JP2000117635A - 研磨方法及び研磨システム - Google Patents

研磨方法及び研磨システム

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JP2000117635A
JP2000117635A JP10293161A JP29316198A JP2000117635A JP 2000117635 A JP2000117635 A JP 2000117635A JP 10293161 A JP10293161 A JP 10293161A JP 29316198 A JP29316198 A JP 29316198A JP 2000117635 A JP2000117635 A JP 2000117635A
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slurry
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hydrogen peroxide
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Yoshiaki Yamade
善章 山出
Yoshitaka Morioka
善隆 森岡
Motoyuki Obara
基之 小原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨レートの安定性向上を図ること。 【解決手段】 研磨装置に供給される研磨スラリー中の
酸化剤の濃度を測定し、当該濃度が常に適正範囲内に収
まるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨スラリーを用
いて半導体ウエハー等の被研磨材を研磨する研磨方法及
び研磨技術に関する。特に、過酸化水素等の酸化剤を添
加した研磨スラリーを用い、当該研磨スラリーを再生利
用しつつ研磨作業を行う研磨方法及び研磨システムの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、あらゆる装置、部品の高精度化及
び微細化に伴い、研磨技術の更なる進歩が要求されてい
る。特に、半導体製造プロセスの分野においては、半導
体デバイスの高集積化に伴い、半導体ウエハの表面を今
まで以上に高精度に平坦化することが要求されてきてい
る。ウエハ表面を平坦化する装置として、現在ではCM
P装置(化学機械的研磨装置)が広く使用されている。
CMP装置においては、回転する研磨パッドと半導体ウ
エハの間に研磨スラリーを供給しつつ研磨を行う。
【0003】研磨スラリーは高価であるため、使用済み
の研磨スラリーを再生利用する方法が既に提案されてい
る。研磨スラリーを再利用する場合には、研磨レートを
一定に保つことが大きな課題であり、そのため、従来で
は研磨スラリー中の研磨砥粒(シリカ粒子等)の濃度が
一定になるような制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研磨ス
ラリー中の研磨砥粒の濃度を一定に保った場合にも、被
研磨材の研磨レートが時間と共に低下するという問題が
あった。また、研磨時間と共に平坦性が劣化するという
不都合もあった。
【0005】本発明は上記のような状況に鑑みてなされ
たものであり、研磨レートの安定性向上に寄与する磨方
法を提供することを目的とする。
【0006】本発明の他の目的は、研磨レートの安定性
向上に寄与する研磨システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様にかかる研磨方法においては、
研磨装置に供給される研磨スラリー中の酸化剤の濃度を
測定し、当該濃度が常に適正範囲内に収まるように制御
する。
【0008】本発明の第2の態様に係る研磨システム
は、酸化剤が添加された研磨スラリーを貯留するスラリ
ー供給タンク(18)と;使用済みの研磨スラリーを再
生し、再生後の研磨スラリーをスラリー供給タンクに供
給する再生手段(20)と;スラリー供給タンク(1
8)に貯留された研磨スラリー中の酸化剤の濃度を計測
する濃度計(32)と;濃度計(32)による測定結果
に基づき、研磨スラリー中の酸化剤の量が略一定になる
ように、必要量の酸化剤を研磨スラリーに添加する添加
手段(34,36)とを備えている。
【0009】半導体ウエハ上に形成された金属膜(タン
グステン、アルミニウム、銅)を研磨する際には、研磨
レートを向上させる等の目的で研磨スラリーに酸化剤を
添加することがある。しかし、研磨スラリー中の酸化剤
の濃度が研磨時間と共に減少し、酸化剤の濃度の低下に
伴って研磨レート及び平坦性が徐々に劣化してしまう。
本発明はこのような事実に着目してなされたものであ
る。図2は、研磨スラリー中の過酸化水素(酸化剤)の
濃度と研磨レートとの関係を示す。
【0010】本発明によれば、研磨スラリー中の酸化剤
の濃度を適正範囲に保っているため、研磨レートの低下
が最小限に抑えられ、研磨レートの均一性(安定性)を
向上させることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て実施例を用いて説明する。以下に示す実施例は、半導
体ウエハ上の金属膜(タングステン)を研磨するCMP
システムに本発明の技術的思想を適用したものである。
なお、本発明は、半導体ウエハの研磨以外にも、磁気デ
ィスクやガラス基板等の種々のタイプの試料の研磨に適
用できることは言うまでもない。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係るCMP
システムの全体構成を示す。CMPシステム10は、C
MP装置本体12と、当該装置12に研磨スラリーを供
給する構成(14〜18他)と、使用済みスラリーの再
生に寄与する構成(20他)と、廃棄ユニット24とを
備えている。CMP装置本体12は、半導体ウエハの表
面を研磨パッドを用いて研磨する。研磨作業中は、研磨
パッドと半導体ウエハの間に研磨スラリーが供給され
る。
【0013】符号16は、スラリーを貯留するための混
合タンクとそのタンク内のスラリーを送り出すためのポ
ンプを具備するスラリー混合ユニットであり、スラリー
原液供給ユニット14から供給されるスラリー原液を所
定の割合で純水等の希釈液、酸化剤と混合する。本実施
例においては、不純物を含まず、酸化力が強い過酸化水
素(H)を酸化剤として用いる。スラリー混合ユ
ニット16から供給された新規な研磨スラリーは、スラ
リー供給ユニット(スラリー供給タンク)18に送り込
まれる。
【0014】一方、CMP装置本体12から排出される
使用済みスラリーは、廃棄ユニット24及びリターンユ
ニット(再生ユニット)20に供給される。廃棄ユニッ
ト24に供給されるスラリーは、CMP装置本体12を
純水にて洗浄した直後の排出スラリー等、適正濃度にな
いスラリーであり、再生利用されることなく廃棄され
る。他方、リターンユニット20に供給されるスラリー
は、適正濃度にあるスラリーであり、当該リターンユニ
ット20において濾過再生処理が行われた後に、スラリ
ー供給ユニット18に戻される。
【0015】リターンユニット20は、回収タンクとそ
のタンク内のスラリーを送り出すためのポンプを具備す
る。図3は、回収タンク201の内部構造を示す。回収
タンク201内には、フィルター34を有するフィルタ
ーカートリッジ64が配置される。フィルターカートリ
ッジ64は、フィルター34を保持するカートリッジ本
体66と、本体66を回収タンク201内にセットし、
更には取り出し易いように設けられたハンドル72とを
備えている。
【0016】回収タンク201は、第1フィルター槽7
4と、第2フィルター槽76とから構成されている。第
1フィルター槽74には、使用済みスラリーが配管29
を介して供給される。第2フィルター槽76は、フィル
ター34により濾過された後のスラリーを貯留する。第
2フィルター槽76は、配管21を介してスラリー供給
ユニット18に連結されている。
【0017】回収タンク201内には、2つのセンサ3
8、40が設置されている。センサ38は、フロート式
の下限センサであり、この下限センサ38によってスラ
リーの表面位置を検出したときに、ポンプ(図示せず)
によるスラリーの排出(吸い上げ)を停止するようにな
っている。センサ40は、フロート式の上限センサであ
り、第2フィルター槽76内のスラリーのレベルが汲み
上げ開始位置に達したことを検出する。
【0018】スラリー供給ユニット18は、図4に示す
ように、スラリー供給タンク181と、そのタンク内の
スラリーを送り出すためのポンプ182を具備し、スラ
リー混合ユニット16から供給される新規な研磨スラリ
ーと、リターンユニット20から供給される再生スラリ
ーとを混合してフィルターユニット22に供給するよう
になっている。また、スラリー供給ユニット18は、タ
ンク内のスラリーを攪拌するための攪拌手段183を備
えることが好ましい。スラリー供給ユニット18には、
スラリー供給タンク181中の研磨スラリーを冷却する
冷却装置(図示せず)が連結されており、研磨スラリー
の温度を10℃前後に維持している。研磨スラリーを低
温状態で貯留することにより、研磨スラリー中の過酸化
水素の自己分解が抑制(自己分解速度が低下)され、過
酸化水素の濃度低下率を緩やかにすることができる。そ
して、研磨スラリー中の過酸化水素の濃度低下を抑える
ことにより、研磨レートの低下を最小限に抑えることが
できる。
【0019】スラリー供給タンク181には、過酸化水
素濃度計32が接続されており、当該タンク内に貯留さ
れている研磨スラリー中の過酸化水素濃度を滴定法によ
って計測するようになっている。滴定法としては、過マ
ンガン酸カリウム滴定法を採用することができる。
【0020】スラリー供給タンク181には、また、流
量調整器36を介して過酸化水素供給ユニット34が連
結されている。過酸化水素供給ユニット34は、スラリ
ー供給ユニット18に対して必要量の過酸化水素を供給
するように構成され、その流量は流量調整器36によっ
て調整される。
【0021】フィルターユニット22は、CMP装置本
体12に供給される直前の研磨スラリーを濾過し、スラ
リーの2次成長砥粒や、異常成長砥粒を除去する。フィ
ルターユニット22を通過した研磨スラリーは、バルブ
26により、CMP装置本体12とリターンユニット2
0との一方にの選択的に導かれる。すなわち、研磨スラ
リーの流路を、CMP装置本体12側とリターンユニッ
ト20側との間で任意に切り替えられるように構成され
ている。CMP装置本体12には、また、バルブ27を
介して洗浄用の純水が供給されるようになっている。符
号26aは、バルブ26とリターンユニット20を連結
するバイパス配管を示す。
【0022】CMP装置本体12と、リターンユニット
20との間にはバルブ28aが、廃棄ユニット24との
間にはバルブ28bが各々設けられている。これら2つ
のバルブ28a、28bを選択的に開閉制御することに
よって、CMP装置本体12から排出される液(スラリ
ー、純水)の流路を、リターンユニット20側と廃棄ユ
ニット24側との間で切り替えるようになっている。そ
して、リターンユニット20に供給されたスラリーは、
再生利用のためにシステム内を循環する。また、廃棄ユ
ニット24に供給されるスラリー及び純水は、所定のタ
イミングで廃棄される。
【0023】図5は、図1に示した本実施例のCMPシ
ステム10の制御系のうち、研磨スラリーの循環及び、
研磨スラリー中の過酸化水素濃度の制御に関する部分の
構成を示す。CMPシステム10はコントローラ170
によって統括的に制御されている。コントローラ170
は、タイマー172及びCMP装置本体12からの信号
に基づき、バルブ26、27、28a、28bを開閉制
御する。コントローラ170は、また、過酸化水素濃度
計32からの信号に基づいて、流量調整器36を制御す
るようになっている。
【0024】次に、本実施例のCMPシステム10の流
路制御動作について説明する。まず、CMP装置本体1
2において研磨作業を開始するに先立ち、被研磨部材で
ある半導体ウエハをCMP装置本体12にロードする。
この時、研磨スラリーがCMP装置本体12をバイバス
し、バイバス配管26aを介してリターンユニット20
に供給されるように、コントローラ170によってバル
ブ26が制御されている。コントローラ170は、ま
た、バルブ28aを閉鎖すると共に、バルブ28bを開
放することにより、CMP装置本体12から排出される
流体を廃棄ユニット24に導く制御を行う。
【0025】ウエハのロードが完了して、CMP装置本
体12において研磨作業が開始されると、コントローラ
170は、バルブ27を閉鎖すると同時に、バルブ26
を制御してフィルターユニット22から供給される研磨
スラリーをCMP装置本体12に導く。
【0026】コントローラ170は、タイマー172か
らの信号に基づき、研磨作業開始から一定時間経過する
までの間は、バルブ28bが開放、バルブ28aが閉鎖
という状態を維持する。この時間は、CMP装置本体1
2の洗浄等に用いられた純水と研磨スラリーとの両方
が、CMP装置本体12から排出される。この間、CM
P装置本体12に供給される研磨スラリーは、再生利用
されずに廃棄される。
【0027】コントローラ170は、研磨作業開始から
一定の時間が経過すると、バルブ28aを開放し、バル
ブ28bを閉鎖することにより、CMP装置本体12か
ら排出される使用済みスラリーをリターンユニット20
に導く。スラリー供給ユニット18に供給された使用済
み研磨スラリーは、スラリー混合ユニット16から供給
される新規なスラリーと混合される。
【0028】CMP装置本体12における研磨作業が終
了すると、コントローラ170は、バルブ26を制御し
て、フィルターユニット22から供給されるスラリーが
CMP装置本体12をバイバスし、バイバス配管26a
を介してリターンユニット20に導かれるようにする。
その後、コントローラ170は、研磨済みウエハ及びC
MP装置本体12の洗浄のために、バルブ27を開放す
ると同時に、バルブ28aを閉鎖し、バルブ28bを開
放する。これにより、CMP装置本体12には純水が流
れ込み、洗浄等に利用された純水は、そのまま廃棄ユニ
ット24に導かれて廃棄される。純水により研磨済みウ
エハの表面に残っているスラリーは洗い流され、その後
ウエハはアンロードされる。研磨作業終了から一定時間
は、CMP装置本体12から純水と共に残留スラリーが
排出される。
【0029】上記のように研磨作業開始から、研磨スラ
リーを再利用する間での時間、すなわち、バルブ28a
を開放するまでの時間とは、研磨スラリーが再利用でき
る程度の十分な濃度を回復するまでの時間である。この
時間は、例えば、実際に製品ウエハの処理を行う前に、
ダミーウエハを用いて製品ウエハの処理と同条件で試運
転を行い、その試運転中に研磨装置から排出されるスラ
リーの濃度を観察し、その観察結果に基づいて設定する
ことができる。また、実際にCMP装置本体12から排
出されるスラリーの濃度をセンサによって測定し、その
測定結果に基づいてバルブの開閉制御を行うようにして
も良い。
【0030】この研磨開始から研磨スラリーを再利用す
るまでの時間に排出される研磨スラリー、及び研磨終了
後に研磨装置及び流路に残された研磨スラリーは、再利
用されることなく廃棄されるので、ロス(無駄)とな
る。このロス分を補うべくスラリー混合ユニット16か
らスラリー供給ユニット18へ新規な研磨スラリーが供
給される。発明者らが実験的に行った研磨処理では、3
0%程度の研磨スラリーがロスとなり(再利用されずに
廃棄され)、70%程度がリターンユニットを介して再
利用され、ロス分の30%程度をスラリー混合ユニット
から補充するような運転状況となった。
【0031】次に、本実施例における研磨スラリー中の
過酸化水素濃度のフィードバック制御動作について、図
6を参照して説明する。上述したように、本実施例にお
いては、被研磨材としてシリコンウエハ上に形成された
タングステン膜を用い、基準値4%(A%)の過酸化水
素が添加された研磨スラリーを用いて研磨を行う。CM
P装置本体12において研磨を開始した後、スラリー供
給ユニット18に貯留された研磨スラリー中の過酸化水
素濃度を濃度計32によってサンプリングする。サンプ
リング時間(間隔)は、例えば10分とする。
【0032】過酸化水素濃度計32による測定の結果、
研磨スラリー中の過酸化水素の濃度X(%)がしきい値
B(%)より低くなった場合には、必要量Z(ml)の
過酸化水素をスラリー供給ユニット18に貯留されてい
る研磨スラリーに添加する。過酸化水素の添加は、コン
トローラ170の制御の下、過酸化水素供給ユニット3
4及び流量調整器36によって行われる。しきい値
(B)は、例えば3%に設定する。また、必要添加量
