JP2000127850A - 車両外情報検知装置 - Google Patents
車両外情報検知装置Info
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- JP2000127850A JP2000127850A JP10300823A JP30082398A JP2000127850A JP 2000127850 A JP2000127850 A JP 2000127850A JP 10300823 A JP10300823 A JP 10300823A JP 30082398 A JP30082398 A JP 30082398A JP 2000127850 A JP2000127850 A JP 2000127850A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型カメラのみまたはサイドミラーのみから
の情報だけでは、車体両側及び後方の安全を十分に確認
できない。 【解決手段】 車体１の両側に設けられたサイドミラー
２に、車体の両側及び後方の情報を映像として検知する
小型カメラ７を組み込むと共に、上記小型カメラ７が検
知した情報を、運転者の前方に設けた表示手段に映像と
して表示するようにしたもので、小型カメラ７からの情
報とサイドミラー２からの情報により車体１両側及び後
方の安全が確認できるため、安全運転の一層の向上が図
れる。
の情報だけでは、車体両側及び後方の安全を十分に確認
できない。 【解決手段】 車体１の両側に設けられたサイドミラー
２に、車体の両側及び後方の情報を映像として検知する
小型カメラ７を組み込むと共に、上記小型カメラ７が検
知した情報を、運転者の前方に設けた表示手段に映像と
して表示するようにしたもので、小型カメラ７からの情
報とサイドミラー２からの情報により車体１両側及び後
方の安全が確認できるため、安全運転の一層の向上が図
れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はサイドミラーに設
置した検知手段により車両外の各種情報を検知して運転
者へ伝達する車両外情報検知装置に関する。
置した検知手段により車両外の各種情報を検知して運転
者へ伝達する車両外情報検知装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に自動車などの車両を運転する場
合、運転者は車体両側に設けられたサイドミラーにより
車体両側及び後方の安全を確認し、また室内に設けられ
たバックミラー（ルームミラー）により車体後方の安全
を確認しながら車両の運転をしている。
合、運転者は車体両側に設けられたサイドミラーにより
車体両側及び後方の安全を確認し、また室内に設けられ
たバックミラー（ルームミラー）により車体後方の安全
を確認しながら車両の運転をしている。
【０００３】しかしこの方法では、サイドミラーやバッ
クミラーの位置によって視界が制限されるため、安全確
認には不十分であると共に、降雨中の運転に際しては、
雨滴がサイドミラーやリヤウインドに付着するため、サ
イドミラーやバックミラーが見えにくくなって、安全確
認がさらに不十分となるなどの不具合がある。
クミラーの位置によって視界が制限されるため、安全確
認には不十分であると共に、降雨中の運転に際しては、
雨滴がサイドミラーやリヤウインドに付着するため、サ
イドミラーやバックミラーが見えにくくなって、安全確
認がさらに不十分となるなどの不具合がある。
【０００４】かかる不具合を改善するため、例えば実開
平５−５４０８５号公報で、車体の前部両側に設けた小
型カメラにより車体の両側及び後方を撮影し、得られた
映像を運転席前方に設けた表示手段に表示するようにし
た「小型カメラを搭載した自動車」が提案されている。
平５−５４０８５号公報で、車体の前部両側に設けた小
型カメラにより車体の両側及び後方を撮影し、得られた
映像を運転席前方に設けた表示手段に表示するようにし
た「小型カメラを搭載した自動車」が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報のもの
では、運転席前方の表示手段に表示された映像を運転者
が見て、車体両側及び後方の状況を把握しなければなら
ず、サイドミラーやバックミラーより状況を把握する場
合に比べて遠近感が判別しにくいなどの不具合がある。
では、運転席前方の表示手段に表示された映像を運転者
が見て、車体両側及び後方の状況を把握しなければなら
ず、サイドミラーやバックミラーより状況を把握する場
合に比べて遠近感が判別しにくいなどの不具合がある。
【０００６】また小型カメラは撮影範囲に制限があるた
め、死角を少なくするのに、標準レンズと広角レンズの
切換えを行ったり、小型カメラを回動するなどの機構が
必要となり、装置が複雑かつ高価となると共に、車両運
転中にこれらの操作を行った場合、安全性が損なわれる
などの不具合もある。
め、死角を少なくするのに、標準レンズと広角レンズの
切換えを行ったり、小型カメラを回動するなどの機構が
