JP2000118171A - 顔画像入りカード発行装置、idカード発行の中央管理システム及びその中央管理方法 - Google Patents

顔画像入りカード発行装置、idカード発行の中央管理システム及びその中央管理方法

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JP2000118171A
JP2000118171A JP28845598A JP28845598A JP2000118171A JP 2000118171 A JP2000118171 A JP 2000118171A JP 28845598 A JP28845598 A JP 28845598A JP 28845598 A JP28845598 A JP 28845598A JP 2000118171 A JP2000118171 A JP 2000118171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地の交付申請者がIDカード発行センタ
ーなどの本部に出向くことなく、その交付申請者の属す
る支部で、IDカードを即日交付できるようにすると共
に、その本部におけるIDカードの発行作業を削減でき
るようにする。 【解決手段】 交付要求者20の顔画像データD1及び
その個人情報D2を記憶するID情報データベース15
と、そのデータベース15に接続されて顔画像データD
1及び個人情報D2を伝送する通信回線7と、その通信
回線7に接続されて交付要求者20の個人情報D2に基
づいてIDカードを作成する複数のIDカード作成シス
テムPD1〜PDnと、制御装置21とを備え、その制
御装置21は、データベース15から読み出した交付要
求者20の個人情報D2と、IDカード作成システムP
Diからの個人情報D2とを比較照合し、その比較照合
結果に基づいてIDカード作成システムに発行許可を出
力するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、顔画像入りカー
ド発行装置、IDカード発行の中央管理システム及びそ
の中央管理方法に関するものであり、詳しくは、顔写真
の入った、キャッシュカード、従業者証、社員証、会員
証、学生証、外国人登録証及び各種運転免許証などのI
Dカード発行を交付要求者の属する地域の支部に分散さ
せたシステム及びその中央管理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、顔写真の入った、キャッシュカー
ド、従業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登録証
及び各種運転免許証などのIDカード発行システムが使
用される場合が多くなってきた。例えば、従業者数の多
い企業では従業者証発行システムが採用される場合が多
い。このシステムでは、本社にコンピユータが設けら
れ、そのコンピユータには支社に配属された従業者の個
人情報が登録されている。
【0003】ここで、個人情報とは氏名、住所、生年月
日、従業者証の交付年月日及びその有効期限等をいう。
そして、支社で例えば従業者証を紛失した者が、その再
交付を申請する場合には、その者が本社に出向し、本社
のコンピユータにその従業者の個人情報が照会され、本
社で照会の結果、その従業者が本社に登録された者であ
ることが確認されると、本社で従業者証を発行するよう
なされる。
【0004】図9はこの種の従業者証発行システム10
の構成例を示す概念図である。図9に示す従業者証発行
システム10は本社にコンピユータ1を有している。こ
のデータバス8には例えばコンピユータ1、従業者証登
録用の端末装置2、撮影装置4、ファイリング装置5及
び従業者証プリンタ6が接続されている。このシステム
10では、まず、従業者証を紛失した者(以下再交付要
求者という)20は従業者証再交付申請書に氏名、住所
などの必要事項を記載し、その申請書に自分自身の顔写
真、必要に応じて手数料としての証紙等を貼付した後
に、その申請書を本社の総務部などの受付窓口に提出す
る。
【0005】ここで、再発行要求者20は必要に応じて
視力・聴力などの適正検査を受ける場合もある。その検
査結果は申請書に記載される場合もある。この申請書の
記載内容が適切であれば、その申請書が受理される。
【0006】その後、本社の窓口では本社のコンピユー
タ1に接続された従業者証登録用の端末装置2などにそ
の再発行要求者20の個人認識番号IDが入力され、本
社のコンピユータ1に対して、その再発行要求者20の
個人認識番号IDに係る個人情報D2が登録されている
か、また、その従業者証の有効期限や、更新時期等が照
会される。
【0007】そして、本社のコンピユータ1から照会結
果が得られ、その照会結果によってその者の個人情報D
2が正しく登録されていることが確認されると、再発行
要求者20は、その再交付申請書を持って例えば撮影室
に行く。その撮影室には専属の撮影者が配置されている
場合が多く、その撮影者は再発行要求者20から再交付
申請書を受取り、撮影装置4に再発行要求者20の個人
認識番号IDを入力する。その後、撮影装置4によって
再発行要求者20の顔画像が撮影され、再交付申請書の
記録内容が図示しないイメージスキャナなどによって読
み取られる。この再発行要求者20の顔画像データD1
と再交付申請書のイメージデータD3はファイリング装
置5に転送されて保管される。
【0008】一方、再発行要求者20の顔画像データD
1と個人認識番号IDは従業者証(IDカード)プリン
タ6に転送され、従業者証用の生カード基板に再発行要
求者20の氏名、住所、顔画像、個人認識番号、有効期
限、再発行日などが画像形成されて、新しい従業者証3
0が作成される。その後、その従業者証30の記載内容
に誤りがないか検査した後に、従業者証を紛失した再発
行要求者20に新しい従業者証(以下IDカードとい
う)30が交付される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
