JP2000120492A - 回転絞り弁式気化器 - Google Patents

回転絞り弁式気化器

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JP2000120492A
JP2000120492A JP10307901A JP30790198A JP2000120492A JP 2000120492 A JP2000120492 A JP 2000120492A JP 10307901 A JP10307901 A JP 10307901A JP 30790198 A JP30790198 A JP 30790198A JP 2000120492 A JP2000120492 A JP 2000120492A
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throttle valve
fuel
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valve
cam
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Satoru Araki
悟 荒木
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Zama Japan Co Ltd
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Zama Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極低温での冷間始動も容易且つ確実に行なわ
せる燃料増量手段を具えさせる。 【解決手段】 手動の起動ポンプ24によって燃料タン
ク25の燃料を貯留室22に導入し、アクセル操作を絞
り弁4に伝達する絞り弁レバー12を旋回させて絞り弁
4を空気増量位置に移動する動作と貯留室22の起動弁
33を開弁して増量燃料を吸気通路2に送出可能とする
動作とを、操作軸43の第一カム部片44と第二カム部
片46とによって同時に行ない、充分な量の起動用燃料
がエンジンに供給されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に汎用2サイクル
エンジンに燃料を供給するための回転絞り弁式気化器、
詳しくは冷間起動時に必要且つ充分な量の燃料を供給す
ることができる機能を具えた回転絞り弁式気化器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】林業用、農業用などの携帯作業機械、小
形車両その他の動力源に用いられている汎用2サイクル
エンジンに燃料を供給する小形気化器の一つとして、回
転絞り弁式気化器が知られている。
【0003】回転絞り弁式気化器は絞り通孔および計量
針を有する円柱形の絞り弁を気化器本体の吸気通路に直
交させて配置し、この絞り弁をアクセル操作に応じて回
転させながら自身の中心軸線方向へ移動させることによ
り、絞り通孔の吸気通路との重なり度合いを変えて空気
流量を制御すると同時に、計量針の燃料ノズルの挿入深
さを変えて燃料流量を制御するものである。
【0004】一方、エンジンを起動するとき、冷間時に
あっては温間時に比べて大量の燃料を必要とするので、
燃料系統が単一の回転絞り弁式気化器においては絞り弁
をアイドル位置から燃料増量方向へ少し移動させること
によって冷間起動を行なわせるようにしている。そのた
めの手段として、絞り弁に固着した絞り弁レバーをカム
によって押し上げるとともに押し上げ位置に保持させる
ことが実開平6−83943号公報に記載されており、
この手段によると絞り弁を運転者の熟練度によることな
く一定の燃料増量位置に安定よく保持しておくことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】回転絞り弁式気化器は
前述のように、小排気量の汎用2サイクルエンジンに燃
料を供給するものであり、燃料流量は全負荷運転時であ
っても少量であり、絞り弁をアイドル位置からカムによ
り燃料増量位置に移動させても、ごく微量の増量にとど
まる。このため、極低温例えば冬期の寒冷地で起動させ
る場合、高濃度混合気が要求されるにもかかわらず燃料
は微小量しか増量されないので起動が困難であり、クラ
ンキングを多数回繰返さなければならない、という問題
が残る。
【0006】本発明は回転絞り弁式気化器、即ち絞り通
孔および計量針を有し気化器本体の吸気通路に直交させ
て配置された円筒形の絞り弁と、定燃料室に接続され絞
