JP3941405B2 - ボイラ自動制御装置および方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイラ自動制御装置に係わり、特に、モータ動力としてインバータと商用周波数電源の両方を備え、切り替えによっていずれか一方の電源を用いる通風機を2系統有し、通風機を通る流体の流量を調節する流量調節操作端と通風機のモータ出力を制御するインバータ制御装置へのモータ出力制御指令により、ボイラ内の空気あるいは燃焼ガスの圧力を規定値に制御するボイラ自動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、火力発電プラント用の通風機の動力としては商用周波数電源が用いられ、通風機のモータ出力(回転数)は通常運転状態では一定である。したがって、ボイラ自動制御装置においては通風機を通過する流体(空気あるいは燃焼ガス)の流量を調節する操作端を制御することにより、ボイラの火炉内圧力等の制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、火力発電プラント用の大容量通風機にインバータ(周波数変換装置)を適用した場合について考慮されておらず、この場合の空気あるいは燃焼ガスの圧力制御とモータ出力制御方法が確立されていないという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、通風機にインバータを適用した火力発電プラントに適した空気あるいは燃焼ガスの圧力制御とモータ出力制御を行うのに好適なボイラ自動制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、モータ動力としてインバータと商用周波数電源の両方を備え、切り替えによっていずれか一方の電源を用いる通風機を2系統有し、前記通風機を通る流体の流量を調節する流量調節操作端への制御指令と前記通風機のモータ出力を制御するインバータ制御装置へのモータ出力制御指令により、火炉に空気を押込む押込通風機あるいは火炉から燃焼ガスを誘引する誘引送風機を、空気あるいは燃焼ガス圧力制御に関わるボイラ内の機器として制御するボイラ自動制御装置において、制御対象である空気あるいは燃焼ガスの圧力の制御について、制御演算回路の演算結果に基づき前記流量調節操作端への制御指令を作成すると共に前記モータ出力制御指令を作成する手段を有し、前記インバータと前記商用周波数電源の一方から他方へータ動力が切り替えられる際に、前記モータ動力として供給される動力が一時的に遮断されることに起因する自然減速にそって、前記流量調節操作端の開度を徐々に開いていく方向に制御されることによって、解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
【0007】
図2は、本発明を適用する火力発電プラントと制御装置の構成を示す。火力発電プラントは、燃料を燃焼させ熱交換により蒸気を発生させる火炉1と、火炉1に燃焼用の空気を送風する押込通風機2(以下「FDF」と略す。)と、火炉1から燃焼ガスを吸い出す誘引通風機3(以下「IDF」と略す。)と、IDF3の動力であるIDFモータ4と、IDF3が吸い出すガス量を調節するIDF入口ダンパ5と、煙突6と、火炉1内の圧力を検出する火炉圧力検出器7から構成される。また、IDFモータ4の電源は、主電源11と、遮断器12と、インバータ8及びインバータ電源用の遮断器13及び遮断器14と、商用周波数電源用の遮断器15から構成される。
【0008】
ここで、FDF2、IDF3、IDFモータ4、IDF入口ダンパ5、インバータ8、遮断器12、遮断器13、遮断器14、遮断器15はそれぞれ2台ずつあり各々独立した系統を構成している(以下、それぞれの系統をA系及びB系と称する。)。
【0009】
また、制御装置は、ボイラのプロセス量の総合的な制御を行うボイラ自動制御装置9と、インバータ8の出力制御を行うインバータ制御装置10から構成される。尚、本実施形態では火力発電プラントの誘引通風機にインバータを適用した場合について説明するが、押込通風機や一次通風機(微粉炭搬送用空気を送風する装置)など、空気あるいは燃焼ガス圧力制御に関わる他の機器に適用した場合でも、本発明によるボイラ自動制御装置は適用可能である。
