JP2000119756A - 伸線加工性が優れた高強度鋼線用線材及び高強度鋼線の製造方法 - Google Patents

伸線加工性が優れた高強度鋼線用線材及び高強度鋼線の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間熱処理なしで伸線加工(wire drawing)
が可能な高強度鋼線製造用線材及びこれらの製造方法の
提供。 【解決方法】重量%で、C:0.4−0.65%、S
i:0.1−1.0%、Mn:0.1−1.0%,C
r:0.3%以下またはB:100ppm以下、残りF
e及び不可避不純物の組成であって、そこにTi,N
b,Vの元素でなされたグループの中から選択した少な
くとも1種以上が0.02%以下の範囲で含有されて、
その組織が初析フェライトの分率が10%以下で残りは
不連続的に形成されたパーライトを包含してこうせいさ
れる高強度線材と、このような組成を持つ鋼片(bille
t)を熱間圧延し、10−30℃/秒の速度で連続冷却
する高強度高延性線材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビードワイヤ(be
ad wire)、ワイヤロープ(wire rope)、バネなどで使
用する線材及び鋼線の製造に関し、詳しくは中間熱処理
なしの伸線加工(wire drawing)が可能な鋼線用高強度
線材及び高強度鋼線の製造方法に関する。
【0002】通常、ビードワイヤ(bead wire)、ワイ
ヤロープ(wire rope)、バネなどについては、製品の
強度を確保するために素材の線材自体の強度を高めた状
態で伸線加工をしたり、素材の強度は高めないで、伸線
加工中加工硬化(work hardening)によって最終製品の
強度を確保する方法が主に採用されている。
【0003】しかし素材の強度の向上は根本的に素材自
体の延性を低下させるため、望みの線経まで伸線加工途
中にパテンチング(patenting)を実施すべきである。
伸線量を増大させ、最終鋼線製品の強度を向上させるこ
とは中間熱処理を省略できる長所があるが、その反面、
デラミネーション(delamination)が発生する可能性が
高く高強度の確保の面で難しさがあった。
【0004】具体的に炭素鋼の伸線性を向上させる大部
分の従来技術の場合、0.7%以上の高炭素鋼からオー
ステナイト結晶粒を微細化させ伸線性を確保することで
あった。その一例として、米国特許第5,156,69
2号には高温で変形を加えてオーステナイト(austenit
e)の結晶粒の大きさを5um程度で制御して、パーラ
イト状(pearlite phase)のコロニー(colony)及び層
間間隔の微細化によって伸線性の向上を企む技術が開示
されている。
【0005】他の例としては、日本公開特許公報特開平
6−136452号にはパテンチング(patenting)時
にAlNを析出させオーステナイト結晶粒成長を抑制さ
せる方法が開示されている。しかし、このようにオース
テナイト結晶粒の大きさを微細化することは中炭素鋼の
場合、フェライト(ferrite)の分率を増大させ、伸線性
をむしろ悪化させて中炭素鋼では適用するのは難しいと
いう欠点がある。
【0006】また、他の例として、日本公開特許特開平
4−325627号によれば、鋼にSiを多量添加させ
固溶強化(solution hardening)による強度及び延性を
図る方法が提示されている。しかし、この方法ではSi
が多量に添加されるため、圧延時に素材の脱炭が促進さ
れてしまう問題点がある。
【0007】前記以外にも合金元素の添加や冷却速度の
制御によって優秀な延性を持つ高強度線材を製造する方
法が多数公知されている。その代表的な例は日本特許公
報特開昭63−4039号、特開平4−346619
号、及び特開平4−254526号がある。上記の特開
昭63−40396号の場合、C:0.7−0.95
%、Si:0.2−0.5%、Mn:0.4−0.7
%、V:0.05−0.2%、及びNi:0.05−
0.5%で組成できた鋼に対して、伸線、パテンチング
(patenting)工程を反復して0.03mm程度の極細
線を製造する方法である。
【0008】前記特開平4−346619号は、重量比
で、C:0.6−1.1%、Si:0.1−0.2%、
及びMn:0.1−2.0%を含有する炭素鋼をパテン
チング(patenting)後、伸線加工を60%以上実施
し、次に、50−200℃の範囲で5分−1時間に維持
して伸線時の変形時効による延性の低下を回復させて優
秀な鋼線を製造する方法である。しかし、上記の方法で
は根本的に伸線の途中、鋼線の延性を増加させられない
ので、パテンチング(patenting)をしないで伸線量を
増大させるには問題があった。
【0009】また、特開平4−254526号には重量
比で、C:0.9−1.3%、Si:0.1−2.0
%、及びCr:0.1−1.3%を包含する鋼を熱間圧
延後、初析セメンタイトを発生する温度領域に急冷した
後、パーライト(pearlite)変態が終了する温度まで8
℃/秒以下で冷却させ、またはパーライト(pearlite)
変態温度まで急冷した次に、恒温維持して初析セメンタ
イトの形成を抑制して伸線の延性を向上させる方法が提
示されている。しかし、このような方法は炭素量が0.
