JP2000117873A - 貼着シートの製造方法 - Google Patents

貼着シートの製造方法

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JP2000117873A
JP2000117873A JP10293910A JP29391098A JP2000117873A JP 2000117873 A JP2000117873 A JP 2000117873A JP 10293910 A JP10293910 A JP 10293910A JP 29391098 A JP29391098 A JP 29391098A JP 2000117873 A JP2000117873 A JP 2000117873A
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JP
Japan
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sheet
adhesive
pressure
sensitive adhesive
base material
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Pending
Application number
JP10293910A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Miki
朝博 三木
Yukio Shimazaki
幸雄 嶋崎
Reikichi Nakano
礼吉 中野
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基材シート上に粘着剤からなる突条を多数有す
る貼着シートを少ない工程数にて、簡単低廉に製造する
方法を提供することにある。 【解決手段】本発明によれば、基材シート4をバッキン
グロール5上を移送しつつ、ナイフコーター6によって
基材シートに粘着剤を塗布して粘着剤層を有する装飾用
貼着シートを製造する方法において、多数の帯状のスリ
ットを有するスリットフィルム1を基材シートとナイフ
コーターとの間に介在させて、基材シート上に粘着剤を
ナイフコーターにて塗布し、かくして、基材シート上に
粘着剤からなる突条7を多数形成して、装飾用貼着シー
ト8を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼着シートの製造
方法に関し、特に、家屋の壁、床、天井等(以下、壁材
という。)に貼着するための装飾用貼着シートの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記装飾用貼着シートは、壁紙とも呼ば
れており、一般に、装飾模様を有する基材シートの裏面
に粘着剤層を設けてなり、この粘着剤によって基材シー
トを壁材に貼着して、装飾機能を発揮させるものであ
る。しかしながら、従来の装飾用貼着シートによれば、
これを壁材に貼着する際に、一部、空気が粘着剤層と壁
材との間に閉じ込められて、貼着シートの表面に所謂膨
れや皺が生じて、外観を損ねることがあった。
【0003】また、従来の貼着シートによれば、粘着剤
層が平坦であるので、一旦、貼着シートを壁材に貼りつ
けた後は、貼着シートが強固に壁材に接着され、容易に
壁材から剥がすことができないので、例えば、貼着シー
トを一時、壁材に仮止めして、位置決めする等ができな
かった。
【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、実開平6−20043号公報には、剥離層(セパレ
ータ)の剥離面に独立した多数の凹部をエンボス処理に
よって形成し、このエンボス処理面にシリコーン樹脂を
塗布して、剥離面とし、次いで、この剥離面に粘着剤を
塗布し、上記凹部に粘着剤を充填した後、この粘着剤を
乾燥させ、上記凹部に対応して、独立した多数の凸部を
有する粘着剤層を形成し、次いで、上記凸部を形成した
面と反対側の粘着剤層に基材シートを接着し、かくし
て、粘着剤層の表面に独立した多数の凸部を有する貼着
シートを得ることが記載されている。また、上記凸部の
変形として、平行な突条としてもよいことが記載されて
いる。
【0005】このような貼着シートによれば、これを壁
材に軽く貼りつけると、粘着剤層の有する独立した多数
の凸部が壁材に接触して、貼着シートの粘着剤層と壁材
との間に空隙が生じる。そこで、粘着剤層と壁材との間
の空気を上記空隙から外部に逃がしながら、貼着シート
を壁材に一様に押しつければ、貼着シートを壁材に貼着
することができ、かくして、貼着シートの表面には膨れ
や皺が生じない。
【0006】しかしながら、上述した方法によれば、工
程数が多く、得られる貼着シートが自ずから高いものと
ならざるを得ない。
【0007】そこで、特開平8−142247号公報に
よれば、予め、基材シート上に粘着剤層と剥離層とを積
層してなる各層が平坦な積層体を製造し、これを一対の
ロールからなるエンボス加工機に導き、両面から、又は
剥離層のみから、エンボス処理して、粘着剤層に凸部を
形成して、貼着シートを得ることが記載されている。
