JP3529826B2 - 壁 紙 - Google Patents

壁 紙

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JP3529826B2
JP3529826B2 JP03524694A JP3524694A JP3529826B2 JP 3529826 B2 JP3529826 B2 JP 3529826B2 JP 03524694 A JP03524694 A JP 03524694A JP 3524694 A JP3524694 A JP 3524694A JP 3529826 B2 JP3529826 B2 JP 3529826B2
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polyvinyl chloride
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裕 見城
保徳 宮崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建造物の内装に使用する
施工作業性に優れた粘着剤層を備えたロール状の壁紙に
関する。
【0002】
【従来の技術】自己粘着性の壁紙において、粘着剤層に
離型紙を積層せずに粘着剤層が外側となるようにロール
状に巻回形成された構成の、施工の作業性に優れた壁紙
が実開昭62−83900号に記載されており公知であ
る。
【0003】しかし、上記の構成の壁紙においては、難
燃性の材料からなる壁紙の積層構成が記載されていない
上に、粘着剤層が外側となるようにロール状に巻回され
ているので、壁紙に巻きくせが残り、壁紙を壁面に貼る
際に端部が上側に反り返るという欠点があつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、裏面
に粘着剤層を備えた難燃性壁紙において、施工時におけ
る離型紙の後始末の手間を省き、施工に際して壁紙の端
部が上側に反り返ることなく施工の作業性に優れた不燃
性の壁紙を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】表面から順に離型層と可
塑剤移行防止層と絵柄印刷層とポリ塩化ビニル樹脂層と
紙層と粘着剤層が積層され、該離型層面からのエンボス
加工により該ポリ塩化ビニル樹脂層に凹凸が形成された
構成からなり、該粘着剤層が該離型層に接するようにし
て該粘着剤層を内側にしてロール状に巻取られているこ
とを特徴とする壁紙である。また、粘着剤層が、ロール
状に巻取られた状態で、離型層に部分的に接触している
ことを特徴とする壁紙である。
【0006】前記離型層がアクリル−シリコン共重合体
を主成分とする樹脂であることを特徴とする上記の壁紙
である。また、前記可塑剤移行防止層がアクリル系樹脂
であることを特徴とする上記の壁紙である。
【0007】
【作用】ポリ塩化ビニル樹脂層と難燃紙との積層体から
なる基材を使用し、ポリ塩化ビニル樹脂層表面に可塑剤
移行防止層を設けた構成とすることにより、ポリ塩化ビ
ニル樹脂中の可塑剤が離型層に移行してきてポリ塩化ビ
ニル樹脂層と離型層との接着ないしは離型層としての機
能を阻害するのを防止している。また、離型層面からの
エンボス加工によりポリ塩化ビニル樹脂層に凹凸を形成
した構成とすることにより、壁紙を粘着剤層が離型層に
接するようにして粘着剤層を内側にしてロール状に巻い
たときに、粘着剤層が離型層に部分的に接触した状態と
なり、凹凸表面と粘着剤層との接触面積が小さくなるの
で、粘着剤層の接着力が強くても巻取られた壁紙を容易
に巻きほぐすことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を引用して本発明を説明する。図
1は本発明の壁紙の第1実施例における積層構成を示す
断面図、図2は本発明の壁紙の第2実施例における積層
構成を示す断面図であつて、1,1’は壁紙、2はポリ
塩化ビニル樹脂層、3は絵柄印刷層、4は可塑剤移行防
止層、5は離型層、6は粘着剤層、7は紙層、8は凹凸
をそれぞれ表す。
【0009】本発明の壁紙1の構成は図1に示すよう
に、表面から順に離型層5と可塑剤移行防止層4と絵柄
印刷層3とポリ塩化ビニル樹脂層2と粘着剤層6が積層
され、離型層5面からのエンボスによりポリ塩化ビニル
樹脂層2に凹凸が形成された構成からなる。上記壁紙1
は離型層5に粘着剤層6が接触する状態で粘着剤層6が
内面にくるように巻取られてロール状の製品となる。
【0010】本発明の壁紙1’の構成は図2に示すよう
に、表面から順に離型層5と可塑剤移行防止層4と絵柄
印刷層3とポリ塩化ビニル樹脂層2と紙層7と粘着剤層
6が積層され、離型層5面からのエンボスによりポリ塩
化ビニル樹脂層2に凹凸が形成された構成からなる。上
記壁紙1’は離型層5に粘着剤層6が接触する状態で粘
着剤層6が内面にくるように巻取られてロール状の製品
となる。
【0011】本発明の壁紙1,1’の基材として、難燃
性の材料であるところのポリ塩化ビニル樹脂ないしはポ
リ塩化ビニル樹脂と難燃紙との積層体が使用される。ポ
リ塩化ビニル樹脂層2の柔軟性は可塑剤の添加量により
調節する。難燃紙としてはクラフトパルプ、サルフアイ
トパルプ等の化学パルプ、サーモメカニカルパルプなど
の機械パルプ等のセルロース系パルプからなる紙に自己
消化性の水酸化アルミニウムを主体とし、クレー、カオ
リン、タルク、二酸化チタン等を併用した填料を10〜
30重量%混抄した紙が使用される。
【0012】絵柄印刷層3はポリ塩化ビニル樹脂層2面
に印刷により設けられる。絵柄印刷層3に使用するイン
キは基材2への接着性の優れたインキであれば通常使用
するものでよい。また、可塑剤移行防止層4はポリ塩化
ビニル樹脂層2中に含まれる可塑剤が離型層5へ移行し
て、ポリ塩化ビニル樹脂層2と離型層5の接着を阻害す
るのを防止する役目を目的とするものであるが、壁紙の
表面物性を改良する効果も兼ねている。可塑剤移行防止
層4として使用する樹脂としてはアクリル変性ポリ塩化
ビニル樹脂等のアクリル系樹脂が適している。可塑剤移
行防止層4の厚さは2〜5ミクロンが適当である。
【0013】離型層5は、ポリ塩化ビニル樹脂層ないし
は紙層7の裏面に設けられる粘着剤層6が壁紙1,1’
をロール状に巻いた時に粘着剤層6が壁紙1,1’の表
面から容易に剥離させる役目をするものであり、離型層
5として使用できる樹脂としてはアクリル−シリコン共
重合体を主成分とする樹脂が適している。離型層5の厚
さは1〜3ミクロンが適当である。ポリ塩化ビニル樹脂
2面に絵柄印刷層3を印刷により設ける際に、同時に可
塑剤移行防止層4及び離型層5をグラビア印刷のベタ版
にて設けられる。
【0014】粘着剤層6は、ポリ塩化ビニル樹脂中の可
塑剤の影響を受けず、耐クリープ性及び耐熱性に優れ
た、ベニヤに対して1インチ巾当たり90〜100g程
度の接着力の強いものを使用する。粘着剤層6としては
イソシアネート硬化タイプのアクリル系樹脂からなる粘
着剤が適しており、他に粘着強度の調整のためポリ酢酸
ビニル、界面活性剤、顔料等を添加してもよい。塗布量
としては固形分で30〜60g/m2 がよい。
【0015】エンボスにより成形される凹凸8の形状は
深さが5〜20ミクロンが適当であり、凹凸形状として
凹部の面積が大きく、凸部の面積の小さい形状の方が、
壁紙1,1’を巻いたときに凹凸表面と粘着剤層6との
接触面積が小さくなるので、粘着剤層6の接着力が強く
ても容易に巻き取りをほぐすことができる。エンボスの
パターンとしては碁盤目、万線、ヘアーライン、砂目、
布目等が使用できる。エンボスにより成形される凹凸8
は、ポリ塩化ビニル樹脂層の表面の絵柄印刷層3と可塑
剤移行防止層4と離型層5に形成される。
【0016】実施例1 厚さ1mmのポリ塩化ビニルフイルムを基材とし、該ポ
リ塩化ビニルフイルムの片面にグラビア印刷により絵柄
印刷層を設けるのとインラインでアクリル系樹脂からな
るインキによりベタ印刷を行い3ミクロン厚さの可塑剤
移行防止層を成形し、該可塑剤移行防止層面にアクリル
−シリコン樹脂からなるインキにて2ミクロン厚さの離
型層を形成した後、離型層面からヘアーライン形状の深
さ10ミクロンのエンボス凹凸をポリ塩化ビニルフイル
ム表面に形成し、ポリ塩化ビニルフイルムの裏面に2液
硬化タイプのアクリル系樹脂からなる粘着剤を50g/