9%以下では初析セメンタイトが形成されず、適用でき
ない。さらに実際の圧延後の冷却時に、冷却速度を2段
階で制御することは難しいという問題があった。
【0010】上記と同じように、ほとんど大部分の従来
技術では線材を伸線する際に、伸線の途中で必ずパテン
チング(patenting)という熱処理をしている。このパ
テンチング(patenting)は伸線の過程で生じた変形組
織を制御するための処理であって、通常パテンチング
(patenting)をした線材は最終製品の線経まで伸線加
工が可能であることが周知の事実である。
【0011】もし、中間熱処理をしないで素材の伸線性
の附与ができるとすれば、素材の状態で最終の製品線に
直接伸線ができ、中間熱処理工程を省略できることは勿
論、熱処理過程から発生するスケール(scale)を除去
するための酸洗工程と伸線加工のための潤滑剤コーティ
ング工程も省略が可能となり、非常に大きな効果を奏す
る。
【0012】しかし、実際にはパテンチング(patentin
g)という中間熱処理なしで、多くの量を加工すると、
加工硬化によって素材の延性が顯著に低下して、伸線の
途中で断線が発生したり、伸線後にデラミネーション
(delamination)という不良が発生する可能性が高い。
【0013】このようなデラミネーション不良は素材の
強度や伸線量が増加することに伴いその発生の可能性が
大きくなる。特に素材の強度を高めないで伸線量を増大
させる方法は、素材自体の強度を増加させる方法に比べ
てデラミネーションの発生程度がはるかに大きいことが
知られている。
【0014】一方、ビードワイヤなどの鋼線は、通常そ
の伸率が5%以上を求められる。このため、従来は伸率
確保のために0.7−0.8%Cの炭素鋼を伸線加工、
パテンチング、伸線加工後、鉛浴で焼鈍(bluing)処理
していた。しかし、このような焼鈍(bluing)処理によ
り、伸率の回復はするものの、同時に鋼線の強度を低下
させる特徴がある。すなわち、通常の製造方法で焼鈍
(bluing)を続けると、伸率は回復するものの、引張強
度が約20kg/mm程度低下する。したがって、伸
線線の強度が250kg/mmの鋼線は焼鈍(bluin
g)後230kg/mm程度になる。したがって、ビ
ードワイヤの強度200kg/mmを得るためには少
なくとも220kg/mm以上の強度の確保が必要で
ある。
【0015】しかし、通常の炭素鋼の場合、伸線加工量
が95%以上となると、焼鈍(bluing)しても伸率が5
%以上回復することができない。また、伸率を回復する
ために高温で焼鈍(bluing)を続けると、引張強度が非
常に低下することが知られている(Materials Letter,
(1997)p241)。
【0016】また、素材状態で延性が非常に優れている
低炭素鋼の場合は、伸線加工後、伸率の回復が良くない
ことが知られている(CAMP-ISIJ vol 8(1995)p1373)。
さらに、通常の伸線加工量で素材の炭素量が0.6%以
下の場合、焼鈍(bluing)時に5%以上の伸率を得るこ
とが難しいことが知られている(CAMP-ISIJ, vol11,(19
98)p347)。
【0017】このため、タイヤ用ビードワイヤ線材の一
般的な製造技術は、伸線工程中でパテンチング熱処理後
また伸線させる工程よりは、高強度製品を製造するため
に高炭素合金の元素を添加したり、焼鈍(bluing)方法
を変化させる方法が提示されている。
【0018】例えば、特開平5−105966号は、
0.9−1.1%の炭素鋼にCr、Mn等を添加した素
材をパテンチング條件で変化させて、微細組織をベイナ
イトとして250Kg/mm、伸率8%以上としたビ
ードワイヤの製造である。
【0019】特開平1−165795号は伸線加工後、
焼鈍(bluing)を実施せずに、鍍金後のタイヤ装着方法
の改善によって焼鈍(bluing)を省略する方法などが提
示されている。しかし、上記方法でも鋼線の伸線時、中
