JP2000125385A - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

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JP2000125385A
JP2000125385A JP10290195A JP29019598A JP2000125385A JP 2000125385 A JP2000125385 A JP 2000125385A JP 10290195 A JP10290195 A JP 10290195A JP 29019598 A JP29019598 A JP 29019598A JP 2000125385 A JP2000125385 A JP 2000125385A
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Japan
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coil
opening
coil end
electroacoustic transducer
land
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JP10290195A
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Takahiro Sone
高裕 曽根
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Star Micronics Co Ltd
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル端をリード端子のランド部に対して正
確な位置に配設することが可能な電気音響変換器を提供
すること。 【解決手段】 筐体に開口部を形成し、該開口部を介し
てコイル端を外部に引き出し、上記筐体表面に露出した
リード端子のランド部に、上記コイル端を電気的に接続
した電気音響変換器において、コイル端の配設ライン内
に配設ラインを規定する配設ライン規定手段を設けたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電気音響変換器に
係り、特に、筐体に形成された開口部を介してコイル端
を外部に引き出すと共に、リード端子のランド部に接続
するものにおいて、コイル端をランド部に対して正確な
位置に位置決めして接続することができるように工夫し
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】電気音響変換器は、概略次のような構成
になっている。まず、ケースがあり、このケースの底部
にはベース部が取り付けられている。このベース部上で
あってケースの内側には、ベースと鉄心が一体固定され
たポールピースが実装されている。上記鉄心の外周側に
はコイルが巻回された状態で取り付けられている。又、
このコイルの外周側には間隔を存してマグネットが配置
されている。
【0003】上記ベース部には段付部が形成されてい
て、この段付部にはダイヤフラムが載置されている。こ
のダイヤフラムは振動板の中心部に付加質量としての磁
片を取付・固定した構成になっている。
【0004】又、上記構成をなす電気音響変換器の場合
には、一対のリード端子がインサート成形法によって予
めベース部内に一体化された状態で取り付けられている
と共に、その一対のリード端子のランド部が外部に露出
した状態で配置されている。又、ベース部の所定位置
(上記ランド部側に寄った所定位置)には、略1mm程
度の径の貫通穴が形成されていると共に、ランド部方向
に向かったV字溝が形成されている。ここでいうV字溝
とは、貫通穴から一対のリード端子のランド部に向かう
ようなV字状の溝を意味している。
【0005】そして、ケース内に収容・配置されたコイ
ルの両コイル端を貫通穴を介して外部に引き出す。引き
出した両コイル端をV字溝に沿ってさらに引き出し、別
途配置された治具のフック部に沿わせる。それによっ
て、両コイル端は、ランド部上の中央付近を横断する状
態で配設されることになる。後は、両コイル端を、例え
ば、レーザビームを使用してランド部に半田付けするこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。既に説明したように、コイ
ルの両コイル端は、貫通穴より外部に引き出され、V字
溝を介してランド部の所定位置、すなわち、中央付近を
横断した状態で配設されることになる。ところが、昨
今、電気音響変換器はその小型化が進んでいて、ランド
部も小さなものとなっている。そして、例えば、貫通穴
の径が1mm程度なのに対して、コイル径は0.03〜
0.06mmと極めて細いため、貫通穴を通して外部に
引き出されるコイル端はその引出位置がばらついてしま
い、そのため別途配置された治具にフックさせるだけ
で、ランド部上に精度良く配設することは極めて困難で
あった。又、半田付けは局部加熱が可能なレーザビーム
を使用して行っているが、その際、レーザビームのスポ
ット径は0.5mmと小さなものとなっていると共に、
ランド部上においてレーザビームが照射される位置は決
