JP2000134320A - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末

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JP2000134320A
JP2000134320A JP10321523A JP32152398A JP2000134320A JP 2000134320 A JP2000134320 A JP 2000134320A JP 10321523 A JP10321523 A JP 10321523A JP 32152398 A JP32152398 A JP 32152398A JP 2000134320 A JP2000134320 A JP 2000134320A
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moving speed
moving
unit
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JP10321523A
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Yasumasa Furusawa
泰正 古沢
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動速度または移動速度の変化に従って最適
な着信制御を行うことができる無線通信端末を提供す
る。 【解決手段】 速度検出部20は、端末の移動速度を検
出する。そして、30km/h以下であれば、着信通知
部21による着信音を鳴動するリンギング設定とする。
また、30km/h〜200km/hであれば、自動車
により移動であると判断し、録音部22により着信に自
動応答して相手のメッセージを録音する留守番録音設定
し、この状態から、0km/hの停止状態となり、3分
以上継続すると、再び、着信通知部21による着信音を
鳴動するリンギング設定とする。また、200km/h
を超える場合には、自動車以外の移動手段により移動し
ていると判断して着信通知部21によるリンギング設定
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者に携帯さ
れ、移動中でも通信可能な無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯情報端末(例えば、携帯
電話機、PHS端末:Personal HandyPhone System 端
末、PDA:Personal Digital Assistant等)において
は、通信回線網に所定間隔で設置され、それぞれ自身を
中心としたサービスエリア(電波到達可能範囲:通信
圏)を有する中継局を介し、通信可能圏内であれば、ど
のような場所や状況(移動中)であっても通信を可能と
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車など
利用者自身が移動手段を操縦(運転)している場合に
は、移動中の呼び出しに応答することは、極めて危険な
行為となることがある。例えば、携帯電話(PHSを除
く)が絡む自動車事故のうち、約30%が『呼び出しに
対する行為』であるという内容が報告されている。この
ため、『利用者が運転中と思われる場合には、呼び出し
音を制限させるなどの着信制御を行う』などという機能
が必要となる。通常、上記着信制御は、利用者が端末を
操作することにより、意識的に留守番録音設定のモード
に設定するなど、マニュアルで行う必要があり、不便で
あった。
【0004】そこで、例えば、特開平8−271621
号には、受信信号レベルの変動(フェージング現象)を
監視し、移動体の移動速度を検出するという技術が開示
されている。しかしながら、該移動速度検出方法を携帯
情報端末に適用しても、利用者が自動車で移動している
のか、電車などで移動しているのかを判別することがで
きないため、利用者が直接運転していない移動手段で移
動している場合であっても、着信制限を行ってしまうの
で、端末を操作可能であっても着信することができなく
なり、非常に不便であるという問題があった。また、移
動中であっても、呼び出し応答が十分な可能な停車中
(例えば信号待ち)であれば、着信制限を解除し、着信
可能としたほうが利便性がよいにもかかわらず、そのよ
うな制御が行われておらず、非常に不便であるという問
題があった。
【0005】そこで本発明は、移動速度または移動速度
の変化に従って最適な着信制御を行うことができる無線
通信端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による無線通信端末は、利用者に携帯
される通信端末において、端末の移動速度を検出する速
度検出手段と、着信を通知する着信通知手段と、前記速
度検出手段に検出された端末の移動速度に応じて、前記
着信通知手段の動作、非動作を制御する着信制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記着信制御手段は、前記速度検出手
段により検出された移動速度が所定の速度を超えた場
合、前記着信通知手段を非動作とするようにしてもよ
い。
【0008】また、好ましい態様として、例えば請求項
3記載のように、前記着信制御手段により、前記着信通
知手段が非動作に設定されている場合、着信に自動的に
応答して相手のメッセージを録音する留守番録音手段を
具備するようにしてもよい。
【0009】また、好ましい態様として、例えば請求項
4記載のように、前記着信制御手段は、移動速度がゼロ
のまま所定時間経過した場合、前記着信通知手段を動作
させるようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、P
HS端末に適用した一実施例として、図面を参照して説
明する。
【0011】A.実施の形態の構成 A−1.PHS端末の構成 図1は、本発明の実施の形態によるPHS端末の構成を
示すブロック図である。図において、10は送受信部で
あり、受信部および送信部からなる周波数変換部と、受
信部および送信部からなるモデムとから構成されてい
る。周波数変換部の受信部は、送信/受信を振り分ける
アンテナスイッチを介して入力される、アンテナANT
で受信した信号を、PLLシンセサイザから出力される
所定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.