間熱処理のためにパテンチング処理を要したり、別途の
処理を要して生産性の向上を図ることができない問題が
あった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、既存の炭素鋼の炭素含量を低くし、合金元素を適
切に添加し、中間熱処理を必要としない高強度の鋼線用
線材を提供することある。
【0021】また、別の目的は、上記線材を利用して中
間熱処理を省略しながらも通常の操業條件でも生産性の
高い高強度鋼線の製造方法を提供することにある。
【0022】さらに、別の目的は、中間熱処理なしで伸
線した線材を所定の温度で焼鈍(bluing)処理すること
によって、引張強度200Kg/mm以上、伸率5%
以上の高強度高延性鋼線を提供することにある。
【0023】またさらに、別の目的は、中間熱処理を省
略して線材を製造した後、これを適切な温度で焼鈍(bl
uing)処理して生産性の高い高強度高延性鋼線の製造方
法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の伸線加工性が優
れた高強度鋼線用線材は、重量%で、C:0.4−0.
65%、Si:0.1−1.0%、Mn:0.1−1.
0%,Cr:0.3%以下またはB:100ppm以
下、残りFe及びその他の不可避な不純物の組成であっ
て、そこにTi,Nb,Vの元素グループの中から選択
した少なくとも1種以上が0.02%以下の範囲で含有
されて、その組織が初析フェライト分率が10%以下
で、残りはセメンタイトが不連続的に形成されたパーラ
イト(degenerated pearlite)を包含して構成されるこ
とを特徴とする。
【0025】また、本発明の伸線性が優れた高強度鋼線
の製造方法は、上記の組成を持つ鋼片(billet)を熱間
圧延した次に10−30℃/秒の速度で連続冷却するこ
とを包含した構成であることを特徴とする。
【0026】また、本発明の伸線加工性が優れた高強度
鋼線用線材は、重量%で、C:0.4−0.65%、S
i:0.1−1.0%、Mn:0.1−1.0%,C
r:0.3%以下またはB:100ppm以下、残りF
e及び不可避不純物の組成であって、そこにTi,N
b,Vの元素グループの中から選択した少なくとも1種
以上が0.02%以下の範囲で含有されて、その組織の
初析フェライト分率が10%以下で、残りはセメンタイ
ト(cementite)が不連続的に形成されたパーライト(d
egenerated pearlite)を包含して構成されて200K
g/mmの引張強度と5%以上の伸率を有することを
特徴とする。
【0027】また、本発明の伸線性が優れた高強度鋼線
の製造方法は、上記組成を持つ鋼片(billet)を熱間圧
延した次に、10−30℃/秒の速度で連続冷却して得
られた線材を伸線した後、450−550℃の温度で2
−60秒間焼鈍処理して構成されることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の伸線性が優れた高強度鋼線用線材を説明
する。通常の線材は伸線加工の途中、亀裂の発生に基因
して伸線性が低下される。本発明等の研究結果(大韓民
国公開特許97−43188号)によれば、線材の亀裂
の発生位置は主にフェライト/パーライトで構成できた
組織を持つ線材の場合、フェライト/パーライトの界面
及び結晶粒界に単独的に存在する結晶粒界セメンタイト
に発生する。
【0029】反面、パーライト単相組織を持つ線材の場
合、セメンタイトの亀裂に基因する。また、セメンタイ
ト分率が多い高炭素鋼では伸線性が底炭素鋼に比べて低
い。
【0030】本発明の線材はこのような点に着目し、共
析鋼(eutectoid steel)に比べて炭素含量を減少さ
せ、セメンタイト分率を減少させる一方、圧延後冷却す
る途中にフェライト変態を積極抑制するために素材の硬
化能を向上させるように合金設計したことである。
