JP2000125825A - 茄子茶及び茄子茶の製造方法 - Google Patents

茄子茶及び茄子茶の製造方法

Info

Publication number
JP2000125825A
JP2000125825A JP10300919A JP30091998A JP2000125825A JP 2000125825 A JP2000125825 A JP 2000125825A JP 10300919 A JP10300919 A JP 10300919A JP 30091998 A JP30091998 A JP 30091998A JP 2000125825 A JP2000125825 A JP 2000125825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eggplant
stem
drying
stems
tea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10300919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3504511B2 (ja
Inventor
Seizo Nagahama
誠三 長濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP30091998A priority Critical patent/JP3504511B2/ja
Publication of JP2000125825A publication Critical patent/JP2000125825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3504511B2 publication Critical patent/JP3504511B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 茄子の実を用いるのではなく、茄子の実を収
穫した後に残る茎に着目し、茄子の良い性質を多く備え
薬用効果も高く健康飲料として有用な茄子茶を提供す
る。 【解決手段】 茄子茶Tは、茄子の茎1を乾燥し、例え
ば、最大長さLが3〜4cm以下になるように小片に割
断形成してなる。茎1は、肉質部2と樹皮部3が一体に
なった状態で、全体の80〜90%以上が、縦割りで割
断形成されている。この茄子茶の製造方法は、茄子の茎
を抽出する茎抽出工程と、茎を洗浄する洗浄工程と、茎
を所定長さ以下に切断する切断工程と、切断工程で切断
された茎を乾燥する乾燥工程と、乾燥工程で乾燥された
茎を破砕,裁断等により小片に割断形成する割断工程と
を備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茄子の実を収穫し
た後に残る茎を利用した茄子茶に関する。
【従来の技術】
【0002】一般に、茶の葉からなるお茶の他に、例え
ば、麦,どくだみ,椎茸,柿の葉等の植物をお茶の代用
品として利用することが行なわれている。そして、一部
のお茶の代用品においては、薬用効果や栄養効果等が認
められて飲用されている。そして、より良い薬用効果や
栄養効果等のあるお茶の代用品を、開発することが行な
われてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本願出願人
は、この薬用効果等の高いお茶の代用品として、茄子に
着目して研究を重ねてきた。その理由は、一般に、茄子
は、その実が生,漬物あるいは乾燥させられて食用に用
いられているが、近年、この茄子の実は、抗変異原性の
強い野菜としてもあげられるようになってきているから
である。抗変異原性とは、細胞が何らかの理由で異変を
おこし、それが進行拡大すると、ガン化したりするが、
この細胞の異変を抑制する機能をいい、茄子の実には、
この抗変異原性物質を比較的多く含むとされている。一
方において、茄子の実を収穫した後の茎,根及び葉は、
廃棄されているという実情がある。即ち、茄子において
は、その実のみに注目が集まって、その茎,根及び葉は
全く注目されていないという実情があるのである。本発
明は、この点に鑑みてなされたもので、茄子の実を用い
るのではなく、茄子の実を収穫した後に残る茎に着目
し、茄子の良い性質を多く備え薬用効果も高く健康飲料
として有用な茄子茶を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、茄子の茎を乾燥してなる茄子茶にあ
る。茄子の茎には、茄子の実と同様に、抗変異原性物質
等の有用成分が含有し、この有用成分をお茶として飲用
できることから、健康飲料としてその薬用効果等が発揮
され、茄子の茎の有効利用が図られる。また、茄子の茎
を乾燥し、小片に割断形成してなる茄子茶にある。小片
に割断したので、湯への滲出効率が向上させられ煎じ易
