JP2000128516A - 低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜 - Google Patents

低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜

Info

Publication number
JP2000128516A
JP2000128516A JP10310437A JP31043798A JP2000128516A JP 2000128516 A JP2000128516 A JP 2000128516A JP 10310437 A JP10310437 A JP 10310437A JP 31043798 A JP31043798 A JP 31043798A JP 2000128516 A JP2000128516 A JP 2000128516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
dlc
carbon
diamond
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10310437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4331292B2 (ja
Inventor
Masaki Moronuki
正樹 諸貫
Satoshi Kadoya
聡 角屋
Akira Abe
晃 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP31043798A priority Critical patent/JP4331292B2/ja
Publication of JP2000128516A publication Critical patent/JP2000128516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4331292B2 publication Critical patent/JP4331292B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンリングイの皮膜等として適した低摩
耗性と優れた密着性を兼備するダイヤモンドライクカー
ボン(DLC)皮膜を提供する。 【解決手段】 母材に接して形成された水素を含まない
第1のDLC薄膜よりなる下層と、摺動相手材に摺接す
る部分に形成されかつ水素を含む第2のDLC薄膜より
なる上層とを含む複合DLC皮膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐摩耗性硬質皮膜である
非晶質状ダイヤモンドライクカーボン(以下「DLC」
と略することもある)皮膜の形成方法に関する。DLC
はHv2000〜10000もの高硬度を有しかつ低摩
擦性も有する非晶質炭素膜であってプラズマCVDもし
くは真空アーク放電法により成膜されている(例えば特
開平6−10135号公報及び特表平9−506669
号公報など参照)。
【0002】
【従来の技術】これまでにDLC皮膜として実用化され
ているものにはハードディスク用記録媒体や磁気記録用
ヘッドの保護膜がある(トライボロジスト、Vol.41,No.
9,第56〜61頁参照)。これらの保護膜に用いられて
いるDLC膜の製造方法は一般にプラズマCVD法が用
いられている。プラズマCVD法においては材料ガスを
真空チャンバー内に導入し、高周波放電プラズマにより
イオン化し、基板に原子を付着させる。プラズマCVD
法は他の成膜法に比較して装置のイニンシャルコスト及
びランニングコスト共に低く、量産技術としてすぐれて
いるために磁気ヘッド用皮膜の成膜に用いられている。
【0003】また、工具などへのDLCコーティングも
実用化されており(前掲トライボロジスト第62〜67
頁)、成膜を行うためには真空アーク放電法がある。真
空アーク放電法では材料である固体カーボンを真空中で
アーク放電させ、それにより生じたプラズマ中のイオン
を基板上に堆積させることにより皮膜が生成される。真
空アーク放電法では水素を含まないダイヤモンド並の硬
度のDLC膜を形成できるという利点がある。真空蒸着
法によるDLC皮膜と基板の密着を向上するために、こ
れらの間にCとNなどの注入原子との混合層を形成する
ことが提案されている(特開平7−90553号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メタンなどの炭化水素
ガスを使用して成膜したDLC皮膜をピストンリングの
耐摩耗性皮膜とすることは公知である(米国特許第49
74498号明細書)。また、噴射ポンプの弁座用複合
皮膜として、アセチレンガスなどを原料とする低摩耗D
LC表面層、TiN,TiC,TiB2 などの耐摩耗性
中間層及びTi,TiB2 などの付着層を基材に成膜す
ることも公知である(特開平9−506669号公
報)。ところでDLC皮膜は表面が平滑で摩擦係数が低
い、硬度がダイヤモンド並みである、金属元素を含まな
いために相手材と金属・金属摺接にならないので凝着が
起こり難いなどの摺動部材として理想的性質をもってい
る。しかしながら従来のDLC皮膜は自動車部品や噴射
ポンプ部品の耐摩耗性膜としては性能が十分ではないた
めに、ハードディスク、工具などの皮膜ほどには普及し
ていず、従来の硬質クロムめっき、PVD皮膜などを代
替するには至っていない。そこで本発明は母材との密着
性が良く、且つ、摩擦係数の小さなDLC膜を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
すべくなされたもので、第1のDLC皮膜は母材に接し
て形成された水素を含まない第1のダイヤモンドライク
カーボン膜よりなる下層と、摺動相手材に摺接する部分
に形成されかつ水素を含む第2のダイヤモンドライクカ
