JP2000128085A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2000128085A
JP2000128085A JP10306186A JP30618698A JP2000128085A JP 2000128085 A JP2000128085 A JP 2000128085A JP 10306186 A JP10306186 A JP 10306186A JP 30618698 A JP30618698 A JP 30618698A JP 2000128085 A JP2000128085 A JP 2000128085A
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JP
Japan
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tilt
trim
outboard motor
swivel bracket
cylinder
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JP10306186A
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English (en)
Inventor
Akihiro Onoe
昭博 尾上
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/10Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 推力発生時に、チルトトリム装置などに
捩れが極力生じることがないとともに、コンパクトな船
外機を提供する。 【解決手段】 スイベルブラケット(21)が、船外機
本体(1)を揺動自在に支持している。チルトトリム装
置(41)が、このスイベルブラケットをクランプブラ
ケット(11)に対して回動し、船外機本体をチルトお
よびトリムさせている。このチルトトリム装置のシリン
ダーハウジング(42)には、チルトシリンダー部(4
4)およびトリムシリンダー部(43)が形成されてお
り、チルトシリンダー部は、内径および外径がトリムシ
リンダー部よりも小径である。そして、ピストンロッド
(54)がシリンダーハウジング側に引き込まれている
際には、チルトシリンダー部が、スイベルブラケットの
左右の取付リブ(24)の間に挟まれて配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モーターボート、
ヨットや漁船などの小型船舶に搭載される船外機に関
し、特に、船外機をチルトおよびトリムさせるチルトト
リム装置の取付に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機は、船外機本体がスイベルブラケ
ットに左右方向に揺動自在に支持されており、このスイ
ベルブラケットの上端がクランプブラケットに回動自在
に取り付けられている。そして、クランプブラケット
が、小型船舶などに取り付けられている。また、クラン
プブラケットとスイベルブラケットとの間には、スイベ
ルブラケットをクランプブラケットに対して回動させる
チルトトリム装置が設けられており、船外機をチルト
(船外機の傾斜角度を調整すること)およびトリム(船
外機本体を略水平に、はね上げること)させている。チ
ルトトリム装置は、シリンダーハウジングおよび、この
シリンダーハウジングから突出して進退するピストンロ
ッドを具備している。このピストンロッドの上端はスイ
ベルブラケットの取付リブに取り付けられ、一方、シリ
ンダーハウジングの下端がクランプブラケットに取り付
けられている。また、シリンダーハウジングには、チル
トシリンダー部およびトリムシリンダー部が形成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、船外機の推
力すなわちエンジン出力が大きいと、船外機本体の重量
が増大するとともに、推進時において、スイベルブラケ
ットやチルトトリム装置に加わる力が大きくなる。この
力に耐える為に、スイベルブラケットに設けられている
取付リブや、チルトトリム装置のシリンダーハウジング
を大きくすることが必要となる。そして、大きな取付リ
ブと、大きなシリンダーハウジングとが干渉しないよう
に、シリンダーハウジングを取付リブに対して右または
左に偏って配置したり、シリンダーハウジングとスイベ
ルブラケットとの前後方向の間隔を広く確保したりして
いる。この様に、シリンダーハウジングを取付リブに対
して偏って配置すると、船外機の推力により、取付リブ
やチルトトリム装置などに捩れが生じることがあり、補
