JP2000126643A - 竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法 - Google Patents

竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法

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JP2000126643A
JP2000126643A JP10299625A JP29962598A JP2000126643A JP 2000126643 A JP2000126643 A JP 2000126643A JP 10299625 A JP10299625 A JP 10299625A JP 29962598 A JP29962598 A JP 29962598A JP 2000126643 A JP2000126643 A JP 2000126643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竪ミルと横ミルとの混在運用を行い得る竪・
横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法を提供す
る。 【解決手段】 石炭流量指令12に対しミル負荷率によ
る設定比率16を掛けることにより横ミル石炭流量指令
17を求め、該横ミル石炭流量指令17を横ミル石炭流
量上下限21,24の範囲内に収める処理を行って横ミ
ル許容石炭流量指令25を求め、該横ミル許容石炭流量
指令25に基づいて一次通風機5による一次空気流量8
を調節すると共に、前記石炭流量指令12から横ミル許
容石炭流量指令25を差し引いて竪ミル石炭流量指令3
8を求め、該竪ミル石炭流量指令38を竪ミル石炭流量
上下限40,43の範囲内に収める処理を行って竪ミル
許容石炭流量指令44を求め、該竪ミル許容石炭流量指
令44に基づいて給炭機10による竪ミル給炭量13を
調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪・横ミル混在型
石炭焚ボイラの石炭流量制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の石炭焚ボイラにおいて
は、石炭を粉砕してボイラ本体の火炉へ供給するための
微粉炭機として、竪ミル(テーブル回転とローラとの協
働による石炭粉砕)と横ミル(ドラム内のボールによる
石炭粉砕)のうちいずれかが設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、横ミルが設
置されている既設の石炭焚ボイラにおいて、全体として
の石炭流量を増量させるためにミルを増設する必要が生
じたような場合、横ミルを追加するのであれば、制御的
にはほとんど問題はないが、動力費等の経済性を考慮し
た場合に、横ミルではなく竪ミルを追加して設置した方
が有利になることがあった。
【0004】このため、竪ミルと横ミルが混在したタイ
プの石炭焚ボイラの開発が進められているが、このよう
なタイプの石炭焚ボイラは従来存在しておらず、しか
も、竪ミルは給炭機による給炭量に基づいて制御が行わ
れるのに対し、横ミルは一次空気流量に基づいて制御が
行われ、その制御方式の相違から、混在運用ができなか
った。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、竪ミルと横
ミルとの混在運用を行い得る竪・横ミル混在型石炭焚ボ
イラの石炭流量制御方法を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、石炭流量指令
に対しミル負荷率による設定比率を掛けることにより横
ミル石炭流量指令を求め、該横ミル石炭流量指令を横ミ
ル石炭流量上下限の範囲内に収める処理を行って横ミル
許容石炭流量指令を求め、該横ミル許容石炭流量指令と
一次空気流量に基づく総横ミル石炭流量との総横ミル石
炭流量偏差をなくすための横ミルマスタ指令を求めた
後、該横ミルマスタ指令と一次空気流量に基づく横ミル
石炭流量との横ミル石炭流量偏差をなくすよう一次通風
機による一次空気流量を調節すると共に、前記石炭流量
指令から横ミル許容石炭流量指令を差し引いて竪ミル石
炭流量指令を求め、該竪ミル石炭流量指令を竪ミル石炭
流量上下限の範囲内に収める処理を行って竪ミル許容石
炭流量指令を求め、該竪ミル許容石炭流量指令と総竪ミ
ル給炭量との総竪ミル石炭流量偏差をなくすための竪ミ
ルマスタ指令を求め、該竪ミルマスタ指令に基づいて給
炭機による竪ミル給炭量を調節し、前記横ミル石炭流量
指令が横ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱
分を竪ミル石炭流量指令に上乗せし、横ミル石炭流量指
令が横ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱
分を竪ミル石炭流量指令から差引く一方、前記竪ミル石
炭流量指令が竪ミル石炭流量上限を越える場合には、そ
の逸脱分を横ミル石炭流量指令に上乗せし、竪ミル石炭
流量指令が竪ミル石炭流量下限より小さい場合には、そ
