JP2000128114A - バンド掛機 - Google Patents

バンド掛機

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JP2000128114A JP11308960A JP30896099A JP2000128114A JP 2000128114 A JP2000128114 A JP 2000128114A JP 11308960 A JP11308960 A JP 11308960A JP 30896099 A JP30896099 A JP 30896099A JP 2000128114 A JP2000128114 A JP 2000128114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンド掛機の効率を高めることである。 【解決手段】 本発明の目的は、テンション掛け駆動部
に連結されていてバンドにテンションを掛けるようにな
っているテンション掛け装置と、バンドの二つの端部を
密封するための密封装置と、バンドをバンド掛機上に固
定させる複数の巻き戻り固定部とを有するバンド掛機に
おいて、可能な限り高い効率を達成することである。本
発明はそこで、テンションホイール(30)と対向する
よう配置されたロッカ(37)を有するテンション掛け
装置を設け、ロッカ(37)をロッカ軸線(38)を中
心として回動できるように取付け、テンションホイール
(30)とロッカ(37)とを、これらが互いに向かっ
て移動でき、その結果、バンドをロッカとテンションホ
イールとの間で把持できて、バンドがテンションホイー
ル上に大きな全巻き角(α)で設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバンドで品物を縛り
付けるバンド掛機に関しており、このバンド掛機は、テ
ンション掛け駆動部に連結されていてバンドにテンショ
ンを掛けるようになっているテンション掛け装置と、バ
ンドの二つの端部を密封する密封装置と、バンド掛機内
でバンドを固定するための複数の巻き戻り固定部とを有
している。
【0002】
【従来の技術】本発明は、搬送可能で移動可能な、すな
わち据え置き状態のまま永遠に設置されることのないバ
ンド掛機に主に関しており、このバンド掛機は電気駆動
式であって、独立主電源、例えば蓄電池が設けられてい
る。そのようなバンド掛機の場合には、蓄電池の一回の
充電により実行されうる縛り付け作用の所定の数と共
に、各縛り付け作用に対して最大に加えられうる張力
は、利用可能な蓄電池の容量が比較的低いために制限さ
れる。バンドのループにおいて保持される究極的な張力
は、バンドのループを形成して密封するときに、バンド
掛機が品物に対して設置しているベースプレートに沿っ
てバンドが通常は案内されるという事実によって減少さ
れる。一旦、バンドのループが密封されると、バンド掛
機を品物から取り除いてその結果ベースプレートはバン
ドのループから引っ張られる。結果として、すでに密封
されたバンドのループによって縛り付けられるべき周辺
部が小さいときには、バンドにおける張力もまた減少す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明は、
特に蓄電池の充電を利用する、可能な限り最も効率的な
バンド掛機を提供することを目的とする。このことに関
連して、「効率的」とは、蓄電池の特定の容量によって
達成されうるバンドの特定のテンションを有する縛り付
け作用の数を意味するものと理解できる。しかしなが
ら、蓄電池の一部の容量を完全に利用することで特定の
数の縛り付け作用を行うときに、縛り付け作用ごとに達
成されうるバンドの最大のテンションの大きさを意味す
るものと理解することもできる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的は、前述したバ
ンド掛機、特に、外部エネルギ源から独立している可搬
式のバンド掛機の場合に、歯車機構を備えているのが好
ましいモータによって可撓性の駆動部(例えば、Vベル
ト)を伴うことなく駆動されうるのが好ましいテンショ
ンホイールが、テンション掛け段階時にロッカに対して
支持されているという本発明の第一の態様に基づいて達
成される。ロッカとテンションホイールとの間にバンド
をできるだけ容易に挿入することができるように、テン
ションホイールとロッカとの間の距離は可変であるべき
である。このことを達成するために、テンションホイー
ルが回動可能に取り付けられていることが好ましい。
【0005】テンションホイールによって加えられる圧
力の大きさと方向とに基づいてロッカを自動的に整列さ
せることができるのが有利であることが分かっている。
これによってテンションホイールとバンドとの間の特に
優れた押圧状態をもたらし、その結果として、特定のバ
ンドのテンションを有する縛り付け作用に必要とされる
エネルギ量に関して優れた効率をもたらす。したがっ
て、同一の蓄電池の利用可能な全容量を使用して、従来
の場合よりも多くの数の縛り付け作用を行うことができ
る。
【0006】前記ロッカの二つのアームの各々に、テン
ション掛けされるべきバンドが案内される回転可能ロー
ラが備えられている場合、特に高い効率をもたらす。互
いに同一の直径を有しているのが適切である前記ローラ
の各々は、テンションホイールと比較して極めて小さい
ことが好ましい。バンドにテンションを掛けている間
は、前記ローラの間に別々に設置されたバンドの部分
が、テンションホイールと前記二つのローラとに対して
押し当たるように載っているべきである。テンションホ
イールの周囲におけるバンドの全巻き角を、ロッカとバ
ンドとの間の低い摩擦と共に、前記二つのローラによっ
て比較的大きくすることができて、それによって、バン
ドの変形と、バンドとテンションホイールとの間での生
じるスリップとが生じる可能性を少なくすることができ
る。バンドの変形とスリップとは両方とも、必要とされ
る駆動電力を増加させる場合がある。
【0007】この場合には、テンション掛け段階中にテ
ンションホイールによってバンドが押圧される加圧表面
を、好ましくは前記ローラの代わりにロッカが備えてい
ることも有利だろう。バンドがテンションホイールに適
切に巻き付くように、この加圧表面は、テンションホイ
ールの半径に適切に適合した湾曲部を有してもよい。既
に加えられているバンドのテンションの損失を可能な限
り最小限に抑えるために、ベースプレートの第一の部分
が密封装置に割り当てられ、かつ、ベースプレートの第
二の部分がテンション掛け装置に割り当てられ、これら
二つの部分の間に、バンドのループの一部分を通過させ
ることができる通路が形成される。
【0008】バンド掛機の場合には、テンション掛け装
置と、密封切断装置と、巻き戻り固定部、例えばクラン
プ装置とが、ベースプレート上に支持されていること
が、一般的に必要とされている。それゆえ、バンドが、
バンドの方向に関して見ると比較的長いベースプレート