り通孔内に開口して計量針が挿入された燃料ノズルと、
アクセル操作に応じて旋回する絞り弁レバーとを具えて
おり、絞り弁レバーの旋回によって絞り弁が回転しなが
ら自身の中心軸線方向へ移動して空気流量と燃料流量と
を制御するものとされている気化器がもっている、冷間
起動殊に極低温での起動が困難である、という前記課題
を解決し、通常の冷間時はもとより極低温時でも容易且
つ確実に起動するができる機能を具えた気化器とするこ
とを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は燃料を貯留して吸気通路に送出する貯留室
と、燃料タンクの燃料を貯留室に導入する手動の起動ポ
ンプと、貯留室の燃料送出口を開閉する起動弁とを有す
る起動燃料供給手段、および絞り弁レバーをアイドル位
置から空気増量位置に移動させる第一カム部片と、起動
弁を閉弁位置から開弁位置に移動させる第二カム部片
と、これら二つのカム部片が設けられ手動で回転する操
作軸とを有する起動操作手段を前述の回転絞り弁式気化
器に具えさせた。
【0008】エンジン起動に際して操作軸を回すと絞り
弁が空気を増量する位置に移動し、これと同時に起動弁
が開弁して貯留室を吸気通路に連通させる。貯留室は起
動ポンプ操作回数に応じた任意量の燃料を貯留した状態
とされ、このことにより通常の冷間時から極低温時に至
る温度域で容易且つ確実に起動することができるように
なる。
【0009】また、本発明は空気増量位置に移動した絞
り弁レバーに係合してアイドル位置への戻りを阻止する
停止部片を前記の操作軸に設けるとともに、絞り弁レバ
ーが全開方向へ旋回して第一カム部片および停止部片か
ら離れたとき操作軸を不作動位置に戻す戻しばねを具え
させた。
【0010】このことにより、操作軸を回して手を離し
ても絞り弁レバーを空気増量位置に保持して起動でき、
また絞り弁レバーを全開方向へ旋回させると操作軸が自
動的に不作動位置に戻ることにより、取扱いが簡便なも
のとなるとともに以後の通常のアクセル操作に支障を与
えない。
【0011】更に、本発明は絞り弁レバーを空気増量位
置に移動させたとき、同時に燃料増量位置に移動させる
第三カム部片を前記の操作軸に設けるとともに、絞り弁
レバーが全開方向へ旋回して第一カム部片および第三カ
ム部片から離れたとき操作軸を不作動位置に戻す戻しば
ねを具えさせ、そして起動弁の閉弁ばねによって絞り弁
レバーを空気および燃料増量位置に保持させるものとし
た。
【0012】このことにより、貯留室に燃料を貯留しな
くても起動可能な低温域から最大限に貯留して起動させ
る極低温域に亘って適確にエンジンを起動させることが
可能となり、また前記のものと同様に取扱いが簡便なも
のとなるとともに通常のアクセル操作に支障を与えるこ
とがない。
【0013】次に、本発明に係る気化器はエンジン運転
開始にあたって、起動ポンプを操作する、操作軸を回
す、エンジンが完爆した後に絞り弁レバーを全開方向へ
旋回させて起動操作手段を解除する、という手順で操作
することが必要である。もし、操作軸を回して起動弁を
開弁してから起動ポンプを操作することがあると、燃料
タンクから起動ポンプ、貯留室を経て吸気通路に燃料の
連続流れを生じ、混合気過濃によるエンジン停止という
トラブルを生じる。操作軸を起動弁開弁位置に回したと
き起動ポンプを覆うカバー部片はこのような誤操作を防
止し、エンジンを継続して安定よく運転させるのに役立
つ。
【0014】加えて、エンジン運転開始にあたって起動
ポンプを操作するとき、必要回数以上操作すると必要量
以上の燃料が貯留室に貯留されて混合気過濃を招く。一
定以上の燃料を燃料タンクに戻す戻し通路はこのような
混合気過濃を防止してエンジン起動を確実なものとし、
また逆止弁は高温時に燃料タンクから貯留室への燃料逆
流を防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明すると、気化器本体1は前後に貫通した吸気通
路2およびこれと直交し下端が閉止された弁孔3を有し
ており、円柱形の絞り弁4が弁孔3に回転可能且つ自身
の中心軸線方向へ移動可能に嵌込まれている。
【0016】絞り弁4はその中心軸線に直交して吸気通
路2とほぼ同一径の絞り通孔5を有しており、また中心
軸線上に位置させてノズル挿通孔6,計量針7,弁軸8
を有している。ノズル挿通孔6は弁孔3の閉止端側に設
けられて燃料ノズル16を挿通させており、弁軸8は弁
孔3の開放端側に位置する絞り弁4の端部に固結され、
弁孔3の開放上面を覆ったカバー体11を貫通して気化
