JP2000131337A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JP2000131337A JP10303897A JP30389798A JP2000131337A JP 2000131337 A JP2000131337 A JP 2000131337A JP 10303897 A JP10303897 A JP 10303897A JP 30389798 A JP30389798 A JP 30389798A JP 2000131337 A JP2000131337 A JP 2000131337A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体側接触子やケーブル側接触子に水滴が付
着することに起因する測定確度の低下や、測定装置本体
内への水滴の侵入に起因する故障を防止する。 【解決手段】 本体側接触子13が配設された測定装置
本体3と、本体側接触子13に嵌合可能なケーブル側接
触子5を有するケーブル側コネクタ4が配設された測定
装置用ケーブル2とを備えている測定装置1において、
ケーブル側コネクタ4を挿入するためのコネクタ挿入口
14が測定装置本体3に形成され、ケーブル側コネクタ
4は、両接触子5,13の嵌合時に、コネクタ挿入口1
4を形成する内壁に面的接触することによりコネクタ挿
入口14を閉塞可能に構成され、両接触子5,13のい
ずれか一方の周囲には、両接触子5,13のいずれか他
方を挿入可能な筒状のガイド部材16が立設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定装置本体と、
コネクタを介して測定装置本体に接続される測定装置用
ケーブルとを備えた測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の測定装置として、図7に示すよ
うに、温度計本体54と、信号ケーブル55とを備えて
構成された温度計51が従来から知られている。温度計
本体54は、温度測定回路を構成する複数の電子部品
(図示せず)や信号ケーブル55を接続するためのバナ
ナジャック57,57などが実装された回路基板53
と、回路基板53を収納する箱形のケーシング52とを
備えている(同図では、温度計本体54の一部のみを示
す)。この場合、両バナナジャック57,57は、回路
基板53上の測定信号入出力用パターン(図示せず)に
それぞれ半田付けされている。また、ケーシング52に
は、固定用ボルト63によって回路基板53を固定する
ための円柱状の固定用ポスト62が複数形成されると共
に、信号ケーブル55の後述する保持部60を挿入する
ためのケーブル接続用孔61,61が形成されている。
【0003】一方、信号ケーブル55は、ケーブルW,
Wと、両ケーブルW,Wの各々の一端にそれぞれ半田付
けされたバナナプラグ56,56と、パイプ状の保持部
60,60と、両ケーブルW,Wの他端に取り付けられ
た図外の温度センサとを備えて構成されている。この場
合、バナナプラグ56の端部には、保持部60に固着す
るためのねじ山が形成されている。したがって、保持部
60内を挿通させたケーブルWをバナナプラグ56の端
部に半田付けした後に、保持部60のネジ山にバナナプ
ラグ56をねじ込むことにより、保持部60は、バナナ
プラグ56およびケーブルWの接続部位を覆い隠すと共
に、バナナプラグ56の向きを規制しつつ保持する。
【0004】この温度計51を用いての温度測定に際し
ては、まず、両バナナプラグ56,56を図8の矢印A
の向きでバナナジャック57のプラグ嵌合用穴58に嵌
合させることにより、図9に示すように、バナナプラグ
56とバナナジャック57とが互いに接続され、これに
より、ケーブルW,W側の温度センサと回路基板53上
の測定信号入出力用パターンとが接続される。この状態
では、測定信号入出力用パターンを介して温度センサか
らのセンサ信号が回路基板53の温度測定回路に入力さ
れることにより、測定対象体の温度が測定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の温度
計51には、以下の問題点がある。すなわち、従来の温
度計51では、温度計本体54への信号ケーブル55の
着脱を可能にするために、ケーシング52のケーブル接
続用孔61が保持部60の外形よりも大径に形成されて
いる。このため、温度計51に水滴が付着した場合に
は、ケーブル接続用孔61を形成するケーシング52の
縁部と保持部60との隙間から図9に示す矢印B1,B
2の経路で、その水滴がケーシング52の内部に侵入す
ることがある。かかる場合には、バナナプラグ56とバ
ナナジャック57との接触部位に水滴が付着してしまう
結果、温度測定の確度が低下するという問題点がある。
