JP2000335275A - 運転支援情報報知装置 - Google Patents

運転支援情報報知装置

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JP2000335275A
JP2000335275A JP11147406A JP14740699A JP2000335275A JP 2000335275 A JP2000335275 A JP 2000335275A JP 11147406 A JP11147406 A JP 11147406A JP 14740699 A JP14740699 A JP 14740699A JP 2000335275 A JP2000335275 A JP 2000335275A
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JP11147406A
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Katsue Takato
克衛 高頭
Kazuhiko Shimada
一彦 嶋田
Takeshi Ejiri
剛士 江尻
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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  • Emergency Alarm Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の状態に合った運転情報の提供を可能
とする運転支援情報報知装置を実現することを目的とす
る。 【解決手段】 自車の周囲の環境を検出する周囲情報検
出手段10と、自車の状態を検出する自車状態検出手段
20と、周囲情報検出手段10や自車状態検出手段20
からの情報に基づき必要に応じて使用者へ警報等の運転
支援情報を出力する制御手段30と、制御手段30から
の出力に応じて使用者へ運転支援情報を出力する報知手
段40と、使用者の運転状態を判断する使用者状態検出
手段50とを有する。制御手段30は使用者状態検出手
段50からの検出結果に基づいて使用者の運転状態が正
常であると判断される場合とそれ以外とで報知手段40
における支援情報の提供の仕方を異ならせるように制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載されて
周囲の状況に応じた警報や指示等の情報を出力する運転
支援情報報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自車の走行状態を検出して、他車に対す
る接近の警報や走行誘導の案内などの車両走行の支援情
報を出力する車両用走行支援装置として、例えば特開平
7−277041号公報に開示されているものが知られ
ている。
【0003】図4は、斯かる装置の従来技術を説明する
ブロック図である。10は周囲の環境を検出する周囲情
報検出手段であって、例えば車両の前部に設置されて自
車の前方に位置する他車等の物体までの距離を測定する
距離センサ11等を含む。20は自車の状態を検出する
自車状態検出手段であって、例えば走行速度センサ2
1、ブレーキ操作検出センサ22等を含む。30は周囲
情報検出手段10や自車状態検出手段20からの情報を
基にして、必要に応じて運転者等の使用者へ警報等の運
転支援情報を出力する制御手段であって、例えば周囲情
報検出手段10や自車状態検出手段20からの情報によ
り後述する報知手段での前記運転支援情報の出力タイミ
ングを判定する条件判定部31と、この条件判定部31
からの出力に応じて前記報知手段を駆動する駆動制御部
32等を含む。40は制御手段30からの出力に応じて
前記車両使用者へ音声や画像により運転支援情報を出力
する報知手段であって、例えばスピーカ41やランプ4
2等を含む。
【0004】斯かる構成は、周囲情報検出手段10や自
車状態検出手段20からの情報により自車とその前方を
走行している他車との車間距離が一定の条件に有る場合
に制御手段30は追突の危険性があると判断して報知手
段40を動作させることにより、使用者が適宜所定の操
作を行うことを促すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】斯かる構成によれば、
各種センサからの情報により制御手段が車両の各部をコ
ントロールして、更に、必要に応じて最適と判断される
タイミングにおいて使用者へ支援情報を出力することが
できて便利ではあるが、支援情報の出力は予め設定され
た制御手段のプログラムにより行われるものであるた
め、これが必ずしも運転者の要望するタイミングと一致
するとは限らないという問題があった。
【0006】すなわち、このような運転支援情報報知装
置が運転者等の使用者にとって最適と判断されるタイミ
ングで運転支援情報を出力したとしても、使用者がそれ
らの情報について既に認識している場合もあり、斯かる
場合においては提供されるそれらの情報の出力が煩わし
く感じられるという問題を有している。
【0007】本発明は前記問題に着目したものであっ
て、運転支援情報を出力するに際して最適と判断される
タイミングの場合で、かつ、使用者も運転情報を得るこ
とを望んでいる場合に、それらの運転情報を出力するこ
とにより、運転情報の出力の選別を可能とする運転支援
情報報知装置を提供することにより、使用者の状態に合
った運転情報の提供を可能とする運転支援情報報知装置
を実現することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、制御手段は前記使用者状態検出手段からの検出
結果に基づいて使用者の運転状態が正常であると判断さ
れる場合とそれ以外とで報知手段における前記支援情報
の提供の仕方を異ならせて、使用者の状態に合った運転
情報の提供を行うことができる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明において、前記使用者状態検出手段が前記車両の
室内の音声を検出する手段であるため、会話にて使用者
の状態を検出でき、判断も容易に行うことができる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明において、前記使用者状態検出手段が前記車両の
室内に設置されたマイクロフォンと、このマイクロフォ
ンで採取した音声を分析して前記使用者の声か否かを判
定する判定部とであるため、簡単な構成により実現する
ことができる。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の発明において、前記使用者状態検出手段が前記使用者
による前記車両のハンドル操作を検出する手段であるた
め、運転において必ず操作するハンドルにて使用者の状
態を検出でき、判断も容易に行うことができる。
【0012】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明において、前記使用者状態検出手段がハンドルに
設けた圧力センサと、この圧力センサで検出した前記使
用者のハンドル握力を分析して前記使用者がハンドルを
自己の意志をもって正常に握っているか否かを判定する
判定部とであるため、簡単な構成により実現することが
できる。
【0013】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
の発明において、前記使用者状態検出手段が前記使用者
の目の移動又は位置を検出する手段であるため、最も正
確に前記運転者の状態を判断することができる。
【0014】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
の発明において、発光型表示装置からの表示光を反射部
材で前記使用者側へ反射させて前記使用者の前方へ表示
像が虚像にて結像する表示装置における前記表示光の光
路中にハーフミラーを配置し、前記使用者状態検出手段
がこのハーフミラーを介して前記使用者の目の移動や位
置を検出する撮像部材と、この撮像部材からの画像を分
析して前記使用者が前記虚像を見ているか否かを判定す
る判定部とであるため、前記表示装置の一部を兼用する
ことで部品点数を大きく増やすことなく実現することが
きる。
【0015】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
の発明において、前記撮像部材がCCDカメラであるた
め、前記使用者の目の移動や位置を正確に検出すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最適な実施例を示
す図1〜図3を用いながら説明するが、図4で示した前
記従来技術と同一もしくは相当個所には同一符号を付し
てそれらの詳細な説明は省く。
【0017】図1は、本発明の第1実施例に係り、周囲
情報検出手段10や自車状態検出手段20からの情報を
基にして、必要に応じて使用者へ警報等の運転支援情報
を出力する制御手段30は、例えば周囲情報検出手段1
0や自車状態検出手段20からの情報により後述する報
知手段での前記運転支援情報の出力タイミングを判定す
る条件判定部31と、この条件判定部31からの出力に
応じて前記報知手段を駆動する駆動制御部32等を含
む。
【0018】そして、この制御手段30には、車両室内
に設けたマイクロフォン(マイク)51と、このマイク
51で採取した室内の音声を分析して使用者の声か否か
を判定する判定部52等を含む、車両の室内の音声を検
出する使用者状態検出手段50が接続され、使用者状態
判定手段50の判定部52からの判定信号を制御手段3
0の条件判定部31又は駆動制御部32へ出力してい
る。
【0019】斯かる構成によれば、制御手段30の条件
判定部31は、周囲情報検出手段10や自車状態検出手
段20からの情報に基づき、最適と判断されるタイミン
グにおいて使用者へ報知手段40を介して支援情報を出
力することができるもので、この点では従来技術と同様
である。
【0020】しかし、例えば、使用者状態検出手段50
のマイク51が車室の音を収集して、判定部52で使用
者等の音声を検出した場合には、使用者が運転以外の行
為に神経を分散させていると判断し、前記タイミングに
おいて前記支援情報を出力して使用者へ情報を提供して
注意を促し、反対にマイク51が特定の音声を収集しな
い場合には、使用者は運転に集中しており、前記支援情
報を通常とは異なる小さい音量や低い輝度にて提供、も
しくは、前記支援情報の提供を停止することにより、使
用者の状態に合った運転情報の提供を可能とするもので
ある。
【0021】図2は、本発明の第2実施例に係り、周囲
情報検出手段10や自車状態検出手段20からの情報を
基にして、必要に応じて使用者へ警報等の運転支援情報
を出力する制御手段30は、例えば周囲情報検出手段1
0や自車状態検出手段20からの情報により後述する報
知手段での前記運転支援情報の出力タイミングを判定す
る条件判定部31と、この条件判定部31からの出力に
応じて前記報知手段を駆動する駆動制御部32等を含
む。
【0022】そして、この制御手段30には、ハンドル
に設けた圧力センサ61と、この圧力センサ61で検出
した使用者のハンドル握力を分析して使用者がハンドル
を自己の意志をもって正常に握っている(すなわち、居
眠り運転や片手運転という不安定な状態ではない)か否
かを判定する判定部62等を含む、使用者による車両の
運転操作を検出する使用者状態検出手段60が接続さ
れ、使用者状態判定手段60の判定部62からの判定信
号を制御手段30の条件判定部31又は駆動制御部32
へ出力している。
【0023】斯かる構成によれば、制御手段30の条件
判定部31は、周囲情報検出手段10や自車状態検出手
段20からの情報に基づき、最適と判断されるタイミン
グにおいて使用者へ報知手段40を介して支援情報を出
力することができるもので、この点では従来技術と同様
である。
【0024】しかし、例えば、使用者状態検出手段60
の圧力センサ61が所定レベル以下の圧力を検出した場
合には、使用者が不安定な状態で運転を行っていると判
断し、前記タイミングにおいて前記支援情報を出力して
使用者へ情報を提供して注意を促し、反対に圧力センサ
61が前記所定レベルを越える圧力を検出した場合に
は、使用者は運転に集中しており、前記支援情報を通常
とは異なる小さい音量や低い輝度にて提供、もしくは、
前記支援情報の提供を停止することにより、使用者の状
態に合った運転情報の提供を可能とするものである。
【0025】図3は、本発明の第3実施例に係り、周囲
情報検出手段10や自車状態検出手段20からの情報を
基にして、必要に応じて使用者へ警報等の運転支援情報
を出力する制御手段30は、例えば周囲情報検出手段1
0や自車状態検出手段20からの情報により後述する報
知手段での前記運転支援情報の出力タイミングを判定す
る条件判定部31と、この条件判定部31からの出力に
応じて前記報知手段を駆動する駆動制御部32等を含
む。
【0026】一方、70は車両に搭載されるヘッドアッ
プディスプレーと称される表示装置であって、バックラ
イト付き液晶素子、蛍光表示管、電界発光素子等の発光
型表示装置71からの表示光Lは、フロントガラス72
の内面に貼着されたコンバイナと称する反射部材73で
使用者P側へ反射され、使用者Pは反射部材73及びフ
ロントガラス72を通して前方に結像している表示像D
を虚像にて見るものである。
【0027】そして、この表示装置70における表示光
Lの光路中にハーフミラー74を配置し、このハーフミ
ラー74に写る使用者Pの目の動きを検出するCCDカ
メラ等の撮像部材81と、この撮像部材81からの画像
を分析して使用者Pが虚像Dを見ているか否かを判定す
る判定部82等を含む、使用者の視線検出による使用者
状態検出手段80を設け、使用者状態判定手段80の判
定部82からの判定信号を制御手段30の条件判定部3
1又は駆動制御部32へ出力している。
【0028】斯かる構成によれば、制御手段30の条件
判定部31は、周囲情報検出手段10や自車状態検出手
段20からの情報に基づき、最適と判断されるタイミン
グにおいて使用者へ報知手段40を介して支援情報を出
力することができるもので、この点では従来技術と同様
である。
【0029】しかし、例えば、使用者状態検出手段80
の撮像部材81が使用者Pの目の異常な移動や位置を検
出した場合には、使用者Pが不安定な状態で運転を行っ
ていると判断し、前記タイミングにおいて前記支援情報
を出力して使用者Pへ情報を提供して注意を促し、反対
に撮像部材81が使用者Pの目の正常な移動や位置を検
出した場合には、使用者Pは運転に集中しており、前記
支援情報を通常とは異なる小さい音量や低い輝度にて提
供、もしくは、前記支援情報の提供を停止することによ
り、使用者の状態に合った運転情報の提供を可能とする
ものである。
【0030】なお、本発明に係る運転支援情報報知装置
が、前記従来技術で用いた自車と他車との車間距離に関
する運転支援情報を出力する構成に限らないことは言う
までもなく、例えば、周囲情報検出手段10として自車
の現在位置を検出する衛星信号受信型位置検出センサを
有し、自車状態検出手段20として走行距離センサを有
し、報知手段40で自車の現在位置と目的地までの残り
距離や予想到達時間等を運転支援情報として報知手段4
0で使用者へ提供する構成とすることもでき、この場合
においても、前記実施例と同様に、提供タイミングを変
更すれば、使用者の感覚に沿った運転支援情報を提供す
ることができるようになり、使用勝手に優れた運転支援
情報報知装置を実現することができるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、制御手段は前記使用者
状態検出手段からの検出結果に基づいて前記使用者の運
転状態が正常であると判断される場合とそれ以外とで前
記報知手段における前記支援情報の提供の仕方を異なら
せるように制御するため、使用者の状態に合った運転情
報の提供を可能とする運転支援情報報知装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を説明するブロッ
ク図
【図2】 本発明の第2実施例の構成を説明する要部ブ
ロック図。
【図3】 本発明の第3実施例の構成を説明する概略構
成図。
【図4】 従来技術の構成を説明するブロック図。
【符号の説明】
10 周囲情報検出手段 20 自車状態検出手段 30 制御手段 40 報知手段 50,60,80 使用者状態判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D037 FA01 FA06 FA10 FA13 FA16 FA23 FA25 FB10 FB12 3D041 AA41 AA71 AA80 AB01 AD00 AD47 AD50 AE01 5C086 AA23 BA22 CA09 CA15 CB26 CB36 DA40 FA02 5H180 AA01 CC04 CC27 LL01 LL07 LL08 LL20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車の周囲の環境を検出する周囲情報検
    出手段と、前記自車の状態を検出する自車状態検出手段
    と、前記周囲情報検出手段や前記自車状態検出手段から
    の情報に基づき必要に応じて運転者等の使用者へ警報等
    の運転支援情報を出力する制御手段と、前記制御手段か
    らの出力に応じて前記使用者へ運転支援情報を出力する
    報知手段と、使用者の運転状態を判断する使用者状態検
    出手段とを有し、前記制御手段は前記使用者状態検出手
    段からの検出結果に基づいて前記使用者の運転状態が正
    常であると判断される場合とそれ以外とで前記報知手段
    における前記支援情報の提供の仕方を異ならせるように
    制御することを特徴とする運転支援情報報知装置。
  2. 【請求項2】 前記使用者状態検出手段が前記車両の室
    内の音声を検出する手段であることを特徴とする請求項
    1に記載の運転支援情報報知装置。
  3. 【請求項3】 前記使用者状態検出手段が前記車両の室
    内に設置されたマイクロフォンと、このマイクロフォン
    で採取した音声を分析して前記使用者の声か否かを判定
    する判定部とであることを特徴とする請求項2に記載の
    運転支援情報報知装置。
  4. 【請求項4】 前記使用者状態検出手段が前記使用者に
    よる前記車両のハンドル操作を検出する手段であること
    を特徴とする請求項1に記載の運転支援情報報知装置。
  5. 【請求項5】 前記使用者状態検出手段がハンドルに設
    けた圧力センサと、この圧力センサで検出した前記使用
    者のハンドル握力を分析して前記使用者がハンドルを自
    己の意志をもって正常に握っているか否かを判定する判
    定部とであることを特徴とする請求項4に記載の運転支
    援情報報知装置。
  6. 【請求項6】 前記使用者状態検出手段が前記使用者の
    目の移動又は位置を検出する手段であることを特徴とす
    る請求項1に記載の運転支援情報報知装置。
  7. 【請求項7】 発光型表示装置からの表示光を反射部材
    で前記使用者側へ反射させて前記使用者の前方へ表示像
    が虚像にて結像する表示装置における前記表示光の光路
    中にハーフミラーを配置し、前記使用者状態検出手段が
    このハーフミラーを介して前記使用者の目の移動や位置
    を検出する撮像部材と、この撮像部材からの画像を分析
    して前記使用者が前記虚像を見ているか否かを判定する
    判定部とであることを特徴とする請求項6に記載の運転
    支援情報報知装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像部材がCCDカメラであること
    を特徴とする請求項7に記載の運転支援情報報知装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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