の逸脱分を横ミル石炭流量指令から差引くことを特徴と
する竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法
にかかるものである。
【0007】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0008】石炭焚ボイラの運転時には、石炭流量指令
に対しミル負荷率による設定比率を掛けることにより横
ミル石炭流量指令が求められ、該横ミル石炭流量指令を
横ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理が行われて
横ミル許容石炭流量指令が求められ、該横ミル許容石炭
流量指令と一次空気流量に基づく総横ミル石炭流量との
総横ミル石炭流量偏差をなくすための横ミルマスタ指令
が求められた後、該横ミルマスタ指令と一次空気流量に
基づく横ミル石炭流量との横ミル石炭流量偏差をなくす
よう一次通風機による一次空気流量が調節されると共
に、前記石炭流量指令から横ミル許容石炭流量指令が差
し引かれて竪ミル石炭流量指令が求められ、該竪ミル石
炭流量指令を竪ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処
理が行われて竪ミル許容石炭流量指令が求められ、該竪
ミル許容石炭流量指令と総竪ミル給炭量との総竪ミル石
炭流量偏差をなくすための竪ミルマスタ指令が求めら
れ、該竪ミルマスタ指令に基づいて給炭機による竪ミル
給炭量が調節され、前記横ミル石炭流量指令が横ミル石
炭流量上限を越える場合には、その逸脱分が竪ミル石炭
流量指令に上乗せされ、横ミル石炭流量指令が横ミル石
炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分が竪ミル石
炭流量指令から差引かれる一方、前記竪ミル石炭流量指
令が竪ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分
が横ミル石炭流量指令に上乗せされ、竪ミル石炭流量指
令が竪ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱
分が横ミル石炭流量指令から差引かれる。
【0009】この結果、制御方式の相違している竪ミル
と横ミルとの混在運用が可能となり、しかも、前記横ミ
ル石炭流量指令が横ミル石炭流量上限を越える場合に
は、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令に上乗せし、横ミ
ル石炭流量指令が横ミル石炭流量下限より小さい場合に
は、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令から差引く一方、
前記竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量上限を越える
場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令に上乗せ
し、竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量下限より小さ
い場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令から差引
くようにしたことにより、運用幅も広がることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0011】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、1は石炭焚ボイラ、2は石炭焚ボイラ1に設
けられた微粉炭バーナ、3は所望の微粉炭バーナ2に接
続された横ミル、4は横ミル3へ石炭を供給する給炭
機、5は横ミル3へ一次空気を圧送するための一次通風
機、6は一次通風機5によって圧送される一次空気流量
を調節するための一次空気流量制御ダンパ、7は横ミル
3へ導入される一次空気流量8を検出するための一次空
気流量検出器、9は所望の微粉炭バーナ2に接続された
竪ミル、10は竪ミル9へ石炭を供給する給炭機、11
は石炭流量指令12に基づいて一次空気流量8と竪ミル
給炭量13とがそれぞれ所望の値となるように一次空気
流量制御ダンパ6へ開度指令14を出力し且つ竪ミル9
の給炭機10へ竪ミルマスタ指令15を出力する制御器
であり、本図示例においては、横ミル3と竪ミル9をそ
れぞれ二台ずつ設置した例を表わしている。
【0012】前記制御器11は、石炭流量指令12に対
しミル負荷率による設定比率16を掛け、横ミル石炭流
量指令17を求めて出力する乗算器18と、該乗算器1
8から出力される横ミル石炭流量指令17に対し、後述
する減算器61から出力される竪ミル9の逸脱分60を
加算し、横ミル石炭流量指令19を出力する加算器20
と、該加算器20から出力される横ミル石炭流量指令1
9と、現在の横ミル運転台数に基づいて設定される横ミ
ル石炭流量上限21とのうち低い方を選択し、横ミル石
炭流量指令22として出力する低選択器23と、該低選
択器23から出力される横ミル石炭流量指令22と、現
在の横ミル運転台数に基づいて設定される横ミル石炭流
量下限24とのうち高い方を選択し、横ミル許容石炭流
