    空間内において略均一に移動分散させた後に、該移動分
    散された粉末を圧縮して高密度化されたセグメント形圧
    粉成形体を成形し、次いで、高密度化されたセグメント
    形圧粉成形体に磁界を印加することにより高密度化され
    たセグメント形圧粉成形体を構成する粉末を配向させ、
    更に、セグメント形圧粉成形体を圧縮することを特徴と
    するセグメント形圧粉成形体成形方法。
  6. 【請求項6】所定の空間内において、ゴムモールドに充
    填された粉末にパルス磁界を印加することにより、粉末
    を移動分散させることを特徴とする請求項5に記載のセ
    グメント形圧粉成形体成形方法。
  7. 【請求項7】所定の空間内において、ゴムモールドに充
    填された粉末に磁界による吸引作用を付与することによ
    り、粉末を略セグメント形に移動分散させることを特徴
    とする請求項5に記載のセグメント形圧粉成形体成形方
    法。
  8. 【請求項8】所定の空間内において、ゴムモールドに充
    填された粉末に圧縮空気或いは吸引空気を作用させるこ
    とにより、粉末を略セグメント形に移動分散させること
    を特徴とする請求項5に記載のセグメント形圧粉成形体
    成形方法。
  9. 【請求項9】プッシャーと協働してセグメント形の空間
    部を形成する、ダイに挿着された下パンチ上に載置され
    たゴムモールド及び該ゴムモールドとプッシャー等で形
    成される空間内において、ゴムモールドに充填された粉
    体を移動分散させる手段とが配設されたことを特徴とす
    る高密度化されたセグメント形圧粉成形体を成形するセ
    グメント形圧粉成形体成形装置。
  10. 【請求項10】ゴムモールドに充填された粉体を移動分
    散させる手段がパルス磁界発生用コイルであることを特
    徴とする請求項9に記載のセグメント形圧粉成形体成形
    装置。
  11. 【請求項11】ゴムモールドに充填された粉体を移動分
    散させる手段がプッシャーを磁化させるための磁界発生
    コイルであることを特徴とする請求項9に記載のセグメ
    ント形圧粉成形体成形装置。
  12. 【請求項12】ゴムモールドに充填された粉体を移動分
    散させる手段が圧縮空気或いは吸引空気発生部材である
    ことを特徴とする請求項9に記載のセグメント形圧粉成
    形体成形装置。
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