JPH06116603A - 磁石用プレス成形機 - Google Patents

磁石用プレス成形機

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Publication number
JPH06116603A
JPH06116603A JP29379192A JP29379192A JPH06116603A JP H06116603 A JPH06116603 A JP H06116603A JP 29379192 A JP29379192 A JP 29379192A JP 29379192 A JP29379192 A JP 29379192A JP H06116603 A JPH06116603 A JP H06116603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
cavity
powder
die
molding machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP29379192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Ichikawa
義明 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP29379192A priority Critical patent/JPH06116603A/ja
Publication of JPH06116603A publication Critical patent/JPH06116603A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横磁場成形方式に関しダイスのキャビティ内
に磁性粉末をバラツキなく効率よく充填し成形サイクル
タイムを短縮することができる磁石用プレス成形機を提
供する。 【構成】 下パンチ8の根もと付近には下パンチ8周囲
を一巡して取り囲むようにしてコイル12が設けられ、
ダイス4のキャビテイ5に磁性粉末を給粉する際にはフ
ィーダボックス13により磁性粉末原料粉をダイス4の
キャビティ5の真上に配置し、フィーダボックス13の
底に設けられた穴14を通してキャビティ5への磁性粉
末の供給が行われる。その充填の際に前記コイル12に
通電することによって、キャビティ5及びフィーダボッ
クス13を通る磁場Cが発生する。その結果フィーダボ
ックス13内の原料磁性粉末が磁化し、キャビティ5内
に吸引され極めて短時間で容易にキャビティ5内への給
粉が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁石用プレス成形機に関
し、特に上下パンチによるプレス方向と直角方向に磁粉
に対する配向磁場が発生させられる磁石用プレス成形機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に永久磁石焼結体を製造するにあた
って、焼結前処理として磁粉を成形する際には、磁粉の
磁化容易軸方向を一定方向に揃えることを目的として、
配向磁場が印加される。
【0003】この配向磁場を印加する方向は、磁粉に対
する加圧成形の方向と同方向に設定される場合と、直角
の方向に設定される場合とがあり、図3に示されるよう
に配向磁場を印加する方向が加圧成形の方向と同方向に
設定される成形機を縦磁場成形機といい、一方図4に示
されるように配向磁場を印加する方向が加圧成形の方向
と直角の方向に設定される成形機は一般に横磁場成形機
と称されている。
【0004】図3はアークセグメント磁石成形体1を成
形する場合の縦磁場成形機2を示し、一方図4はアーク
セグメント磁石成形体1を成形する場合の横磁場成形機
3を示す。図3及び図4においてダイス4のキャビティ
5には磁性粉末6が充填され、その磁性粉末6がキャビ
ティ5内を進退する上パンチ7と下パンチ8によって圧
縮成形される。その際それぞれコイル9によって縦磁場
成形機2では加圧成形方向と平行な方向に縦磁場Aが形
成され、一方横磁場成形機3では加圧成形方向と直角な
方向に横磁場Bが形成される。以上において横磁場成形
機3では、ダイス4の側面に配置したコイル9よりでる
磁束はポールピース10,11を経て集束し、図に示さ
れるような加圧成形方向と直角な方向の横磁場Bが形成
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁場成
形機については次のような問題があった。すなわち、図
3に示される縦磁場成形機2では図に示されるように、
ダイス4のキャビティ5は比較的浅く、磁性粉末6の給
粉は重力により磁性粉末を落下させて行う重力給粉によ
っても効率よく行うことができる。
【0006】一方、図4に示される横磁場成形機3では
図に示されるように、ポールピース10、11間の距離
が狭いため、ダイス4は縦長になり、またこの横磁場成
形方式では一般に縦長で充填深さの深い成形体が多く成
形されるため、ダイス4のキャビティ5は一般に開口径
が小さく穴が深いものとなる。そのダイス4のキャビテ
ィ5が深さ20m/m程度までで有れば重力給粉を行うこ
とができるが、それ以上の深さである場合には磁性粉末
がそれ自身の凝集力のためにブリッジを組んでキャビテ
ィ5内で詰まり、キャビティ5の深部まで充填するのが
困難となる。そのため従来の横磁場成形機ではキャビテ
ィ5への給粉時の粉量にバラツキが生じがちとなり、成
形焼結後得られる永久磁石について寸法異常が生じる場
合があった。またいずれにしてもキャビティ5に給粉を
行うのに時間を要することとなり、その結果磁性粉末の
成形サイクルタイムが長くなってしまう問題があった。
本発明は以上の従来技術の問題に鑑みてなされたもので
あって、特に横磁場成形方式に関し、ダイスのキャビテ
ィ内に磁性粉末を効率よく充填し、充填された粉量にバ
ラツキが生じることがなく、また成形サイクルタイムを
短縮して、効率的な成形を行うことができる磁石用プレ
ス成形機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の磁石用
プレス成形機はダイスと、そのダイス内外を進退する上
下パンチと、その上下パンチの進退方向と直角の方向に
磁場を形成する磁場形成手段を有してなる磁石用プレス
成形機において、前記ダイス内への給粉を磁場により行
う磁場給粉手段を備えることを特徴とする。また前記磁
場給粉手段は下パンチ周囲に配置されたコイルであり、
そのコイルによって、配向用磁場方向と直角に給粉磁場
を発生させる様にすることができる。さらに前記磁場給
粉手段はダイス底部に配置されたコイルであり、そのコ
イルによって、配向用磁場方向と直角に給粉磁場を発生
させる様にすることができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例の磁石用プレス成形機
につき図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施例
の磁石用プレス成形機を示し、ダイス4のキャビティ5