ーボン膜よりなる上層とを含んでなる複合構造をもつも
のである。ここで、水素を含まないDLCとはレーザラ
マン散乱分光分析法で測定してベースラインロープ(カ
ウント数を波数で割った値)が0.1未満のDLCを指
し、水素を含むDLCとはレーザーラマン散乱分光分析
法で測定してベースラインスロープ0.1未満のものを
DLCを指す。なお第2のDLC薄膜の水素濃度は一般
に0.17〜0.34原子%である。
【0006】本発明の第2に係るDLC皮膜は、炭素を
用いる真空アーク法により、母材に接して形成された第
1のダイヤモンドライクカーボン薄膜よりなる下層と、
炭化水素を用いるRF(Radio frequency) 、ECR(Ele
ctron cyclotron resonance)もしくはプラズマCVD法
により、摺動相手材に摺接する部分に形成された第2の
ダイヤモンドライクカーボン薄膜とを含んでなる複合構
造をもつものである。発明の第2においては、RFプラ
ズマCVD法、ECRマイクロ波プラズマCVD法によ
り、直鎖炭化水素ガス(例えばCH4 、C22 )や芳
香族炭化化水素ガス(例えばC66 、C65 CH
3 )を原料として成膜を行うことにより水素が含有され
る第2のDLC薄膜を形成する。また、真空アーク放電
法により固体カーボン(例えばグラファイト、HOP
G、炭素棒)を使用して成膜を行うと、膜中へは原料か
らの水素は取り込まれず、水素フリーのDLC薄膜を形
成することができる。
【0007】本発明において上層及び下層のDLC薄膜
は、例えば水素含有量が異なるDLC膜を積層したも
の、CVD条件などの成膜条件を変更した2以上のDL
C膜を積層した2層以上の層であってもよい。
【0008】本発明においてはシリンダーライナーなど
の相手材と摺接する層は第2のDLC薄膜であり、この
薄膜の厚さは0.2〜5μmであることが好ましい。さ
らに、ピストンリングなどの部品の母材と接触する層は
第1のDLC薄膜であり、この薄膜の厚さは0.2〜5
μmであることが好ましい。以下、本発明をより詳しく
説明する。
【0009】プラズマCVD法により形成されるDLC
薄膜は材料として直鎖炭化水素ガス(例えばCH4 、C
22 )や芳香族炭化水素ガス(例えばC66 、C6
5CH3 )を使用するため、膜中に水素が取り込まれ
やすいという特徴がある。図1(a)はRFプラズマC
VD法により成膜されたDLC薄膜のレーザーラマン分
光スペクトルのデータであるが、ベースラインの傾斜が
0.4096と大きく膜中の水素含有量が多いことを示
している。成膜時に母材にかかるバイアス電圧も数十か
ら数百Vと低いため、プラズマ中のイオンの運動エネル
ギーも小さい。このような条件下では母材表面の改質が
あまり進まないためその上に形成されるDLC薄膜の密
着性が低いという欠点がある。プラズマのタイプは1
3.56MHzのRFプラズマでもDLC薄膜は成膜可
能であるが、2.45GHzのマイクロ波プラズマで磁
場をかけたECRプラズマではプラズマ効率が向上する
ため、RFプラズマよりも少ないガス流量で成膜できる
という利点がある。また、材料についてはC66 など
の芳香族炭化水素を使用した方がCH4 など直鎖炭化水
素ガスを用いた場合に比べて成膜速度が早くでき、さら
に液体であるため容積が少なくですみ貯蔵に場所を取ら
ないというメリットもある。
【0010】本発明の特徴は、水素を含むDLC薄膜の
母材との密着性を高めるためにDLC膜自体を密着層と
して使用するところにある。すなわち、水素を含まない
DLC膜あるいは炭素を用いる真空アーク法によるDL
C膜を下層とする。一方、水素を含むDLC膜は摩擦係
数は低く、かつ硬度も従来のイオンプレーティング皮膜
よりはるかに高いが、この皮膜単独ではピストンリング
皮膜としての特性は不良であり、具体的には皮膜の局部
的脱落がきっかけとなって焼付が起こり易い。
【0011】真空アーク放電法などにより形成されるD
LC薄膜は材料として固体カーボン(例えばグラファイ
ト、HOPG、炭素棒)を使用するため、膜中へは水素
は取り込まれず、水素フリーのDLC薄膜を形成するこ
とができる。図1(b)は真空アーク放電法により形成
されたDLC薄膜のレーザーラマン分光スペクトルデー
タであるが、ベースラインの傾斜は0.0295と小さ
く膜中水素の含有量が非常に小さいことが分かる。ま
た、成膜時に母材にかかるバイアス電圧も数kVと高い
ため、プラズマ中のイオンの運動エネルギーが大きい。
本発明は上層(第2のDLC薄膜)と下層(第1のDL
C薄膜)を基本層構造とするDLC皮膜に関する。この
変形としては、上層と下層の間に任意のDLC薄膜を介
在させることができ、又、好ましくは、上層(1層以上
の第2のDLC薄膜)と下層(1層以上の第1のDLC
薄膜)を直接上下に積層した構造とすることができる。
【0012】母材は、鉄、鋳鉄、高合金、アルミニウム
などの各種材料より構成される。特にピストンリングの
場合は母材は窒化したマルテンサイト系ステンレス鋼と
することが好ましい。母材の表面は通常の方法により、
スケール、異物、油などを除去して清浄化する。又表面
粗さは特に限定されないがRa0.02μm程度が好ま
しい。
【0013】上述のように第1のDLC薄膜は母材に対
して優れた密着性を有しており、母材と第1のDLC薄
膜の優れた密着性は、母材表面の改質と膜生成エネルギ
ーが高いことが寄与している。一方母材の金属と格子整
合性がありかつDLCの炭素と親和力が大きく炭化物を
形成する原子より構成される中間層を第1のDLC薄膜
と母材の間に中間層として介在させることによっても、
さらに高いレベルの密着性が得られる。すなわち、母材
の金属材料より炭化物形成能が大きい元素からなるもし
くは該元素を含む皮膜を中間層として該母材上に設ける
こともできる。炭化物形成元素はW,Ti,Nb及びS
iからなる群より選択される少なくとも1種であること
が好ましく、又これらの元素DLC薄膜にドープするこ
ともできる。