【0031】具体的に本発明の線材に含有された各成分
を見ると、まず、炭素は強度上昇に最も効果的元素で、
用途によってその添加量が変化する。しかし、炭素の場
合、0.4重量%(以下、単に%と表記する)以下にな
れば、基地組織がフェライトになって、パーライト分率
を増大させるよりは、フェライト分率を増大させること
が大きく、高強度を確保することが困難である。
【0032】反面、炭素含量が0.65%以上では合金
元素の添加なしで、パーライト分率が95%以上になる
が、セメンタイト分率の増大によって伸線量が増大する
と、デラミネーションが発生するために望ましくない。
このため、望ましくは炭素の含量を0.4−0.6%の
範囲とすることである。
【0033】硅素は鋼の脱酸に必要な元素で、その含有
量があまり小さい場合、脱酸効果が充分にできなくて、
少なくとも0.1%以上添加なるべきである。また、効
果的なフェライト固溶強化元素は、連続冷却時にはパー
ライト層間の間隔が微細となり、伸線材の熱処理時の強
度の低下を抑制する効果がある。しかし、過度に添加す
ると、熱間圧延のために加熱する途中の脱炭発生と、伸
線のためのスケール(scale)除去が難なる。このた
め、その上限を1.0%に制限することが望ましい。望
ましくは、硅素の含量を0.3−0.8%の範囲とする
ことである。
【0034】上記マンガンは鋼の製造時、脱酸効果だけ
でなく素材内の硫黄と結合して硫化マンガン(MnS)
を形成させ、硫黄による積熱脆性を防止する役割をす
る。このためマンガンは0.1%以上添加すべきであ
る。また、マンガンは素材の強度向上と、パーライト層
間の間隔を微細化させるために非常に効果的な元素であ
る。しかし、過多に添加する場合、偏析が発生する可能
性が高く、マルテンサイトが発生する臨界冷却速度を低
くする。また、他の元素に比べて伸線限界を顯著に低下
させるので、その上限値を1.0%で維持することが良
い。より望ましいのはマンガンの含量を0.4−0.7
%の範囲とすることである。
【0035】クロムは鋼の硬化能を増大させ、パーライ
トを微細化して強度と延性を増加させるのに非常に効果
的な元素である。しかし、たくさん添加すると、素材冷
却時にマルテンサイトが発生する懸念がる。このため、
その上限値を0.3%で制限することが望ましい。クロ
ムについて、より望ましくは、0.15−0.25%の
範囲で維持することである。
【0036】硼素はクロムと同じに素材の硬化能を増大
させ、フェライト形成を抑制すると共に、パーライト内
のセメンタイト成長を促進させ、伸線工程中で、フェラ
イト/パーライト界面に発生する微小欠陷を抑制する役
割をする。しかし、多量添加すると窒素と結合して窒化
物を形成して、熱間圧延の時、破れが発生し、また、素
材の硬化能の向上も0.01%以上では大きく改善され
ない。望ましいのは硼素の含量を10−30ppmの範
囲で維持することである。
【0037】Ti,Nb,Vは 炭素あるいは窒素と結
合して炭窒化物を形成して 硼素の効果を極大化する役
割をする。しかし、多量添加時、多量の析出物によって
フェライトの延性を低下し、固溶強化によってマルテン
サイトなどの低温組織が発生する可能性があるので、そ
の上限を0.02%に設定する。
【0038】このような組成を持つ本発明の線材は初析
フェライト分率が10%以下で、残りは不連続的なパー
ライトの組織を持つことに特徴がある。すなわち、本発
明の線材は通常の加熱温度上昇でもライングヘッド(la
ying head)温度の上昇がなくても、パーライト分率を
90%以上に維持することができる。
【0039】特に本発明の線材はパーライトの組織が不
連続的であるので、高強度高延性線材を提供することが
できる。また、本発明の線材は中間熱処理なしでも伸線
性が確保される高強度鋼線となる。望ましくは組織内の
セメンタイト分率を6−10%の範囲で維持することで
ある。
【0040】一方、本発明の高強度高延性の鋼線は上述
した線材と同一な組成と組織をもつだけでなく、中間熱