強する必要がある。また、シリンダーハウジングとスイ
ベルブラケットとの前後方向の間隔を広く確保すると、
船外機の前後方向の幅が大きくなり、船外機が嵩張るこ
とになる。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、推力発生時に、チルトトリム装置などに捩
れが極力生じることがないとともに、コンパクトな船外
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の船外機は、船外
機本体(1)を揺動自在に支持しているスイベルブラケ
ット(21)と、このスイベルブラケットの上端部が回
動自在に取り付けられているクランプブラケット(1
1)と、スイベルブラケットに形成されている左右一対
の取付リブ(24)と、ピストンロッド(54)をシリ
ンダーハウジング(42)の上端から突出させて進退さ
せているとともに、シリンダーハウジングの下端がクラ
ンプブラケットに、また、ピストンロッドの上端がスイ
ベルブラケットの左右の取付リブの間に取り付けられて
いるチルトトリム装置(41)とを備えている。前記シ
リンダーハウジングには、チルトシリンダー部(44)
およびトリムシリンダー部(43)が形成されており、
チルトシリンダー部は、内径および外径がトリムシリン
ダー部よりも小径であり、かつ、トリムシリンダー部よ
りも上側に配置されている。そして、ピストンロッドが
シリンダーハウジング側に引き込まれている際には、チ
ルトシリンダー部が、スイベルブラケットの左右の取付
リブの間に挟まれて配置されている。
【0006】また、チルトシリンダー部の左側または右
側の一方には、リザーバータンク(62)が、チルトシ
リンダー部の左側または右側の他方には、モーター(6
1)が配置されている場合がある。
【0007】さらに、リザーバータンクおよびモーター
が、シリンダーハウジングに取り付けられているととも
に、チルトシリンダー部よりも上側に配置されている場
合がある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる船外機の実
施の一形態を図1ないし図10を用いて説明する。図1
は小型船舶に取り付けられている本発明にかかる船外機
の側面図である。図2はチルトアップ状態での船外機の
要部側面図である。図3は小型船舶側から見たクランプ
ブラケット、スイベルブラケットおよびチルトトリム装
置の図である。図4はチルトトリム装置の斜視図であ
る。図5は図3の V-V断面におけるスイベルブラケット
の断面図である。図6は図3の VI-VI断面におけるスイ
ベルブラケットの断面図である。図7はチルトシリンダ
ー部と取付リブとの取付状態を示す斜視図である。図8
はチルトトリム装置の説明図で、(a)がピストンロッ
ドが引き込まれている状態での断面図、(b)が中間の
トリム状態での断面図である。図9はチルトトリム装置
の説明図で、(a)が最大トリム状態での断面図、
(b)がチルトアップ状態での断面図である。図10は
チルトトリム装置の油圧回路図である。なお、図10に
おいて、三方切換弁69は中立状態で図示されている。
【0009】まず初めに、船外機の全体構造を説明す
る。図1において、船外機の本体1は、上側から順番に
アッパーカウリング2、ロワーカウリング3、アッパー
ケーシング4およびロワーケーシング5からなるハウジ
ングで覆われている。このアッパーカウリング2および
ロワーカウリング3からなるカウリング内に、エンジン
9が設けられている。また、ロワーケーシング5の後端
部には、プロペラ10が回転自在に取り付けられ、エン
ジン9により駆動されている。
【0010】船外機のクランプブラケット11は、互い
に間隔を有して配置されている左右一対の取付台座12
からなり、この取付台座12が、クランプハンドルやボ
ルトなどで、小型船舶のトランサム14などに取り付け
られて固定される。そして、各取付台座12の後面に
は、補強リブ16が後方に向かって突出して形成されて
いる。この補強リブ16は、上下方向に延在していると
ともに、左右の補強リブ16の間隔は上側が大きく、下
側が小さくなっている。左右の取付台座12の下端部同
士の間には、シリンダーハウジング用ピン17が掛け渡
されている。
【0011】また、クランプブラケット11の後方に
は、スイベルブラケット21が配置され、このスイベル
ブラケット21の上端部は、略水平な回動軸22により
クランプブラケット11に回動自在に支持されている。
そして、この回動軸22を中心として、スイベルブラケ
ット21は、図1に図示する状態から図2に図示する状
態へ、下端が上方に回動することができる。スイベルブ
ラケット21の中央部には、上下方向に延在する支持パ
イプ23が一体に形成されている。また、スイベルブラ