【0014】
【作用】母材に対して良好な密着性を確保しつつ摩擦係
数の小さなDLC皮膜を形成することができる理由を本
発明の実験に基いて考察する。メタンガスを材料として
プラズマCVD法により形成されたDLC膜は膜中に水
素が取り込まれている。図2にはボールオンディスク摩
擦摩耗試験機ボール:直径6mm、SUJ−2、荷重
値:10N)による摩擦係数の摺動距離に伴う変化を示
す。図3の写真にはスクラッチによる密着性試験(圧
子:ダイヤモンド、先端径200μm、荷重速度:10
N/mm、スクラッチ速度:10mm/sec)後の皮
膜表面を示す。メタンを材料としてプラズマCVDによ
り成膜したDLC膜では摩擦係数は約0.2と小さい利
点はあるが、臨界荷重値(Lc値)が10N程度と低い
ことに対応して、図3(a)に示したように母材との密
着性が弱い部分で皮膜が基板から浮いた状態で割れ母材
が露出する。
【0015】一方固体カーボンを材料として真空アーク
放電法によりタングステン中間層上に形成されたDLC
膜は膜は図2に示したように摩擦係数は初期で約0.6
と大きく摺動距離が長くなるにつれて約0.4程度まで
低下する。スクラッチによる密着性試験ではLc値は1
5N程度とプラズマCVD法の場合に比べてやや大き
く、膜の破壊は図3(b)に示したようにむしり取られ
たような状態になるが、母材が露出することはない。す
なわちプラズマCVD法により形成された水素を含んだ
DLC膜は摩擦特性は良好であるが母材との密着性が悪
く、一方真空アーク放電法によりタングステン中間層上
に形成された水素を含まないDLC膜は摩擦特性は悪い
が、母材との密着性は良好であることが分かった。上述
のような特性を利用して上下層ともにDLC薄膜とし、
但し水素を含むCVD薄膜を上層とし、水素を含まない
真空アーク膜を下層とした。以下、実施例によりさらに
詳しく本発明を説明する。
【0016】
【実施例】以下、図面に示す実施例についてさらに詳細
に説明する。図4は本発明による水素を含まない第1の
DLC薄膜を形成するための真空アーク放電法による装
置である。真空アーク放電装置1はガス導入口6を備え
た真空チャンバー2、イオンソース3、マクロパーティ
クルフィルター4、アーク電源5から構成される。基板
12には直径25mm、厚さ4mmのSKH51を用い
た。ガス導入口6からArガス導入して基板12のクリ
ーニングを行った後、10-5torrまで真空引きされ
る。イオンソース3はカソード7、シールド8、イグニ
ッション9からなり、第1のDLC薄膜の場合にはカソ
ード7に固体カーボンを使用してイグニッション9によ
りカソード7前方にアークを発生させ、アノード10で
イオンを引き出しマグネットコイル11を設けたマクロ
パーティクルフィルター4を通過させて細かな粒子のみ
を基板12上に堆積させる。このようにして水素を含ま
ず、密着性の高い第1のDLC薄膜を厚さ0.8μm形
成する。なお本実施例ではDLC薄膜の母材との密着性
を向上させるため予めSKH51基板上に真空アーク放
電法によりW中間層を厚さ0.2μm形成しておいた。
Siなどの金属薄膜を中間層として用いる場合にはあら
かじめスパッタリング法などにより所定の厚さの中間層
を形成しておく。また、SiをドープしたDLC薄膜を
中間層とする場合にはあらかじめ基板上にTMS(テト
ラメチルシラン)を用いてプラズマCVD装置20(図
5参照)によりSi−DLC膜を形成しておくことがで
きる。
【0017】次に図5に示したRFプラズマCVD装置
により摩擦係数の小さい第2のDLC膜を形成する。図
5は本発明による水素を含むDLC薄膜を形成するため
のRFプラズマCVD法による成膜装置である。RFプ
ラズマCVD装置20は上部電極22、基板24を乗せ
る下部電極23及びガス導入口6を備えた真空チャンバ
ー21,プラズマを発生するためのRF電源25、スイ
ッチ/マッチングボックス26、マッチングボックス2
7と真空ポンプ28から構成される。真空チャンバー2
1は図示しない真空ポンプ28により10-3torrの
真空度に減圧される。最初にArガスによるプラズマを
励起し基板5のクリーニングを行なった後、CH4 ガス
によるプラズマを励起して水素を含んだ摩擦係数の小さ
な第2のDLC膜を厚さ1μ形成する。
【0018】このようにW中間層上に真空アーク放電法
による水素を含まない密着性の良い第1のDLC膜を下
層とし、RFプラズマCVD法による水素を含んだ摩擦
係数の小さい第2のDLC膜を上層とした構造のDLC
薄膜のスクラッチ試験による密着性評価、摩擦係数は表
1のようになり、母材との密着性が良好で且つ摩擦係数
の小さなDLC膜が得られた。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるDLC皮
膜は摩擦係数が低くかつ密着性が優れているためにシ
ム、ピストンリング、噴射ポンププランジャー、ピスト
ンピストンリングなどの自動車部品や、エアコン用ベー
ン、シュー、軸受表面、ベアリングなどの産業用機器部
品の皮膜としての用途に好ましく用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はRFプラズマCVD法によるDLC
膜のレーザーラマン分光スペクトルを示す図である。
(b)は真空アーク放電法によるDLC膜のレーザーラ
マン分光スペクトルを示す図である。
【図2】 真空アーク放電、RFプラズマCVDによる
DLC膜の摩擦係数を示すグラフである。
【図3】(a)はRFプラズマCVD法によるDLC膜
のスクラッチ痕の写真である。(b)真空アーク放電に
よるDLC膜のスクラッチ痕の写真である。
【図4】 真空アーク放電成膜装置。
【図5】 RFプラズマCVD成膜装置
【符号の説明】