器本体1の外部へ突出して延びている。計量針7は弁軸
8のねじ孔8aにねじ込んだ調節ねじ9に押ばね10の
ばね作用で押付けられており、調節ねじ9のねじ込み位
置により絞り通孔5への突出長さ、従ってアイドル位置
における燃料ノズル16への挿入深さを調節可能として
絞り弁4に保持されている。
【0017】弁軸8の軸端には運転者のアクセル操作に
よって旋回する絞り弁レバー12が固着されているとと
もに、絞り弁4とカバー体11との間には両端をこれら
に固定したねじりコイルばねからなる閉弁ばね13が弁
軸8を囲んで装入されている。また、絞り弁4の弁軸側
の端部にフランジ4aが設けられており、その吸気通路
2へ向いた下面にカム14が形成されていて、気化器本
体1に突設したピン15にカム14が接している。
【0018】アクセル操作によって絞り弁レバー12を
旋回させると、絞り弁4が一体に回転して絞り通孔5と
吸気通路2との重なり度合いが変わることによってエン
ジンの吸入空気流量が制御される。これと同時に、ピン
15に接したカム14に従って絞り弁4が自身の中心軸
線方向へ移動し、計量針7の燃料ノズル16への挿入深
さが変わることによって燃料噴口16aから吸出される
燃料流量が制御される。
【0019】気化器本体1のカバー体11と反対側の端
面には、広く知られている膜式気化器と同じ定燃料室1
7が図示しないダイヤフラムにより大気から区画されて
設けられており、この定燃料室17の燃料は燃料通路1
8を通って燃料ノズル16に送られる。また、エンジン
のクランクケースに発生する脈圧によってダイヤフラム
を動作させ、燃料タンク25の燃料を定燃料室17に供
給する、というよく知られた燃料ポンプが気化器本体1
の外側面適所に設置されている。
【0020】以上の絞り弁4,定燃料室17,燃料ポン
プを具えた構成は、従来から知られている回転絞り弁式
気化器と同じである。
【0021】次に、吸気通路2の一側方に位置させて貯
留室22が気化器本体1に設けられており、その上面は
蓋板23によって塞がれているとともに、広く知られて
いる指押しドーム形の起動ポンプ24が気化器本体1に
外側方へ突出して取付けられており、燃料タンク25か
ら延びる起動燃料用の通路26が入口逆止弁27を経て
起動ポンプ24に接続され、起動ポンプ24は出口逆止
弁28を有する通路29によって貯留室22に接続され
ている。
【0022】貯留室22の上部には燃料タンク25に接
続された戻し通路30が開口しており、貯留室22に貯
留される燃料の最大量を規定している。また、貯留室2
2の底部には吸気通路2の絞り弁4よりも下流側部分に
接続された通路31が開口しており、その燃料搬出口3
2は起動弁33によって開閉される。
【0023】起動弁33は外側周面に溝通路34を有し
ていて燃料送出口32に嵌込まれており、また上方へ延
びる弁軸35を一体に有していてこの弁軸35は蓋板2
3を貫通して気化器本体1の上方へ突出しているととも
に、蓋板23と起動弁33との間に弁軸35を囲んだ圧
縮コイルばねからなる閉弁ばね37が装入されている。
【0024】前述の貯留室22,起動ポンプ24,起動
弁33および通路26,29,31,戻し通路30は起
動燃料供給手段21を構成しており、起動ポンプ24に
指先で圧縮・釈放する操作を加えることにより燃料タン
ク25の燃料が貯留室22に導入され、貯留室22の燃
料は起動弁33を開弁しエンジンをクランキングするこ
とによって溝通路34から通路31を経て吸気通路2に
送出される。
【0025】貯留室22の燃料は起動ポンプ24の操作
回数によって戻し通路30の開口位置を最大量とする任
意の量とすることができ、冷間起動に際し温度に応じた
適正量の燃料を貯留してクランキング時に送出すること
により、起動を容易且つ確実なものとすることができ
る。尚、戻し通路30には貯留室22へ向かって閉じる
逆止弁36が設けられており、例えば夏期の高温時に燃
料タンク25が熱せられ高圧となっても燃料を貯留室2
2に逆流させない。
【0026】更に、気化器本体1の上面にはカバー体1
1に設けた軸カバー部片42に回転可能に嵌込まれた操
作軸43が基端部を気化器本体1の外側方へ突出させて
配置されている。この操作軸43の先端には絞り弁レバ
ー12に係合する第一カム部片44および停止部片45
が設けられており、不作動位置で図4(A)に示すよう
に第一カム部片44は絞り弁レバー12に形成した係止
縁12aに係合しているとともに、停止部片45は絞り
弁レバー12の下面から下方へ離れている。
【0027】また、操作軸43の中間部には起動弁33
を開弁させる第二カム部片46が設けられている。一