従業者証発行システム(以下IDカード発行の作成シス
テムともいう)10によれば、紛失、破損等により支社
(以下支部ともいう)でIDカード30の再発行が必要
となった場合に、その者が本社に出向して、その本社で
再交付要求者20の顔画像が撮影されている。
【0010】従って、新しいIDカード30の顔画像形
成領域への顔画像の撮影のために、再交付要求者20は
わざわざ本社に来場しなくてはならない。また、各支部
に同様な規模のIDカード作成システムを設置しようと
すると、それぞれに制御装置を設ける必要があり、コス
ト的な負担が大きいばかりでなく、それを管理するため
に、一定の専門知識を有した人材を配置しなければなら
ない。
【0011】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、遠隔地の交付申請者がIDカード発行
センターなどの本部に出向くことなく、その交付申請者
の属する支部で、IDカードを即日交付できるようにす
ると共に、その本部におけるIDカードの発行作業を削
減できるようにした顔画像入りカード発行装置、IDカ
ード発行の中央管理システム及びその中央管理方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の顔画像入りカード発行装置は、カード発行
要求者の顔面部位を撮影して顔画像データを出力する撮
影手段と、この撮影手段から得られた交付要求者の顔画
像データと、その交付要求者の個人情報とに基づいてカ
ード基板に交付要求者の顔画像及び個人情報とを画像形
成して顔画像入りカードを作成する作成手段と、そのカ
ード発行要求者が入れる大きさであって、カード発行要
求者に対峙する位置に撮影手段が取付けられると共に、
作成手段が任意の位置に取付けられた撮影ボックスとを
備えたことを特徴とするものである。
【0013】本発明の顔画像入りカード発行装置によれ
ば、カード発行要求者が入れる大きさであって、例えば
運搬可能な撮影ボックス内に、そのカード発行要求者に
対峙する位置に撮影手段が取付けられると共に、その作
成手段が任意の位置に取付けられるので、交付申請者、
特に、遠隔地の交付申請者はIDカード発行センターな
どの本部に出向くことなく、例えば、その交付申請者の
属する支部に設置された顔画像入りカード発行装置によ
って、IDカードの即日交付を受けることができる。
【0014】本発明に係るIDカード発行の中央管理シ
ステムは、交付要求者の個人情報が記載され、かつ、そ
の顔画像が形成されるIDカードを中央で管理するシス
テムであって、その交付要求者の個人情報及びその顔画
像に関する情報を記憶する記憶手段と、その記憶手段に
接続されて個人情報及び顔画像に関する情報を伝送する
通信回線と、その通信回線に接続されて交付要求者の個
人情報に基づいてIDカードを作成するIDカード作成
システムが複数と、記憶手段及びIDカード作成システ
ムの入出力を制御する制御手段とを備え、その制御手段
は、IDカード作成システムから交付要求者の個人情報
の照会があったときは、記憶手段から読み出した交付要
求者の個人情報及び顔画像とIDカード作成システムか
らの個人情報及び顔画像とを比較照合し、その比較照合
結果に基づいてIDカード作成システムに発行許可を出
力することを特徴とするものである。
【0015】本発明のIDカード発行の中央管理システ
ムによれば、複数のIDカード作成システムを中央で管
理する場合に、そのIDカード作成システムから制御手
段へ交付要求者の個人情報を出力されたときは、予め記
憶保持された交付要求者の個人情報及び顔画像と、ID
カード作成システムからの個人情報及び顔画像とが制御
手段によって比較照合され、その比較照合結果、例え
ば、本人確認がなされた場合には、制御手段からそのI
Dカード作成システムへ発行許可が出力される。
【0016】従って、交付申請者、特に、遠隔地の交付
申請者はIDカード発行センターなどの本部に出向くこ
となく、その交付申請者の属する支部に設置されたID
カード作成システムによって、IDカードの即日交付を
受けることができる。これにより、IDカード発行業務
を複数の支部に分散することができるので、本部で一手
にIDカードを発行する場合に比べてその本部における
IDカードの発行作業を削減することができる。
【0017】本発明のIDカード発行の中央管理方法
は、交付要求者の個人情報が記載され、かつ、その顔画
像が形成されるIDカードを中央で管理する方法であっ
て、IDカードの発行を中央管理しようとする部署を本
部としたときに、その本部に対して通信回線で接続した
交付要求者の属する地域の各支部毎にIDカード作成シ
ステムを配置し、交付要求者の個人情報及びその顔画像
に関する情報を本部で記録管理すると共に、各支部のI
Dカード作成システムから交付要求者の個人情報の照会
があったときは、その本部で管理する交付要求者の個人
情報及び顔画像と各支部のIDカード作成システムから
の個人情報及び顔画像とを比較照合し、その比較照合結
果に基づいてIDカード作成システムに発行許可を与え
ることを特徴とするものである。
【0018】本発明のIDカード発行の中央管理方法に
よれば、発行許可を得た各支部のIDカード作成システ
ムによってカード基板に交付要求者の顔画像及びその交
付要求者の個人情報とを画像形成させてIDカードを作
成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態に係る顔画像入りカード発行装置、ID
カード発行の中央管理システム及びその中央管理方法に
ついて説明をする。図1は、本発明の各実施形態として
の顔画像入りカード発行装置を応用したIDカード発行
の中央管理システム100の構成例を示すブロック図で
ある。
【0020】このIDカード発行の中央管理システム1
00は、交付要求者の個人情報が記載され、かつ、その
顔画像が形成されるIDカードを中央で管理するもので
ある。そして、この実施の形態では、複数のIDカード
作成システムを中央管理する場合に、そのIDカード作
