JP2000119079A - 半導体熱処理用Si−SiC製部材およびその製造方法 - Google Patents

半導体熱処理用Si−SiC製部材およびその製造方法

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JP2000119079A
JP2000119079A JP30915998A JP30915998A JP2000119079A JP 2000119079 A JP2000119079 A JP 2000119079A JP 30915998 A JP30915998 A JP 30915998A JP 30915998 A JP30915998 A JP 30915998A JP 2000119079 A JP2000119079 A JP 2000119079A
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semiconductor
heat treatment
wafer
cvd
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Yushi Horiuchi
雄史 堀内
Shigeaki Kuroi
茂明 黒井
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Coorstek KK
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大口径半導体ウェーハ熱処理用に適し、半導体
ウェーハの汚染がなくスリップを発生させない半導体熱
処理用部材およびその製造方法を提供する。 【解決手段】半導体熱処理用Si−SiC製ウェーハボ
ート1の基材に金属不純物含有量として、Feの含有量
が0.05ppm以下、NiとCuとNaとCaとCr
とKの合計含有量が0.05ppm以下のものを用い、
かつ半導体ウェーハが接触するウェーハボートの部位7
の表面粗さ(Ra)を0.20μm以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば、シリコン単
結晶ウェーハ等の半導体熱処理用Si−SiC製部材お
よびその製造方法に係わり、特に半導体の汚染がなくス
リップを発生させない半導体熱処理用部材およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、珪素(Si)と炭化珪素(Si
C)からなるSi−SiC系材質は緻密性、高純度およ
び強度に優れているため、半導体熱処理用の部材等例え
ば半導体熱処理用ウェーハボート(以下、ウェーハボー
トと記す。)に用いられている。
【0003】しかし、近年半導体デバイスの高集積化が
進み半導体ウェーハ熱処理用ウェーハボートなどの熱処
理用治具に高純度化の要求が厳しくなってきており、こ
のウェーハボートの基材となるSi−SiC系材質にも
より高純度化が要求されてきた。
【0004】従来のSi−SiC系材質は高純度基材と
いわれるものでも、金属不純物含有量として、Feの含
有量が0.2ppm以上、NiとCuとNaとCaとC
rとKとの合計含有量が0.2ppm以上もあり、上記
高純度化の要求に応えることができなかった。
【0005】また、高温の酸化拡散工程、比較的低温の
LP−CVD工程いずれにおいても、ウェーハボート基
材から半導体ウェーハへの不純物拡散は避けられない。
【0006】そこでCVD−SiC膜が、(1)耐熱
性、耐食性に優れる、(2)金属不純物の含有量が極め
て少ない、(3)基材内部の金属等の不純物の半導体ウ
ェーハへの拡散を抑制できる、(4)緻密質で内部気泡
を有さず、高硬度で研磨特性に優れる等の優れた特性を
有するのに着目して、図10に示すようにCVD−Si
C膜21をウェーハボート22の基材23の表面24に
形成し、基材23に含有される金属不純物の拡散を抑制
し半導体ウェーハW1への汚染を防止する方策がとられ
ている。
【0007】しかし、従来のウェーハボート22に用い
られるSi−SiC基材23中に含まれる金属不純物濃
度は、上述のようにFeが0.2ppm以上、他金属不
純物の合計含有量が0.2ppm以上もありこのように
基材22に不純物が多く含有されていると、この基材表
面にCVD−SiC膜を形成する際に不純物がSiC膜
21の表面21sにまで高濃度に拡散して存在すること
となり、結果、このウェーハボートに半導体ウェーハW