1.真空アーク放電装置 2.真空チャンバー 3.イオンソース 4.マクロパーティクルフィルター 5.アーク電源 6.ガス導入口 7.カソード 8.シールド 9.イグニッション 10.アノード 11.マグネットコイル 12.基板 20.RFプラズマCVD装置 21.真空チャンバー 22.上部電極 23.下部電極 24.基板 25.ガス導入口 26.スイッチ/マッチングボックス 27.マッチングボックス 28.RF電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 晃 埼玉県熊谷市末広4−14−1 株式会社リ ケン熊谷事業所内 Fターム(参考) 3J044 BA03 BA10 BB19 BB40 BC06 DA09 DA16 4G046 CA02 CB03 CB08 CC06 4K030 AA09 AA24 BA13 BA18 BA20 BA27 BA29 BB05 CA02 FA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材に接して形成された水素を含まない
    第1のダイヤモンドライクカーボン薄膜よりなる下層
    と、摺動相手材に摺接する部分に形成されかつ水素を含
    む第2のダイヤモンドライクカーボン薄膜よりなる上層
    とを含んでなることを特徴とする低摩耗性と優れた密着
    性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜。
  2. 【請求項2】 炭素を用いる真空アーク法により、母材
    に接して形成された第1のダイヤモンドライクカーボン
    薄膜よりなる下層と、炭化水素を用いるRFもしくはE
    CRプラズマCVD法により、摺動相手材に摺接する部
    分に形成された第2のダイヤモンドライクカーボン薄膜
    とを含んでなることを特徴とする低摩耗性と優れた密着
    性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜。
  3. 【請求項3】 1層以上の前記下層と、この下層上に形
    成された1層以上の前記上層とからなる請求項1又は2
    記載の低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモン
    ドライクカーボン皮膜。
  4. 【請求項4】 前記母材の金属材料より炭化物形成能が
    大きい元素からなるもしくは該元素を含む皮膜を中間層
    として該母材上に設けたことを特徴とする請求項1から
    3までの何れか1項記載の低摩耗性と優れた密着性を有
    する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜。
  5. 【請求項5】 前記元素がW,Ti,Nb及びSiから
    なる群より選択される少なくとも1種である請求項4記
    載の低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンド
    ライクカーボン皮膜。
  6. 【請求項6】 前記中間層が前記元素をドープしたダイ
    ヤモンドライクカーボン薄膜である請求項4又は5記載
    の低摩耗性及び優れた密着性を有する複合ダイヤモンド
    ライクカーボン皮膜。
  7. 【請求項7】 前記母材が内燃機関のピストンリング母
    材である請求項1から6までの何れか1項記載の低摩耗
    性及び優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカ
    ーボン皮膜。
JP31043798A 1998-10-30 1998-10-30 低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜 Expired - Fee Related JP4331292B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31043798A JP4331292B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31043798A JP4331292B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000128516A true JP2000128516A (ja) 2000-05-09
JP4331292B2 JP4331292B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=18005244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31043798A Expired - Fee Related JP4331292B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4331292B2 (ja)

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026414A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 非晶質炭素被膜と非晶質炭素被膜の製造方法および非晶質炭素被膜の被覆部材
JP2003027214A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 非晶質炭素被膜と非晶質炭素被膜の製造方法および非晶質炭素被膜の被覆部材
JP2004004728A (ja) * 2002-04-08 2004-01-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 光コネクタ
WO2004076710A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 非晶質炭素膜、その製造方法および非晶質炭素膜被覆部材