く、より一層健康飲料としてその薬用効果等が発揮され
る。この場合、必要に応じ、上記茎を、縦割りで割断形
成している。茎の肉質部を露出させることができ、より
一層有用成分の滲出効率が向上させられる。そして、必
要に応じ、水分含有率を4重量%以下にしている。この
場合、必要に応じ、水分含有率を4重量%〜2重量%に
している。4重量%を越えると煎じたときの風味が弱く
なる傾向にあり、2重量%以下であると有用成分の滲出
効率が低下する。
【0005】また、上記目的を達成するため、本発明の
茄子茶の製造方法は、茄子の茎を抽出する茎抽出工程
と、該茎抽出工程で抽出された茎を所定長さ以下に切断
する切断工程と、該切断工程で切断された茎を乾燥する
乾燥工程と、該乾燥工程で乾燥された茎を破砕,裁断等
により小片に割断形成する割断工程とを備えた構成とし
ている。これにより製造された茄子茶によれば、茄子の
茎には、茄子の実と同様に、抗変異原性物質等の有用成
分が含有し、この有用成分をお茶として飲用できること
から、健康飲料としてその薬用効果等が発揮され、茄子
の茎の有効利用が図られる。また、茄子の茎が小片に割
断形成されるので、有用成分の湯への滲出効率が向上さ
せられ煎じ易く、より一層健康飲料としてその薬用効果
等が発揮される。また、茄子茶の製造方法において、抽
出された茎を所定長さ以下に切断し、この切断された茎
を乾燥し、その後、小片に割断形成するので、所定長さ
以下に切断した後に乾燥することから、乾燥効率が極め
て良くなる。更に、乾燥後に割断するので、茎が固くな
っていることから割れ易く、特に、縦割りに割断し易く
することができる。
【0006】そして、必要に応じ、上記乾燥工程におい
て、上記切断された茎を真空凍結乾燥機によって乾燥す
る構成としている。真空凍結乾燥するので、茎中の有用
成分が他に逃げにくく残存率が向上させられる。そして
また、必要に応じ、上記乾燥工程において、上記茎の乾
燥を乾燥終了時の茎の水分含有率が4重量%以下になる
ように行なう構成としている。この場合、必要に応じ、
上記乾燥工程において、上記茎の乾燥を乾燥終了時の茎
の水分含有率が4重量%〜2重量%になるように行なう
構成としている。4重量%を越えると煎じたときの風味
が弱くなる傾向にあり、2重量%以下であると有用成分
の滲出効率が低下するが、これが抑制される。更に、必
要に応じ、上記乾燥工程の前に茎を洗浄する洗浄工程を
設けた構成としている。乾燥前に洗浄するので、清潔が
保持される。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明の
茄子茶の煎じ液は、茄子の茎を乾燥してなる茄子茶を水
に浸漬し、その後、この水を加熱させて該茎を煎じて得
られる構成としている。茄子の茎には、茄子の実と同様
に、抗変異原性物質等の有用成分が含有し、この有用成
分をお茶として飲用できることから、健康飲料としてそ
の薬用効果等が発揮され、茄子の茎の有効利用が図られ
る。そして、この煎じ液においては、予め水に浸漬する
ので、茎を膨潤させることができ、それだけ、茎の有用
成分を湯に溶け出し易くすることができ、有用成分の湯
への滲出効率が向上させられ、より一層健康飲料として
その薬用効果等が発揮される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態に係る茄子茶,茄子茶の製造方法及び茄
子茶の煎じ液について説明する。図1に示すように、本
発明の実施の形態に係る茄子茶Tは、茄子の茎1を乾燥
し、例えば、最大長さLが3〜4cm以下になるように
小片に割断形成してなる。茎1は、肉質部2と樹皮部3
が一体になった状態で、全体の80〜90%以上が、縦
割りで割断形成されている。その水分含有率は、4重量
%以下、望ましくは、4重量%〜2重量%に設定されて
いる。特に望ましくは、3±0.2重量%である。一般
に、お茶では、4重量%を越える水分含有率であるが、
それよりも下に定めている。茎の小片は、木質化してお
り、固い。
【0009】次に、この茄子茶の製造方法について説明
する。図2に示すように、先ず原料を得る。茄子は、長
茄子,小茄子,加茂茄子,中長茄子,米茄子等種々の品
種のものが用いられる。例えば、中長茄子では「千両2
号」など、量的にも多い普及品種のものが用いられる。
茄子は、例えば、4月ごろに苗植えを行ない、9月から
10月ごろに実の収穫を行なう。原料は、この茄子の実
を収穫した後の残部である。 茎抽出工程 茄子の実を収穫した後の残部である生の茄子から葉及び
根を取り除いて茎を抽出する。残部は、土から抜いたも
のであり、ある程度乾燥が進んだものでも差支えない。 洗浄工程 抽出した茎を野菜洗浄機等を用いて洗浄する。洗浄後
に、水切りを行なう。 切断工程 洗浄された茎を切断機により所定長さ以下に切断する。
例えば、最大長さLが3〜4cm以下になるように切断
する。
【0010】 乾燥工程 切断工程で所定長さ以下にされた茎を、真空凍結乾燥機