【0010】
次に、図2に示した各要素の機能について説明する。
【0011】
FDF2から送られた空気は、火炉1で燃焼に用いられ燃焼ガスとなりIDF3により吸い出されて煙突6より排出される。ここで火炉1内の火炉圧力は、ボイラ保安上あるいは性能上の理由により規定値に制御されなければならない。この火炉圧力を制御するためにIDF3により吸い出されるガス量を調節する操作端がIDF入口ダンパ5である。
【0012】
ボイラ自動制御装置9は、火炉圧力検出器7からの火炉圧力信号16及びボイラ自動制御装置9に内蔵される制御演算回路の演算結果に基づきIDF入口ダンパ開度指令17を出力しIDF入口ダンパ5を駆動して火炉圧力の制御を行う。さらに、ボイラ自動制御装置9は制御演算回路の演算結果に基づきIDF回転数指令18を出力する。
【0013】
ボイラ自動制御装置9は、上記の他にも発電機出力や蒸気温度・圧力などの制御も行う装置であるが、ここでは本発明に関連する機能のみ説明する。
【0014】
インバータ制御装置10は、ボイラ自動制御装置9からのIDF回転数指令18に基づきインバータ出力指令19を出力しインバータ8を制御して、IDFモータ4の回転数(周波数)がボイラ自動制御装置9からのIDF回転数指令18と同じになるように制御する。
【0015】
IDFモータ4の駆動電源は、交流商用周波数の主電源11から遮断器12を介し、遮断器13、インバータ8、遮断器14を介して供給される。但し、インバータ8やインバータ制御装置10の故障等によりインバータ電源が使用不能となった場合には、遮断器13及び遮断器14を引き外して遮断器15を投入し、電源供給ラインをインバータ側から商用周波数電源側へと切り替えるバックアップ機能を持つ。
【0016】
次に、図1によりボイラ自動制御装置9の詳細制御機能を説明する。
【0017】
通常のプラント運転時(A系及びB系共にIDFがインバータにより運転されており、かつ、IDF入口ダンパおよびIDF回転数制御系が自動制御されている状態)においては、火炉圧力検出器7から入力される火炉圧力信号16と火炉圧力の設定値から減算器901により火炉圧力偏差信号951を算出し、火炉圧力偏差信号951を比例積分演算器902により比例積分演算を行って火炉圧力制御信号952を作成する。
【0018】
火炉圧力制御信号はA系及びB系の制御に用いられるが、下流の制御回路はA系及びB系とも同様であるため、図1ではA系の制御回路のみ図示している。火炉圧力制御信号952は信号切替器906を通った後、加算器907によりIDF入口ダンパ開度補正信号954を加えられて最終的なIDF入口ダンパ開度指令17となり、このIDF入口ダンパ開度指令17によりIDF入口ダンパ5が動作する。
【0019】
一方、ボイラ入力指令(発電量に応じてボイラに投入する給水・燃料・空気量を規定する指令信号のことであり、以下「BID」と略す。)955に基づき関数発生器915により設定されたIDF回転数プログラム956は信号切替器917及び変化率制限器918を通った後、IDF回転数指令18としてインバータ制御装置10に出力され、インバータ制御装置10により制御演算が行われた後インバータ出力指令19としてインバータ8の出力を制御し、IDFモータ4の回転数をボイラ自動制御装置からのIDF回転数指令18の値に制御する。
【0020】
以上のように、応答の速い火炉圧力制御をIDF入口ダンパにより行い、IDF回転数制御はプログラム制御とすることにより、火炉圧力制御とIDF回転数制御の協調をとることができる。
【0021】
ここで、IDF入口ダンパ開度補正信号954について説明する。IDF入口ダンパ開度補正信号954は、インバータ運転時のIDF入口ダンパ開度を設定された運用開度域に保つようにするためのものであり、BID955に基づき関数発生器908により設定されたIDF入口ダンパ開度補正プログラム957は信号切替器910、加算器911、信号切替器913及び変化率制限器914を通った後、加算器907により火炉圧力制御信号と加算されて最終的なIDF入口ダンパ開度指令17となる。
【0022】