必要となり、装置が複雑かつ高価となると共に、車両運
転中にこれらの操作を行った場合、安全性が損なわれる
などの不具合もある。
【０００７】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、検知手段により車体両側や後方
の情報を検知し、得られた情報を運転者に伝達するよう
にした車両外情報検知手段を提供して、より安全に車両
を運転できるようにすることを目的とするものである。
ためになされたもので、検知手段により車体両側や後方
の情報を検知し、得られた情報を運転者に伝達するよう
にした車両外情報検知手段を提供して、より安全に車両
を運転できるようにすることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、車体の両側に設けられたサイドミラーに、
小型カメラや音響センサ、赤外線センサなどの検知手段
を組み込んで、これら検知手段が検知した車両外の情報
を、映像や音声により運転者へ伝達するようにしたもの
で、運転者はこれら情報と、サイドミラーからの情報を
基に車体両側及び後方の安全を確認しながら車両を運転
することができるため、安全運転の向上が図れるように
なる。
成するため、車体の両側に設けられたサイドミラーに、
小型カメラや音響センサ、赤外線センサなどの検知手段
を組み込んで、これら検知手段が検知した車両外の情報
を、映像や音声により運転者へ伝達するようにしたもの
で、運転者はこれら情報と、サイドミラーからの情報を
基に車体両側及び後方の安全を確認しながら車両を運転
することができるため、安全運転の向上が図れるように
なる。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明の請求項１に記載の発明
は、車体の両側に設けられたサイドミラーに、車体の両
側及び後方の情報を映像として検知する小型カメラを組
み込むと共に、上記小型カメラが検知した情報を、運転
者の前方に設けた表示手段に映像として表示するように
したものである。
は、車体の両側に設けられたサイドミラーに、車体の両
側及び後方の情報を映像として検知する小型カメラを組
み込むと共に、上記小型カメラが検知した情報を、運転
者の前方に設けた表示手段に映像として表示するように
したものである。
【００１０】上記構成により、表示手段に表示された車
体両側及び後方の映像と、サイドミラーからの映像によ
り、車体両側及び後方の情報を容易に得ることができ
る。
体両側及び後方の映像と、サイドミラーからの映像によ
り、車体両側及び後方の情報を容易に得ることができ
る。
【００１１】この発明の請求項２に記載の発明は、車体
後部に、車体の後方の情報を検知するリア小型カメラを
設置して、このリア小型カメラと、サイドミラーに組み
込まれた小型カメラが検知した車体両側及び後方の情報
を連続した映像として表示手段に表示するようにしたも
のである。
後部に、車体の後方の情報を検知するリア小型カメラを
設置して、このリア小型カメラと、サイドミラーに組み
込まれた小型カメラが検知した車体両側及び後方の情報
を連続した映像として表示手段に表示するようにしたも
のである。
【００１２】上記構成により、サイドミラーに組み込ま
れた小型カメラからの車体両側の情報と、リア小型カメ
ラからの車体後方の情報が表示手段を見ることによって
同時に得られると共に、前方を見ている目線を変化させ
ずに車外の情報が得られるようになる。
れた小型カメラからの車体両側の情報と、リア小型カメ
ラからの車体後方の情報が表示手段を見ることによって
同時に得られると共に、前方を見ている目線を変化させ
ずに車外の情報が得られるようになる。
【００１３】この発明の請求項３に記載の発明は、映像
の表示手段を、フロントウインドに設けられた反射スク
リーンと、この反射スクリーンに映像を投影する投影手
段または映像を表示するテレビモニタより構成したもの
である。
の表示手段を、フロントウインドに設けられた反射スク
リーンと、この反射スクリーンに映像を投影する投影手
段または映像を表示するテレビモニタより構成したもの
である。
【００１４】上記構成により、運転席の前方に設けられ
たダッシュボードの少ないスペースに容易に表示手段を
組み込むことができる。
たダッシュボードの少ないスペースに容易に表示手段を
組み込むことができる。
【００１５】この発明の請求項４に記載の発明は、車体
の両側に設けられたサイドミラーに、車体の両側及び後
方の情報を音声として検知する音響センサを組み込むと
共に、上記音響センサが検知した情報を、運転者の近傍
に設置された接近表示手段より音声として出力するよう
にしたものである。
の両側に設けられたサイドミラーに、車体の両側及び後
方の情報を音声として検知する音響センサを組み込むと
共に、上記音響センサが検知した情報を、運転者の近傍
に設置された接近表示手段より音声として出力するよう
にしたものである。
【００１６】上記構成により、車両の後方よりバイク等
が接近した場合、運転者に音声でバイク等が接近したこ