上に案内される。バンドのループを密封した後でベース
プレートがバンドのループから引き出されるので、引き
出された後では、バンドのテンションも比較的大きな範
囲で低下する。本発明はベースプレート上のバンドのル
ープの経路の長さを小さくすることによって、この問題
を克服することができる。このことは、バンドのループ
が、バンドのループ上に作用する各装置が配置されてい
るベースプレートの一部分上だけを案内されることによ
って達成されうる。それゆえ、本発明による装置の場合
には、テンション掛け方向に関して見るとテンション掛
け装置が密封装置の後方に配置されており、テンション
掛け装置がバンドのループの一部分ではないバンドの部
分に対して作用することが好ましいだろう。テンション
掛け装置が同様にベースプレート上に適切に配置されて
いるので、バンドのループをベースプレート内のクリア
ランスを通って通過させることができる。このクリアラ
ンスは、密封装置とテンション掛け装置のテンションホ
イールとの間に配置してもよい。ベースプレートの二つ
の部分の間にこのようなクリアランスを形成するため
に、ベースプレートの二つの部分を互いに一体的に連結
させてもよいし、または、これらはベースプレートを形
成するように適切に互いに接合される別個の構成要素で
あってもよい。ベースプレート上のバンドのループの経
路をこのようにして短くすることができ、それによっ
て、物品からバンド掛機を取り外すことによって引き起
こされる、バンドのテンションの損失を少なくすること
ができる。
【0009】バンド掛機の効率は、さらに、バンドの二
つの層を溶接するための溶接装置に必要とされる電流に
よっても影響される。それゆえ、本発明の別の態様によ
れば、溶接作業において使用するためにエネルギ源によ
って供給される、エネルギを高い効率で使用す溶接装置
をバンド掛機に提供すべきである。そのような改善を行
うために、本発明のバンド掛機の場合において、まず始
めに、レバーを有する溶接装置において、このレバーの
一端においてモータ軸に連結された偏心要素がモータ軸
に関して偏心運動をレバーに伝達する目的で作動し、レ
バーの他端は溶接シューに連結されていて、レバーは二
つの端部の間において回動スピンドル上で回動可能に取
り付けられており、それにより、偏心要素の運動は溶接
シューの直線状の揺動往復運動となるようにしている溶
接装置が設けられうる。レバーの回動運動にもかかわら
ず溶接シューが実際に直線運動を行うために、全溶接作
用時もしくはベースプレートの方向に関する運動、結果
として溶接されるべきバンド上への運動のシーケンス時
に、(直接的もしくは間接的に)レバー上にレバーを押
圧する力、好ましくはバネによる力を作動させるべきで
ある。
【0010】本発明の好ましい実施態様によれば、モー
タは支持部上に配置されていて、レバーはモータに関し
て回転の回動運動のみを行うことができる。レバーを支
持部上に直接的に取り付けた場合には特に単純な構造上
の形状からなる解決法が得られる。偏心要素がレバーの
スロット状クリアランス、例えばフォーク内に配置され
ていて、正反対の二つの地点において前記レバーに対し
て設置させるのがここでは好ましい。
【0011】本発明のそのような実施態様が実施される
場合には、特に溶接作用を静粛に行うことができること
が分かっている。本発明のさらに好ましい実施態様にお
いては、支持部が回転スピンドル周りに回動可能に取り
付けられており、溶接シューをバンド上に押圧する力が
レバー上の支持部を介して溶接シューへと導かれる。
【0012】溶接シューが、溶接されるべきバンドの二
つの層を当接する支持部上に押圧する場合に、効率を向
上させることができる。当接する支持部は鋸歯状である
べきであってベースプレート上に配置できるのが好まし
い。さらに好ましい実施態様においては、バンド掛機は
少なくとも二つの巻き戻り固定部を有しており、これら
巻き戻り固定部によってバンドを固定することができ
る。この場合、密封装置を二つの巻き戻り固定部の間に
配置すべきである。この配列は、テンション掛け作用時
にバンドが密封装置からテンション掛け装置によって
「引き出される」適用例であって「押し込まれ」ない適
用例に対して特に好ましい結果をもたらすことが分かっ
ている。すなわち、このバンド掛機の適用例はテンショ
ン掛け装置がテンション掛け方向に関して密封装置の後
方に配置されているという構成である。しかしながら、
第三の巻き戻り固定部が存在していて、この第三の巻き
戻り固定部によってテンションホイールを固定すること
ができるのが特に好ましい。この場合には、テンション
ホイールは、テンション掛け方向に関する回転運動を少
なくとも制止することができる。この配列によって、テ
ンション掛け作用時に密封装置を通って引っ張られてい
るバンドを、密封作用および切断作用時にすでに加えら
れたバンドのテンションによって固定することができ、
それにもかかわらず、結果的に摩擦で溶接された、切断
されるバンドの部分のバンドのテンションを再び解放す
ることができる。これにより、バンドの長手方向範囲に
関して横断方向に生ずる溶接シューの運動をバンドの熱
へと変換することができて、きれいな切断縁部がプラス
チック製バンドの切断作用時に生成されるという利点を
有する。テンションが掛かっているプラスチック製バン
ドは切断時に分断される傾向にある。
【0013】本発明はまた、巻き戻り固定部の制御機能
が制御盤を介してハンドレバーから巻き戻り固定部まで
伝達される前述したバンド掛機にも関する。制御盤は制
御機能を、既存の全ての巻き戻り固定部に伝達するのが
好ましい。これにより、独立した部品の数を少なくする
ことができ、その結果、手動で搬送可能なバンド掛機の
重量を少なくすることができる。中心のハンドレバーか
ら全ての制御機能が誘導されるので、バンド掛機の操作
は結果としてさらに容易になる。
【0014】構造的に特に単純であって、空間を節約す
る形状をした本発明に基づくバンド掛機は、制御盤が回
動レバーを介してハンドレバーに連結されることを示し
ている。伝達手段、例えば回転スピンドルを制御盤に接
続してもよく、この伝達手段によって巻き戻り固定部は
固定位置から挿入位置までもしくは挿入位置から固定位
置まで移動させられる。
【0015】本発明のさらに好ましい改良は独立請求項
から明らかとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下では、次の添付図面に概略的
に示されている実施様態に基づいて、本発明をより詳細
に説明する。本発明によるバンド掛機が図1に示されて
おり、このバンド掛機のハウジング1内には、テンショ
ン掛け駆動部2を備えたテンション掛け装置と、溶接装
置として形成されている密封装置3と、切断装置4と、
図1には二つの巻き戻り固定部5、6だけしか示されて
いない三つの巻き戻り固定部とが配置されている。ハウ
ジング1は、これらの構成要素の下方にベースプレート
7を有しており、このベースプレート7はさらに二つの