9GHz帯から1MHz帯付近のIF(中間周波)信号
に周波数変換する。
【0012】また、周波数変換部の送信部は、後述する
モデムから供給されるπ/4シフトQPSKの変調波を
PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発
振信号と混合することにより、1.9GHz帯に周波数
変換し、図示しないアンテナスイッチを介してアンテナ
ANTから輻射して送信する。次に、上述したモデムの
受信部は、周波数変換部からのIF信号を復調し、IQ
データに分離してデータ列とし、通信制御部11へ送出
する。また、モデムの送信部では、通信制御部11から
供給されるデータからIQデータを作成して、π/4シ
フトQPSKの変調をして、送受信部10の周波数変換
部へ送出する。
【0013】次に、通信制御部11は、送信側および受
信側とで構成されており、フレーム同期およびスロット
のデータフォーマット処理を行う。上記受信側は、送受
信部10のモデムから供給される受信データから所定の
タイミングで1スロット分のデータを取り出し、このデ
ータの中からユニークワード(同期信号)を抽出してフ
レーム同期信号を生成し、かつ、制御データ部および音
声データ部のスクランブル等を解除した後、制御データ
を制御部16へ送出し、音声データを音声処理部12へ
送出する。また、上記送信側は、音声処理部12から供
給される音声データに制御データ等を付加するととも
に、スクランブル等を付与した後にユニークワード等を
付加して、1スロット分の送信データを作成し、所定タ
イミングでフレーム内の所定スロットに挿入して送受信
部10のモデムに送出する。
【0014】次に、上述した音声処理部12は、スピー
チコーディックおよびPCMコーディックで構成されて
いる。上記スピーチコーディックは、デジタルデータの
圧縮/伸張処理を行うものであり、受信側および送信側
とで構成されている。受信側は、通信制御部11から供
給されるADPCM音声信号(4ビット×8KHz=3
2Kbps)をPCM音声信号(8ビット×8KHz=
64Kbps)に復号化することにより伸張してPCM
コーディックに出力する。送信側は、PCMコーディッ
クから供給されるPCM音声信号をADPCM音声信号
に符号化することにより圧縮して通信制御部11へ送出
する。上述したPCMコーディックは、アナログ/デジ
タル変換処理を行うものであり、受信側は、スピーチコ
ーディックから供給されるPCM音声信号をD/A変換
によりアナログ音声信号へ変換し、スピーカ13から発
音させ、送信側はマイク14から入力されたアナログ音
声信号をA/D変換によりPCM信号に変換し、スピー
チコーディックに送出する。
【0015】次に、キー入力部15は、相手先の電話番
号を入力する数値キーや、オンフック/オフフックを行
うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ等か
ら構成される。これらキーやスイッチの状態は制御部1
6に供給される。次に、制御部16は、所定のプログラ
ムに従って装置全体を制御する。特に、本実施形態で
は、制御部16は、移動速度、停止時間、あるいは速度
変化に従って、リンギング処理(着信音あり)、留守番
録音処理(着信音なし)のいずれかのモードに設定す
る。ROM17には、上記制御部16で実行されるプロ
グラムや、種々のパラメータ等が格納されている。次
に、RAM18は、上記制御部16の制御に伴って生成
されるデータが格納されたり、ワーキングエリアとして
用いられるとともに、電話をかける相手先の住所や、電
話番号等のデータからなる住所録等の電話帳(データベ
ース)が格納されている。
【0016】次に、表示部19は、動作モードや、電話
番号、通話時間等の各種データ等を表示する液晶表示器
や、スイッチ等のオン/オフ等を示すLEDから構成さ
れており、上記制御部16の制御の下、各種データを表
示する。また、速度検出部20には、後述する方法によ
りPHS端末の移動速度を検出し、制御部16へ供給す
る。着信通知部21は、着信した際に、着信音を鳴動さ
せて通知するリンガ、振動で通知するバイブレータ、光
の点滅で通知するLED(発光ダイオード)からなり、
どれで通知するかは利用者が任意に設定することができ
る。録音部22は、磁気テープや半導体メモリからな
り、着信に対して自動応答した場合(留守番録音設
定)、相手からのメッセージを記録する。
【0017】A−2.移動速度検出原理 図2は、本実施の形態によるPHS端末の移動速度検出
原理を説明するための概念図である。また、図3は、速