によって凍結乾燥(フリーズドライ)する。乾燥工程に
おいて、茎の乾燥を乾燥終了時の茎の水分含有率が4重
量%以下になるように行なう。望ましくは、乾燥終了時
の茎の水分含有率が4重量%〜2重量%になるように行
なう。より望ましくは、3±0.2重量%である。この
凍結乾燥においては、例えば、−40℃で60分間凍結
させ、その後、徐々に温度を上げ、30℃前後で例えば
48時間乾燥を行なう。この場合、真空凍結乾燥するの
で、茎中の有用成分を他に逃がさずに残存させることが
できる。また、所定長さ以下に切断した後に乾燥するの
で、乾燥効率が極めて良くなる。 割断工程 乾燥された茎を、破砕機を用いて破砕し、あるいは、裁
断機によって裁断する等により小片に割断形成する。茎
は、肉質部と樹皮部が一体になった状態で、できるだ
け、縦割りに割断する。例えば、縦割りに割断された小
片の比率を80〜90%以上としている。この場合、乾
燥後に割断するので、茎が固くなっていることから割れ
易く、特に、縦割りで割断し易くなる。これにより、製
品とする。
【0011】次に、この茄子茶を飲用する場合は、例え
ば、以下のようにして行なう。図3に示すように、茄子
茶Tの製品を5g用意し(a)、先ず、これを100g
の水に24時間浸漬する(b)。これにより、茎が膨潤
し、柔らかくなる。次に、水を加えて全体を600gに
し、これを土瓶に入れて火にかけ、沸騰させ、沸騰後と
ろ火にして数十分から数時間煎じる(c)。これによ
り、茄子茶の煎じ液を得る(d)。この場合、予め水に
浸漬して茎を膨潤させているので、茎の有用成分が湯に
溶け出し易くなる。また、茎は小片に割断され、しか
も、縦割りに割断されているので、肉質部が露出してお
り、そのため、有用成分の滲出効率が良く、煎じ易い。
また、茎の水分含有率が4重量%〜2重量%に設定され
ているので、4重量%を越えた場合に比較して風味がよ
り良く確保されるとともに、2重量%未満にした場合に
比較して有用成分の滲出効率の低下が防止される。
【0012】このようにして得られた煎じ液を、例え
ば、毎食後に、200g飲用する。飲用の効果は、例え
ばポリフェノール化合物等の物質によると考えられる抗
変異原性作用が高いことに起因する等して、ガンの抑
制,糖尿病,高血圧,動脈硬化等の予防に機能を発揮す
る。特に、糖尿病には、より効果を発揮するものと考え
られる。例えば、血糖値が200〜300あり、網膜症
で目がかすんだりする糖尿病の症状が、約1か月の上記
の飲用により、血糖値が110前後に低下し、血圧が下
がり、目の渋みが取れ、極めて良好な改善が見られる
等、実験による飲用の効果が実証されている。
【0013】尚、上記実施の形態においては、乾燥は真
空凍結乾燥としたが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、自然乾燥など適宜変更して差し支えない。ま
た、上記実施の形態において、茎は、小片に割断形成し
たが、必ずしもこれに限定されるものではなく、茎であ
ることから繊維質が強いので、粉粒体にしにくいが、粉
粒体にする等、どのような大きさに形成しても良い。更
に、上記実施の形態では、茄子茶を単独で用いた例を示
したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他の
お茶やお茶の代用品に混合する等、どのように用いても
良いことは勿論である。更にまた、ティーパック等に入
れて煎じ易くすれば、より使い易くすることができる。
尚また、上記の茄子茶の煎じ液は、瓶や缶詰にして清涼
飲料等として、流通させることもできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の茄子茶,
茄子茶の製造方法及び茄子茶の煎じ液によれば、今ま
で、廃棄していた茄子の茎に着目して、茄子の茎の有用
成分を煎じて飲用できるようにしたので、健康飲料とし
てその薬用効果等を発揮させることができるようになる
とともに、茄子の茎の有効利用を図ることができる。特
に、ガンの抑制,糖尿病,高血圧,動脈硬化等の予防に
機能を発揮させることが期待される。また、茄子の茎を
小片に割断形成した場合には、有用成分の滲出効率が良
く、煎じ易くなる。この場合、茎を縦割りで割断形成し
た場合には、肉質部が露出しており、そのため、より一
層有用成分の滲出効率を向上させることができる。更
に、水分含有率を4重量%以下にした場合には、4重量
%を越えると煎じたときの風味が弱くなりがちである
が、4重量%を越えた場合に比較して風味をより良く確
保することができる。更にまた、水分含有率を4重量%
〜2重量%にした場合には、4重量%を越えた場合に比
較して風味をより良く確保することができるとともに、
2重量%未満にした場合に比較して有用成分の滲出効率
の低下を防止することができる。
【0015】また、本発明の茄子茶の製造方法におい
て、抽出された茎を所定長さ以下に切断し、この切断さ
れた茎を乾燥し、その後、小片に割断形成するので、所