には磁性粉末6が充填され、その磁性粉末6がキャビテ
ィ5内を進退する上パンチ7と下パンチ8によって圧縮
成形される。その際、ダイス4の側面に配置したコイル
9よりでる磁束はポールピース10,11を経て集束
し、図に示されるように加圧成形方向と直角な方向に横
磁場Bが形成される。本実施例の磁石用プレス成形機で
は下パンチ8の根もと付近には下パンチ8周囲を一巡し
て取り囲むようにして磁場給粉手段としてのコイル12
が設けられる。かかるコイル12には図示しない電源装
置から図面表裏方向に通電され、その結果として上パン
チ7と下パンチ8による圧縮成形方向と平行な方向の磁
場Cが形成される。したがって、図1に示す実施例の磁
石用プレス成形機では次のようにしてダイス4のキャビ
ティ5に磁性粉末が充填される。ダイス4のキャビテイ
5に磁性粉末を給粉する際には先ずフィーダボックス1
3により磁性粉末原料粉をダイス4のキャビティ5の真
上に持ってくる。フィーダボックス13の底にはダイス
4のキャビティ5の開口径と同じかまたはそれ以上の径
の穴14が設けられ、かかる穴14を通してキャビティ
5への磁性粉末の供給が行われる。その際磁性粉末原料
粉は元来流動性が悪くキャビティ5内でブリッジを組み
易いので、重力給粉ではわずかの量しかキャビティ5内
に給粉できない。そこで、その充填の際に前記コイル1
2に通電することによって、キャビティ5及びフィーダ
ボックス13を通る磁場Cが発生する。その結果フィー
ダボックス13内の原料磁性粉末が磁化し、キャビティ
5内に吸引され極めて短時間で容易にキャビティ5内へ
の給粉が完了する。キャビテイ5内への給粉後には、フ
ィーダボックス13がダイス4上から退き、その後上パ
ンチ7がダイス4上面近傍まで降下する。しかる後にコ
イル9に通電することによって配向磁場Bが発生し、キ
ャビティ5内に供給された磁性粉末が配向する。その後
上パンチ7、下パンチ8がキャビティ5内の磁性粉末を
加圧し、所定の成形が行われる。以上の過程においてキ
ャビテイ5内に供給される原料粉の量はこのキャビティ
5の深さを変えることにより調節することができ、通常
0から300mmまで深さを変えることができることが確
認されている。
【0009】図2は本発明の磁性粉末のプレス成形機の
他の実施例を示し、この実施例ではキャビティ5及びフ
ィーダボックス6に磁場Cを印加する磁場給粉手段とし
てのコイル15は、ダイス4の底部に配置される。本実
施例の場合も磁性粉末のキャビティ5への充填の際に前
記コイル15に通電することによって、キャビティ5及
びフィーダボックス13を通して磁場Cが発生する。そ
の結果フィーダボックス13内の原料磁性粉末が磁化
し、キャビティ5内に吸引され極めて短時間で容易にキ
ャビティ5内への給粉が完了する。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明の磁石用プレス成形
機によれば、横磁場形成手段を有してなる磁石用プレス
成形機において、ダイス内への給粉を磁場により行う磁
場給粉手段を備える様にしたことにより、ダイスキャビ
ティへの給粉時の粉量バラツキがなくなり、得られる永
久磁石について寸法異常をなくすことができる。またダ
イスキャビティへの迅速な給粉が可能となるため、磁性
粉末の成形時のサイクルタイムが短縮し、成形能率が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁石用プレス成形機の一実施例を示
す概略図である。
【図2】 本発明の磁石用プレス成形機の他の実施例を
示す概略図である。
【図3】 縦磁場成形機を示す概略図である。
【図4】 従来の横磁場成形機を示す概略図である。
【符号の説明】
4・・・ダイス、5・・・キャビティ5、6・・・磁性
粉末、7・・・上パンチ、8・・・下パンチ、9・・・
コイル、10,11・・・ポールピース、12,15・
・・コイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスと、そのダイス内外を進退する上
    下パンチと、その上下パンチの進退方向と直角の方向に
    磁場を形成する磁場形成手段を有してなる磁石用プレス
    成形機において、前記ダイス内への給粉を磁場により行
    う磁場給粉手段を備えることを特徴とする磁石用プレス
    成形機。
  2. 【請求項2】 前記磁場給粉手段が下パンチ周囲に配置
    されたコイルであり、そのコイルによって、配向用磁場
    方向と直角に給粉磁場を発生させる請求項1記載の磁石
    用プレス成形機。
  3. 【請求項3】 前記磁場給粉手段がダイス底部周囲に配
    置されたコイルであり、そのコイルによって、配向用磁
    場方向と直角に給粉磁場を発生させる請求項1記載の磁
    石用プレス成形機。
JP29379192A 1992-10-07 1992-10-07 磁石用プレス成形機 Pending JPH06116603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29379192A JPH06116603A (ja) 1992-10-07 1992-10-07 磁石用プレス成形機

Applications Claiming Priority (1)

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JP29379192A JPH06116603A (ja) 1992-10-07 1992-10-07 磁石用プレス成形機

Publications (1)

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JPH06116603A true JPH06116603A (ja) 1994-04-26

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ID=17799214

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JP29379192A Pending JPH06116603A (ja) 1992-10-07 1992-10-07 磁石用プレス成形機

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JP (1) JPH06116603A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108858678A (zh) * 2018-06-04 2018-11-23 德昌电机(南京)有限公司 一种异性铁氧体磁瓦双头快速成型机及成型方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108858678A (zh) * 2018-06-04 2018-11-23 德昌电机(南京)有限公司 一种异性铁氧体磁瓦双头快速成型机及成型方法

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