度検出部20の構成を示すブロック図である。また、図
4ないし図7図は、速度検出部20における各部の出力
信号を示す波形図である。
【0018】まず、移動速度検出原理ついて説明する。
電波は、ビル、山、地面などで反射する。このため、ア
ンテナに到達する電波は、複数の異なる距離の経路を経
由した電波が合成された波形となり、位相が同相であれ
ば強め合い、逆相であれば、弱め合う。この結果、図2
に示すように、1波長分の距離毎に電波が微弱になる現
象、すなわちフェージング現象が発生する。
【0019】このフェージング現象を利用すれば、PH
S端末が移動した場合、電波がもっとも弱くなった時点
から次の弱くなった時点までの時間差を計測すること
で、移動速度を算出することができる。具体的には、図
2に示す地点Aから地点BまでPHS端末が移動した場
合、地点Aを通過した時刻t1、地点Bを通過した時刻
t2とすると、移動速度Vは、次式(1)で一意的に算
出される。 V=Δs/Δt=λ/(t2−t1) …… (1)
【0020】図3において、速度検出部20は、LPF
30、リミッタ31、ヒステリシス回路32、タイマ部
33および速度演算部34から構成されている。LPF
30は、送受信部10からの受信レベル(図4を参照)
から、フェージング検出に妨げとなるノイズを除去し、
受信レベルを滑らかにし、図5に示すような信号とす
る。すなわち、送受信部10からの受信信号には、図4
に示すように、ノイズが重畳しており、明確にフェージ
ングの発生を検知することが難しい。これに対して、L
PF30によるフィルタリング後の図5に示す信号は、
フェージングの発生が明瞭になっている。
【0021】リミッタ31およびヒステリシス回路32
では、LPF30からの受信レベルに対してリミッタ処
理およびヒステリシス処理を施し、フェージングの発生
部分を検知可能にする。例えば、リミッタ31は、図6
に示すように、LPF30からの信号に対して、「―
0.8dB〜―1.2dB」を輪切りにする。また、ヒ
ステリシス回路32は、リミッタ31からの信号にヒス
テリシス処理を施し、図7に示すように、フェージング
発生部分(受信レベルの谷部分)を明瞭にする。なお、
図6において、本来1回の立ち上がりであるべきところ
を2回立ち上がっている部分がある。しかし、ある一定
(例えばフェージング10回)の間隔で考えると、誤検
知したことは計算により明らかになるので問題ない。
【0022】タイマ部33は、図7に示す波形の立ち上
がりエッジ間の時間を計時することで、フェージング発
生の時間差を算出し、該時間差を速度演算部34に供給
する。速度演算部34は、上記時間差に基づいて、上記
数式(1)から移動速度Vを算出し、制御部16へ供給
する。
【0023】B.実施例の動作例 次に、上述した実施例によるPHS端末の動作について
説明する。ここで、図8は、PHS端末の動作を説明す
るためのフローチャートである。図8に示すフローチャ
ートは、所定の時間間隔(例えば30秒間隔、1分間
隔)で起動される。なお、初期状態としては、着信音を
鳴動するリンギング設定に初期設定されているものとす
る。まず、ステップS10で、速度検出部20から移動
速度Vを読み込む。次に、ステップS12で、移動速度
Vが30km/hを超えているか否かを判断する。そし
て、移動速度Vが30km/hを超えている場合には、
ステップS14へ進み、移動速度Vが150km/hを
超えているか否かを判断する。そして、移動速度Vが1
50km/hを超えている場合には、一般的に自動車に
よる移動ではなく、新幹線、飛行機など高速移動手段で
あるので、リンギング設定のまま当該処理を終了する。
【0024】一方、30km/hを超え、150km/
h以下であれば、自動車による移動である可能性がある
ので、ステップS16へ進み、自動車による移動である
か否かを判断する。ここで、自動車での移動であるかそ
れ以外の移動手段(本実施の形態では特に電車を考慮し
ている)であるかの判別方法について説明する。ここ
で、図9は、電車による移動速度の変化を模式的に示す
概念図であり、図10は、自動車による移動速度の変化
を模式的に示す概念図である。電車による移動の場合、
該加減速期間では、ほぼ一定の加速度で加減速し、所定
の速度に達すると、ほぼ一定速度で移動するところに特
徴がある。これに対して、自動車による移動の場合(高
速道路での移動を除く)、加減速が頻繁に行われるとと
もに、加減速期間での加速度も変化するところに特徴が
ある。すなわち、電車での移動では、単位時間当たりの
速度変化が小さいと言え、自動車での移動では、単位時
間当たりの速度変化が大きいと言える。