定長さ以下に切断した後に乾燥することから、乾燥効率
が極めて良くなる。また、乾燥後に割断するので、茎が
固くなっていることから割れ易く、特に、縦割りで割断
し易くすることができる。更に、乾燥工程において、切
断された茎を真空凍結乾燥機によって乾燥する場合に
は、真空凍結乾燥するので、茎中の有用成分を他に逃が
さずに残存させることができる。更にまた、乾燥工程の
前に茎を洗浄する洗浄工程を設けた場合には、乾燥前に
洗浄するので、清潔を保持することができる。また、本
発明の茄子茶の煎じ液においては、茄子の茎を乾燥して
なる茄子茶を水に浸漬し、その後、この水を加熱させて
該茎を煎じて得るので、予め水に浸漬して茎を膨潤させ
ることができ、それだけ、茎の有用成分を湯に溶け出し
易くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る茄子茶を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る茄子茶の製造方法を
示す工程図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る茄子茶の煎じ液の製
造工程を示す図である。
【符号の説明】
T 茄子茶 1 茄子の茎 2 肉質部 3 樹皮部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月15日(1999.10.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 茄子茶及び茄子茶の製造方
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、茄子の茎を乾燥してなる茄子茶にあ
る。茄子の茎には、茄子の実と同様に、抗変異原性物質
等の有用成分が含有し、この有用成分をお茶として飲用
できることから、健康飲料としてその薬用効果等が発揮
され、茄子の茎の有効利用が図られる。また、茄子の茎
を乾燥し、最大長さが3〜4cm以下になるように小片
に割断形成してなる茄子茶にある。小片に割断したの
で、湯への滲出効率が向上させられ煎じ易く、より一層
健康飲料としてその薬用効果等が発揮される。この場
合、上記茎を、全体の80〜90%以上を縦割りで割断
形成している。茎の肉質部を露出させることができ、よ
り一層有用成分の滲出効率が向上させられる。そして、
分含有率を4重量%〜2重量%にしている。4重量%
を越えると煎じたときの風味が弱くなる傾向にあり、2
重量%以下であると有用成分の滲出効率が低下する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】上記切断工程において、最大長さが3〜4
cm以下になるように小片に切断している。そして、上
記乾燥工程において、上記切断された茎を真空凍結乾燥
機によって乾燥する構成としている。真空凍結乾燥する
ので、茎中の有用成分が他に逃げにくく残存率が向上さ
せられる。そしてまた、上記乾燥工程において、上記茎
の乾燥を乾燥終了時の茎の水分含有率が4重量%〜2重
量%になるように行なう構成としている。4重量%を越
えると煎じたときの風味が弱くなる傾向にあり、2重量
%以下であると有用成分の滲出効率が低下するが、これ
が抑制される。上記割断工程において、全体の80〜9
0%以上を縦割りで割断形成している。に、上記乾燥
工程の前に茎を洗浄する洗浄工程を設けた構成としてい
る。乾燥前に洗浄するので、清潔が保持される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】尚、上記実施の形態では、茄子茶を単独で
用いた例を示したが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、他のお茶やお茶の代用品に混合する等、どのよ
うに用いても良いことは勿論である。更にまた、ティー
パック等に入れて煎じ易くすれば、より使い易くするこ
とができる。尚また、上記の茄子茶の煎じ液は、瓶や缶
詰にして清涼飲料等として、流通させることもできる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の茄子茶,
茄子茶の製造方法によれば、今まで、廃棄していた茄子
の茎に着目して、茄子の茎の有用成分を煎じて飲用でき
るようにしたので、健康飲料としてその薬用効果等を発
揮させることができるようになるとともに、茄子の茎の
有効利用を図ることができる。特に、ガンの抑制,糖尿
病,高血圧,動脈硬化等の予防に機能を発揮させること
が期待される。また、茄子の茎を小片に割断形成した
で、有用成分の滲出効率が良く、煎じ易くなる。この場
合、茎を縦割りで割断形成したので、肉質部が露出して
おり、そのため、より一層有用成分の滲出効率を向上さ
せることができる。更に、水分含有率を4重量%以下に
したので、4重量%を越えると煎じたときの風味が弱く