EP1657323A1 (en) 2004-11-12 2006-05-17 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Sliding member with excellent wear resistance in water-based environments
KR100655860B1 (ko) * 2005-10-18 2006-12-13 주식회사 만도 조향 장치의 코팅 피니언 샤프트
JP2007508816A (ja) * 2003-10-10 2007-04-12 ゲ・ミン・ルイ 細胞培養および組織培養プラットフォームのための組成物および方法
JP2007131893A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Osg Corp Dlc被膜、およびdlc被膜被覆工具
WO2007072658A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 Kabushiki Kaisha Riken 非晶質硬質炭素皮膜
JP2007526959A (ja) * 2003-07-17 2007-09-20 ソレヴィ・ソシエテ・アノニム 低い摩擦係数を有しているスカート付きピストン
US20080023113A1 (en) * 2006-07-31 2008-01-31 Nissan Motor Co., Ltd. High strength gear, power transmission mechanism using same, and production method for high strength gear
JP2011522964A (ja) * 2008-06-09 2011-08-04 ナノフィルム テクノロジーズ インターナショナル ピーティーイー リミテッド 基板上へのコーティングの迅速な蒸着方法
JP2012533501A (ja) * 2009-07-17 2012-12-27 コミサリア ア レネルジ アトミク エ オ ゼネルジ アルテルナティヴ Dlcコーティングをテクスチャリングする方法及びこれにより得られるテクスチャー加工されたdlcコーティング
JP2013501897A (ja) * 2009-08-13 2013-01-17 フェデラル−モグル・ブルシャイト・ゲーエムベーハー コーティングを有する摺動要素、とりわけピストンリング
DE102012215855A1 (de) 2012-03-15 2013-09-19 P.P.U.H. "MEDGAL" Józef Borowski Verfahren zur Bildung einer siliziumhaltigen Kohlenstoffschicht auf medizinischen Implantaten
JP2013204091A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Toyota Central R&D Labs Inc 摺動部材
US8575076B2 (en) 2003-08-08 2013-11-05 Nissan Motor Co., Ltd. Sliding member and production process thereof
WO2014023615A1 (de) * 2012-08-10 2014-02-13 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Gleitelement, insbesondere kolbenring, mit einer widerstandsfähigen beschichtung
WO2014068040A1 (de) * 2012-10-31 2014-05-08 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Gleitelement, insbesondere kolbenring, mit einer beschichtung
WO2015163470A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 京セラ株式会社 被覆工具
WO2016042945A1 (ja) * 2014-09-16 2016-03-24 株式会社リケン 被覆摺動部材
WO2017022660A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 日本ピストンリング株式会社 ピストンリング及びその製造方法
JPWO2015115601A1 (ja) * 2014-01-31 2017-03-23 日本ピストンリング株式会社 ピストンリング及びその製造方法
WO2017130587A1 (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社リケン 摺動部材及びその製造方法
CN110088351A (zh) * 2016-12-19 2019-08-02 罗伯特·博世有限公司 用于给金属构件涂覆磨损保护层的方法、金属构件以及燃料喷射系统
JP2019157156A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 日本アイ・ティ・エフ株式会社 複合被膜および複合被膜の形成方法
CN113984505A (zh) * 2021-11-10 2022-01-28 中国航发北京航空材料研究院 一种类金刚石薄膜的摩擦、磨损寿命的测试方法
CN114855143A (zh) * 2022-05-10 2022-08-05 西南石油大学 一种用于抽油泵柱塞的固体薄膜涂层

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4458167B2 (ja) * 2008-01-11 2010-04-28 住友金属工業株式会社 熱間塑性加工用潤滑剤を用いる継目無管製造における外面潤滑方法