アーム11、12に分割されている。二つのアーム1
1、12は互いに一定の距離を置いて配置されており、
これらアームの間に開口を有している。図示されていな
い本発明の別の実施様態では、丸い物品上にもバンド掛
機を確実に配置することができるように、物品上にバン
ド掛機を配置するためのアーム11の支持表面11aを
凹状に湾曲させてもよい。
【0017】電池または蓄電池8が備えられたバンド掛
機の機能の全てが、ハンドレバー9によって発動させら
れ、このハンドレバー9を、第一の端位置から第二の端
位置までハウジング1上に取り付けられている回転スピ
ンドル10回りで回動させることができる。図3から分
かるように、第一の回動アーム13が、回転スピンドル
10上に回転可能に固定される位置に配置されている。
回動アーム13は、概ね三角形の板状の制御盤14上に
も固定されており、制御盤14は、さらに、第二の回動
アーム15と、制御盤14に結合された目板(butt
strap)16とを有している。この目板16には
スロット付リンク17が備えられている。
【0018】図4と図5とにおいて、第二の回動アーム
15の回転スピンドル18上に、二つのレバーアーム2
0、21を有する第一のダブルレバー19が存在するこ
とが示されている。少なくとも一つの自由回転可能なロ
ーラが、二つのレバーアーム20、21の端部にそれぞ
れ配置されている。第一のダブルレバーの回動範囲内に
は、第三の巻き戻り固定部26に属する第二のダブルレ
バー25のレバーアーム24が存在している。第二のダ
ブルレバー25は、テンション掛け駆動部の回動スピン
ドル27上に配置されており、止め具28が備えられて
いる第二のレバーアームを有している。
【0019】同様に回動スピンドル27上に取り付けら
れているテンション掛け駆動部2を、ハンドレバーを始
動させることによって回動スピンドル27回りで回動さ
せることができる。テンション掛け駆動部2は、さらに
詳細には示さない直流モータのシャフト上に配置されて
いるテンションホイール30を有している。遊星歯車機
構の輪歯車31が同一のシャフトのテンションホイール
30と同軸に配置されており、その輪歯車の周囲には、
直径方向に対向する二つの凹部35、36が備えられて
いる。これら凹部35、36は、第三の巻き戻り固定部
26の止め具28と係合するようになっている。このよ
うな係合作用によって、輪歯車31を固定して反時計回
りの回転運動を妨げることができる。ここでは、当然の
ことながら、回転方向に関する言及は全て、常に各図面
の個々の表現に関係している。
【0020】テンションホイール30と同軸に配置され
ていて、段階的に減速して(step down)伝達
を行う遊星歯車機構だけでなく、前述した二つの構成要
素と同軸に配置されている直流モータも図面には示して
いない。この配置によって、バンド掛機の効率を高める
ことができる。効率を高めるために、遊星歯車機構は、
手動バンド掛機の場合に通例である二つの段階減速ステ
ージの代わりに、三つの段階減速ステージを有してい
る。
【0021】ベースプレート7の第二のアーム12(図
1)は、テンションホイール30の下方に配置されてい
る。第二のアーム12の凹部にはロッカ37が存在して
おり、このロッカ37は、ロッカ軸線38(図5から図
7)回りで回動することができる。ロッカ37はこの場
合、ロッカ37がロッカ軸線38回りで自由に回転でき
るように取り付けられ、それによりバンドまたはテンシ
ョンホイール30により加えられる圧力の大きさおよび
有効方向に基づいてロッカ自体を位置合わせすることが
できる。ほぼ同一の長さである二つのロッカアームの端
部にはいずれの場合にも自由回転可能な当接ローラ3
9、40(abutment roller)が取り付
けられ、これら当接ローラは可撓性の駆動部のベルト、
例えばVベルトを伴うことなく縛り付け用バンド上に直
接的に作用する。ロッカ軸線に対してほぼ平行な当接ロ
ーラ39、40の二つの軸線のうち、一方の軸線または
当接ローラが、テンション掛け方向(矢印43)に関し
て、ロッカ軸線38の前方に位置していて、他方の当接
ローラはロッカ軸線の後方に位置している。当接ローラ
39、40の軸線のロッカ軸線38からの距離は結果的
にほぼ等しい。さらに、図5から図7より分かるよう
に、テンションホイールの回転スピンドルからロッカ軸
線38までの結合仮想線41は、ベースプレートのアー
ム12に対してほぼ直交している。
【0022】テンションホイール30は、回動スピンド
ル27回りの回動運動によって二つの当接ローラ39、
40と接触することができる。それゆえ、二つの当接ロ
ーラ間の距離を、テンションホイール上のバンドの全巻
き角(α)が適切になるように(図6)寸法決めすべき
である。このことは、全巻き角を、テンションホイール
に対するバンドのずれを少なくとも避けることができる
寸法にすべきであることを意味するものと理解される。
模範的な実施態様では、テンションホイールよりもはる
かに小さい二つの当接ローラ39、40間の距離はテン
ションホイールの半径の約70%に相当する。この値
は、例えばテンションホイールによってロッカに加圧さ
れる力、テンションホイールの表面特性および材料、バ
ンドの種類等に応じて変更できることは明らかである。
最終的に、これらの形状のために、テンションホイール
によってロッカ37に加えられる圧力の合力がロッカ軸
線と交差しないようにすることもできる。その結果、テ
ンションホイールによってロッカに圧力を加えると、ロ
ッカ軸線38周りには常にトルクが存在するため、ロッ
カをテンションホイールに関して特に良好に整列させる
ことができる。
【0023】テンション掛け方向(矢印43)に関して
後方に位置するロッカ37の当接ローラ40には、回動
可能な止め具44がロッカ37の同一のシャフトに取り
つけられている。図5に示す基本位置において、止め具
44はほぼ鉛直方向に整列されている。この基本位置に
おいて、テンションホイール30は止め具44上におい
てのみ支持されている。その結果、テンションホイール
30と当接ローラ39、40との間にギャップが形成さ
れ、このギャップ内に、図6に示すテンション掛けをす
べきバンド45を挿入することができる。図6から分か
るように、テンションホイール30は反時計回りの回転
運動時に止め具44と係合する。その結果、前記止め具
は他の端部に向かって時計回りに回転して、テンション
ホイール30をロッカ37まで下げることができる。こ
の位置がバンド掛機のテンション位置であって、張力が
バンドのループ46に掛けられる。ロッカ37は回動可
能に取りつけられているため、二つの当接ローラ39、
40がテンション掛け時に発生する力を吸収してベース
プレート7にそらすことができるようにロッカ37を調
整する。
【0024】図1に示す前方の巻き戻り固定部5は、図
4に示すように、偏心スピンドル48上にスリーブ形部
分47と共に取りつけられ、この偏心スピンドルは回転
スピンドル18上に配置される。前方または第一の巻き