量指令25として出力する高選択器26と、一次空気流
量検出器7で検出された一次空気流量8に基づき横ミル
石炭流量27を求めて出力する第一関数発生器28と、
該第一関数発生器28から出力される横ミル石炭流量2
7の総和を求め、総横ミル石炭流量29を出力する加算
器30と、前記高選択器26から出力される横ミル許容
石炭流量指令25と前記加算器30から出力される総横
ミル石炭流量29との差を求め、総横ミル石炭流量偏差
31を出力する減算器32と、該減算器32から出力さ
れる総横ミル石炭流量偏差31を比例積分処理し、該総
横ミル石炭流量偏差31をなくすための横ミルマスタ指
令33を出力する比例積分調節器34と、該比例積分調
節器34から出力される横ミルマスタ指令33と、前記
一次空気流量8に基づいて第一関数発生器28から出力
される横ミル石炭流量27との横ミル石炭流量偏差35
を求めて出力する減算器36と、該減算器36から出力
される横ミル石炭流量偏差35を比例積分処理し、該横
ミル石炭流量偏差35をなくすための開度指令14を求
めて一次空気流量制御ダンパ6へ出力する比例積分調節
器37と、前記石炭流量指令12から横ミル許容石炭流
量指令25を差し引き、竪ミル石炭流量指令38を求め
て出力する減算器39と、該減算器39から出力される
竪ミル石炭流量指令38と、現在の竪ミル運転台数に基
づいて設定される竪ミル石炭流量上限40とのうち低い
方を選択し、竪ミル石炭流量指令41として出力する低
選択器42と、該低選択器42から出力される竪ミル石
炭流量指令41と、現在の竪ミル運転台数に基づいて設
定される竪ミル石炭流量下限43とのうち高い方を選択
し、竪ミル許容石炭流量指令44として出力する高選択
器45と、竪ミル給炭量13の総和を求め、総竪ミル給
炭量46を出力する加算器47と、前記高選択器45か
ら出力される竪ミル許容石炭流量指令44と前記加算器
47から出力される総竪ミル給炭量46との差を求め、
総竪ミル石炭流量偏差48を出力する減算器49と、該
減算器49から出力される総竪ミル石炭流量偏差48を
比例積分処理し、該総竪ミル石炭流量偏差48をなくす
ための竪ミルマスタ指令15を竪ミル9の給炭機10へ
出力する比例積分調節器51と、前記減算器39から出
力される竪ミル石炭流量指令38と前記低選択器42か
ら出力される竪ミル石炭流量指令41との差を求めるこ
とにより、竪ミル石炭流量指令38が竪ミル石炭流量上
限40を越えている場合に、その上限側逸脱分52を出
力する減算器53と、該減算器53から出力される竪ミ
ル9の上限側逸脱分52に基づき横ミル石炭流量指令1
7に対する上乗せ分54を求めて出力する第二関数発生
器55と、前記低選択器42から出力される竪ミル石炭
流量指令41と前記高選択器45から出力される竪ミル
許容石炭流量指令44との差を求めることにより、竪ミ
ル石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下限43より小さ
い場合に、その下限側逸脱分56を出力する減算器57
と、該減算器57から出力される竪ミル9の下限側逸脱
分56に基づき横ミル石炭流量指令17に対する差引き
分58を求めて出力する第三関数発生器59と、前記第
二関数発生器55から出力される上乗せ分54と前記第
三関数発生器59から出力される差引き分58との差を
求めることにより、竪ミル石炭流量指令38が竪ミル石
炭流量上限40を越えている場合には上乗せ分54を竪
ミル9のプラスの逸脱分60として加算器20へ出力す
る一方、竪ミル石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下限
43より小さい場合には差引き分58を竪ミル9のマイ
ナスの逸脱分60として加算器20へ出力する減算器6
1とを備えてなる構成を有している。
【0013】前記第一関数発生器28には、図2に示す
如く、一次空気流量8の増加に伴って略比例させる形で
横ミル石炭流量27を増加させるような関数が入力され
ている。
【0014】前記第二関数発生器55には、図3に示す
如く、上限側逸脱分52の増加に伴って略比例させる形
で上乗せ分54を増加させるような関数が入力されてい
る。
【0015】前記第三関数発生器59には、図4に示す
如く、下限側逸脱分56のマイナス側への増加に伴って
略比例させる形で差引き分58を増加させるような関数
が入力されている。
【0016】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0017】石炭焚ボイラ1の運転時には、制御器11
の乗算器18において、石炭流量指令12に対しミル負
荷率による設定比率16が掛けられ、横ミル石炭流量指
令17が求められ、加算器20を介して横ミル石炭流量
指令19として低選択器23へ出力され、該低選択器2
3において、前記加算器20から出力される横ミル石炭
流量指令19と、現在の横ミル運転台数に基づいて設定
される横ミル石炭流量上限21とのうち低い方が選択さ
れ、横ミル石炭流量指令22として高選択器26へ出力
され、該高選択器26において、前記低選択器23から
出力される横ミル石炭流量指令22と、現在の横ミル運
転台数に基づいて設定される横ミル石炭流量下限24と
のうち高い方が選択され、横ミル許容石炭流量指令25