処理なしで、伸線した後、焼鈍(bluing)処理で200
Kg/mm2以上の強度と5%以上の伸率を持つことを
特徴とする。
【0041】以下、本発明の線材を得るための望ましい
製造方法を詳細に説明する。本発明による線材製造は、
まず、上記と同じ組成の鋼塊(ingot)または鋼片(bil
let)を熱間圧延し、次に、10−30℃/秒の速度で
連続冷却する。前記冷却速度は通常の線材生産に使用さ
れる設備の範囲で良い。これは本発明の線材製造が実質
的な工業生産に非常に適当であることを意味する。さら
に、前述の冷却速度は熱間圧延終了温度をより低く管理
してもできる利点がある。すなわち、上記の冷却速度を
維持すれば、普通の鋼片の加熱温度は1000−110
0℃の範囲、望ましくは1050±30℃で維持するこ
とが可能である。
【0042】しかし、冷却速度を10℃/秒以下とした
場合、合金元素の添加にもかかわらず、初析フェライト
の析出が過多して最終線経で強度の低下とデラミネーシ
ョンの発生が容易する。また、30℃/秒以上ではマル
テンサイトが析出して伸線加工の中に断線が発生して望
ましくない。
【0043】以上と同じ合金成分設計及び冷却速度を制
御する本発明の方法を使用して線材を製造すれば、従来
の伸線の製造時に必須不可欠であった中間熱処理の工程
を省いても高強度及び高延性の伸線線の製造ができる。
【0044】また、本発明による鋼線の製造方法は、上
述した線材の製造方法に加えて450−550℃の温度
で焼鈍(bluing)処理して引張強度200Kg/mm
以上、伸率が5%以上の高強度高延性線材の製造を特徴
とする。重ねて述べると、中間熱処理なしで、伸線した
鋼線を焼鈍(bluing)処理することにより高強度高延性
の鋼線を得ることである。
【0045】ここで、前記焼鈍(bluing)処理は通常の
方法の450−550℃で鉛浴などでするが、上記温度
範囲で2−60秒間焼鈍(bluing)処理をすることがよ
り望ましい。
【0046】しかし、前記焼鈍(bluing)処理の先にす
る伸線の変形量の程度によってデラミネーションが発生
したり、焼鈍(bluing)処理時、伸率が回復されない可
能性がある。したがって、上記伸線工程の時、変形量を
制限することが必要である。本発明ではその変形量を
3.5以下に制限することがより望ましい。
【0047】以下、実施例を通じて本発明をより具体的
に説明する。 ( 実施例1)表1と同じ化学成分を持つ鋼塊を160
×160mm鋼片で連続鋳造し、その後で1050℃で
加熱して熱間圧延した後、25℃/秒で連続冷却して直
径5.5mmの線材を製造した。素材の初析フェライ
ト、セメンタイト分率及び機械的性質を調査して、その
結果を表1に示した。
【0048】
【表1】
【0049】表1の比較材aは本発明の線材に合金元素
が添加されてない 鋼種であり、比較材b、cは通常的
に使用される高強度鋼線製造用線材で、炭素含量が高い
鋼種である。
【0050】表1に示すように、本発明材(1−5)は
初析フェライト分率が10%以下として制御された素材
の延性を評価する断面減少率が大きく向上されている。
反面、通常的高強度鋼線製造用線材の比較材b、cは断
面減少率が顯著に落ちることが分かる。合金元素を全く
添加していない比較材aの場合、断面減少率は適当であ
るが、フェライトの分率が高くて伸線工程中に亀裂が発
生する可能性が高い。
【0051】このような事実は本発明材5と比較材cの
組織を見せる図1により説明できる。すなわち、炭素量
が0.4−0.65%の範囲で得られる発明材5の場
合、図1aでも分かるように、不連続的のパーライト状
(degenerate pearlite phase)を持つ、反面、通常炭
素量は0.7−0.8%の範囲で得られる比較材cの場
合、図1bと共に、連続的なパーライト状を持っていて
両者の差異は最終伸線材に大きい影響を与える。
【0052】(実施例2)実施例1の各線材を線経5.