1を載置し、熱処理を行った場合、半導体ウェーハW1
が汚染されていた。この不純物の拡散は通常のSiC膜
のバルク濃度がFeで0.04ppm程度と基材22よ
りも高純度であるが、Si−SiC基材中に存在する不
純物がCVD結晶成長中にその先端に偏析し、成長方向
に移動していったものと推定される。
【0008】従って、従来はこの偏析した金属不純物を
除去するために厳重なふっ酸洗浄等を行っていた。
【0009】そこでこれらの不都合を解消するため、特
開平6−206718号公報には、Si−SiC基材に
CVD−SiC膜を形成する替わりにこの基材を全く用
いず金属不純物含有量の合計が約5重量ppm以下であ
る超高純度の一体の自立式CVD−SiCで形成した高
温半導体加工用器具が開示されている。
【0010】しかし、この高温半導体加工用器具は基材
を有しないので、機械的強度が弱く、また製造される器
具の形状が限定される問題がある。
【0011】さらに、CVD−SiC膜は、その成膜過
程において反応の核が生成されたあとこの核を基に結晶
成長が起こり生成される場合には、合成条件により大き
さや個数は異なるもののCVD−SiC膜の表面には突
起が発生することがある。この場合、自立式CVD−S
iCを得るためには、できるだけ高い強度を得るために
研磨を行わないのが通常である。
【0012】従って、この場合、例えば8インチ以上の
大口径半導体ウェーハをウェーハボートを用いて110
0℃以上の高温で熱処理する場合、この突起が原因とな
り半導体ウェーハに転位(いわゆるスリップ)が起きる
などの問題が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで、大口径半導体
ウェーハ熱処理用に適し半導体ウェーハの汚染がなくス
リップを発生させない半導体熱処理用部材およびその製
造方法が要望されており、本発明は特に大口径半導体ウ
ェーハ熱処理用に適し、半導体ウェーハの汚染がなくス
リップを発生させない半導体熱処理用部材およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、SiCにSiを含浸
してなるSi−SiCを基材とする半導体熱処理用Si
−SiC製部材において、前記基材の金属不純物含有量
として、Feの含有量が0.05ppm以下、NiとC
uとNaとCaとCrとKとの合計含有量が0.05p
pm以下であり、かつ少なくとも半導体が接触する部位
の表面粗さ(Ra)が0.20μm以下であることを特
徴とする半導体熱処理用Si−SiC製部材であること
を要旨としている。
【0015】本願請求項2の発明では、上記基材の表面
にCVD−SiC膜を形成したものであって、このCV
D−SiC膜の少なくとも表面から10μmの領域のF
eおよびNaの含有量が300ppb以下であることを
特徴とする請求項1に記載の半導体熱処理用Si−Si
C製部材であることを要旨としている。
【0016】本願請求項3の発明では、Feが0.05
ppm以下、かつNi、Cu、Na、Ca、Cr、Kの
合計が0.05ppm以下の金属不純物を含有するSi
C粉末と、成形助剤を混練する混練工程と、この混練原
料から成形体を作る成形工程と、この成形体を仮焼する
仮焼工程と、この仮焼体を純化する純化工程と、この純
化体にSiを含浸する含浸工程と、このシリコンが含浸
された部材に搭載される半導体ウェーハが接触する前記
部材の部位の表面粗さ(Ra)を0.20μm以下にす
る加工工程とを有する半導体熱処理用Si−SiC製部
材の製造方法であることを要旨としている。
【0017】本願請求項4の発明では、上記加工工程が
ダイヤモンドブレードを用いた加工であることを特徴と
する請求項3に記載の半導体熱処理用Si−SiC製部
材の製造方法であることを要旨としている。
【0018】本願請求項5の発明では、上記含浸工程は
部材仮焼体を加熱炉本体内に設けられた密閉容器に収納
し、Siを部材仮焼体に含浸させことを特徴とする請求
項3または4に記載の半導体熱処理用Si−SiC製部
材の製造方法であることを要旨としている。
【0019】本願請求項6の発明では、上記加工工程の
後に、CVD−SiC膜形成工程を行う請求項3ないし
5のいずれか1項に記載の半導体熱処理用Si−SiC
製部材の製造方法であることを要旨としている。
【0020】本願請求項7の発明では、上記CVD−S
iC膜形成工程により形成されるCVD−SiC膜は、
この膜の少なくとも表面から10μmの領域のFeおよ