戻り固定部5を、回転スピンドル18に関して相対的に
回転可能に取り付ける。巻き戻り固定部5はバネ(図示
しない)を備えており、バネはほぼバンドのテンション
掛け方向に関して作用し、巻き戻り固定部5がベースプ
レート7の第一のアーム11にバネによって押圧され
る。回転運動は、スリーブ形部分上に設けられた駆動カ
ム50(図4および図15)を押圧していて偏心スピン
ドル上に配置されている駆動カム49が接触することに
よって伝達される。巻き戻り固定部5の偏心スピンドル
48への結合部は、二つの駆動カム49、50が確実に
係合すること(positiveengagemen
t)によって結果的に発生する。
【0025】第二の回動アーム15の回転スピンドル1
8の一端には、割出しプレート51も存在しており、こ
の割出しプレートは、回転スピンドル18に回転可能に
固定されるように接続されている。割出しプレート51
は、図3に示すバネ42による時計回りの回転運動の力
を受ける。割出しプレート51はその端面に結合部の爪
部54a、54c(図14参照)を有しており、それに
よって割出しプレート51を回動アーム15に回転可能
に固定されるように接続できる。このため、二つの爪部
54a、54cはそれぞれ割出しプレート51の端面に
おいて直径方向に対向する関係にそれぞれ配置されてい
る。他の二つの爪部54b、54dは回動アーム15上
に設置され、同様にこれらは直径方向に対向する関係に
配置される。回動アーム15の爪部が割出しプレートの
二つの爪部の間でそれぞれ係合し、割出しプレート51
と回動アーム15との間における一定の回転位置におい
て、爪部が確実に係合する状態で回転可能に固定される
連結部が得られる。その結果、回動アーム15はこの連
結部によって割出しプレート51と係合し、他の回転位
置においてはこれら二つの要素の間においてこれら二つ
の要素は相対的に運動する。
【0026】第二の回動アーム15とは異なり、ダブル
レバー19は偏心スピンドル48上に回転可能に取り付
けられており、別の爪部による結合部によって第二の回
動アーム15に回転可能に固定されるように接続されて
いる(図4および図13)。この結合部は四つの爪部5
5aから55dを有しており、これらが互いに係合す
る。前述した爪部の結合作用とは対照的に、ダブルレバ
ー19の爪部55c、55dは回動アーム15の爪部5
5a、55bに関する周方向の遊びが存在せず、これに
よって全ての回転位置においてダブルレバー19と回動
アーム15との間に回転可能に固定された連結部を形成
する。偏心スピンドル48上におけるダブルレバー19
の回転位置は、ハンドレバー9によって回動アーム15
と制御盤14とを介して結果的に決定される。ハンドレ
バー9のそれぞれの位置は、結果として回転スピンドル
18に対する偏心スピンドル48の対応位置である(図
3および4)。
【0027】第二の巻き戻り固定部6は、第二の回転ス
ピンドル56によって始動され、第二の回転スピンドル
はハウジング1に取り付けられている(図1および図
8)。この目的のため、第二の巻き戻り固定部6のスリ
ーブ形固定レバー58は第二の偏心スピンドル57上に
配置されていて、回転スピンドル56に対して偏心して
整列されている。偏心スピンドル57は回転スピンドル
56と一体的に接続されている。固定レバー58の突起
58aを偏心スピンドル57のドライバ57aに接触さ
せることによって、固定レバー58と偏心スピンドル5
7とを回転スピンドル56の一定の回転位置に関して回
転して固定されるように互いに接続することができる
(図8から図10)。回転して固定された接続部を図9
に示し、固定レバー58と偏心スピンドル57との間に
おける回転していない接続部の配列を図10に示す。
【0028】回転スピンドル56上にもスリーブが存在
しており、このスリーブは止め具レバー59として形成
されている。止め具レバー59の二つのアーム60、6
1の一方は、制御盤14に回動可能に結合された目板1
6のスロット付きリンク17内に案内されている(図
3)。回動可能な止め具64は止め具レバー59の他方
のアーム61上で作動でき、止め具レバー59を反時計
回りの回転運動に対して固定位置において固定すること
ができる。この目的のために、止め具レバー59のアー
ム61にはテンションバネ62が取り付けられており、
このテンションバネによってアーム61は止め具64に
対して押圧される。次いで、止め具64を制御盤14の
突起65によって固定位置から回転させることができ、
これによって止め具レバー59を両方向に回転させるこ
とができる。
【0029】ハンドレバー9によって発動される制御盤
14の運動は、第二の回転スピンドル56の回転運動を
概ね導き、これによって固定レバー58は回転スピンド
ル56に対して偏心して回動運動を行う(図1、図3お
よび図8)。この回動運動によって、固定レバー58に
連接されるように結合されている固定プレート66をベ
ースプレート7の第一のアーム11のスロープ67に押
圧するか、前記スロープから離れて再び上昇させること
ができる(図9および図10)。固定プレート66の鋸
歯状の加圧面68を、スロープ67との第一の接触(f
irst contact)においてスロープ67に対
してほぼ平行に少なくとも予め整列させるために、固定
プレート66はテンションバネ69によって荷重を掛け
られる。さらに、テンションバネ69による回転運動は
固定プレートの突起70によって制限され、この突起は
固定プレート66がスロープから離れて上昇されるとき
に固定レバー58と接触するようになる。ハンドレバー
9の始動後に固定プレート66がベースプレートの方向
に下降するときに起こりうる最大加速度を伴う強力な把
持力によってバンドを迅速に把持するために、偏心スピ
ンドル57に対する固定レバー58の回転可能な固定部
分を解放する必要がある。このことは、止め具64によ
って止め具レバー59を解放することによって起こる
(図3)。次いで、止め具レバー59上に配置されてい
る付勢されたテンションバネ62が、止め具レバー5
9、ひいては結果的に第二の回転スピンドル56または
偏心スピンドル57をも突然に回転運動させる。同様に
付勢されたテンションバネ69が偏心スピンドル57上
の固定レバー58を回転させることにより、ドライバ5
7aが突起58aを解放する。時計回り方向に発生する
二つの回転運動、すなわち、回転スピンドル56回りに
おける偏心スピンドル57の回転作用および偏心スピン
ドル57上のひいてはこれに対する固定レバー58の回
転運動によって、固定レバーがベースプレート7の方向
に関して大きな加速度を受ける。それゆえ、固定レバー
は図9に示す位置から図10に示す位置まで移動して、
固定プレート66はバンドをベースプレート7に対して
押圧する。一側における突起58aとドライバ57aと
の配置およびテンションバネ69の有効方向(図9およ
び図10)、ならびに他側におけるテンションバネ62
の有効方向とスロット付きリンク17(図3)の長さ部