ケット21の前面には、左右一対の取付リブ24が前方
に突出して設けられている。この左右の取付リブ24間
に、ピストンロッド用ピン26が掛け渡されている。
【0012】スイベルブラケット21の支持パイプ23
には、ピボット軸29が回動可能に挿入されている。こ
のピボット軸29の下端は、支持パイプ23から下方に
突出し、ロワーマウント31を介して船外機本体1に取
り付けられている。一方、ピボット軸29の上端は、支
持パイプ23から上方に突出し、アッパーマウント32
を介して船外機本体1に取り付けられている。さらに、
ピボット軸29の上端は前方に延在して、ステアリング
ブラケット33が設けられている。この様に、船外機本
体1はロワーマウント31およびアッパーマウント32
を介してピボット軸29に取り付けられており、このピ
ボット軸29が、支持パイプ23に対して回動すること
により、左右方向に揺動すなわち操舵することができ
る。
【0013】スイベルブラケット21とクランプブラケ
ット11との間には、チルトトリム装置41が配置され
ている。チルトトリム装置41のシリンダーハウジング
42は、下部にトリムシリンダー部43が、上部にチル
トシリンダー部44が形成されており、トリムシリンダ
ー部43の方が、チルトシリンダー部44よりも、内径
および外径が大径である。そして、図6および図7に図
示する様に、小径のチルトシリンダー部44は、上端部
が部分的に、左右の取付リブ24の間に挟まれた状態と
なることができる。また、シリンダーハウジング42の
下端部には、ピン孔45が形成され、このピン孔45に
は、クランプブラケット11のシリンダーハウジング用
ピン17が挿入されている。そして、トリムシリンダー
部43の内部とチルトシリンダー部44の内部とは連通
している。トリムシリンダー部43内には、トリムピス
トン46が摺動可能に設けられ、一方、チルトシリンダ
ー部44内には、チルトピストン47が摺動可能に設け
られている。このチルトピストン47は下部が、トリム
シリンダー部43内に突出可能である。トリムピストン
46の中央部には、貫通孔51が形成され、この貫通孔
51は、チルトピストン47の下面がトリムピストン4
6の上面に当接した際には、チルトピストン47で略液
密に閉じられている。また、チルトピストン47の上側
には、フリーピストン53がチルトシリンダー部44内
に摺動可能に設けられ、このフリーピストン53にピス
トンロッド54が取り付けられている。このピストンロ
ッド54は、上部がシリンダーハウジング42から突出
しており、ピストンロッド54の上端部のピン孔56に
は、スイベルブラケット21のピストンロッド用ピン2
6が挿入されている。
【0014】シリンダーハウジング42には、ポンプ6
0、モーター61およびリザーバータンク62が取り付
けられている。モーター61は、ポンプ60を駆動して
いるとともに、ポンプ60の上側にボルト止めなどで一
体に配置されている。また、このポンプ60およびモー
ター61はチルトシリンダー部44の左側(すなわち左
舷側、また、図4においては右側)に、リザーバータン
ク62はチルトシリンダー部44の右側に配置されてい
る。
【0015】ついで、チルトトリム装置41の油圧回路
について説明する。ポンプ60は可逆式のポンプで、上
昇用吐出口66と下降用吐出口67を具備している。こ
の上昇用吐出口66および下降用吐出口67は、各々逆
止弁68を介してリザーバータンク62に接続されてい
るとともに、三方切換弁69に接続されている。そし
て、シリンダーハウジング42には、トリムシリンダー
部43の下端部に上昇用流入口71が、また、トリムシ
リンダー部43の上端部にリザーバー用ポート72が、
さらに、チルトシリンダー部44の上端部に下降用流入
口73が形成されている。上昇用流入口71は上昇用流
路76を介して三方切換弁69に接続され、下降用流入
口73は下降用流路77を介して三方切換弁69に接続
されている。また、上昇用流路76は、リリーフ弁78
を介してリザーバータンク62に接続されている。リザ
ーバー用ポート72は、リザーバータンク62にリザー
バー流路79を介して接続されている。フリーピストン
53には、アブソーバー弁81が設けられている。そし
て、船外機本体1に物が衝突したりして、ピストンロッ
ド54に大きな外力が加わった際に、アブソーバー弁8
1が作動して、この外力の衝撃を吸収している。
【0016】この様に構成されているチルトトリム装置
41で、船外機本体1をチルトさせたり、トリムさせた
りしている。図1および図8(a)におけるピストンロ
ッド54が引き込まれている状態から、チルトアップさ
せる際には、可逆ポンプ60を正転稼働して、上昇用吐
出口66から油を吐出させ、三方切換弁69を図10に