成システムからの照会に基づいてIDカード作成システ
ムに発行許可を与え、特に、遠隔地の交付申請者がわざ
わざIDカード発行センターなどの本部に出向くことな
く、各々の支部に設置されたIDカード作成システムに
よって、IDカードを即日交付できるようにすると共
に、IDカード発行業務を複数の支部に分散させて、そ
の本部におけるIDカードの発行作業を削減できるよう
にしたものである。
【0021】つまり、図1に示す中央管理システム10
0では、IDカードの発行を中央で管理しようとする部
署に関して都道府県を本部としたときに、その本部には
ID情報データベース(記憶手段)15及び制御装置
(制御手段)21が配置される。この制御装置21には
データバス9を介在してID情報データベース15が接
続され、初回のIDカード作成時に、各支部で得られた
交付要求者20の顔画像に関する情報(以下顔画像デー
タという)D1及びその個人情報D2が記憶される。
【0022】従って、IDカード発行後にも、ID情報
データベース15から読み出した交付要求者20の顔画
像データD1を本人確認のために使用することができ
る。本部の制御装置21によってID情報データベース
15から読み出された顔画像データD1及び個人情報D
2は通信回線7によって各々の支部に伝送される。
【0023】この本部に対してIDカード30の交付要
求者20の属する地域、例えば、市町村単位に支部が配
置され、複数の支部が例えば通信事業者の公衆網などの
通信回線7で本部と接続されている。この例では、各支
部毎にIDカード作成システムPDi(i=1〜n)が
配置され、支部で取得した交付要求者20の顔画像デー
タD1及び個人情報D2が通信回線7を介して本部に転
送され、本部で記録管理するようになされる。IDカー
ド作成システムPDiには顔画像入りカード発行装置が
応用される。
【0024】この例では、ID情報データベース15及
びIDカード作成システムPDiの入出力が制御装置2
1によって制御される。例えば、各支部のIDカード作
成システムPDiから交付要求者20の個人情報D2の
照会を受けたときは、本部のID情報データベース15
から読み出した交付要求者20の顔画像データD1及び
個人情報D2と、各支部のIDカード作成システムPD
iからの顔画像データD1及び個人情報D2とが比較照
合され、その比較照合結果に基づいてIDカード作成シ
ステムPDiに発行許可が出力される。各支部のIDカ
ード作成システムPDiでは、この発行許可に基づいて
IDカード30を発行することができる。
【0025】続いてIDカード作成システムPDiの構
成例について説明する。この例でIDカード作成システ
ムは顔画像入りカード発行装置を応用するものであり、
図1に示した通信回線7に接続され、交付要求者20の
個人情報D2に基づいてIDカードが各々の支部で作成
される。各々のIDカード作成システムPDiは図2に
示すカード発行要求者20が入れる大きさの運搬可能な
撮影ボックス70を有している。
【0026】この撮影ボックス70内にはカード発行要
求者20が座れるイスが準備されている。また、撮影ボ
ックス70内にはRSー232Cなどのデータバス8が
設けられる。このカード発行要求者に対峙する位置には
撮影装置(撮像手段)11が取付けられると共に、その
データバス8に接続され、交付要求者20の顔部位を撮
影して顔画像データD1が出力される。この撮影装置1
1にはデータバス8介して通信モデム12が接続され、
通信事業者の公衆網などの通信回線7を介在して本部の
制御装置21に接続されている。
【0027】また、撮影装置11にはデータバス8介し
てファイリング装置5が接続され、交付要求者20の顔
画像データD1、個人情報D2及び個人識別番号IDが
記憶される。例えば、ファイリング装置5には顔画像用
のメモリ領域及び個人情報用のメモリ領域が割り当てら
れている。前者のメモリ領域には、撮影装置11によっ
て顔面部位を撮影して得たIDカード交付要求者20の
顔画像データD1が、その交付要求者20の個人識別番
号IDをアドレスにして格納される。後者のメモリ領域
には、同様にしてその交付要求者20の個人情報D2が
更新記憶されている。
【0028】この例では、少なくとも、各支部のIDカ
ード作成システムPDiの撮影装置11で取得した交付
要求者20の顔画像データD1が本部のID情報データ
ベース15に転送され、それが記録保持するようになさ
れている。従って、ID情報データベース15にも顔画
像用のメモリ領域及び個人情報用のメモリ領域とが割り
当てられることが好ましい。
【0029】また、撮影ボックス70内の任意の位置に
はIDカード作成手段の一例となる従業者証プリンタが
取付けられると共に、データバス8を介してファイリン
グ装置5に接続され、IDカード30の交付要求、再交
付要求又は更新要求があったときに、ファイリング装置
5から読み出された顔画像データD1又は撮影装置11
から得られた交付要求者20の顔画像データD1と、そ
の交付要求者20の個人情報D2と、本部の制御装置2
1からの発行許可とに基づいてカード基板に交付要求者
20の顔画像及びその交付要求者20の個人情報D2と
を画像形成して従業者証などのIDカード30が作成さ
れる。
【0030】従って、各々の支部のIDカード作成シス
テムPDiでは、本部からの発行許可があれば、ファイ
リング装置5又は撮影装置11からの交付要求者20の
顔画像データD1と、その交付要求者20の個人情報D
2とに基づいてカード基板に交付要求者20の顔画像及
びその交付要求者20の個人情報D2とを画像形成して
従業者証などのIDカード30を作成することができ
る。
【0031】上述のデータバス8には番号読取装置(読
取手段)13及びCPU(制御手段)16が接続されて
いる。例えば、交付申請書40などに記載されたIDカ
ード30の交付要求者20の個人識別番号IDが番号読
取装置13で読み取られると、本部にその個人認識番号
IDが照会される。本部では支部の番号読取装置13に