分は、固定プレートがバンドに接触する直前に、スロッ
ト付きリンク17の一端において止め具レバー59が目
板16に衝突するのに互いに適している(図9および図
10)。その結果、回転スピンドル56の回転運動が停
止して、固定レバーの突起が偏心スピンドル57のドラ
イバ57aに搭載されなくなる。その結果、固定レバー
58は偏心スピンドル57回りにおいてのみ回転して、
バンドを押圧する。それによってテンションバネ69に
よって、加圧面68がベースプレートのスロープ67に
対してほぼ平行に整列され、固定プレートが加圧面の全
てをバンドとの第一の接触をするようにバンド上に押圧
させる。
【0030】図16、図17、図18には、バンド掛機
の本発明により可能な密封装置の一部を極めて省略した
形態で示している。密封装置は弓形部80の形状を有す
る伝達要素を有しており、カム77に対して(図1)当
接カム81を取り付け、その結果、当接カム81はロー
ラを備えることとなる。弓形部80はさらに回転スピン
ドル82上において、バンド掛機のベースプレートのア
ーム11に回動可能に結合される。弓形部80はその結
果、摩擦溶接の原理に基づき、ハンドレバー9の回動運
動の一部を密封装置に概ね伝達することができる。
【0031】ほぼ水平方向に延びる支持部83が弓形部
80と同一の回転スピンドル82に取り付けられてい
て、この支持部はベースプレートのアーム11上の圧縮
バネ84によって支持されている。支持部83には、電
動モータ85が配置されていて、この電動モータによっ
て溶接シュー86の揺動運動を発生させる。支持部83
は支持点90を備えていて、角度をつけた単一部材から
なるレバー91が結合されている。この場合、電動モー
タ85の駆動シャフト92を回転スピンドル82とレバ
ー91の支持点90との間に設置して、三つの構成要素
すべてを、図16に示すように、結合(仮想)線87上
に配置することができる。支持部83は、カップおよび
バネからなる組立体であるのが好ましい弾性バネ要素9
3を介して弓形部80に対して支持されている。
【0032】レバーの一端91aはフォークとして形成
されていて、フォークの二つのアームはスロット93を
形成していて、このスロットは一端において開放状態に
ある。溶接シュー86がレバー91の他端91bに連接
するように取り付けられている。レバー91のフォーク
には半径方向の転がり軸受が設置されていて、この転が
り軸受は偏心要素94上に配置されている。
【0033】偏心要素はこの場合、モータの駆動シャフ
ト92に偏心して取り付けられていて、ほぼ環状の周面
を備えており、この周面上には転がり軸受の内側レース
が設置されている。転がり軸受94aは外側レースの周
面94bを備えていてフォークの両方のアームに対して
設置されている。最終的に、図17には鋸歯状当接プレ
ート96を示していて、溶接作業時に一つのバンドの層
がこの当接プレートに対して押圧される。図16および
図17から分かるように、当接プレート96が密封装置
におけるバンドの長手方向に対してほぼ横断方向に延び
る軸線97回りで回動できるように、当接プレート96
をベースプレートのアーム11内に配置する。さらに、
軸線97は溶接シュー86の回動スピンドル86aに対
して直角に延びており、回動スピンドルは次いでバンド
45の長手方向に対してほぼ平行に整列されている。
【0034】当接カム81に作用するハンドレバー9と
カム77とによって(図1も参照)、密封装置を図18
に示す挿入位置から図16に示す動作位置まで導くこと
ができる。この運動の間に、支持部83はバネ要素93
を介して弓形部80に沿って移動する。さらに詳細には
示さない機構によって、ハンドレバー9のこの運動が密
封装置の電動モータ85のスイッチを入れ、これによっ
て偏心要素94が回転し始める。フォーク内で偏心して
回転する偏心要素94は、支持点周りの円の円弧に沿っ
て、レバー91を揺動回動運動させる。これによって溶
接シューは同様に両方向矢印95によって示されている
揺動運動を起こす。摩擦溶接に必要とされる圧力を加え
て、溶接シューを常にバンドに接触させておくために、
バネ要素93は支持部83を押圧する。その結果、レバ
ー91のほぼ弓形状の回動運動を避けることができるた
めに、レバー91は溶接シュー86から上昇する。圧縮
バネ84は支持部83を戻す働きをしていて、バネ要素
93に対向している。
【0035】その結果、結合線87に対してほぼ直交し
て行われる偏心運動の構成成分が、溶接シュー86を駆
動するのに用いられる。結合線87に対してほぼ平行な
偏心運動の構成成分は、フォークのスロットによって吸
収されるので、レバー91の運動を導くことはない。密
封装置全体を回動可能に配置したことにより、バンド4
5をベースプレートと溶接シュー86との間に挿入でき
るという効果が得られる。さらに、このようにして、バ
ンドの厚さが異なることによって生じる溶接シュー86
とベースプレート7との間の距離の違いを吸収すること
もできる。密封装置、また、特に密封装置全体の、固定
される位置にある回転スピンドル82への結合部の形状
によって、溶接段階の間に密封装置全体が揺動運動を起
こすという効果も得られる。ここで「溶接段階」とは、
バンド45の二つの層を互いに溶接する段階という意味
に解するものとする。本発明による溶接装置によって、
特にプラスチック製バンドを静粛に摩擦溶接できること
が明らかとなった。
【0036】本発明によるバンド掛機を使用してバンド
のループ46を物品の周りに配置して、バンドのループ
を密封してバンドの供給部から取り外すためには、ベー
スプレート7が物品上に位置するようにバンド掛機を配
置すべきである。さらに、ハンドレバー9を、二つの端
位置の間の図2に示す中間位置に対応するスタート位置
に配置すべきである。ハンドレバー9がこのスタート位
置にあるときには、第一の巻き戻り固定部5の固定プレ
ート71と切落し装置の当接カッタ74とがベースプレ
ート上に位置している。しかしながら、図2とは異な
り、この段階ではバンドはまだバンド掛機内に導入され
ていない。
【0037】第二のおよび第三の巻き戻り固定部6、2
9は、この時点では解放されている。言い換えれば、第
二の巻き戻り固定部6の固定プレート66は、ベースプ
レート7から最も離れた位置に配置されている。さら
に、第三の巻き戻り固定部の止め具44(図5)は輪歯
車31と係合しておらず、テンション掛け駆動部2はロ
ッカ37から離れて上昇させられている。溶接装置も、
同様にベースプレート7のアーム11から離れて上昇さ
せられている。
【0038】その後、ハンドレバー9を回動用駆動部の
上方にあるハウジング1上にハンドレバーを設置する端
位置まで回動させる(図1)。このハンドレバー9の第
一の運動は、第一の回動アーム13を介して制御盤14
に伝達される。制御盤14は次いで第二の回動アーム1
5を回動させる。この位置において、第二の回動アーム
15の爪部54b、54dは割出しプレート51の爪部