びNaの含有量が300ppb以下であることを特徴と
する請求項6に記載の半導体熱処理用Si−SiC製部
材の製造方法であることを要旨としている。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係わる半導体熱処理用部
材の実施の形態について説明する。
【0022】本発明に係わる半導体熱処理用部材の構造
として、2つの実施形態が考えられる。
【0023】第1の実施形態は、ウェーハボートや枚葉
式サセプタ等の半導体熱処理用部材の基材として、Si
CにSiを含浸した超高純度のSi−SiCを用い、か
つ半導体が接する部材の部位を極めて平坦にした半導体
熱処理用部材である。
【0024】第2の実施形態は、半導体熱処理用部材の
基材として、SiCにSiを含浸した超高純度のSi−
SiCを用い、かつ半導体が接する部材の部位を極めて
平坦にし、さらに、この平坦部位を含む基材表面にCV
D−SiC膜を形成した半導体熱処理用部材である。
【0025】本発明に係わる半導体熱処理用Si−Si
C製部材の第1の実施形態の代表例としての縦型ウェー
ハボートを図面を参照して説明する。
【0026】図1に示すように、Si−SiC製ウェー
ハボート例えば縦型ウェーハボート1は、Si−SiC
の基材から形成された底板2と支柱3と天板4とを組み
立てて構成される。
【0027】支柱3は断面が例えば正方形形状で底板2
上に4本立設され、各々の支柱3には半導体ウェーハW
が搭載されるために支持部6が形成される。支持部6
は、図2に示すように、支持溝5を長手方向に櫛歯状に
形成されている。
【0028】上記底板、支柱および天板からなるSi−
SiC製ウェーハボート基材は金属不純物含有量とし
て、Feの含有量が0.05ppm以下、一方NiとC
uとNaとCaとCrとKの合計含有量が0.05pp
m以下の超高純度のものである。
【0029】また、搭載される半導体ウェーハWが接触
するウェーハボート1の部位、例えば支持部6の上表面
7の表面粗さ(Ra)が0.20μm以下と極めて平坦
に形成されている。
【0030】上記基材のFeの含有量を0.05ppm
以下、および代表的含有金属の合計含有量を0.05p
pm以下とするのは、ウェーハボート1を用いた半導体
ウェーハWの熱処理時、CVD−SiC膜が基材に形成
されていなくとも、半導体ウェーハWを金属汚染させな
いためである。
【0031】Feの含有量が0.05ppmを超え、上
述した他の含有金属の合計含有量が0.05ppmを超
えるとウェーハボート1を用いた半導体ウェーハWの熱
処理時、半導体ウェーハWは著しく金属汚染される。
【0032】また、半導体ウェーハWが接触するウェー
ハボート1の部位の表面粗さ(Ra)を0.20μm以
下にするのは、ウェーハボート1を用いた半導体ウェー
ハWの熱処理時、半導体ウェーハW表面にスリップを発
生させないためである。
【0033】表面粗さ(Ra)が0.20μmを超える
と、ウェーハボート1を用いた半導体ウェーハWの熱処
理時、半導体ウェーハW表面にスリップを発生させる。
【0034】上述のような構造を有するSi−SiC製
ウェーハボート1は図3に示すような工程流れにより製
造される。
【0035】すなわち、ウェーハボートの製造にはSi
C粉末と成形助剤を混練する混練工程と、この混練原料
を成形し底板成形体2p、支柱成形体3pおよび天板成
形体4pを作る成形工程と、これらの成形体2p、3
p、4pを加工する工程と、この加工された成形体2
p、3p、4pを仮焼する工程と、この仮焼された成形
体2t、3t、4tを純化する純化工程と、この純化さ
れた純化体2t、3t、4tを接着剤を用いて接着する
接着工程と、この接着されて形成されたウェーハボート
純化体1tにシリコンを含浸させ加熱する含浸工程と、
このシリコンが含浸されたウェーハボート1を研磨する
工程と、このウェーハボート1の支柱3に複数の半導体
ウェーハ搭載用の支持溝5を形成する溝切り工程と、こ
のウェーハボート1を洗浄する工程とよりなっている。
【0036】上記混練工程では、超高純度例えばFeが
0.05ppm以下、かつNi、Cu、Na、Ca、C
r、Kの合計が0.05ppm以下の金属不純物を含有
するSiC粉末で平均粒径の異なる微粉集合体および粗
粉集合体の混合物を出発原料とし、このSiC粉末にフ
ェノール樹脂、アクリル系樹脂などの焼結助剤、成形助
剤を混合するものである。
【0037】上記仮焼工程は常法の条件にて、例えばA
