JPH07236337A - ゴム紐結束機の紐ブレーキ - Google Patents

ゴム紐結束機の紐ブレーキ

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JPH07236337A
JPH07236337A JP2719694A JP2719694A JPH07236337A JP H07236337 A JPH07236337 A JP H07236337A JP 2719694 A JP2719694 A JP 2719694A JP 2719694 A JP2719694 A JP 2719694A JP H07236337 A JPH07236337 A JP H07236337A
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JP
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needle
string
cord
guide roller
brake
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JP2719694A
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Hideto Matsufuji
秀人 松藤
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニードルが突入しての結節作動時に紐の繰り
出しを阻止する紐係止機能と、ニードルが戻り作動する
ときの過剰な繰り出しなく円滑な紐の繰り出され状態を
得るべく軽いブレーキ力を付与する軽制動機能と、の双
方を満足する紐ブレーキを提供する。 【構成】 ノッタービル構造のゴム紐結束機において、
ゴム巻紐36とニードル6との間に、ゴム紐に巻回接触
するガイドローラ40と、これに巻回されて制動可能な
シュー部材12とを設け、ニードル6とシュー部材12
とを巻きバネ13を介して連結し、ニードル6が待機位
置にあるとシュー部材12がガイドローラ40に圧接さ
れず、かつ、ニードル6が突入作動するに伴ってシュー
部材12がガイドローラ40に圧接されるように、ニー
ドル6とシュー部材12との連係寸法が設定された制動
機構Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切り花やネギ、アスパ
ラガスといった軟弱長物野菜等をゴム紐で結束するゴム
紐結束機に係り、詳しくは、結節後の束締まりをよりき
つくして、一層しっかりと結束できるようにする技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム紐結束機としては、特開平5‐18
4225号公報に示されたものが知られており、ニード
ルの突入による被結束物を圧縮しての締付け力と、ゴム
の弾性による締付け力とによって結束後の束緩みなく安
定結束できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴム紐の弾性力を生じ
させる構造は、前記公報にも示されているように、巻き
紐(符号36)に摩擦ブレーキ部材(符号63)を接触
させる摩擦抵抗や、案内ローラ(符号39,40)への
紐巻回による接触抵抗で、ニードルの紐持ち込み移動に
対するブレーキを掛けてゴム紐を伸ばす手段を採ってい
る。そこで、被結束物によっては束の締まり具合をより
きつくしたいことがあり、その場合には、前記摩擦ブレ
ーキ部材の摩擦力を強めたり、前記案内ローラへの紐の
巻き数を増やすこと等が考えられる。
【0004】ところが、単純に紐に対するブレーキ力を
強めるだけでは不都合がある。すなわち、結束作動を考
えてみると、先ず、ニードルが突入作動して被結束物に
紐を巻き付けると、そのときのゴム紐の伸びによって紐
が繰り出されようとするが、前述した紐ブレーキによっ
てその紐繰り出しが抑制された状態で結束される。次い
で、結束後にニードルが戻り作動するときには、先端が
紐ホルダに挟持係止されたゴム紐が勢い良く伸び、その
弾性反力で紐が繰り出されるようになる。
【0005】つまり、ニードルが突入しての結節作動時
には紐が繰り出されないようにする紐係止機能と、ニー
ドルが戻り作動するときに過剰繰り出しなく円滑に紐が
繰り出るよう、軽く紐にブレーキ力を付与する軽制動機
能とが紐ブレーキに要求されるため、ブレーキ力を単に
強くすると紐係止機能には好都合であるが、軽制動機能
には不都合であって紐切れ等の不具合が生じ、逆に弱い
目にすると軽制動機能には好都合であるが、紐係止機能
が不十分となって束の締まりが緩くなるという不具合が