【0008】しかし、この方法によれば、エンボスロー
ルを準備しなければならないから、製造費用を高めるの
みならず、上記積層体を基材シートと剥離層の両面から
エンボス処理する場合には、一対のエンボスロールが噛
合って、積層体にエンボス処理を施すものであるから、
基材シートの表面も粘着剤層と類似した凹凸模様を有す
ることとなり、また、基材シートの模様も自ずから制約
を受けやすい。他方、剥離層側からのみ、エンボス処理
すれば、エンボス模様の基材シートへの影響を比較的少
なくすることができるが、しかし、粘着剤層へのエンボ
ス処理が不十分となり、粘着剤層に十分な高さの凸部を
形成することが困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粘着剤層に
凹凸を有する貼着シートにおける上述した問題を解決す
るためになされたものであって、そのような粘着剤層に
凹凸を有する貼着シートの簡単低廉な製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による貼着シート
の製造方法は、スリットフィルムを介して、基材シート
上に粘着剤を塗布して、粘着剤からなる突条を基材シー
ト上に多数形成することを特徴とする。
【0011】特に、本発明による好ましい方法は、基材
シートをバッキングロール上を移送しつつ、この基材シ
ート上に粘着剤を塗布して粘着剤層を有する貼着シート
を製造する方法において、多数の帯状のスリットを有す
るスリットフィルムで基材シートを被覆し、その上から
上記基材シートに粘着剤を塗布して、基材シート上に粘
着剤からなる突条を多数形成することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】基材シートは、貼着シートの表面
を形成し、装飾機能を有する。本発明において、基材シ
ートは、特に限定されるものではないが、通常、合成樹
脂シートや紙が用いられる。合成樹脂シートとしては、
例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等からなるシートが用いられる。厚
みも、特に限定されるものではないが、通常、50μm
から3mmの範囲である。
【0013】本発明によれば、粘着剤は、スリットフィ
ルムを介して、基材シート上に塗布して、上記スリット
フィルムの有するスリットに対応して、基材シート上に
粘着剤からなる突条を多数形成して、貼着シートを得
る。
【0014】ここに、図1に示すように、スリットフィ
ルム1とは、帯状のスリット(溝)2を多数、好ましく
は平行に穿設したフィルム3をいい、例えば、ポリエス
テルフィルムからなる。スリットフィルムは、通常、厚
みが5〜300μm程度であり、スリットは、通常、幅
が0.5〜6mm、好ましくは、1〜4mmである。ま
た、スリット間の間隔は、通常、1〜5mmの範囲が適
当である。
【0015】粘着剤は、従来より貼着シートに用いられ
ているものであれば、特に限定されることなく、任意の
ものが用いられるが、通常、アクリル系粘着剤が好まし
く用いられる。
【0016】本発明によれば、突条の高さは、スリット
フィルムの厚さと用いる粘着剤の固形分濃度等によって
規制されるが、通常、5〜300μmの範囲であり、好
ましくは、5〜200μmの範囲であり、特に好ましく
は、5〜20μmの範囲である。突条の幅や突条間の間
隔も、スリットフィルムのスリット幅、スリット間の間
隔、用いる粘着剤の固形分濃度等によって規制される
が、通常、突条の幅は0.5〜6mm、好ましくは、1〜
5mmの範囲であり、突条間の間隔は1〜5mmの範囲
が適当である。
【0017】本発明の好ましい態様によれば、図2に示
すように、基材シート4をバッキングロール(支持ロー
ル)5上を移送しつつ、基材シート上にナイフコーター
6によって粘着剤(図示せず)を塗布して粘着剤層を有
する装飾用貼着シートを製造する方法において、多数の
平行な帯状のスリット2を有するスリットフィルム1を
そのスリットの長手方向が上記基材シートの移送方向と
一致するように基材シートとナイフコーターとの間に介
在させて、上記基材シート上に粘着剤を一定の厚みにて
ナイフコーターにて塗布し、かくして、上記スリットに
対応して、基材シート上に粘着剤からなる突条7を平行
に多数有する粘着剤層8を形成し、更に、この粘着剤層
の上に剥離層(セパレータ)を積層すれば、図3に示す
ように、基材シート4上に粘着剤からなる多数の突条7
として粘着剤層8を有し、その上に剥離層9を有する本
発明による貼着シート10を得ることができる。
【0018】剥離層は、粘着剤層に対して、剥離性を有
すれば、限定されるものではないが、通常、シリコーン
樹脂にて離型処理した合成樹脂フィルム(例えば、ポリ
エステルフィルム)や、クラフト紙にオレフィン樹脂を
コーティングし、更に、その上にシリコーン樹脂にて離
型処理したもの等が好ましく用いられる。
【0019】このような貼着シートによれば、基材シー
ト上に粘着剤からなる多数の突条を有するので、これを
壁材に貼りつける際、貼着シートと壁材との間の空気を
上記粘着剤の突条の間の空隙から外部に逃がすことがで
きるので、貼着シートの表面に膨れや皺が生じない。