BR102014007893B1 (pt) 2014-04-02 2022-03-22 Mahle International Gmbh Elemento deslizante, motor de combustão interna e processo de obtenção de elemento deslizante
JP6578491B2 (ja) * 2015-08-10 2019-09-25 日本アイ・ティ・エフ株式会社 ピストンリングおよびその製造方法

Cited By (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026414A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 非晶質炭素被膜と非晶質炭素被膜の製造方法および非晶質炭素被膜の被覆部材
JP2003027214A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 非晶質炭素被膜と非晶質炭素被膜の製造方法および非晶質炭素被膜の被覆部材
JP4683177B2 (ja) * 2001-07-17 2011-05-11 住友電気工業株式会社 非晶質炭素被膜と非晶質炭素被膜の製造方法および非晶質炭素被膜の被覆部材
JP2004004728A (ja) * 2002-04-08 2004-01-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 光コネクタ
WO2004076710A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 非晶質炭素膜、その製造方法および非晶質炭素膜被覆部材
US7416786B2 (en) 2003-02-26 2008-08-26 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Amorphous carbon film, process for producing the same and amorphous carbon film-coated material
JP2007526959A (ja) * 2003-07-17 2007-09-20 ソレヴィ・ソシエテ・アノニム 低い摩擦係数を有しているスカート付きピストン
JP4857107B2 (ja) * 2003-07-17 2012-01-18 スルザー メタプラス ゲーエムベーハー 低い摩擦係数を有しているスカート付きピストン
US8575076B2 (en) 2003-08-08 2013-11-05 Nissan Motor Co., Ltd. Sliding member and production process thereof
JP2007508816A (ja) * 2003-10-10 2007-04-12 ゲ・ミン・ルイ 細胞培養および組織培養プラットフォームのための組成物および方法
US7498083B2 (en) 2004-11-12 2009-03-03 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Sliding member with excellent wear resistance in water-based environments
EP1657323A1 (en) 2004-11-12 2006-05-17 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Sliding member with excellent wear resistance in water-based environments
KR100655860B1 (ko) * 2005-10-18 2006-12-13 주식회사 만도 조향 장치의 코팅 피니언 샤프트
JP2007131893A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Osg Corp Dlc被膜、およびdlc被膜被覆工具
US7955691B2 (en) 2005-12-21 2011-06-07 Kabushiki Kaisha Riken Hard amorphous carbon film
WO2007072658A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 Kabushiki Kaisha Riken 非晶質硬質炭素皮膜
US8530051B2 (en) 2006-07-31 2013-09-10 Nissan Motor Co., Ltd. High strength gear, power transmission mechanism using same, and production method for high strength gear
US20080023113A1 (en) * 2006-07-31 2008-01-31 Nissan Motor Co., Ltd. High strength gear, power transmission mechanism using same, and production method for high strength gear
JP2011522964A (ja) * 2008-06-09 2011-08-04 ナノフィルム テクノロジーズ インターナショナル ピーティーイー リミテッド 基板上へのコーティングの迅速な蒸着方法
JP2012533501A (ja) * 2009-07-17 2012-12-27 コミサリア ア レネルジ アトミク エ オ ゼネルジ アルテルナティヴ Dlcコーティングをテクスチャリングする方法及びこれにより得られるテクスチャー加工されたdlcコーティング
US9611543B2 (en) 2009-08-13 2017-04-04 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Sliding element having a coating
JP2013501897A (ja) * 2009-08-13 2013-01-17 フェデラル−モグル・ブルシャイト・ゲーエムベーハー コーティングを有する摺動要素、とりわけピストンリング
DE102012215855A1 (de) 2012-03-15 2013-09-19 P.P.U.H. "MEDGAL" Józef Borowski Verfahren zur Bildung einer siliziumhaltigen Kohlenstoffschicht auf medizinischen Implantaten
JP2013204091A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Toyota Central R&D Labs Inc 摺動部材
KR102093530B1 (ko) * 2012-08-10 2020-03-25 페데랄-모굴 부르샤이트 게엠베하 저항성 코팅을 가지는 슬라이딩 요소, 특히 피스톤 링
KR20150060691A (ko) * 2012-08-10 2015-06-03 페데랄-모굴 부르샤이트 게엠베하 저항성 코팅을 가지는 슬라이딩 요소, 특히 피스톤 링
RU2634811C2 (ru) * 2012-08-10 2017-11-03 Федерал-Могул Буршайд Гмбх Элемент скольжения, в частности, поршневое кольцо со стойким покрытием
WO2014023615A1 (de) * 2012-08-10 2014-02-13 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Gleitelement, insbesondere kolbenring, mit einer widerstandsfähigen beschichtung
US9476504B2 (en) 2012-08-10 2016-10-25 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Sliding element, in particular piston ring, having resistant coating
JP2016502593A (ja) * 2012-10-31 2016-01-28 フェデラル−モーグル ブルシェイド ゲーエムベーハーFederal−Mogul Burscheid Gmbh 摺動エレメント、特に、コーティングを有するピストンリング
RU2632338C2 (ru) * 2012-10-31 2017-10-04 Федерал-Могул Буршайд Гмбх Скользящий элемент, в частности поршневое кольцо, с покрытием
US9488276B2 (en) 2012-10-31 2016-11-08 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Sliding element, in particular a piston ring, having a coating
WO2014068040A1 (de) * 2012-10-31 2014-05-08 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Gleitelement, insbesondere kolbenring, mit einer beschichtung
JPWO2015115601A1 (ja) * 2014-01-31 2017-03-23 日本ピストンリング株式会社 ピストンリング及びその製造方法
US10087513B2 (en) 2014-01-31 2018-10-02 Nippon Piston Ring Co., Ltd Piston ring and manufacturing method therefor
US10118229B2 (en) 2014-04-24 2018-11-06 Kyocera Corporation Coated tool
JPWO2015163470A1 (ja) * 2014-04-24 2017-04-20 京セラ株式会社 被覆工具
WO2015163470A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 京セラ株式会社 被覆工具
CN106661717A (zh) * 2014-09-16 2017-05-10 株式会社理研 被覆滑动构件
WO2016042945A1 (ja) * 2014-09-16 2016-03-24 株式会社リケン 被覆摺動部材
US10392576B2 (en) 2014-09-16 2019-08-27 Kabushiki Kaisha Riken Coated sliding member
CN106661717B (zh) * 2014-09-16 2019-06-28 株式会社理研 被覆滑动构件
JP2016060921A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社リケン 被覆摺動部材
US10578214B2 (en) 2015-07-31 2020-03-03 Nippon Piston Ring Co., Ltd Piston ring and manufacturing method therefor
JPWO2017022660A1 (ja) * 2015-07-31 2018-05-31 日本ピストンリング株式会社 ピストンリング及びその製造方法
WO2017022660A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 日本ピストンリング株式会社 ピストンリング及びその製造方法
WO2017130587A1 (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社リケン 摺動部材及びその製造方法
JP2017133049A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社リケン 摺動部材及びその製造方法
CN110088351A (zh) * 2016-12-19 2019-08-02 罗伯特·博世有限公司 用于给金属构件涂覆磨损保护层的方法、金属构件以及燃料喷射系统
JP2019157156A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 日本アイ・ティ・エフ株式会社 複合被膜および複合被膜の形成方法
JP7162799B2 (ja) 2018-03-08 2022-10-31 日本アイ・ティ・エフ株式会社 複合被膜および複合被膜の形成方法
CN113984505A (zh) * 2021-11-10 2022-01-28 中国航发北京航空材料研究院 一种类金刚石薄膜的摩擦、磨损寿命的测试方法
CN113984505B (zh) * 2021-11-10 2024-05-24 中国航发北京航空材料研究院 一种类金刚石薄膜的摩擦、磨损寿命的测试方法
CN114855143A (zh) * 2022-05-10 2022-08-05 西南石油大学 一种用于抽油泵柱塞的固体薄膜涂层

Also Published As

Publication number Publication date
JP4331292B2 (ja) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4331292B2 (ja) 低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜
JP4251738B2 (ja) 硬質被膜及び被覆部材
EP2316983B1 (en) Nitrogen-containing amorphous carbon and amorphous carbon layered film, and sliding member
US6299425B1 (en) Member having sliding contact surface, compressor and rotary compressor
US6562445B2 (en) Diamond-like carbon hard multilayer film and component excellent in wear resistance and sliding performance
Bhushan Chemical, mechanical and tribological characterization of ultra-thin and hard amorphous carbon coatings as thin as 3.5 nm: recent developments
JP5273337B2 (ja) 低摩擦摺動部材
RU2520245C2 (ru) Скользящий элемент, в частности поршневое кольцо, имеющий покрытие, и способ получения скользящего элемента
EP1841896B1 (en) Amorphous carbon film, process for forming the same, and high wear-resistant sliding member with amorphous carbon film provided
JP4793531B2 (ja) 非晶質炭素被膜と非晶質炭素被膜の製造方法および非晶質炭素被膜の被覆部材
EP1154035B1 (en) Amorphous carbon film containing oxide
EP1067211A1 (en) Hard coating and coated member
JP2000120869A (ja) 摺動部材及びその製造方法
JP2002322555A (ja) ダイヤモンドライクカーボン多層膜
JP2000256850A (ja) ダイヤモンドライクカーボン薄膜及びその製造方法
CN110462198B (zh) 滑动构件和活塞环
CN110446883B (zh) 滑动构件和活塞环
JPWO2013137060A1 (ja) シリンダとピストンリングとの組合せ
JP4360082B2 (ja) 非晶質炭素被膜の製造方法及び非晶質炭素被覆摺動部品
CN106978593B (zh) 一种顶面为钛掺杂类金刚石多层隔热厚膜的活塞及其制备方法和应用
JP5077293B2 (ja) 非晶質炭素被膜の製造方法及び非晶質炭素被覆摺動部品
CN105773462B (zh) 一种基于离子束技术提高抛光光学玻璃的金刚石砂轮棒寿命的方法及设备
JP2021095957A (ja) 摺動機構
JP4720052B2 (ja) 非晶質炭素被膜の形成装置及び形成方法
JP2001214269A (ja) 硬質炭素積層膜とその形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080916

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090512

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150626

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees