JPS5890959A - 積層シ−ト - Google Patents

積層シ−ト

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JPS5890959A
JPS5890959A JP18955681A JP18955681A JPS5890959A JP S5890959 A JPS5890959 A JP S5890959A JP 18955681 A JP18955681 A JP 18955681A JP 18955681 A JP18955681 A JP 18955681A JP S5890959 A JPS5890959 A JP S5890959A
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JP
Japan
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layer
laminated sheet
vinyl chloride
sheet according
chloride resin
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Application number
JP18955681A
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English (en)
Inventor
賢朗 服部
富川 隆
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Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は壁装材、車輛用シート、鞄、袋物、床材等に使
用される積層シートに係り、更に詳しくは、使用時に表
面に有蓋した汚れを容易に除去できる装飾用積層シート
に関する。
従来より、シート状基材表面に軟質塩化ビニル樹脂/i
H−積層し、その表面に必要に応じて印刷を施し、しか
る後任意の凹凸音節した積層シートは、装飾性に優れる
とともに4水性、難燃性等にも優れ、しかも安価で経済
的でおることから、壁装材、車輛用シート、鞄、袋物等
に大量に使用されてきた。しかしながら、この従来の積
層シートには一般家庭用の壁装材として使用した場合の
子供のマジックインク、ザインベン、クレヨン、ボール
ペン等による落書またはレストランや食堂の壁装材とし
て使用した場合のタバスコソース、ソース等= 6− の付着、車輛用シートとじて使用した場合の機械油の付
着や染色された鞄、袋物、ベルト、衣料等が長時間接着
した場合の転染(軟質塩化ビニル樹脂層への染料の付着
移行)、鞄や袋物尋に使用した場合の染色された鞄、袋
物、ベルト、衣料等との長時間接触による転染、床材と
して使用した場合のゴム製キャップ、キャスター等(事
務用イスや机の)との長時間接触によるゴム添加剤の軟
質塩化ビニル樹脂層への移行による変色や建材に使用さ
れている塗料の塗膜との長時間接触による塗膜中の染料
や顔料の移行による変色など、軟質塩化ビニル樹脂層中
に含すれる可塑剤が原因となる種々の変色、着色の問題
があった。これらの着色、変色は軟質塩化ビニル樹脂層
の表面部分にとどまらず、可塑剤の移行に伴い軟質塩化
ビニル樹脂層内部にまで浸透してしまうため、溶剤等で
付着部分を拭き取っても解決でき寿い問題であった。
本発明は、シート状基材の片面に軟質塩化ビニル樹脂層
を積層し、該軟質塩化ビニル樹脂層の表面に可塑剤の移
行防止効果に優れる層を形成し、=7− さらにその表面に必要に応じて表面処理層を設けること
により、可塑剤の′&層シート表面への移行を防止し、
可塑剤に溶解しシート内部へ浸透する物質の内部への浸
透を防止することで上記のような問題?r解決した積層
シートを提供せんとするものである。
すなわち、本発明の積層シートはシート状基材(1)の
片面に軟質塩化ビニル樹脂層(2) ′ftカレンダー
法、押出法、ペーストコーティング法等で積層し、該軟
質塩化ビニル樹脂層(2)表面にラミネート法、ドクタ
ーナイフコート法、ロールコート法、グラビア印刷法、
フレキソ印刷法、ロータリースクリーン印刷法、シルク
スクリーン印刷法、スプレー塗装法、カーテンフローコ
ート法等により可塑剤の移行防止効果に優れる層(3)
f積層し、必要に応じ上記可塑剤の移行防止効果に優れ
る層の積層方法と同様の方法により表面処理層(4)全
前記可塑剤の移行防止効果に優れる層(3)の表面に設
けてなるものである。
軟質塩化ビニル樹脂層(2)と可塑剤の移行防止効1)
開I]Fj58−9095!](3)果に優れる層(3
)との間、捷たけ可塑剤の移行防止効果に優れる# (
3)と表面処理層(4)との間や表面処理層(4)の表
面に必要に応じて印刷層(5)を設けることができる。
印刷層(5)はグラビア印刷法、フレキン印刷法、ロー
タリースクリーン印刷法、シルクスクリーン印刷法、転
写印刷法等の公知の印刷手段によって形成される。
さらに、必要ならは、本発明の積層シートには公知のケ
ミカルエンボス法や機械エンボス法により適宜深さの凹
凸模様を付与することもできる。
本発明に使用するシート状基材としては紙、不織布、織
布、綿布、剥離性担体等が使用可能である。紙、不織布
としてはパルプ、ガラス繊維、アスベスト、ロックウー
ル、合成繊維、天然の動物性又は植物性繊維等の無機質
繊維及び/又は有機質繊維全1種または2種以上混合し
た繊維質基材の1層または2層以上の複合シートがある
。これら種類のシート状基材は防炎剤にて防炎処理を施
してあっても良いし、また樹脂を含浸1て繊維強度?高
めたものでありても良いし、軟質塩化ビニ9− ル樹脂層を積層する面に接着剤層を設けたものであって
も良い。剥離性担体としては一般に使用されている剥離
紙等が使用できる。
軟質塩化ビニル樹脂層(2)を形成するための軟質塩化
ビニル樹脂組成物は、壁装材、車輛用、鞄、袋物、床相
等としての使用に耐えるものであれば例でも良いが、こ
こでは塩化ビニル樹脂ベース)組成物について述べる。
軟質塩化ビニル樹脂層(2)を形成するための塩化ビニ
ル樹脂ペースト組成物は、塩化ビニル樹脂100重量部
に対して可塑剤20〜120重量部、安定剤01〜10