5mmで0.96mmまで伸線加工をし、次に、各鋼線
の強度、断面減少率、伸率及びデラミネーション発生の
可否を調査して、その結果を表2に表した。この時、線
材の伸線変形量はε=2ln(Do/D)(ここで、Doは伸線素材
の線経であり、Dは伸線後の線経)で計算すると、本実
施例の場合、約3.5であった。
【0053】
【表2】
【0054】表2と共に、比較例1は比較材aを中間熱
処理なしで伸線変形量3.5まで伸線加工した場合、引
張強度も落ちって、デラミネーションも発生することが
分かった。一方、比較例2、4は通常の高強度鋼線用線
材の比較材b、cを使用して中間熱処理をしない場合
で、伸線変形量3.5まで伸線して高強度の鋼線を製造
できる。しかし、デラミネーションが発生して、製品と
して不適当であることが分かった。その反面、比較例
3、5は通常的な高強度鋼線用線材の比較材b、cを使
用してパテンチング熱処理をした場合であって、伸線加
工時にデラミネーションの発生がない。
【0055】これに反して、本発明例(1−5)の場
合、上記比較例3,5と共に、伸線変形量3.5で中間
熱処理をしなくてもデラミネーションが発生しなく、高
強度の鋼線が製造できることが分かった。
【0056】(実施例3)実施例1の比較材aを約11
50℃で加熱したこと以外は、実施例1と同様に線材を
製造した。その結果、合金元素を添加しない比較材aの
場合、初析フェライト分率が6%、引張強度85.3K
g/mm、断面減少率が59%になった。すなわち、
合金元素を添加しない比較材aの場合、初析フェライト
分率を10%以下に維持するためには1150℃以上の
高温加熱が必要することをわかった。
【0057】一方、このように得られた線材を実施例2
のように、中間熱処理なしで、変形量3.5まで伸線し
て線経0.96mmの鋼線を製造して、製造できた鋼線
の強度と断面減少率、そして伸率を測定した結果を下記
表3に表した。
【0058】
【表3】
【0059】上記表3で分かるように、合金元素が添加
されたない比較材aを使用した比較例6の場合、デラミ
ネーションがなく、230Kg/mmの引張強度を確
保できることが分かった。しかし、初析フェライト分率
を10%以下に維持するためには少なくとも1150℃
以上の高温加熱が必要なため、工業的に有用性が多少落
ちることが分かった。
【0060】(実施例4)上記実施例2で製造した鋼線
の中からデラミネーションが発生しない発明例2及び4
〜5を利用し、400−550℃の温度に維持できた鉛
沿に3−300秒間沈積する方法で、焼鈍(bluing)を
実施した。また、デラミネーションが発生しない上記実
施例3の比較例6で製造した鋼線を上記と同一條件で焼
鈍(bluing)処理をした。
【0061】上記の焼鈍処理結果、上記線材などの引張
強度と伸率との関係を 図2にしめす。一般的に鉛浴の
温度が高いほど、また、処理時間が長くなるほど、引張
強度が低くなる傾向を示した。図2に示すように、比較
例6は全温度及び時間範囲で延伸率5%を確保できない
が、本発明例2と4〜5は450−550℃の温度範囲
と2−60秒間焼鈍(bluing)処理時,引張強度200
Kg/mm以上、延伸率5%以上の機械的物性を確保
できることが分かった。
【0062】このような上記発明例2及び4〜5の機械
的物性は中間熱処理後、焼鈍(bluing)処理した場合、
200−230Kg/mmの引張強度と7%伸率を持
ち、表2の比較例3及び5などと同じ通常の製品とほと
んど同様の品質となる。したがって、本発明により得ら
れた鋼線の場合、伸線の途中で実施する熱処理を省略し
ても高強度高延性鋼線の製造が可能である。このよう
に、本発明は鋼の合金成分系、熱間圧延後の冷却速度と
伸線加工時の変形量を適切に制御し、焼鈍(bluing)を
450−550℃で2−60秒間実施して、伸線の途中
で中間熱処理を省略しても引張強度200Kg/mm
以上、伸率が5%以上の高強度高延性鋼線の製造が可能
である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は鋼の合金
成分系とその組織を適切に制御することによって高強度
の鋼線用線材と鋼線を提供することができる。また、こ
の線材を利用して中間熱処理をしなくても伸線性が優れ
た高強度の鋼線を製造するための工業的に非常に効率の
良い製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の線材の組織写真であり、
