JP2007044921A - モール成形型、モール付きガラスの製造方法及びモール付きガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエルドライン及びバリの発生を押えることができる、モール付きガラスの製造技術を提供することを課題とする。
【解決手段】モール成型金型に永久磁石、電磁石等からなる吸着保持装置を埋設し、樹脂モールの表皮の一部を構成する金属製モールを吸着する。
【効果】図6(b)において、吸着保持装置24の吸着作用と溶融樹脂39の押し付け作用との総合作用で固定型20に金属製モール36は強固に固定される。そのため、溶融樹脂39の流れや圧力により、金属製モール36がずれたり、浮き上がることはない。そして、金属製モール36が固定型20に密着するため、金属製モール36の下に溶融樹脂39が回り込む心配はない。
【選択図】図6

Description

本発明は金属製モールを含むモール付きガラス及びそれの製造技術に関する。
ガラス基材の周縁部に樹脂モールを一体成形し、この樹脂モールを構造物の開口縁に嵌合することで、ガラスを車体などに取付ける技術が知られている。
さらには、樹脂モールの表皮の一部を金属製モール化することで、意匠性を高めた金属製モールを含むモール付きガラスが提案されている。
この金属製モールを含むモール付きガラスは、樹脂モールだけを備えるモール付きガラスに比較して製造が格段に難しい。
そこで金属製モールを含むモール付きガラスに関して、各種の製造技術が提案されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−72144号公報(図1、図3)
特許文献1の図3を次図の(a)、同図1を次図の(b)で説明する。
図9は従来の技術の基本構成を説明する図である。
(a)において、下型101に金属製モール102を載せると共に板状体103を載せる。そして、押えピン104を備えた上型105を下型101に型合わせする。すなわち下型101及び上型105で板状体103を挟みつつ板状体103の周縁部にキャビティ106を確保する。そして、押えピン104で金属製モール102を押える。
この状態で、キャビティ106に溶融樹脂材料を注入することで、金属製モールを含むモール付き板状体を製造する。金属製モール102は、押えピン104の作用により、樹脂注入の際のずれを防止する。
しかし、押えピン104は板状体103の外側に配置する必要があり、モールの形状設計に制約が多くなり、好ましくない。
(b)は(a)の改良発明に係り、金属モール102にスペーサ107を設け、板状体103でスペーサ107を押すことで、金属モール102を下型101に押圧する。金属製モール102は、スペーサ107の作用により、樹脂注入の際のずれを防止する。
(c)は(b)のC−C線断面図であり、樹脂流れ108がスペーサ107の存在により、図面左右に分かれる。分かれた樹脂流れ109、110はスペーサ107の後方で合流するが、この合流点112でウエルドラインが発生する。このウエルドラインは樹脂流れの衝突によって発生し、図面表裏方向に伸びる細い筋の形態で残る。筋が出ると見映えが悪くなる。加えてウエルドラインは欠陥であり、この部位から亀裂が進行する心配がある。
また、(a)の押えピン104や(b)のスペーサ107で金属モール102を下型101に押し付けるが、押し付け力が不足すると、金属モール102の下面と下型101との間に隙間が発生し、この隙間に溶融樹脂が回り込み、バリとなる。
逆に、押し付け力が大き過ぎると金属モールの表面に押し付け跡が発生し見栄えが悪くなる。そして、押し付け跡が発生すると不良となる。
さらに、従来は押し付けが必要であるため、金属モールの配置面が水平から所定の角度を有している、縦置き型の成形型には特許文献1の技術は適用できなかった。