重量部、及び、必要に応じて発泡剤0.5〜20重量部
、充填剤5〜400重量部、難燃剤0.2〜30重量部
、セル調整剤02〜20重量部、粘度調整剤12〜30
重量部、整泡剤05〜10重匍部、着色剤の適当量から
成る。可塑剤量が塩化ビニル樹脂100重量部に対して
20重量部未満である場合には、軟質塩化ビニル樹脂層
(2)が硬くなりすぎ、低温特性(特に低温における可
撓性)が悪くなり、冬期における施工が困難となり好オ
しいものではない。
10− 逆に可塑剤量が塩化ビニル樹脂100重量部に対して1
20重量部を越えると、軟質塩化ビニル樹脂層からシー
ト状基材への可塑剤の移行が犬きくなり、シート状基材
のベタツキが犬きく、特に紙、アスベスト等のシート状
基材でVi層間強度が弱くなったり、接着力が弱くなる
等の問題f不し好ましいものではない。また軟質塩化ビ
ニル樹脂層(2)は特別な理由がない限り発泡した方が
施工面及びコスト面で有利である。発泡する手段として
は、前記塩化ビニル樹脂ペーストに化学発泡剤を添加し
、加熱により化学発泡剤全分解せしめ発泡する方法上、
前記塩化ビニル樹脂ペーストに整泡剤を添加し機械的に
フオーム全作る方法、及び前記塩化ビニル樹脂ペースト
に中空のバルーン状の物質全添加する方法等があり、本
発明にはこれらのいずれの方法も使用できる。化学的発
泡剤、整泡剤、中空のバルーン状の物の量は、必要に応
じて適宜調整する。
軟質塩化ビニル樹脂層は単層であっても、同−組成又は
異なる組成の2種以上を積層したもので−11− ありても良い。この場合軟質塩化ビニル樹脂層は、発泡
シート同志を積層したものであっても非発泡シート同志
f積層したものであっても、また非発泡シートと発泡シ
ート全積層したものであっても良い。さらに床材として
、オたはその他の用途で耐久性が要求される場合には軟
質塩化ビニル樹脂層の表面に必要に応じて印刷音節し、
その表面に耐摩耗性に優れた透明な軟質塩化ビニル樹脂
層をi#L、この表面に可塑剤の移行防止に優れる層f
積層しても良いし、可塑剤の移行防止に優れる層目体が
耐摩耗層を兼ねても良い。耐摩耗性付与のための透明な
軟質塩化ビニル樹脂層は通常使用されている樹脂組成物
で形成されるが、この樹脂組成物中に而・]タバコ火性
を向上させる目的で架橋剤、1分子中にエチレン性二重
結合を2個以上有する多官能性モノマー、オリゴマー、
樹脂やその他の硬化性物質を添加し加熱及び/又は活性
エネルギー線(紫外線、電子線等)を照射I〜で硬化さ
せ、側熱性全向上させることもできる。耐タバコ火性を
面上させる場合には、シー)・状基材に積層14開口r
: 58−90959 (4)する軟質塩化ビニル樹脂
層は非発泡構造にするのが好ましい。
本発明の軟質塩化ビニル樹脂層(2)f形成するための
塩化ビニル樹脂ペースト組成物に使用される塩化ビニル
樹脂は、一般に使用されている塩化ビニル樹脂が使用で
きる。例えば、乳化1合塩化ビニル樹脂、懸濁1合塩化
ビニル樹脂、塊状重合塩化ビニル樹脂等が使用できる。
また、塩化ビニル単独重合体だけでなく、酢酸ビニル、
エチレン、アルキルエーテル、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル等の1種または2′#!以上と塩化
ビニルとの共1合体も使用でき、これら単独重合体およ
び共1合体は単独でまたけ併用で使用できる。
また、他の重合体全上述したような塩化ビニル樹脂とブ
レンドすることもできる。ブレンドできる樹脂としては
、例えばアクリロニトリル−ブタジェン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
ェン−スチレン共重合体、アクリル樹脂等があるが、こ
れらに制限されるものではない。
13一 本発明において軟質塩化ビニル樹脂層(2)を形成する
ための塩化ビニル樹脂ペースト組成物に使用する可塑剤
としては、一般に使用される可塑剤が使用できるが、次
にその例を掲げる。フタル酸エステル系可塑剤としては
、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチル
フタレート、ジイソブチルフタレート、ジオクチルフタ
レート、オクチルカグリルフタレート、ジシクロへキシ
ルフタレート、ジドデシルフタレート、ブチルベンジル
フタレート、ジメチルグリコールフタレート、エチルフ
タリルエチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリ
コレート、ブチルフタリルブチルグリコレート、ジイソ
デシルフタレート等が使用される。難燃性を向上するた
めに使用さする燐酸エステル系可塑剤としては、トリブ
チルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリフ
ェニルホスフェート、トリクロルエチルホスフェート、
トリオクチル丞スフエート、トリエチルホスフェート、
ジフェニルクレジルホスフェート、了り−ルアルキルホ
スフエーン、ジフェニルモノオルソ14− キセニールホスフエート等が使用される。脂肪酸エステ
ル系可塑剤としては、メチルアセチルリシルレート、ジ
オクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジブチル
セバケート、ジオクチルセバケート、トリアセチルグリ
セリン、グリセロール  ゛ブチレート、ジインデシル
サクシネート、ジイソデシルフタレート、コハク酸混合
アルキルエステル等が使用される。その他トリオクチル
) IJメリット酸等のトリメリット酸エステル系可塑
剤、エポキシ化大豆油や各種エポキシ樹脂等のエポキシ
系可塑剤、ポリエステル系高分子可塑剤等も使用できる
更に、塩化ビニル樹脂ペーストの粘度低下を目的として
、ガソリン、オクタン、ベンゼン、トルエン、ナフサ、
ドデシルベンゼン誘導体等の希釈剤若しくは各種の界面
活性剤等の減粘剤や粘度増加を目的としてステアリン酸
アルミニウム、オレイン酸アルミニウム、ステアリン酸
亜鉛等の金属石けん、シリカ、ベントナイト、重合油等
の増粘剤など粘度調整剤全前記可塑剤と併用することも
−15− ある。粘度調整剤の添加量は塩化ビニル樹脂100重量
部に対して0.2〜50重量部が好オしい。
本発明の軟貴塩化ビニル樹脂層(2)を形成するための
塩化ビニル樹脂ペースト組成物に使用する安定剤は、通
常塩化ビニル樹脂に使用されるものであれば何でも使用
できる。具体的には、カドミウム、亜鉛、バリウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、アルミニウム、マグネシウ
ム、セリウム、ナトリウム、鉛、錫等の金属系安定剤の
他、有機リン酸化合物、多価アルコール、エポキシ化合
物等を単独で又は2種以上を併用して使用できる。
安定剤の添加量゛は塩化ビニル樹脂100重量部に対し
て01〜10重量部が好オしい。
軟質塩化ビニル樹脂層(2)f形成するための塩化ビニ
ル樹脂ペースト組成物に使用する充填剤としては、基本
的には加工温度にて熔融、分解などの物理的、化学的な
変化をしないものであれば何でも使用できるが、次にそ
の例を掲げる。炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ク
レー、メルク、シリカ、ケイ藻土、ケイ砂、軽石粉、ス
レート粉、1y開0358−9095 !] (5)雲
母粉、アスベスト、水酸化アルミニウム、酸化アルミニ
ウム、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、ガラス球、発泡ガラス球、7ライアツシ一球、火山
ガラス中空体(シラスバルーン)等の勲機質充填剤、粉
末繊維素(セルロースパウダー)、ポリビニルアルコー
ル繊維、コルク杓末、木粉、熱硬化性樹脂粉末、熱硬化
性樹脂中空球等の有機質充填剤などが使用できる。充填
剤の添加量は塩化ビニル樹脂100重量部に対し5〜4
00ii量部が好ましい。
本発明に使用する化学発泡剤としては、一般に使用され
るものが使用できるが、次にその例を掲ける。N、N’
 −ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N、N’−
ジメチル−N、N’−ジニトロソテレフタルアミド、ア
ゾシカ−ボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド、P、1i−オギシビス(
ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ベンゼン−1,3−
ジスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジ
ド等が使用できる。化学発泡剤の添加量は塩化ビニル樹
17− 脂100重量部に対して05〜20重量部が好ましい。
機械発泡により発泡層を形成する場合は整泡剤を使用す
るのが好ましいが、との整泡剤としては一般に使用され
ているものであれは何でも使用でキ、物見ばメチルシロ
キザンエマルジョン、メチルシロキサンキシレン溶液、
アルコキガラン等のシリコン系整泡剤、フッ素系整泡剤
、脂肪酸化合物、アルキル了りルスルホネート系、オレ
イン酸やリシノール酸の金属石けん、グアニジン塩類、
第4級アンモニウム化合物、アルデヒド−アミンの縮合
生成物等がある。整泡剤の添加量は塩化ビニル樹脂10
0重量部に対して05〜10重量部が好ましい。
本発明に使用する難燃剤としては、通常使用される無機
系または肩板系の離燃側全単独または2釉以上併用して
使用できるが、次に代表的な例を掲げる。三酸化アンチ
モン、ホウ酸ソーダ、ホヮ酸亜鉛、炭酸マグネシウム、
炭酸亜鉛、モリブデン系難燃剤、リン酸アンモニウム、
塩素又は臭素18− 系難燃剤等が使用される。難燃剤の添加量は塩化ビニル
樹脂100重量部に対して02〜30重量部が好ましい
号だ、本発明に使用するセル調整剤としては、アクリル
樹脂系セル調整剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂系セル調
整剤、界面活性剤等の一般に使用されているものが使用
できる。セル調整剤の添加量は塩化ビニル樹脂100重
量部に対して02〜201゛量部が好ましい。
シート状基旧表面に軟質塩化ビニル樹脂層を形成するに
は、シート状基材に前記した塩化ビニル樹脂ペースト組
成物(プラスチゾル、オルガノゾルのいすtでも良い)
f塗布し、120℃〜250℃にて10秒〜5分間加熱
ずj−は良い。同、ここでは塩化ビニル樹脂ペースト全
使用する方法について述べたが、カレンダー法や押出法
にて軟質塩化ビニル樹脂層をシート状基材表面に積層す
ることもできる。この場合塩化ビニル樹脂組成物は当然
のことながらカレンダー法や押出法に適合するように調
整される。
−19− 可塑剤の移行防止効果に優れる層は、その層を通しての
可塑剤の移行量が2.0重量%以下であることが好まし
く、シかも通常の油性インクに使用されている有機溶剤
に副える程度の耐溶剤性が必要である。可塑剤の移行量
は、6 ttn X 6 cmの試料を同じ大きさの可
塑剤の含まtていない硬質塩化ビニル樹脂フィルムに可
塑剤の移行防止効果に優れる層が接するように重ね合せ
て3助の荷重をかけ、70℃で24時間放置した後の硬
質塩化ビニルフィルム中の可塑剤量全測定して算出され
る。
可塑剤の移行防止効果に優れる層(3)を軟質塩化ビニ
ル樹脂層(2)表面に形成するには、次のような方法が
ある。
■ シート状基材の表面に積層した軟質塩化ビニル樹脂
/@(2)と可塑剤の移行防止効果に優れる合成樹脂フ
ィルム、シート、金属箔等のいずれか一方若しくは両方
を加熱しラミネートする方法(ドライラミネート法)。
この場合、必要に応じて軟質塩化ビニル樹脂層表面及び
可塑剤の移行防止効果に優れた合成樹脂フィルム、シー
ト、金属箔等の積1i’tliil”1i589095
!](6)層面のいずれか一方若しくは両方に接着剤を
塗布後加熱ラミネートしても良い。ラミネート時の加熱
条件は、接着剤を使用しない場合には軟質塩化ビニル樹
脂層重たは可塑剤の移行防止効果に優れる層の少なくと
も一方の軟化温度以上に加熱することが必要であり、ま
た接着剤を使用した場合には軟質塩化ビニル樹脂層また
は可塑剤の移行防止効果に優れた層に塗布した接着剤の
少なくとも一方の軟化温度以上に加熱することが必要で
ある。
ただし感圧型接着剤を使用する場合は加熱せずに圧着す
るだけで良い。また接着剤を熔融押出法により任意形状
で熔融押出しするとともに、直ち(ラミネートしても良
いし、ホットメルト型の接着剤のフィルム、シート、不
織布等全使用して加熱ラミネートしても良い。
■ シート状基材の表面に積層した軟質塩化ビニル樹脂
層表面と可塑剤の移行防止効果に優れるフィルム、シー
ト、金属箔等の積層面の少なくともいずれか一方に接着
剤を塗布し、必要に応じて予備乾燥を行ってラミネート
し、しかる後乾燥する方法(ウェットラミネート法)。
接着剤の塗布は通常使用されるドクターナイフコーター
法、ロールコータ−法、グラビア印刷法、ロータリース
クリーン印刷法、スプレー塗装法等が使用てきる。
■ シート状基材に積層した軟質塩化ビニル樹脂層の表
面に、可塑剤の移行防止効果に優れる液状合成樹脂組成
物を塗布し、加熱、紫外線照射、電子線照射等により乾
燥若しくは硬化させる方法。
液状合成樹脂組成物の塗布には、ドクターナイフコータ
ー法、ロールコータ−法、グラビア印刷法、ロータリー
スクリーン印刷法、スプレー塗装法等の通常使用されて
いる塗布方法が使用される。
■ シート状基材に積層した軟質塩化ビニル樹脂層の表
面にプラズマ表面処理を行う方法。すなわち10〜10
Torrのガス圧力において高周波電力を印加すること
によってプラズマを形成し軟質塩化ビニル樹脂層の表面
処理を行う方法であり、プラズマ処B!(プラズマ重合
性のないガスのプラズマで処理する方法)及びプラズマ
重合(プラズマ重合可能な有機ガス全不活性ガスのプラ
ズマと接触させ有機重合体にて被覆する方法)のいずれ
も適用可能である。
可塑剤の移行防止効果に優れる層を形成する物質として
は、可塑剤の移行量が2重量%以下であり、通常の油性
インクに使用されている有機溶剤に耐える程度の耐溶剤
性を有しているものであれは何でも使用できるが、次に
その代表的な例を示す。ドライラミネート法やウェット
ラミネート法に使用される合成樹脂フィルムまたはシー
トとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、
酢酸ビニル樹脂等のフィルムやシートの他プラズマ表面
処理された塩化ビニル樹脂フィルムやシートがある。こ
れらの合成樹脂フィルムまたはシートは着色されていて
も良く、捷た透明で本不透明のものであっても良い。ま
た艶調整のためシリカ系、炭酸マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ナイロ
ン等の無機賀若しくは廂機質の艶消剤や、軟質塩化−2
3− 組成物に使用するのと同じ充填剤を含んだものも使用で
きる。寸た艶調整のために表面にマット処理したものも
使用できる。また軟質塩化ビニル樹脂層に対して接着力
の小さい合成樹脂フィルムやシート、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
、ポリエステル樹脂等のフィルムやシートは、接着すべ
き面をコロナ放電処理し、ゴム系、アクリル系、ポリエ
ステル系接着剤を使用してドライラミネート法若しくは
ウェットラミネート法にてラミネートする必要がある。
金属箔としては、アルミニウム、銅、鉄等の箔またはシ
ート状物の他、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、アクリル樹脂等のフィルムにアルミニウム等の
金属を蒸着した金属蒸着フィルムも使用できる。
液状合成樹脂を塗布する方法に使用される液状合成樹脂
としては次のものが使用できる。
■ 合成樹脂溶剤溶液ニアクリル樹脂(ポリメチルメタ
クリレート、メチルメタクリレート−エチルメタクリレ
ート共重合体、メチルメタクリレート勅[川口ri 5
8  90959(7)−ブチルメタクリレート共1合
体、その他のアクリル系共重合体)全ケトン系、芳香族
炭化水素系、エステル系の有機溶剤に溶解し、たものが
使用できる。
■ 合成m脂エマルジョン:塩化ビニル−エチレン共重
合体エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸
ビニル−アクリル共重合体エマルジョン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体エマルジョン、アクリル樹脂エマルジ
ョン、アクリル−スチレン共重合体エマルジョン等の非
反応型合成樹脂エマルジョン、カルボキシル基、水酸基
、アミド基等の反応基ケエマルジョンボリマーに導入l
またものに架橋剤としてメラミンや尿素の初期縮合物を
添加し架橋反応させるものや、エマルジョンやラテック
スポリマーにグリシジル基、メチロール基等の反応基全
導入したもの、例えはアクリル酸エステル又はメタクリ
ル酸エステルを主成分とし、これにグリシジルアクリレ
ート又はグリシジルメタクリレート及びアクリル酸第3
ブチル又はアミルの3成分を共重合することによって得
られたエマ=25− ととによって得られたエマルジョンの如き自己架橋型の
エマルジョン、反応型エマルジョンとしてアクリル樹脂
エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニ
ル−アクリル共重合体エマルジョン等が使用できる。こ
れらは単独で使用しても良いし、28以上を併用して使
用することもできる。また反応型エマルジョンと非反応
型エマルジョンや自己架橋型エマルジョンとを併用して
使用することもできる。
■ 紫外線照射、電子線照射等の活性エネルギー線照射
により硬化する液状合成樹脂組成物:エチレンクリコー
ル、プロピレングリコール、フチレンゲリコール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリ
エチレングリコール、ボIJ フロピレンゲリコール、
トリメチロールプロパン、トリメチロールメタン、グリ
セリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル等の脂肪族多価アルコールとアクリル酸又はメタクリ
ル酸ト 酸とから得られるアクリル系多官能化合物ニトリアリル
イソシアヌレート、トリス−(2−メタクリロイルオキ
シエチル)−インシアヌレート等のインシアヌレート誘
導体;ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂等の1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ
基を有するエポキシ化合物と不飽和−塩基酸とから得ら
れるアクリル変性エポキシ樹脂;多価シクロアセタール
化合物とグリコール不飽和モノカルボン酸モノエステル
または多価アルコール不飽和モノカルボン酸エステルモ
ノオールとの反応生成物である不飽和シクロアセクール
樹脂;オリゴエステルアクリレート等のアクリル変性ポ
リエステル樹脂;アクリル変性ポリウレタン樹脂;不飽
和ポリエステル樹脂;ジアリルフタレート;ポリエンへ
のチオール付加反応全利用した樹脂組成物(W−R・ブ
レス社製9061SW、2311B智); エポキシ樹
脂と了りルジアゾニウム系触妙、とからなる樹脂組成物
(旭M1:化製、アゾカウルトラ十ノト−27− M−233L−1,アゾカウルトラセットM−234L
−1,アゾカウルトラセットBY−5011A等)など
があり、これらを単独で又は数種併用して使用しても良
い。またスチレン系単量体、メタクリル酸エステル系単
量体、アクリル酸エステル系単量体等の単官能モノマー
を反応性減粘剤として前記の多官能化合物と併用しても
良い。この多官能性化合物を紫外線照射にて架橋させる
場合には、ベンゾイン、a−メチルベンゾイン、a−ア
リルベンツイン、ベンツインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ペンゾインイソグロビルエーテル、
ベンツインn−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチル
エーテル、アセトフェノン、ベンゾフェノン、p−ブロ
ムベンゾフェノン、4゜4′−テトラメチルジアミノベ
ンゾフェノン、ジフェニルジスルフィド、ベンジル等一
般に使用されている光増感剤全必要に応じて使用するの
が好ましい。光増感剤は単独で寸たけ2種以上を併用し
て使用でき、添加量は多官能性化合物の05重量%〜1
0重量%が適当である。多官能性化合物ケ1)開口:4
58  90959’(8)電子線照射にて架橋させる
場合には、光増感剤を使用する必要はない。多官能性化
合物は加熱にて架橋させることも可能でおり、この場合
Fi重合開始剤と必要に応じて触媒を使用するのが好せ
しい。
重合開始剤としては、メチルエチルケトンパーオキザイ
ド、シクロヘキザノンパーオキザイド、t−プチルハイ
ドロバーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、
ジーt−プチルパーオキザイド、t−プチルクミルパー
オキザイド、ジクミルパーオキサイド、2.5−ジメチ
ル2.5−ジ(t−プチルパーオキシ)ヘキサン、2.
5−ジメチル2.5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン、1゜3−ビス(t−7’チルパーオキシイソグロ
ビル)ベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ
)3.3.5−)リメチルシクロヘキザン、n−ブチル
−4,4−ビス(1−ブチルパーオキシ)バレート、ペ
ンソイルパーオキザイド、p−クロロベンゾイルパーオ
ギサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド
、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−プチルパー
オキシイングロビルカ−29− ボネート勢の過酸化物が一般的であり、触媒としては、
ジメチルアニリン、ジメチルパラトルイジン等のアミン
類、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛等の金属化合
物などが一般的である。
以上述べた■、■、■の液状合成樹脂組成物にtま、先
に記載した合成樹脂フィルムオたけシートに使用される
のと同様の艶消剤、充填剤や軟質塩化ビニル樹脂層全形
成する塩化ビニル樹脂ペースト組成物に使用する粘度調
整剤全使用することかで“きる。
プラズマ表面処理にて可塑剤の移行防止効果に優れる層
全形成するには、シート状基拐に軟質塩化ビニル樹脂層
全積層したもの全、プラズマ反応装置に導入し10〜1
0Torrの減圧下で該軟質塩化ビニル樹脂層の表面を
プラズマ重合性のないガスのプラズマで処理するか、ま
たはプラズマ重合性のないガスのプラズマと反応性ガス
状有機化合物とを接触させ上記軟質塩化ビニル樹脂層の
表面に有機化合物のプラズマ重合体層を形成するか、3
0− 片面全上記と同様に処理したものをシート状基材に積層
した軟質塩化ビニル樹脂層に、そのプラズマ処理されて
いない面が接するようにラミネートすれば良い。
プラズマ重合性のないガスとしては、ヘリウム、ネオン
、アルゴン、窒素、アンモニア、亜酸化窒素、二酸密素
、酸素、空気、−酸化炭素、二酸化炭素、水素、塩素な
どの他に塩化水素、シアン化臭素、臭化スズ等のハロゲ
ン化物や硫黄、亜硫酸ガス、硫化水床等の硫化物等があ
り、これらは単独または混合して使用できる。
反応性ガス状有機化合物としては、ガス化し得る有機化
合物ならにどのような本のでも用いることができ、具体
的にはピリジン、ピコリン、ベンゼン、ナフタリン、ブ
タン、ヘキサン、シクロヘキサノン等の他オルガノアセ
トキシシラン、オルガノアルコキシシラン、オルガノク
ロルシラン、オルガノジシラン、オルガノシラザン、オ
ルガノシラノール、オルガノシラン、オルガノシランカ
ルボン酸、オルガノシリコンエステル、オルガノ−31
− シロキサン、オルガノポリシラン等の有機ケイ素化合物
やテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン
、ヘキサフルオロエタン、オクタフルオロプロパンなど
のフルオロカーボンがあり、これらは単独で又は複数を
併用して使用できる。
プラズマ発生条件としては、プラズマ重合性のないガス
を10〜10Torrの減圧下で導入し、!極間に例え
fi713.56MHz 、 10〜50 D Wの電
力を印加すれば良く、放電は有極放電、無極放電のいず
れでも良い。またプラズマ重合性のガスを使用しプラズ
マ重合を行う場合は、上記条件により発生させたプラズ
マ重合性のないガスのプラズマと反応性ガス状有機化合
物とを接触させれば良い。
プラズマ処理時間は印加電圧によっても相違するが、一
般に数秒から数十分とすることで充分である。なお、プ
ラズマ処理には上記以外にも種々あり、例えに放電周波
数帯としては高周波だけでなく、低周波、マイクロ波、
直流などを用いることができ、プラズマ発生様式もグロ
放電、コ四す放電、火花放電、無声放電等を選ぶことが
できる。
1)開口r: 58−90959 (9)甘た電極も外
部電極のtよか、内部電極、コイル型など容量結合、誘
導結合のいずれでも良い。ただどのような方法ケとって
も放電熱により材料表面が変質しないように注意しなけ
ればならない。
軟質塩化ビニル樹脂フィルム又はシートの片面全プラズ
マ処理したものを、シート状基材に積層した軟質塩化ビ
ニル樹脂層にそのプラズマ処理されていない面が接する
ようにラミネートする方法に使用する軟質塩化ビニル樹
脂フィルム又はシート全形成すべき塩化ビニル樹脂組成
物は一般に使用されるものが適用できる。具体的には塩
化ビニル樹脂と可塑剤及び必要に応じて安定剤、滑剤、
充填剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、無滴剤
、顔料、難燃剤等の適量からなるものが使用でき、塩化
ビニル樹脂、可塑剤、安定剤、顔料、難燃剤は軟質塩化
ビニル樹脂Nf形成する塩化ビニル樹脂ペースト組成物
に使用されるものがそのまま使用でき、その他の添加剤
は一般に塩化ビニル樹脂に使用されているものであれ6
′何でも使用できる。
33− 可塑剤の移行防止効果に優れる層の表面に、必要に応じ
て設ける表面処理層は、製品の表面の艶調整のために設
けるものであり、通常使用さtている塗料で、油性のサ
インベンに使用されている有機溶剤に副える程度の耐溶
剤性があるものであれば何でも使用できる。表面処理層
を形成するための塗料組成物としては、可塑剤の移行防
止効果に優れるlを形成するのに使用される合成樹脂溶
液、合成樹脂エマルジョン、紫外線照射や電子線照射等
の活性エネルギー線照射により硬化する液状合成樹脂組
成物などが使用できるが、これらに制限されるものでは
ない、表面処理層を形成するための塗料組成物はドクタ
ーナイフコーター法、ロールコータ−法、グラビア印刷
法、フレキソ印刷法、ロータリースクリーン印刷法、シ
ルクスクリーン印刷法、スプレー塗装法等の方法により
、可塑剤の移行防止効果に優れる層の表面全面に又は任
意の柄模様状に塗布される。任意の柄模様状に塗布する
と模様状に艶が異なり、才匠上優れたものとなる。
〜34一 本発明の積層シートの各層の厚味は、用途に応じて適切
な厚味全設定する必要があるが、シート状基材/lio
、os〜30〜、軟質塩化ビニル樹脂層けn、i〜4z
、可塑剤の移行防止効果に優れるNは0.01μ〜1%
、表面処理層は1μ〜1〜程度であるがこれらの厚味に
限定されるものではない。但L7、可塑剤の移行防止効
果に優れる層の厚味は001μ〜1%でなければならず
、001μ未満であると可塑剤の移行防止効果が低下し
、甘た11Xnf越えると製品自体が硬くなるばかりで
なくコスト的にも高く々り好すしくかい。
本発明の積層シートは、シート状基材の片面に軟質塊化
ビニル樹脂層が積層され、該軟質環化ビニル樹脂層の表
面に可塑剤の移行防止効果に優れる層が形成され、必要
に応じて可塑剤の移行防止効果に優れる層の表面に表面
処理層が形成されているので、マジックインク、サイン
ベン、クレヨン、ボールペン等による落書がされ、た場
合や、タバスコソース、ソース等が付着した場合や染色
物と長時間接触した場合や、ゴム性のキヤツジやキ−3
5− ヤスター等と長時間接触した場合や、機械油が付着した
場合等においても、その汚れは軟質塩化ビニル樹脂層重
で浸透せず、壁装材、車輛用シート、鞄、袋物、床材等
の用途に好適であり、汚れを気にせずに使用できる。す
なわち、可塑剤の移行防止効果に優れる層があるために
、軟質塩化ビニル樹脂層中の可塑剤が積層シートの表面
には移行1〜てこないため、これらの汚れが可塑剤に溶
けて、駄句塩化ビニル樹脂層中に浸透することがかく、
表面的ガ汚れに留まるからである。また、仮に上記のよ
うな汚れが刺着したとしても、適当な溶剤(例えは一般
家庭でも容易に入手できるメタノールや石油ベンジン等
)で拭き取ることで、積層シートの表面を損傷せず容易
に除去できるという効果を奏する。
次に本発明の実施例を掲げるが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
実施例1 防灸処理を施した紙の表面に、下記の組成よりなる塩化
ビニル樹脂ペースト組成物t 0.2 %厚に1h開【
1858−り0959−(10)塗布し、180℃で3
0秒加熱しゲル化させ、軟質塩化ビニル樹脂層全形成す
る。
塩化ビニル樹脂    100 ifM′部ヂオ部子オ
クチルフタレート 65  〃二次可塑剤      
 15 N Ba−Zn系安定剤    3 〃 無機充填剤       70/l 軟質塩化ビニル樹脂層表面に、塩化ビニル樹脂系インク
全グラビア印刷法にて任官の絵柄に印刷し、次いでこの
表面にアクリル樹脂の10チトルエン溶液をドクターナ
イフコーターにて乾燥厚味が20μになるように塗布し
、120℃で3分間加熱乾燥した後エンボス機にて凹凸
模様?付して積層シートを得た。
この積層シートの表面にサクラベンクッチの油性インク
(青の顔料又は染料が移行[2やすいので1N′?使用
)及びタバスコンースケ刺着させ、室温で48時間放置
し−だ後石油ベンジンで拭き、ザクラベンタッチに含マ
ワーる色素とタバスコソースの軟質塩化ビニル樹脂層へ
の移行状態を評価した結果、両者とも軟質塩化ビニル樹
脂層への移行が全く認められず、壁装材として好適なも
のであった。
なお、上記積層シートで凹凸模様を付さない平滑な試料
(6tyn×6on大)を準備し、この試料のアクリル
樹脂層に接するように可塑剤を含まない硬質塩化ビニル
樹脂フィルム(6α×6crn大)を載置し3 Kgの
荷重?かけ、70℃で24時間加熱した後、硬質塩化ビ
ニル樹脂フィルムへの可塑剤の移行ft′fr測定した
ところ、可塑剤の移行量は0.141iチであった。
実施例2 実施例1と同様にて作成した印刷さ詐た軟質塩化ビニル
樹脂層の表面に、アクリル樹脂系の接着剤にて処理され
たポリエステル樹脂フィルム(ICI社製、メリネック
ス÷813)を、軟質塩化ビニル樹脂層とアクリル樹脂
系接着剤面が接するように加熱ラミネートするとともに
凹凸模様を付し積層シー)?得た。この積層シートにつ
いて、実施例1と同じ条件で色素の移行状態と可塑剤の
移行量を試験した結果、色素の移行は全く認められず、
また可塑剤の移行Iは[L18重量”チであり、壁装材
として好適でおった。
実施例6 実施例1と同様にして作成した印刷された軟質塩化ビニ
ル樹脂層の表面にロールコータ−にて紫外線硬化型液状
合成樹脂組成物(WφR・ブレース社製、2311P)
f乾燥厚味が15μになるように塗布し、80.W/α
の高圧水銀灯3灯を使用し8m /mの速度で紫外mf
m射し、液状合成樹脂組成物を硬化させ、実施例1と同
様に凹凸模様を付し。
て積層シートケ得た。この積層シートについて実施例1
と同一条件で色素の移行状態と可塑剤の移行量全試験し
た結果、色素の移行は全く認められず、また可塑剤の移
行量は0.23i侶ヂと少なく、壁装材に好適なもので
あった。
実施例4 実施例1と同様にして作成した印刷された軟質塩化ビニ
ル樹脂層の表面に、エンボス機にて凹凸模様を付し、し
かる後その凹凸表面に、軟質ゴムスポンジロールf装N
L−*ロールコータ−にて紫−59= 外線硬化型液状合成樹脂組成物(犬日精化社製、セイカ
ビームEX−60225・・・・・・アクリル変性ウレ
タン)を塗布した稜、80W/mの高圧水欽灯3灯全使
用し6m1−の速度で紫外線を照射して塗料全硬化させ
積層シートf得た。この積層シートについて実施例1と
同じ条件で試験した結果、色素の移行が若干認められる
が、紫外線硬化型液状合成樹脂組成物?使用しない場合
(比較例1)に比べて色素の移行はきわめて少なく、ま
た可塑剤の移行lも087重量%と少々く、壁装材とし
て好適なものであった。
実施例5 実施例1と同様にして作成した印刷された軟質塩化ビニ
ル樹脂層の表面に、アクリルエマルジョン(犬日本イン
キ社製のディクナルE −8290)をドクターナイフ
コーターにて乾燥厚味が0.1〜になるように塗布し、
90℃で2分間予備乾燥後150℃で2分間加熱乾燥し
、次いで実施例1と同様に凹凸模様を伺し積層シートを
得た。この積層シートについて実施例1と同じ条件で試
験した特開DH5B−9095!I(11) 結果、色素の移行は全く認められず、寸だ可塑剤の移行
量は03重量%で壁装材として好適ガものでろ−)た。
実施例6 実施例1と同様にして作成した印刷された軟質塩化ビニ
ル樹脂層の表面に、厚味25μのアクリル樹脂フィルム
(三菱レイヨン社製、アクリルプレン)を加熱ラミネー
トし7た後実施例1と同様にエンボス機にて凹凸模様f
+I’l、積層シートf得た。
この積層シートについて実施例1と同じ条件で試験した
結果、色素の移行は若干認められるが、アクリル樹脂フ
ィルムをラミネートしない場合(比較例1)に比し色素
の移行はきわめて少なく、また可塑剤の移行量は1.6
重量%で壁装材として好適なものであった。
実施例7 実施例1と同様にして作成した軟質塩化ビニル樹脂層(
印刷は施されCいない)の表面に、2液つレタン系接着
剤f塗布後予備乾燥し、次いで厚味7μのアルミニウム
箔をラミネートし、加熱乾41− 燥した後、さらにアルミ箔の表面に2液つレタン系接着
剤を塗布し加熱乾燥後、次の組成のアクリルエマルジョ
ンヲ塗布し90℃で2分間予備乾燥し、次いで150℃
で2分間加熱乾燥してアクリル樹脂層を形成した。
ディクナルE−7210K(犬日本インキ社製)(アク
リルエマルジョン)      100ii部炭酸カル
シウム        150 N水        
       10 1次に前記アクリル樹脂層の表面
に塩化ビニル樹脂系のインクを使用し、グラビア印刷機
にて任意の絵柄を印刷し、しかる後次の組成のアクリル
樹脂溶液をグラビア印刷機にて全面に塗布し、次いで実
施例1と同様にエンボス機で凹凸模様を付し積層シート
を得た。
ダイヤナールBR−7’5(三委し−ヨ〉社製アクリル
樹脂)           100重量部シリカ系艶
消剤         57/トルエン       
     85 〃得られた積層シートについて、実施
例1と同じ条42− 件で試験した結果、色素の移行は全く認めら詐す、また
可塑剤の移行前は叶重量%で可塑剤の移行も全く認めら
れない壁装材と1〜で好適なものであった。
実施例8 実施例1と同様にし2て作成した印刷された軟質塩化ビ
ニル樹脂層の表面に、次の組成よりなる厚味[115X
の軟質塩化ビニル樹脂フィルムの表面をプラズマ発生装
置内でアルゴンガスを通気しながら圧力0.35Tor
rに保持し75Wの高周波電力を印加して放電させるこ
とにより発生するプラズマで10分間処理したものを、
該軟質塩化ビニル樹脂フィルムのプラズマ処理面と反対
側の面が上記軟質塩化ビニル樹脂層の表面に接するよう
に加熱ラミネートして積層シートを得た。
塩化ビニル樹脂      100  重量部ジオクチ
ルフタレート      22   Nリン酸エステル
系可塑剤     25   zcd−Ba−Zn系安
定剤     32  N滑剤       0.2 
# −46− 得られた積層シートについて実施例1と同じ条件で試験
し7た結果、色素の移行が若干認められたが、プラズマ
処理しない軟質塩化ビニル樹脂フィルムを加熱ラミネー
トした場合(比較例2)に比べて色素の移行はきわめて
少なく、また可塑剤の移行量も0.85重量%と少なく
、壁装材として好適なものであった。
比較例1 実施例1と同様にして作成した印刷された軟質塩化ビニ
ル樹脂層を、実施例1と同様にエンボス機にて凹凸模様
を付し積層シー)fr得た。この積層シートについて実
施例1と同じ条件で試験した結果、著しい色素の移行が
認められ、寸だ可塑剤の移行量も23重量%と犬きく、
壁装材として不適なものであった。
比較例2 実施例8で使用した表面プラズマ処理した軟質塩化ビニ
ル樹脂フィルムに代えて、同じ組成のプラズマ処理をし
ない軟質塩化ビニル樹脂フィルムを使用する以外は、全
て実施例8と同じ条件で積?A11l”1i 58−!
