JP4140410B2 - 車両用表示システム及び車両用映像表示方法 - Google Patents

車両用表示システム及び車両用映像表示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用表示システム及び車両用映像表示方法に関し、撮像装置の撮像範囲に人体が検出された場合、撮像した映像を優先的に表示する車両用表示システム及び車両用映像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、超音波センサのような物体検出器を車両の左右前方、後方等に取り付けて、車両の近辺に物体が位置する時は警報音により運転者に注意を促すシステムが存在する。また、CCDカメラのような撮像装置を車両に取り付けて運転者の死角となる範囲を撮像した映像を車内の表示装置で表示することにより、死角に対する視認性を補うシステムも存在する。
【0003】
上述した撮像装置を用いたシステムでは、広角レンズを撮像装置に装着して車外の広範囲を確認可能にしたもの、車両の各所に複数の撮像装置を取り付けると共に各撮像装置が撮像した映像を表示装置の画面を分割して同時に表示することにより車外の複数方向を一度に確認できるようにしたもの等がある。
【0004】
さらに、近時、DVD装置及び通信機器のような各車載機器をネットワーク的に接続して車両内にネットワークシステムを構築し、このネットワークシステムに撮像装置及び表示装置を含ませることで、各車載機器が送信する各種情報及び撮像装置の映像等を表示装置で表示可能にしたシステムも登場している。
なお、各種車載機器をネットワーク的に接続することは、下記の特許文献1でも開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−152244号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
超音波センサのような物体監視装置は運転席から死角となる物体を検出できるが、検出した物体が運転席から目視できない背の低い幼児、座り込んでいる人等の人体であるのか、又は、低い壁、支柱等の単なる物体であるかと云うことまで区別できない。また、撮像装置及び表示装置を用いた場合では、運転者が表示装置の画面を確認することで車両の周囲に位置するのは人体又は物体であるかを判断できるが、表示装置は車室内に設置されるため画面寸法には上限がある。よって、車外の状況を確認するため、限られた小さい寸法の画面で映像を見ることは、運転操作中の運転者にとって負担が大きいと云う問題がある。
【0007】
また、人体の目は動体を追視する特性があるため、静止している人体を表示装置の画面に表示された映像から確認するのは、動体を確認する場合に比べて時間を要すると云う問題がある。さらに、通常、運転者は運転のため車両の前方を見ているため、車室内の表示装置の画面を見るには目の焦点距離を大きく変化させる必要があり、この点においても運転者が車外状況の確認に要する負担が大きくなると云う問題がある。
【0008】
さらに、また、広角レンズを装着した撮像装置による映像は距離感を把握するのが困難であり、また、複数の撮像装置を用いた場合では、表示装置の画面に表示される各映像は小さくなり、上述した各問題は一段と顕著になる。
【0009】
一方、車両に構築したネットワークシステムに撮像装置及び表示装置を含ませた場合、表示装置には映像以外に各車載機器からの情報も表示されるため、表示装置が車載機器の情報を表示していると、運転に対して重要な車外の状況を示す映像の表示が遅れると云う問題がある。
【0010】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、撮像装置に対応させて人体検出手段を設けて、人体検出手段が人体を検出した場合、人体検出に係る映像を優先的に表示することで、車外の確認に係る運転者の負担を軽減すると共に、運転に対して重要な映像を迅速に表示可能とした車両用表示システム及び車両用映像表示方法を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置を備えることで、車両の周囲に人体が位置する場合、警報をヘッドアップディスプレイ装置で表示することにより、検出した人体が静止していても運転操作に係る注意を素早く運転者に伝達できると共に、運転者が警報の把握に要する焦点距離の移動負担を軽減した車両用表示システムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、撮像装置が車両に取り付けてある位置に係る信号を映像に付すことで、運転者が注意する位置方向までも具体的に特定可能とした車両用表示システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る車両用表示システムは、車両に取り付けてある複数の撮像装置が送信する映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用表示システムにおいて、前記撮像装置毎に設けてあり、前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体を検出する人体検出手段と、該人体検出手段が人体を検出した場合、該人体検出手段に対応する撮像装置から送信される映像信号に警報用信号を付加する警報付加手段と、前記各撮像装置から送信された映像信号に警報用信号が付加されているか否かを検出する警報検出手段と、該警報検出手段が警報用信号を検出した場合、該警報用信号が付加された映像信号の映像を前記表示装置で表示する映像表示手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
第2発明に係る車両用表示システムは、車載機器が送信する情報及び車両に取り付けてある撮像装置が送信する映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用表示システムにおいて、前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体を検出する人体検出手段と、該人体検出手段が人体を検出した場合、前記撮像装置が送信する映像信号に警報用信号を付加する警報付加手段と、送信された映像信号に警報用信号が付加されているか否かを検出する警報検出手段と、該警報検出手段が警報用信号を検出した場合、該警報用信号が付加された映像信号の映像を前記表示装置で表示する映像表示手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
第3発明に係る車両用表示システムは、車両のフロントウインドウの一部に情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置と、前記警報検出手段が警報用信号を検出した場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示する警報表示手段とを更に備えることを特徴とする。
【0015】
第4発明に係る車両用表示システムは、前記撮像装置が車両へ取り付けてある位置を示す位置用信号を映像信号に付加する位置付加手段と、前記警報検出手段が警報用信号を検出した場合、該警報用信号が付加された映像信号に付加する位置用信号の位置を前記ヘッドアップディスプレイ装置で表示する位置表示手段とを更に備えることを特徴とする。
【0016】
第5発明に係る車両用表示システムは、車両に取り付けてある複数の撮像装置が送信する映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用表示システムにおいて、前記撮像装置毎に設けてあり、前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体の検出を行う人体検出手段と、該人体検出手段が人体の検出を行った場合、該検出に対する精度の判定を行う精度判定手段と、該精度判定手段が判定した精度を示す精度用信号を、該精度に係る人体検出手段に対応する撮像装置から送信される映像信号に付加する精度付加手段と、前記各撮像装置から送信された映像信号に精度用信号が付加されているか否かを検出する精度検出手段と、前記精度用信号に対する映像の表示形態を規定する規定テーブルと、前記精度検出手段が精度用信号を検出した場合、該精度用信号が付加された映像信号の映像を前記規定テーブルが規定する表示形態に基づいて前記表示装置で表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
第6発明に係る車両用表示システムは、車両のフロントウインドウの一部に情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置と、前記精度検出手段が精度用信号を検出した場合、該精度用信号の精度に応じて前記ヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示する警報表示手段とを更に備えることを特徴とする。
【0018】
第7発明に係る車両用表示システムは、前記撮像装置が車両へ取り付けてある位置を示す位置用信号を映像信号に付加する位置付加手段と、前記精度検出手段が精度用信号を検出した場合、該精度用信号が付加された映像信号に付加する位置用信号の位置を前記ヘッドアップディスプレイ装置で表示する位置表示手段とを更に備えることを特徴とする。
【0019】
第8発明に係る車両用映像表示方法は、車両に取り付けてある複数の撮像装置が映像信号を送信し、送信された映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用映像表示方法において、前記撮像装置毎に設けてあり、前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体を検出する人体検出手段を備え、該人体検出手段が人体を検出した場合、該人体検出手段に対応する撮像装置が送信する映像信号に警報用信号を付加し、前記各撮像装置から送信された映像信号に警報用信号が付加されているか否かを検出し、前記警報用信号が検出された場合、警報用信号が付加された映像信号の映像を前記表示装置で表示することを特徴とする。
【0020】
第1発明及び第8発明にあっては、複数の撮像装置毎に人体検出手段を設けると共に、人体検出手段が人体を検出した場合、人体検出に映像を優先的に表示装置で表示させるので、運転者は人体が映った映像を迅速に見ることが可能となり、複数の撮像装置が映像信号を送信しても車外の確認に係る運転者の負担を軽減できる。なお、人体検出に係る映像は、表示装置で他の映像と共に表示してもよいが、拡大するなどして表示形態を他の映像と相異させることにより他の映像と容易に区別できるようにすることが好ましい。
【0021】
第2発明にあっては、撮像装置に対応させて人体検出手段を設けると共に、人体検出手段が人体を検出した場合、人体検出に係る映像信号を他の車載機器が送信する情報に比べて優先的に処理するので、他の情報が送信されていても運転操作の判断に重要な映像を迅速に表示できる。よって、車両内に構築したネットワークシステムに撮像装置及び表示装置を含ませても、人体検出に係る映像の表示が遅れることを防止できる。
【0022】
第3発明にあっては、人体検出手段が人体を検出した場合、人体検出に係る映像を表示装置で表示することに加えて、ヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示するので、運転者は視線を移動させることなく注意すべき状況であることを把握でき迅速な対応が可能になる。また、ヘッドアップディスプレイ装置の警報は、人体が静止している状態及び動いている状態に関係なく表示されるので、車両周辺に人体が位置する場合は、人体の動きに関係なく注意すべき状況であることを確認できる。
【0023】
第4発明にあっては、撮像装置が車両へ取り付けてある位置を示す信号を映像信号に付加するので、人体検出手段が人体を検出した場合、付加された信号を参照して一段と具体的な警報をヘッドアップディスプレイ装置で表示でき、運転者も対応すべき運転操作を素早く認識できる。例えば、車両の左方に取り付けてある撮像装置に対応する人体検出手段が人体を検出した場合、ヘッドアップディスプレイ装置で「左方に注意」と云うように位置の方向を指定して警報を表示することで、運転者は注意すべき方向を具体的に把握できる。また、付加された位置を示す信号により各映像の撮像位置を特定でき、撮像された位置と表示装置の画面の位置とを対応させた表示も可能になる。
【0024】
第5発明にあっては、人体検出手段が検出した精度を判定すると共に、判定した精度に応じて規定された表示形態で人体検出に係る映像を表示するので、運転者は映像の表示形態の相異により注意すべき程度を判断でき、一段と状況に応じた判断が可能になる。即ち、人体検出手段が人体を検出する精度は、車両から人体までの距離及び検出に係る角度等に応じて差が生じるので、検出に係る精度を判断することで、例えば、検出した物体は人体の可能性があり、人体の可能性が高い、人体の可能性が非常に高いと云うように検出内容を段階的に区別できる。
【0025】
このように区別した検出内容に応じて映像の表示形態も相異させることで、運転者は現在の注意すべきレベルを容易に判断できる。例えば、検出内容が人体の可能性がありと判定されたときは人体検出に係る映像の周囲を点滅させる表示形態にし、人体の可能性が高いと判定されたときは映像を拡大表示し、さらに、人体の可能性が非常に高いと判定されたときは映像を全画面表示するように夫々表示形態を相異させることが好適である。
【0026】
第6発明にあっては、判定された検出の精度に応じてヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示することで、運転者は容易に注意すべき程度を把握できる。例えば、人体の検出精度に対して人体の可能性が非常に高いと判定されたときのみヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示すれば、運転者は確実に注意すべき状況を迅速に把握でき、人体検出手段の検出により運転者の確認負担が増加することを防止できる。
【0027】
第7発明にあっては、人体検出手段が人体を検出した場合でヘッドアップディスプレイ装置が検出に係る精度に応じて警報を表示するときに、人体検出に係る位置も示すので、運転者は具体的に注意すべき位置を把握できる。また、映像信号に位置用信号を付加することで、送信される映像が車両のいずれの箇所に取り付けられた撮像装置からのものか判断でき、撮像装置及び表示装置をネットワーク的に接続した場合でも、撮像された位置に応じた映像の表示が可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用表示システム1の全体的な構成図である。車両用表示システム1は車両内のネットワークシステムであり、前方監視装置2、左後方監視装置3、右後方監視装置4及び後方監視装置5の計4台の監視装置、モニタ装置6並びに外部と通信を行う外部通信装置11をデイジーチェーン方式により通信線10a〜10eで接続して構築されている。車両用表示システム1は通信線10a〜10eを通じて情報及び信号等をパケットで送受信するようにしており、また、モニタ装置6は接続線9a〜9cで左右スピーカ8a、8b及びヘッドアップディスプレイ装置7を接続している。
【0029】
前方監視装置2は車両Sの前方に取り付けられて車両Sの左右前方の撮像及び前記撮像の範囲に位置する人体の検出を行う。左後方監視装置3は車両Sの左側面に取り付けられて車両Sの左斜後方の撮像及び人体の検出を行う。右後方監視装置4は車両Sの右側面に取り付けられて車両Sの右斜後方の撮像及び人体の検出を行う。後方監視装置5は広角レンズが装着されており、車両Sの後方の広範囲の撮像及び人体の検出を行う。
【0030】
各監視装置2〜5は基本的に同様の構成であり、代表して前方監視装置2で構成を説明する。図2に示すように前方監視装置2は、集光プリズム2f、撮像レンズ2a、分光プリズム2b、撮像装置2c、人体検出装置12及び信号処理装置13を備えている。
【0031】
集光ブリズム2fは前方監視装置2に固有のものであり、左右方向から光を取り込んでいる。撮像レンズ2aは集光プリズム2fが取り込んだ光を装置内の分光プリズム2bへ焦点を調節して導くものである。分光プリズム2bは取り込んだ光を通過及び反射させることで撮像装置2c及び人体検出装置12の2方向へ分光するものである。撮像装置2cは分光プリズム2bを通過した光を撮像し、撮像した映像の映像信号を信号処理装置13へ送信している。
【0032】
人体検出装置12は撮像装置2c毎に設けられる人体検出手段に相当し、撮像装置2cの撮像範囲に位置する人体を検出するものである。図3に示すように人体検出装置12は、分光プリズム2bにより反射された光に含まれる遠赤外線を検出する遠赤外線検出部12a、反射された光に含まれる熱分布を検出する熱検出部12b、各検出部12a、12bの検出内容を判定する検出判定部12c、ROM12d及びRAM12eを備えている。なお、ROM12dは大人から幼児に至る様々な姿勢に対する多数の人体の熱分布データ及び図5の警報レベルテーブル20を記憶しており、RAM12eは各種処理に係るデータを一時的に記憶する。
【0033】
遠赤外線検出部12aは、反射された光に含まれる遠赤外線より人体の有無の検出及び人体を検出した場合は検出した人体の形状の特定を行うものであり、本実施形態では反射光に含まれる遠赤外線の強度及び形状の大きさ等に応じて「0」〜「3」の4段階の検出レベルで人体の検出を行う。
【0034】
即ち、遠赤外線の強度が最も高い場合を検出レベル「3」とし、この場合、検出人体が車両の周囲の近い場所に存在する可能性が高いと判断する。以降、遠赤外線の強度が低くなるに伴い検出レベルを「2」「1」「0」と段階的に規定し、検出レベルが「2」の場合は人体が車両より少し離れた場所に存在する可能性がありと判断し、検出レベルが「1」の場合、人体が車両より離れた場所に存在する可能性があり、検出レベルが「0」の場合、人体が車両の周囲に存在しない可能性が高いと云うように判断する。また、遠赤外線検出部12aは人体を検出した場合、検出した人体の形状及び位置に係るデータを熱検出部12bに伝送すると共に検出レベルを検出判定部12cへ伝送する。
【0035】
熱検出部12bは、遠赤外線検出部12aより伝送された人体の形状及び位置に係るデータに対する熱分布をROM12dが記憶する人体の熱分布データと比較するものである。本実施形態の熱検出部12bは、4段階のレベルで両者の同一度を比較しており、同一度が高い場合は同一度レベルを「3」、同一度が中程度の場合は同一度レベルを「2」、同一度が低い場合は同一度レベルを「1」、同一度が無い場合は同一度レベルを「0」にしている。また、熱検出部12bは比較した同一度レベルの結果を検出判定部12cに伝送している。
【0036】
検出判定部12cは、人体検出装置12の人体を検出した精度を判定する精度判定手段として機能し、遠赤外線検出部12aより伝送された検出レベル及び熱検出部12bより伝送された同一度レベルに基づき人体検出に係る精度を警報レベルとして図5に示す警報レベルテーブル20に基づき判定している。例えば、遠赤外線検出部12aからの遠赤外線に係る検出レベルが「3」であり、熱検出部12bからの熱分布に係る同一度レベルが「3」又は「2」のとき、検出判定部12cは警報レベルを「3」と判定する。このように検出判定部12cが判定した警報レベルの数値は精度用信号として信号処理装置13へ伝送される。
【0037】
信号処理装置13は、図4に示すように、CPU13a、ROM13b、RAM13c、位置設定部13d及び通信処理部13eを備えている。ROM13bはCPU13bを後述する警報付加手段、精度付加手段及び位置付加手段等として機能させるプログラムが記憶されており、RAM13cはCPU13aの処理に係るファイル及びデータ等を一時的に記憶するものである。
【0038】
位置設定部13dは、ディップスイッチ的に各監視装置2〜5が車両Sに取り付けられる位置を設定するものであり、本実施形態の位置設定部13dは2個のオン/オフを行うスイッチを設けて、各スイッチのオン/オフ状態で位置の設定を行う。具体的には、1番目のスイッチがオフ、2番目のスイッチがオフの時は車両Sの「前方」、以下、1番目のスイッチがオン、2番目のスイッチがオフの時は「左」、1番目のスイッチがオフ、2番目のスイッチがオンの時は「右」、1番目のスイッチがオン、2番目のスイッチがオンの時は「後方」と云うように設定される。
【0039】
CPU13aは上述した各手段として機能すると共に送信用のパケットの生成を行う。図6は、CPU13aが生成するパケット21を示しており、パケット21は撮像装置2cから伝送された映像信号をパケット21に載せると共に、パケット21のヘッダ部分に各種信号を付加している。
【0040】
パケット21に付加される信号の種類には「区分」「警報レベル」「取付位置」「送信先」がある。「区分」は車両用表示システム1内で通信されるパケットの種類を示すものであり、前方監視装置2から送信されるパケットの「区分」に付加される信号には「警報」及び「映像」の2種類がある。CPU13aが警報付加手段として「警報」の信号(警報用信号)を付加するのは、人体検出装置12から伝送される警報レベルが「1」「2」「3」のいずれかのときである。また、CPU13aが「区分」に「映像」の信号を付加するのは、人体検出装置12から伝送された警報レベルが「0」のときである。
【0041】
また、パケット21の「警報レベル」には、CPU13aが精度付加手段として人体検出装置12から伝送された警報レベルの数値を精度用信号として書き込んで付加する。パケット21の「取付位置」には、CPU13aが位置付加手段として位置設定部13dで設定した位置を位置用信号として書き込んで付加する。また、「送信先」は本実施形態では自動的にモニタ装置6と書き込まれ、最後の「映像データ」の欄に上述した映像信号が載せられる。このようにCPU13aで生成されたパケット21は通信処理部13eへ伝送される。
【0042】
通信処理部13eは、CPU13aから伝送されたパケット21を図2に示す前方監視装置2の各コネクタ部2e、2dのいずれかから送信する処理を行うと共に、各コネクタ部2e、2dを介して外部から受け付けたパケットが前方監視装置2宛か否かの判断を行う。通信処理部13eは前方監視装置2宛と判断したパケットをCPU13aへ伝送する一方、前方監視装置2宛でないと判断したパケットを通信処理部13eの内部を通過させて他へ転送する処理を行う。
【0043】
一方、図7はモニタ装置6の車室内での設置状況を示しており、表示装置であるモニタ装置6はインストルメントパネルSaの左右方向の中央上部に設置されている。モニタ装置6は図8に示すように、各監視装置2〜5の映像及び外部通信装置11の情報を表示する画面6a、中央演算処理部6b、ROM6c、RAM6d、入力部6e、通信処理部6f、音声出力部6g及び表示出力部6hを備えている。
【0044】
画面6aは、中央演算処理部6bの制御により外部から受け付けたパケットに載せられた映像信号の映像及び情報を表示するものであり、例えば、各監視装置2〜5の映像信号の映像を同時に表示するときは、図9(a)に示すように画面6aを5分割して各映像を表示するようにしている。
【0045】
ROM6cは、後述するように中央演算処理部6bに各種処理を行わせるプログラムを記憶すると共に、送信されたパケットの映像の表示形態を規定する規定テーブルを記憶する。規定テーブルは、パケットの「警報レベル」に付加された数値の信号(精度用信号)に対応して表示形態を規定しており、具体的には、「警報レベル」に付加された信号の数値が「1」の時は、図9(b)に示すように該当する映像の枠を点滅させる表示形態を規定し、以下、数値が「2」の時は図9(c)に示すように該当する映像を拡大表示し、数値が「3」のときは図9(d)に示すように該当する映像を画面6aに対して全画面表示するように夫々表示形態を規定している。
【0046】
RAM6dは外部から受け取ったパケット、中央演算処理部6bの処理に係るファイル及びデータ等を一時的に記憶する。また、通信処理部6fは、上述した前方監視装置2の信号処理装置13の通信処理部13eと同様の処理を行う。
【0047】
中央演算処理部6bは、受け付けたパケットの「区分」「警報レベル」「取付位置」に夫々付加された信号の検出を行う。パケットの「区分」に付加された「警報」の信号を中央演算処理部6bが警報検出手段として検出した場合、中央演算処理部6bは該パケットを優先的に処理する。
【0048】
優先的に処理する具体例としては、現在、「区分」が「警報」でないパケットの映像を表示中に、「区分」が「警報」のパケットを受け付けた場合、中央演算処理部6bは映像表示手段として「警報」のパケットに載せられた映像信号の映像を画面6aで表示するように切り替える処理を行う。なお、「区分」が「警報」以外の信号が付加されたパケットを受け付けたときは、中央演算処理部6bは、優先的に扱うパケットが無ければ、受け付けた順番で表示処理を行う。
【0049】
また、中央演算処理部6bは、パケットの「警報レベル」に「1」〜「3」の信号(精度用信号)が付加されているかを精度検出手段として検出する処理も行う。このように「警報レベル」に「1」〜「3」の信号を検出した場合、中央演算処理部6bは「1」〜「3」の信号が付加されたパケットの映像を、上述した規定テーブルで規定される表示形態に基づき表示する表示手段としても機能している。
【0050】
さらに、中央演算処理部6bは「取付位置」に付加された位置の信号に対応させて各映像を表示する画面6aの位置を決定する処理を行う。この位置の信号に係る処理と併せて、中央演算処理部6bが「警報レベル」に「3」を検出した場合、「取付位置」に付加された信号が示す位置に応じた警報を生成し、生成した警報を音声出力部6g及び表示出力部6hへ警報表示手段として伝送する処理も行う。例えば、「警報レベル」が「3」のパケットの「取付位置」に「左」と云う位置用信号が付加されていた場合、中央演算処理部6bは「左に注意」と云う警報を位置表示手段として生成する。
【0051】
音声出力部6gは接続線9a、9bにより左右スピーカ8a、8bと接続されており、中央演算処理部6bより伝送された警報を接続線9a、9bを通じて左右スピーカ8a、8bから出力する処理を行う。表示出力部6hは接続線9cによりヘッドアップディスプレイ装置7と接続されており、中央演算処理部6bより伝送された警報をヘッドアップディスプレイ装置7で表示出力する。
【0052】
なお、ヘッドアップディスプレイ装置7は、図7に示すように、インストルメントパネルSa側に設けられた投影部7a及びフロントウインドウSbの一部に設けられた透過表示部7bより構成されており、投影部7aが上述した接続線9cにより表示出力部6hと接続されている。よって、表示出力部6hから「左に注意」と云う警報が出力されると、投影部7aより警報が投影されて透過表示部7bに表示される。
【0053】
また、入力部6eは、画面6aの表示形態を手動により設定するものであり、設定された内容は、中央演算処理部6bに伝送されて、設定された内容で映像及び情報の表示が行われる。このような入力部6eによる手動設定で、各監視装置2〜5の映像を順次切り替えること、前方監視装置2のみの映像を画面6aに強制的に表示すること等も可能になる。
【0054】
また、図1に示すようにモニタ装置6から通信線10eで接続された外部通信装置11は車載機器に相当し、外部と無線による通信でインターネットのような各種ネットワークとの接続を可能にしている。外部通信装置11は内部に通信部、CPU、ROM、RAM及び通信処理部等を備えており、外部のネットワークからダウンロードした情報をCPUで生成したパケットに載せて車両用表示システム1を通じて送信する。
【0055】
よって、外部通信装置11がダウンロードした情報をパケットに載せてモニタ装置6宛へ送信することで、ダウンロードした情報をモニタ装置6の画面6aで表示することも可能になる。なお、外部通信装置11が送信するパケットの「区分」には「外部情報」と云う信号が書き込まれ、モニタ装置6の中央演算処理部6bでは「外部情報」に係るパケットの優先度は「警報」に係るパケットより低く扱われる。
【0056】
次に、車両用表示システム1における各監視装置2〜5から送信される映像信号の映像表示に係る車両用映像表示方法の一連の処理内容を図10の第1フローチャートに基づいて説明する。
先ず、各監視装置2〜5は撮像した映像に係る映像信号及び人体検出に係る信号等を載せたパケットを生成し、生成したパケットをモニタ装置6へ夫々送信する(S1)。次に、送信されたパケットはモニタ装置6で受信され(S2)、モニタ装置6は受信したパケットの中に「区分」が「警報」であるパケットが存在するか否かを検出する(S3)。
【0057】
「警報」のパケットが存在しない場合(S3:NO)、各監視装置2〜5の映像信号の映像を同等に表示するため、図9(a)に示すように画面6aを分割して各映像を並列表示する(S4)。また、「警報」のパケットが存在する場合(S3:YES)、次に「区分」が「警報」のパケットの中で「警報レベル」が「3」のパケットがあるか否かをモニタ装置6が検出する(S5)。
【0058】
「警報レベル」が「3」のパケットが検出された場合(S5:YES)、「3」のパケットの映像信号の映像を図9(d)に示すように画面6aに全画面表示し(S6)、さらに、モニタ装置6の中央演算処理部6bで生成した警報を左右スピーカ8a、8bから出力すると共にヘッドアップディスプレイ装置7で表示する(S7)。また、「警報レベル」が「3」のパケットが検出されなかった場合(S5:NO)、モニタ装置6は「警報レベル」が「2」のパケットがあるか否かを検出する(S8)。
【0059】
「警報レベル」が「2」のパケットが検出された場合(S8:YES)、「2」のパケットの映像を図9(c)に示すように拡大表示する(S9)。また、「警報レベル」が「2」のパケットが検出されなかった場合(S8:NO)、「警報レベル」は「1」と判断できるので、図9(b)に示すように「1」のパケットの映像の境界となる枠を点滅表示する(S10)。
【0060】
このように、本発明では、「区分」及び「警報レベル」に付加された信号の内容に応じて映像の表示形態を変更するので、運転者は表示される映像から容易に車両Sの周囲の状況を判断できるようにしている。さらに、人体の検出に係る映像の表示形態が適宜変更されるので、運転者は重要な映像を容易に認識できモニタ装置6の画面6aの確認に対する負担も従来に比べて軽減される。特に、車両の近辺に人体が位置すると判断された時は、警報音及びヘッドアップディスプレイ装置7で警報が表示されることで、モニタ装置6の画面6aを確認することなく車外の状況を把握できる。
【0061】
また、モニタ装置6で外部通信装置11がインターネットから取得したホームページ画像を表示している場合に、監視装置2〜5のいずれかが車両の周囲に人体を検出した時の車両用映像表示方法に係る一連の処理を図11に示す第2フローチャートに基づいて説明する。
先ず、外部通信装置11は、インターネットから取得したホームページ画像の情報をパケットに載せてモニタ装置6へ送信する(S11)。モニタ装置6は、送信されたパケットを受信してパケットに載せられたホームページ画像を表示する(S12)。
【0062】
モニタ装置6はホームページ画像を表示しながら、受信する各種パケットの中に「区分」が「警報」であるパケットが存在するか否かを検出する(S13)。「区分」が「警報」のパケットが検出されない場合(S13:NO)、モニタ装置6は継続してホームページ画像のパケットを受信しているかを判断する(S14)。
【0063】
継続してホームページ画像のパケットを受信している場合(S14:YES)、モニタ装置6でホームページ画像を表示する段階(S12)へ戻る。また、ホームページ画像のパケットを受信していない場合(S14:NO)、ホームページ画像の表示に係る処理を終了する。
【0064】
一方、「区分」が「警報」のパケットが検出された場合(S13:YES)、モニタ装置6は、ホームページ画像の表示を切り替えて「警報」のパケットに載せられた映像信号の映像を画面6aに表示する(S15)。さらに、モニタ装置6は、「警報」に係るパケットの「警報レベル」が「3」であるか否かを検出する(S16)。
【0065】
「警報レベル」が「3」であると検出された場合(S16:YES)、モニタ装置6の中央演算処理部6bにより生成された警報を左右スピーカ8a、8bから出力すると共にヘッドアップディスプレイ装置7で表示を行う(S17)。また、「警報レベル」が「3」であると検出されない場合(S16:NO)は、特に処理を行わない。
【0066】
このように、本発明では、モニタ装置6で一般的な情報の表示を行っている場合でも、各監視装置2〜5のいずれかが車両Sの周囲に人体を検出すると、画面6aの表示を人体検出に係る映像に切り替えるので、運転者は迅速に周囲の状況に応じた運転操作を行うことができる。また、人体の検出が確実な場合は、左右スピーカ8a、8bによる警報の出力及びヘッドアップディスプレイ装置7による警報の表示により、モニタ装置6の画面6aを見なくても即座に周囲の状況を把握できる。
【0067】
また、第2フローチャートに係る処理は、各監視装置2〜5のいずれかの映像をモニタ装置6で表示している場合、モニタ装置6で表示を行っていない場合等に対しても、モニタ装置6が「区分」が「警報」のパケットを受信したときに適用される。
【0068】
なお、本発明に係る車両用表示システム1は、上述した形態に限定されるものではなく、種々の変形例の適用が可能である。例えば、信号処理装置13が判定する人体検出に係る精度は、図5の警報レベルテーブル20の内容に限定されるものではなく、他の基準で精度を判定することも可能であり、また、警報の左右スピーカ8a、8bの出力及びヘッドアップディスプレイ装置7による警報の表示も「警報レベル」が「3」以外でも行うようにしてもよい。
【0069】
さらに、上述した説明では、モニタ装置6の中央演算処理部6bに警報検出手段、映像表示手段、警報表示手段、位置表示手段、精度検出手段及び表示手段として機能させたが、上述した警報検出手段から表示手段を行う手段を装置として独立して設けると共に、この新たな装置を車両用表示システム1に含ませることで、モニタ装置6の処理負担を軽減させるようにしてもよい。
【0070】
さらに、また、パケットに対する処理を簡略化する場合は、人体検出に係る精度の判定処理を省略し、人体を検出したか否かに応じてパケットの「区分」に「警報」又は「映像」の信号を付すようにして「警報レベル」を設けないようにすることも可能である。この場合、「区分」が「警報」のパケットをモニタ装置6が受信したときに、左右スピーカ8a、8bから警報の出力及びヘッドアップディスプレイ装置7による警報の表示を行うことが好ましい。
【0071】
また、本発明の車両用表示システム1が適用される車両のグレード、タイプ等によっては、ヘッドアップディスプレイ装置7の警報の表示、監視装置2〜5の取付位置を警報に反映して出力する処理も適宜省略可能である。また、監視装置2〜5は図2に示す構成以外にも、撮像装置2c及び人体検出装置12に対して夫々撮像レンズを設けるようにして、各装置2c、12が同じ範囲の光を取り込む構成にしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、第1発明及び第8発明にあっては、複数の撮像装置毎に設けた人体検出手段が人体を検出した場合、人体検出に係る映像を優先的に表示装置で表示するので、車外の確認に対する運転者の負担を軽減して運転者が人体の映った映像を容易に確認できる状況を提供できる。
第2発明にあっては、撮像装置に対応する人体検出手段が人体を検出した場合、人体検出に係る映像を他の車載機器が送信する情報に比べて優先的に表示するので、運転者は運転操作の判断に重要な映像を迅速に確認できる。
【0073】
第3発明にあっては、人体検出手段が人体を検出した場合、ヘッドアップディスプレイ装置で警報が表示されるので、運転者の車外の確認に係る負担を軽減でき、人体が静止しているような状況でも運転者は素早く車外の近辺に人体が位置することを認識できる。
第4発明にあっては、人体検出に応じた位置を示す警報が表示されるため、運転者は一段と具体的に車外の状況を把握できる。
【0074】
第5発明にあっては、人体の検出に係る精度に応じて規定される表示形態で映像を表示するので、人体の検出に係る程度も含めて車外の状況を確認でき、運転者が次に取るべき運転操作の決定を判断しやすくなる。
第6発明にあっては、判定された検出の精度に応じてヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示されるので、運転者は車外に向ける注意すべき程度を認識できる。
第7発明にあっては、人体検出に係る位置も示されるので、運転者は具体的に注意すべき位置及び方向を容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用表示システムの全体構成図である。
【図2】前方監視装置の構成を示す概略図である。
【図3】人体検出装置の構成を示す概略図である。
【図4】信号処理装置の構成を示す概略図である。
【図5】警報レベルテーブルである。
【図6】各監視装置から送信されるパケットの構成を示す概略図である。
【図7】モニタ装置及びヘッドアップディスプレイ装置の車室内における設置状況を示す概略斜視図である。
【図8】モニタ装置の構成を示す概略図である。
【図9】(a)〜(d)は、表示装置の各種表示形態を示す概略図である。
【図10】各監視装置から送信される映像信号に対する車両用映像表示方法に係る第1フローチャートである。
【図11】表示を切り替える処理に対する車両用映像表示方法に係る第2フローチャートである。
【符号の説明】
1 車両用表示システム
2〜5 監視装置
2c 撮像装置
6 モニタ装置
6b 中央演算処理部
7 ヘッドアップディスプレイ装置
12 人体検出装置
12c 検出判定部
13 信号処理装置
13a CPU
S 車両

Claims (8)

  1. 車両に取り付けてある複数の撮像装置が送信する映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用表示システムにおいて、
    前記撮像装置毎に設けてあり、前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体を検出する人体検出手段と、
    該人体検出手段が人体を検出した場合、該人体検出手段に対応する撮像装置から送信される映像信号に警報用信号を付加する警報付加手段と、
    前記各撮像装置から送信された映像信号に警報用信号が付加されているか否かを検出する警報検出手段と、
    該警報検出手段が警報用信号を検出した場合、該警報用信号が付加された映像信号の映像を前記表示装置で表示する映像表示手段と
    を備えることを特徴とする車両用表示システム。
  2. 車載機器が送信する情報及び車両に取り付けてある撮像装置が送信する映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用表示システムにおいて、
    前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体を検出する人体検出手段と、
    該人体検出手段が人体を検出した場合、前記撮像装置が送信する映像信号に警報用信号を付加する警報付加手段と、
    送信された映像信号に警報用信号が付加されているか否かを検出する警報検出手段と、
    該警報検出手段が警報用信号を検出した場合、該警報用信号が付加された映像信号の映像を前記表示装置で表示する映像表示手段と
    を備えることを特徴とする車両用表示システム。
  3. 車両のフロントウインドウの一部に情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置と、
    前記警報検出手段が警報用信号を検出した場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示する警報表示手段と
    を更に備える請求項1又は請求項2に記載の車両用表示システム。
  4. 前記撮像装置が車両へ取り付けてある位置を示す位置用信号を映像信号に付加する位置付加手段と、
    前記警報検出手段が警報用信号を検出した場合、該警報用信号が付加された映像信号に付加する位置用信号の位置を前記ヘッドアップディスプレイ装置で表示する位置表示手段と
    を更に備える請求項3に記載の車両用表示システム。
  5. 車両に取り付けてある複数の撮像装置が送信する映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用表示システムにおいて、
    前記撮像装置毎に設けてあり、前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体の検出を行う人体検出手段と、
    該人体検出手段が人体の検出を行った場合、該検出に対する精度の判定を行う精度判定手段と、
    該精度判定手段が判定した精度を示す精度用信号を、該精度に係る人体検出手段に対応する撮像装置から送信される映像信号に付加する精度付加手段と、
    前記各撮像装置から送信された映像信号に精度用信号が付加されているか否かを検出する精度検出手段と、
    前記精度用信号に対する映像の表示形態を規定する規定テーブルと、
    前記精度検出手段が精度用信号を検出した場合、該精度用信号が付加された映像信号の映像を前記規定テーブルが規定する表示形態に基づいて前記表示装置で表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする車両用表示システム。
  6. 車両のフロントウインドウの一部に情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置と、
    前記精度検出手段が精度用信号を検出した場合、該精度用信号の精度に応じて前記ヘッドアップディスプレイ装置で警報を表示する警報表示手段と
    を更に備える請求項5に記載の車両用表示システム。
  7. 前記撮像装置が車両へ取り付けてある位置を示す位置用信号を映像信号に付加する位置付加手段と、
    前記精度検出手段が精度用信号を検出した場合、該精度用信号が付加された映像信号に付加する位置用信号の位置を前記ヘッドアップディスプレイ装置で表示する位置表示手段と
    を更に備える請求項6に記載の車両用表示システム。
  8. 車両に取り付けてある複数の撮像装置が映像信号を送信し、送信された映像信号の映像を車室内に設けてある表示装置で表示する車両用映像表示方法において、
    前記撮像装置毎に設けてあり、前記撮像装置の撮像範囲に位置する人体を検出する人体検出手段を備え、
    該人体検出手段が人体を検出した場合、該人体検出手段に対応する撮像装置が送信する映像信号に警報用信号を付加し、
    前記各撮像装置から送信された映像信号に警報用信号が付加されているか否かを検出し、
    前記警報用信号が検出された場合、警報用信号が付加された映像信号の映像を前記表示装置で表示することを特徴とする車両用映像表示方法。
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