【0006】また、この際に大量の水滴がケーシング5
2内に侵入したときには、その水滴が回路基板53上の
電子部品に付着することにより、温度計51が故障して
しまうことがある。この場合、両バナナジャック57に
おけるケーシング52側の表面とケーシング52の裏面
とを密着させて、ケーシング52内への水滴の侵入を防
止することも考えられる。しかし、かかる場合であって
も、ケーブル接続用孔61を形成するケーシング52の
縁部と保持部60との隙間を介して水滴が僅かに侵入
し、その侵入した水滴が、図9の矢印C1,C2で示す
ように、プラグ嵌合用穴58を介して、ケーシング52
の内部に侵入する。この結果、回路基板53上の電子部
品に水滴が付着して温度計51が故障するおそれがあ
る。このように、従来の温度計51には、ケーシング5
2内に水滴が侵入することに起因して温度計51が故障
するおそれがあるという問題点がある。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、本体側接触子やケーブル側接触子に水滴が
付着することに起因する測定確度の低下を防止すると共
に、測定装置本体内への水滴の侵入に起因する故障を防
止可能な測定装置を提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の測定装置は、本体側接触子が配設された測
定装置本体と、本体側接触子に嵌合可能なケーブル側接
触子を有するケーブル側コネクタが配設された測定装置
用ケーブルとを備えている測定装置において、ケーブル
側コネクタを挿入するためのコネクタ挿入口が測定装置
本体に形成され、ケーブル側コネクタは、両接触子の嵌
合時に、コネクタ挿入口を形成する内壁に面的接触する
ことによりコネクタ挿入口を閉塞可能に構成され、両接
触子のいずれか一方の周囲には、両接触子のいずれか他
方を挿入可能な筒状のガイド部材が立設されていること
を特徴とする。
【0009】この測定装置では、本体側接触子およびケ
ーブル側接触子を互いに嵌合させたときに、ケーブル側
コネクタの外筐が、測定装置本体におけるコネクタ挿入
口を形成する内壁に面的接触してコネクタ挿入口を閉塞
する。これにより、測定装置本体への外部からの水滴の
侵入が阻止される。また、コネクタ挿入口を形成する内
壁とケーブル側コネクタとの隙間から水滴が僅かに侵入
したときであっても、ガイド部材が、本体側接触子およ
びケーブル側接触子の接触部位を覆っているため、両接
触子に対する水滴の付着が防止される。したがって、接
触子への水滴の付着に起因する測定確度の低下や、測定
装置本体内への水滴の侵入に起因する測定装置の故障を
防止することが可能になる。
【0010】請求項2記載の測定装置は、請求項1記載
の測定装置において、ガイド部材は、その内周面がいず
れか他方の接触子を保持する柱状の保持部の外周面に面
的接触することにより、その筒内空間を閉塞可能に構成
されていることを特徴とする。
【0011】この測定装置では、ガイド部材と、接触子
を保持する保持部の外周面とが互いに面的接触すること
により、ガイド部材の筒内空間が閉塞される。したがっ
て、コネクタ挿入口と、ガイド部材とによる二重の防滴
構造となる。このため、たとえ、コネクタ挿入口から水
滴が僅かに侵入したとしても、ガイド部材が、侵入した
水滴の筒内空間への水滴の侵入を阻止する。したがっ
て、筒内空間内に位置する両接触子への水滴の付着が防
止される。
【0012】請求項3記載の測定装置は、請求項2記載
の測定装置において、ガイド部材は、その内径が基部か
ら先端部に向けて徐々に大径となるように形成され、保
持部は、その外径がガイド部材に嵌合可能に基部から先
端部に向けて徐々に小径となるように形成されているこ
とを特徴とする。
【0013】例えば、保持部の外径を一定の径に形成す
ると共に、ガイド部材の内径を保持部の外径と同径に形
成し、保持部の外周面とガイド部材の内周面とを面的に
接触させることにより、水滴の侵入を防止することも可
能である。しかし、この場合には、保持部をガイド部材
に挿入し始めてから両接触子が完全に嵌合するまでに、
常に大きな押圧力を必要とする。一方、この測定装置で
は、保持部のガイド部材への挿入し始め時には、ガイド
部材の内周壁と保持部の外周面との間に僅かな隙間が生
じているため、保持部をガイド部材に容易に挿入でき、
しかも、両接触子の嵌合状態時には、ガイド部材の内周
面と保持部の外周面とが完全に密着する。したがって、
僅かな押圧力で測定装置用ケーブルを測定装置本体に接
続することが可能になると共に、ガイド部材の筒内空間
への水滴の侵入を確実に阻止する。
【0014】請求項4記載の測定装置は、請求項1から
3のいずれかに記載の測定装置において、コネクタ挿入
口を形成する内壁およびケーブル側コネクタの外筐のい