方、カバー体11の上面にピン47によって回動自由に
取付けられた腕部片48が第二カム部片46の上方を通
って弁軸35の上端部に係合させられており、不作動位
置で第二カム部片46は腕部片48の下面から僅かに離
れている。
【0028】更に、操作軸43の基端に操作レバー49
が取付けられているとともに、操作軸43を囲んだねじ
りコイルばねからなる戻しばね50が軸カバー部片42
と操作レバー49とに両端を係止して装備されている。
操作レバー49は操作軸43を挟んで反対方向へ延びる
平板状のカバー部片51を一体に有しており、不作動位
置でこのカバー部片51は起動ポンプ24の前面から側
方に待避している。
【0029】前述の操作軸43,第一カム部片44,停
止部片45,第二カム部片46,操作レバー49は起動
操作手段41を構成しており、戻しばね50のばね力に
抗して操作レバー49によって操作軸43を回すと、図
4(B)に示すように第一カム部片44が係止縁12a
に係合したまま回動して絞り弁レバー12を押圧旋回さ
せ、絞り弁4をアイドル位置から少し回転した空気増量
位置とする。これと同時に停止部片45が絞り弁レバー
12の下面に圧接状態で係合し、このため手を離しても
操作軸43は戻しばね50によって戻されることなく固
定されるものである。
【0030】また、操作軸43を不作動位置から回すこ
とによって第二カム部片46が腕部片48を押し上げて
回動させ、その先端に係合した弁軸35を引張り上げて
起動弁33を開弁させる。このことにより、絞り弁4で
制御される空気が増量されると同時に、起動燃料供給手
段21によって任意量の燃料が供給されることとなる。
【0031】更に、操作軸43を空気増量位置に回した
とき、カバー部片51が起動ポンプ24の前面を覆う。
このため、エンジンがクランキングを行なっている段階
で起動ポンプ24を操作して燃料タンク25から起動ポ
ンプ24,貯留室22を経て吸気通路2に至る燃料の連
続流れを作り混合気過濃によるエンジン停止などのトラ
ブルを生じさせる、という誤った使用を防止することが
できる。
【0032】エンジンが完爆したとき或いは暖機が完了
したとき、アクセル操作によって絞り弁レバー12を全
開方向へ旋回させると、絞り弁レバー12が第一カム部
片44,停止部片45から離れ、操作軸43は拘束を解
かれて戻しばね50のばね力によって不作動位置に戻
り、その際に第二カム部片46が腕部片48から離れる
ことによって起動弁33は閉弁ばね37のばね力によっ
て閉弁する。その後は通常のアクセル操作によって絞り
弁4がアイドル位置と全開位置との間で動作することと
なる。
【0033】尚、停止部片45を用いることなく第二カ
ム部片46に加わる閉弁ばね37のばね力で操作軸43
の戻りを阻止させ、絞り弁レバー12にその全開域で腕
部片48を持ち上げる部分を設けることにより操作軸4
3を戻し且つ起動弁33を閉弁させるようにしてもよ
い。
【0034】図6は起動操作手段41についての前記と
は異なる実施の形態を示すものであって、このものは前
記図1乃至図5に示したものが絞り弁4を空気のみ増量
する方向へ動作させたのに対して、絞り弁4を空気・燃
料の両方を増量する方向へ動作させるようにしたもので
ある。
【0035】即ち、この起動操作手段41は前記実施の
形態と同じ第二カム部片、操作レバー、カバー部片を有
する操作軸43の先端に、前記実施の形態と同様の第一
カム部片52を設けるとともに、絞り弁レバー12を押
し上げる第三カム部片53を設けたものである。
【0036】そして、不作動位置で図6(A)に示すよ
うに第一カム部片52は絞り弁レバー12に形成した係
止縁12aに係合しているとともに、第三カム部片53
は絞り弁レバー12の下面から下方へ僅かに離れてい
る。
【0037】操作軸43を回すと、図6(B)に示すよ
うに第一カム部片52が係止縁12aに係合したまま回
動して絞り弁レバー12を押圧旋回させると同時に、第
三カム部片53が絞り弁レバー12の下面に接して押し
上げ、これにより絞り弁4をアイドル位置から少し回転
した空気増量位置および少し上昇した燃料増量位置とす
る。そして、この空気・燃料増量位置は、図5を参照し
て弁軸35,腕部片48を経て第二カム部片46に加え
られる起動弁33の閉弁ばね37のばね力によって維持
される。
【0038】この実施の形態に係る起動操作手段41に
よると、比較的温度が高く空気・燃料を僅かに増量して
起動可能な低温域から貯留室22に燃料を最大限に貯留
して起動させる極低温域に亘って、温度に応じた適正量
の燃料を供給し適確にエンジンを起動させることが可能