54a、54cと係合状態にあるので、回転運動が割出
しプレート51に伝達され、結果として回転スピンドル
18にも伝達される。回転スピンドル18のこの運動に
より、次いで、回転スピンドル18と第一の巻き戻り固
定部5との間の結合部(駆動カム49、50)が係合す
ることとなる。結果として、回転スピンドル18の回転
運動は第一の巻き戻り固定部5に伝達され、これによ
り、固定プレート71はベースプレート7から離れて引
き上げられる。さらに、カム77がハンドレバー9と一
体的に回転することにより、切落し装置の当接カッタ7
4もベースプレート7から離れて引き上げられ、これに
より、バンド75の一つの端部を挿入するためにバンド
掛機のバンド案内部が完全に解放されることになる(図
1)。
【0039】その後、バンドをバンド掛機内に挿入し
て、物品の周りに配置することができる。この操作の間
に、バンドのループ46をベースプレート7の開口76
内に通過させ、バンド75の延長した端部だけが巻き戻
り固定部5の下方に配置されつつ、バンド75の端部と
バンドのループ46の別の部分とが両方とも巻き戻り固
定部6の下方になるように装置内に配置すべきである。
【0040】次いで、ハンドレバー9を回動させ、図2
および図3に基づく中間位置まで戻す。ハンドレバー9
はバネ押し式であるので、この目的のためにはハンドレ
バーをはずすだけで足り、これにより、ハンドレバーは
自ら中間位置に配置されるようになる。ハンドレバー9
のこの運動により、偏心スピンドル48は割出しプレー
ト51を介して反時計回り(図1から図3に示す位置を
基準とする回転方向)に回転させられ、これにより、第
一の巻き戻り固定部5はベースプレート7のアーム12
上まで引き下げられ、固定プレート71がバンド75の
先端部分を固定プレートとベースプレート7との間に把
持することになる。このハンドレバーの運動により、ハ
ンドレバー9の回転スピンドル10上に同様に設置され
たカム77が切落し装置と密封装置3、4との制御プレ
ート78を始動させるという効果も得られることにな
る。図16から図18に示す密封装置の場合には、カム
77は当接カム81を作動させる。結果として、密封装
置の状態を変化させないで当接カッタ74がバンド上ま
で引き下げられる。さらに、遅くともこの時点で、バン
ド45がテンションホイール30とロッカ37の当接ロ
ーラ39、40との間のギャップ間に挿入されているの
が望ましい(図5、図6、図7参照)。
【0041】次いで、バンドにテンションを掛けるため
に、ハンドレバー9のテンションボタン(図示されてい
ない)を押すことによって、テンション掛け駆動部2の
直流モータを始動させる。モータの駆動運動は、遊星歯
車機構を介してテンションホイール30に伝達され、こ
のテンションホイールが反時計回りの回転運動によって
供給ローラ(図示されていない)の方向(図2および図
5の矢印43)に関してバンドを引き戻す。テンション
ホイールの運動は、モータ電流の実際の瞬時値を設定値
と比較するために、想定されたテンションがバンドに掛
けられると停止する。設定値に達すると、電動モータの
スイッチが切れ、モータ電流の設定値は、特別な種類の
バンドにおいて要求される特定のバンドのテンションの
設定値に対応している。
【0042】このテンション掛け段階の間、巻き戻り固
定部5はバンドの端部を把持している。さらに、止め具
28は図6に示す位置に配置されていて、止め具28は
テンションホイール30の回転方向に抗して回転する輪
歯車31の一方の回転方向に関してのみ回転運動するこ
とができる。輪歯車31はテンションホイールに回転可
能に結合されているので、テンションホイールは、テン
ション掛け方向と反対の方向に回転運動できないように
固定される。テンションホイールは、その結果、テンシ
ョン掛け方向に対向する方向に関して最大180゜まで
回動することができる。遅くともこの時点で、止め具
は、輪歯車31の二つの凹部35、36の一方と係合す
ることとなる。
【0043】一旦、このテンション掛け段階が完了する
と、ハンドレバー9は中間位置(図2および図3参照)
から図11に示す第二の端位置まで移動させられる。そ
の結果引き起される制御盤14の運動によって、制御盤
14の突起65が止め具64を固定位置から回動させ、
それで、止め具レバー59が反時計回りの回転運動に関
して自由になる。ハンドレバー9が第二の端位置の方向
に関して移動する途中で、目板16は止め具レバー59
を反時計回りに回動させることができる(図12)。ハ
ンドレバー9が中間位置から第一の端位置に関する方向
に移動して戻る場合とは異なり、止め具レバーは今度は
スロット付きリンク17の端部の一つに位置していて、
目板16によって制御盤14の運動と結合されることに
なる。
【0044】止め具レバー59は回転スピンドル56に
回転可能に固定されるように連結されているので、止め
具レバー59が運動すると、結果的に固定プレート66
がベースプレート7の方向に関して引き下げられ、これ
により、巻き戻り固定部6がバンドを把持することにな
る。固定プレート66の前述した結合部によって、固定
プレートはバンドとの第一の接触をするように(rig
ht from)ベースプレート7のスロープ67に対
してほぼ平行に整列され、結果として、バンドを極めて
迅速に把持できることになる。
【0045】ハンドレバー9が第二の端位置の方向に関
してさらに移動する途中で、制御盤14は、第二の回動
アーム15とダブルレバー19との間の結合部が係合す
るように第二の回動アーム15を位置決めされる場所に
移動させる。ハンドレバー9が第二の端位置に達するま
で、第二の回動アーム15は、ダブルレバー19を図6
に示す位置から図7に示す端位置まで反時計回りに回転
させる。図6から分かるように、ダブルレバー19は、
テンション掛け段階の間、第二のダブルレバー25のレ
バーアーム24と接触していない。ハンドレバー9がそ
の第二の端位置の方向にさらに移動する途中で、二つの
アーム20、21の一方がレバーアーム24を押圧する
だけである。結果として、止め具28が輪歯車31を解
放する。結果的に、テンションホイール30上に作用す
る第三の巻き戻り固定部が解放される。これにより、予
め掛けられたバンドのテンションがテンションホイール
30と第二の巻き戻り固定部6との間のバンド部分によ
って再び掛けられる。しかしながら、二つの巻き戻り固
定部5、6の間にほぼ位置しているバンドのループに掛
かるバンドのテンションは、変化しないまま残る。
【0046】ハンドレバー9がその第二の端位置の方向
にさらに回動運動することにより、当接カッタ74が始
動してバンドのループ46をバンドから切り離す。続い
て、溶接装置が、バンドの二つの端部を摩擦溶接によっ
て接合させる。これら両方の操作がハンドレバー9によ
って発動されるが、これらの運動はカム77から制御プ
レート78まで伝達され、次いで制御プレートが当接カ
ッタと溶接装置とを始動させる。切断操作と溶接操作と
は両方とも、これによって影響を直接受けるバンド部分
