JP2000118513A - パッケジ形成方法並びに装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエブ材のＺ字形状の折り部を、簡単かつ確実
に形成することのできる装置並びに方法を提供する。 【解決手段】細長いウエブ材１０に、これの長手方向に
沿ったの２重層の折られたストリップと、Ｚ字形状の折
り部とを形成する。これら折り部は、偏向ローラ２４に
より前側が規定された搬送並びに成型セクションで形成
される。このために、ウエブ材は、偏向ローラから、案
内ローラ４４に向かって、垂直面に対して鋭角となるよ
うに下方に搬送され、両側方で上方に起立したレッグを
有する中間の折られた状態に成型される。また、搬送並
びに成型セクションのさらなる部分で、前記ウエブ材に
は、前記折り部が前記レッグを成型することにより形成
される

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パケージ（シガレ
ット）の製造と関連して、パッケージ材で形成されたウ
エブ材を準備するための方法並びに装置に関し、ウエブ
材から与えられるブランクは、ウエブ材の長手方向に、
ウエブ材で延びた少たなくとも１つの折り部、特に、Ｚ
字形状の折り部、並びに／もしくは端側のストリップを
重なるように折ることにより形成された２重層状の領域
を有する。

【０００２】本発明は、特に、短いパッケージ形式のシ
ガレットパッケージを形成するための、紙、フイルム等
の比較的薄いパッキング材の取り扱いに関する。

【０００３】

【従来技術】このような形式の特別に成型されたパッケ
ージにとって、ブランクが折り部が形成されることによ
り、準備される必要がある。これら折り部は、連続した
ウエブ材の領域に形成され、この結果、ウエブ材からす
でに切り離されているブランクが折られる。主な例とし
て、パッケージの形状については、米国特許Ｎｏ．５，
７６２，１８６に開示されている。この形式のパッケー
ジの場合、全長に渡って延びた２重層状の折り部、即
ち、Ｚ字形状の折り部が端面近くの上部領域に設けられ
ている。さらに、折るタブが、ブランクの長さ全体に渡
って形成された互いに折り重ねられた端部ストリップに
より、正確に下面の領域に２重層の状態で形成されてい
る。これら折り部は、ウエブ材の所定領域に形成される
ように意図されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、折り
部が、高パッケージ機出力で、正確に真っ直ぐに前方に
延びた補助手段により信頼性のある方法で、ウエブ材の
所定の領域に効果的に形成されるのを確実にする方法並
びに装置を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を果た
すために、本発明に係われば、折り部は、２つの保持位
置間、特に、２つの互いに離間した偏向ローラ間の領域
でウエブ材に形成される。搬送並びに成型セクション
が、前記固定した両地点間に形成され、一方の固定した
地点が他方の地点に向かってウエブ材は次第に搬送さ
れ、平坦な折り部が形成されていない状態から折り部が
形成された状態になる。

【０００６】本発明は、簡単に成型され得る薄い壁のパ
ッケージ材は、搬送並びに成型セクションに沿って、こ
のセクションの終わりで折られた状態が固定されるので
あれば、自動成型プロセスを果たすことを見出だしたこ
とに基づいている。このプロセスに最も適しているの
は、折り部の安定化のために、折られたウエブ材が夫々
の周面上を案内される複数の偏向ローラ、即ち、複数の
ローラ対である。

【０００７】本発明のさらなる提案に係われば、ウエブ
材の成型セクシュンの領域で、ウエブ材が向けられる成
型サブアセンブリが設置されている。この成型サブアセ
ンブリは、それぞれ静止して配置され、上をウエブ材が
案内される成型並びに案内部材を有し、折りは、このプ
ロセス中になされ並びに／もしくは完成される。この成
型サブアセンブリに入るとすぐに、ウエブ材は、成型さ
れて、これの側方レッグは次第に起立され、折りは、成
型サブアセンブリの領域内で続けられる。

【０００８】上記成型サブアセンブリに続いて、ウエブ
材は、形成された折り部を安定にするための圧力を使用
するローラ上に導かれる。

【０００９】本発明に係わる装置は、パッケージ機に、
好ましくは、ソフトパッケージを形成するパッケージ機
に組み合わされる。この装置は、ブランクを形成するた
めに、ウエブ材は、折り部がある場合でも無い場合で、
ブランク・サブアセンブリに供給されるように配設され
ている。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明は、変形されるか折り部が
形成される、紙、コーテング紙、もしくはプラスチック
の薄いフイルムにより形成され、連続したウエブ材１０
に関する。ソフトパッケージ形式のシガレットパッケー
ジ１１の製造の場合には、ウエブ材１０は、（コーティ
ングされた）紙により形成されている。

【００１１】前記ウエブ材１０には、長手方向に延びた
折り部が形成されている。これら折り部は、また、シガ
レットパッケージ１１の製造のために、ウエブ材１０か
ら切り離されたブランクに形成されている。

【００１２】この実施の形態のソフトパッケージ、即
ち、シガレットパッケージ１１は、米国特許Ｎｏ．５，
７６２，１８６に係わるパッケージに構造上相当してい
る。この形式のパッケージの場合、周縁に形成された２
重層の折り部、即ち、Ｚ字形状の折り部１２が一端面近
くに形成されている。この折り部は、自由端から所定距
離離間したウエブ材１０の領域で延びている（図７）。
また、２重層の折られたストリップ１３を形成するため
の端面側の折り部が設けられている。このストリップ１
３は、パッケージのベース壁の２重層、即ち、２重壁の
折タブを形成するために機能する。この折られたストリ
ップ（折り部）１３は、前記Ｚ字形状の折り部１２とは
反対側に位置する、ウエブ材１０の端部領域で延びてい
る。これら両方の折り部１２，１３は、ウエブ材の同じ
面に、即ち、内面に位置されている。この内面は、シガ
レットパッケージ１１の見ることのできる表面から離れ
るように向けられている。これら折り部１２，１３間に
は、平坦で、折られてなく、比較的広い（中央）、ウエ
ブ材１０のストリップ材４８が残っている。

【００１３】上述したようにして準備されたウエブ材１
０は、シガレットパッケージ１１の製造のために、パッ
ケージ機（図１）のブランク・サブアセンブリ１４に供
給される。このパッケージ機は、既知の構造を有し、図
１に概略的に示されており、折りタレット１５と、ポケ
ットチエーン１６と、乾燥タレット１７と、形成された
シガレットパッケージ１１を搬送するための取り出しコ
ンベア１８とを有する。前記ポケットチエーン１６は、
シガレットパッケージ１１の内容物に相当するシガレッ
ト群を折りタレット１５に搬送する。既知の折りマンド
レル１９の助けで、シガレット群は、ウエブ材１０のブ
ランク内に包まれる。最終のシガレットパッケージ１１
は、搬送タレット２０により、乾燥タレット１７に送ら
れ、最後に、さらなるパッキングのために、取り出しコ
ンベア１８を介して、搬送される。

【００１４】材料ユニット２１が、折りタレット１５の
上方、即ち、上部領域に配置されている。このユニット
は、ウエブ材１０をブランクのサブアセンブリ１４に案
内する。このサブアセンブリ１４は、ブランクに切り離
し、これらブランクを折りタレット１５に搬送する。こ
の実施の形態では、ウエブ材１０は、横方向に搬送さ
れ、偏向ロッド２２によって、材料ユニット２１の搬送
面へと偏向される。

【００１５】前記ウエブ材１０は、互いにほぼ重なるよ
うに配設された２つの偏向ローラ２３，２４により、ブ
ランク・サブアセンブリ１４へと、ほぼ水平な搬送方向
に偏向される。これら偏向ローラ２３，２４は、また、
エッジ制御手段２５の一部を、即ち、ウエブ材１０のエ
ッジを正確な位置へとアラインメントするための手段を
構成している。このエッジ制御手段２５は、２つの境の
エッジの位置を決定するための感知エレメント２６と交
差している。

【００１６】そして、ウエブ材１０は、成型サブアセン
ブリ２７を通って、搬送され、この領域でウエブ材１０
は、成型、即ち、折りがなされる並びに／もしくは完成
される。

【００１７】ウエブ材１０は、これの成型が完成される
と、成型サブアセンブリ２７に続く偏向ローラ２８と、
さらなる偏向ローラ２９とを通過する。これら偏向ロー
ラ２８，２９は、ほぼ上下に重なって配置されている。
ウエブ材１０は、偏向ローラ２８，２９の回りで、ほぼ
Ｓ字形状の移動路に沿って案内される。この後に、ウエ
ブ材１０は、圧力により折り部を安定にするための押圧
手段を介して案内される。この押圧手段は、２つの押圧
ローラ３０，３１を有する。一方の、即ち、上方の押圧
ローラ３０は、この押圧ローラ３０に調節可能な接触圧
力を伝えるために圧力付与手段に設けられている。

【００１８】１対の引張りローラ３２，３３が続いてい
る。これらローラは、引っ張り力を伝えることにより、
ウエブ材１０を搬送させる、即ち、ウエブ材１０を材料
ユニット並びに／もしくは成型サブアセンブリ２７を通
るように引く機能を果たす。これら引っ張りローラ３
２，３３に続いて、ウエブ材１０は、光電子チェックユ
ニット３４（図７）により正確な成型がチェックされ
る。この実施の形態の場合、このチェックユニット３４
は、夫々Ｕ字形状の断面を有する２つのチェック部材３
５，３６を有する。ウエブ材１０の上方と下方とで、水
平脚部の領域には、光電子センサー３７，３８並びに３
９，４０が配設されている。各センサーは、発射部材
と、これに対向して配置された受信部材とを備えた光バ
リアーとしてデザインされている。これらセンサー３
７，３８，３９，４０は、ウエブ材１０の両側の正確な
成型をチェックする。もし、内側の互いに面するセンサ
ー３８，４０が駆動され都側のセンサー３７，３９が駆
動されないならば、折り部が存在することが確認され
る。

【００１９】かくして、ウエブ材１０は、ブランクのサ
ブアセンブリ１４に入る。切断サブアセンブリ４１は、
ウエブ材１０をブランクに切断する。そして、これらブ
ランクは、折りタレット１５に供給されて、既知の折り
マンドレルに搬送される。

【００２０】ウエブ材１０は、搬送並びに成型セクショ
ンの領域で、図７に従う断面形状へと折られて成型され
る。この搬送並びに成型セクションは、２つの端部ポイ
ントにより規定されており、一方の端部ポイントは、前
記偏向ローラ２４であり、他方の端部ポイントは、前記
偏向ローラ２８である。ウエブ材１０は、平坦で折られ
ていない状態で、偏向ローラ２４の周囲から離れる。そ
して、前記偏向ローラ２８に達したときには、ウエブ材
１０は成型、即ち、折られている。

【００２１】搬送並びに成型セクションの第１の部分
で、即ち、偏向ローラ２４と、成型サブアセンブリ２７
への入口との間で、第１の成型工程が、ウエブ材１０の
連続した搬送の間に、側方レッグ（長手方向の測縁近く
の部分）４２，４３が上方に起立することにより正確に
行われる（図４）。成型サブアセンブリ２７の入口側
は、案内ローラ４４で形成されており、ウエブ材１０
は、この案内ローラの側面の底領域に沿って走行する。
この案内ローラ４４は、ウエブ材１０が、この搬送並び
に成型セクションのこの部分で斜め下方に向けられた平
面内で走行されるように、偏向ローラ２４に対して位置
されている。このウエブ材１０は、（仮想の）垂直面に
対して約８０°の角度４５をなしている。この角度は、
案内ローラ４４に係わる搬送領域で、側方レッグ４２，
４３が平坦、即ち、水平位置から図４に示す位置へと起
立させるために必要である。

【００２２】このようにして予め成型されたウエブ材１
０は、成型サブアセンブリ２７を通り、ここで、成型、
即ち、折りが完成される。

【００２３】この目的のために、成型サブアセンブリ２
７は、ウエブ材１０の搬送方向に延びた折り並びに案内
部材を有する。これら部材は、ウエブ材１０の移動方向
に延びた薄い壁部材であり、これらの形状並びに／もし
くは相対的位置により、ウエブ材１０は、成型並びに折
られる。

【００２４】２つの成型ウエブ４６，４７が、折られた
ストリップ１３を形成するように設けられている。（中
央の）ストリップ４８で、ウエブ材１０は、水平に配置
された下方の成型ウエブ４７の下側に当接する。他方の
成型ウエブ４６は、下方の成型ウエブ４７の上方に、こ
れと正確に平行かつ僅かの距離を隔てて配設されてい
る。上側に折られた折りストリップ１３は、２つの成型
ウエブ４６，４７間を走行する。この場合、下方の成型
ウエブ４７の自由外端４９は、折られたストリップ１３
を成型している間、連続した折る案内エッジを形成して
いる。

【００２５】反対側には、Ｚ字形状の折り部１２を形成
するために、外方に向いた自由端部５１を備え、水平に
配置された成型ウエブ５０が、同様に設けられている。
この成型ウエブ５０の上方に（比較的大きい）間隔を有
して、第２の平行な成型ウエブ５２が設けられている。
これら成型ウエブ５０，５２間には、中にＺ字形状の折
り部１２のサブ領域が挿入される間隙が形成されてい
る。このＺ字形状の折りは、対応ウエブ５３と関連して
形成される。この対応ウエブ５３は、前記両成型ウエブ
５０，５２間のほぼ真ん中に位置され、自由な折りエッ
ジ５４を有している。ウエブ材１０は、この領域で、Ｚ
字形状の折り部１２が成型ウエブ５０の端部５１と対応
ウエブ５３の折りエッジ５４との回りで曲がるように、
案内される。上方の成型ウエブ５２は、この場合、対応
ウエブ５３の上方の下方への折り手段として作用する。

【００２６】前記成型ウエブ４６，４７並びに５０，５
２と、対応ウエブ５３とは、ウエブ材１０の搬送方向に
延びており、これらの形状並びに／もしくはディメンシ
ョンは、適当な範囲に従って変更され得る。図示の実施
の形態において、（下方の）成型ウエブ４７は、これの
全長に渡って同じディメンションである。しかし、対応
部材として機能する成型ウエブ４６は、平面でウエッジ
形状（図９）にデザインされており、この結果、成型ウ
エブ４６に対応するウエブ材１０、即ち、レッグ４２
は、成型ウエブ４６の始めの図４に示す垂直に起立した
位置から、図８に示す位置に向かって、折り部が長くな
るように折られる。

【００２７】反対側で、対応ウエブ５３は、対応したデ
ザインに、即ち、幅が大きくなるように、即ち、ウエッ
ジ形状になっており、この折りエッジ５４もこれに従っ
て延びている。かくして、ウエブ材１０の移動の間に、
レッグ４３は、図８に示す成型ウエブ５０，５２間の領
域中で、図４に示す位置から除々に成型される。上方の
成型ウエブ５２は、成型動作の最後の領域にのみ必要と
され、かくして、短い成型片（図９）として単にデザイ
ンされている。

【００２８】上述した成型プロセスは、上記部材の共同
により、偏向ローラ２４と偏向ローラ２８、即ち、成型
サブアセンブリ２７の出口との間で、連続してなされ
る。動作プロセスの始めで、即ち、新たなウエブ材１０
の導入のために、成型サブアセンブリ２７の成型部材
は、これらが互いに移動可能なように配設されている。
この場合、一方では、内方成型ウエブ４７が、また、他
方では、成型ウエブ５０，５２が、ほぼ中央の支持本体
５６の下側に正確に位置するように、支持アーム５５に
固定されて設けられている。これとは反対に、成型ウエ
ブ４６と、対応ウエブ５３とは、図８並びに９に示す成
型位置から図１０並びに１１に示す側方始動位置へと正
確に、ウエブ材１０に対して側方に変位可能である。こ
の位置で、成型ウエブ４６と、対応ウエブ５３とは、他
の成型ウエブとの係合領域の外に位置している。側方レ
ッグ４２，４３の領域で単に予め成型されたウエブ材１
０は、成型サブアセンブリ２７を通して、（手により）
案内され得、これらレッグ４２，４３は、夫々、一方で
は、成型ウエブ４６，４７間と成型ウエブ５０，５２間
で延びており、他方では、対応ウエブ５３との間で延び
ている。横方向の移動により、即ち、互いに接近する方
向に、成型ウエブ４６と対応ウエブ５３とは、図８に示
す成型位置に移動する。かくして、ウエブ材１０の領域
は、対応して、即ち、一方では、Ｚ字形状の折り部１２
に、他方では、折りストリップ１３とに成型される。か
くして、ウエブ材１０の搬送が始動されて、ウエブ材１
０の調節された成型が、即ち、折りが、走行中維持され
る。

【００２９】この目的のために、成型ウエブ４６と対応
ウエブ５３とは、夫々支持部材５７，５８に配設されて
おり、これらは、支持本体５６の摺動部材５９，６０に
対して摺動可能に装着されている。

【００３０】前記支持部材５７，５８と成型ウエブ４６
並びに対応ウエブ５３との変位のための上述した動作
は、手動レバー６１により、正確に関連して、手により
なされる。この手動レバーは、支持本体５６の上方に設
けられ、回転部材６２に接続されている。この回転部材
は、支持本体５６のジャーナル６３に回転可能に装着さ
れている。レバー６４，６５が、前記回転部材６２に反
対側で回転可能に接続されている。これらレバー６４，
６５は、成型ウエブ４６と対応ウエブ５３とを、即ち、
これらに対応した支持部材５７，５８を、夫々駆動す
る。前記回転部材６２が（手動レバー６１により）一方
向もしくは他方向に回動されることにより、レバー６
４，６５は一方向もしくは他方向の調節がなされる。こ
の結果、図８と図１０とに夫々示す位置間で支持部材５
７，５８が移動する。この目的のために、リバー６４，
６５は、回転部材６２の領域で、回転部材６２のベアリ
ングジャーナル６６，６７に接続されている。

【００３１】成型ウエブ４６と対応ウエブ５３の２つの
端部位置（一方は図８に示し、他方は図１０に示す）
は、ばねにより、即ち、引張りばね６８により確実にさ
れる。この引張りばね６８は、前記回転部材６２が上述
した２つの端部位置の一方に常に引かれるように、回転
部材６２に接続されている。

【００３２】代わって、この装置は、他方の成型ウエブ
４７並びに５０，５２が前記成型ウエブ４６と対応ウエ
ブ５３に対して移動されるように、デザインされ得る。

【００３３】前記成型サブアセンブリ２７に続いて、ウ
エブ材１０の形状は、ローラ、即ち、前記偏向ローラ２
８の広い周面に圧接されることにより、安定にされる。

【００３４】この安定化は、さらなる偏向ローツラ２９
により続けられる。圧力ローラ３０，３１は、Ｚ字形状
の折り部１２と折られたストリップ１３との領域でのデ
ィメンション的に安定した折りエッジを形成する。

【００３５】特別な態様は、ウエブ材１０を前進させる
ための引っ張りローラ３２，３３のデザインである。引
っ張りローラ３２，３３の少なくとも一方、この場合、
（上方の）大径の引っ張りローラ３２は、互いにオフセ
ットした段部形状のローラ部分６９，７０，７１，７２
の形成により、ウエブ材１０の形状に合うようになって
いる（図６）。これらローラ部分６９〜７２は、ウエブ
材１０の断面に対応して異なった直径となるような形状
である。中央のローラ部分７０は、（中央の）ストリッ
プ４８に当接し、最大の直径を有する。最小の直径を有
するローラ部分７１は、ウエブ材１０の３層構造の領域
に位置されている。外端の領域に位置されているローラ
部分６９，７２は、夫々前記ローラ部分７０の直径より
も短い直径を有している。このような引っ張りローラ３
２の形状は、ウエブ材１０が正確に直線状に、即ち、ほ
ぼ全幅に渡って張力が伝えられるように、搬送されるこ
とを意味する。

【００３６】さらなる特別な態様は、パッケージ機が、
上述したようにウエブ材１０が変形されないで動作され
得る、即ち、平坦で折られていないウエブ材１０で動作
され得ることである。この場合、ウエブ材１０は、エッ
ジ制御手段２５の偏向ローラ２５により、成型サブアセ
ンブリ２７を通過し、正確に偏向ローラ２９並びに偏向
ローラとして機能する圧力ローラ３１を介して、引っ張
りローラ３２，３３に直接案内される。かくして、ウエ
ブ材１０は、通常の方法で、これと同様に処理され得
る。

【００３７】さらに、パッケージ機を一般のソフトカー
トン形式の、即ち、紙もしくはアルミニウムがラミネー
トされた紙で形成された内方ブランクを有するシガレッ
トパッケシージを製造するよう動作されることが可能で
ある。この場合、折りタレット１５には、さらなるブラ
ンク・サブアセンブリ７３が設けられる。このブランク
・サブアセンブリには、内方ラップのためのパッケジ材
で形成されたウエブ７４が供給される。このウエブ７４
は、偏向ロッド７５によって折りタレット１５の領域に
入る。そして、偏向ローラ７６，７７を介して、ウエブ
７４は、材料ユニット２１の上方を通り、ブランク・サ
ブアセンブリ７３へと下降する。かくして、単に、パッ
ケージ材の特別の案内により、同じパッケージ機を使用
して、異なるデザインのパッケージを製造することが可
能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、ウエブ材を折るための構成を有するソ
フトパッケージのためのパッケージ機の領域での概略的
側面図である。

【図２】図２は、ウエブ材を折るための構成を詳細に示
すように拡大した概略図である。

【図３】図３は、図２のIII −III 線に沿う切断面での
構成を詳細に示す図である。

【図４】図４は、図２のIV−IV線に沿う切断面での構成
を詳細に示す図である。

【図５】図５は、図２のV −V 線に沿う切断面での構成
を詳細に示す図である。

【図６】図６は、図２のVI−VI線に沿う切断面での構成
を詳細に示す図である。

【図７】図７は、図２のVII −VII 線に沿う切断面での
構成を詳細に示す図である。

【図８】図８は、ウエブ材のための成型サブアセンブリ
の詳細を拡大して示す正面図である。

【図９】図９は、図８に示す成型サブアセンブリの平面
図である。

【図１０】図１０は、部材の位置が変更されている、図
８と同様の正面図である。

【図１１】図１１は、図１０に示す成型サブアセンブリ
の平面図である。

【符号の説明】

１０…ウエブ材、１１…シガレットパッケージ、１２…
Ｚ字形状の折り部、１３…２重層の折られたストリッ
プ、１４…ブランク・サブアセンブリ、１５…折りタレ
ット、２３，２４，２８，２９…偏向ローラ、２７…成
型サブアセンブリ、３０，３１…押圧ローラ、４２，４
３…側方レッグ、４４…案内ローラ、４６，４７；５
０，５２…成型ウエブ、５３…対応ウエブ。

フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ユルゲン・ブレットハウアー ドイツ連邦共和国、28201 ブレーメン、 メッケルンシュトラーセ 62

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 連続したウエブ材（１０）から切断さ
   れ、ウエブ材（１０）の長手方向に沿った折り部、特
   に、（測縁）の２重層の折られたストリップ（１３）並
   びに／もしくは連続した２重折り部、即ち、Ｚ字形状の
   折り部（１３）を有するた少なくとも１つの薄い壁のブ
   ランクから（シガレット）パッケージ（１１）を形成す
   るパッケジ形成方法において、 ａ）前記ウエブ材（１０）の折り部（１２，１３）は、
   偏向ローラ（２４，２８）により規定された搬送並びに
   成型セクションで形成され、 （ｂ）前記偏向ローラ（２４）は、偏向により、折られ
   ていないかもしくは部分的に折られたウエブ材（１０）
   を前記搬送並びに成型セクションに案内し、また、前記
   偏向ローラ（２８）は、前記折り部（１２，１３）が形
   成されたウエブ材（１０）を前記搬送並びに成型セクシ
   ョンの外に案内し、 ｃ）前記偏向ローラ（２４）に続く搬送並びに成型セク
   ションの第１の部分で、連続して搬送されているウエブ
   材（１０）は、少なくとも１つの側方で上方に起立した
   レッグ（４２，４３）を有する中間の折られた状態に成
   型され、 ｄ）前記偏向ローラ（２４）に続く搬送並びに成型セク
   ションの第１の部分で、ウエブ材（１０）は、仮想垂直
   面に対して鋭角（４５）で、第１の折り部材／案内ロー
   ラ（４４）へと下方に搬送され、偏向ローラ（２４）と
   折り部材（４４）との間でウエブ材（１０）が搬送され
   ている間に、前記レッグ（４２，４３）は、水平な初期
   状態から起立状態へと形成され、また、 ｅ）搬送並びに成型セクションのさらなる部分で、前記
   ウエブ材（１０）には、前記折り部（１２，１３）が形
   成されることを特徴とする、形成方法。
2. 【請求項２】 連続したウエブ材（１０）から切断さ
   れ、ウエブ材（１０）の長手方向に沿った折り部、特
   に、（測縁）の２重層の折られたストリップ（１３）並
   びに／もしくは連続した２重折り部、即ち、Ｚ字形状の
   折り部（１３）を有するた少なくとも１つの薄い壁のブ
   ランクからソフトパッケージ形式の（シガレット）パッ
   ケージ（１１）を形成するパッケシージ形成装置におい
   て、 ａ）前記ウエブ材（１０）は、搬送並びに成型セクショ
   ンの中を連続して搬送され、この搬送並びに成型セクシ
   ョンは、ウエブ材（１０）のための２つの偏向ローラ
   （２４，２８）により初めと終わりとが規定されてお
   り、 ｂ）前記搬送並びに成型セクションの領域で、前記ウエ
   ブ材（１０）は、このウエブ材に折り部（１２，１３）
   を形成する成型サブアセンブリ（２７）を通るように搬
   送され、 ｃ）前記成型サブアセンブリ（２７）は、ウエブ材（１
   ０）が搬送されている間にウエブ材（１０）を成型する
   ための成型ウエブ（４６，４７；５０，５２）と、対応
   ウエブ（５３）とを有することを特徴とする装置。
3. 【請求項３】 ａ）前記ウエブ材（１０）は、一側に２
   重層の折りストリップ（１３）が、他側にＺ字形状の折
   り部（１２）が形成されるように、成型サブアセンブリ
   （２７）を通り、 この成型サブアセンブリ（２７）の領域で、前記レッグ
   （４２，４３）は、一方では、静止した成型ウエブ（４
   ６，４７）により、また、他方では、対応ウエブ（５
   ３）を備えた成型ウエブ（５０，５２）により、水平位
   置もしくはＺ字形状の折り部に、搬送の間に折られ、こ
   れら両成型ウエブは、ウエブ材（１０）の搬送方向に延
   びており、 ｃ）前記折り部（１３）を形成するために、一方の成型
   ウエブ（４６，４７）は互いに上下に配設されており、 ｄ）前記Ｚ字形状の折り部（１２）を形成するために、
   前記対応ウエブ（５３）は、互いに上下に配設された他
   方の成型ウエブ（５０，５２）間の領域に入ることを特
   徴とする請求項３の装置。
4. 【請求項４】 個々の成型部材、特に、一方では、成型
   ウエブ（４６）、また、他方では、対応ウエブ（５３）
   が、他の成型部材、即ち、一方の成型ウエブ（４７）と
   他方の成型ウエブ（５０，５２）に対して、ウエブ材
   （１０）の幅方向に移動可能であり、この移動は、引っ
   込められた初期位置において、（折られていない）ウエ
   ブ材（１０）が成型サブアセンブリ（２７）の中に搬送
   され、成型ウエブ（４６）と対応ウエブ（５３）とを成
   型位置に移動させることにより、ウエブ材（１０）が成
   型され、即ち、折られることを特徴とする請求項３の装
   置。
5. 【請求項５】 ウエブ材（１０）の搬送方向に従って、
   薄い板状の成型ウエブ（４６，４７並びに５０，５２）
   は、次第に大きくなる断面を有し、この結果、ウエブ材
   （１０）もしくはこれのレッグ（４２，４３）は、成型
   ウエブ（４６）と対応ウエブ（５３）との次第に変る形
   状により、折られた、即ち、成型された部分が増すよう
   になっており、ウエブ材（１０）もしくはこれのレッグ
   は、プロセスの中で、成型ウエブの外端（４９もしくは
   ５１）と折りエッジ（５４）とに沿って摺動することを
   特徴とする請求項３の装置。