となる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によると手動の起
動ポンプで任意量の燃料を貯留室に導入して絞り弁を空
気増量位置に移動させるか、または燃料を貯留室に導入
することなく或いは導入して絞り弁を空気・燃料増量位
置に移動させ、これらと同時に貯留室の燃料を吸気通路
に送出するようにしたので、冷間起動時に温度に応じて
燃料を増量して少ないクランキング回数で容易且つ確実
にエンジンを起動させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の形態の動作説明図。
【図5】図1の形態における起動弁開弁時の一部切截し
た右側面図。
【図6】本発明の異なる実施の形態の動作説明図。
【符号の説明】
1 気化器本体, 2 吸気通路, 4 絞り弁, 5
絞り通孔, 7 計量針, 12 絞り弁レバー,
16 燃料ノズル, 17 定燃料室, 21起動燃料
供給手段, 22 貯留室, 24 起動ポンプ, 2
5 燃料タンク, 32 燃料送出口, 33 起動
弁, 37 閉弁ばね, 41 起動操作手段, 43
操作軸, 44 第一カム部片, 45 停止部片,
46第二カム部片, 48 腕部片, 50 戻しば
ね, 51 カバー部片,

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞り通孔および計量針を有し気化器本体
    の吸気通路に直交させて配置された円筒形の絞り弁と、
    定燃料室に接続され前記絞り通孔内に開口して前記計量
    針が挿入された燃料ノズルと、アクセル操作に応じて旋
    回する絞り弁レバーとを具え、前記絞り弁レバーの旋回
    によって前記絞り弁が回転しながら自身の中心軸線方向
    へ移動して空気流量と燃料流量とを制御する回転絞り弁
    式気化器において、 燃料を貯留して前記吸気通路に送出する貯留室と、燃料
    タンクの燃料を前記貯留室に導入する手動の起動ポンプ
    と、前記貯留室の燃料送出口を開閉する起動弁とを有す
    る起動燃料供給手段と、 前記絞り弁レバーをアイドル位置から空気増量位置に移
    動させる第一カム部片と、前記起動弁を閉弁位置から開
    弁位置に移動させる第二カム部片と、前記二つのカム部
    片が設けられ手動で回転する操作軸とを有する起動操作
    手段と、 を具えたことを特徴とする回転絞り弁式気化器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した回転絞り弁式気化器
    において、 前記起動操作手段は前記第一カム部片および第二カム部
    片に加えて前記操作軸に設けられ、空気増量位置に移動
    した前記絞り弁レバーに係合してアイドル位置への戻り
    を阻止する停止部片と、前記絞り弁レバーが全開方向へ
    旋回して前記第一カムおよび停止部片から離れたとき前
    記操作軸を不作動位置に戻す戻しばねとを具えている、 ことを特徴とする回転絞り弁式気化器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した回転絞り弁式気化器
    において、 前記起動操作手段は前記第一カム部片および第二カム部
    片に加えて前記操作軸に設けられ、前記絞り弁レバーを
    アイドル位置から燃料増量位置に移動させる第三カム部
    片と、前記絞り弁レバーが全開方向へ旋回して前記第一
    カム部片および第三カム部片から離れたとき前記操作軸
    を不作動位置に戻す戻しばねとを具えており、 前記絞り弁レバーは前記起動弁の閉弁ばねのばね力によ
    って空気および燃料増量位置に保持される、 ことを特徴とする回転絞り弁式気化器。
  4. 【請求項4】 前記操作軸を起動弁開弁位置に回したと
    き前記起動ポンプを覆って操作不可能とするカバー部片
    が前記操作軸に設けられている請求項1,2または3に
    記載した回転絞り弁式気化器。
  5. 【請求項5】 前記貯留室の一定以上の燃料を前記燃料
    タンクに戻す戻し通路が設けられ、前記戻し通路は前記
    貯留室に向かって閉じる逆止弁を具えている請求項1,
    2,3または4に記載した回転絞り弁式気化器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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