より読み取った個人認識番号IDと本部のID情報デー
タ15から読み出した個人識別番号IDとが本部の制御
装置21によって比較照合される。この比較照合結果に
基づいてIDカード作成システムPDiに発行許可が出
力される。
【0032】そして、IDカード作成システムPDiで
はこの発行許可を得たCPU16によって、撮影装置1
1や従業者証プリンタ6が制御される。例えば、CPU
16から撮影装置11に撮影許可が出力され、交付要求
者20の顔画像が撮影される。また、CPU16によっ
てファイリング装置5から読み出した交付要求者20の
顔画像データD1と、その交付要求者20の個人情報D
2とに基づいてカード基板に交付要求者20の顔画像及
びその交付要求者20の個人情報D2とが画像形成され
る。従って、再交付を申請した者に対して、新たなID
カード30を円滑に発行することができる。
【0033】この例では、顔画像データD1及び個人情
報D2がデータベース化され、本部のID情報データベ
ース15と支部のファイリング装置5とによって、デー
タ交換やデータ複写などのメモリ管理がなされる。ID
情報データベース15にはデータベース化されたIDカ
ード発行要求者の顔画像データD1及び個人情報D2が
記憶されるので、ID情報データベース15の記憶内容
を例えば定期的に複写して書き換えることにより、ファ
イリング装置5の記録内容を更新することができる。
【0034】このようなデータ交換や、データ複写を伴
ったメモリを構築すると、地震等の災害時に万が一ID
情報データベース15が破壊されて使用できなくなった
場合であっても、IDカード30の再交付要求やその更
新要求に応じて、ファイリング装置5から読み出した最
新のIDカード発行要求者の顔画像データD1及び個人
情報D2に基づいて従業者証などのIDカード30を再
発行することができる。
【0035】続いて、このIDカード発行の中央管理シ
ステム100で使用される交付申請書40について説明
する。図3は従業者証の交付申請書40の構成例を示す
イメージ図である。
【0036】図2に示す交付申請書40は例えばA4サ
イズの上質紙(申請書用紙)から成る。その右上端には
顔写真貼付領域P1が設けられ、交付要求者20の顔写
真を貼付するようになされている。この交付申請書40
内には顔写真貼付領域P1の他に「従業者証交付申請
書」、「住所」、「氏名」、「生年月日」などを記載す
る欄や、手数料の証紙などを貼付する証紙貼付領域P2
が設けられている。従って、交付要求者20は、顔写真
を予め準備し、交付申請書40に必要事項を記載するよ
うになる。
【0037】続いて、このIDカード作成システム10
0で作成されるIDカードとしての従業者証30につい
て説明する。図4は従業者証30の構成例を示すイメー
ジ図である。
【0038】図4に示す従業者証30は例えば縦の長さ
が6cm程度で、横の長さが9cm程度で、厚みが0.
5〜1.0mm程度を有しており、接着部材を除いて大
きく分けるとカード基板30Aと、表面シートと、その
表面を覆う保護シート51と、裏面シートの4層構造を
有している。
【0039】このカード基板30Aの一方の面には図示
しないが厚さ100μm程度の表面シートが設けられ
る。この表面シートは印刷部材であり、予め図4に示す
表面の所定領域P3には画像表示情報が印刷される。画
像表示情報は、例えば「○○○従業者証」、「個人認識
番号」、「氏名」、「発行日」・・・などである。この
印刷部材には、当該従業者証の交付要求者20の顔画像
を形成するための顔写真貼付領域P4が設けられ、その
顔写真貼付領域P4は受像層を成している。この受像層
は昇華染料や拡散染料などの素材からなる。顔画像など
はサーマルヘッドにより熱を加えてこれらの染料をトラ
ップすることにより受像層に定着して形成する。
【0040】この受像層の素材としては、ポリエステル
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂のような高分子材料が使用され得る。中でも、ポ
リエステル系樹脂が環境上からも、その使用が好まし
い。受像層はこれらの樹脂を粉末にしてイソシアネート
等の溶剤に溶かし、グラビアコータ等で塗布した後に乾
燥させ、その溶剤を揮発させることにより形成する。
【0041】この表面シート上には透明な保護シート5
1が設けられ、表面シート上を覆うように保護されてい
る。表面シートと保護シート51とは接着シートを介し
て張り合わされている。接着シートには、ホットメルト
樹脂や、樹脂軟化点の温度が100℃程度又はそれより
も少し高い温度の熱溶融樹脂をフィルム状に形成したも
のを使用する。
【0042】このカード基板の他方の面には、厚さ10
0μm程度の裏面シートが設けられ、ペンで書ける筆記
層を有している。筆記層はポリエステルエマルジョンに
炭酸カルシウム及びシリカ微粒子を拡散したものであ
る。筆記層は表面シートの受像層と同様にして、上述の
素材を溶剤で溶かしてグラビアコータ等で塗布してから
乾燥させて溶剤を気化することにより形成される。
【0043】続いて、上述のIDカード発行の中央管理
システム100を応用した従業者証中央管理システム2
00の構成例について説明する。この例では、従業者証
30を紛失した者が、支部(支社)で再交付を申請した
場合に、本部(本社)で照会処理がなされ、その照会結
果に基づいて支部で従業者証30を発行するようなされ
たものである。
【0044】図5に示す従業者証中央管理システム20
0において、従業者証などのIDカード30の発行を中
央管理する本部には、本部用のコンピユータ1が配置さ
れている。本部用のコンピユータ1には通信モデム12
Bが接続され、本部と支部との間で、従業者番号などの
個人認識番号ID、顔画像データD1及び個人情報D2
が送受信される。
【0045】この通信モデム12Bには顔画像確認用の
モニタ22が接続され、支部からの交付要求者20の顔
画像データD1と本部のID情報データベース15によ
る顔画像データD1とに基づく2つの顔画像が比較照合
される。このモニタ22の横には個人情報確認用のモニ
タ23が配置され、支部からの交付要求者20の申請書
内容と本部のID情報データベース15による個人情報
D2とに基づく2つのイメージ画像が比較照合される。
前者はパターン認識技術によって無人で行うことができ
るが、後者は専属の係り官によって比較照合する必要が
ある。
【0046】この本部用のコンピユータ1にはデータバ
ス9を介してID情報データベース15が接続され、支
部で初回に従業者証30の発行を受けた者(以下初回交
付要求者という)20の顔画像データD1、個人識別番
号ID及び個人情報D2が記憶されている。この個人情
報D2は氏名、住所、生年月日、従業者証の交付年月日
及びその有効期限等であり、この他に賞罰情報などが含
まれ、これらは従業者証30の初回発行要求者20の諸
事情及び諸行為によって変動する場合がある。
【0047】また、支部には図2に示したIDカード作
成システムPDiとして、ファイリング装置5と、従業
者証プリンタ6と、撮影装置11と、通信モデム12A
と、番号読取装置13の一例となるイメージスキャナ1
9と、CPU16の一例となるサーバ24とが設けられ
る。これらの機器が撮影ボックス70に取付けられると
共に、LANなどのデータバス8を介して接続されてい
る。この例では、撮影装置11に電話器25が設けら
れ、諸手続の操作に不案内な者が本部又は支部の係り官
と会話ができるようになされている。このような者のた
めに、操作手順を吹き込んだ案内テープなどを自動的に
拡声するようにしてもよい。
【0048】本部のコンピユータ1と支部のサーバ24
とは通信モデム12A、12B及び通信回線7を介して
接続され、本部のID情報データベース15で初回交付
要求者20の個人情報D2が更新された場合には、ファ
イリング装置5の記録内容も最新なものに更新するよう
に、データ交換やデータ複写などの書き換え処理がなさ
れる。この例では、再交付要求があった場合に、最新の
個人情報D2に基づいて従業者証などのIDカード30
が従業者証プリンタ6によって作成される。
【0049】続いて、このIDカード作成システム10
0の従業者証プリンタ6について説明する。図6は従業
者証プリンタ6の構成例を示す概念図である。この例で
は1枚の従業者証用の生カード基板30’に枚葉状の保
護シートを形成する場合について説明する。
【0050】図6に示す従業者証プリンタ6はカード供
給手段60及び保護シート付与部50とを有している。
このカード供給手段60は第1の搬送ベルト装置41を
有している。搬送ベルト装置41の一端上部には、生カ
ード供給部42が設けられている。生カード供給部42
には交付要求者20の個人情報D2を書き込むために、
予め枚葉状にカットされた複数の従業者証用の生カード
基板30’が、顔画像形成領域面を上に向けてストック
されている。この例では、生カード基板30’が1枚づ
つ生カード供給部42から搬送ベルト装置41へ投下す
るように自動供給される。
【0051】その自動供給後の搬送ベルト装置41上の
生カード基板30’は左側から右側に搬送される。搬送
ベルト装置41上には画像形成部(プリンタ)43が設
けられ、生カード基板30’が左側から右側に移動され
る間に、その所定領域P3に交付要求者20の氏名や、
従業者証発行日などが記録され、その画像形成領域P4
に交付要求者20の顔画像が形成される。
【0052】この搬送ベルト装置41の下流側には第2
の搬送ベルト装置49が設けられ、この例では個人情報
D2が書き込まれた生カード基板30’が左側から右側
に搬送される。搬送ベルト装置49上には保護シート付
与部50が設けられ、生カード基板30’にフィルム状
の保護シート51が供給される。
【0053】この例で保護シート51にはラミネートフ
ィルムを枚葉状(カットシート状)に積層されたものが
備えられ、そのラミネートフィルムは一方の面に図示し
ない接着シートを有している。もちろん、保護シート5
1にはラミネートフィルムをロール状に巻き取ったもの
を使用してもよい。
【0054】また、保護シート51はラミネートフィル
ムに限定されることはなく、ホットスタンプフィルムを
ロール状に巻き取ったもの、又は、ホットスタンプフィ
ルムをカットシート状に積層されたものも使用できる。
保護シート付与部50には真空熱プレス装置52が設け
られ、カード供給手段60からの生カード基板30’と
保護シート付与部50からの保護シート51とを受け、
その生カード基板30’とその保護シート51とが図示
しない接着シートを介して張り合わされる。この際に、
接着シート上の紙シートは剥離され、カス紙として巻き
取られる。
【0055】この真空熱プレス装置52は搬送路上に配
置された平型のプレス部を有しており、保護シート51
の上方から所定の圧力が加えられる。そのために、プレ
ス部が上下方向に移動できるようになされている。この
プレス部には電気ヒータ(図示せず)が設けられ、保護
シート51及び生カード基板30’を所定の温度に加熱
するようになされている。
【0056】この例では接着シートの種類にもよるが加
熱温度は40℃〜120℃程度であり、加熱時間は10
秒〜120秒程度である。この接着シートは熱を加える
と溶融し、それが冷えると固化するものである。保護シ
ート51を加熱貼合する装置は真空熱プレス装置52に
限られることはなく、通常の熱プレスでも、ヒートロー
ラ装置であってもよい。また、真空熱プレス装置52の
下流側には冷却部53が設けられ、加熱貼合された生カ
ード基板30’が冷却される。これにより、保護シート
51で保護された従業者証などのIDカード30が完成
する。
【0057】続いて、この実施形態としてのIDカード
発行の中央管理方法について、従業者証中央管理システ
ム200の動作例について説明する。図7はその処理例
を示すフローチャートである。
【0058】この例では本部のコンピユータ1と支部の
サーバ24との間でデータ通信を行い、例えば、従業者
証30を紛失した者が、支部(支社)で再交付を申請し
た場合に、本部(本社)で照会処理がなされ、その照会
結果に基づいて支部で従業者証30を再発行するような
場合を想定して説明をする。
【0059】このシステム200では、図7に示すフロ
ーチャートのステップA1で支部のサーバ24に接続さ
れたイメージスキャナ19などを使用して交付申請書4
0の所定事項及び個人識別番号IDが読み込まれ、ステ
ップA2でその交付要求者20の個人認識番号IDがサ
ーバ24によって認識される。
【0060】その後、支社のサーバ24から本社のコン
ピユータ1に対して、その交付要求者20の個人認識番
号IDに係る個人情報D2が登録されているか、及び、
その従業者証の有効期限や、更新時期等が照会される。
本部では、その個人認識番号IDに係る個人情報D2が
登録されている場合には、本社のコンピユータ1から支
部の撮影装置11に撮影許可が出力される。
【0061】そして、この撮影許可によってステップA
3で支部ではその交付要求者20の顔画像が撮影装置1
1で撮影される。その後、ステップA4で顔画像データ
D1がサーバ24に転送されて一時記憶される。
【0062】これに並行して、ステップA5では本部で
はID情報データベース15をアクセスする。そして、
ステップA6で前回の発行の際に取得した交付要求者2
0の顔画像データD1が読み出される。その後、ステッ
プA7で本部では、顔画像確認用のモニタ22に、支部
からの交付要求者20の顔画像データD1に基づく顔画
像と、本部のID情報データベース15による顔画像デ
ータD1に基づく顔画像とが表示され、2つの顔画像が
比較照合される。
【0063】また、このモニタ22の横に配置した個人
情報確認用のモニタ23には、支部からの交付要求者2
0の申請書内容と、本部のID情報データベース15に
よる個人情報D2とに基づくイメージ画像が表示され、
2つのイメージ画像が専属の係り官などにによって比較
照合される。この照会結果により、ステップA7で本社
のコンピユータ1から支部のサーバ24に発行許可が出
力される。
【0064】なお、ステップA7の比較照合の結果で、
従業者証30の記載事項に変更があることが検出された
場合には、ステップA8に移行してその変更が有った記
載事項を訂正した後に、本社のコンピユータ1から支部
のサーバ24に発行許可が出力される。その後、ステッ
プA9に移行して従業者証用の生カード基板30’に交
付要求者20の顔画像及び個人情報D2を形成して新し
い従業者証30を作成する。
【0065】例えば、図5に示した従業者証プリンタ6
では、生カード供給部42から1枚の従業者証用の生カ
ード基板30’を取り出し、搬送ベルト装置41上で左
側から右側にその生カード30基板’を搬送する。この
間に画像形成部43によって交付要求者20の氏名、住
所、顔画像、個人認識番号、有効期限、再発行日などが
記録される。そして、上述の項目が記録された生カード
基板30’がカード供給手段60から保護シート付与部
50に供給される。保護シート付与部50では、シート
状の保護シート51が真空熱プレス装置52に供給され
る。
【0066】この真空熱プレス装置52では、カード基
板面と保護シート51とが位置合わせされ、その後、そ
の生カード基板30’と保護シート51とが接着シート
を介して加熱圧着される。そして、冷却部53で生カー
ド基板30’が常温に至る程度に冷却される。これによ
り、従業者証などのIDカード30が作成され、その従
業者証を紛失した交付要求者20に新しい従業者証30
が交付される。
【0067】このようにして、本実施の形態としての従
業者証中央管理システムによれば、顔画像データD1、
個人情報D2及び個人識別番号IDをデータベース化し
て本部で管理し、IDカードの初回作成時、再作成時及
び更新時に、本部と支部との間でデータ通信を行い、各
々の支部に設置されたIDカード作成システムPDiを
使用してIDカード30の初回発行、再発行又は更新す
るような中央管理システムを構築することができる。
【0068】また、n個のIDカード作成システムPD
1〜PDnを中央で管理する場合に、そのIDカード作
成システムから本部のコンピユータ1へ交付要求者20
の個人情報D2が照会されたときは、予めID情報デー
タベース15に記憶された交付要求者20の個人情報D
2と、IDカード作成システムPDiからの個人情報D
2とが個人情報確認用のモニタ23などによって比較照
合され、その比較照合結果で、例えば、本人確認がなさ
れた場合には、本部のコンピユータ1からそのIDカー
ド作成システムPDiへ発行許可が出力される。
【0069】従って、交付申請者、特に、遠隔地の交付
要求者20はIDカード発行センターなどの本部に出向
くことなく、その交付要求者20の属する市町村などの
支部に設置されたIDカード作成システムPDiによっ
て、従業者証などのIDカード30の即日交付を受ける
ことができる。これにより、IDカード発行業務を複数
の支部に分散することができるので、本部で一手にID
カード30を発行する場合に比べてその本部におけるI
Dカードの発行作業を削減することができる。
【0070】また、本実施の形態では支部の撮影装置1
1にはイメージスキャナ19や電話器25が設置された
ので、専属の撮影者を撮影室内に配置する必要が無くな
る。因みに、従来方式では撮影室内に撮影者が専属に付
き添っていた。
【0071】この実施形態では、イメージスキャナ19
によって交付申請書40に記載された個人識別番号ID
が読み取られ、その交付要求者20の個人認識番号ID
が本部のコンピユータ1などに出力されるので、本部の
制御装置21では、ID情報データベース15から読み
出した交付要求者20の個人認識番号IDとイメージス
キャナ19からの個人情報D2とが比較照合され、その
比較照合結果に基づいて、本人であるか否かを確認する
ことができる。従って、本人確認がなされると、本部の
制御装置21から撮影装置11に撮影許可が出力される
ので、撮影室内の撮影者の設置を省略することができ
る。
【0072】この実施形態では顔画像確認用のモニタ2
2及び個人情報確認用のモニタ23を本部に設ける場合