加算器911で加算される開バイアス信号958は、インバータ8やインバータ制御装置10の故障等によりインバータ電源が使用不能となった場合に遮断器13及び遮断器14を引き外して遮断器15を投入し電源供給ラインをインバータ側から商用周波数電源側へと切り替えるが、遮断器13及び遮断器14を引き外して遮断器15を投入する間はIDFモータ4は自然減速となるので、この間の火炉圧力上昇を抑制するためにIDF入口ダンパ5を先行的に開させるためのものである。
【0023】
逆に商用周波数電源側からインバータ側へと切り替える場合も同様である。開バイアス信号958は、上記の間は信号切替器912によりα%側が選択され、上記の間以外は0%側が選択される。
【0024】
また、インバータ不使用時すなわち商用周波数電源によりIDFモータ4を駆動している場合は、IDF入口ダンパ開度補正信号954は不要であるため信号切替器913により0%側が選択される。
【0025】
以上のように、IDF入口ダンパ開度補正回路により、インバータ運転に適したIDF入口ダンパ開度で運用することができる。
【0026】
プラント運転状況によってはA系あるいはB系のみを運転する状況、いわゆる通風系片系運転を行うことがある。この場合、BID955に基づき設定されるIDF回転数プログラムは通常のA系及びB系の両系運転時とは異なるものとする必要があるため、運転している側では、信号切替器917によりBID955に基づき関数発生器916により設定された片系運転時IDF回転数プログラム959が選択され、また、信号切替器910によりBID955に基づき関数発生器909により設定された片系運転時IDF入口ダンパ開度補正プログラム960が選択される。
【0027】
以上のように、通風系片系運転用の制御回路を設けることにより、通風系片系運転の場合にも最適なIDF入口ダンパ及びIDF回転数制御を行うことができる。
【0028】
A系及びB系の2系統のIDFのうち、一方がインバータによる運転、もう一方が商用周波数電源による運転の状態になった場合、火炉圧力制御のループゲインすなわちIDF入口ダンパ制御のループゲインはA系とB系とで異なる。
【0029】
一方、火炉圧力信号及び火炉圧力制御の比例積分器はA系及びB系で共通であり、制御ループゲインの違いによる自動制御の不安定要因を除去するため、上記運転状態の場合は商用周波数電源により運転している系では、信号切替器906により信号切替器906自身の出力信号953側が選択される。すなわち、比例積分演算器902の出力である火炉圧力制御信号952はインバータ運転側でのみ有効となる。
【0030】
以上のように、A系及びB系の2系統のIDFのうち、一方がインバータによる運転、もう一方が商用周波数電源による運転の状態になった場合においても、安定した火炉圧力制御を行うことができる。
【0031】
また、比例積分演算器902のパラメータである制御ゲインは、信号切替器905により、A系及びB系共に商用周波数電源による運転の場合あるいは一方が商用周波数電源による運転でもう一方が停止している状態の場合は信号発生器903の出力信号側が選択され、A系及びB系共にインバータによる運転の場合あるいは一方がインバータによる運転でもう一方が停止している状態の場合はBID955に基づき関数発生器904により設定された信号側が選択される。加えて、一方がインバータによる運転、もう一方が商用周波数電源による運転の状態の場合にも関数発生器904により設定された信号側が選択される。
【0032】
以上のように、A系及びB系の2系統のIDFが、各々インバータによる運転あるいは商用周波数電源による運転のいずれの状態であっても安定した火炉圧力制御を行うことができる。
【0033】
ここで、インバータ8やインバータ制御装置10の故障等によりインバータ電源が使用不能となった場合に、遮断器13及び遮断器14を引き外して遮断器15を投入し電源供給ラインをインバータ側から商用周波数電源側へと切り替える際のIDF入口ダンパ開度指令17及びIDF回転数指令18の動作について図3により説明する。
【0034】
図3はA系及びB系共インバータ運転の状態から、A系側がインバータ運転から商用周波数電源に切り替わる場合の例である。切り替え前の通常状態では、IDF入口ダンパ開度指令17は火炉圧力制御信号952とIDF入口ダンパ開度補正プログラム957を加算した信号である。A系の遮断器13及び遮断器14が引き外されるとA系のIDFモータ4は動力電源がなくなるため自然減速となる。
【0035】
次にA系の遮断器15が投入されるまでの間、IDF入口ダンパ開度指令17には開バイアス信号958が加算される。A系の遮断器15が投入され商用周波数電源による運転に切り替わった後は、IDF入口ダンパ開度補正信号954は0%に向かって減少し、IDF入口ダンパ開度指令17は信号切替器906により保持されている信号953となる。尚、商用周波数電源による運転からインバータによる運転への切り替えの場合にも同様の制御動作が行われる。
【0036】
以上のように、IDFの運転をインバータから商用周波数電源に、あるいはその逆に切り替えた際にもIDF回転数の変化に応じてIDF入口ダンパが適切に動作するので、火炉圧力の変動を最小限に抑制することができる。
【0037】
以上述べたように、本実施形態では、火炉圧力制御をIDF入口ダンパにより行いIDF回転数制御はプログラム制御とする回路と、IDF入口ダンパ開度補正回路と、通風系片系運転用の制御回路と、IDFがインバータ運転かあるいは商用周波数電源による運転かによる制御切り替え回路と、IDFの運転状態をインバータから商用周波数電源にあるいは商用周波数電源からインバータに切り替える際の制御指令補正回路を設けることにより、IDFにインバータを適用した火力発電プラントの火炉圧力とIDF回転数を最適に制御することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下のように通風機にインバータを適用した火力発電プラントに適した空気あるいは燃焼ガスの圧力制御とモータ出力制御を行うことができる。
【0039】
制御対象である空気あるいは燃焼ガスの圧力の制御偏差による比例積分演算に基づいて流量調節操作端への制御指令を作成し、ボイラ負荷に応じたプログラムによりモータ出力制御指令を作成することにより、応答の速い圧力制御と応答の遅いモータ出力制御の協調をとることができる。
【0040】
流量調節操作端への制御指令にボイラ負荷に応じたプログラムによるバイアスを加算することにより、インバータ運転による省エネ効果を発揮するのに適した流量調節操作端開度で運用することができる。
流量調節操作端への制御指令に通風機のモータ電源切り替え時はバイアスを加算することにより、電源切り替えの間の圧力変動を抑制することができる。
【0041】
2系統の通風機のうち1系統のみの運転となった場合は流量調節操作端への制御指令に加算するボイラ負荷に応じたプログラム及びモータ出力制御指令を作成するボイラ負荷に応じたプログラムを切り替えることにより、片系運転の場合にも最適な流量調節操作端開度及びモータ出力に制御できる。
【0042】
2系統の通風機のうち1系統がインバータ、残り1系統が商用周波数電源による運転となった場合は商用周波数電源による運転側の流量調節操作端への制御指令を作成する比例積分演算結果を保持することにより、一方がインバータによる運転、もう一方が商用周波数電源による運転の状態になった場合においても安定した圧力制御を行うことができる。
【0043】
流量調節操作端への制御指令を作成する比例積分演算のパラメータを通風機のモータ電源がインバータか商用周波数電源かにより切り替えることにより、2系統の通風機が、各々インバータによる運転あるいは商用周波数電源による運転のいずれの状態であっても安定した圧力制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるボイラ自動制御装置の制御機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における火力発電プラントと制御装置の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるインバータから商用周波数電源への電源切り替え時のボイラ自動制御装置の制御動作説明図である。
【符号の説明】
1.火炉
2.押込通風機(FDF)
3.誘引通風機(IDF)
4.IDFモータ
5.IDF入口ダンパ
7.火炉圧力検出器
8.インバータ
9.ボイラ自動制御装置
10.インバータ制御装置
11.主電源
16.火炉圧力信号
17.IDF入口ダンパ開度指令
18.IDF回転数指令
19.インバータ出力指令

Claims (4)