出る。従って、従来では上記いずれの機能もある程度満
足できるところを選択して設定しているのが実情であ
り、紐ブレーキの機能面からはさらなる改良の余地が残
されているのである。
【0006】本発明の目的は、紐係止機能と軽制動機能
との双方の改善が行える構造の紐ブレーキを得る点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、 被結束物に結束用のゴム紐を供給するニードルと、
このニードルによって供給されるゴム紐で結束作動する
結節機構とを備えてあるノッタービル構造のゴム紐結束
機の紐ブレーキにおいて、ゴム紐供給部の紐供給下手側
であり、かつ、ニードルの紐供給上手側の位置における
ゴム紐に巻回接触するガイドローラと、このガイドロー
ラを制動可能な制動部材とを設けるとともに、ニードル
が待機位置にあるときには制動部材がガイドローラに制
動作用せず、かつ、ニードルが突入作動するに伴って制
動部材がガイドローラに制動作用する状態に、ニードル
とシュー部材とを連係する制動機構を設けてあることを
特徴とする。
【0008】 又、制動部材が、ガイドローラに直接
摺接可能なブレーキシューであるとともに、ニードルが
待機位置にあるときにはブレーキシューがガイドローラ
から離間しており、かつ、ニードルの突入作動に伴って
ブレーキシューがガイドローラに摺接するように、ブレ
ーキシューとニードルとをバネを介して連動連結して制
動機構を構成するものでも良い。
【0009】
【作用】特徴構成によれば、紐係止機能が必要となる
ニードルの突入作動時に紐ブレーキを強くできるから、
その突入時以外の状態では前記突入作動時よりも紐ブレ
ーキを弱くできる。故に、前述したように、強いブレー
キ力が必要なときに強いブレーキ力を紐に対して供給で
きるとともに、軽制動機能という軽いブレーキ力が必要
なときに軽いブレーキ力を紐に対して供給できるように
なり、紐係止機能及び軽制動機能の双方共に強化される
ようになる。
【0010】特徴構成によれば、ニードルの突入距離
が増えるに従ってブレーキ力が増え、最大突入位置にお
いてブレーキ力も最大になるとともに、その最大突入状
態からのニードルの戻り距離が増えるに従ってブレーキ
力が減り、待機位置に戻るとブレーキ力が最低となるよ
う作用する。つまり、紐の繰り出しを無くすべく紐を固
定したい結節作動時に最もブレーキ力が強くなり、ニー
ドルが待機位置にあって紐ブレーキ必要の乏しいときに
ブレーキ力が最低になるという、理想に近づいたブレー
キ力の付与状態が得られ、締まりの良い結束状態と、紐
切れ等の結束ミスの無い確実な作動状態の双方の性能を
より向上させることが可能になる。
【0011】
【発明の効果】その結果、請求項1、2記載のいずれの
ゴム紐結束機でも、紐に対するブレーキ力を必要に応じ
て強弱でき、結束ミスのおそれを増やすことなく束締ま
りをきつくでき、より結束性能の向上が図れるようにで
きた。
【0012】又、請求項2記載のゴム紐結束機では、ブ
レーキ力を必要に応じて漸増させたり漸減させたりでき
るという、ブレーキ力の円滑な変化挙動が得られ、上記
効果をより高めることができる利点がある。
【0013】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
〜図3にゴム紐を用いて軟弱野菜等の被結束物aを結束
する汎用結束機を示している。この結束機は、箱体1の
内方に結節機構3を備え、箱体1の外部上方に結束用ゴ
ム紐4を巻回収納した巻紐収納部(ゴム紐供給部に相
当)5と、この巻紐収納部5からゴム紐4を結節機構3
に向けて供給するニードル6とを備えて成り、箱体1上
部の載置面7に沿って被結束物aを人為的に載置供給し
て、結束作動するよう構成してある。
【0014】結節機構3及びニードル6は、図示しない
電動モータからの動力が、一回転クラッチ機構を介して
分岐伝達されて同期駆動するよう伝動系を構成してあ
り、箱体1内部に配置された検出スイッチSW2が載置
面7から上方突出させた作動片27によって被結束物が
所定位置まで移送されたことを検出するか、又は、外部
操作スイッチSW1が操作されると、一回転クラッチ機
構が起動して自動的に結束作動を開始するよう構成して
ある。
【0015】巻紐収納部5は、ニードル支持ケース28
から延設した支持部材35により紐収納ロール36を回
動自在に支持するとともに、紐収納ロール36から繰り
出され、ループ状紐案内杆37により案内される紐を縦
軸芯周りで回動する第1ガイドローラ39により案内
し、横軸芯周りで回動する第2ガイドローラ40に1回
巻き付けた後、ニードル6に供給するよう構成してあ
る。