とを報知するため、不用意に開いたドアにバイク等が衝
突するのを未然に防止することができる。
が接近した場合、運転者に音声でバイク等が接近したこ
とを報知するため、不用意に開いたドアにバイク等が衝
突するのを未然に防止することができる。
【００１７】この発明の請求項５に記載の発明は、音響
センサが検知した音声情報より接近する物体を認識し、
接近表示手段より音声として出力すると同時に、車両の
ドアを自動ロックするようにしたものである。
センサが検知した音声情報より接近する物体を認識し、
接近表示手段より音声として出力すると同時に、車両の
ドアを自動ロックするようにしたものである。
【００１８】上記構成により、車両の後方よりバイク等
が接近した場合、運転者に音声でバイク等が接近したこ
とを報知するため、不用意に開放して事故を起すのを未
然に防止することができる。
が接近した場合、運転者に音声でバイク等が接近したこ
とを報知するため、不用意に開放して事故を起すのを未
然に防止することができる。
【００１９】この発明の請求項６に記載の発明は、車内
の騒音を検知する音響センサを設けて、この音響センサ
が検知した車内騒音に応じて、接近表示手段や、音響機
器の音量を自動調整するようにしたものである。
の騒音を検知する音響センサを設けて、この音響センサ
が検知した車内騒音に応じて、接近表示手段や、音響機
器の音量を自動調整するようにしたものである。
【００２０】上記構成により、車両の走行速度や走行中
の路面の状態などから車内の騒音状態が変化しても、騒
音に応じて接近表示手段より出力される音声の音量や音
響機器の音量が自動調整されるため、接近表示手段や音
響機器からの音声が聞きやすいと共に、運転者が騒音の
状態に応じて音量を調整する必要がないので、運転に集
中することができる。
の路面の状態などから車内の騒音状態が変化しても、騒
音に応じて接近表示手段より出力される音声の音量や音
響機器の音量が自動調整されるため、接近表示手段や音
響機器からの音声が聞きやすいと共に、運転者が騒音の
状態に応じて音量を調整する必要がないので、運転に集
中することができる。
【００２１】この発明の請求項７に記載の発明は、車体
の両側に設けられたサイドミラーに、車体の両側及び後
方の情報を赤外線で検知する赤外線センサを設けると共
に、赤外線センサが検知した情報を、運転者の近傍に設
置された接近表示手段より音声として出力するようにし
たものである。
の両側に設けられたサイドミラーに、車体の両側及び後
方の情報を赤外線で検知する赤外線センサを設けると共
に、赤外線センサが検知した情報を、運転者の近傍に設
置された接近表示手段より音声として出力するようにし
たものである。
【００２２】上記構成により、車両に人間などが接近す
ると、赤外線センサがこれを検知して、運転者に人間な
どが接近したのを音声で報知するため、不用意に開いた
ドアに人間などが衝突するのを未然に防止することがで
きる。
ると、赤外線センサがこれを検知して、運転者に人間な
どが接近したのを音声で報知するため、不用意に開いた
ドアに人間などが衝突するのを未然に防止することがで
きる。
【００２３】この発明の請求項８に記載の発明は、赤外
線センサが検知した情報より接近する物体を認識し、接
近表示手段より音声として出力すると同時に、車両のド
アを自動ロックするようにしたものである。
線センサが検知した情報より接近する物体を認識し、接
近表示手段より音声として出力すると同時に、車両のド
アを自動ロックするようにしたものである。
【００２４】上記構成により、車両に人間などが接近す
ると、赤外線センサがこれを検知して、運転者に人間な
どが接近したのを音声で報知すると同時に、ドアが自動
ロックされるため、不用意に開いたドアに人間などが衝
突するのを未然に防止することができる。
ると、赤外線センサがこれを検知して、運転者に人間な
どが接近したのを音声で報知すると同時に、ドアが自動
ロックされるため、不用意に開いたドアに人間などが衝
突するのを未然に防止することができる。
【００２５】以下この発明の実施の形態を図面を参照し
て詳述する。
て詳述する。
【００２６】図１はこの発明の第１の実施の形態を示す
車両の平面図、図２は運転席より見たフロントウインド
付近の正面図、図３は検知装置のブロック図を示す。
車両の平面図、図２は運転席より見たフロントウインド
付近の正面図、図３は検知装置のブロック図を示す。
【００２７】図１において１は乗用車などの車両の車体
で、前部両側にサイドミラー２が、また運転席（図示せ
ず）前方の上部にバックミラー３が設けられている。
で、前部両側にサイドミラー２が、また運転席（図示せ
ず）前方の上部にバックミラー３が設けられている。
【００２８】４は運転席前方に設けられたフロントウイ
ンド、５はフロントウインド４の下方に設けられたダッ
シュボードで、このダッシュボード５に速度計などの計
器類６が設けられている。
ンド、５はフロントウインド４の下方に設けられたダッ
シュボードで、このダッシュボード５に速度計などの計
