JP2971018B2 - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

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JP2971018B2
JP2971018B2 JP7323693A JP32369395A JP2971018B2 JP 2971018 B2 JP2971018 B2 JP 2971018B2 JP 7323693 A JP7323693 A JP 7323693A JP 32369395 A JP32369395 A JP 32369395A JP 2971018 B2 JP2971018 B2 JP 2971018B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R13/00Transducers having an acoustic diaphragm of magnetisable material directly co-acting with electromagnet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/06Arranging circuit leads; Relieving strain on circuit leads

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は電気音響変換器に係
り、特に、予め所定の形状に形成されたリードフレーム
に一体化させた状態で外装ケースを形成するタイプのも
のにおいて、コイル端末処理部の構造を工夫することに
より、部品点数の削減、構成の簡略化、小型化、性能の
向上、組立性の向上を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】電気音響変換器、例えば、電磁型電気音
響変換器としては様々な構成のものがあるが、第1の従
来例としての電磁型電気音響変換器を図11及び図12
に示す。まず、上ケース501と下ケース503があ
り、上記上ケース501の図11中上面中央位置には円
形の放音孔505が形成されている。上記下ケース50
3内には、ベース507、プリント基板509、鉄心5
11が一体・固定された状態で組み込まれている。又、
上記プリント基板509には、ピン状をなす一対のリー
ド端子513、515が取付・固定されていて、これら
一対のリード端子513、515は、図11中下方に向
かって所定長さだけ延長されている。
【0003】又、上記鉄心511の外周側にはコイル5
17が実装されているとともに、該コイル517の外周
側には環状隙間を存した状態でマグネット519が配置
されている。又、上記下ケース503の上ケース501
側の端部には段付部521が形成され、該段付部521
には、振動板(共鳴板、又は弾性板ともいう)523が
設置されていて、該振動板523の上ケース501側の
中央には付加質量としての磁片525が取り付けられて
いる。
【0004】上記構成をなす電磁型電気音響変換器にお
いて、磁片525を一体に備えた振動板523は、マグ
ネット519によって、ある一定の極性を持った状態で
セットされる。その状態でリード端子513、515を
介してコイル517に電流を流すと、鉄心511が電磁
石化されてその先端に磁界が発生する。その際、鉄心5
11に発生したコイル517による磁界と振動板523
が有するマグネット519による磁極とが同一極性のも
のである場合には、振動板523は鉄心511に吸引さ
れることになる。又、鉄心511に発生したコイル51
7による磁界と振動板523が有するマグネット519
による磁極とが異なる極性のものである場合には、振動
板523は鉄心511に反発することになる。よって、
何れかの方向をもって電流を断続的に流すことにより、
振動板523は上記したような動作を繰り返すことにな
る。つまり、振動板523が所定の周波数で振動するこ
とになり、その振動によって音が発生するものである。
【0005】又、上記構成をなす電磁型電気音響変換器
におけるコイル端末接続構造は次のようになっている。
すなわち、図12に示すように、コイル517の両コイ
ル端517a、517bは、ベース507に形成された
開口部507aを介して、プリント基板509上に引き
出されていて、プリント基板509上に設けられたラン
ド部509a、509bに半田付けによって取付・固定
されている。尚、図12中符号527、529で示すの
は、ベース507側より突設された位置決め突起であっ
て、ベース507に対するプリント基板509の位置を
決めるためのものである。又、上記構成をなす電磁型電
気音響変換器は、図11に二点鎖線で示す取付基板(例
えば、携帯電話やポケットベル等に組み込まれる場合に
はその取付基板)531に図示するような状態で取り付
けられる。
【0006】次に、図13及び図14を参照して第2の
従来例を説明する。まず、ケース601があり、このケ
ース601の底部にはベース部603が取り付けられて
いる。上記ベース部603の内側には、ベース605と
鉄心607が一体固定された状態で実装されている。上
記鉄心607の外周側にはコイル609が取り付けられ