【0025】本実施の形態では、この単位時間当たりの
速度変化の大小により電車の移動であるか、自動車の移
動であるかを判別する。ステップS16で、移動手段が
自動車以外である判断した場合には、留守番録音設定
(F=1)とすることなく、すなわちリンギング設定
(F=0)のまま当該処理を終了する。したがって、自
動車以外の移動、例えば電車などによる移動では、着信
音が鳴動することになる。なお、フラグFは、着信音を
鳴動するリンギング設定(F=0)であるか、着信音を
鳴動させず、自動的に相手のメッセージを録音する留守
番録音設定(F=1)であるかを示すものである。
【0026】一方、移動手段が自動車であると判断した
場合には、ステップS18へ進み、留守番録音設定(F
=1)とする。したがって、自動車での移動(30km
/hを超える速度)では、着信音は鳴動せず、相手のメ
ッセージは自動的に録音される。
【0027】一方、移動速度Vが30km/hを超えて
いない場合には、ステップS20へ進み、フラグFが
「1」であるか否かを判断する。そして、フラグFが
「1」でなければ、現在、リンギング設定(F=0)で
あること、すなわちまだ30km/hを超えて移動して
いないということであるので、そのまま当該処理を終了
する。したがって、移動速度Vが30km/h以下であ
れば、着信があった場合、着信音が鳴動することにな
る。
【0028】一方、フラグが「1」であれば、現在、留
守番録音設定であることを示すので、これまで30km
/hを超える走行速度で移動中であって、現在、何らか
の理由、例えば信号待ちでの一時停止、徐行走行、完全
停止(駐車)などの理由で30km/h以下となったこ
とになる。そこで、移動速度Vが30km/hを超えて
おらず、かつフラグFが「1」の場合には、ステップS
22へ進み、移動速度Vが0km/hであるか、すなわ
ち一時停止または完全停止であるか否かを判断する。そ
して、移動速度Vが0km/hでなければ、すなわち停
止中でなければ、そのまま留守番録音設定(F=1)の
ままとして当該処理を終了する。これにより、一旦高速
移動した場合には、移動速度Vが30km/h以下とな
っても、着信音は鳴動せず、相手のメッセージが自動的
に録音される。
【0029】一方、移動速度Vが0km/hであれば、
一時停止または完全停止であるので、ステップS24へ
進み、停止状態が3分以上継続したか否かを判断する。
そして、停止状態が3分以上継続していなければ、一時
的な停止状態であったと判断し、留守番録音設定(F=
1)のまま当該処理を終了する。したがって、信号待ち
などの一時的な停止(3分以内)では、着信音は鳴動せ
ず、相手のメッセージが自動的に録音される。
【0030】一方、移動速度Vが0km/hで、その状
態が3分以上継続した場合には、一時的な停止ではな
く、継続的な停止状態であると判断し、ステップS26
へ進み、着信した際に着信音を鳴動させるリンギング設
定(F=0)とする。これにより、駐車した場合など、
利用者の操作を煩わせることなく、留守番録音設定から
リンギング設定に自動的に切り換えることができる。
【0031】なお、上述した実施の形態において、PH
S端末に、利用者の操作によって、強制的に留守番録音
設定としたり、該設定を解除するキースイッチを設ける
ようにしてもよい。例えば、自動車で移動する場合、単
純に移動速度Vのみで判断すると、PHS端末は自動的
に留守番録音設定になってしまう。この場合、利用者
は、上記所定のキースイッチを操作することにより、留
守番録音設定を解除すれば、自分で運転せずに自動車で
移動する場合であっても、着信を受けることができる。
【0032】また、上述した実施の形態において、留守
番録音設定とリンギング設定とのしきい値を30km/
hとしたが、これに限定されるものではなく、状況に応
じて適切な値に設定するようにしてもよい。同様に、停
止継続時間を3分としたが、状況に応じて適当な値に設
定するようにしてもよい。
【0033】また、上記実施の形態では、PHS端末に
適用したが、これに限定されること無く、例えばデジタ
ル無線電話システム(デジタル携帯電話・自動車電話シ
ステム)などの他のシステムにも適用できることは勿論
である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、速度検出
手段により端末の移動速度を検出し、着信制御手段によ
り、前記速度検出手段に検出された端末の移動速度に応
じて、着信を通知する着信通知手段の動作、非動作を制
御するようにしたので、移動速度または移動速度の変化
に従って最適な着信制御を行うことができるという利点
が得られる。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、前記
速度検出手段により検出された移動速度が所定の速度を
超えた場合、着信制御手段により、前記着信通知手段を
非動作とするようにしたので、特に自動車などで移動し
ている場合、着信通知動作を無効とすることで、移動中
の呼び出しに応答しなくてもよく、安全性を確保するこ
とができるという利点が得られる。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、前記
着信制御手段により、前記着信通知手段が非動作に設定
されている場合、留守番録音手段により、着信に自動的
に応答して相手のメッセージを録音するようにしたの
で、特に自動車などで移動している場合、移動中の呼び
出しに応答しなくてもよく、安全性を確保することがで
き、かつ相手のメッセージを録音できるので、情報伝達
もできるという利点が得られる。
【0037】また、請求項4記載の発明によれば、移動
速度がゼロのまま所定時間経過した場合、着信制御手段
により、着信通知手段を動作させるようにしたので、自
動車などによって移動していない場合には、自動的に着
信通知動作に切り換えられ、通常通りに呼び出しに応答
することができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のPHS端末の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】送受信部10からの出力例を模式的に示す概念
図である。
【図3】速度検出部20の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】送受信部10の出力信号を示す波形図である。
【図5】LPF30の出力信号を示す波形図である。
【図6】リミッタ31の出力信号を示す波形図である。
【図7】ヒステリシス回路32の出力信号を示す波形図
である。
【図8】PHS端末の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図9】電車による移動速度の変化を模式的に示す概念
図である。
【図10】自動車による移動速度の変化を模式的に示す
概念図である。
【符号の説明】
ANT アンテナ 10 送受信部 11 通信制御部 12 音声処理部 13 スピーカ 14 マイク 15 キー入力部 16 制御部(着信制御手段) 17 ROM 18 RAM 19 表示部 20 速度検出部(速度検出手段) 21 着信通知部(着信通知手段) 22 録音部(留守番録音手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に携帯される無線通信端末におい
    て、 端末の移動速度を検出する速度検出手段と、 着信を通知する着信通知手段と、 前記速度検出手段に検出された端末の移動速度に応じ
    て、前記着信通知手段の動作、非動作を制御する着信制
    御手段とを具備することを特徴とする無線通信端末。
  2. 【請求項2】 前記着信制御手段は、前記速度検出手段
    により検出された移動速度が所定の速度を超えた場合、
    前記着信通知手段を非動作とすることを特徴とする請求
    項1記載の無線通信端末。
  3. 【請求項3】 前記着信制御手段により、前記着信通知
    手段が非動作に設定されている場合、着信に自動的に応
    答して相手のメッセージを録音する留守番録音手段を具
    備することを特徴とする請求項1または2に記載の無線
    通信端末。
  4. 【請求項4】 前記着信制御手段は、移動速度がゼロの
    まま所定時間経過した場合、前記着信通知手段を動作さ
    せることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通
    信端末。
JP10321523A 1998-10-27 1998-10-27 無線通信端末 Pending JP2000134320A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121466A (ja) * 2003-10-16 2005-05-12 Denso Corp カーナビゲーション装置
CN107295185A (zh) * 2017-06-30 2017-10-24 胡玥莹 一种用于移动终端的行车模式控制系统及方法

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