1095!] (12)層シー)1作成した。このP*
層シートについて、実施例1と同じ条件で試験した結果
、著しい色素の移行が認められ、また可塑剤の移行量も
4.95重i#チと太きく、壁装材として不適なもので
あった。
実施例2〜実施例8、及び比較例1〜比較例2において
、可塑剤の移行tを測定するに当っては各々凹凸模様が
付されていない試料を準備し、その試料を使って測定し
た。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例品の断面図である。 (1)・・・・・・シート状基材 (2)・・・・・・軟質塩化ビニル樹脂層(3)・・・
・・・可塑剤の移行防止効果に優れる層(4)・・・・
・・表面処理層 特許出願人 手続補正書 1、事件の表示 特願昭56−189556号 2、発明の名称 積層シート 3、補正をする者 」1件との関係    出願人 東京都新宿区大京町22番地の5 4、補正命令の口利 自発的 5、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 別  紙  の  通  リ (11明細書第38頁第7行に[2311PJとあるの
を「2311BJと削正する。 −1−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  シート状基材の片面に軟質塩化ビニル樹脂層
    をi層し、該軟質塩化ビニル樹脂層の表面に可塑剤の移
    行防止効果に優れる層を形成し、さらに必要に応じてb
    ]塑剤の移行防止効果に優れる層の表面に表面処理層ケ
    設けてなる積層シート。 (2)  シート状基材が紙、不織布、織布、編布、剥
    離性担体から選げわた単層または2以上からなる複合層
    のシート状物である特許請求の範囲第1項記載のfjf
    層シート。 (3)紙がパルプにより抄紙されたものである特許請求
    の範囲菓2項記載の積層シート。 (4)不織布がガラス締紐不織布である特許請求の範囲
    第2項記載の積層シート。 (5)不織布がアスベストシートでおる特許請求の範囲
    第2項記載の積層シート。 2− (6)不織布が合成繊維、天然の動物性又は植物性繊維
    で形成さtたものである特許請求の範囲第2項記載の積
    層シート。 (7)不織布がアスベスト、ガラス繊維、バルブ、合成
    繊維、天然繊維等の無機若しくは有機繊維の少なくとも
    2種以上を混合したものからなるシート状物である特許
    請求の範囲第2項記載の積層シート。 (8)  シート状基材が防炎剤により防炎処理された
    ものである特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 (9)軟質塩化ビニル樹脂層が、塩化ビニル樹脂100
    重量部に対し可塑剤を20〜120重量部、安定剤全0
    .1〜10重量部、必要に応じ発泡剤、充填剤、着色剤
    、離燃剤、セル調整剤、粘度調整剤、整泡剤等の適量を
    含んだものである特許請求の範囲第1項記載の積層シー
    ト。 OQ  可塑剤の移行防止効果に優れる層が透明な合成
    樹脂フィルムである特許請求の範囲第1項記載の積層シ
    ート。 0υ 可塑剤の移行防止効果に優れる層が半透明また=
    5− は不透明の合成樹脂フィルムである特許請求の範囲第1
    項記載の積層シート。 04  可塑剤の移行防止効果に優れる層が液状合成樹
    脂組成物で形成されたものである特許請求の範囲第1項
    記載の積層シート。 (2)可塑剤の移行防止効果に優れる層が無機及び/又
    は有機質の艶消剤を含んだものである特許請求の範囲第
    1項記載の積層シート。 α4 可塑剤の移行防止効果に優れる層が表面に微細な
    凹凸を施された合成樹脂層である特許請求の範囲第1項
    記載の積層シート。 O均  可塑剤の移行防止効果に優れる層が金属を真空
    蒸着したものである特許請求の範囲第1項記載の積層シ
    ート。 (2)可塑剤の移行防止効果に優れる層が金属箔をラミ
    ネートしたものでおる特許請求の範囲第1項記載の積層
    シート。 O力 可塑剤の移行防止効果に優れる層がプラズマ表面
    処理により形成されたものである特許請求の範囲第1項
    記載の積層シート。 14開n+’+58−90り59(2)帆 可塑剤の移
    行防止効果に優れる層の可塑剤移行量が2チ以下である
    特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 αリ 表面処理層が透明な合成樹脂フィルムをラミネー
    トシたものである特許請求の範囲第1項記載の積層シー
    ト。 翰 表面処理層が半透明もしくは不透明な合成樹脂フィ
    ルムをラミネートしたものである特許請求の範囲第1項
    記載の積層シート。 6!1)表面処理層が液状合成樹脂組成物で形成された
    ものでおる特許請求の範囲第1項記載の11′Jt層シ
    ート。 @ 表面処理層が無機及び/又は崩機質の艶消剤全含ん
    だものである特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 @ 表面処理層がその表面に微細力凹凸を施されたもの
    である特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 (ハ)軟質塩化ビニル樹脂層と可塑剤の移行防止効果に
    優れる層との間、もしくは可塑剤の移行防止効5− 果に優力、る層と表面処理層との間、もしくは表面処理
    層の表面に必要に応じて印刷層f設けてなる特許請求の
    範囲第1項記載の積層シート。
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