ている。又、上記ベース部603の内側には支持リング
611が配置されていて、この支持リング611の内周
側には、マグネット613が実装されている。上記マグ
ネット613と既に述べたコイル609との間には環状
隙間が設けられている。上記支持リング611の図14
中左側端部には段付部615が形成され、この段付部6
15には振動板(共鳴板、又は弾性板ともいう)617
が設置されていて、該振動板617の中央には付加質量
としての磁片619が取り付けられている。
【0007】又、上記構成の電磁型電気音響変換器の場
合には、外部露出端子621、623がインサート成形
によって予めベース部603に一体化された状態で取り
付けられている。そして、この場合には、コイル609
の両コイル端609a、609bは、図13に示すよう
に、外部露出端子621、623のランド部(ベース部
603内に配置されている)621a、623a上に引
き出された状態で半田付けされることになる。尚、この
タイプの電磁型電気音響変換器についてもその作用は図
11及び図12に示した電磁型電気音響変換器の場合と
同じであるのでその説明は省略する。又、携帯電話やポ
ケットベル等に組み込まれる場合についても同じであ
り、その取付基板を図14に二点鎖線で示し符号625
を付与する。そして、この場合には、既に述べた外部露
出端子621、623、及び電気的には機能しない取付
用のターミナル627、629(図13に示す)の4箇
所で半田付けされることになる。
【0008】次に、図15を参照して第3の従来例を説
明する。まず、ケース701があり、このケース701
の図15中上面の中央位置には円形の放音孔703が形
成されている。上記ケース701内には、ベース70
5、ボビン707、鉄心709が一体化された状態で実
装されている。上記ボビン707には一対のピン状をな
すリード端子711、713が取り付けられていて、こ
れら一対のリード端子711、713はベース705を
貫通して図15中下方に所定長さだけ延長されている。
上記ボビン707の外周部にはコイル715が配置され
ている。又、上記ケース701の内側にはプラスチック
マグネット717が実装されていて、このプラスチック
マグネット717とコイル715との間には環状隙間が
設けられている。
【0009】上記プラスチックマグネット717には段
付部719が形成されていて、この段付部719には、
振動板(共鳴板、又は弾性板ともいう)721が設置さ
れていて、該振動板721の中央には付加質量としての
磁片723が取り付けられている。そして、この場合に
は、コイル715の両コイル端715a、715bは、
リード端子711、713側に引き出されて、リード端
子711、713にカラゲられた状態で半田付けにより
取付・固定されている。尚、このタイプの電磁型電気音
響変換器についてもその作用は図11及び図12に示し
た電磁型電気音響変換器及び図13及び図14に示した
電磁型電気音響変換器の場合と同じであるのでその説明
は省略する。又、携帯電話やポケットベル等に組み込ま
れる場合についても同じであり、その取付基板を図15
に二点鎖線で示し符号725を付与する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、電気音響変換器として構造が複雑であったり、大型
であったり、多くの部品点数を必要としてしまうととも
に、組立が困難であるという問題があった。具体的にみ
てみると、まず、図11及び図12に示した第1の従来
例による電磁型電気音響変換器の場合には、コイル51
7の両コイル端517a、517bは、プリント基板5
09のランド部509a、509bに半田付けによって
取付・固定される構成であり、又、電気的にはプリント
基板509に取り付けられた一対のリード端子513、
515を介して入力される構成である。そのため、少な
くともプリント基板509を必要とする点において部品
点数が多いとともに構成が複雑であるという問題があっ
た。次に、図13及び図14に示した第2の従来例によ
る電磁型電気音響変換器の場合には、まず、外部露出端
子621、623を駆動部(鉄心607、コイル60
9、マグネット613、振動板617、磁片619等に
よって構成される部分)の側部に設け、コイル609の
両コイル端609a、609bを駆動部の側方に引き出
して上記外部露出端子621、623のランド部621
a、623aに半田付けにより取付・固定する構成にな
っている。そのため、駆動部の側部に平面的なスペース
を必要とすることになり、電磁型電気音響変換器として
は、平面方向に大型化してしまうという問題があった。
又、コイル端609a、609bを外部露出端子62
1、623のランド部621a、623aに半田付けに
より取付・固定する際に、近傍に各種構成部品が存在す
るためにそれらとの干渉によって作業性が悪化してしま
うという問題もあった。又、図15に示した第3の従来
例による電磁型電気音響変換器の場合には、そもそもボ
ビン707を使用するボビン型であるために、それだけ
で、部品点数が増大してしまい、構成の複雑化、装置と
しての大型化を誘発していた。そして、昨今、電磁型電
気音響変換器が搭載される各種機器、例えば、携帯電話
やポケットベル自体の小型化が要求されており、そのよ