おいて左側に移動させて、上昇用吐出口66を上昇用流
路76に接続させる。すると、吐出された油は、図10
の矢印で図示する様に、上昇用流路76を通り、上昇用
流入口71を介してトリムシリンダー部43内に流入し
て、トリムピストン46を上昇させている。そして、所
望の位置になると、モーター61への通電を停止してポ
ンプ60を停止させる。すると、三方切換弁69は中立
位置に戻り、トリムピストン46を固定している。この
様にして、図8(b)に図示する様に、船外機本体1を
所定のトリムに固定することができる。
【0017】ついで、チルトアップする際には、モータ
ー61によりポンプ60を正転させて、上昇用流入口7
1からトリムシリンダー部43内に油を流入させる。す
ると、図8(b)の状態からさらに、トリムピストン4
6が最大上昇位置まで上昇し、図9(a)に図示する状
態となる。そして、トリムピストン46の上昇は止まる
が、油がトリムピストン46の貫通孔51を通ってチル
トピストン47を押圧しているので、チルトピストン4
7は上昇し続ける。そして、図2および図9(b)に図
示する様に、チルトアップされた状態となる。ところ
で、トリムの際には、船外機本体1からの比較的大きな
推力がトリムピストン46に加わるため、トリムピスト
ン46は大径となっている。一方、チルトの際には、船
外機本体1の重力がチルトピストン47に加わる。この
船外機本体1の重力は推力よりも小さいので、チルトピ
ストン47はトリムピストン46よりも小径となってい
る。
【0018】チルトダウンおよびトリムダウンする際に
は、モーター61によりポンプ60を反転させて回転
し、下降用吐出口67から油を吐出している。
【0019】前述のように、実施の形態においては、ピ
ストンロッド54が引き込まれている状態では、チルト
シリンダー部44がスイベルブラケット21の左右の取
付リブ24に挟まれた状態で配置されている。したがっ
て、チルトシリンダー部44と取付リブ24とが干渉す
ることがなく、取付リブ24の前方への突出量を大きく
して強度を向上させることができる。また、ピストンロ
ッド54の上端部と取付リブ24とを連結しているピス
トンロッド用ピン26などに捩れが生じることを極力防
止することができる。
【0020】また、取付リブ24は支持パイプ23の左
右両側に配置されている。したがって、船外機本体1か
ら加わる推力の方向と、ピストンロッド54の軸線と
が、左右方向においてズレることを極力小さくすること
ができる。その結果、船外機本体1からの推力を円滑に
小型船舶などに伝達することができる。
【0021】さらに、クランプブラケット11の左右両
側の補強リブ16は、左右の間隔が上側が下側よりも大
きくなっている。そして、シリンダーハウジング42の
下端部が取り付けられているシリンダーハウジング用ピ
ン17は、両端部が補強リブ16の下部に取り付けられ
ており、このシリンダーハウジング用ピン17が取り付
けられている付近では、補強リブ16同士の間隔が小さ
くなっている。したがって、シリンダーハウジング用ピ
ン17の長さが短くなり、曲げ強度が向上する。一方、
補強リブ16の上部は、補強リブ16同士の間隔が広く
なっており、リザーバータンク62、ポンプ60やモー
ター61などの部材を配置するスペースを確保すること
ができる。
【0022】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)モーター61およびリザーバータンク62は、一
方がチルトシリンダー部44の右側で、他方がチルトシ
リンダー部44の左側に配置されていれば良い。
【0023】(2)前記実施の形態においては、左右の
取付リブ24はチルトシリンダー部44の後部を部分的
に挟んで配置されているが、チルトシリンダー部44の
上部の略全体を挟んで配置することも可能である。 (3)リザーバータンク62、ポンプ60やモーター6
1は必ずしも、シリンダーハウジング42に取り付けら
れている必要はない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、チルトトリム装置で船
外機本体をチルトおよびトリムさせることができ、この
チルトトリム装置の小径のチルトシリンダー部がトリム
シリンダー部よりも上側に配置されているとともに、ピ
ストンロッドがシリンダーハウジング側に引き込まれて
いる際には、チルトシリンダー部が、スイベルブラケッ
トの左右の取付リブの間に挟まれて配置されている。し
たがって、取付リブを前後方向に大きくしても、チルト
シリンダー部と干渉することがない。その結果、スイベ
ルブラケットとクランプブラケットとの前後方向の間隔
を小さくすることができ、船外機をコンパクトとするこ