(b)は従来の線材の組織写真である。
【図2】本発明の焼鈍処理して得られた鋼線の引張強度
と、伸率との関係を示すグラフである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.4−0.65%、S
    i:0.1−1.0%、Mn:0.1−1.0%,C
    r:0.3%以下またはB:100ppm以下、残りF
    e及び不可避不純物の組成であって、そこにTi,N
    b,Vの元素グループの中から選択した少なくとも1種
    以上が0.02%以下の範囲で含有されて、その組織が
    初析フェライトの分率が10%以下で残りはセメンタイ
    ト(cementite)が不連続的に形成されたパーライト(p
    earlite)を包含して構成されることを特徴とする伸線
    加工性が優れた高強度鋼線用線材。
  2. 【請求項2】 前記不連続的なパーライト(pearlite)
    組織は6−10%のセメンタイト(cementite)を包含
    したことを特徴と請求項1記載のする伸線加工性が優れ
    た高強度鋼線用線材。
  3. 【請求項3】 重量%で、C:0.4−0.65%、S
    i:0.1−1.0%、Mn:0.1−1.0%,C
    r:0.3%以下またはB:100ppm以下、残りF
    e及びその他の不可避な不純物の組成であって、そこに
    Ti,Nb,Vの元素グループの中から選択した少なく
    とも1種以上が0.02%以下の範囲で添加した鋼片を
    熱間圧延して、次に、10−30℃/秒の速度で連続冷
    却して構成することを特徴とする伸線加工性が優れた高
    強度鋼線の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記冷却は熱間圧延を1000−110
    0℃の温度で終了した後、実施することを特徴とする請
    求項3記載の伸線加工性が優れた高強度鋼線の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 重量%で、C:0.4−0.65%、S
    i:0.1−1.0%、Mn:0.1−1.0%,C
    r:0.3%以下またはB:100ppm以下、残りF
    e及び不可避不純物の組成であって、そこにTi,N
    b,Vの元素グループの中から選択した少なくとも1種
    以上が0.02%以下の範囲で含有されて、その組織が
    初析フェライトの分率が10%以下で残りはセメンタイ
    ト(cementite)が不連続的に形成されたパーライト(p
    earlite)を包含して構成されて200Kg/mm
    引張強度と5%以上の伸率を有することを特徴とする伸
    線加工性が優れた高強度鋼線用線材。
  6. 【請求項6】 前記不連続的に形成されたパーライト(p
    earlite)の組織は6−10%のセメンタイト(cementi
    te)を包含することを特徴とする請求項5記載の伸線加
    工性が優れた高強度鋼線用線材。
  7. 【請求項7】 重量%で、C:0.4−0.65%、S
    i:0.1−1.0%、Mn:0.1−1.0%,C
    r:0.3%以下またはB:100ppm以下、残りF
    e及び不可避不純物の組成であって、そこにTi,N
    b,Vの元素グループの中から選択された少なくとも1
    種以上を0.02%以下の範囲で添加した鋼片を熱間圧
    延し、次ぎに、10−30℃/秒の速度で連続冷却して
    得られた線材を伸線した後、450−550℃の温度で
    2−50秒間の焼鈍(bluing)処理して構成されること
    を特徴とする伸線加工性が優れた高強度鋼線の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記冷却は、熱間圧延を1000−11
    00℃の温度で終了した後に実施することを特徴とする
    請求項7記載の伸線加工性が優れた高強度鋼線の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記伸線は変形量3.5以下で行うこと
    を特徴とする請求項7または8記載の伸線加工性が優れ
    た高強度鋼線の製造方法。
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