うな背景において、電磁型電気音響変換器の小型化、構
成の簡略化等も強く要求されている。
【0011】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、予め所定の形状に形成
されたリードフレームに一体化させた状態で外装ケース
を形成するタイプのものにおいて、コイル端末接続構造
を工夫することにより、小型化、性能の向上、組立性の
向上を図ることが可能な電気音響変換器を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による電気音響変換器は、開口部を備えた外装
ケースと、前記外装ケースに収納されたコイルを含む駆
動部と、前記駆動部と電気的に接続されたリード端子と
を具備し、ランド部は、前記外装ケースの外面にリード
端子の一部を露出させることにより形成し、前記コイル
の端末は、前記開口部を介して、前記外装ケースの外部
に引き出されるとともに、前記ランド部に接続されるこ
とを特徴とするものである。その際、前記外装ケースに
溝部を形成して、前記開口部と前記ランド部を前記溝部
内に形成・配置することが考えられる。
【0013】すなわち、外装ケースに開口部を形成する
とともに、外装ケース内に収納された駆動部に電気的に
接続されたリード端子の一部を外装ケースの外面に露出
させてランド部とし、コイルの端末を上記開口部を介し
て外部に引き出してランド部に接続するようにしたもの
である。それによって、コイル端末接続処理に際して、
従来のように、プリント基板やボビンを要することな
く、且つ、平面方向に広いスペースを要することなく所
望のコイル端末接続構造を得ることができる。又、前記
外装ケースに溝部を形成して、前記開口部と前記ランド
部を前記溝部内に形成・配置するようにした場合には、
ランド部上に形成されるコイル端末接続部及び開口部と
コイル端末接続部間に存在するコイルが、外装ケースの
外壁面より突出することがなくなるとともに、コイル端
末が溝部によって自動的に位置決めされることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図7を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。まず、図1乃至図4
を参照して本実施の形態による電磁型電気音響変換器の
構成を説明する。図2及び図3に示すように、上ケース
1、下ケース3があり、上記上ケース1の図2中上面の
中央位置には放音孔5が形成されている。上記下ケース
3内の中央にはベース6と鉄心7が一体化された状態で
配置されていて、この鉄心7の外周部にはコイル9が配
置されている。又、コイル9の外周側であって上記下ケ
ース3の内周側にはマグネット11が配置されている。
上記マグネット11は、図3に示すように、下ケース3
の内周部に突設された4個の支持部4(図3に示す)に
よって外周側より支持されている。又、図2及び図3に
示すように、上記下ケース3の内周部には段付部13が
形成されていて、この段付部13には、振動板(共鳴
板、又は弾性板ともいう)15が設置されている。この
振動板15の中央には付加質量としての磁片17が取り
付けられている尚、図3は、上ケース1の一部を削除し
て振動板15と磁片17を示すとともに振動板15と磁
片17の一部を削除してコイル9を示す平面図である。
【0015】又、上記下ケース3の底部を底面側からみ
ると、図1に示すような構成になっている。まず、底壁
3aがあり、この底壁3aには溝部3bが形成されてい
る。この溝部3bの中央位置には開口部3cが形成され
ている。尚、上記底壁3aの内側に配置されているベー
ス6にも開口部6aが形成されていて(図3に示す)、
上記開口部3cはその開口部6aに合った位置に形成さ
れている。又、上記溝部3bは、上記開口部3cを挟ん
で、図1中略上下方向に対称に斜め方向に延長されてい
る。又、上記底壁3aには、図5に示すリードフレーム
19のリードフレーム要素19aの一部がインサート成
形法により一体に埋め込まれた状態になっている。そし
て、そのリードフレーム要素19aの一部の四隅の部分
が外部露出端子21、23、25、27として下ケース
3より露出した状態になっている。又、リードフレーム
要素19aの一部がランド部29、31として、上記溝
部3bにおいて露出した状態になっている。
【0016】そして、下ケース3内に収容・配置されて
いるコイル9の両コイル端9a、9bが、ベース6の開
口部6a及び下ケース3の開口部3cを介して、下ケー
ス3の底壁3aの裏面側に引き出されていて、それら両
コイル端9a、9bは上記ランド部29、31に沿わさ
れて、その状態で半田付けによって取付・固定されるこ
とになる。
【0017】ここで、上記リードフレーム19について
詳細に説明する。リードフレーム19は、図5及び図6
に示すような形状になっている。すなわち、リードフレ
ーム19は、1個の電磁型電気音響変換器に対応するリ
ードフレーム要素19a(図5中二点鎖線で囲んだ部
分)を任意個数だけ連設した構成になっている。ここに
任意個数とは、例えば、4個、6個、8個といった個数
であり、つまり、それらの個数の電磁型電気音響変換器
を同時に製造していくことを意味している。上記リード
フレーム要素19aは、図5中上下に配置され左右に延