ずれか一方が弾性素材で形成されていることを特徴とす
る。
【0015】この測定装置では、コネクタ挿入口へのケ
ーブル側コネクタの挿入時に、例えば、ケーブル側コネ
クタの外筐が弾性変形してコネクタ挿入口の内壁に密着
する。したがって、コネクタ挿入口の内部空間が確実に
閉塞される結果、水滴の侵入をより確実に防止すること
が可能になる。
【0016】請求項5記載の測定装置は、請求項2から
4のいずれかに記載の測定装置において、ガイド部材お
よび保持部のいずれか一方が弾性素材で形成されている
ことを特徴とする。
【0017】この測定装置では、例えば、保持部が弾性
変形してガイド部材の内周面に密着する。したがって、
ガイド部材の筒内空間が確実に閉塞される結果、水滴の
侵入をさらに確実に防止することが可能になる。
【0018】請求項6記載の測定装置は、請求項1から
5のいずれかに記載の測定装置において、本体側接触子
は、有底筒状の雌型接触子で構成されると共にコネクタ
挿入口の底部に埋設されていることを特徴とする。
【0019】コネクタ挿入口を形成する内壁とケーブル
側コネクタとが面的に接触し、かつ保持部の外周面とガ
イド部材の内周面とが面的接触することにより、測定装
置本体内への水滴の侵入が阻止される。しかし、この場
合にも、本体側接触子として雌形接触子が配設されてい
る場合には、ケーブル側接触子としての雄型接触子を嵌
入する嵌入用孔を介して湿気や微細な粉塵などが測定装
置本体の内部に侵入するおそれもある。この測定装置で
は、本体側接触子としての雌形接触子における嵌入用穴
が有底筒状に形成され、かつ雌形接触子がコネクタ挿入
口の底部に埋設されている。このため、嵌入用穴を介し
ての測定装置本体内部への湿気や粉塵などの侵入が阻止
される。したがって、湿気や粉塵の侵入に起因する測定
装置の故障や誤動作を防止することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る測定装置を温度計に適用した実施の形態につい
て説明する。なお、従来の温度計51と同一の構成要素
については、同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。
【0021】最初に、温度計1の構成について図1,2
を参照して説明する。
【0022】温度計1は、図1に示すように、信号ケー
ブル2および温度計本体3を備えて構成されている。こ
の場合、信号ケーブル2は、本発明における測定装置用
ケーブルに相当し、図2に示すように、その一端には、
本発明におけるケーブル側コネクタに相当するコネクタ
4が取り付けられ、他端には、図示しない温度センサが
取り付けられている。コネクタ4は、ケーブルW,W
と、ケーブルW,Wの各々の端部にそれぞれ半田付けさ
れたバナナプラグ5,5とをインサート成形によって一
体化して形成されている。この場合、バナナプラグ5
は、本発明におけるケーブル側接触子に相当する。ま
た、コネクタ4には、弾性力および耐候性に優れた弾性
素材である軟質PVC(Polyvinyl Chloride=ポリ塩化
ビニル)が用いられている。さらに、コネクタ4には、
図1に示すように、バナナプラグ5側の縁部にその外周
に沿って柱状の防滴用壁部6が立設され、その防滴用壁
部6には、逆向き挿入防止用溝7が形成されている。ま
た、コネクタ4には、両バナナプラグ5,5を突出させ
た状態で保持する保持部8,8が形成されており、保持
部8は、図2に示すように、その基部側から先端部側に
向けて徐々に小径となるようにテーパ状に形成されてい
る。
【0023】一方、温度計本体3は、本発明における測
定装置本体に相当し、図1に示すように、ケーシング1
1、回路基板12およびバナナジャック13,13を備
えている。ケーシング11は、回路基板12などを収納
するために箱状に形成されており、ABS樹脂によるイ
ンサート成形時に内部に埋設されたバナナジャック1
3,13と共に一体的に構成されている。このケーシン
グ11では、同図に示すように、両バナナジャック1
3,13が埋設された側の側面に、信号ケーブル2のコ
ネクタ4を挿入するためのコネクタ挿入用穴14が形成
されている。コネクタ挿入用穴14は、信号ケーブル2
の防滴用壁部6よりも僅かに小さく、かつ防滴用壁部6
と相補的な形状に形成されると共に、その縁部には、コ
ネクタ4の逆向き挿入防止用溝7と相俟ってコネクタ4
の逆向き挿入を防止するための逆向き挿入防止用爪15
が形成されている。また、コネクタ挿入用穴14の底部
には、本発明におけるガイド部材に相当する柱状のガイ
ド部16,16が立設され、このガイド部16,16に
は、信号ケーブル2の両保持部8,8がはめ込まれる。
この場合、ガイド部16は、図2に示すように、テーパ
状の保持部8を嵌合可能に、その内径がコネクタ挿入用