とができる。また、ピストンロッドの上部が、左右の取
付リブの間に取り付けられており、船外機本体から大き
な推力が加わった際にも、チルトシリンダー部や取付リ
ブなどに捩れが生じることを極力少なくすることができ
る。
【0025】また、チルトシリンダー部を挟んで、リザ
ーバータンクとモーターとが左右に振り分けて配置され
ている場合には、船外機の左右の重量バランスが良くな
り、船外機の運搬や取扱が容易となる。
【0026】さらに、リザーバータンクおよびモーター
が、シリンダーハウジングに取り付けられているととも
に、チルトシリンダー部よりも上側に配置されている場
合がある。この様な場合には、リザーバータンク、モー
ターおよびシリンダーハウジングがユニット化され、ク
ランプブラケットやスイベルブラケットへの取付作業が
容易となる。また、シリンダーハウジングの下端をクラ
ンプブラケットに取り付ける際に、リザーバータンクや
モーターなどが作業の妨げになることが減少する。しか
も、シリンダーハウジングをクランプブラケットに取り
付けるシリンダーハウジング用ピンや補強リブなどの取
付部材の配置スペースを容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は小型船舶に取り付けられている本発明に
かかる船外機の側面図である。
【図2】図2はチルトアップ状態での船外機の要部側面
図である。
【図3】図3は小型船舶側から見たクランプブラケッ
ト、スイベルブラケットおよびチルトトリム装置の図で
ある。
【図4】図4はチルトトリム装置の斜視図である。
【図5】図5は図3の V-V断面におけるスイベルブラケ
ットの断面図である。
【図6】図6は図3の VI-VI断面におけるスイベルブラ
ケットの断面図である。
【図7】図7はチルトシリンダー部と取付リブとの取付
状態を示す斜視図である。
【図8】図8はチルトトリム装置の説明図で、(a)が
ピストンロッドが引き込まれている状態での断面図、
(b)が中間のトリム状態での断面図である。
【図9】図9はチルトトリム装置の説明図で、(a)が
最大トリム状態での断面図、(b)がチルトアップ状態
での断面図である。
【図10】図10はチルトトリム装置の油圧回路図であ
る。
【符号の説明】
1 船外機本体 11 クランプブラケット 21 スイベルブラケット 24 スイベルブラケットの取付リブ 41 チルトトリム装置 42 シリンダーハウジング 43 トリムシリンダー部 44 チルトシリンダー部 54 ピストンロッド 61 モーター 62 リザーバータンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船外機本体を揺動自在に支持しているス
    イベルブラケットと、 このスイベルブラケットの上端部が回動自在に取り付け
    られているクランプブラケットと、 スイベルブラケットに形成されている左右一対の取付リ
    ブと、 ピストンロッドをシリンダーハウジングの上端から突出
    させて進退させているとともに、シリンダーハウジング
    の下端がクランプブラケットに、また、ピストンロッド
    の上端がスイベルブラケットの左右の取付リブの間に取
    り付けられているチルトトリム装置とを備えた船外機で
    あって、 前記シリンダーハウジングには、チルトシリンダー部お
    よびトリムシリンダー部が形成されており、チルトシリ
    ンダー部は、内径および外径がトリムシリンダー部より
    も小径であり、かつ、トリムシリンダー部よりも上側に
    配置されており、 ピストンロッドがシリンダーハウジング側に引き込まれ
    ている際には、チルトシリンダー部が、スイベルブラケ
    ットの左右の取付リブの間に挟まれて配置されているこ
    とを特徴としている船外機。
  2. 【請求項2】 チルトシリンダー部の左側または右側の
    一方には、リザーバータンクが、 チルトシリンダー部の左側または右側の他方には、モー
    ターが配置されていることを特徴としている請求項1記
    載の船外機。
  3. 【請求項3】 リザーバータンクおよびモーターが、シ
    リンダーハウジングに取り付けられているとともに、チ
    ルトシリンダー部よりも上側に配置されていることを特
    徴としている請求項1または2記載の船外機。
JP10306186A 1998-10-27 1998-10-27 船外機 Pending JP2000128085A (ja)

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Cited By (2)

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