本発明はウエルドライン、バリ及び押し付け跡の発生を防止することができるとともに縦置き型の成形型に適用可能なモール付きガラスの製造技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ガラス基材の周縁部に樹脂モールを一体成形するモール成形型において、このモール成形型は、前記樹脂モールの表皮の一部を構成する金属製モールを、吸着し保持する吸着保持装置を埋設したことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、吸着保持装置は、永久磁石であり、非磁性材料で構成した絶縁材を介してモール成形型に埋設したことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、吸着保持装置は、電磁石であることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、吸着保持装置の保持力は1個当たり0.3〜3.0kgであり、このような吸着保持装置を50〜300mmピッチで前記モール成形型に埋設したことを特徴とする。
請求項5に係るモール付きガラスの製造方法は、ガラス基材、強磁性材料で構成した金属製モール、この金属製モールを吸着し保持する吸着保持装置を備えたモール成形型及び樹脂材料を供給する樹脂射出機を準備する工程と、前記吸着保持装置に吸着させつつ金属製モールをモール成形型の所定箇所に配置する工程と、前記ガラス基材をモール成形型の所定箇所に配置する工程と、モール成形型を型締めする工程と、型締めしたモール成形型のキャビティへ前記樹脂射出機で溶融樹脂を供給する工程と、樹脂が強固し所定の強度が発生した後に、モール成形型を開く工程と、からなるモール付きガラスの製造方法において、
前記溶融樹脂を供給する工程では、溶融樹脂は供給口からガラス基材のエッジに沿って流し、この樹脂の流れの先端は金属製モールを配置した場所の少し離れた上を流すことを特徴とする。
請求項6に係るモール付きガラスは、請求項5記載のモール付きガラスの製造方法で製造し、ガラス基材の周縁部に樹脂モールを一体的に備え、この樹脂モールの表皮に金属製モールを一体的に備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、金属製モールを吸着保持装置で吸着し保持する。吸着保持装置はモール成形型に埋設したので、吸着保持装置がキャビティへ突出することはない。この結果、樹脂モールに前述したウエルドラインが発生する心配はない。
同時に、金属製モールをモール成形型に吸着することで、金属製モールをモール成形型に密着させることができ、バリの発生を防止することができるとともに縦置き型の成形型に適用可能なモール付きガラスの製造技術を提供することができる。
請求項2に係る発明では、吸着保持装置は永久磁石とし、非磁性材料を介してモール成形型に取付ける。永久磁石であるから、給電ハーネスは不要であり、モール成形型のハンドリングが容易になる。永久磁石とモール成形型の間に非磁性材料を介在させたので、永久磁石の磁力低下を押えることができ、永久磁石の磁力低下を防止することができる。
請求項3に係る発明では、吸着保持装置は電磁石とした。電磁石であるから強い磁力を得ることができ、磁力低下を心配する必要はない。また、通電を停止することで吸引力を消滅させることができ、モール成形型から金属製モールを含むモール付きガラスを容易に外すことができる。
請求項4に係る発明では、吸着保持装置の吸磁力は1個当たり0.3〜3.0kgであり、このような磁石を50〜300mmピッチで配置した。複数個の吸着保持装置を適当なピッチで点在させるため、入手が容易な円柱磁石又は同等の単純形状の磁石が使用できる。単純形状の磁石であれば、モール成形型に簡単に埋設することができる。
0.3kgを300mm(0.3m)で割れば、1.0kg/mとなり、3.0kgを50mm(0.05m)で割れば、60kg/mとなる。すなわち、本発明によれば1.0〜60kg/mの力で金属製モールを吸着させ、樹脂の注入に備える。
ただし、1.0kg/m未満では注入した樹脂の圧力で金属製モールがずれる心配がある。また、吸着保持装置として永久磁石を用いた場合、60kg/mを超えるとモール成形型から製品を外す作業に支障がでる。電磁石を用いた場合、1個当たり3.0kg以上の吸磁力を得ようとすると電磁石が高価になるとともに、電気エネルギーが嵩む。