【0020】更に、このような貼着シートによれば、こ
れを壁材に軽く当てて、粘着剤層の凸部のみを壁材に接
触させて仮止めし、必要に応じて、自在に壁材から剥離
して、容易に位置決めを行なうことができる。この後、
貼着シート全体を壁材に強く押しつければ、粘着剤層の
全面で壁材に強固に接着させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
スリットフィルムを介して、基材シート上に粘着剤を塗
布して、粘着剤からなる突条を多数形成することによっ
て、粘着剤からなる多数の突条を粘着剤層として有する
貼着シートを簡単低廉に製造することができ、他方、基
材シートの表面、特に、その外観や意匠は、粘着剤層に
関係なく、自由に設計することができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0023】実施例1 厚み30μmのポリエステルフィルムに幅3mmのスリ
ットを1mm間隔で設けて、スリットフィルムとし、ま
た、基材シートとして、厚み100μmの塩化ビニル樹
脂フィルムを用いた。
【0024】図2に示したように、基材シートをバッキ
ングロール上を移送しつつ、基材シートとナイフコータ
ーとの間に、上記スリットの長手方向が基材シートの移
送方向と一致するように上記スリットフィルムを基材シ
ートとナイフコーターとの間に介在させて、粘着剤をナ
イフコーターにて基材シートに塗布し、乾燥させた。
【0025】その結果、上記スリットフィルムの有する
スリットに対応して、基材シート上に粘着剤からなる幅
3mm、高さ10μmの突条を多数平行に有する粘着剤
層を形成することができた。この粘着剤層の上に予め離
型処理をした厚み38μmのポリエステルフィルムを剥
離層として積層して、貼着シートを得た。
【0026】この貼着シートから剥離層を剥離し、その
粘着剤層を壁材に軽く当てて位置決めした後、粘着剤層
と壁材との間の空気を粘着剤からなる突条の間の空隙か
ら外部に逃がしながら、その全面を壁材に押しつけるこ
とによって、膨れや皺の発生なしに、貼着シートを壁材
に強固貼着することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の方法において用いるスリットフィ
ルムを示す斜視図である。
【図2】は、本発明による貼着シートの製造を示す斜視
図である。
【図3】は、本発明の方法によって得られる貼着シート
を模式的に示す要部断面図である。
【符号の説明】 1…スリットフィルム、2…スリット、4…基材シー
ト、5…バッキングロール、6…ナイフコーター、7…
粘着剤からなる突条、8…粘着剤層、9…剥離層(セパ
レータ)、10…貼着シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 礼吉 神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バン ドー化学株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC72 AC80 AD08 DA03 DA06 DB18 DC02 EA35 4F040 AA02 AA22 AB01 AC01 BA06 CA02 4F100 AK15 AK25G AK41 AT00A AT00B BA02 BA03 BA41 CB00 DC21B DD04B EH462 GB08 JL02 JL13B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリットフィルムを介して、基材シート上
    に粘着剤を塗布して、粘着剤からなる突条を基材シート
    上に多数形成することを特徴とする貼着シートの製造方
    法。
  2. 【請求項2】基材シートをバッキングロール上を移送し
    つつ、この基材シート上に粘着剤を塗布して粘着剤層を
    有する貼着シートを製造する方法において、多数の帯状
    のスリットを有するスリットフィルムで基材シートを被
    覆し、その上から上記基材シートに粘着剤を塗布して、
    基材シート上に粘着剤からなる突条を多数形成すること
    を特徴とする貼着シートの製造方法。
JP10293910A 1998-10-15 1998-10-15 貼着シートの製造方法 Pending JP2000117873A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111570183A (zh) * 2020-05-17 2020-08-25 合肥路明反光材料有限公司 一种用于反光布生产用涂胶装置
CN113953160A (zh) * 2021-10-29 2022-01-21 隆扬电子(昆山)股份有限公司 免除胶的生产工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111570183A (zh) * 2020-05-17 2020-08-25 合肥路明反光材料有限公司 一种用于反光布生产用涂胶装置
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