を緩めることによってさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドレバーが第一の端位置に位置している、
本発明によるバンド掛機の第一の側面図である。
【図2】ハンドレバーが別の位置にある、図1のバンド
掛機を示す図である。
【図3】図2のバンド掛機の背面図である。
【図4】バンド掛機の回転スピンドルの断面図である。
【図5】バンド掛機のテンション掛け駆動部を示す図で
ある。
【図6】テンション掛け段階時の図5のテンション掛け
駆動部を示す図である。
【図7】溶接作業時の図5のテンション掛け駆動部を示
す図である。
【図8】バンド掛機の別の回転スピンドルの断面図であ
る。
【図9】第一の端位置にある、バンド掛機の巻き戻り固
定部を示す図である。
【図10】第二の端位置にある、図9の巻き戻り固定部
を示す図である。
【図11】ハンドレバーが第二の端位置に位置してい
る、図3によるバンド掛機を示す図である。
【図12】ハンドレバーが中間位置に位置している、図
3によるバンド掛機を示す図である。
【図13】図4の線A−Aに沿ってみた断面図である。
【図14】図4の線B−Bに沿ってみた断面図である。
【図15】図4の線C−Cに沿ってみた断面図である。
【図16】溶接位置にある本発明による実現可能な溶接
装置の一部分の部分断面図であって、図16の溶接装置
は、図1に非常に簡略的な形で示されている溶接装置と
は異っている。
【図17】図16の線D−Dに沿ってみた断面図であ
る。
【図18】挿入位置にある、図16の溶接装置を示す図
である。
【符号の説明】
2…テンション掛け駆動部 3…密封装置 5…巻き戻り固定部 6…巻き戻り固定部 30…テンションホイール 37…ロッカ 38…ロッカ軸線 45…バンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルン マルシュ スイス国,8610 ウステル,ケレンシュト ラーセ 9 (72)発明者 ルドビゴ ドゥ フェリス スイス国,8166 ニーデルベニンゲン,ボ レトシュトラーセ 2

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドによって物品を縛り付けるバンド
    掛機において、テンション掛け駆動部に連結されていて
    バンドにテンションを掛けるようになっているテンショ
    ン掛け装置と、バンドの二つの端部を密封するための密
    封装置と、バンドをバンド掛機上に固定させる複数の巻
    き戻り固定部とを有するバンド掛機において、前記テン
    ション掛け駆動部には、テンションホイール(30)と
    対向するように配置されたロッカ(37)が設けられ、
    該ロッカ(37)はロッカ軸線(38)周りに回動可能
    に取り付けられ、前記テンションホイール(30)と前
    記ロッカ(37)とを互いに向かって移動させることが
    でき、結果として、バンドを前記ロッカと前記テンショ
    ンホイールとの間で把持することができ、バンドがテン
    ションホイール上に全巻き角(α)で設置されること特
    徴とするバンド掛機。
  2. 【請求項2】 前記ロッカ(37)には、それぞれの軸
    線回りに回転可能に取り付けられた二つの当接ローラ
    (39、40)が設けられ、これら軸線が少なくとも前
    記ロッカの前記ロッカ軸線(38)に対してほぼ平行に
    整列されており、テンション掛け方向に関しては、一方
    の軸線が前記ロッカの前記ロッカ軸線(38)の前方に
    配置され、他方の軸線がロッカ軸線の後方に配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のバンド掛機。
  3. 【請求項3】 前記ロッカ(37)には、バンドをテン
    ションホイールによって押圧することことのできる支持
    表面が設けられることを特徴とする請求項1もしくは2
    に記載のバンド掛機。
  4. 【請求項4】 前記支持表面が湾曲部を有し、該支持表
    面の該湾曲部の少なくとも一部分の半径が前記テンショ
    ンホイールの半径にほぼ相当することを特徴とする請求
    項3に記載のバンド掛機。
  5. 【請求項5】 テンション掛け方向に関して前記テンシ
    ョンホイール(30)と前記ロッカ(37)とが密封装
    置(3)の後方に配置されていることを特徴とする請求
    項1から4のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  6. 【請求項6】 テンション掛け方向に関して巻き戻り固
    定部の一つが密封装置の前方に配置されていることを特
    徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のバンド
    掛機。
  7. 【請求項7】 前記巻き戻り固定部(5、6、26)の
    一つが前記テンションホイール(30)を制止させるた
    めに設けられており、結果として、該テンションホイー
    ルがテンション掛け方向と反対の方向に回転運動しない
    ように制止させることができることを特徴とする請求項
    1から6のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  8. 【請求項8】 前記ロッカがベースプレート(7)上に
    取付けられており、該ロッカ上においてバンド掛機の構
    成要素が支持されていることを特徴とする請求項1から
    7のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  9. 【請求項9】 前記ベースプレートの第一の部分が密封
    装置に割当てられており、前記ベースプレートの第二の
    部分がテンション掛け装置に割当てられており、前記ロ
    ッカが前記ベースプレートの第二の部分に取付けられて
    おり、該ベースプレートの二つの部分の間にバンドの一
    部分を案内するためのギャップが形成されていることを
    特徴とする請求項8に記載のバンド掛機。
  10. 【請求項10】 バンドによって物品を縛り付けるバン
    ド掛機において、テンション掛け駆動部に連結されてい
    てバンドにテンションを掛けるようになっているテンシ
    ョン掛け装置と、バンドの二つの端部を密封するための
    密封装置と、バンドをバンド掛機上に固定させる複数の
    巻き戻り固定部とを有するバンド掛機において、溶接装
    置がレバー(91)と、密封装置のモータシャフトに関
    して偏心運動を前記レバーに伝達するために前記レバー
    の一端に作用するモータシャフトに連結されている偏心
    要素(94)と、前記レバーの他端に連結されている溶
    接シュー(86)とを具備し、該レバーが回動スピンド