本発明によれば、金属製モールのずれを防止し且つ製品をモール成形型から容易に外すことができ、製品品質の向上及び製造作業の円滑化を図ることができる。
請求項5に係る発明では、金属製モールを吸着保持装置で吸着し保持する。吸着保持装置はモール成形型に埋設したので、吸着保持装置がキャビティへ突出することはない。すなわち、樹脂の流れを分けることがないためウエルドラインの発生を無くすことができる。
そして、溶融樹脂を供給する工程では、溶融樹脂は供給口からガラス基材のエッジに沿って流し、この樹脂の流れの先端は金属製モールを配置した場所の少し離れた上を流すことにより、金属製モールをモール成形型へ押し付けることができる。
吸着保持装置の吸着作用と、樹脂の流れによる押し付け作用との両作用により、金属製モールを強固にモール成形型に保持させることができ、モール成形型と金属製モールとの間に隙間が発生する心配はない。
この結果、樹脂モールにウエルドライン及びバリが発生する心配はなく、品質の良いモール付きガラスを提供することができる。
請求項6に係る発明では、樹脂モールにウエルドラインが残らない、品質の良いモール付きガラスを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る固定型の平面図であり、モール成形型10は固定型20と可動型(図2の符号30)とで構成するが、ここでは、構造が複雑な固定型20のみを説明する。
固定型20は、例えば三角形のガラスの2辺に金属製モールを付設する乗用車の三角窓にモールを付す型であり、型本体21に、キャビティ用凹溝22と、このキャビティ用凹溝22に形成した金属製モールを収納するモール収納溝23と、このモール収納溝23に不等ピッチ又は等ピッチで配置する吸着保持装置24・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)とからなる。
吸着保持装置24・・・は、永久磁石、電磁石若しくは燒結金属を用いた、減圧による吸着具が好適である。
25は大きな中央穴、26・・・は位置決め用穴である。中央穴25はガラス基材を吸着保持する吸盤を出し入れする穴である。中央穴25を開けたことで、固定型20の軽量化を図ることもできる。
図2は図1の2−2線断面図であり、固定型20の型本体21に、キャビティ用凹溝22及び収納溝23を設け、吸着保持装置24を備えたことを示す。そして、想像線で示す可動型30の下面にもキャビティ用凹溝31及び位置決めピン32を設ける。この位置決めピン32は固定型20側の位置決め穴26に挿入するピンである。
なお、吸着保持装置24が円柱状の永久磁石である例を以下に説明する。固定型20が合金鋼製型であると、磁力が固定型20に吸収され若しくは漏れ、時間と共に磁力が弱まる可能性がある。そこで、実施例では、アルミニウムなどの非磁性材料からなる絶縁材27を介して、永久磁石24を固定型20に埋設した。これで、永久磁石24は、強い磁力を長期間維持させることができる。
図3は本発明に係る磁石の取付け要領図であり、円筒形の絶縁材27に永久磁石24を嵌合し、これらを固定型20に開けた穴28に圧入する。摩擦力で永久磁石24は固定型20に固定される。ただし、接着剤や止めビスを用いて永久磁石24及び絶縁材27を固定型20に固定することは差し支えない。したがって、永久磁石24の固定手段は任意である。永久磁石24を電磁石若や燒結金属を用いた、減圧による吸着具に置き替えた場合も、電磁石や吸着具の固定手段は任意である。
以上に説明したモール成形型を用いて実施するモールの成型方法を次に説明する。
図4は本発明に係る準備工程及び金属製モール配置工程の説明図である。
(a)において、ガラス基材35、SUS430などの強磁性材料で構成した金属製モール36、この金属製モール36を吸着し保持する吸着保持装置24を備えたモール成形型10及び樹脂材料を供給する樹脂射出機(図示せず)を準備する。樹脂射出機はスクリューを内蔵する射出機が好適であるが、プランジャーを内蔵する射出機であってもよく、形式は問わない。