穴14の底部側から先端部に向けて徐々に大径となるよ
うに形成されており、その先端部側の内径は、コネクタ
4の保持部8の基部側の外径よりも僅かに小径に形成さ
れている。
【0024】回路基板12には、温度測定を行うための
測定回路を構成する複数の電子部品や測定信号入出力用
パターンなど(図示せず)が配設されており、固定用ボ
ルト19,19によってケーシング11に固定するため
のボルト挿通用穴20,20が形成されている。一方、
バナナジャック13は、本発明における本体側接触子と
しての雌形接触子に相当し、図2に示すように、バナナ
プラグ5を挿入可能な有底円筒状のプラグ嵌合用穴1
7,17が正面側に形成されると共に、その上面に、ボ
ルト穴18,18が形成されている。この場合、回路基
板12を挟み込むようにして、ボルト穴18,18に挿
入した固定用ボルト19をボルト穴18に締め付けるこ
とによって、回路基板12がケーシング11に固定さ
れ、かつ回路基板12に形成された測定信号入出力用パ
ターンと両バナナジャック13,13とが電気的に接続
される。
【0025】次に、温度計1を用いた温度測定について
図2,3を参照して説明する。
【0026】温度計1を用いた測定対象体についての温
度測定に際しては、まず、コネクタ4を図2に示す矢印
Aの向きでコネクタ挿入用穴14に挿入する。この場
合、コネクタ4の防滴用壁部6が弾性変形させられつつ
コネクタ挿入用穴14に挿入されると共に、両保持部
8,8が弾性変形させられつつ両ガイド部16,16に
挿入させられる。したがって、挿入後の状態では、防滴
用壁部6の弾性力によって、防滴用壁部6の外周面と、
コネクタ挿入用穴14を形成するケーシング11の内壁
とが互いに密着させられると共に、保持部8の弾性力に
よって、保持部8の外周面と、ガイド部16の内周面と
が密着させられる。これにより、図3に示すように、両
バナナプラグ5,5と両バナナジャック13,13とが
互いに嵌合されることにより、信号ケーブル2が温度計
本体3に接続される。
【0027】一方、この温度計1に水滴が付着した場
合、コネクタ挿入用穴14を形成するケーシング11の
内壁と防滴用壁部6の外周面とが密着しているため、ケ
ーシング11の外側からのコネクタ挿入用穴14への水
滴の侵入が防止される。また、仮にコネクタ挿入用穴1
4内に微量の水滴が侵入した場合には、ガイド部16の
筒内空間が保持部8によって閉塞されているため、その
筒内空間の底部に位置するバナナプラグ5およびバナナ
ジャック13に対する水滴の付着が防止される。この結
果、バナナプラグ5およびバナナジャック13への水滴
の付着に起因する測定確度の低下を防止することができ
る。
【0028】測定時には、信号ケーブル2の他端側の温
度センサを例えば測定対象体に接触させる。この後、所
定の操作によって温度測定を開始すると、信号ケーブル
2を介して入力された測定対象体についてのセンサ信号
に基づいて温度計本体3内の測定回路によって測定対象
体の温度が測定される。
【0029】このように、この温度計1では、防滴用壁
部6の外周面、およびコネクタ挿入用穴14を形成する
ケーシング11の内壁の互いの密着による第1の防滴構
造と、保持部8の外周面、およびガイド部16の内周面
の互いの密着による第2の防滴構造とが採用されてい
る。このため、水滴や湿気および粉塵などのバナナプラ
グ5およびバナナジャック13への付着を防止すること
ができる。さらに、コネクタ4がコネクタ挿入用穴14
に挿入されていない状態であっても、プラグ嵌合用穴1
7が有底に形成され、かつ両バナナジャック13,13
がケーシング11に埋設されているため、従来の温度計
51とは異なり、ケーシング11内部への湿気や粉塵の
侵入を阻止することができる。この結果、水滴、湿気お
よび粉塵などの侵入に起因しての温度計本体3の故障を
確実に防止することができる。
【0030】さらに、この温度計1では、バナナプラグ
5およびケーブルWの接続部位が軟質PVCによって覆
われているため、従来の温度計51とは異なり、ケーブ
ルWを伝わってのバナナプラグ5への水滴の侵入も防止
することができる。
【0031】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に示した構成に限定されない。例えば、本発明の実
施の形態では、防滴用壁部6をコネクタ4側に配設して
いるが、図4,6に示す温度計21,41のように、温
度計本体23,43の各々のコネクタ挿入用穴26,4
4の縁部に沿って防滴用壁部24を形成してもよい。こ
の場合、信号ケーブル27,45の各々のコネクタ2
8,46の外周面と防滴用壁部24の内壁とが面的接触
することにより、外部からの水滴の侵入が防止される。
また、本発明の実施の形態では、本発明におけるガイド
部材を温度計本体3のコネクタ挿入用穴14内に配設し
