JP4423742B2 - 粘着剤付き化粧シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅など建築物の内外装に使用する印刷の施された化粧シートに関し、壁面、天井等の建築内外装や、造作材、建具等の建築資材、家具什器類、住設機器等の表面化粧などに使用するためのものであり、木質系板材、金属板等の基板の表面に貼り合わせてなる粘着剤付き化粧シートに関する物である。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築資材や家具材等として使用されている粘着剤付き化粧シートは、化粧シート本体と、その化粧シート本体の裏面に粘着剤を平坦に塗布した粘着剤層と、その粘着剤層の表面を覆うための剥離可能に仮接着された離型シート(セパレーター)から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この粘着剤付き化粧シートを使用する際には、離型シートを剥がした後に、貼ろうとする適宜基板(基材)や壁面の表面に手作業にて貼り付けるものであり、貼り付ける際に、前記化粧シートの粘着剤層の表面と、貼り付けられる基板や壁面の表面との間に空気を取り込んでしまうことが多く、それらがフクレとなって残ってしまい、貼り付けられた化粧シートの表面から、それが目立って美観上の欠点となってしまうものである。
【0004】
また、これらの粘着剤付き化粧シートは、その粘着剤層が貼り付ける基板や壁面の表面に空気を取り込んで一度着いてしまうと剥離することが困難であり、それらを取り除き修正するために剥離しようとしても、貼り付けた基板側や化粧シート側の表面の破材もしくは化粧シート内での化粧シート本体と粘着剤層との間の剥離などを生じてしまうことから修正はほぼ不可能である。
【0005】
本発明は、従来技術における上記問題点に鑑みてなされたものであって、化粧シートり裏面に塗工された粘着剤層の塗工表面形状を改良することにより、空気を化粧シートと基材との間に取り込むことなく均一に貼ることができるようにするとともに、貼り直しが容易で、尚かつ離型シートを介することなく巻き取りの状態で製造、保管が可能となる粘着剤付き化粧シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、化粧シート本体表面全面に絵柄層と、離型性機能を有するトップコート層及びパターン印刷された表面凹凸パターンとをこの順に備え、且つ該化粧シート本体裏面に粘着剤層を備え、離型シートを介さずに粘着剤層を内面側にしてロール状に巻き取り製造された粘着剤付き化粧シートであって、前記粘着剤層には表面凹凸パターンにより賦型された凹凸パターンが形成されていることを特徴とする粘着剤付き化粧シートである。
【0007】
次に本発明の請求項2に係る発明は、化粧シート本体表面全面に発泡層と絵柄層と、離型性機能を有するトップコート層及び該トップコート層表面から発泡層を部分的にエンボスロールにてエンボスすることにより形成された表面凹凸パターンとをこの順に備え、且つ該化粧シート本体裏面に粘着剤層を備え、離型シートを介さずに、粘着剤層を内面側にしてロール状に巻き取り製造された粘着剤付き化粧シートであって、前記粘着剤層には表面凹凸パターンにより賦型された凹凸パターンが形成されていることを特徴とする粘着剤付き化粧シートである。
【0008】
次に本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明の粘着剤付き化粧シートにおいて、前記トップコート層の表面と粘着剤層の表面とに、平面形状が点状もしくは幾何学模様状又は木目模様状などの形状パターンの表面凹凸パターンが施されている粘着剤付き化粧シートである。また本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明の粘着剤付き化粧シートにおいて、前記トップコート層の表面と粘着剤層の表面と化粧シート本体の全てに亘って、平面形状が点状もしくは幾何学模様状又は木目模様状などの形状パターンの表面凹凸パターンが施されている粘着剤付き化粧シートである。
【0009】
【作用】
本発明の粘着剤付き化粧シートは、表面のトップコート層2が離型性機能を有するため、離型シートを介さずにロール状に巻き取って製造し、保管された粘着剤付き化粧シートは、離型シートが無くても、使用する際にロール状に重ね合わせられたトップコート層2と粘着剤層3とを互いに容易に剥離しながら巻き出して使用することができる。
【0010】
また、本発明の粘着剤付き化粧シートは、シート裏面の粘着剤層3の表面に裏面凹凸パターン3aを備えているため、基板や壁面など被貼着対象物の表面に接着した際に直ぐには密着せず、粘着剤層3表面の凹凸パターン3aの凸部間による連続した非密着空間が形成されて、接着界面に取り込まれた空気を容易に除去しながら貼り合わせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の粘着剤付き化粧シートの具体的な実施の形態は各種考えられるが、以下にその基本的な類型の一例を示す。
【0012】
本発明の粘着剤付き化粧シートは、図1(a)に示すように、化粧シート本体1の表面に離型性機能を有する透明なトップコート層2が設けられ、該シート本体1の裏面には粘着剤層3が設けられており、そのシート本体1裏面の粘着剤層3の表面には裏面凹凸パターン3aが設けられている。
【0013】
また、その化粧シート本体1表面のトップコート層2の表面には、必要に応じて、透明な表面凹凸パターン4aが設けられていてもよい。
【0014】
上記化粧シート本体1としては、単層もしくは複層からなるシートであり、コート紙、壁紙、フィルム等の各種化粧シートを使用することができ、その表面には化粧用の絵柄や彩色が施されているものであり、一般的に公知の化粧シートであってもよいし、シート本体1の表面は凹凸表現の無い平坦なものでもよいし、凹凸表現を含むものであってもよい。
【0015】
トップコート層2としては、粘着剤と密着することのない反応型シリコーン系樹脂や、シリコーン樹脂を含有する2液ウレタン系樹脂をはじめとする透明な樹脂やフィルムを使用することができ、表面は平坦であっても、凹凸表現を含むもの、グロスマットの艶表現、艶消し表現を施したものであってもよく、粘着剤と容易に剥離することが可能であるものならば使用することができる。
【0016】
粘着剤層3としては、化粧シートを貼り付ける際の被貼着物である基板面(基材面)や壁面など貼着面との密着が得られ、尚かつ、離型性を付与されている上記トップコート層2に対しては容易に剥離が可能となる粘着剤を適宣使用することができる。但し、化粧シートを貼り付ける際には空気を挟み込まないように、粘着剤層3の表面には任意の高さ、面積を有する規則的乃至不規則な凹凸形状の凹凸パターン3aを備えたものでなくてはならない。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の具体的実施例を説明する。
【0018】
<実施例1>
図1(a)に示すように、化粧シート本体1として、坪量60g/m2 の長尺状の化粧シート用薄葉紙の表面に、硝化綿系グラビア印刷インキを用いて下地着色と隠蔽性付与層を兼ねた1色の着色ベタ層と、導管模様を含んだ木目絵柄層とを順次印刷形成した。
【0019】
続いて、上記図1(a)に示す化粧シート本体1の前記印刷面に、シリコーン樹脂を含有した2液硬化型ウレタン系樹脂を、乾燥後の塗布量が5g/m2 になるように塗工し、離型性を有するトップコート層2を形成した。
【0020】
その後、その化粧シート本体1表面のトップコート層2の表面に、該トップコート層2とは艶を変更したシリコーン樹脂を含有した2液硬化型ウレタン系樹脂系インキを用いて、高版深のグラビア印刷版を使用して抽象柄をグラビア塗工して乾燥固化し、エンボスを付与した様な意匠性付与を兼ねた高版深グラビア印刷版による凹凸形状の厚盛りの図1(a)に示す表面凹凸パターン4を形成した。
【0021】
また、上記トップコート層2及び表面凹凸パターン4を表面に形成した化粧シート本体1の裏面には、ロールコーターにて粘着剤を塗工して、粘着剤層3を形成し、その後、粘着剤層3を内面側にしてロール状に巻き取ることにより、ロール状の本発明の粘着剤付き化粧シートを作成した。
【0022】
上記化粧シート本体1裏面への粘着剤層3の塗工はフラットに塗工したが、上記化粧シート本体1の表面側のトップコート層2の表面には、凹凸形状を呈する固化した表面凹凸パターン4が形成されているため、長尺状の薄葉紙を印刷及び塗工しつつロール状に巻き取って得られた本発明の粘着剤付き化粧シートは、化粧シート本体1表面側の表面凹凸パターン4と、その裏面の粘着剤層3面(粘着剤層表面は非乾燥面であり、比較的柔軟なフレキシブル面となっている)とが、互いに接触して重ね合わせられながら巻き取られ、使用時に巻き出された本発明の粘着剤付き化粧シートの粘着剤層3の表面には、図1(b)に示すように、固化した上記表面凹凸パターン4によって賦型された凹凸形状の裏面凹凸パターン3aが形成された。
【0023】
<実施例2>
上記実施例1において、図1(a)に示すように、規則的に並んだ50μm四方の正方形の凹部4aが面積比80%を占めるように、トップコート層2と同一材料にて厚盛り固化した表面凹凸パターン4を形成した以外は、実施例1と同様にして本発明の粘着剤付き化粧シートを作成した。
【0024】
上記実施例1、実施例2による本発明の粘着剤付き化粧シートは、図1(b)に示すように、その粘着剤層3の表面には、厚盛り印刷により形成した表面凹凸パターン4により賦型された裏面凹凸パターン3aが形成されているため、化粧シート使用時に、粘着剤層3を基板、壁面などに重ね合わせて接着した際には直ぐには密着せず、粘着剤層3表面の裏面凹凸パターン3aの凸部間が作る連続(部分的に連続)した非密着空間が形成されて、接着界面に取り込まれた空気を容易に除去しながら貼り合わせることができた。
【0025】
<実施例3>
図2(a)に示すように、90g/m2 の化粧シート用裏打紙1a(特殊製紙(株)製、TT−90TW)の上に、発泡後の厚さが225μmになるように、水性エマルジョン発泡組成物を塗工して発泡層1bを形成した。
【0026】
得られた裏打紙1aと発泡層1bからなる塗工シートを90℃のオーブンにて3分間乾燥させた後、その発泡層1b上に絵柄をウレタン樹脂系インキにてグラビア印刷して、化粧シート本体1を作成した。
【0027】
次いで、上記化粧シート本体1の印刷絵柄を形成した発泡層1bの表面に、活性水素基を含有する反応型シリコーン系樹脂を固形分比3重量%添加したイソシアネート硬化型2液ウレタン系樹脂によるトップコート剤を、グラビアコート法により乾燥後の塗布量7g/m2 にて塗工して乾燥固化させ、図2(a)に示すトップコート層2を形成し、さらに150℃のオーブンで60秒間発泡させて発泡層を発泡させて、発泡層1bと印刷絵柄とを裏打紙1a上に備え、印刷絵柄側の表面にトップコート層2が形成された化粧シート本体1(210〜250g/m2 (紙込み))を形成した。
【0028】
次いで、上記化粧シート本体1の表面に形成された発泡層1bの表面を、トップコート層2側から、エンボスロールを使用して部分的に潰すことにより、その発泡層1b上のトップコート層2の表面に、図2(a)に示す表面凹凸パターン4を施した。
【0029】
その後、化粧シート本体1の裏面(トップコート層2と反対面)にロールコーター法にて粘着剤を塗工して粘着剤層3を形成し、その後、粘着剤層3を内面側にしてロール状に巻き取ることにより、ロール状の本発明の粘着剤付き化粧シートを作成した。
【0030】
上記化粧シート本体1裏面への粘着剤層3の塗工は、上記実施例1と同様にフラットに塗工したが、上記化粧シート本体1の表面側のトップコート層2の表面には、発泡層1bをエンボスして凹凸形状を呈するように形成した表面凹凸パターン4が形成されているため、長尺状の裏打紙1aを印刷及び塗工しつつロール状に巻き取って得られた本発明の粘着剤付き化粧シートは、化粧シート本体1表面側の表面凹凸パターン4と、その裏面の粘着剤層3面(粘着剤層表面は非乾燥面であり、比較的柔軟なフレキシブル面となっている)とが、互いに接触して重ね合わせられながら巻き取られ、使用時に巻き出された本発明の粘着剤付き化粧シートの粘着剤層3の表面には、図2(b)に示すように固化した上記表面凹凸パターン4によって賦型された凹凸形状の裏面凹凸パターン3aが形成された。
【0031】
<実施例4>
上記実施例3において、図2(a)に示すように、規則的に並んだ50μm四方の正方形の凹部4aが面積比80%を占めるように、トップコート層2上から発泡層1bをエンボス型を用いてプレスエンボスにて潰し、表面凹凸パターン4を形成した以外は、実施例3と同様にして、本発明の粘着剤付き化粧シートを形成した。
【0032】
上記実施例3、実施例4による本発明の粘着剤付き化粧シートは、図2(b)に示すように、その粘着剤層3の表面には、発泡エンボスした表面凹凸パターン4により賦型された裏面凹凸パターン3aが形成されているため、化粧シート使用時に、粘着剤層3を基板、壁面などに重ね合わせて接着した際には直ぐには密着せず、粘着剤層3表面の裏面凹凸パターン3aの凸部間が作る連続(部分的に連続)した非密着空間が形成されて、接着界面に取り込まれた空気を容易に除去しながら貼り合わせることができた。
【0033】
<実施例5>
図1(a)に示すように、化粧シート本体1として、厚み50μmの熱可塑性無延伸ポリプロピレン樹脂フィルム(化粧シート用基材)の表面にコロナ処理を施して、表面濡れ指数を38dyn/cm以上に調整した後、その表面にウレタン樹脂系インキにてグラビア印刷法によりベタ層を印刷形成し、次にグラビア印刷インキにてグラビア印刷法により木目や抽象の絵柄模様を印刷形成した。
さらに、その化粧シート本体1の絵柄模様を印刷した面に、シリコーン樹脂を含有した2液硬化型ウレタン系樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2 になるように塗工してトップコート層2を形成した。
【0034】
その後、その化粧シート本体1表面のトップコート層2の表面に、該トップコート層2とは艶を変更したシリコーン樹脂を含有した2液硬化型ウレタン系樹脂系インキを用いて、高版深のグラビア印刷版を使用して抽象柄をグラビア塗工して乾燥固化し、エンボスを付与した様な意匠性付与を兼ねた高版深グラビア印刷版による凹凸形状の厚盛りの図1(a)に示す表面凹凸パターン4を形成した。
【0035】
また、上記トップコート層2及び表面凹凸パターン4を表面に形成した化粧シート本体1の裏面には、ロールコーターにて粘着剤を塗工して、図1(a)に示す粘着剤層3を形成し、その後、粘着剤層3を内面側にしてロール状に巻き取ることにより、ロール状の本発明の粘着剤付き化粧シートを作成した。
【0036】
実施例5においては、上記実施例1と同様に、上記化粧シート本体1裏面への粘着剤層3の塗工はフラットに塗工したが、上記化粧シート本体1の表面側のトップコート層2の表面には、凹凸形状を呈する固化した表面凹凸パターン4が形成されているため、長尺状の薄葉紙を印刷及び塗工しつつロール状に巻き取って得られた本発明の粘着剤付き化粧シートは、化粧シート本体1表面側の表面凹凸パターン4と、その裏面の粘着剤層3面(粘着剤層表面は非乾燥面であり、比較的柔軟なフレキシブル面となっている)とが、互いに接触して重ね合わせられながら巻き取られ、使用時に巻き出された本発明の粘着剤付き化粧シートの粘着剤層3の表面には、図1(b)に示すように上記表面凹凸パターン4によって賦型された凹凸形状の裏面凹凸パターン3aが形成された。
【0037】
<実施例6>
上記実施例5において、図1(a)に示すように、規則的に並んだ50μm四方の正方形の凹部4aが面積比60%を占めるように、トップコート層2と同一材料にて厚盛り固化した表面凹凸パターン4を形成した以外は、実施例5と同様にして、本発明の粘着剤付き化粧シートを作成した。
【0038】
上記実施例5、実施例6による本発明の粘着剤付き化粧シートは、上記実施例1と同様に、その粘着剤層3の表面には厚盛り印刷により形成した表面凹凸パターン4により賦型された裏面凹凸パターン3aが形成されているため、化粧シート使用時に、粘着剤層3を基板、壁面などに重ね合わせて接着した際には直ぐには密着せず、粘着剤層3表面の裏面凹凸パターン3aの凸部間が作る連続(部分的に連続)した非密着空間が形成されて、接着界面に取り込まれた空気を容易に除去しながら貼り合わせることができた。
【0039】
【発明の効果】
本発明の粘着剤付き化粧シートは、シート裏面の粘着剤層の表面に小さな多数の凸部からなる裏面凹凸パターンを設けたことで、基板面、基材面、壁面、天井面などの被貼着物面に化粧シートを貼る際に、化粧シートの粘着面を全面的に一旦、被貼着物面に重ね合わせて接着しても、その粘着面は裏面凹凸パターンの凸部によって点状に接着されることになり、万が一、貼り付け場所を間違えた際にも、化粧シートが点状に接着されていることから、容易に剥がして貼り直すことができる効果がある。さらに、貼り付けた後に化粧シート表面をローラーや手指にて化被貼着物面側に均一に強く押し付けることで粘着面の凸部を潰し、これによって完全に密着した状態に接着させることができる。
【0040】
また、その化粧シートの粘着面と被貼着物面との接着境界面内に取り込まれた空気は、ローラーや手指にて化粧シートを被貼着物面側に押圧して密着させながら、裏面凹凸パターンの凸部によって形成されている空間を介して容易に界面内部より外部に向かって追い出すことができ、空気の取り込みによるフクレの発生を防止できる効果がある。
【0041】
また、本発明の粘着剤付き化粧シートは、ロール状に巻き取られて製造され、保管される際には、その粘着剤層に仮接着される離型シート(セパレーター)を全く必要としないため、離型シートを必要としていた従来の粘着剤付き化粧シートに比較して、ロール状の化粧シートの巻回径が小さくて済むことから軽量化され、また離型シートの剥離操作を不要とすることから、粘着剤付き化粧シートの保管、搬送、運搬などが従来よりも容易にできて化粧シートの取扱い操作性が向上して作業能率に寄与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着剤付き化粧シートの表側(トップコート層側)から見た積層構造の一例を示す斜視図。
【図2】本発明の粘着剤付き化粧シートの裏側(粘着剤層側)から見た積層構造の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…化粧シート本体 1a…裏打紙 1b…発泡樹脂層 2…トップコート層
3…粘着剤層 3a…裏面凹凸パターン 4…表面凹凸パターン 4a…凹部

Claims (4)

  1. 化粧シート本体表面全面に絵柄層と、離型性機能を有するトップコート層及びパターン印刷された表面凹凸パターンとをこの順に備え、且つ該化粧シート本体裏面に粘着剤層を備え、離型シートを介さずに粘着剤層を内面側にしてロール状に巻き取り製造された粘着剤付き化粧シートであって、前記粘着剤層には表面凹凸パターンにより賦型された凹凸パターンが形成されていることを特徴とする粘着剤付き化粧シート。
  2. 化粧シート本体表面全面に発泡層と絵柄層と、離型性機能を有するトップコート層及び該トップコート層表面から発泡層を部分的にエンボスロールにてエンボスすることにより形成された表面凹凸パターンとをこの順に備え、且つ該化粧シート本体裏面に粘着剤層を備え、離型シートを介さずに、粘着剤層を内面側にしてロール状に巻き取り製造された粘着剤付き化粧シートであって、前記粘着剤層には表面凹凸パターンにより賦型された凹凸パターンが形成されていることを特徴とする粘着剤付き化粧シート。
  3. 前記トップコート層の表面と粘着剤層の表面とに、平面形状が点状もしくは幾何学模様状又は木目模様状などの形状パターンの表面凹凸パターンが施されている請求項1又は請求項2記載の粘着剤付き化粧シート。
  4. 前記トップコート層の表面と粘着剤層の表面と化粧シート本体の全てに亘って、平面形状が点状もしくは幾何学模様状又は木目模様状などの形状パターンの表面凹凸パターンが施されている請求項1又は請求項2記載の粘着剤付き化粧シート。
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