まっている(通常は、ランド部の中央部)。したがっ
て、仮に、両コイル端をランド部上を横断するような状
態で配設できても、何れかの側に片寄っていた場合に
は、レーザビームのスポット径から外れてしまうことに
なる。このように、従来の構成によると、コイルの両コ
イル端をランド部上の中央部を通るように正確に配設す
ることは極めて困難なことであり、仮に、ずれた状態で
配設したような場合には、正常に半田付けが行われなく
なってしまうおそれがあるため、その管理が煩雑なもの
となっていた。
【0007】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、コイル端をリード端子
のランド部に対して正確な位置に配設することが可能な
電気音響変換器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による電気音響変換器は、筐体に開
口部を形成し、該開口部を介してコイル端を外部に引き
出し、上記筐体表面に露出したリード端子のランド部
に、上記コイル端を電気的に接続した電気音響変換器に
おいて、上記コイル端の配設ライン内に配設ラインを規
定する配設ライン規定手段を設けたことを特徴とするも
のである。又、請求項2による電気音響変換器は、請求
項1記載の電気音響変換器において、上記配設ライン規
定手段は、上記開口部における上記コイル端引出箇所
と、上記ランド部における上記コイル端接続箇所を結ぶ
ラインより突出して設けられており、上記開口部を介し
て引き出された上記コイル端は、上記配設ライン規定手
段の一部と当接することで、上記ランド部の略中央位置
に配設されたことを特徴とするものである。又、請求項
3による電気音響変換器は、請求項1記載の電気音響変
換器において、上記配設ライン規定手段は、上記筐体に
おいて突設された凸部であり、この凸部によって、上記
開口部を介して引き出された上記コイル端の配設ライン
を規定したことを特徴とするものである。又、請求項4
による電気音響変換器は、請求項1〜請求項3の何れか
に記載の電気音響変換器において、上記筐体はケースと
ベース部とから構成されており、上記開口部及び上記配
設ライン規定手段は、該ベース部に設けられていること
を特徴とするものである。
【0009】すなわち、本願発明による電気音響変換器
は、筐体に配設ライン規定手段を設けたものである。こ
れによって、開口部を介して外部に引き出されたコイル
端は、配設ライン規定手段と、例えば、別途設けられた
治具側のフック部との二箇所においてその配設ラインを
規定されることになる。よって、コイル端の配設ライン
を所望のラインにすることができ、すなわち、リード端
子のランド部上の所定位置を正確に横断するような所望
の配設ラインとすることができる。配設ライン規定手段
としては、例えば、筐体に凸部を設けることが考えら
れ、この凸部にコイル端を引っ掛けることが考えられ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図11を参照して
本発明の第1実施の形態を説明する。図1乃至図4は本
実施の形態による電気音響変換器の外観を示す図で、ま
ず、ケース1があり、このケース1の底部にはベース部
3が取り付けられている。
【0011】次に、上記ケース1とベース部3とによっ
て囲まれた内部の構成について説明する。図5乃至図8
は、ベース部3の構成を示す図であり、図6及び図7に
示すように、ベース部3には、ポールピース7が取り付
けられている。このポールピース7は、ベース9とこの
ベース9の中心位置に固定された鉄心11とから構成さ
れている。上記鉄心11の外周側には、コイル13が巻
回された状態で取り付けられている。又、上記コイル1
3の外周側には間隔を存した状態でマグネット15が配
置されている。尚、図5乃至図8は、ベース部3及びそ
れに一体化されている構成部品を実線で示すと共に、そ
の他の構成部品に関しては仮想線で示している。
【0012】又、上記ベース部3の上端にはダイヤフラ
ム支持部17が、周方向に等間隔で四箇所にわたって設
けられている。これら4個のダイヤフラム支持部17の
内周上にはダイヤフラム19が載置されている。このダ
イヤフラム19は、振動板21と、この振動板21の中
心位置に取り付けられた付加質量としての磁片23とか
ら構成されている。
【0013】又、上記構成をなす電気音響変換器の場合
には、リード端子31、33が、いわゆる「インサート
成形法」によって、ベース部3内に一体化された状態で
取り付けられている。そして、既に説明したコイル13
の両コイル端13a、13bは、図4に示すように、こ
れらリード端子31、33のランド部31a、33a上
に引き出された状態で半田付けされている。尚、図4中
符号35、37で示すのは、ダミー端子である。
【0014】上記インサート成形法に関して若干説明を
補足する。まず、図9に示すように、予め所定の形状に
成形されているリードフレーム41を用意する。このリ
ードフレーム41は、複数個(この場合には4個)のリ
ードフレーム要素(図15中仮想線で囲んだ部分)43
を連接した形状になっている。つまり、1個のリードフ
レーム41によって同時に複数個(この場合には4個)