ているが、図4,5に示す温度計21,31のように、
ガイド部29を信号ケーブル27,35のコネクタ2
8,36側に配設してもよい。この場合、温度計本体2
3,33に配設されたバナナジャック13a,13aを
保持するための保持部25,25がガイド部29,29
にそれぞれ挿入される。なお、上記した温度計21,3
1,41における温度計1と同一の構成要素について
は、図4〜6において同一の符号を付し、重複した説明
を省略する。
【0032】さらに、本発明の実施の形態では、コネク
タ4を弾性素材である軟質PVCで形成した例について
説明したが、本発明はこれに限定されず、温度計本体3
のケーシング11におけるコネクタ挿入用穴14を形成
する内壁および両ガイド部16,16を弾性素材で形成
し、かつコネクタ4を硬質素材で形成することもでき
る。この場合には、信号ケーブル2の温度計本体3への
挿入時に、コネクタ挿入用穴14を形成する内壁が弾性
変形してコネクタ4の外周面に密着すると共に、両ガイ
ド部16,16が弾性変形して両保持部8,8の外周面
に密着する。また、ケーシング11のコネクタ挿入用穴
14を形成するケーシング11の内壁およびコネクタ4
の両者を弾性素材でそれぞれ形成してもよい。さらに、
弾性素材は、軟質PVCに限らず、種々のエラストマを
採用することができる。
【0033】また、本発明の実施の形態では、本発明に
おける本体側接触子として雌形接触子のバナナジャック
を採用し、かつ本発明におけるケーブル側接触子として
雄型接触子のバナナプラグを採用した例について説明し
たが、本発明はこれに限定されず、本体側接触子として
雄型接触子のバナナプラグを採用し、ケーブル側接触子
として雌型接触子のバナナジャックを採用することもで
きる。さらに、本発明における両接触子は、バナナプラ
グおよびバナナジャックに限定されず、例えば、ピンチ
ッププラグおよびピンチップジャックなどの種々の接触
子を採用することもできる。また、本発明の実施の形態
では、両バナナプラグ5,5をコネクタ4内に一体的に
埋設した例について説明したが、例えば、両バナナプラ
グ5,5を別個独立してコネクタ挿入用穴14,14に
それぞれ挿入可能に構成することもできる。さらに、3
つ以上のバナナプラグ5およびバナナジャック13を同
時に接続できるように、各バナナプラグ5,5・・をコ
ネクタ4内に埋設することもできる。
【0034】さらに、本発明の実施の形態では、温度計
を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限らず、電
圧計、電流計、電力計、マルチメータおよび各種の記録
装置などの測定装置に適用することができる。また、セ
ンサ信号の受け渡しだけでなく、各種の計測信号用ケー
ブル、および商用電源や直流電源の供給用ケーブルな
ど、測定装置本体との間の接続構造にも適用することが
できるのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の測定装置
によれば、コネクタ挿入口を形成する内壁とケーブル側
コネクタの外筐とが相まってコネクタ挿入口を閉塞し、
かつガイド部材が本体側接触子およびケーブル側接触子
の接触部位を覆うことにより、両接触子に対する水滴の
付着を防止することができ、これにより、両接触子への
水滴の付着に起因する測定確度の低下や、測定装置本体
内への水滴の侵入に起因する測定装置の故障を未然に防
止することができる。
【0036】また、請求項2記載の測定装置によれば、
ガイド部材が他方の接触子を保持する柱状の保持部の外
周面に面的接触して筒内空間を閉塞することにより、二
重の防滴構造が実現され、これにより、両接触子への水
滴の付着をより確実に防止することができる。
【0037】さらに、請求項3記載の測定装置によれ
ば、ガイド部材の内径を基部から先端部に向けて徐々に
大径となるように形成し、かつ保持部の外径をガイド部
材に嵌合可能に基部から先端部に向けて徐々に小径とな
るように形成したことにより、保持部をガイド部材に容
易に挿入することができる。加えて、ガイド部材の内周
面と保持部の外周面とを完全に密着させることができる
ため、ガイド部材の筒内空間への水滴の侵入を確実に阻
止することができる。
【0038】また、請求項4記載の測定装置によれば、
コネクタ挿入口を形成する内壁およびケーブル側コネク
タの外筐のいずれか一方を弾性素材で形成したことによ
り、コネクタ挿入口の内部空間をより確実に閉塞するこ
とができ、これにより、水滴の侵入をより確実に防止す
ることができる。
【0039】また、請求項5記載の測定装置によれば、
ガイド部材および保持部のいずれか一方を弾性素材で形
成したことにより、ガイド部材の筒内空間を確実に閉塞
することができ、これにより、水滴の侵入をさらに確実