について説明したが、これに限られることはなく、支部
に設けてもよい。支部で顔画像及び個人情報を確認する
ようにすると、本部の確認作業をより一層削減できるよ
うになる。
【0073】この実施形態では従業者証30の発行の中
央管理システムの場合について説明したが、これに限ら
れることはなく、顔画像の入った、キャッシュカード、
社員証、会員証、学生証、外国人登録証及び各種運転免
許証などの発行の中央管理システムの場合についても応
用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の顔画像入
りカード発行装置によれば、カード発行要求者が入れる
大きさであって、例えば運搬可能な撮影ボックス内に、
そのカード発行要求者に対峙する位置に撮影手段が取付
けられると共に、その作成手段が任意の位置に取付けら
れる。
【0075】この構成によって、その交付申請者の属す
る支部に当該顔画像入りカード発行装置を設置すること
ができるので、交付申請者、特に、遠隔地の交付申請者
はIDカード発行センターなどの本部に出向くことな
く、その支部に設置された顔画像入りカード発行装置に
よって、IDカードの即日交付を受けることができる。
【0076】本発明のIDカード発行の中央管理システ
ムによれば、任意のIDカード作成システムから交付要
求者の個人情報の照会があったときは、予め記憶保持さ
れた交付要求者の個人情報と、IDカード作成システム
からの個人情報とを比較照合し、その比較照合結果に基
づいてIDカード作成システムに発行許可を出力する制
御手段が設けられ、複数のIDカード作成システムを中
央で管理するようになされたものである。
【0077】この構成によって、特に、遠隔地の交付申
請者がわざわざIDカード発行センターなどの本部に出
向くことなく、各々の支部に設置されたIDカード作成
システムによって、IDカードを即日交付を受けること
ができる。従って、IDカード発行業務を複数の支部に
分散させることができるので、本部で一手にIDカード
を発行する場合に比べてその本部におけるIDカードの
発行作業を削減することができる。
【0078】本発明のIDカード発行の中央管理方法に
よれば、交付要求者の属する地域の各支部毎に、本部に
対して通信回線で接続したIDカード作成システムを配
置し、交付要求者の個人情報及びその顔画像に関する情
報を本部で記録管理すると共に、各支部のIDカード作
成システムから交付要求者の個人情報の照会があったと
きは、その本部で管理する交付要求者の個人情報と各支
部のIDカード作成システムからの個人情報とを比較照
合し、その比較照合結果に基づいてIDカード作成シス
テムに発行許可を与えるものである。
【0079】この構成によって、本部からの発行許可を
得た各支部のIDカード作成システムによってカード基
板に交付要求者の顔画像及びその交付要求者の個人情報
とを画像形成させてIDカードを作成することができ
る。
【0080】この発明は、顔写真の入った、キャッシュ
カード、従業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登
録証及び各種運転免許証などのIDカード発行を交付要
求者の属する地域の支部に分散させたIDカード発行の
中央管理システムに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態としての顔画像入りカード発行装置を
応用したIDカード発行の中央管理システム100の構
成例を示すブロック図である。
【図2】そのIDカード作成システムPDiの構成例を
示すブロック図である。
【図3】そのシステム100で使用する交付申請書40
の構成例を示すイメージ図である。
【図4】そのシステム100で作成される従業者証30
などのIDカードの構成例を示すイメージ図である。
【図5】IDカード発行の中央管理システム100を応
用した従業者証中央管理システム200の構成例を示す
概念図である。
【図6】そのシステム200で使用する従業者証プリン
タ6の構成例を示すブロック図である。
【図7】従業者証中央管理システム200の処理例を示
すフローチャートである。
【図8】従来方式の従業者証作成システム10の構成例
を示す概念図である。
【符号の説明】
1・・・本社のコンピユータ、5・・・ファイリング装
置(記憶手段)、6・・・従業者証プリンタ(IDカー
ド作成手段)、7・・・通信回線、11・・・撮影装置
(撮影手段)、13・・・番号読取装置(読取手段)、
15・・・ID情報データベース(記憶手段)、16・
・・CPU(制御手段)、21・・・制御装置(制御手
段)、30・・・従業者証(IDカード)、40・・・
交付申請書、PDi(i=1〜n)・・・IDカード作
成システム(作成手段)、100・・・IDカード発行
の中央管理システム、200・・・従業者証中央管理シ
ステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 節雄 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 野津 豪人 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C005 HB01 HB03 HB09 JB02 KA37 KA41 KA45 LA11 LA33 LA34 LA38 LA40 LB08 LB34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード発行要求者の顔面部位を撮影して
    顔画像データを出力する撮影手段と、 前記撮影手段から得られた前記交付要求者の顔画像デー
    タと、該交付要求者の個人情報とに基づいてカード基板
    に前記交付要求者の顔画像及び個人情報とを画像形成し
    て顔画像入りカードを作成する作成手段と、 前記カード発行要求者が入れる大きさであって、前記カ
    ード発行要求者に対峙する位置に前記撮影手段が取付け