2 の厚さに塗布し、粘着剤層を内面として巻き取りロ
ール状の壁紙を作製した。
【0017】実施例2 坪量70g/m2 のパルプに水酸化アルミニウムを添加
した構成の難燃紙にポリ塩化ビニルゾルペーストを20
0g/m2 塗布し、該ポリ塩化ビニルゾルペースト面に
グラビア印刷により絵柄印刷層を設けるのとインライン
でアクリル系樹脂からなるインキによりベタ印刷を行い
3ミクロン厚さの可塑剤移行防止層を成形し、該可塑剤
移行防止層面にアクリル−シリコン樹脂からなるインキ
にて2ミクロン厚さの離型層を形成した後、離型層面か
らヘアーライン形状の深さ10ミクロンのエンボス凹凸
をポリ塩化ビニル表面に形成し、紙層の裏面に2液硬化
タイプのアクリル系樹脂からなる粘着剤を50g/m2
の厚さに塗布し、粘着剤層を内面として巻き取りロール
状の壁紙を作製した。上記実施例1、2で作製した壁紙
をベニヤ板面へ貼着したときの剥離強度は100g/イ
ンチであり、壁紙をロール状に巻き取つた状態で一定時
間室温で放置した後に、壁紙をロールから繰り出す時の
剥離強度は10g/インチであつた。
【0018】
【発明の効果】離型層と可塑剤移行防止層と絵柄印刷層
とポリ塩化ビニル樹脂層と難燃紙と粘着剤層との積層体
からなり、離型層面からのエンボス加工によりポリ塩化
ビニル樹脂層に凹凸が設けられ、粘着剤層面と離型層が
接する状態で粘着剤層面を内側にしてロール状に巻かれ
たポリ塩化ビニル樹脂からなる難燃性の壁紙であり、壁
面への貼着施工時においてもロール状に巻かれた壁紙を
剥離するのが容易で、壁紙の端縁が上に反り返らず作業
性に優れ、且つ離型紙の後始末をする手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁紙の第1実施例における積層構成を
示す断面図。
【図2】本発明の壁紙の第2実施例における積層構成を
示す断面図。
【符号の説明】
1,1' 壁紙 2 ポリ塩化ビニル樹脂層 3 絵柄印刷層 4 可塑剤移行防止層 5 離型層 6 粘着剤層 7 紙層 8 凹凸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−90959(JP,A) 特開 昭63−137841(JP,A) 特開 昭60−167995(JP,A) 実公 昭58−39894(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 7/00 - 7/06 B32B 27/00 - 27/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面から順に離型層と可塑剤移行防止層
    と絵柄印刷層とポリ塩化ビニル樹脂層と紙層と粘着剤層
    が積層され、該離型層面からのエンボス加工により該ポ
    リ塩化ビニル樹脂層に凹凸が形成された構成からなり、
    該粘着剤層が該離型層に接するようにして該粘着剤層を
    内側にしてロール状に巻取られていることを特徴とする
    壁紙。
  2. 【請求項2】 前記粘着剤層が、ロール状に巻取られた
    状態で、前記離型層に部分的に接触していることを特徴
    とする請求項1記載の壁紙。
  3. 【請求項3】 前記離型層がアクリル−シリコン共重合
    体を主成分とする樹脂であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の壁紙。
  4. 【請求項4】 前記可塑剤移行防止層がアクリル系樹脂
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の壁紙。
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JPS5890959A (ja) * 1981-11-26 1983-05-30 アキレス株式会社 積層シ−ト
JPS60167995A (ja) * 1984-02-07 1985-08-31 信越化学工業株式会社 工程剥離紙の製造方法
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