として減算器32へ出力される一方、第一関数発生器2
8において、一次空気流量検出器7で検出された一次空
気流量8に基づき横ミル石炭流量27が求められて加算
器30へ出力され、該加算器30において、前記第一関
数発生器28から出力される横ミル石炭流量27の総和
が求められ、総横ミル石炭流量29が前記減算器32へ
出力され、該減算器32において、前記高選択器26か
ら出力される横ミル許容石炭流量指令25と前記加算器
30から出力される総横ミル石炭流量29との差が求め
られ、総横ミル石炭流量偏差31が比例積分調節器34
へ出力され、該比例積分調節器34において、前記減算
器32から出力される総横ミル石炭流量偏差31が比例
積分処理され、該総横ミル石炭流量偏差31をなくすた
めの横ミルマスタ指令33が減算器36へ出力され、該
減算器36において、前記比例積分調節器34から出力
される横ミルマスタ指令33と、前記一次空気流量8に
基づいて第一関数発生器28から出力される横ミル石炭
流量27との横ミル石炭流量偏差35が求められて比例
積分調節器37へ出力され、該比例積分調節器37にお
いて、前記減算器36から出力される横ミル石炭流量偏
差35が比例積分処理され、該横ミル石炭流量偏差35
をなくすための開度指令14が求められて一次空気流量
制御ダンパ6へ出力され、該一次空気流量制御ダンパ6
の開度が調節され、一次通風機5による一次空気流量8
が調節されて横ミル3からのトータルの出炭量が横ミル
許容石炭流量指令25と等しくなるように制御が行われ
る。
【0018】これと同時に、減算器39において、前記
石炭流量指令12から横ミル許容石炭流量指令25が差
し引かれ、竪ミル石炭流量指令38が求められて低選択
器42へ出力され、該低選択器42において、前記減算
器39から出力される竪ミル石炭流量指令38と、現在
の竪ミル運転台数に基づいて設定される竪ミル石炭流量
上限40とのうち低い方が選択され、竪ミル石炭流量指
令41として高選択器45へ出力され、該高選択器45
において、前記低選択器42から出力される竪ミル石炭
流量指令41と、現在の竪ミル運転台数に基づいて設定
される竪ミル石炭流量下限43とのうち高い方が選択さ
れ、竪ミル許容石炭流量指令44として減算器49へ出
力される一方、加算器47において、竪ミル給炭量13
の総和が求められ、総竪ミル給炭量46が前記減算器4
9へ出力され、該減算器49において、前記高選択器4
5から出力される竪ミル許容石炭流量指令44と前記加
算器47から出力される総竪ミル給炭量46との差が求
められ、総竪ミル石炭流量偏差48が比例積分調節器5
1へ出力され、該比例積分調節器51において、前記減
算器49から出力される総竪ミル石炭流量偏差48が比
例積分処理され、該総竪ミル石炭流量偏差48をなくす
ための竪ミルマスタ指令15が竪ミル9の給炭機10へ
出力され、該給炭機10による竪ミル給炭量13が調節
されて竪ミル9からのトータルの出炭量が竪ミル許容石
炭流量指令44と等しくなるように制御が行われる。
【0019】ここで、減算器53においては、前記減算
器39から出力される竪ミル石炭流量指令38と前記低
選択器42から出力される竪ミル石炭流量指令41との
差が求められ、竪ミル石炭流量指令38が竪ミル石炭流
量上限40を越えている場合には、その上限側逸脱分5
2が第二関数発生器55へ出力され、該第二関数発生器
55において、前記減算器53から出力される竪ミル9
の上限側逸脱分52に基づき横ミル石炭流量指令17に
対する上乗せ分54が求められて減算器61へ出力され
るが、この場合、減算器57から出力される竪ミル9の
下限側逸脱分56はゼロであって第三関数発生器59か
ら出力される差引き分58もゼロであるため、前記上乗
せ分54が竪ミル9のプラスの逸脱分60として加算器
20へ出力され、横ミル石炭流量指令17に上乗せされ
る。一方、減算器57においては、前記低選択器42か
ら出力される竪ミル石炭流量指令41と前記高選択器4
5から出力される竪ミル許容石炭流量指令44との差が
求められ、竪ミル石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下
限43より小さい場合には、その下限側逸脱分56が第
三関数発生器59へ出力され、該第三関数発生器59に
おいて、前記減算器57から出力される竪ミル9の下限
側逸脱分56に基づき横ミル石炭流量指令17に対する
差引き分58が求められて減算器61へ出力されるが、
この場合、前記減算器53から出力される竪ミル9の上
限側逸脱分52はゼロであって第二関数発生器55から
出力される上乗せ分54もゼロであるため、前記差引き
分58が竪ミル9のマイナスの逸脱分60として加算器
20へ出力され、横ミル石炭流量指令17から差引かれ
る。
【0020】尚、前記石炭流量指令12と横ミル許容石
炭流量指令25との差を竪ミル石炭流量指令38として
設定しているため、横ミル石炭流量指令19が横ミル石
炭流量上限21を越えている場合には、その上限側逸脱
分が竪ミル石炭流量指令38に上乗せされる一方、横ミ
ル石炭流量指令22が横ミル石炭流量下限24より小さ
い場合には、その下限側逸脱分が竪ミル石炭流量指令3
8から差引かれる形となる。