【0016】結節機構3は、ノッタービル形式に設けら
れ、ゴム紐4の一端を挟持保持するとともに、ニードル
6により供給される新規紐部分と保持されている側の紐
部分とを重ねた状態に設定する紐ホルダー42と、上記
のように重なった両紐部分を巻回して結節作動する結節
ビル43とを備えるとともに、紐ホルダー42と結節ビ
ル43は、夫々の回転駆動軸芯が平行となるように配置
して支持ブラケット44により支持してあり、これらを
駆動する一対のタイミングギア45,46を、前記一回
転クラッチ機構を介して電動モータからの動力が供給さ
れる結節駆動軸21に取付けてある。
【0017】結節ビル43は、固定爪8と、これに対し
て接近離間方向に揺動自在に枢支された可動爪9とを備
え、タイミングギア46による回動操作によって被結束
物aに巻回される紐の両側部分を固定爪8と可動爪9夫
々の外周側に巻回させた後、紐両側部分を固定爪8と可
動爪9によって共に挟み込み、外周巻回紐部分を外方側
に抜き外すことで結節作動を行うよう構成してある。図
5に示すように、固定爪8及び可動爪9により挟みこま
れる紐両側部分を、各爪8,9の挟み込み部分における
基端側〔内奥側〕箇所において挟み込み状態で位置保持
する係止凹部10を形成してある。そして、可動爪9の
長さを、固定爪8の長さよりもゴム紐の径に相当する長
さ、あるいはそれ以上の長さ分だけ短く設定してある。
【0018】結節ビル43の上方側近傍位置に、結節ビ
ル43の紐巻回作動時、即ち、紐ホルダー42により挟
持保持されたゴム紐部分4cと被結束物を巻回した後の
ゴム紐部分4dとを巻回して結び目を形成する際に、各
紐部分4c,4dを所定被作用位置に係止保持するため
の紐案内部材47を設けるとともに、結節ビル43によ
る紐巻回作動終了後に、ニードル6による紐供給方向と
ほぼ直交する方向に紐案内部材47を移動させる移動手
段Aを設けてある。
【0019】詳述すると、図4に示すように、紐案内部
材47は、結節ビル43の上方を覆う板状に設けられ、
被結束物aの移動方向に沿って上記両紐部分が入り込み
係合する係止凹部48を形成し、揺動支持アーム49に
より結節駆動軸21の軸芯方向に沿う軸芯周りで揺動自
在に支持ブラケットに枢支してある。揺動支持アーム4
9はバネ50により上記作用姿勢に向けて揺動付勢する
とともに、結節駆動軸21に設けたカム51にカムフォ
ロア52が接当係合して、上記作用姿勢と結節ビルの上
方位置から退避する姿勢とに亘り揺動移動するようにし
て上記移動手段Aを構成してある。
【0020】又、図5〜図7に示すように、紐案内部材
47の移動に伴って相対移動する互いに係合した溝(凹
部に相当)2を固定爪8外周部分に形成するとともに、
その溝2に係入する折曲げ板(凸部に相当)11を紐案
内部材47の裏面に取付けてある。そして、溝2と折曲
げ板11先端との係合部分が、結節ビル43に巻付いた
紐に対する紐案内部材47の移動方向上手側位置から、
結節ビル43の先細り先端位置まで移動するよう、紐案
内部材47の移動範囲が設定されている。
【0021】以上の構造により、結節ビル43に紐が巻
回された状態で紐案内部材47が退避姿勢に切り換わる
と、折曲げ板11が結節ビル43に巻回された紐におけ
る横紐部分を直接押し引張り作用して、紐が結節ビル4
3から抜け外れて結び目mが形成され、それによって結
節作動が終了するのである。尚、ニードル6の回動軸2
9は、結節ビル43の回転軸芯と紐ホルダー42の回転
軸芯とのほぼ中間の上方に位置するよう配置してあり、
ゴム紐4が結節ビル43と紐ホルダー42とにほぼ均一
したレベルで供給されるようにしてあり、又、ニードル
支持ケース28は傾斜姿勢で設けられ、結節空間を大き
くとれるようにしてある。
【0022】結節ビル43と紐ホルダー42との間に
は、ニードル6の引退作動の際に紐ホルダー42により
一端が保持されたゴム紐4を所定待機位置に規制する紐
案内板57を設けるとともに、この紐案内板57を紐ホ
ルダー42に備えられる紐切断用カッター58の外端回
転軌跡にゴム紐の厚さよりも小さい微小間隔をあけて接
近する状態に配置してある。
【0023】図16、図17に示すように、ダブルロー
ラ構造の第2ガイドローラ40を制動可能な制動部材1
2を設けるとともに、ニードル6が待機位置にあるとき
には制動部材12が第2ガイドローラ40に制動作用せ
ず、かつ、ニードル6が突入作動するに伴って制動部材
12が第2ガイドローラ40に制動作用する状態に、ニ
ードル6と制動部材12とを連係する制動機構Bを設け
てある。
【0024】具体的には、制動部材12は、第2ガイド
ローラ40に巻回されて直接摺接可能なブレーキシュー
12であるとともに、ニードル6が待機位置にあるとき