ここで、上下一対のキャビティ凹部22、31、特に永久磁石24側のキャビティ用凹部22は、樹脂の流れを確保することができる大きさに設定することは勿論のこと、図面表裏方向への樹脂の流れによって、金属製モール36に固定型20へ押し付ける力が作用するように大きさや形状を設定する。その理由は後述する。
(b)において、固定型20のモール収納溝23に金属製モール36をセット(配置)する。金属製モール36は吸着保持装置24の作用で白抜き矢印の通りに固定型20に付勢される。
図5は本発明に係る型組工程及び樹脂供給工程の説明図である。
(a)において、型締めを行う。すなわち、固定型20にガラス基材35を載せ、このガラス基材35に可動型30を被せるようにして、可動型30を固定型20に合わせる。この結果、ガラス基材35の縁部を囲う、キャビティ38が得られる。このキャビティ38の表面に金属製モール36が臨む。このキャビティ38へ図示せぬ樹脂射出機を用いて溶融樹脂を注入し、溶融樹脂をガラス基材35のエッジに沿って流す。
(b)は(a)のb−b矢視図であり、キャビティ38に矢印のごとく溶融樹脂39が流れる。この流れは金属製モール36の上面に沿って流れる。
図6は本発明に係る樹脂供給工程の説明図である。
(a)は図5(a)のa−a線断面図であり、溶融樹脂39は固定型20と可動型30との間を通って矢印A、矢印Bのごとく流れる。この溶融樹脂は39は先端で前、上、下へ分流し、上向きの流れは矢印Cのごとく可動型30に向かい、可動型30で冷却された凝固分が固体樹脂39bとなって成長する。この際、矢印Cの流れにより、白抜き矢印D・・・で示す押し力が可動型30に作用する。
同様に、下向きの流れは矢印Eのごとく金属製モール36及び固定型20に向かい、金属製モール36及び固定型20で冷却された凝固分が固体樹脂39cとなって成長する。この際、矢印Eの流れにより、白抜き矢印F・・・で示す押し力が金属製モール36に作用する。この結果、金属製モール36は固定型20に押し付けられる。
すなわち、溶融樹脂39は供給口からガラス基材のエッジに沿って流し、この樹脂の流れの先端は金属製モール36を配置した場所の少し離れた上を流す。
この流れによって、金属製モール36は固定型20に押し付けられる。すなわち、図5(a)に示すキャビティ用凹部22は、樹脂の流れで金属製モール36が固定型20に押し付けられるように大きさや形状が設定される。
図6(b)において、吸着保持装置24の吸着作用と溶融樹脂39の押し付け作用との総合作用で固定型20に金属製モール36は強固に固定される。そのため、溶融樹脂39の流れや圧力により、金属製モール36がずれたり、浮き上がることはない。そして、吸着保持装置24の吸着作用と溶融樹脂39の押し付け作用との総合作用で、金属製モール36が固定型20に密着するため、金属製モール36の下に溶融樹脂39が回り込む心配はなく、バリが発生する虞もない。
溶融樹脂39が凝固した後に、可動型30を上げて、製品としてのモール付きガラス(次図参照)を取り出す。
以上の説明から明らかなごとく吸着保持装置24はモール成形型に埋設したので、吸着保持装置24がキャビティ38へ突出することはない。すなわち、樹脂の流れを分けることがないためウエルドラインの発生を無くすことができる。
この結果、品質の良いモール付きガラスを提供することができる。
また、吸着保持装置24は永久磁石とし、非磁性材料の絶縁材27を介して固定型20に取付ける。永久磁石であるから、給電ハーネスは不要であり、固定型20のハンドリングが容易になる。永久磁石と固定型20の間に非磁性材料の絶縁材27を介在させたので、永久磁石の磁力低下を押えることができ、永久磁石の磁力低下を防止することができる。
図7は本発明方法で製造したモール付きガラスの要部断面図であり、モール付きガラス40は、ガラス基材35の周縁部に樹脂モール41を一体的に備え、この樹脂モール41の表皮に金属製モール36を一体的に備えたことを特徴とする。