の電気音響変換器を同時に製造するようになっている。
【0015】上記リードフレーム要素43の構成を説明
すると、まず、図9に示すように、四箇所において、突
出片45、47、53、55が突設されている。上記突
出片45、53は、その先端部が屈曲されていると共
に、その先端が既に説明したリード端子31となってい
る。同様に、突出片47、55もその先端部が図中一部
を破線で示すように屈曲されているとともに、その先端
が既に説明したリード端子33となっている。又、突出
片49及び突出片51もその先端部が屈曲されていて、
その先端が既に説明したダミー端子35、37となって
いる。
【0016】そして、上記構成をなすリードフレーム4
1を、図示しない型に沿って配置し、その状態で型内に
樹脂を充填することにより、リードフレーム41とベー
ス部3とが一体化されたものが形成される。これがイン
サート成形法である。尚、その際、前述したポールピー
スも一体に埋め込むものである。後は、図9中切断線
a、b、cに沿って突出片45、47、49、51、5
3、55を切断する。それによって、ベース部3とリー
ド端子31、33、ダミー端子35、37が一体化され
た構成部品が得られる。又、切断線aに沿って切断する
ことにより、突出片45、47の一部(ベース部3側に
残った部分)がランド部31a、33aとなる。これら
ランド部31a、33aを図4及び図8に示す。そし
て、これらランド部31a、33aにコイル13の両コ
イル端13a、13bが半田付けされることになる。
【0017】次に、コイル13の両コイル端13a、1
3bをランド部31a、33aに半田付けするための構
成を説明する。本実施の形態の場合には、ベース部3に
設けられた開口部を介して、コイル13の両コイル端1
3a、13bを外部に引き出して、上記ランド部31
a、33a上に配設するものである。すなわち、図4、
図5、図8に示すように、ベース部3には開口部61が
形成されている。この開口部61は、ベース部3の中心
位置を中心にして、一対のランド部31a、33a方向
に向かって扇形に広がった状態で形成されている。
【0018】一方、開口部61の一対のランド部31
a、33a側の縁部には、配設ライン規定手段としての
突起63、65が突設されている。そして、上記開口部
61を介して、外部に引き出された両コイル端13a、
13bは、それぞれ上記突起63、65に沿って配設さ
れ、ランド部31a、33a上の所定位置(中央部)を
横断するような状態で外側に引き出されることになる。
【0019】外側に引き出された両コイル端13a、1
3bは、図10及び図11に示す治具71のフック部7
3、75に沿わされた状態で配設されることになる。つ
まり、ベース部3側の一対の突起63、65と、治具7
1側のフック部73、75とによって、両コイル端13
a、13bの配設ラインは所定位置に規定されることに
なり、それによって、両コイル端13a、13bは、ラ
ンド部31a、33a上の所定位置を正確に横断する状
態で配設されることになる。
【0020】上記治具71であるが、図10及び図11
に示すように、まず、本体プレート部77があり、この
本体プレート部77上には、複数個(この実施の形態の
場合には4個)のベース部載置部79が設けられてい
る。これら複数個のベース部載置部79上に、インサー
ト成形法により成形され、且つ、切断されて独立した状
態になったベース部3をそれぞれ載置する。尚、図10
では、仮想線で示す1個のベース部3を載置した状態を
示している。
【0021】又、本体プレート部77には、上記各ベー
ス部載置部79に対応するように、既に述べた一対ずつ
のフック部73、75が取り付けられている。上記フッ
ク部73、75は、図11に示すように、略逆円錐形状
をなしている。このような形状のフック部73、75に
両コイル端13a、13bを沿わせるものである。
【0022】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、電気音響変換器としての一般的な作用から説明す
る。磁片23を備えた振動板21は、マグネット15に
よって、ある一定の極性をもった状態でセットされる。
その状態でリード端子31、33を介してコイル13に
電流を流すと、鉄心11が電磁石化されてその先端に磁
界が発生する。その際、鉄心11に発生したコイル13
による磁極と、振動板21が有するマグネット15によ
る磁極とが異なる極性のものである場合には、振動板2
1は鉄心11に吸引されることになる。
【0023】これに対して、鉄心11に発生したコイル
13による磁極と、振動板21が有するマグネット15
による磁極とが同一の極性のものである場合には、振動
板21は鉄心11に反発することになる。よって、何れ
かの方向をもって電流を断続的に流すことにより、振動
板21は上記したような動作を繰り返すことになる。つ
まり、振動板21がある所定の周波数で振動することに
なり、その振動によって音が発生するものである。
【0024】次に、電気音響変換器の組立の工程を説明
する。まず、図9に示すリードフレーム41を図示しな
い型内に配置する。その状態で型内に樹脂を充填する。
それによって、図9に示すように、リードフレーム41
の各リードフレーム要素43上にベース部3が一体化さ
れたものを得ることができる。次に、各リードフレーム
要素43の部分において、切断線a、切断線b、切断線
cに沿って切断処理を施す。これによって、ベース部3
にリード端子31、33、ダミー端子35、37が一体
化されたものを複数個(この場合には4個)得ることが
でる。
【0025】次に、図10に示すように、各ベース部3
を治具71のベース部載置部79上に載置する。尚、図
10では1個のベース部3のみを示している。次に、各
ベース部3において、コイル13の両コイル端13a、
13bを開口部61を介して外部に引き出し、突起6
3、65にそれぞれ沿わせた状態で配設し、さらに、治
具71側のフック部73、75に沿わせるようにして配
設する。これによって、両コイル端13a、13bは、
突起63、65とフック部73、75とによってその配
設ラインが規定されることになり、結局、ランド部31
a、33a上の所定位置を横断した状態で配設されるこ
とになる。
【0026】次に、図示しないレーザ光照射装置によっ
て、ランド部31a、33a上の両コイル端13a、1
3bの位置にレーザ光が照射され、それによって、半田
付けが施される。次に、半田付けが完了したベース部3
を治具71より取り外して、そこにマグネット15やダ
イヤフラム19を装着し、さらに、ケース1を被冠・固
定する。これによって、完成品としての電気音響変換器
を得ることができる。
【0027】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、コイル13の両コイル端
13a、13bを、リード端子31、33のランド部3
1a、33aに半田付けする際、両コイル端13a、1
3bは、開口部61を介して外部に引き出され、ベース
部3側の突起63、65と、治具71側のフック部7
3、75とによって、その位置を規定された状態で配設
されることになる。よって、両コイル端13a、13b
のランド部31a、33a上における横断位置は規定の
位置に正確に規定されることになる。よって、両コイル
端13a、13bをランド部31a、33aに対して正
規の位置で確実に半田付けすることができる。したがっ
て、電気音響変換器の小型化によりランド部31a、3
3aが小さくなっても、或いは、レーザ光のスポット径
が小さいような場合であっても、両コイル端13a、1
3bをランド部31a、33aに対して正規の位置で確
実に半田付けすることができ、それによって、不良品の
発生を防止することができる。
【0028】次に、図12及び図13をを参照して本発
明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形
態の場合には、開口部61の両端部からランド部31
a、33aの間において、溝81、83を形成し、これ
ら溝81、83の内側面側に沿ってコイル端13a、1
3bを配設するようにしたものである。このような構成
であっても、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏す
ることができる。
【0029】尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形
態に限定されるものではない。例えば、開口部61の形
状についてはこれを特に限定するものではない。又、突
起63、65については、それぞれ別個に突設するだけ
でなく、その付近全体を大きく突設させるようにしても
良い。その他、電気音響変換器の基本的な構成は図示し
たものに限定されることはなく、例えば、前記実施の形
態では、ベース部に開口部を形成し、且つ、配設ライン
規定手段を設けたものを例に挙げて説明したが、開口部
の位置等についてはこれを特に限定するものではない。
又、前記各実施の形態においては、配設ライン規定手段
(突起、溝)と、例えば、別途設けられた治具のフック
部との二箇所においてコイル端の配設ラインを所望のラ
インに規定する構成を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、
開口部を介して外部に引き出されるコイル端の引出箇所
からランド部上の接続箇所までの経路内に配設ライン規
定手段を設置したことが特徴であって、コイル端の配設
ラインを決定するために必要となる接続箇所以降におけ
るコイル端の位置規制手段の形態は限定されない。前記
第1及び第2の実施の形態のように、治具のフック部に
フックさせる方法以外に、例えば、リードフレームの所
望の箇所にフックさせたり、或いは、電気音響変換器の
筐体において、ランド部を挟んだ両側に突出部等の配設
ライン規定手段を儲け、その二箇所で配設ラインを規定
することも可能である。このような形態とすれすば、治
具との位置精度とは無関係に、常に一定した位置にコイ
ル端を配設できる効果がある。又、配設ライン規定手段
をランド部上に配置することも考えられる。そのように
すれば、ランド部上の配設ライン規定手段一箇所のみ
で、コイル端をランド部上の接続位置に確実に配設する
ことができるので、配設ラインを二箇所で規定する場合
に比べ構成が簡略化される。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による電気音
響変換器によると、筐体に配設ライン規定手段を設け、
開口部を介して外部に引き出されたコイル端を、この配
設ライン規定手段と、例えば、別途設けられたフック部
との二箇所において規定するようにしたので、コイル端
の配設ラインを所望のラインに規定することができ、リ
ード端子のランド部上の所定位置を正確に横断するよう
な所望の配設ラインで配設することができる。したがっ
て、ランド部が小さいような場合であっても、レーザビ
ームのスポット径が小さい場合であっても、コイル端を
ランド部に確実に接続することができ、それによって、
不良品の発生を防止すると共に品質の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、電気音
響変換器の外観を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1の
II−II矢視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1の
III−III矢視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、電気音
響変換器の背面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す図で、電気音
響変換器のベース部の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図5の
VI−VI断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図5の
VII−VII断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態を示す図で、電気音
響変換器のベース部の背面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示す図で、複数個
の電気音響変換器のベース部をリードフレーム上に一体
化させた状態で成形した状態を示す平面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態を示す図で、コイ
ルの両コイル端をリード端子のランド部上に配置してレ
ーザビームにより半田付けする際に使用する治具の構成
を示す平面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1
0のXI−XI矢視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す図で、電気
音響変換器の背面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示す図で、図1
2のXIII−XIII断面図である。
【符号の説明】
1 ケース(筐体の一部) 3 ベース部(筐体の一部) 7 ポールピース 9 ベース 11 鉄心 13 コイル 13a コイル端 13b コイル端 15 マグネット 17 ダイヤフラム支持部 19 ダイヤフラム 21 振動板 23 磁片 31 リード端子 33 リード端子 31a ランド部 33a ランド部 61 開口部 63 突起(配設ライン規定手段) 65 突起(配設ライン規定手段) 71 治具 73 フック部 75 フック部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に開口部を形成し、該開口部を介し
    てコイル端を外部に引き出し、上記筐体表面に露出した
    リード端子のランド部に、上記コイル端を電気的に接続
    した電気音響変換器において、 上記コイル端の配設ライン内に、該配設ラインを規定す
    る配設ライン規定手段を設けたことを特徴とする電気音
    響変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気音響変換器におい
    て、 上記配設ライン規定手段は、上記開口部における上記コ
    イル端引出箇所と、上記ランド部における上記コイル端
    接続箇所を結ぶラインより突出して設けられており、上
    記開口部を介して引き出された上記コイル端は、上記配
    設ライン規定手段の一部と当接することで、上記ランド
    部の略中央位置に配設されることを特徴とする電気音響
    変換器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電気音響変換器におい
    て、 上記配設ライン規定手段は、上記筐体において突設され
    た凸部であり、この凸部によって、上記開口部を介して
    引き出された上記コイル端の配設ラインを規定するよう
    にしたことを特徴とする電気音響変換器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れかに記載の電
    気音響変換器において、 上記筐体はケースとベース部とから構成されており、上
    記開口部及び上記配設ライン規定手段は上記ベース部に
    設けられていることを特徴とする電気音響変換器。
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