にはブレーキシュー12が第2ガイドローラ40に圧接
されず(第2ガイドローラ40から離間するに相当)、
かつ、ニードル6の突入作動に伴ってブレーキシュー1
2が第2ガイドローラ40に圧接される(摺接するに相
当)よう、ブレーキシュー12とニードル6とを、巻き
バネ13を介して連動連結して制動機構Bが構成されて
いる。
【0025】つまり、ニードル6が待機位置にあるとき
には、重り部材14の支軸15回りの揺動による自重に
よって巻き紐36に摩擦抵抗を与える摩擦ブレーキ16
と、第1ガイドローラ39への紐巻回による摺接抵抗と
で紐ブレーキが構成されているが、ニードル6が揺動移
動すると、第2ガイドローラ40にブレーキシュー12
が圧接されての制動機構Bによる摩擦抵抗も加わった紐
ブレーキが構成されるようになる。
【0026】そして、その摩擦抵抗はニードル6の待機
位置からの移動量が増えるに連れて増大し、ニードル6
の最大突入位置において最大となるよう変化するのであ
り、紐の係止機能が必要なときにブレーキ力が最大にな
り、強いブレーキ力のいらない軽制動機能が必要となる
ニードル待機状態では最低のブレーキ力になるのであ
る。又、ニードル6の移動に連れてブレーキ力が漸増又
は漸減変化するので、段階的にブレーキ力が変化する場
合に比べて紐やその支持部分へのショックが少なく、紐
切れ等の不都合おそれがなく円滑に紐ブレーキ作用が行
える。
【0027】次に、結束作動手順について説明する。ゴ
ム紐4の端部が紐ホルダー42に挟持保持され、ニード
ル6が上方待機位置にある待機状態から、被結束物aを
載置面7に載置して紐の下方側に沿わせて供給し、被結
束物aが結束作用箇所近くに到ると、被結束物aが検出
スイッチSW2の作動片27に接触して一回転クラッチ
機構が起動する。
【0028】そうすると、図8に示すように、ニードル
6が作動してゴム紐4を結節機構3に向けて供給する。
このとき、第2ガイドローラ40に巻回された紐はニー
ドル6の作動に伴ってさらに巻回される方向に巻き付く
とともに、ブレーキシュー12が第2ガイドローラ40
に圧接され始め、紐の繰り出しに対するブレーキ力が次
第に強くなる。そして、ニードル6が結節ビル43部位
を通過すると、その結節ビル43が回転駆動され始め、
紐ホルダー42により保持される紐部分4cとニードル
6により供給される紐部分4dとを共に巻回して結節作
動を開始する(図9)。尚、このとき、紐案内部材47
は作用位置に設定されているとともに、ブレーキシュー
12による圧接力が増大して、紐の繰り出しが事実上阻
止された状態となっている。
【0029】その後、ニードル6が最大突入位置に到る
と、その時点から紐ホルダー42が回転して両紐部分4
c,4dを揃えて、結節ビル43により巻き取られるよ
う作用する(図10、図11)。このとき、結節ビル4
3に巻回される両紐部分は、係止凹部10において引っ
掛かり係止され、比較的大きな径で結節ビル43の外周
部に巻回されることになる〔図14(イ)参照〕。又、
紐に対するブレーキ力が最大となり、紐の繰り出しは完
全に阻止されている。
【0030】そして、結節ビル43の巻回作動が終了す
ると、紐ホルダー42に備えられた切断カッター58が
紐案内板57に接近して紐部分を切断し、その後、紐案
内部材47が作用姿勢から横側方に揺動し、折曲げ板1
1が固定爪8の溝2に係入した状態で結節ビル43に巻
き付いた巻回紐に直接作用して抜き外し、それによって
結び目mが形成されて結節作動が終了する〔図12〜図
14参照〕。この紐繰り出されのない状態での結節作動
によって、締まりの良い結束状態が得られるようにな
る。
【0031】つまり、溝2と折曲げ板11との係合部分
が、結節ビル43に巻付いた紐に対する紐案内部材47
の移動方向上手側位置から、結節ビル43の先細り先端
位置まで移動するよう、紐案内部材47の移動範囲が設
定されているのである。又、固定爪8外周に凸部11
を、かつ、その凸部11に係合する凹部2を紐案内部材
47下面に夫々形成して結節ビル43に巻回した紐を抜
き取るようにする構造でも良い。
【0032】結節ビル43と紐ホルダー42とを夫々の
駆動軸芯が平行となるように設けられるので、紐ホルダ
ー42による巻回作動時に、結節ビル43との間で位置
決めされる上記両紐部分の姿勢と紐ホルダー42の回動
方向とがほぼ平行となって、挟持用バネ42aの配設部
に巻き付いて結節作動が阻害されることがない。そし
て、ニードルが待機位置に引退する際には、第2ガイド
ローラ40から紐の巻き付きが緩む方向に作用するとと
もに、巻きバネ13の伸び量が次第に減ってブレーキシ
ュー12による摩擦抵抗も減少方向に作用して、引退作