長されている幅広部19b、19cを備えていて、これ
ら幅広部19b、19cの間には、一対のブリッジ部1
9d、19eが設けられている。上記ブリッジ部19
d、19eに、既に説明した外部露出端子21、23、
25、27になる部分と、ランド部29、31になる部
分が設けられている。
【0018】そして、上記構成をなすリードフレーム1
9を、図示しない型に沿って配置し、その状態で型内に
樹脂を充填することにより、リードフレーム19と下ケ
ース3とが一体化されたものが形成される。これがイン
サート成形法である。その様子を図7に示す。図7中二
点鎖線で示す下ケース3がリードフレーム19に一体化
された状態で形成されるものである。後は、図7に示す
切断線Aに沿って、ブリッジ部19d、19eを切断す
るとともに、外部露出端子21、23、25、27を上
ケース1方向に折曲げることにより、図1に示すような
状態になるものである。尚、図1、図2、図7におい
て、符号33は、インサート成形時に樹脂を流し込む為
の流し込み孔の跡を示していて、又、図1、図7におい
て符号35は極性を示すための刻印であり、符号37は
方向性を示すための突起である。
【0019】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、本実施の形態の場合に
は、コイル端末接続部において、従来のように、プリン
ト基板やボビンを必要としないので、それだけ部品点数
を減少させて構成の簡略化を図ることができ、それによ
って、組立性の向上、小型化を図ることができるように
なった。又、コイル端末接続部が駆動部の裏側に位置し
ているので、平面方向のスペースを縮小して平面方向に
小型化を図ることができるようになった。又、コイル端
末接続部が駆動部の裏側に位置しているので、コイル端
末接続処理作業時に干渉するような障害物がなく、それ
によって、作業性を向上させることができるとともに、
コイル端末接続部の品質の向上を図ることができるよう
になった。又、部品点数の削減によって部品間の組立接
合部が減少することになり、それによって、内部気密性
が向上するとともに、部品間接着剤の使用が不要になる
という利点もある。そして、これらの利点は、表面実装
タイプの電磁型電気音響変換器の場合に特に有効であ
る。又、下ケース3に溝部3bを形成して、開口部3c
とランド部29、31を溝部3b内に形成・配置するよ
うにしたので、ランド部29、31上に形成されるコイ
ル端末接続部及び開口部3cとコイル端末接続部間に存
在する両コイル端9a、9bが、下ケース3の外壁面よ
り突出することがなくなる。よって、例えば、携帯電話
やポケットベル等の外部接続機器に実装される場合に、
外部接続機器の取付基板と対向する面に、開口部3cや
ランド部29、31が形成・配置されている場合でも、
上記取付基板に電気音響変換器側より突出している部分
を収容するための加工処理等を施す必要がない。又、開
口部3cとコイル端末接続部間に存在する両コイル端9
a、9bの引っ掛かり等による断線の防止も図ることが
でき、製品の信頼性を確保することができる。又、両コ
イル端9a、9bが溝部3bによって自動的に位置決め
されることになるので、別途位置決め手段等を設ける必
要はなく、両コイル端9a、9bのランド部29、31
への位置決めを用意に且つ安定して行うことができる。
【0020】次に、図8を参照して本発明の第2の実施
の形態を説明する。すなわち、前記第1の実施の形態に
おいては、下ケース3の裏面側にコイル端末接続部を配
置させたが、その位置は特に限定されるものではない。
この第2の実施の形態の場合には、下ケース3の一側面
側に開口部3cを形成するとともに、リードフレーム要
素19aの一対のランド部29、31を、上記開口部3
cを挟んだ両側において、露出させるようにしたもので
ある。
【0021】次に、図9を参照して本発明の第3の実施
の形態を説明する。この実施の形態の場合には、放音孔
5を上ケース1の一側面に形成するとともに、下ケース
3において外部露出端子21、23が露出している側の
一側面に、開口部3cを形成し、且つ、ランド部29、
31を露出させたものである。
【0022】次に、図10を参照して本発明の第4の実
施の形態を説明する。この場合には、上ケース1の一側
を下ケース3に対して突出させて、その突出した一側に
放音孔5を形成している。そして、下ケース3において
上記放音孔5が設けられている側の一側に開口部3cを
形成し、且つ、ランド部29、31を露出させたもので
ある。
【0023】尚、本発明は前記第1乃至第4の実施の形
態に限定されるものではない。まず、コイル9の両コイ
ル端9a、9bを引き出すための開口部3c、上記コイ
ル端9a、9bを半田付けによって取付・固定するため
のランド部29、31の位置については、これを特に限
定するものではなく、任意に設定すればよい。又、コイ
ル端末のランド部への接続は半田付けによる方法以外
に、例えば、導電性接着剤による方法が考えられる。
又、前記第1乃至第4の実施の形態においては、電磁型
電気音響変換器を例にとって説明したが、導電型、ピエ
ゾ型等、他のタイプの電気音響変換器に対しても同様に
適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による電気音
響変換器によると、開口部を備えた外装ケースと、前記
外装ケースに収納されたコイルを含む駆動部と、前記駆
動部と電気的に接続されたリード端子とを具備し、ラン
ド部は、前記外装ケースの外面にリード端子の一部を露
出させることにより形成し、前記コイルの端末は、前記
開口部を介して、前記外装ケースの外部に引き出される
とともに、前記ランド部に接続される構成としたので、
コイル端末接続処理に際して、従来のように、プリント
基板やボビンを要することなく、それによって、部品点
数の削減、構成の簡略化、組立作業の容易化を図ること
ができる。又、前記外装ケースに溝部を形成して、前記
開口部と前記ランド部を前記溝部内に形成・配置するよ
うにした場合には、ランド部上に形成されるコイル端末
接続部及び開口部とコイル端末接続部間に存在するコイ
ルが、外装ケースの外壁面より突出することがなくな
る。よって、例えば、携帯電話やポケットベル等の外部
接続機器に実装される場合に、外部接続機器の取付基板
と対向する面に、開口部又はランド部が形成・配置され
ている場合でも、上記取付基板に電気音響変換器側より
突出している部分を収容するための加工処理等を施す必
要がない。又、開口部とコイル端末接続部間に存在する
コイルの引っ掛かり等による断線の防止も図ることがで
き、製品の信頼性を確保することができる。又、コイル
端末が溝部によって自動的に位置決めされることになる
ので、別途位置決め手段等を設ける必要はなく、コイル
端末のランド部への位置決めを容易に且つ安定して行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で電磁型電
気音響変換器を下ケースの裏面側から視た平面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で図1のII
-II 断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で上ケース
の一部を削除して振動板と磁片を示すとともに振動板と
磁片の一部を削除してコイルを示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で図1のIV
-IV 断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す図でリードフ
レームの一部を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す図で図5のVI
-VI 断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す図でインサー
ト成形によって下ケースがリードフレームの一部と一体
化された状態で形成される状態を示す平面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す図で電磁型電
気音響変換器の斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す図で電磁型電
気音響変換器の斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す図で電磁型
電気音響変換器の斜視図である。
【図11】第1の従来例を示す図で電磁型電気音響変換
器の断面図である。
【図12】第1の従来例を示す図で図11のXII-XII 矢
視図である。
【図13】第2の従来例を示す図で電磁型電気音響変換
器の断面図である。
【図14】第2の従来例を示す図で図13のXIV-XIV 断
面図である。
【図15】第3の従来例を示す図で電磁型電気音響変換
器の断面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 3 下ケース 5 放音孔 7 鉄心 9 コイル 11 マグネット 15 振動板 17 磁片 19 リードフレーム 19a リードフレーム要素 21 外部露出端子 23 外部露出端子 25 外部露出端子 27 外部露出端子 29 ランド部 31 ランド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 13/00 G10K 9/12 G10K 9/13 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備えた外装ケースと、 前記外装ケースに収納されたコイルを含む駆動部と、前記駆動部と電気的に接続されたリード端子とを具備
    し、 ランド部は、前記外装ケースの外面にリード端子の一部
    を露出させることにより形成し、 前記コイルの端末は、前記開口部を介して、前記外装ケ
    ースの外部に引き出されるとともに、前記ランド部に接
    続されることを特徴とする電気音響変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気音響変換器におい
    て、前記外装ケースには溝部が形成されており、前記開
    口部と前記ランド部は前記溝部内に形成・配置されてい
    ることを特徴とする電気音響変換器。
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