(Z)は、コントローラ170により以下の式に従って
算出される。 Z=Y(A−X)/W−A ここで、Yはスラリー供給タンク181内の添加前のス
ラリーの総量(ml)、Wは添加する過酸化水素の濃度
(%)を示す。過酸化水素供給ユニット34中の過酸化
水素中の過酸化水素の濃度(W)は、例えば30%(残
りの70%は水)とすることができる。
【0033】図7は、上記の方法によって研磨スラリー
中に含まれる過酸化水素の量を制御した場合の、研磨レ
ートの変化を示す。図より解るように、本実施例によれ
ば、長時間研磨作業を継続して行った場合にも研磨レー
トは大きく変化せず、安定した状態を維持する。また、
図には示さないが、長時間研磨作業を継続して行った場
合にもウエハの平坦性が損なわれなかった。
【0034】図8は、研磨スラリー中に含まれる過酸化
水素の量を調整せずに研磨作業を行った場合の、研磨レ
ートの変化を示す。図より解るように、長時間研磨作業
を継続していくうちに、研磨レートが徐々に低下してい
く。また、図には示さないが、長時間研磨作業を継続し
ていくうちに、ウエハの平坦性も損なわれていった。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
研磨スラリー中の酸化剤の濃度を適正範囲に制御してい
るため、研磨レートの低下が最小限に抑えられ、研磨レ
ートの均一性を向上させることが出来る。また、研磨レ
ートの安定化と同時に、被研磨材の平坦性の悪化抑制に
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例にかかるCMPシステ
ムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図2は、本発明の原理を説明するために使用さ
れるグラフであり、研磨スラリー中の過酸化水素濃度に
対する研磨レートの変化を示す。
【図3】図3は、実施例に係るCMPシステムの要部
(リターンユニットの回収タンク)の構造を示す断面図
である。
【図4】図4は、実施例に係るCMPシステムの要部
(スラリー供給ユニット)の構造を示す断面図である。
【図5】図5は、実施例に係るCMPシステムの制御系
の構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、実施例に係るCMPシステムにおける
研磨スラリー中の過酸化水素濃度制御動作を示すフロー
チャートである。
【図7】図7は、実施例の作用を示すグラフであり、研
磨作業時間に対する研磨レートの変化を示す。
【図8】図8は、実施例の作用を説明するために用いら
れるグラフであり、従来技術における研磨作業時間と研
磨レート変化との関係を示す。
【符号の説明】
10 CMPシステム 12 CMP装置本体 18 スラリー供給ユニット 20 リターンユニット 26、27、28a、28b バルブ 26a バイパス配管 32 過酸化水素濃度計 34 過酸化水素供給ユニット 36 流量調整器 170・・・コントローラ(制御手段) 172・・・タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 基之 兵庫県尼崎市扶桑町1番8号 住友金属工 業株式会社半導体装置事業部内 Fターム(参考) 3C047 AA18 AA21 GG14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化剤が添加された研磨スラリーを用い、
    当該研磨スラリーを再生利用しつつ、研磨装置によって
    被研磨材を研磨する研磨方法において、 前記研磨装置に供給される研磨スラリー中の酸化剤の濃
    度を測定し、 常に適正範囲内の値を維持するように前記酸化剤の濃度
    を制御することを特徴とする研磨方法。
  2. 【請求項2】前記被研磨材は、半導体ウエハ上に形成さ
    れた金属膜であることを特徴とする請求項1に記載の研
    磨方法。
  3. 【請求項3】前記適正範囲は、3〜4%であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の研磨方法。