rガス雰囲気中1500〜2000℃で成形体2p、3
p、4pを約2時間加熱処理し、仮焼体2t、3t、4
tを得る。
【0038】図4に示すように、これらの純化体2t、
3t、4tを接着して組み立てられたウェーハボート純
化体1tは、続いてシリコンの含浸工程に移されるが、
このシリコンの含浸工程は、誘導加熱炉本体8内に設け
られ清浄に保たれたカーボン製の密閉容器9にウェーハ
ボート仮焼体1tを収納する。この密閉容器9に収納さ
れたウェーハボート純化体1tは、ポリシリコンが加
熱、溶融された溶融シリコンSが入った溶融シリコン槽
10上方に溶融シリコンSと離間状態で置き、一端が溶
融シリコンS中に没し他端がウェーハボート成形体1t
に取り付けらた耐熱性の毛細管体11を用いて、溶融シ
リコンSをウェーハボート成形体1tに含浸させる。
【0039】しかる後誘導加熱コイル12を付勢し移動
させながらウェーハボート成形体1tの含浸を行う。こ
の純化体1tの含浸を誘導加熱炉本体8に設けられた上
記密閉容器9を用いて行うことにより、Siが含浸され
たウェーハボート1は金属に汚染されることがない。
【0040】溝切り工程では、ダイヤモンドブレードを
用いて切削しウェーハボート1の支柱2にウェーハ支持
用の支持溝5を形成する。
【0041】ダイヤモンドブレードを用いることで、切
削された支持部6の上表面7はその表面粗さがRa≦
0.20μmとすることができ、CVD−SiC膜面よ
りも表面粗さは粗くない。
【0042】上述のように、ウェーハボート1に超高純
度の基材を用い、半導体ウェーハWが接触する部位を表
面粗さが0.20μm以下と極めて平坦にしたので、基
材表面にCVD−SiC膜を形成しなくとも、半導体ウ
ェーハWを汚染することがなく、スリップを発生させる
こともない。また、CVD−SiC膜を形成しないの
で、SiC膜の表面に偏析した金属不純物を除去するた
めの厳重な洗浄を必要としない。
【0043】上記代表例では、ウェーハボートについて
説明したが、変形例として図5に示すような枚葉式サセ
プタについて説明する。
【0044】枚葉式サセプタ21は口径300mm半導
体ウェーハのような大口径ウェーハ用に適するもので、
円盤形状のサセプタ本体22と、このサセプタ本体22
に設けられ半導体ウェーハWが収納される収納凹部23
とで形成されている。
【0045】前記サセプタ本体21を形成する基材は、
金属不純物含有量として、Feの含有量が0.05pp
m以下、NiとCuとNaとCaとCrとKとの合計含
有量が0.05ppm以下であり、かつ半導体ウェーハ
Wが接触する部位例えば収納凹部23の表面24の表面
粗さ(Ra)が0.20μm以下になっている。
【0046】なお、上記枚葉式サセプタ21も、上述し
た代表例のウェーハボートと同様の製造方法により製造
することができる。
【0047】次に本発明に係わる半導体熱処理用Si−
SiC製部材の第2の実施形態の代表例としての縦型ウ
ェーハボートを図面を参照して説明する。
【0048】第2の実施形態のSi−SiC製縦型ウェ
ーハボート31は、図1に示された第1の実施形態のウ
ェーハボートと同様の形状を有し、Si−SiCの基材
から形成されている。ウェーハボート31は、図6に示
すように、Si−SiCの基材から形成された底板(図
示せず)と支柱32と天板(図示せず)とを組み立てて
構成される。
【0049】上記底板、支柱32および天板からなるS
i−SiC製ウェーハボート基材は、金属不純物含有量
として、Feの含有量が0.05ppm以下、一方Ni
とCuとNaとCaとCrとKの合計含有量が0.05
ppm以下の超高純度のものである。さらに、図7に示
すように、底板、支柱32および天板を形成する基材の
表面33には、所定の厚さ例えば数十〜約100μmの
CVD膜34が形成されており、このCVD膜34の表
面35から深さtが少なくとも10μmの領域では、F
eおよびNaの含有量が300ppb以下に保たれてい
る。
【0050】上記基材のFeの含有量を0.05ppm
以下、および他の代表的含有金属の合計含有量を0.0
5ppm以下とするのは、ウェーハボート31を用いた
半導体ウェーハWの熱処理時、基材からCVD−SiC
膜の表面に偏析した金属不純物により、半導体ウェーハ
Wを金属汚染するのを防止するためである。
【0051】Feの含有量が0.05ppmを超え、代
表的含有金属の合計含有量が0.05ppmを超えると
基材にCVD−SiC膜を形成しても、SiC膜の表面