動に伴ってゴム紐4が収納部5から繰り出されるように
なる。
【0033】ところで、図1、図15に示すように、載
置面7は、結節ビル43に上下方向で近接した載置面前
部7Aと、結節ビル43よりも背の高い紐ホルダ42に
上下方向で近接した載置面後部7Bと、被結束物搬送方
向での結節ビル43と紐ホルダ42との間において、載
置面前部7Aと載置面後部7Bとを連続させる上向き面
部7Cとで成る段差面形状に構成されている。
【0034】つまり、載置面前部7Aは、作用姿勢にあ
る紐案内部材47の直上の高さに配置され、載置面後部
7Bは紐ホルダ42の回転軸42j頂部の直上の高さに
配置されており、被結束物aの引っ掛かりの無い円滑な
移動が行えるよう、上向き面部7Cは、載置面前部7A
の裏面と載置面後部7Bの表面とをつなぐ傾斜面に形成
されている。
【0035】上記構造の載置面7によって、被結束物a
がより結節ビル43に近づくようになるため、結束後の
紐の締まりがさらに良く(きつく)なるのであるととも
に、上向き面部7Cの存在によって目視による被結束物
aの位置合わせが行えたり、又、その傾斜如何によって
は、上向き面部7C部位において被結束物aが一旦受け
止められるようになり、移送抵抗による所定の結束位置
の位置合わせ(位置決め)作用が可能になるという利点
もある。
【0036】〔別実施例〕例えば、ニードル6と重り部
材14とをバネを介して連動連結し、ニードル6の突入
移動に連れて巻紐36の摩擦ブレーキを増減させるよう
にして、制動機構Bを構成するものでも良い。又、本実
施例において、第2ガイドローラ40に代えて第1ガイ
ドローラ39をダブルローラ構造とし、この第1ガイド
ローラ39に対してブレーキシュー12が作用するよう
にした制動機構Bでも良い。
【0037】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用結束機の全体斜視図
【図2】汎用結束機の縦断側面図
【図3】汎用結束機の縦断側面図
【図4】紐寄せ部材の駆動カム機構の側面図
【図5】結節ビルの側面図
【図6】固定爪と溝と紐案内部材の折曲げ板との係合状
態を示す断面図
【図7】紐案内部材の斜視図
【図8】結束動作説明図その1
【図9】結束動作説明図その2
【図10】結束動作説明図その3
【図11】結束動作説明図その4
【図12】結束動作説明図その5
【図13】結束動作説明図その6
【図14】結束動作説明図その7
【図15】紐結節機構部分の側面図
【図16】制動機構の構造を示す要部の側面図
【図17】制動機構要部の平面図
【符号の説明】
3 結節機構 5 ゴム紐供給部 6 ニードル 12 制動部材、ブレーキシュー 13 バネ 40 ガイドローラ B 制動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被結束物に結束用のゴム紐を供給するニ
    ードル(6)と、このニードル(6)によって供給され
    るゴム紐で結束作動する結節機構(3)とを備えてある
    ノッタービル構造のゴム紐結束機の紐ブレーキであっ
    て、 ゴム紐供給部(5)の紐供給下手側であり、かつ、前記
    ニードル(6)の紐供給上手側の位置におけるゴム紐に
    巻回接触するガイドローラ(40)と、このガイドロー
    ラ(40)を制動可能な制動部材(12)とを設けると
    ともに、 前記ニードル(6)が待機位置にあるときに
    は前記制動部材(12)が前記ガイドローラ(40)に
    制動作用せず、かつ、前記ニードル(6)が突入作動す
    るに伴って前記制動部材(12)が前記ガイドローラ
    (40)に制動作用する状態に、前記ニードル(6)と
    前記制動部材(12)とを連係する制動機構(B)を設
    けてあるゴム紐結束機の紐ブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記制動部材(12)が、前記ガイドロ
    ーラ(40)に直接摺接可能なブレーキシュー(12)
    であるとともに、前記ニードル(6)が待機位置にある
    ときには前記ブレーキシュー(12)が前記ガイドロー
    ラ(40)から離間しており、かつ、前記ニードル
    (6)の突入作動に伴って前記ブレーキシュー(12)
    が前記ガイドローラ(40)に摺接するように、前記ブ
    レーキシュー(12)と前記ニードル(6)とをバネ
    (13)を介して連動連結して前記制動機構(B)が構
    成されている請求項1に記載のゴム紐結束機の紐ブレー
    キ。
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