【0021】この結果、制御方式の相違している竪ミル
9と横ミル3との混在運用が可能となり、しかも、前記
横ミル石炭流量指令19が横ミル石炭流量上限21を越
える場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令38に
上乗せし、横ミル石炭流量指令22が横ミル石炭流量下
限24より小さい場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流
量指令38から差引く一方、前記竪ミル石炭流量指令3
8が竪ミル石炭流量上限40を越える場合には、その逸
脱分60を横ミル石炭流量指令17に上乗せし、竪ミル
石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下限43より小さい
場合には、その逸脱分60を横ミル石炭流量指令17か
ら差引くようにしたことにより、運用幅も広がることと
なる。
【0022】こうして、竪ミルと横ミルとの混在運用を
行い得る。
【0023】尚、本発明の竪・横ミル混在型石炭焚ボイ
ラの石炭流量制御方法は、上述の図示例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の竪・横ミ
ル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法によれば、竪
ミルと横ミルとの混在運用を行い得るという優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
【図2】図1に示す第一関数発生器に入力された関数を
表わす線図である。
【図3】図1に示す第二関数発生器に入力された関数を
表わす線図である。
【図4】図1に示す第三関数発生器に入力された関数を
表わす線図である。
【符号の説明】
1 石炭焚ボイラ 3 横ミル 5 一次通風機 6 一次空気流量制御ダンパ 7 一次空気流量検出器 8 一次空気流量 9 竪ミル 10 給炭機 12 石炭流量指令 13 竪ミル給炭量 14 開度指令 15 竪ミルマスタ指令 16 設定比率 17 横ミル石炭流量指令 21 横ミル石炭流量上限 24 横ミル石炭流量下限 25 横ミル許容石炭流量指令 27 横ミル石炭流量 29 総横ミル石炭流量 31 総横ミル石炭流量偏差 33 横ミルマスタ指令 35 横ミル石炭流量偏差 38 竪ミル石炭流量指令 40 竪ミル石炭流量上限 43 竪ミル石炭流量下限 44 竪ミル許容石炭流量指令 46 総竪ミル給炭量 48 総竪ミル石炭流量偏差 60 逸脱分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭流量指令に対しミル負荷率による設
    定比率を掛けることにより横ミル石炭流量指令を求め、
    該横ミル石炭流量指令を横ミル石炭流量上下限の範囲内
    に収める処理を行って横ミル許容石炭流量指令を求め、
    該横ミル許容石炭流量指令と一次空気流量に基づく総横
    ミル石炭流量との総横ミル石炭流量偏差をなくすための
    横ミルマスタ指令を求めた後、該横ミルマスタ指令と一
    次空気流量に基づく横ミル石炭流量との横ミル石炭流量
    偏差をなくすよう一次通風機による一次空気流量を調節
    すると共に、 前記石炭流量指令から横ミル許容石炭流量指令を差し引
    いて竪ミル石炭流量指令を求め、該竪ミル石炭流量指令
    を竪ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理を行って
    竪ミル許容石炭流量指令を求め、該竪ミル許容石炭流量
    指令と総竪ミル給炭量との総竪ミル石炭流量偏差をなく
    すための竪ミルマスタ指令を求め、該竪ミルマスタ指令
    に基づいて給炭機による竪ミル給炭量を調節し、 前記横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量上限を越える
    場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令に上乗せ
    し、横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量下限より小さ
    い場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令から差引
    く一方、前記竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量上限
    を越える場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令に
    上乗せし、竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量下限よ
    り小さい場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令か
    ら差引くことを特徴とする竪・横ミル混在型石炭焚ボイ
    ラの石炭流量制御方法。
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