に金属不純物が偏析して、半導体ウェーハWの熱処理
時、半導体ウェーハWは金属汚染される。
【0052】また、半導体ウェーハWが接触するウェー
ハボート1の部位の表面粗さ(Ra)を0.20μm以
下にするのは、CVD−SiC膜の表面粗さは基材の表
面粗さに大きな影響を受けるためである。
【0053】表面粗さ(Ra)が0.20μmを超える
と、CVD−SiC膜の表面粗さ(Ra)も0.20μ
mを超え、半導体ウェーハWの熱処理時、半導体ウェー
ハW表面にスリップを発生させる。
【0054】CVD膜34の表面35から深さtが少な
くとも10μmの領域で、FeおよびNaの含有量を3
00ppb以下にするのは、半導体ウェーハWが接触す
る部位への金属不純物の拡散を少なくすることができ、
半導体ウェーハWの熱処理時、半導体ウェーハWを汚染
することがないためである。
【0055】FeおよびNaの含有量が300ppbを
超えると、半導体ウェーハWの熱処理時、CVD膜34
に含有されるFeおよびNaにより、半導体ウェーハW
は汚染される。
【0056】第2の実施形態のSi−SiC製ウェーハ
ボート31の製造も、その中間工程(溝切り工程)まで
は、第1の実施形態のSi−SiC製ウェーハボート3
1の製造と同様に、図3に示すような工程流れにより製
造される。
【0057】第1の実施形態のウェーハボートと同様に
製造され溝切りされたウェーハボート31は、常法のC
VD法により厚さ例えば数十μm〜約100μmのCV
D膜34が形成される。
【0058】このCVD膜34が形成されたウェーハボ
ート31は洗浄されて完成される。
【0059】上述のように、ウェーハボート31に超高
純度の基材を用い、半導体ウェーハWが接触する部位を
極めて平坦にし、かつ基材表面にCVD−SiC膜を形
成したので、より一層半導体ウェーハWを汚染すること
がなくなり、スリップを発生も抑制できる。また、CV
D−SiC膜したにも拘わらず、超高純度の基材を用い
ることにより、SiC膜の表面への金属不純物の偏析を
なくし、厳重な洗浄を不必要とした。
【0060】なお、第2の実施形態の変形例として、枚
葉式サセプタにCVD膜を形成したものが考えられる。
【0061】
【実施例】[1]ウェーハボート基材の評価試験 ウェーハボート基材の金属不純物含有量を測定する。
【0062】(1)試料の作製 実施例:平均粒径および金属不純物含有量が表1のよ
うな超高純度のSiC粉末に、成形助剤であるアクリル
系バインダーを加えて混練し、鋳込みにより断面が2c
m×2cm長さが30cmの試験片成形体を作製した。
この成形体をアルゴン雰囲気中、1700℃で約2時間
焼成した後適切な純化を行い、試験片を得た。この試験
片純化体を誘導加熱炉本体内に設けられた高純度カーボ
ン製密閉容器を用い、減圧下で溶融シリコンが含浸され
た試験片含浸体を得た。
【0063】比較例1:平均粒径および金属不純物含
有量が表1のようなSiC粉末を用い、また含浸工程を
密閉容器を用いない従来の含浸方法を採用することを除
き、その他は実施例と同様の方法で試験片含浸体を得
た。
【0064】
【表1】 (2)測定方法 上記(1)で得られた実施例および比較例1の試験片か
ら一部を切り出し、酸抽出した溶液をICP発光分析法
により測定する。
【0065】(3)測定結果 測定結果は表2のとおりである。
【0066】
【表2】 実施例では最も多く含まれるFeでも0.02ppmで
あり、他金属は全て0.01ppmないしそれ以下の値
であり、実施例では極めて超高純度なのがわかる。一
方、比較例1ではFeは0.27ppmと実施例の1
3.5倍の含有量であり、他の金属も実施例の3〜6倍
含有されている。
【0067】[2]ウェーハボートの支持溝の表面粗さ
測定 半導体ウェーハが接触する支持溝の表面粗さを測定す
る。
【0068】(1)試料の作製 実施例:平均粒径および金属不純物含有量が表1のよ
うな超高純度のSiC粉末に成形助剤であるアクリル系
バインダーを加えて混練し、鋳込みにより底板成形体、
支柱成形体および天板成形体を作製した。
【0069】これらの成形体をアルゴン雰囲気中、17
00℃で約2時間焼成し、底板純化体、支持純化体およ
び天板純化体を得た。得られたこれらの純化体を接着剤
(炭化珪素粉末と炭素粉末からなる混合粉末にフェノー
ル系バインダーを加えたもの)を用いて接着してボート
純化体を組み立てた。このボート純化体を誘導加熱炉本
体内の高純度カーボン製密閉容器を用い、減圧下で溶融