図8は図2の別実施例図であり、固定型20に電磁石43を取付けた例を示す。44は充填絶縁材であり、ペースト状のものを乾燥させて強度を発揮させる。この例では、パイプ状の絶縁材27も設けたが、これは省略することができる。
電磁石43は鉄心45とコイル46とからなり、金属製モールを吸着するときだけスイッチ手段47によりコイル46に通電する。その他の期間は、非通電状態にする。非通電状態では磁力が消失するため、金属製モールの配置作業や製品の取り出し作業が容易となる。
反面、給電ハーネス48、48が不可欠であるため、永久磁石よりはモール成型型が複雑になる。
図1に戻って、吸着保持装置24は、吸磁力が1個当たり0.3〜3.0kgであり、このような吸着保持装置24を50〜300mmピッチで固定型20に埋設することが望ましい。
複数個の吸着保持装置を適当なピッチで点在させるため、入手が容易な円柱磁石又は同等の単純形状の磁石が使用できる。単純形状の磁石であれば、モール成形型に簡単に埋設することができる。
尚、モール成形型10は、実施の形態では固定型と可動型とで構成したが、下型と上型若しくは凹型と凸型又は3個以上の分割型で構成することができるため、構造は格別に限定しない。
また、磁石は、可動型に設けても良いので、モール成形型の何処に設けるかは任意である。
本発明は、乗用車の三角窓に適用するモール付きガラスに好適である。
本発明に係る成形用固定型の平面図 図1の2−2線断面図 本発明に係る磁石の取付け要領図 本発明に係る準備工程及び金属製モール配置工程の説明図 本発明に係る型組工程及び樹脂供給工程の説明図 本発明に係る樹脂供給工程の説明図 本発明方法で製造したモール付きガラスの要部断面図 図2の別実施例図 従来の技術の基本構成を説明する図
符号の説明
10…モール成型型、20…固定型、24…吸着保持装置(永久磁石)、27…絶縁材、30…可動型、35…ガラス基材、36…金属製モール、38…キャビティ、39…溶融樹脂、40…モール付きガラス、41…樹脂モール、43…電磁石。

Claims (6)

  1. ガラス基材の周縁部に樹脂モールを一体成形するモール成形型において、
    このモール成形型は、前記樹脂モールの表皮の一部を構成する金属製モールを、吸着し保持する吸着保持装置を埋設したことを特徴とするモール成形型。
  2. 前記吸着保持装置は、永久磁石であり、非磁性材料で構成した絶縁材を介して前記モール成形型に埋設したことを特徴とする請求項1記載のモール成形型。
  3. 前記吸着保持装置は、電磁石であることを特徴とする請求項1記載のモール成形型。
  4. 前記吸着保持装置の保持力は1個当たり0.3〜3.0kgであり、このような吸着保持装置を50〜300mmピッチで前記モール成形型に埋設したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のモール成形型。
  5. ガラス基材、強磁性材料で構成した金属製モール、この金属製モールを吸着し保持する吸着保持装置を備えたモール成形型及び樹脂材料を供給する樹脂射出機を準備する工程と、
    前記吸着保持装置に吸着させつつ金属製モールをモール成形型の所定箇所に配置する工程と、
    前記ガラス基材をモール成形型の所定箇所に配置する工程と、
    モール成形型を型締めする工程と、
    型締めしたモール成形型のキャビティへ前記樹脂射出機で溶融樹脂を供給する工程と、
    樹脂が強固し所定の強度が発生した後に、モール成形型を開く工程と、からなるモール付きガラスの製造方法において、
    前記溶融樹脂を供給する工程では、溶融樹脂は供給口からガラス基材のエッジに沿って流し、この樹脂の流れの先端は金属製モールを配置した場所の少し離れた上を流すことを特徴とするモール付きガラスの製造方法。
  6. 請求項5記載のモール付きガラスの製造方法で製造し、ガラス基材の周縁部に樹脂モールを一体的に備え、この樹脂モールの表皮に金属製モールを一体的に備えたことを特徴とするモール付きガラス。
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