なりがちであるが、4重量%を越えた場合に比較して風
味をより良く確保することができる。更にまた、水分含
有率を4重量%〜2重量%にしたので、4重量%を越え
た場合に比較して風味をより良く確保することができる
とともに、2重量%未満にした場合に比較して有用成分
の滲出効率の低下を防止することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本発明の茄子茶の製造方法におい
て、抽出された茎を所定長さ以下に切断し、この切断さ
れた茎を乾燥し、その後、小片に割断形成するので、所
定長さ以下に切断した後に乾燥することから、乾燥効率
が極めて良くなる。また、乾燥後に割断するので、茎が
固くなっていることから割れ易く、特に、縦割りで割断
し易くすることができる。更に、乾燥工程において、切
断された茎を真空凍結乾燥機によって乾燥するので、
中の有用成分を他に逃がさずに残存させることができ
る。更にまた、乾燥工程の前に茎を洗浄する洗浄工程を
設けたので、乾燥前に洗浄するので、清潔を保持するこ
とができる。また、本発明の茄子茶の煎じ液において
は、茄子の茎を乾燥してなる茄子茶を水に浸漬し、その
後、この水を加熱させて該茎を煎じて得るので、予め水
に浸漬して茎を膨潤させることができ、それだけ、茎の
有用成分を湯に溶け出し易くすることができるという効
果がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/10 A61K 31/00 635 35/00 35/78 R A61K 35/78 A23L 2/00 F

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茄子の茎を乾燥してなることを特徴とす
    る茄子茶。
  2. 【請求項2】 茄子の茎を乾燥し、小片に割断形成して
    なることを特徴とする茄子茶。
  3. 【請求項3】 上記茎を、縦割りで割断形成したことを
    特徴とする請求項2記載の茄子茶。
  4. 【請求項4】 水分含有率を4重量%以下にしたことを
    特徴とする請求項1,2または3記載の茄子茶。
  5. 【請求項5】 水分含有率を4重量%〜2重量%にした
    ことを特徴とする請求項4記載の茄子茶。
  6. 【請求項6】 茄子の茎を抽出する茎抽出工程と、該茎
    抽出工程で抽出された茎を所定長さ以下に切断する切断
    工程と、該切断工程で切断された茎を乾燥する乾燥工程
    と、該乾燥工程で乾燥された茎を破砕,裁断等により小
    片に割断形成する割断工程とを備えたことを特徴とする
    茄子茶の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記乾燥工程において、上記切断された
    茎を真空凍結乾燥機によって乾燥することを特徴とする
    請求項6記載の茄子茶の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記乾燥工程において、上記茎の乾燥を
    乾燥終了時の茎の水分含有率が4重量%以下になるよう
    に行なうことを特徴とする請求項6または7記載の茄子
    茶。
  9. 【請求項9】 上記乾燥工程において、上記茎の乾燥を
    乾燥終了時の茎の水分含有率が4重量%〜2重量%にな
    るように行なうことを特徴とする請求項8記載の茄子
    茶。
  10. 【請求項10】 上記乾燥工程の前に茎を洗浄する洗浄
    工程を設けたことを特徴とする請求項6,7,8または
    9記載の茄子茶。
  11. 【請求項11】 茄子の茎を乾燥してなる茄子茶を水に
    浸漬し、その後、この水を加熱して該茎を煎じて得られ
    る茄子茶の煎じ液。
JP30091998A 1998-10-22 1998-10-22 茄子茶及び茄子茶の製造方法 Expired - Fee Related JP3504511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30091998A JP3504511B2 (ja) 1998-10-22 1998-10-22 茄子茶及び茄子茶の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30091998A JP3504511B2 (ja) 1998-10-22 1998-10-22 茄子茶及び茄子茶の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000125825A true JP2000125825A (ja) 2000-05-09