器類６が設けられている。
【００２９】また上記各サイドミラー２の鏡面２ａ側に
は、サイドミラー２の視野を妨げない、例えば外側に寄
った位置に、超小型ビデオカメラなどの小型カメラ７が
組込まれていて、これら小型カメラ７により車体１両側
及び後方を撮像できるようになっている。
は、サイドミラー２の視野を妨げない、例えば外側に寄
った位置に、超小型ビデオカメラなどの小型カメラ７が
組込まれていて、これら小型カメラ７により車体１両側
及び後方を撮像できるようになっている。
【００３０】そして上記左右小型カメラ７で撮像された
映像は、車体１内に設置された映像増幅器８により増幅
された後プロジェクタなどの投影手段９へ送られるよう
になっている。
映像は、車体１内に設置された映像増幅器８により増幅
された後プロジェクタなどの投影手段９へ送られるよう
になっている。
【００３１】上記投影手段９は例えばダッシュボード５
の左右に埋め込まれていて、フロントウインド４の左右
内面に貼着された半透明の反射スクリーン１０の左側反
射スクリーン１０ａに、左側の小型カメラ７が撮像した
映像を投影し、右側の反射スクリーン１０ｂに、右側の
小型カメラ７が撮像した映像を投影するように構成され
ている。
の左右に埋め込まれていて、フロントウインド４の左右
内面に貼着された半透明の反射スクリーン１０の左側反
射スクリーン１０ａに、左側の小型カメラ７が撮像した
映像を投影し、右側の反射スクリーン１０ｂに、右側の
小型カメラ７が撮像した映像を投影するように構成され
ている。
【００３２】次に上記構成された第１の実施の形態にな
る車両外情報検知装置の作用を説明すると、車両走行中
はサイドミラー２に設けられた左右の小型カメラ７が車
体１の両側及び後方を撮像して、左側の小型カメラ７で
撮像された映像は、ダッシュボード５の左側に設置され
た投影手段９へ送られて、フロントウインド４の左側に
設けられた左側の反射スクリーンン１０ａに、そして右
側の小型カメラ７で撮像された映像は、ダッシュボード
５の右側に設置された投影手段９へ送られて、フロント
ウインド４の右側に設けられた反射スクリーン１０ｂに
それぞれ投影される。
る車両外情報検知装置の作用を説明すると、車両走行中
はサイドミラー２に設けられた左右の小型カメラ７が車
体１の両側及び後方を撮像して、左側の小型カメラ７で
撮像された映像は、ダッシュボード５の左側に設置され
た投影手段９へ送られて、フロントウインド４の左側に
設けられた左側の反射スクリーンン１０ａに、そして右
側の小型カメラ７で撮像された映像は、ダッシュボード
５の右側に設置された投影手段９へ送られて、フロント
ウインド４の右側に設けられた反射スクリーン１０ｂに
それぞれ投影される。
【００３３】これによって運転者は左右反射スクリーン
１０ａ，１０ｂの映像を見ることにより、車体１両側や
後方の情報が容易に得られるようになると共に、サイド
ミラー２やバックミラー３より反射される映像も併せて
見ることにより、遠近感などの情報も得られるため、車
体１両側及び後方の安全確認が容易かつ確実に行えるよ
うになる。
１０ａ，１０ｂの映像を見ることにより、車体１両側や
後方の情報が容易に得られるようになると共に、サイド
ミラー２やバックミラー３より反射される映像も併せて
見ることにより、遠近感などの情報も得られるため、車
体１両側及び後方の安全確認が容易かつ確実に行えるよ
うになる。
【００３４】また降雨中の運転の際に、サイドガラスや
サイドミラー２に雨滴が付着して、サイドミラー２が見
えにくくなっても、左右反射スクリーン１０ａ，１０ｂ
に投影された映像により、車体１両側及び後方の安全確
認が行えるため、降雨中でも安全に車両を運転すること
ができるようになる。
サイドミラー２に雨滴が付着して、サイドミラー２が見
えにくくなっても、左右反射スクリーン１０ａ，１０ｂ
に投影された映像により、車体１両側及び後方の安全確
認が行えるため、降雨中でも安全に車両を運転すること
ができるようになる。
【００３５】なお上記第１の実施の形態では、サイドミ
ラー２に小型カメラ７を組込んで、車体１両側及び後方
の情報を映像として運転者に伝達するようにしたが、図
４ないし図６に示す第２の実施の形態のように、音響セ
ンサ１２により車外の情報を取込んで、運転者に伝達す
るようにしてもよい。
ラー２に小型カメラ７を組込んで、車体１両側及び後方
の情報を映像として運転者に伝達するようにしたが、図
４ないし図６に示す第２の実施の形態のように、音響セ
ンサ１２により車外の情報を取込んで、運転者に伝達す
るようにしてもよい。
【００３６】次に上記第２の実施の形態を説明する。
【００３７】なお上記第１の実施の形態と同一部分は、
同一符号を付してその説明は省略する。
同一符号を付してその説明は省略する。
【００３８】これは第３の実施の形態以下の実施の形態
についても同様である。
についても同様である。
【００３９】上記第２の実施の形態では、車体１の両側
に設けられた左右サイドミラー２の外側端にマイクロホ
ンよりなる音響センサ１２をそれぞれ組み込んで、これ