  4. 【請求項4】前記酸化剤は、過酸化水素であることを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載の研磨方法。
  5. 【請求項5】研磨作業の後に前記研磨装置を洗浄するに
    際し、洗浄用流体を当該研磨装置に供給し、 研磨作業を行っていない間と、前記研磨作業の開始から
    所定時間経過するまでの間は、前記研磨装置から排出さ
    れる研磨スラリー及び洗浄用流体を廃棄することを特徴
    とする請求項1,2,3又は4に記載の研磨方法。
  6. 【請求項6】研磨作業を行っていない間は、前記研磨ス
    ラリーを当該研磨装置に供給することなく、再生利用に
    供することを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に
    記載の研磨方法。
  7. 【請求項7】前記使用済みの研磨スラリーを再利用する
    に際し、当該スラリーをフィルターによって濾過するこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載
    の研磨方法。
  8. 【請求項8】酸化剤が添加された研磨スラリーを用い、
    当該研磨スラリーを再生利用しつつ、研磨装置によって
    被研磨材を研磨する研磨システムにおいて、 前記酸化剤が添加された研磨スラリーを貯留するスラリ
    ー供給タンクと;使用済みの前記研磨スラリーを再生
    し、再生後の研磨スラリーを前記スラリー供給タンクに
    供給する再生手段と;前記スラリー供給タンクに貯留さ
    れた前記研磨スラリー中の酸化剤の濃度を計測する濃度
    計と;前記濃度計による測定結果に基づき、前記研磨ス
    ラリー中の酸化剤の濃度が常に適正範囲になるように、
    必要量の酸化剤を前記研磨スラリーに添加する添加手段
    とを備えたことを特徴とする研磨システム。
  9. 【請求項9】前記被研磨材は、半導体ウエハ上に形成さ
    れた金属膜であることを特徴とする請求項8に記載の研
    磨システム。
  10. 【請求項10】前記酸化剤は、過酸化水素であることを
    特徴とする請求項8又は9に記載の研磨システム。
  11. 【請求項11】前記研磨装置に対して洗浄用流体を供給
    する洗浄液供給手段と;前記研磨装置から排出される研
    磨スラリー及び洗浄用流体を廃棄する廃棄手段と;前記
    研磨装置から排出される前記研磨スラリー及び洗浄用流
    体の流路を、前記再生手段と前記廃棄手段との間で切り
    替える第1切り替え手段と;前記研磨装置において研磨
    作業を行っていない時間と、研磨作業の開始から所定時
    間経過するまでの待機時間は、前記研磨装置から排出さ
    れる研磨スラリー及び洗浄用流体を前記廃棄手段に導
    き;研磨作業を行っている時間のうち、前記待機時間を
    除く時間は、前記研磨装置から排出される使用済み研磨
    スラリーを前記再生手段に導くように前記第1切り替え
    手段を制御する制御手段とを更に備えたことを特徴とす
    る請求項8,9又は10に記載の研磨システム。
  12. 【請求項12】前記スラリー供給タンクから供給される
    前記研磨スラリーを前記研磨装置へ供給せずに前記再生
    手段に供給すべく設けられたバイパス配管と;前記スラ
    リー供給タンクから供給される前記研磨スラリーの流路
    を、前記研磨装置と前記バイパス配管との間で切り替え
    る第2切り替え手段とを更に備え、 前記制御手段は、さらに、前記研磨装置において研磨作
    業を行っていない間は、前記スラリー供給タンクから供
    給される研磨スラリーを前記バイパス配管に供給するよ
    うに前記第2切り替え手段を制御することを特徴とする
    請求項8,9,10又は11に記載の研磨システム。
  13. 【請求項13】前記使用済みの研磨スラリーを濾過する
    フィルターを更に備えたことを特徴とする請求項8,
    9,10,11又は12に記載の研磨システム。
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