  1. モータ動力としてインバータと商用周波数電源の両方を備え、切り替えによっていずれか一方の電源を用いる通風機を2系統有し、前記通風機を通る流体の流量を調節する流量調節操作端への制御指令と前記通風機のモータ出力を制御するインバータ制御装置へのモータ出力制御指令により、火炉に空気を押込む押込通風機あるいは火炉から燃焼ガスを誘引する誘引送風機を、空気あるいは燃焼ガス圧力制御に関わるボイラ内の機器として制御するボイラ自動制御装置において、
    制御対象である空気あるいは燃焼ガスの圧力の制御について、制御演算回路によって、空気あるいは燃焼ガスの圧力を示す信号と設定信号とから算出した偏差信号について比例積分し、演算して生成した制御信号にボイラ負荷から算出した流量調節操作端開度補正信号を加算する演算結果に基づき前記流量調節操作端への制御指令を作成すると共に、前記ボイラ負荷から算出した前記モータ出力制御指令を作成する手段を有し、該出力制御指令を作成する手段は、前記インバータから前記商用周波数電源へモータ動力が切り替えられる際に、前記流量調節操作端への前記制御指令を、前記流量調節操作端開度補正信号に前記モータの自然減速開始時に、この自然減速開始に先行して、開バイアス信号を加算して生成した流量調整操作端開度補正信号を前記制御信号に加算することによって生成して、前記モータ動力として供給される動力が一時的に遮断されることに起因する自然減速にそって、前記流量調節操作端の開度を徐々に開いていく方向に制御され、商用周波数電源に切り替えた後のモータ回転数の変化に応じて、前記開バイアス信号が加算されて生成された流量調節操作端開度補正信号を零に近づけるよう制御することで前記流量調節操作端の開度が徐々に閉じていく方向に制御される、ことを特徴とするボイラ自動制御装置。
  2. 請求項1において、前記2系統のうち1系統がインバータ、残り1系統が商用周波数電源による運転となった場合は商用周波数電源による運転側の系統については、前記流量調節操作端への制御指令を作成する比例積分演算結果を保持することを特徴とするボイラ自動制御装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記流量調節操作端への制御指令を作成する比例積分演算のパラメータである制御ゲインはモータ動力をインバータか商用周波数電源かにより切り替えることを特徴とするボイラ自動制御装置。
  4. モータ動力としてインバータと商用周波数電源の両方を備え、切り替えによっていずれか一方の電源を用いる通風機を2系統有し、前記通風機を通る流体の流量を調節する流量調節操作端への制御指令と前記通風機のモータ出力を制御するインバータ制御装置へのモータ出力制御指令により、火炉に空気を押込む押込通風機あるいは火炉から燃焼ガスを誘引する誘引送風機を、空気あるいは燃焼ガス圧力制御に関わるボイラ内の機器として制御するボイラ自動制御装置によるボイラ自動制御方法において、
    制御対象である空気あるいは燃焼ガスの圧力の制御について、制御演算回路によって、空気あるいは燃焼ガスの圧力を示す信号と設定信号とから算出した偏差信号について比例積分し、演算して生成した制御信号にボイラ負荷から算出した流量調節操作端開度補正信号を加算する演算結果に基づき前記流量調節操作端への制御指令を作成すると共に、前記ボイラ負荷から算出した前記モータ出力制御指令を作成する手段によって、前記インバータから前記商用周波数電源へモータ動力が切り替えられる際に、前記流量調節操作端への前記制御指令を、前記流量調節操作端開度補正信号に前記モータの自然減速開始時に、この自然減速開始に先行して、開バイアス信号を加算して生成した流量調節操作端開度補正信号を前記制御信号に加算することによって生成して、前記モータ動力として供給される動力を一時的に遮断されることに起因する自然減速にそって、前記流量調節操作端の開度を徐々に開いていく方向に制御し、商用周波数電源に切り替えた後のモータ回転数の変化に応じて、前記開バイアス信号が加算されて生成された流量調節操作端開度補正信号を零 に近づけるよう制御することで前記流量調節操作端の開度が徐々に閉じていく方向に制御する、ことを特徴とするボイラ自動制御方法
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