ら音響センサ１２により車体１両側の音声を情報として
検知するようになっている。左右の音響センサ１２によ
り検知された音声情報は、音声増幅器１３によりそれぞ
れ増幅されて、音声認識手段１４へ送られるようになっ
ている。
に設けられた左右サイドミラー２の外側端にマイクロホ
ンよりなる音響センサ１２をそれぞれ組み込んで、これ
ら音響センサ１２により車体１両側の音声を情報として
検知するようになっている。左右の音響センサ１２によ
り検知された音声情報は、音声増幅器１３によりそれぞ
れ増幅されて、音声認識手段１４へ送られるようになっ
ている。
【００４０】上記音声認識手段１４はマイクロコンピュ
ータにより構成されていて、予め自動車やオートバイな
どの車両、踏み切り等の警報音などの音声が音声情報と
してメモリに記憶されており、これら音声情報と上記音
響センサ１２が検知した音声情報を比較して、これらの
音声情報が何の情報であるかを瞬時に判定し、運転席前
方のダッシュボード５に設けられた接近表示手段１５に
音声で表示（発声）するようになっている。
ータにより構成されていて、予め自動車やオートバイな
どの車両、踏み切り等の警報音などの音声が音声情報と
してメモリに記憶されており、これら音声情報と上記音
響センサ１２が検知した音声情報を比較して、これらの
音声情報が何の情報であるかを瞬時に判定し、運転席前
方のダッシュボード５に設けられた接近表示手段１５に
音声で表示（発声）するようになっている。
【００４１】また上記音声認識手段１４の出力側には、
接近表示手段１５より発生される音声の大きさを調整す
る音量コントロール回路１６及びドアのオートロック回
路１７が接続されている。
接近表示手段１５より発生される音声の大きさを調整す
る音量コントロール回路１６及びドアのオートロック回
路１７が接続されている。
【００４２】次に上記構成された第２の実施の形態にな
る車両外情報検知装置の作用を説明する。車両の運転中
は、サイドミラー２に組み込まれた音響センサ１２が車
体１両側や両側前後方の音声を情報として検知し、音声
認識手段１４へ送る。
る車両外情報検知装置の作用を説明する。車両の運転中
は、サイドミラー２に組み込まれた音響センサ１２が車
体１両側や両側前後方の音声を情報として検知し、音声
認識手段１４へ送る。
【００４３】いま音響センサ１２が車両後方より接近す
るオートバイの音を検知し、得られた音声情報を音声認
識手段１４へ送ると、音声認識手段１４は入力された音
声情報と、予めメモリに記憶された音声情報を比較し
て、入力された情報はオートバイであると判定し、接近
表示手段１５に例えば「右後方よりオートバイ接近」な
どの音声信号を送る。
るオートバイの音を検知し、得られた音声情報を音声認
識手段１４へ送ると、音声認識手段１４は入力された音
声情報と、予めメモリに記憶された音声情報を比較し
て、入力された情報はオートバイであると判定し、接近
表示手段１５に例えば「右後方よりオートバイ接近」な
どの音声信号を送る。
【００４４】これによって接近表示手段１５より発声さ
れた音声を運転者が聞くことにより、車体１の右側後方
よりオートバイが接近していることを認識できるため、
不用意にドアを開いて、ドアにオートバイが衝突するな
どの事故を未然に防止することができる。
れた音声を運転者が聞くことにより、車体１の右側後方
よりオートバイが接近していることを認識できるため、
不用意にドアを開いて、ドアにオートバイが衝突するな
どの事故を未然に防止することができる。
【００４５】また音声認識手段１４よりオートロック回
路１７へロック信号を出力して、ドアをオートロックす
るようにすれば、不用意にドアを開放して衝突事故を起
こすのを未然に防止することができる。
路１７へロック信号を出力して、ドアをオートロックす
るようにすれば、不用意にドアを開放して衝突事故を起
こすのを未然に防止することができる。
【００４６】特に最近の自動車のように、音響遮蔽度の
高い車両にあっては、車外の音声が車内にほとんど伝達
されないので、上記第２の実施の形態のように車外の音
声情報を検知して、運転者に伝達することにより、安全
運転の一層の向上が図れると共に、車内の騒音を検知す
るマイクロホンよりなる音響センサ１８を天井又はダッ
シュボード５上などに設置して、この音響センサ１８が
検知した車内の騒音情報を音声認識手段１４へ送り、車
内の騒音に応じて接近表示手段１５より出力される音声
を調整したり、音響機器などから発声される音響の音量
を調整することにより、運転者は車内の騒音に影響され
ることなく、接近表示手段１５より発声される音声情報
を聞き取ることができるようになる。
高い車両にあっては、車外の音声が車内にほとんど伝達
されないので、上記第２の実施の形態のように車外の音
声情報を検知して、運転者に伝達することにより、安全
運転の一層の向上が図れると共に、車内の騒音を検知す
るマイクロホンよりなる音響センサ１８を天井又はダッ
シュボード５上などに設置して、この音響センサ１８が
検知した車内の騒音情報を音声認識手段１４へ送り、車