    られると共に、前記作成手段が任意の位置に取付けられ
    た撮影ボックスとを備えることを特徴とする顔画像入り
    カード発行装置。
  2. 【請求項2】 交付要求者の個人情報が記載され、か
    つ、その顔画像が形成されるIDカードの発行を中央で
    管理するシステムであって、 前記交付要求者の個人情報及びその顔画像に関する情報
    を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に接続されて前記個人情報及び顔画像に関
    する情報を伝送する通信回線と、 前記通信回線に接続されて前記交付要求者の個人情報に
    基づいてIDカードを作成するIDカード作成システム
    が複数と、 前記記憶手段及びIDカード作成システムの入出力を制
    御する制御手段とを備え、 前記制御手段では、 前記IDカード作成システムから前記交付要求者の個人
    情報の照会があったときに、 前記記憶手段から読み出した前記交付要求者の個人情報
    及び顔画像と前記IDカード作成システムからの個人情
    報及び顔画像とを比較照合し、 前記比較照合結果に基づいて前記IDカード作成システ
    ムに発行許可を出力することを特徴とするIDカード発
    行の中央管理システム。
  3. 【請求項3】 前記IDカード作成システムは、 前記交付要求者の顔部位を撮影して顔画像データを出力
    する撮影手段と、 前記撮影手段から得られた前記交付要求者の顔画像デー
    タと、該交付要求者の個人情報と、前記制御手段からの
    発行許可とに基づいてカード基板に前記交付要求者の顔
    画像及び該交付要求者の個人情報とを画像形成してID
    カードを作成する作成手段とを有することを特徴とする
    請求項2記載のIDカード発行の中央管理システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段及び制御手段は、 前記IDカードの発行を中央管理しようとする本部に設
    置され、 前記IDカード作成システムは前記交付要求者の属する
    地域の各支部に設置されることを特徴とする請求項2記
    載のIDカード発行の中央管理システム。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段及び撮影手段が設けられる
    場合であって、 少なくとも、各支部の前記撮影手段で取得した前記交付
    要求者の顔画像データを本部の前記記憶手段に転送して
    記録保持するようになされたことを特徴とする請求項2
    〜4に記載のIDカード発行の中央管理システム。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段及び撮影手段が設けられる
    場合であって、 交付申請書に記載された個人識別番号を読み取る読取手
    段と、 前記読取手段から前記交付要求者の個人認識番号を入力
    し、 前記記憶手段から読み出した前記交付要求者の個人認識
    番号と前記読取手段からの個人情報とを比較照合し、前
    記比較照合結果に基づいて前記撮影手段に撮影許可を出
    力する制御手段とが設けられることを特徴とする請求項
    2〜4に記載のIDカード発行の中央管理システム。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段及びIDカード作成手段が
    設けられる場合であって、 交付申請書に記載された個人識別番号を読み取る読取手
    段と、 前記読取手段から前記交付要求者の個人認識番号を入力
    し、 前記記憶手段から読み出した前記交付要求者の個人認識
    番号と前記読取手段からの個人認識番号とを比較照合
    し、前記比較照合結果に基づいて前記IDカード作成シ
    ステムに発行許可を出力する制御手段とが設けられるこ
    とを特徴とする請求項2〜4に記載のIDカード発行の
    中央管理システム。
  8. 【請求項8】 交付要求者の個人情報が記載され、か
    つ、その顔画像が形成されるIDカードを中央で管理す
    る方法であって、 前記IDカードの発行を中央管理しようとする部署を本
    部としたときに、 前記本部に対して通信回線で接続した前記交付要求者の
    属する地域の各支部毎にIDカード作成システムを配置
    し、 前記交付要求者の個人情報及びその顔画像に関する情報
    を本部で記録管理すると共に、前記各支部のIDカード
    作成システムから前記交付要求者の個人情報の照会があ
    ったときは、 前記本部で管理する前記交付要求者の個人情報及び顔画
    像と前記各支部のIDカード作成システムからの個人情
    報及び顔画像とを比較照合し、 前記比較照合結果に基づいて前記IDカード作成システ
    ムに発行許可を与えることを特徴とするIDカード発行
    の中央管理方法。
  9. 【請求項9】 前記交付要求者の顔画像と、前記各支部
    のIDカード作成システムに蓄積された顔画像とを比較
    照合し、前記IDカード作成システムに発行許可を与え
    ることを特徴とする請求項8に記載のIDカード発行の
    中央管理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362067A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Dainippon Printing Co Ltd カード発行処理システム

Cited By (2)

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JP4669155B2 (ja) * 2001-06-07 2011-04-13 大日本印刷株式会社 カード発行処理システム

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