シリコンが含有されたウェーハボート含浸体を得た。こ
のウェーハボート含浸体にダイアモンドブレードを用い
て支持溝を形成し8インチウェーハ用のウェーハボート
得た。
【0070】比較例:平均粒径および金属不純物含有
量が表1のような高純度のSiC粉末を用い実施例と同
様の方法で8インチウェーハ用のウェーハボートを得た
(比較例2(基材))。但し、シリコン含浸工程は移動
式の高周波コイルにより誘導加熱されたヒータ上でシリ
コンを含浸する従来の方法を用いた。さらにこのウェー
ハボートにCVDによりSiC膜を形成した(比較例3
(膜付))。但し、純化処理は従来の方法で行い、支持
溝は従来の切削工具を用いて形成した。
【0071】(2)測定方法 上記(1)で得られた実施例および比較例3(膜付)の
支持溝を形成する支持片を1個切り出し、その半導体ウ
ェーハが支持される表面を表面粗さ測定機により測定し
た。 (3)測定結果 測定結果は表3のとおりである。
【0072】
【表3】 実施例の表面粗さは0.12μmで比較例3(膜付)の
0.45μmに比べて1/3と極めて平坦である。
【0073】[3]ウェーハボートの不純物転写試験 ウェーハボートを用いて熱処理中に半導体ウェーハに転
写される金属不純物量を測定する。
【0074】(1)試料の作製 [2](1)において作製したウェーハボート(実施
例、比較例2(基材)、比較例3(膜付))を用意す
る。
【0075】(2)測定方法 試料のウェーハボート(実施例、比較例2(基材)、比
較例3(膜付))にそれぞれ8インチのシリコンウェー
ハを1枚搭載し、N2 /O2 雰囲気中、1100℃で熱
処理を行い、シリコンウェーハ表面に転写される金属不
純物を測定する。
【0076】(3)測定結果 測定結果は表4のとおりである。
【0077】
【表4】 実施例はNi、Ca以外の金属では比較例(膜付)より
も転写された量が少ない。また、CVD膜がない比較例
(基材)に比べると転写量は全ての金属において少な
く、約1/5〜1/2である。
【0078】[4]ウェーハボートによる半導体ウェー
ハのスリップ発生試験 (1)測定方法 上記[2](1)で得られた実施例および比較例3(膜
付)の上部、中央部および下部の3カ所の位置にそれぞ
れ8インチシリコンウェーハを1枚づつ合計3枚搭載
し、1200℃まで所定の速度で昇温し、1時間この温
度保持した後、シリコンウェーハを取り出し、微分干渉
顕微鏡によりスリップの発生状況を観察した。
【0079】(2)観察結果 測定結果は表5のとおりである。
【0080】
【表5】 比較例3(膜付)では中央部および下部に搭載したシリ
コンウェーハに多くのスリップが発生しているが、実施
例にはいずれの位置に搭載したシリコンウェーハにもス
リップは発生していない。
【0081】[5]含浸方法の違いによるSi含浸基材
の金属汚染測定 (1)試料の作製 上述の[2](1)同様の方法でボート含浸体を2個作
製し、1個は本発明の如き密閉容器を用いない従来のS
i含浸方法によりSiを含浸し(従来例)、他の1個は
本発明に係わるSi含浸方法によりSiを含浸する(実
施例)。
【0082】それぞれの方法によりSi含浸されたSi
含浸ボート含浸体から試験片を切り出す。
【0083】(2)測定方法:各試料をICP発光分光
法により測定する。
【0084】(3)測定結果測定結果は表6のとおりで
ある。
【0085】
【表6】 実施例を用いてSiを含浸した基材の金属不純物含有量
は、従来例を用いて含浸した基材の金属不純物含有量よ
りも著しく少なくなっている。
【0086】[6]ウェーハボート基材の評価試験 CVD膜を形成したウェーハボート基材の金属不純物含
有量を測定する。
【0087】(1)試料の作製 1)実施例:超高純度SiC粉末を出発原料とし、製造
形態中に適切な純化処理を行った後、洗浄な雰囲気の炉
にてSi注入を行い、金属不純物含有量が表7のような
8インチウェーハ熱処理用ウェーハボートを作製した。
次に、この基材を1100℃中でシラン系ガスを主体と
した雰囲気中に置き、CVD法によりSiC膜を形成さ
せた(実施例2)。なお、このウェーハボート作製の
際、このウェーハボートと同じ超高純度基材の小試料を
置き、CVD膜を形成させた。
【0088】2)比較例:高純度なSiC粉末を用い、
通常の純化とSi注入により、金属不純物含有量が表7
のような8インチウェーハ熱処理用ウェーハボートを作
製した。この次に、この基材に実施例と同様の方法によ