内の騒音に応じて接近表示手段１５より出力される音声
を調整したり、音響機器などから発声される音響の音量
を調整することにより、運転者は車内の騒音に影響され
ることなく、接近表示手段１５より発声される音声情報
を聞き取ることができるようになる。
【００４７】一方図７ないし図９は第３の実施の形態を
示すもので、次にこれを説明する。この第３の実施の形
態では、上記第２の実施の形態の音響センサ１２に代え
て、赤外線センサ２０をサイドミラー２のの外側端に設
けたもので、左右の赤外線センサ２０により車体１両側
や後方の赤外線発光物体を検知するようになっている。
示すもので、次にこれを説明する。この第３の実施の形
態では、上記第２の実施の形態の音響センサ１２に代え
て、赤外線センサ２０をサイドミラー２のの外側端に設
けたもので、左右の赤外線センサ２０により車体１両側
や後方の赤外線発光物体を検知するようになっている。
【００４８】赤外線発光物体としては、歩行者や自転
車、オートバイなどに乗った人間などが対象で、これら
赤外線発光物体を赤外線センサ２０が検知すると、検知
情報は信号増幅器２１で増幅された後、赤外線認識手段
２４へ送られて、赤外線発光物体が何であるかが判定さ
れ、その結果は第２の実施の形態と同様に接近表示手段
１５より音声で運転者へ伝達される。
車、オートバイなどに乗った人間などが対象で、これら
赤外線発光物体を赤外線センサ２０が検知すると、検知
情報は信号増幅器２１で増幅された後、赤外線認識手段
２４へ送られて、赤外線発光物体が何であるかが判定さ
れ、その結果は第２の実施の形態と同様に接近表示手段
１５より音声で運転者へ伝達される。
【００４９】これによって運転者は、車体１の両側の赤
外線検知範囲２３に人間等が接近したのを容易に感知す
ることができるため、不用意にドアを開けて、ドアに人
間等が衝突するなどの事故を未然に防止することができ
る。
外線検知範囲２３に人間等が接近したのを容易に感知す
ることができるため、不用意にドアを開けて、ドアに人
間等が衝突するなどの事故を未然に防止することができ
る。
【００５０】また図１０ないし図１２は第４の実施の形
態を示すもので、次にこれを説明する。
態を示すもので、次にこれを説明する。
【００５１】この第４の実施の形態では、上記第１の実
施の形態のものに、リア小型カメラ２５を追加して、サ
イドミラー２に設けられた左右小型カメラ７が撮像した
車体１両側の映像と、リア小型カメラ２５が撮像した車
体１後方の映像を、フロントウインド４の内側に設けた
３枚の反射スクリーン１０ａ，１０ｂ，１０ｃに連続し
て投影するようにしたものである。
施の形態のものに、リア小型カメラ２５を追加して、サ
イドミラー２に設けられた左右小型カメラ７が撮像した
車体１両側の映像と、リア小型カメラ２５が撮像した車
体１後方の映像を、フロントウインド４の内側に設けた
３枚の反射スクリーン１０ａ，１０ｂ，１０ｃに連続し
て投影するようにしたものである。
【００５２】すなわち左側の小型カメラ７が撮像した車
体１左側の映像を左側の反射スクリーン１０ａに、右側
の小型カメラ７が撮像した車体１右側の映像を左側の反
射スクリーン１０ｂに、そしてリア小型カメラ２５が撮
像した車体１後方の映像を中央の反射スクリーン１０ｃ
に投影するようにしたもので、運転者は３枚の反射スク
リーン１０ａ，１０ｂ，１０ｃを見ることによって車体
１の両側及び後方の情報が同時に得られると共に、前方
を見ている目線を変化させずに車外の情報が得られるた
め、安全運転の一層の向上が図れるようになる。
体１左側の映像を左側の反射スクリーン１０ａに、右側
の小型カメラ７が撮像した車体１右側の映像を左側の反
射スクリーン１０ｂに、そしてリア小型カメラ２５が撮
像した車体１後方の映像を中央の反射スクリーン１０ｃ
に投影するようにしたもので、運転者は３枚の反射スク
リーン１０ａ，１０ｂ，１０ｃを見ることによって車体
１の両側及び後方の情報が同時に得られると共に、前方
を見ている目線を変化させずに車外の情報が得られるた
め、安全運転の一層の向上が図れるようになる。
【００５３】なお上記第１及び第４の実施の形態では、
投影手段９より反射スクリーン１０に投影された映像を
運転者が見えるようにしたが、投影手段９をテレビモニ
タなどの表示手段にして、表示手段に表示された映像を
運転者が見えるようにしても勿論よい。
投影手段９より反射スクリーン１０に投影された映像を
運転者が見えるようにしたが、投影手段９をテレビモニ
タなどの表示手段にして、表示手段に表示された映像を
運転者が見えるようにしても勿論よい。
【００５４】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、車体の
両側に設けられたサイドミラーに小型カメラや音響セン
サ、赤外線センサなどの検知手段を組み込んで、これら
検知手段が検知した車両外の情報を、映像や音声により
運転者に伝達するようにしたことから、運転者はこれら
情報を基に安全を確認しながら車両を運転することがで
きるため、安全運転の一層の向上が図れるようになる。
両側に設けられたサイドミラーに小型カメラや音響セン
サ、赤外線センサなどの検知手段を組み込んで、これら
検知手段が検知した車両外の情報を、映像や音声により
運転者に伝達するようにしたことから、運転者はこれら
情報を基に安全を確認しながら車両を運転することがで
きるため、安全運転の一層の向上が図れるようになる。
【００５５】また検知手段が検知した情報と、サイドミ
ラーやバックミラーなどから得られた情報を併用するこ
とにより、遠近感なども容易に得られるため、判断ミス
などを大幅に削減することができると共に、降雨中の運
転に際して、サイドガラスやサイドミラーに雨滴などが
付着してこれらが見えにくくなっても、映像や音声情報
により車体外の情報が得られるため、降雨中でも快適か
つ安全に車両を運転することができるようになる。
ラーやバックミラーなどから得られた情報を併用するこ
とにより、遠近感なども容易に得られるため、判断ミス
などを大幅に削減することができると共に、降雨中の運
転に際して、サイドガラスやサイドミラーに雨滴などが
付着してこれらが見えにくくなっても、映像や音声情報
により車体外の情報が得られるため、降雨中でも快適か
つ安全に車両を運転することができるようになる。
【図１】この発明の第１の実施の形態になる車両外情報
検知装置が設けられた車両の平面図
検知装置が設けられた車両の平面図
【図２】この発明の第１の実施の形態になる車両外情報
検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロントウ
インド付近の平面図
検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロントウ
インド付近の平面図
【図３】この発明の第１の実施の形態になる車両外情報
検知装置のブロック図
検知装置のブロック図
【図４】この発明の第２の実施の形態になる車両外情報
検知装置が設けられた車両の平面図
検知装置が設けられた車両の平面図
【図５】この発明の第２の実施の形態になる車両外情報
検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロントウ
インド付近の正面図
検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロントウ
インド付近の正面図
【図６】この発明の第２の実施の形態になる車両外情報
検知装置のブロック図
検知装置のブロック図
【図７】この発明の第３の実施の形態になる車両外情報
検知装置が設けられた車両の平面図
検知装置が設けられた車両の平面図
【図８】この発明の第３の実施の形態になる車両外情報
検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロントウ
インド付近の正面図
検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロントウ
インド付近の正面図
【図９】この発明の第３の実施の形態になる車両外情報
検知装置のブロック図
検知装置のブロック図
【図１０】この発明の第４の実施の形態になる車両外情
報検知装置が設けられた車両の平面図
報検知装置が設けられた車両の平面図
【図１１】この発明の第４の実施の形態になる車両外情
報検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロント
ウインド付近の正面図
報検知装置が設けられた車両の運転席より見たフロント
ウインド付近の正面図
【図１２】この発明の第４の実施の形態になる車両外情
報検知装置のブロック図
報検知装置のブロック図
１…車体 ２…サイドミラー ２ａ…鏡面 ３…バックミラー ４…フロントウインド ５…ダッシュボード ６…計器類 ７…小型カメラ ８…映像増幅器 ９…投影手段 １０…反射スクリーン １０ａ…左側反射スクリーン １０ｂ…右側反射スクリーン １０ｃ…中央反射スクリーン １２…音響センサ １３…音声増幅器 １４…音声認識手段 １５…接近表示手段 １６…音量コントロール回路 １７…オートロック回路 １８…音響センサ ２０…赤外線センサ ２１…信号増幅器 ２３…赤外線検知範囲 ２４…赤外線認識手段 ２５…リア小型カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０３Ｂ 15/00 Ｇ０８Ｂ 5/00 Ｒ Ｇ０８Ｂ 5/00 7/06 7/06 Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｊ Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｂ６０Ｒ 21/00 ６２１Ｃ ６２１Ｄ ６２２Ｆ ６２２Ｄ (72)発明者 大口 孝 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 高木 義明 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内 Ｆターム(参考） 3D053 FF13 GG06 HH47 MM28 MM37 MM48 5C054 CA04 CA05 CA08 CE11 CG07 FE26 FE28 HA30 5C083 AA02 CC13 DD09 EE05 FF02 GG14 GG15 JJ04 JJ53
Claims (8)
- 【請求項１】 車体の両側に設けられたサイドミラー
に、車体の両側及び後方の情報を映像として検知する小
型カメラを組み込むと共に、上記小型カメラが検知した
情報を、運転者の前方に設けた表示手段に映像として表
示することを特徴とする車両外情報検知装置。 - 【請求項２】 車体後部に、車体の後方の情報を検知す
るリア小型カメラを設置して、このリア小型カメラと、
サイドミラーに組み込まれた小型カメラが検知した車体
両側及び後方の情報を連続した映像として表示手段に表
示してなる請求項１記載の車両外情報検知装置。 - 【請求項３】 映像の表示手段を、フロントウインドに
設けられた反射スクリーンと、この反射スクリーンに映
像を投影する投影手段または映像を表示するテレビモニ
タより構成してなる請求項１または２記載の車両外情報
検知装置。 - 【請求項４】 車体の両側に設けられたサイドミラー
に、車体の両側及び後方の情報を音声として検知する音
響センサを組み込むと共に、上記音響センサが検知した
情報を、運転者の近傍に設置された接近表示手段より音
声として出力することを特徴とする車両外情報検知装
置。 - 【請求項５】 音響センサが検知した音声情報より接近
する物体を認識し、接近表示手段より音声として出力す
ると同時に、車両のドアを自動ロックするようにしてな
る請求項４記載の車両外情報検知装置。 - 【請求項６】 車内の騒音を検知する音響センサを設け
て、この音響センサが検知した車内騒音に応じて、接近
表示手段や、音響機器の音量を自動調整するようにして
なる請求項４または５記載の車両外情報検知装置。 - 【請求項７】 車体の両側に設けられたサイドミラー
に、車体の両側及び後方の情報を赤外線で検知する赤外
線センサを設けると共に、赤外線センサが検知した情報
を、運転者の近傍に設置された接近表示手段より音声と
して出力することを特徴とする車両外情報検知装置。 - 【請求項８】 赤外線センサが検知した情報より接近す
る物体を認識し、接近表示手段より音声として出力する
と同時に、車両のドアを自動ロックするようにしてなる
請求項７記載の車両外情報検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10300823A JP2000127850A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 車両外情報検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10300823A JP2000127850A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 車両外情報検知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000127850A true JP2000127850A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17889544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10300823A Pending JP2000127850A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 車両外情報検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000127850A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB2562841A (en) * | 2017-03-24 | 2018-11-28 | Ford Global Tech Llc | Detection and presentation of obstructed vehicle views |
| US10144356B2 (en) | 2017-03-24 | 2018-12-04 | Ford Global Technologies, Llc | Condensation detection for vehicle surfaces via light transmitters and receivers |
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1998
- 1998-10-22 JP JP10300823A patent/JP2000127850A/ja active Pending
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