    ルに回動可能に取付けられていることにより、偏心要素
    の運動が結果的に溶接シューの揺動往復運動になること
    を特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のバ
    ンド掛機。
  11. 【請求項11】 前記レバー(91)の回動スピンドル
    が、密封装置の駆動部も配置されている支持部(83)
    に取付けられており、該支持部が、回動運動を行うため
    に、バンド掛機のベースプレートに関した位置に固定さ
    れた回転スピンドル(82)上に設置されており、バン
    ド掛機のハンドレバーの回動運動を伝達するための伝達
    要素も回転スピンドル(82)に設置されており、該伝
    達要素とレバーとが互いに連結されていることを特徴と
    する請求項10に記載のバンド掛機。
  12. 【請求項12】 弓形に形成された伝達要素とレバーと
    の間の連結部が、伝達要素と支持部との間に配置された
    弾性要素からなることを特徴とする請求項11に記載の
    バンド掛機。
  13. 【請求項13】 前記支持部が、ベースプレートに関し
    た位置に、またはベースプレート自体に固定された構成
    要素上で弾性要素によって支持されていることを特徴と
    する請求項10から12のいずれか一項に記載のバンド
    掛機。
  14. 【請求項14】 前記レバーが前記レバーの長手方向延
    長部に屈曲部を有することを特徴とする請求項10から
    13のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  15. 【請求項15】 テンション掛け駆動部がテンション掛
    け方向に関して密封装置の後方に配置されていることを
    特徴とする請求項10に記載のバンド掛機。
  16. 【請求項16】 少なくとも二つの巻き戻り固定部
    (5、6、26)が設けられており、そのうち、バンド
    のテンション掛け方向に関して、少なくとも一つの巻き
    戻り固定部が密封装置(3)の前方に配置され、もう一
    つの巻き戻り固定部が該密封装置の後方に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に
    記載のバンド掛機。
  17. 【請求項17】 バンドによって物品を縛り付けるバン
    ド掛機において、テンション掛け駆動部に連結されてい
    てバンドにテンションを掛けるようになっているテンシ
    ョン掛け装置と、バンドの二つの端部を密封するための
    密封装置と、バンドをバンド掛機上に固定させる複数の
    巻き戻り固定部とを有するバンド掛機において、バンド
    掛機の機能を制御するための手段として、始動手段に連
    結されたほぼプレート形の制御盤(14)が設けられて
    おり、該始動手段の運動が制御盤(14)の回動運動を
    引き起こし、制御盤(14)の回動運動を該制御盤に連
    結された複数の伝達手段に伝達でき、これら伝達手段に
    よって、巻き戻り固定部(5、6、26)が固定位置か
    ら解放位置まで、または解放位置から固定位置まで移動
    できることを特徴とする請求項1から16のいずれか一
    項に記載のバンド掛機。
  18. 【請求項18】 少なくとも一つの巻き戻り固定部と、
    少なくとも一つの巻き戻り固定部(5、6、26)を始
    動させることのできる回転スピンドル(18、56)と
    して形成された伝達手段と、該巻き戻り固定部を該スピ
    ンドルの特定の回転位置において始動させて、別の位置
    において解放する少なくとも一つの結合部とを有するこ
    とを特徴とする請求項17に記載のバンド掛機。
  19. 【請求項19】 前記制御盤が別の回転スピンドルに連
    結されており、この回転スピンドルによって第二の巻き
    戻り固定部を始動できるようになっていることを特徴と
    する請求項18もしくは19に記載のバンド掛機。
  20. 【請求項20】 前記巻き戻り固定部のうち少なくとも
    一つが固定レバー(59)によって偏心スピンドル(4
    8、57)に取付けられており、該偏心スピンドル(4
    8、57)が少なくとも一つの回転スピンドルに関して
    偏心運動を実行し、該回転スピンドルが偏心スピンドル
    に関して特定の回転位置にあるときに、相対回転運動が
    固定レバーによって実行できるようになっていることを
    特徴とする請求項18もしくは19に記載のバンド掛
    機。
  21. 【請求項21】 前記ベースプレートの第一の部分が密
    封装置に割当てられており、ベースプレートの第二の部
    分がテンション掛け装置に割当てられており、該ベース
    プレートの二つの部分の間にバンドのループを通過させ
    ることのできる通路が形成されていることを特徴とする
    請求項1から20のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  22. 【請求項22】 バンドによって物品を縛り付けるバン
    ド掛機において、テンション掛け駆動部に連結されてい
    てバンドにテンションを掛けるようになっているテンシ
    ョン掛け装置と、バンドの二つの端部を密封するための
    密封装置と、バンドをバンド掛機上に固定させる複数の
    巻き戻り固定部とを有するバンド掛機において、少なく
    とも一つの巻き戻り固定部の固定レバーが、偏心スピン
    ドルに連結され、かつ、該偏心スピンドルは回転スピン
    ドルに取り付けられ、偏心スピンドルは回転スピンドル
    に関して偏心して配置されていることを特徴とする請求
    項1から21のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  23. 【請求項23】 前記固定レバーが結合部を介して回転
    スピンドルに回転可能に連結されており、偏心スピンド
    ルに自由回転可能に配置されていることを特徴とする請
    求項22に記載のバンド掛機。
  24. 【請求項24】 バンドによって物品を縛り付けるバン
    ド掛機において、テンション掛け駆動部に連結されてい
    てバンドにテンションを掛けるようになっているテンシ
    ョン掛け装置と、バンドの二つの端部を密封するための
    密封装置と、バンドをバンド掛機上に固定させる複数の
    巻き戻り固定部とを有するバンド掛機において、前記テ
    ンション掛け装置が、少なくとも三つの段階減速ステー
    ジを有する歯車機構を具備することを特徴とする請求項
    1から23のいずれか一項に記載のバンド掛機。
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