に防止することができる。
【0040】さらに請求項6記載の測定装置によれば、
有底筒状の雌型接触子で本体側接触子を構成すると共に
コネクタ挿入口の底部に埋設したことにより、雄型接触
子嵌入用穴を介しての測定装置本体内部への湿気や粉塵
などの侵入を阻止することができ、これにより、湿気や
粉塵の侵入に起因する測定装置の故障や誤動作を未然に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る温度計1の分解斜視
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る温度計1における信
号ケーブル2のコネクタ4および温度計本体3の断面図
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る温度計1における信
号ケーブル2のコネクタ4を温度計本体3のコネクタ挿
入用穴14に挿入した状態の断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る温度計21の断
面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る温度計31の断
面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る温度計41の断
面図である。
【図7】従来の温度計51の分解斜視図である。
【図8】従来の温度計51における信号ケーブル55の
保持部60および温度計本体54の断面図である。
【図9】従来の温度計51における信号ケーブル55の
バナナプラグ56を温度計本体54のプラグ嵌合用孔に
挿入した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 温度計 2 信号ケーブル 3 温度計本体 4 コネクタ 5 バナナプラグ 6 防滴用壁部 8 保持部 11 ケーシング 13 バナナジャック 13a バナナジャック 14 コネクタ挿入用穴 16 ガイド部 17 プラグ嵌合用穴 21 温度計 23 温度計本体 24 防滴用壁部 25 保持部 26 コネクタ挿入用穴 27 信号ケーブル 28 コネクタ 29 ガイド部 31 温度計 33 温度計本体 35 信号ケーブル 36 コネクタ 41 温度計 43 温度計本体 45 信号ケーブル 46 コネクタ W ケーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体側接触子が配設された測定装置本体
    と、前記本体側接触子に嵌合可能なケーブル側接触子を
    有するケーブル側コネクタが配設された測定装置用ケー
    ブルとを備えている測定装置において、 前記ケーブル側コネクタを挿入するためのコネクタ挿入
    口が前記測定装置本体に形成され、前記ケーブル側コネ
    クタは、前記両接触子の嵌合時に、前記コネクタ挿入口
    を形成する内壁に面的接触することにより当該コネクタ
    挿入口を閉塞可能に構成され、 前記両接触子のいずれか一方の周囲には、前記両接触子
    のいずれか他方を挿入可能な筒状のガイド部材が立設さ
    れていることを特徴とする測定装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、その内周面が前記い
    ずれか他方の接触子を保持する柱状の保持部の外周面に
    面的接触することにより、その筒内空間を閉塞可能に構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は、その内径が基部から
    先端部に向けて徐々に大径となるように形成され、前記
    保持部は、その外径が前記ガイド部材に嵌合可能に基部
    から先端部に向けて徐々に小径となるように形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ挿入口を形成する内壁およ
    び前記ケーブル側コネクタの外筐のいずれか一方が弾性
    素材で形成されていることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材および前記保持部のいず
    れか一方が弾性素材で形成されていることを特徴とする
    請求項2から4のいずれかに記載の測定装置。
  6. 【請求項6】 前記本体側接触子は、有底筒状の雌型接
    触子で構成されると共に前記コネクタ挿入口の底部に埋
    設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    かに記載の測定装置。
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