JP3504511B2 JP3504511B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=17890717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30091998A Expired - Fee Related JP3504511B2 (ja) 1998-10-22 1998-10-22 茄子茶及び茄子茶の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3504511B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040038401A (ko) * 2002-10-31 2004-05-08 강경숙 구내 종양 예방 및 조직 재생 분말
JP2008525519A (ja) * 2004-12-28 2008-07-17 ビータ・グリーン・ヘルス・プロダクツ・カンパニー・リミテッド 関節用薬草製剤
KR101104326B1 (ko) 2011-03-03 2012-01-16 이창해 사료 첨가제
CN108576301A (zh) * 2018-02-11 2018-09-28 广州碧升元食品有限公司 一种柑茶及其制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040038401A (ko) * 2002-10-31 2004-05-08 강경숙 구내 종양 예방 및 조직 재생 분말
JP2008525519A (ja) * 2004-12-28 2008-07-17 ビータ・グリーン・ヘルス・プロダクツ・カンパニー・リミテッド 関節用薬草製剤
KR101104326B1 (ko) 2011-03-03 2012-01-16 이창해 사료 첨가제
CN102696878A (zh) * 2011-03-03 2012-10-03 李昌海 饲料添加剂
CN108576301A (zh) * 2018-02-11 2018-09-28 广州碧升元食品有限公司 一种柑茶及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3504511B2 (ja) 2004-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101111535B1 (ko) 머위대 또는 고구마 순을 이용한 산채 블록의 제조방법
KR101942830B1 (ko) 풋사과분말의 제조방법
CN107278410A (zh) 一种提高香椿种子发芽率的贮藏方法
KR101595903B1 (ko) 고구마말랭이 제조방법 및 이에 제조된 고구마말랭이
KR101509236B1 (ko) 연근, 우엉, 도라지, 마를 이용한 차의 제조방법
JP4290186B2 (ja) ドラゴンフルーツ葉肉粉末及びその製造方法
KR102009378B1 (ko) 곤드레를 이용한 김 형태의 가공식품 제조방법
JP2000125825A (ja) 茄子茶及び茄子茶の製造方法
KR20150052986A (ko) 숙성된 오가피를 이용한 침출 차의 제조방법
KR20180055144A (ko) 당도 및 기호도가 증진된 100% 순수 대추즙 및 이의 제조방법
KR101377162B1 (ko) 커피를 함유한 민들레 뿌리차 및 이의 제조방법
KR101449993B1 (ko) 배즙 부산물을 이용한 배 티백차의 제조방법 및 이에 의해 제조된 배즙 부산물을 이용한 배 티백차
KR102659698B1 (ko) 닥나무잎을 함유하는 설기떡 및 그 제조 방법
KR101819686B1 (ko) 발효 여주 커피 제조방법
KR102326532B1 (ko) 올리브 고구마 양갱의 제조방법
KR101234304B1 (ko) 머위 및 돼지감자가 함유된 차 및 그 제조방법
KR101921721B1 (ko) 침출식 구아바 과실차 및 그 제조방법
KR20170114078A (ko) 그라비올라를 함유하는 커피조성물 및 그 제조방법
KR101152874B1 (ko) 알카로이드 성분이 강화된 옥수수 수염차 및 그 제조방법
CN106578231A (zh) 一种玛咖茶及其制备方法
KR20150053739A (ko) 코코넛 과액(Coconut water)으로 발효한 고품질 커피의 제조방법
KR101662798B1 (ko) 밤 가공 식품의 제조방법 및 그 밤 가공 식품
JP2005192432A (ja) ノニを用いた飲料の製造方法
KR102517241B1 (ko) 죽순 껍질을 이용한 죽순 껍질차의 제조방법
KR20190099786A (ko) 배즙에 오가피를 넣은 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031210

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees