JP2000118052A - 申請書作成装置、申請書顔写真レスシステム、idカードの作成システム及びその作成方法 - Google Patents

申請書作成装置、申請書顔写真レスシステム、idカードの作成システム及びその作成方法

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JP2000118052A
JP2000118052A JP28845398A JP28845398A JP2000118052A JP 2000118052 A JP2000118052 A JP 2000118052A JP 28845398 A JP28845398 A JP 28845398A JP 28845398 A JP28845398 A JP 28845398A JP 2000118052 A JP2000118052 A JP 2000118052A
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節雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IDカード作成用に撮影した申請者の顔画像
をその交付申請時の顔画像にも兼用できるようにする。 【解決手段】 IDカード交付要求者20の個人情報D
2が記載され、かつ、その交付要求者20の顔画像形成
領域が準備された交付申請書40に基づいてIDカード
30を作成するシステム100において、交付要求者2
0の顔面部位を撮影して顔画像データD1を出力する撮
影手段11と、この撮影手段11から得られた交付要求
者20の顔画像データD1と、その交付要求者20の個
人情報D2とに基づいてカード基板に交付要求者20の
顔画像及びその交付要求者20の個人情報D2とを画像
形成してIDカード30を作成するIDカード作成手段
14とを備え、撮影手段11から得られた交付要求者2
0の顔画像データD1に基づいて交付申請書40の顔画
像形成領域に交付要求者20の顔画像を印画するように
なされたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、申請書作成装
置、申請書顔写真レスシステム、IDカードの作成シス
テム及びその作成方法に関するものであり、詳しくは、
顔写真の入った、キャッシュカード、従業者証、社員
証、会員証、学生証、外国人登録証及び各種運転免許証
などのIDカード発行システム及びその発行方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、キャッシュカード、顔写真の入っ
た従業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登録証及
び各種運転免許証などのIDカード発行システムが使用
される場合が多くなってきた。例えば、従業者数の多い
企業では従業者証発行システムが採用される場合が多
い。このシステムでは、本社にコンピユータが設けら
れ、そのコンピユータには支社に配属された従業者の個
人情報が登録されている。
【0003】ここで、個人情報とは氏名、住所、生年月
日、従業者証の交付年月日及びその有効期限等をいう。
そして、支社で例えば従業者証を紛失した者が、その再
交付を申請する場合には、その者が本社に出向し、本社
のコンピユータにその従業者の個人情報が照会され、本
社で照会の結果、その従業者が本社に登録された者であ
ることが確認されると、本社で従業者証を発行するよう
なされる。
【0004】図10はこの種の従業者証発行システム1
0の構成例を示す概念図である。図10に示す従業者証
発行システム10は本社にコンピユータ1を有してい
る。このデータバス8には例えばコンピユータ1、従業
者証登録用の端末装置2、撮影装置4、ファイリング装
置5及び従業者証プリンタ6が接続されている。このシ
ステム10では、まず、従業者証を紛失した者(以下再
交付要求者という)20は従業者証再交付申請書に氏
名、住所などの必要事項を記載し、その申請書に自分自
身の顔写真、必要に応じて手数料としての証紙等を貼付
した後に、その申請書を本社の総務部などの受付窓口に
提出する。
【0005】ここで、再発行要求者20は必要に応じて
視力・聴力などの適正検査を受ける場合もある。その検
査結果は申請書に記載される場合もある。この申請書の
記載内容が適切であれば、その申請書が受理される。
【0006】その後、本社の窓口では本社のコンピユー
タ1に接続された従業者証登録用の端末装置2などにそ
の再発行要求者20の個人認識番号IDが入力され、本
社のコンピユータ1に対して、その再発行要求者20の
個人認識番号IDに係る個人情報D2が登録されている
か、また、その従業者証の有効期限や、更新時期等が照
会される。
【0007】そして、本社のコンピユータ1から照会結
果が得られ、その照会結果によってその者の個人情報D
2が正しく登録されていることが確認されると、再発行
要求者20は、その再交付申請書を持って例えば撮影室
に行く。その撮影室には専属の撮影者が配置されている
場合が多く、その撮影者は再発行要求者20から再交付
申請書を受取り、撮影装置4に再発行要求者20の個人
認識番号IDを入力する。その後、撮影装置4によって
再発行要求者20の顔画像が撮影され、再交付申請書の
記録内容が図示しないイメージスキャナなどによって読
み取られる。この再発行要求者20の顔画像データD1
と再交付申請書のイメージデータD3はファイリング装
置5に転送されて保管される。
【0008】一方、再発行要求者20の顔画像データD
1と個人認識番号IDは従業者証(IDカード)プリン
タ6に転送され、従業者証用の生カード基板に再発行要
求者20の氏名、住所、顔画像、個人認識番号、有効期
限、再発行日などが画像形成されて、新しい従業者証3
0が作成される。その後、その従業者証30の記載内容
に誤りがないか検査した後に、従業者証を紛失した再発
行要求者20に新しい従業者証(以下IDカードとい
う)30が交付される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
従業者証発行システム(以下IDカードの作成システム
ともいう)10によれば、申請者が予め準備して置いた
顔写真をIDカード30の再交付申請書に貼付する方式
が採られている。
【0010】このため、申請書に貼付された顔写真が本
人であるか否かを十分に吟味する必要がある。また、交
付申請書に貼付された申請者の顔写真と、IDカード用
に撮影装置4でその場で撮った顔画像とは時間的なずれ
があるために、ほとんど画像が異なっている。
【0011】従って、申請書に貼付された顔写真が本人
であるか否かを十分に吟味しなかったために、再交付申
請書に貼付された申請者の顔写真と、IDカード30に
画像形成された顔画像とが同一性を欠いたような場合
に、IDカードが誤って他人に発行されるおそれがある
という問題がある。
【0012】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、IDカード作成用に撮影した申請者の
顔画像をその交付申請時の顔画像にも兼用できるように
した申請書作成装置、申請書顔写真レスシステム、ID
カードの作成システム及びその作成方法を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の申請書作成装置は、少なくとも、交付要求
者の顔画像形成領域が予め準備され、該交付要求者の個
人情報が記載される申請書用紙を使用して顔画像入り交
付申請書を作成する装置において、その交付要求者の顔
面部位を撮影して顔画像データを出力する撮影手段と、
この撮影手段から得られた交付要求者の顔画像データ
と、該交付要求者の個人情報とに基づいて申請書用紙に
交付要求者の顔画像及び個人情報とを画像形成して顔画
像入り交付申請書を作成する作成手段とを備え、撮影手
段から得られた交付要求者の顔画像データに基づいて交
付申請書の顔画像形成領域に交付要求者の顔画像を印画
するようになされたことを特徴とするものである。
【0014】本発明の申請書作成装置によれば、撮影手
段から得られた交付要求者の顔画像データに基づいて申
請書用紙の顔画像形成領域に交付要求者の顔画像を印画
するようになされたので、交付要求者の顔面部位を撮影
した顔写真を事前に準備したり、その交付申請書に顔写
真を貼付する手間を省くことができる。また、顔画像入
り交付申請書以外にも、交付要求者の顔画像データを本
人確認のために使用することができる。
【0015】本発明の申請書顔写真レスシステムは、交
付要求者の顔面部位を撮影して得た該交付要求者の顔画
像を申請書用紙に印画すると共に、交付要求者の顔画像
及び個人情報に基づいてIDカードを作成することを特
徴とするものである。
【0016】本発明の申請書顔写真レスシステムによれ
ば、交付要求者の顔面部位を撮影して得たその交付要求
者の顔画像を申請書用紙に印画すると共に、交付要求者
の顔画像及び個人情報に基づいてIDカードを作成する
ので、交付申請書の偽造防止、強いては、キャッシュカ
ード、顔写真の入った従業者証、社員証、会員証、学生
証、外国人登録証及び各種運転免許証などのIDカード
の誤発行を防止できる。
【0017】本発明に係るIDカード作成システムは、
IDカード交付要求者の個人情報が記載され、かつ、該
交付要求者の顔画像形成領域が準備された交付申請書に
基づいてIDカードを作成するシステムにおいて、交付
要求者の顔面部位を撮影して顔画像データを出力する撮
影手段と、この撮影手段から得られた交付要求者の顔画
像データと、その交付要求者の個人情報とに基づいてカ
ード基板に交付要求者の顔画像及びその交付要求者の個
人情報とを画像形成してIDカードを作成する作成手段
とを備え、撮影手段から得られた交付要求者の顔画像デ
ータに基づいて交付申請書の顔画像形成領域に交付要求
者の顔画像を印画するようになされたことを特徴とする
ものである。
【0018】本発明のIDカードの作成システムによれ
ば、上述の申請書作成装置及び申請書顔写真レスシステ
ムが応用されるので、IDカード基板に画像形成するた
めに最初に撮った交付要求者の顔画像(顔画像データ)
を、IDカード作成時のカード基板に画像形成する顔画
像として使用できることのみならず、IDカードの交付
申請時の顔画像にも兼用することができる。
【0019】従って、IDカードの交付要求者の顔面部
位を撮影した顔写真を事前に準備したり、その交付申請
書に顔写真を貼付する手間を省くことができる。また、
IDカード発行後にも、交付要求者の顔画像データを本
人確認のために使用することができる。これにより、交
付申請書の偽造防止、強いては、キャッシュカード、顔
写真の入った従業者証、社員証、会員証、学生証、外国
人登録証及び各種運転免許証などのIDカードの誤発行
を防止できる。
【0020】本発明のIDカードの作成方法は、IDカ
ード交付要求者の個人情報が記載され、かつ、その交付
要求者の顔画像形成領域が準備された交付申請書に基づ
いてIDカードを作成する方法において、交付要求者の
顔面部位を撮影して顔画像データを取得し、ここで取得
された交付要求者の顔画像データに基づいて交付申請書
の顔画像形成領域に交付要求者の顔画像を印画し、顔画
像が印画された交付申請書と、交付要求者の顔画像デー
タと、該交付要求者の個人情報とに基づいてカード基板
に交付要求者の顔画像及びその交付要求者の個人情報と
を画像形成してIDカードを作成することを特徴とする
ものである。
【0021】本発明のIDカードの作成方法によれば、
IDカードの交付要求者の顔面部位を撮影した顔写真を
事前に準備したり、その交付申請書に顔写真を貼付する
手間を省くことができるし、また、IDカード発行後に
も、交付要求者の顔画像データを本人確認のために使用
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としての申請書作成装置、申請書顔写真
レスシステム、IDカードの作成システム及びその作成
方法について説明をする。
【0023】(1)第1の実施形態 図1は、本発明に係る実施形態としての申請書作成装置
を応用したIDカード作成システム100の構成例を示
すブロック図である。
【0024】この実施形態では、IDカードの交付要求
者の顔面部位を撮影して得た顔画像データに基づいて交
付申請書の顔画像形成領域にその顔画像を印画するよう
にして、最初に撮った交付要求者の顔画像を、IDカー
ド作成時のカード基板に画像形成する顔画像として使用
できるようにすることのみならず、IDカードの交付申
請時の顔画像にも兼用できるようにしたものである。
【0025】この発明に係るIDカード作成システム1
00は、IDカード交付要求者20の個人情報が記載さ
れ、かつ、その交付要求者20の顔画像形成領域が準備
された交付申請書40に基づいてIDカードを作成する
システムである。図1に示すIDカード作成システム1
00はデータバス8を有している。このデータバス8に
は撮影手段11が接続され、交付要求者20の顔面部位
を撮影して顔画像データD1が出力される。
【0026】この撮影手段11にはデータバス8を介し
てプリンタ12が接続され、撮影手段11で得られた交
付要求者20の顔画像データD1に基づいて交付申請書
40の顔画像形成領域にその交付要求者20の顔画像が
印画される。データバス8には番号読取手段13が接続
され、交付要求者20に付与された個人識別番号IDが
読み取られる。例えば、交付要求者20がプリンタ12
に交付申請書40をセットし、かつ、番号読取手段13
に個人識別番号IDを入力すると、プリンタ12によっ
て、交付申請書40の顔画像形成領域にその交付要求者
20の顔画像が自動的に印画される。
【0027】この撮影手段11にはデータバス8を介在
してIDカード作成手段14が接続され、撮影手段11
から得られた交付要求者20の顔画像データD1と、そ
の交付要求者20の個人情報D2とに基づいてカード基
板に交付要求者20の顔画像及びその交付要求者20の
個人情報D2とが画像形成され、その交付要求者20の
IDカード30が作成される。
【0028】この例では、撮影手段11にはデータバス
8を介して記憶手段15が接続され、撮影手段11で得
られた交付要求者20の顔画像データD1が記憶され
る。従って、申請書へ顔画像印画不良が発見され、その
申請書の再発行が必要になった場合や、初回発行時以後
のIDカード30の再発行時やその更新時のIDカード
基板に、記憶手段15から読み出した顔画像データD1
に基づいてその交付要求者20の顔画像を形成すること
ができる。これにより、IDカード30の再発行要求者
20やその更新要求者20は新たに顔面部位の撮影を省
略することができ、IDカード30の再発行やその更新
を円滑に行うことができる。また、IDカード発行後に
も、記憶手段15から読み出した交付要求者20の顔画
像データD1を本人確認のために使用することができ
る。
【0029】上述の番号読取手段13にはデータバス8
を介して制御手段16が接続され、例えば、再交付要求
者20の個人識別番号IDが読み取られると、記憶手段
15から読み出した個人認識番号IDと読み取った個人
認識番号IDとが比較照合される。そして、この制御手
段16にデータバス8を介して接続されたIDカード作
成手段14では、制御手段16からの比較照合結果が入
力されると、その比較照合結果に基づいて記憶手段15
から読み出した交付要求者20の顔画像データD1と、
その交付要求者20の個人情報D2とに基づいてカード
基板に交付要求者20の顔画像及びその交付要求者20
の個人情報D2とが画像形成され、再交付申請した者の
新たなIDカード30が作成される。
【0030】続いて、このIDカード作成システム10
0で使用される交付申請書40について説明する。図2
は従業者証の交付申請書40の構成例を示すイメージ図
である。
【0031】図2に示す交付申請書40は例えばA4サ
イズの上質紙(申請書用紙)から成る。その右上端には
顔画像形成領域P1が設けられ、交付要求者20の顔画
像が印画できるようになされている。この顔画像形成領
域P1は受像層を成している。この受像層は昇華染料や
拡散染料などの素材からなる。顔画像などはサーマルヘ
ッドにより熱を加えてこれらの染料をトラップすること
により受像層に定着して形成する。
【0032】この受像層の素材としては、ポリエステル
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂のような高分子材料が使用され得る。中でも、ポ
リエステル系樹脂が環境上からも、その使用が好まし
い。受像層はこれらの樹脂を粉末にしてイソシアネート
等の溶剤に溶かし、グラビアコータ等で塗布した後に乾
燥させ、その溶剤を揮発させることにより形成する。も
ちろん、顔画像形成領域P1に受像層を設けることな
く、交付申請書40の顔画像形成領域P1に電子写真を
直接形成するようにしてもよい。
【0033】この交付申請書40内には顔画像形成領域
P1の他に「従業者証交付申請書」、「住所」、「氏
名」、「生年月日」などを記載する欄や、手数料の証紙
などを貼付する証紙貼付領域P2が設けられている。従
って、交付要求者20は、顔写真を予め準備する必要は
なく、交付申請書40に必要事項を記載するだけで足り
る。
【0034】続いて、このIDカード作成システム10
0で作成されるIDカードとしての従業者証30につい
て説明する。図3は従業者証30の構成例を示すイメー
ジ図である。
【0035】図3に示す従業者証30は例えば縦の長さ
が6cm程度で、横の長さが9cm程度で、厚みが0.
5〜1.0mm程度を有しており、接着部材を除いて大
きく分けるとカード基板30Aと、表面シートと、その
表面を覆う保護シート51と、裏面シートの4層構造を
有している。
【0036】このカード基板30Aの一方の面には図示
しないが厚さ100μm程度の表面シートが設けられ
る。この表面シートは印刷部材であり、予め図3に示す
表面の所定領域P3には画像表示情報が印刷される。画
像表示情報は、例えば「○○○従業者証」、「氏名」、
「発行日」・・・などである。この印刷部材には、当該
従業者証の交付要求者20の顔画像を形成するための顔
画像形成領域P4が設けられ、その顔画像形成領域P4
は受像層を成している。この受像層については交付申請
書40の顔画像形成領域P1の受像層と同じ構成である
ので、その説明を省略する。
【0037】この表面シート上には透明な保護シート5
1が設けられ、表面シート上を覆うように保護されてい
る。表面シートと保護シート51とは接着シートを介し
て張り合わされている。接着シートには、ホットメルト
樹脂や、樹脂軟化点の温度が100℃程度又はそれより
も少し高い温度の熱溶融樹脂をフィルム状に形成したも
のを使用する。
【0038】このカード基板の他方の面には、厚さ10
0μm程度の裏面シートが設けられ、ペンで書ける筆記
層を有している。筆記層はポリエステルエマルジョンに
炭酸カルシウム及びシリカ微粒子を拡散したものであ
る。筆記層は表面シートの受像層と同様にして、上述の
素材を溶剤で溶かしてグラビアコータ等で塗布してから
乾燥させて溶剤を気化することにより形成される。
【0039】続いて、第1の実施形態としての申請書顔
写真レスシステムを応用した従業者証発行システム20
0の構成例について説明する。この例では、支社で従業
者証30を紛失した者が、その再交付を申請した場合に
は、本社で照会処理され、その支社で従業者証30を発
行するようなされたものである。
【0040】図4に示す従業者証発行システム200に
おいて、IDカードの発行を中央管理する本社には、本
社用のコンピユータ1が設けられ、その支社には図1に
示した制御手段16の一例となる支社用のコンピユータ
3、従業者証登録用の端末装置2と、撮影手段11及び
番号読取手段13の一例となる個人認識番号読取機能付
きの撮影装置17と、プリンタ12としての顔画像プリ
ンタ18と、記憶手段15としてのファイリング装置5
と、IDカード作成手段14の一例となる従業者証プリ
ンタ6とが設けられる。更に、従業者証台帳スキャナ1
9が設けられ、これらの機器がLANなどのデータバス
8を介して接続されている。支社のコンピユータ3と本
社のコンピユータ1とは通信回線7を介して接続されて
いる。
【0041】この例では、撮影装置17、顔画像プリン
タ18が撮影室に配置され、交付要求者20によって操
作できるようになされている。その際に、従業者証30
の再交付要求者20の顔面部位を撮影して得た顔画像デ
ータD1に基づいて、その再交付申請書40の顔画像形
成領域P1にその顔画像を印画するようにして、最初に
撮った交付要求者20の顔画像データD1を、従業者証
30の作成時のカード基板に画像形成する顔画像として
使用できるようにすることのみならず、その従業者証の
交付申請書40にもその顔画像データD1を兼用できる
ようにしたものである。
【0042】続いて、このIDカード作成システム10
0の従業者証プリンタ6について説明する。図5は従業
者証プリンタ6の構成例を示す概念図である。この例で
は1枚の従業者証用の生カード基板30’に枚葉状の保
護シートを形成する場合について説明する。
【0043】図5に示す従業者証プリンタ6はカード供
給手段60及び保護シート付与部50とを有している。
このカード供給手段60は第1の搬送ベルト装置41を
有している。搬送ベルト装置41の一端上部には、生カ
ード供給部42が設けられている。生カード供給部42
には交付要求者20の個人情報D2を書き込むために、
予め枚葉状にカットされた複数の従業者証用の生カード
基板30’が、顔画像形成領域面を上に向けてストック
されている。この例では、生カード基板30’が1枚づ
つ生カード供給部42から搬送ベルト装置41へ投下す
るように自動供給される。
【0044】その自動供給後の搬送ベルト装置41上の
生カード基板30’は左側から右側に搬送される。搬送
ベルト装置41上には画像形成部(プリンタ)43が設
けられ、生カード基板30’が左側から右側に移動され
る間に、その所定領域P3に交付要求者の氏名や、従業
者証発行日などが記録され、その画像形成領域P4に交
付要求者20の顔画像が形成される。
【0045】この搬送ベルト装置41の下流側には第2
の搬送ベルト装置49が設けられ、この例では個人情報
D2が印字された生カード基板30’が左側から右側に
搬送される。搬送ベルト装置49上には保護シート付与
部50が設けられ、生カード基板30’にフィルム状の
保護シート51が供給される。
【0046】この例で保護シート51にはラミネートフ
ィルムを枚葉状(カットシート状)に積層されたものが
備えられ、そのラミネートフィルムは一方の面に図示し
ない接着シートを有している。もちろん、保護シート5
1にはラミネートフィルムをロール状に巻き取ったもの
を使用してもよい。
【0047】また、保護シート51はラミネートフィル
ムに限定されることはなく、ホットスタンプフィルムを
ロール状に巻き取ったもの、又は、ホットスタンプフィ
ルムをカットシート状に積層されたものも使用できる。
保護シート付与部50には真空熱プレス装置52が設け
られ、搬送ベルト装置41からの生カード基板30’と
保護シート付与部50からの保護シート51とを受け、
その生カード基板30’とその保護シート51とが図示
しない接着シートを介して張り合わされる。この際に、
接着シート上の紙シートは剥離され、カス紙として巻き
取られる。
【0048】この真空熱プレス装置52は搬送路上に配
置された平型のプレス部を有しており、保護シート51
の上方から所定の圧力が加えられる。そのために、プレ
ス部が上下方向に移動できるようになされている。この
プレス部には電気ヒータ(図示せず)が設けられ、保護
シート51及び生カード基板30’を所定の温度に加熱
するようになされている。
【0049】この例では接着シートの種類にもよるが加
熱温度は40℃〜120℃程度であり、加熱時間は10
秒〜120秒程度である。この接着シートは熱を加える
と溶融し、それが冷えると固化するものである。保護シ
ート51を加熱貼合する装置は真空熱プレス装置52に
限られることはなく、通常の熱プレスでも、ヒートロー
ラ装置であってもよい。また、真空熱プレス装置52の
下流側には冷却部53が設けられ、加熱貼合された生カ
ード基板30’が冷却される。これにより、保護シート
51で保護された従業者証などのIDカード30が完成
する。
【0050】続いて、第1の実施形態としてのIDカー
ドの作成方法について、従業者証発行システム200の
動作例について説明する。図6はその処理例を示すフロ
ーチャート(メインルーチン)である。図7はその処理
例を示すサブルーチンのフローチャートである。
【0051】このシステム200では、まず、従業者証
を紛失した交付要求者20は図2に示した従業者証交付
申請書40に氏名、住所などの必要事項を記載する。そ
の申請書40には従来方式のように自分自身の顔写真を
貼付する必要はない。手数料としての証紙等を貼付する
必要がある場合があるが、その後、交付要求者20は従
来システムと異なり、その交付申請書40を持って撮影
室に行く。
【0052】その撮影室には上述の個人認識番号読取機
能付きの撮影装置17及び顔画像プリンタ18が配置さ
れているので、その交付要求者20は交付申請書40を
撮影装置17にセットする。これによって、図6のフロ
ーチャートのステップA1で撮影装置17によって交付
要求者20の個人認識番号IDが読み取られると、その
後、交付要求者20の顔画像が撮影装置17によって撮
影される。この交付要求者20の顔画像データD1は支
社のコンピユータ3に転送されて一旦保管される。
【0053】その後、ステップA2で顔画像プリンタ1
8により顔画像データD1に基づいて交付申請書40の
顔画像形成領域P1に交付要求者20の顔画像が形成さ
れる。その後、この申請書40を支社の総務部などの受
付窓口に提出する。ここで、交付要求者20は必要に応
じて視力・聴力などの適正検査を受ける場合もある。そ
の検査結果は申請書40に記載される場合もある。この
申請書40の記載内容が適切であれば、その申請書40
が受理される。
【0054】そして、ステップA3に移行して照会処理
を行う。この際に、図7に示すサブルーチンをコールし
てそのステップB1で、支社の窓口ではコンピユータ3
に接続された従業者証登録用の端末装置2などを使用し
て交付申請書40の所定事項が読み込まれ、ステップB
2でその交付要求者20の個人認識番号IDが認識され
る。
【0055】その後、ステップB3で、支社のコンピユ
ータ3から本社のコンピユータ1に対して、その交付要
求者20の個人認識番号IDに係る個人情報D2が登録
されているか、及び、その従業者証の有効期限や、更新
時期等が照会される。この照会結果により、ステップB
4で本社のコンピユータ1からその交付要求者20の個
人情報D2を取り寄せる。これに並行して、ステップB
5ではファイリング装置5をアクセスして交付要求者2
0の前回更新したときの顔画像データD1を読み出す。
【0056】そして、ステップB7で支社のコンピユー
タ3に保管された交付要求者20の顔画像データD1と
ファイリング装置5からの交付要求者20の前回更新し
たときの顔画像データD1とを比較照合したり、本社の
コンピユータ1からの申請者の個人情報D2と端末装置
2からの交付要求者20の個人情報D2とを比較照合す
る。これらの比較照合の結果、従業者証30の記載事項
に変更があるかが検出される。その記載事項に訂正があ
る場合には、ステップB8に移行してその変更が有った
記載事項を訂正する。
【0057】その後、図6に示すメインルーチンのステ
ップA4にリターンして従業者証(IDカード)30を
作成すると同時に、支社のコンピユータ3に保管された
顔画像は最新の記載内容と共に、ファイリング装置5に
転送される。その際に従業者証台帳スキャナ19で申請
書40の内容を全部読み取ってそのイメージデータD3
をファイリング装置5に格納してもよい。
【0058】例えば、図5に示した従業者証プリンタ6
では、生カード供給部42から1枚の従業者証用の生カ
ード基板30’を取り出し、搬送ベルト装置41上で左
側から右側にその生カード基板30’を搬送する。この
間に画像形成部43によって交付要求者20の氏名、住
所、顔画像、個人認識番号、有効期限、再発行日などが
記録される。そして、上述の項目が記録された生カード
基板30’がカード供給手段60から保護シート付与部
50に供給される。保護シート付与部50では、シート
状の保護シート51が真空熱プレス装置52に供給され
る。
【0059】この真空熱プレス装置52では、カード基
板面と保護シート51とが位置合わせされ、その後、そ
の生カード基板30’と保護シート51とが接着シート
を介して加熱圧着される。そして、冷却部53で生カー
ド基板30’が常温に至る程度に冷却される。これによ
り、従業者証などのIDカード30が作成され、その従
業者証を紛失した交付要求者20に新しい従業者証30
が交付される。
【0060】このように、本実施形態の申請書顔写真レ
スシステムを応用した従業者証発行システム200によ
れば、生カード基板30’に画像形成するために最初に
撮った交付要求者20の顔画像(顔画像データD1)
を、従業者証作成時の生カード基板30’に画像形成す
る顔画像として使用できることのみならず、従業者証交
付申請書40の顔写真としてもその顔画像を兼用するこ
とができる。
【0061】従って、従業者証30の交付要求者20の
顔面部位を撮影した顔写真を事前に準備したり、その交
付申請書40に顔写真を貼付する手間を省くことができ
る。また、従業者証30の発行後にも、交付要求者20
の顔画像データD1を本人確認のために使用することが
できる。これにより、交付申請書40の偽造防止、強い
ては、顔写真の入った、キャッシュカード、従業者証、
社員証、会員証、学生証、外国人登録証及び各種運転免
許証などのIDカードの誤発行を防止できる。
【0062】(2)第2の実施形態 図8は第2の実施形態としての申請書顔写真レスシステ
ムを応用した従業者証発行システム300の構成例を示
す概念図である。図9はそのシステム300の処理理を
示すフローチャート(メインルーチン)である。
【0063】この実施形態では、顔画像入り申請書形成
用のプリンタ装置58が撮影室外に設けられ、撮影装置
17とデータバス8を介して接続されている。このプリ
ンタ58を撮影室外に設置したのは、従業者証を更新す
る者が多くなった場合に、とりあえず、顔画像の撮影を
先に済ませるためである。これによって、撮影室での順
番待ちを緩和できると共に、撮影装置17のスループッ
トを向上させることができる。
【0064】そして、交付要求者20は撮影室内で個人
認識番号IDを撮影装置17に入力して顔画像を撮影す
る。その後、本社のコンピユータ1又は支社のコンピユ
ータ3でその交付要求者20が本人確認されると、その
プリンタ装置58から顔画像が形成された更新用の交付
申請書(以下更新申請書という)80を自動的にプリン
トアウトするようになされる。
【0065】なお、第1の実施形態と同じ符号のものは
同じ機能を有するため、その説明を省略する。また、図
7に示したサブルーチンに係るフローチャートを再び使
用して説明をする。この例では、図8に示す従業者証発
行システム300で従業者証30を更新する場合を想定
して説明をする。
【0066】まず、更新を要求する申請者(以下、更新
要求者という)20は旧従業者証30のみを持って撮影
室に行く。その後、図9に示すフローチャートのステッ
プC1で当該システム300は更新要求者20が撮影装
置17に個人認識番号IDを入力するのを待つ。その撮
影室内に撮影者が配属されている場合には、その撮影者
が旧従業者証30を受取り、撮影装置17に個人認識番
号IDを入力する。そして、撮影装置17に個人認識番
号IDが入力された場合には、ステップC2で撮影装置
17によって旧従業者証30に印字された個人認識番号
IDが読み取られる。
【0067】その後、ステップC3で撮影装置17に入
力された個人識別番号IDが本社のコンピユータ1に照
会され、ステップC4で更新要求者20の個人情報D2
が本社のコンピユータ1に登録されているかが確認され
る。該当する個人認識番号IDで個人情報D2が登録さ
れている場合には、ステップC5及びステップC6に移
行する。なお、ステップC4で更新要求者20の個人情
報D2が本社のコンピユータ1に登録されていない場合
には、その旨を更新要求者20に通知し、しかるべき処
置がなされる。
【0068】従って、本社のコンピユータ1に更新要求
者20の個人情報D2(更新前)が登録されている場合
にはステップC5で撮影装置17によって更新要求者2
0の顔画像が撮影され、顔画像データD1が取得され
る。一方、ステップC6で本社のコンピユータ1から支
社のコンピユータ3へ個人情報D2が読み出される。
【0069】その後、ステップC7で更新要求者20の
更新前の個人情報D2が顔画像プリンタ58に転送され
る。これと共に、更新要求者20の顔画像データD1が
顔画像プリンタ58に転送される。そして、ステップC
8で顔画像プリンタ58では更新要求者20の個人情報
D2及び顔画像データD1に基づいて更新申請書80が
自動作成される。なお、顔画像データD1は個人識別番
号IDにより管理され、支社のコンピユータ3に転送さ
れて一時保存される。
【0070】また、更新要求者20は更新申請書80を
受取り、その更新申請書80と旧従業者証30を支社の
受付窓口に提出する。ここで、更新要求者20は必要に
応じて視力・聴力などの適正検査を受ける場合もある。
その検査結果は更新申請書80に記載される場合もあ
る。この更新申請書80の記載内容が適切であれば、そ
の更新申請書80が受理される。
【0071】そして、ステップC9で照会処理を行う。
ここで図7に示したサブルーチンをコールしてそのステ
ップB1で、支社の窓口ではコンピユータ3に接続され
た従業者証更新用の端末装置2などで更新申請書80が
読み込まれ、ステップB2でその更新交付要求者20の
個人認識番号IDが認識される。
【0072】その後、ステップB3で、支社のコンピユ
ータ3から本社のコンピユータ(ID情報データベー
ス)3に対して、更新登録が行われ、更新日、有効期限
等の更新が行われる。その更新されたかを確認するため
に、再度、その更新要求者20の個人認識番号IDに係
る個人情報D2が登録されているか、また、その従業者
証30の有効期限や、次の更新時期等の照会を行っても
よい。この照会結果により、ステップB4で本社のコン
ピユータ1からその更新要求者20の個人情報D2を取
り寄せる。
【0073】これに並行して、ステップB5ではファイ
リング装置5をアクセスして更新要求者20の前回更新
時の顔画像データD1及び個人情報D2を読み出す。そ
して、ステップB7で更新要求者20の顔画像データD
1とファイリング装置5からの更新要求者20の前回更
新時の顔画像データD1とを比較照合したり、本社のコ
ンピユータ1からの更新要求者20の個人情報D2と端
末装置2からの更新要求者20の個人情報D2とを比較
照合する。これらの比較照合の結果、従業者証30の記
載事項に変更があるか否かが検出される。その記載事項
に訂正がある場合には、ステップB8に移行してその変
更が有った記載事項を訂正する。
【0074】その後、図9のメインルーチンのステップ
C10にリターンして新しい従業者証(IDカード)3
0を従業者証プリンタ6で作成すると同時に、支社のコ
ンピユータ3に保管された顔画像は最新の記載内容と共
に、ファイリング装置5に転送される。その際に、第1
の実施形態と同様にして、従業者証用の生カード基板3
0’に更新要求者20の顔画像及び個人情報D2を形成
する。
【0075】また、従業者証台帳スキャナ19で更新申
請書80の内容を全部読み取ってそのイメージデータD
3をファイリング装置5に格納してもよい。これによ
り、新しい従業者証30を作成することができる。
【0076】このように、本実施形態の申請書顔写真レ
スシステムを応用した従業者証発行システム300によ
れば、顔画像入り申請書形成用のプリンタ装置58が撮
影室外に設けられ、このプリンタ装置58がデータバス
8を介して撮影装置17と接続されたものである。
【0077】従って、撮影装置17に個人認識番号ID
を入力すると、支社のコンピユータ3又は本社のコンピ
ユータ1でその更新要求者20が本人であることが確認
され、その後、その更新要求者20が顔画像を撮影する
と、プリンタ装置58から顔画像が形成された更新申請
書80などを自動発行することができる。
【0078】これにより、第1の実施形態と同様にして
従業者証30の更新要求者20の顔面部位を撮影した顔
写真を事前に準備したり、その更新申請書80に顔写真
を貼付する手間を省くことができる。これと共に、第2
の実施形態では更新要求者20が予め更新申請書80を
準備することなく、ただ単に旧従業者証30のみを支社
に持参するだけで手続きが済むという大きなメリットが
ある。
【0079】この実施形態では従業者証30の更新の場
合について説明したが、これに限られることはなく、従
業者証30の再交付の場合についても応用することがで
きる。この場合には旧従業者証30を紛失している場合
や、それを滅失している場合が多いので、交付要求者2
0は手ぶらで支社に行き、その場で手続きができる。
【0080】上述した実施形態はほんの一例であり、ま
た、IDカード30に関して、顔写真の入った従業者証
に適用する場合について説明したが、これに限られるこ
とはなく、キャッシュカード、社員証、会員証、学生
証、外国人登録証及び各種運転免許証などについても適
用できることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の申請書作
成装置によれば、交付要求者の顔面部位を撮影した撮影
手段から得られたその交付要求者の顔画像データに基づ
いて交付申請書の顔画像形成領域に交付要求者の顔画像
を印画するようになされたものである。
【0082】この構成によって、交付要求者の顔面部位
を撮影した顔写真を事前に準備したり、その交付申請書
に顔写真を貼付する手間を省くことができる。また、顔
画像入り交付申請書以外にも、交付要求者の顔画像デー
タを本人確認のために使用することができる。
【0083】本発明の申請書顔写真レスシステムによれ
ば、交付要求者の顔面部位を撮影して得たその交付要求
者の顔画像を申請書用紙に印画すると共に、交付要求者
の顔画像及び個人情報に基づいてIDカードを作成する
ものである。
【0084】この構成によって、交付申請書の偽造防
止、強いては、顔写真の入った、キャッシュカード、従
業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登録証及び各
種運転免許証などのIDカードの誤発行を防止できる。
【0085】本発明のIDカードの作成システムによれ
ば、上述の申請書作成装置及び申請書顔写真レスシステ
ムが応用されるので、IDカードの交付要求者の顔面部
位を撮影した顔写真を事前に準備したり、その交付申請
書に顔写真を貼付する手間を省くことができる。また、
IDカード発行後にも、その交付要求者の顔画像データ
を本人確認のために使用することができる。これによ
り、IDカードの初回発行時、その再発行時やその更新
時の交付申請書の偽造防止、強いては、IDカードの誤
発行を防止できる。
【0086】本発明のIDカードの作成方法によれば、
交付要求者の顔面部位を撮影した後に、その撮影で得た
顔画像データに基づいて交付申請書の顔画像形成領域に
交付要求者の顔画像を印画するものである。
【0087】この構成によって、IDカードの交付要求
者の顔面部位を撮影した顔写真を事前に準備したり、そ
の交付申請書に顔写真を貼付する手間を省くことができ
るし、また、IDカード発行後にも、交付要求者の顔画
像データを本人確認のために使用することができる。
【0088】この発明は、顔写真の入った、キャッシュ
カード、従業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登
録証及び各種運転免許証などのIDカード発行システム
に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施形態としての申請書作成装置を応用した
IDカード作成システム100の構成例を示すブロック
図である。
【図2】そのシステム100で使用する交付申請書40
の構成例を示すイメージ図である。
【図3】そのシステム100で作成される従業者証30
などのIDカードの構成例を示すイメージ図である。
【図4】申請書顔写真レスシステムを応用した従業者証
発行システム200の構成例を示す概念図である。
【図5】そのシステム200で使用する従業者証プリン
タ6の構成例を示すブロック図である。
【図6】従業者証発行システム200の処理例を示すフ
ローチャート(メインルーチン)である。
【図7】その照会処理例を示すフローチャート(サブル
ーチン)である。
【図8】他の従業者証発行システム300の構成例を示
す概念図である。
【図9】その従業者証発行システム300の処理例を示
すフローチャート(メインルーチン)である。
【図10】従来方式の従業者証発行システム10の構成
例を示す概念図である。
【符号の説明】
1・・・本社のコンピユータ、3・・・支社のコンピユ
ータ、5・・・ファイリング装置、6・・・従業者証プ
リンタ、7・・・通信回線、11・・・撮影手段、12
・・・プリンタ、13・・・番号読取手段、14・・・
IDカード作成手段、15・・・記憶手段、16・・・
制御手段、17・・・個人認識番号読取機能付きの撮影
装置、18,58・・・顔画像プリンタ、30・・・従
業者証(IDカード)、40・・・交付申請書、100
・・・IDカード作成システム、200,300・・・
従業者証作成システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野津 豪人 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C005 HA01 HA30 HB03 HB09 JB02 KA41 KA45 LA03 LA11 LA28 LA33 LB08 LB34 LB44 LB53 2C087 AA08 AB05 BB10 BB20 CB03 CB06 DA14 5B058 KA11 KA38

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、交付要求者の顔画像形成領
    域が予め準備され、該交付要求者の個人情報が記載され
    る申請書用紙を使用して顔画像入り交付申請書を作成す
    る装置において、 前記交付要求者の顔面部位を撮影して顔画像データを出
    力する撮影手段と、 前記撮影手段から得られた前記交付要求者の顔画像デー
    タと、該交付要求者の個人情報とに基づいて申請書用紙
    に前記交付要求者の顔画像及び個人情報とを画像形成し
    て顔画像入り交付申請書を作成する作成手段とを備え、 前記撮影手段から得られた前記交付要求者の顔画像デー
    タに基づいて前記交付申請書の顔画像形成領域に前記交
    付要求者の顔画像を印画するようになされたことを特徴
    とする申請書作成装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影手段から得られた交付要求者の
    顔画像データに基づいて申請書用紙の顔画像形成領域に
    該交付要求者の顔画像を印画するプリンタと、 前記交付要求者の個人識別番号を読み取る読取手段とが
    設けられ、 前記交付要求者が前記プリンタに交付申請書をセット
    し、かつ、前記読み取り手段に個人識別番号を入力する
    と、 前記プリンタによって、前記交付申請書の顔画像形成領
    域に該交付要求者の顔画像が自動的に印画されるように
    なされたことを特徴とする請求項1記載の申請書作成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記申請書用紙に顔画像形成領域及び個
    人情報印字領域が設けられる場合であって、 前記交付要求者が前記読み取り手段に個人識別番号を入
    力すると、 前記プリンタによって、前記申請書用紙の顔画像形成領
    域に交付要求者の顔画像が印画されると共に、前記個人
    情報印字領域に交付要求者の個人情報が自動的に印字さ
    れるようになされたことを特徴とする請求項2記載の申
    請書作成装置。
  4. 【請求項4】 交付要求者の顔面部位を撮影して得た該
    交付要求者の顔画像を申請書用紙に印画すると共に、前
    記交付要求者の顔画像及び個人情報に基づいてIDカー
    ドを作成することを特徴とする申請書顔写真レスシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記申請書用紙に顔画像形成領域が設け
    られる場合であって、 交付要求者の顔面部位を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段から得られた交付要求者の顔画像データに
    基づいて申請書用紙の顔画像形成領域に該交付要求者の
    顔画像を印画するプリンタと、 前記交付要求者の個人識別番号を読み取る読取手段とが
    設けられ、 前記交付要求者が前記プリンタに交付申請書をセット
    し、かつ、前記読み取り手段に個人識別番号を入力する
    と、 前記プリンタによって、前記申請書用紙の顔画像形成領
    域に該交付要求者の顔画像が自動的に印画されるように
    なされたことを特徴とする請求項4記載の申請書顔写真
    レスシステム。
  6. 【請求項6】 前記撮影手段から得られた交付要求者の
    顔画像データを記憶する記録手段が設けられることを特
    徴とする請求項4記載の申請書顔写真レスシステム。
  7. 【請求項7】 前記交付要求者の顔画像データ、個人情
    報及び個人識別番号を記憶する記憶手段とが設けられる
    場合であって、 申請書用紙に記載された個人識別番号を読み取り、前記
    記憶手段から読み出した個人認識番号と前記読み取った
    個人認識番号とを比較照合する制御手段が設けられ、 前記制御手段による比較照合結果に基づいて前記記憶手
    段から読み出した前記交付要求者の顔画像データと、該
    交付要求者の個人情報とに基づいてIDカードを作成す
    るようになされたことを特徴とする請求項4に記載の申
    請書顔写真レスシステム。
  8. 【請求項8】IDカード交付要求者の個人情報が記載さ
    れ、かつ、該交付要求者の顔画像形成領域が準備された
    交付申請書に基づいてIDカードを作成するシステムに
    おいて、 前記交付要求者の顔面部位を撮影して顔画像データを出
    力する撮影手段と、 前記撮影手段から得られた前記交付要求者の顔画像デー
    タと、該交付要求者の個人情報とに基づいてカード基板
    に前記交付要求者の顔画像及び該交付要求者の個人情報
    とを画像形成してIDカードを作成する作成手段とを備
    え、 前記撮影手段から得られた前記交付要求者の顔画像デー
    タに基づいて前記交付申請書の顔画像形成領域に前記交
    付要求者の顔画像を印画するようになされたことを特徴
    とするIDカード作成システム。
  9. 【請求項9】 前記撮影手段から得られた交付要求者の
    顔画像データに基づいて交付申請書の顔画像形成領域に
    該交付要求者の顔画像を印画するプリンタと、 前記交付要求者の個人識別番号を読み取る読取手段とが
    設けられ、 前記交付要求者が前記プリンタに交付申請書をセット
    し、かつ、前記読み取り手段に個人識別番号を入力する
    と、 前記プリンタによって、前記交付申請書の顔画像形成領
    域に該交付要求者の顔画像が自動的に印画されるように
    なされたことを特徴とする請求項8記載のIDカード作
    成システム。
  10. 【請求項10】 前記撮影手段から得られた交付要求者
    の顔画像データを記憶する記録手段が設けられることを
    特徴とする請求項8記載のIDカード作成システム。
  11. 【請求項11】 前記交付要求者のIDカードを作成す
    る作成手段と、 前記交付要求者の顔画像データ、個人情報及び個人識別
    番号を記憶する記憶手段とが設けられる場合であって、 交付申請書に記載された個人識別番号を読み取り、前記
    記憶手段から読み出した個人認識番号と前記読み取った
    個人認識番号とを比較照合する制御手段が設けられ、 前記作成手段は、 前記制御手段から比較照合結果を入力し、該比較照合結
    果に基づいて前記記憶手段から読み出した前記交付要求
    者の顔画像データと、該交付要求者の個人情報とに基づ
    いてカード基板に前記交付要求者の顔画像及び該交付要
    求者の個人情報とを画像形成してIDカードを作成する
    ようになされたことを特徴とする請求項8に記載のID
    カード作成システム。
  12. 【請求項12】 IDカード交付要求者の個人情報が記
    載され、かつ、該交付要求者の顔画像形成領域が準備さ
    れた交付申請書に基づいてIDカードを作成する方法に
    おいて、 前記交付要求者の顔面部位を撮影して顔画像データを取
    得し、 取得された前記交付要求者の顔画像データに基づいて前
    記交付申請書の顔画像形成領域に前記交付要求者の顔画
    像を印画し、 前記顔画像が印画された交付申請書と、前記交付要求者
    の顔画像データと、該交付要求者の個人情報とに基づい
    てカード基板に前記交付要求者の顔画像及び該交付要求
    者の個人情報とを画像形成してIDカードを作成するこ
    とを特徴とするIDカードの作成方法。
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