りCVD−SiC膜を形成させた(比較例4)。なお、
このウェーハボート作製の際、実施例と同様に、ウェー
ハボートと同じ超高純度基材の小試料を置き、CVD膜
を形成させた。
【0089】
【表7】 (2)測定方法 上記(1)で得られた実施例および比較例を用いて、以
下のようなウェーハ評価(半導体的評価)を行った。
【0090】1)実施例2および比較例4のウェーハボ
ートをHF+H2 O(1:10)で第1Wet洗浄(ハ
ンドリング汚染を排除するための簡易な洗浄)した後、
ウェーハを搭載してN2 /O2 雰囲気中、1100℃に
て熱処理を行い、ウェーハ表面に転写される不純物量を
測定した。
【0091】2)上記第1洗浄後、さらに、O2 中に1
100℃で酸処理を行い、表面不純物をトラップした酸
化膜をHF+H2 Oで除去する第2Wet洗浄を行い、
熱処理とウェーハ評価を行った。
【0092】3)実施例2および比較例4のウェーハボ
ートの作製時、同時に作製した各小試料を用いて、CV
D膜内の不純物の測定を行った。
【0093】(3)測定結果 1)第1Wet洗浄測定結果は表8のとおりである。
【0094】
【表8】 ・簡単な洗浄でも、実施例2は各元素共ウェーハ表面に
転写された金属不純物量は少なく、また、比較例4と比
べても著しく転写量が少ないことがわかった。とりわ
け、Fe、Naの転写量の差異が両者で大きい。
【0095】2)第2Wet洗浄測定結果は表9のとお
りである。
【0096】
【表9】 ・二度の洗浄により、実施例2は各元素共ウェーハ表面
に転写された金属不純物量は極めて少なく、また、比較
例4と比べても著しく転写量が少ないことがわかった。
とりわけ、Fe、Naの転写量の差異が両者で大きい。
【0097】3)CVD膜内の不純物の測定結果は図8
および図9のとおりである。
【0098】・測定元素中、両試料間で特に顕著な差異
が見られたFeとNaについて膜内濃度分布を図8およ
び図9に示す。
【0099】・実施例は膜厚1〜5μmの範囲におい
て、膜内分布濃度がFe、Na共に従来例に比べて、著
しく少ないことがわかった。
【0100】
【発明の効果】本発明に係わる半導体熱処理用Si−S
iC製部材およびその製造方法は、熱処理用部材基材と
してその含有金属不純物濃度がCVD−SiC膜の含有
金属不純物濃度と同等または以下の基材を用い、かつ搭
載される半導体が接触する熱処理用部材の部位の表面粗
さを0.20μm以下にすることで、CVD−SiC膜
を形成しない半導体熱処理用Si−SiC製部材の使用
を可能にした。従って、特に8インチ以上の大口径半導
体ウェーハを熱処理用部材を用いて高温で熱処理しても
半導体ウェーハを汚染させることもなく、スリップを発
生させることもない。
【0101】また、CVD−SiC膜形成を行わない場
合には、大規模な設備と成膜時間を要しないので安価な
半導体熱処理用Si−SiC製部材およびその製造方法
を提供することができる。
【0102】さらに支持溝の切削工程においてダイヤモ
ンドブレードを用いたので半導体ウェーハが接触するウ
ェーハボートの部位の表面粗さ(Ra)を0.20μm
以下にすることができ、スリップ発生の防止に役立たせ
ることができる。
【0103】また、含浸工程を加熱炉本体内に設けられ
た密閉容器を用いて行うので、部材の金属汚染を防止す
ることができる。
【0104】さらに、熱処理用部材の基材にCVD−S
iC膜の含有金属不純物濃度と同等または以下の基材を
用い、半導体が接触する部位の表面粗さを0.20μm
以下にし、かつ、CVD−SiC膜を形成し、このCV
D−SiC膜の少なくとも表面から10μmの領域のF
eおよびNaの含有量を300ppb以下にする場合に
は、半導体が接触する部位をより平坦にすることができ
ると共に、この部位への金属不純物の拡散を少なくする
ことができるので、熱処理により半導体にスリップの発
生がなく、また半導体ウェーハを汚染することのない半
導体熱処理用Si−SiC製部材を提供することができ
る。
【0105】また、超高純度の基材を用いることによ
り、CVD−SiC膜してもSiC膜の表面への金属不
純物の偏析をなくすことができて、厳重な洗浄を不必要
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体熱処理用Si−SiC製
ウェーハボートの斜視図。
【図2】図1の半導体熱処理用Si−SiC製ウェーハ
ボートの要部の断面図。
【図3】本発明に係わる半導体熱処理用Si−SiC製
ウェーハボートの製造工程流れ図。
【図4】本発明に係わる半導体熱処理用Si−SiC製
ウェーハボートの製造工程の含浸工程に用いられる誘導
加熱炉の断面図。
【図5】本発明に係わる半導体熱処理用Si−SiC製
部材の変形例の枚葉式サセプタの断面図。
【図6】本発明に係わる半導体熱処理用Si−SiC製
部材の他の実施形態のウェーハボートの要部断面図。
【図7】図6に示すウェーハボートの要部のA部拡大
図。
【図8】本発明の実施例のFeの膜内濃度分布の説明
図。
【図9】本発明の実施例のNaの膜内濃度分布の説明
図。
【図10】従来のウェーハボートの要部断面図。
【符号の説明】
1 半導体熱処理用Si−SiC製ウェーハボート(縦
型ウェーハボート) 2 底板 3 支柱 4 天板 5 支持溝 6 支持部 7 ウェーハボートの部位(支持部上表面) 8 誘導加熱炉本体 9 密閉容器 10 溶融シリコン槽 11 毛細管体 12 誘導加熱コイル 21 CVD−SiC膜 22 熱処理用ウェーハボート 23 基材 24 表面 31 Si−SiC製縦型ウェーハボート 32 支柱 33 表面 34 CVD膜 35 表面 W 半導体ウェーハ t 深さ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/22 501 H01L 21/22 501G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiCにSiを含浸してなるSi−Si
    Cを基材とする半導体熱処理用Si−SiC製部材にお
    いて、前記基材の金属不純物含有量として、Feの含有
    量が0.05ppm以下、NiとCuとNaとCaとC
    rとKとの合計含有量が0.05ppm以下であり、か
    つ少なくとも半導体が接触するの部位の表面粗さ(R
    a)が0.20μm以下であることを特徴とする半導体
    熱処理用Si−SiC製部材。
  2. 【請求項2】 上記基材の表面にCVD−SiC膜を形
    成したものであって、このCVD−SiC膜の少なくと
    も表面から10μmの領域のFeおよびNaの含有量が
    300ppb以下であることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体熱処理用Si−SiC製部材。
  3. 【請求項3】 Feが0.05ppm以下、かつNi、
    Cu、Na、Ca、Cr、Kの合計が0.05ppm以
    下の金属不純物を含有するSiC粉末と、成形助剤を混
    練する混練工程と、この混練原料から成形体を作る成形
    工程と、この成形体を仮焼する仮焼工程と、この仮焼体
    を純化する純化工程と、この純化体にSiを含浸する含
    浸工程と、このシリコンが含浸された部材に搭載される
    半導体が接触する前記部材の部位の表面粗さ(Ra)を
    0.20μm以下にする加工工程とを有する半導体熱処
    理用Si−SiC製部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記加工工程がダイヤモンドブレードを
    用いた加工であることを特徴とする請求項3に記載の半
    導体熱処理用Si−SiC製部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記含浸工程は部材仮焼体を加熱炉本体
    内に設けられた密閉容器に収納し、Siを部材仮焼体に
    含浸させことを特徴とする請求項3または4に記載の半
    導体熱処理用Si−SiC製部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記加工工程の後に、CVD−SiC膜
    形成工程を行う請求項3ないし5のいずれか1項に記載
    の半導体熱処理用Si−SiC製部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記CVD−SiC膜形成工程により形
    成されるCVD−SiC膜は、この膜の少なくとも表面
    から10μmの領域のFeおよびNaの含有量が300
    ppb以下であることを特徴とする請求項6に記載の半
    導体熱処理用Si−SiC製部材の製造方法。
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