JP2000117369A - クランプ装置 - Google Patents
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- JP2000117369A JP2000117369A JP10294768A JP29476898A JP2000117369A JP 2000117369 A JP2000117369 A JP 2000117369A JP 10294768 A JP10294768 A JP 10294768A JP 29476898 A JP29476898 A JP 29476898A JP 2000117369 A JP2000117369 A JP 2000117369A
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- shot
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランプ装置において、ジョーを所定位置に
保持するショットピンと、該ショットピンを挿入するブ
ッシュ間のガタを無くすことにより、ジョーを安定した
状態で保持することにある。 【解決手段】 キャリッジべース11とキャリッジ12
を介して板材加工機1に取り付けられた本体31と、該
本体31に移動自在に取り付けられたジョーJと、該ジ
ョーJを所定の位置に保持するショットピン51を有
し、各ショットピン51が異なる形状に形成されてい
る。
保持するショットピンと、該ショットピンを挿入するブ
ッシュ間のガタを無くすことにより、ジョーを安定した
状態で保持することにある。 【解決手段】 キャリッジべース11とキャリッジ12
を介して板材加工機1に取り付けられた本体31と、該
本体31に移動自在に取り付けられたジョーJと、該ジ
ョーJを所定の位置に保持するショットピン51を有
し、各ショットピン51が異なる形状に形成されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクランプ装置、特に
タレットパンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機に
使用されるクランプ装置に関する。
タレットパンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機に
使用されるクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばタレットパンチプレス
においては、キャリッジべース61(図8)とキャリッ
ジ62を介してクランプ装置63が取り付けられ、該ク
ランプ装置63によりワークWをクランプし所定の位置
に位置決めするようになっている。
においては、キャリッジべース61(図8)とキャリッ
ジ62を介してクランプ装置63が取り付けられ、該ク
ランプ装置63によりワークWをクランプし所定の位置
に位置決めするようになっている。
【0003】そして、このタレットパンチプレスにおい
ては、パンチ加工できない部分であるデッドゾーンをで
きる限り少なくするために、前記クランプ装置63が上
部タレット65と下部タレット66の間を通過できるよ
うになっている。
ては、パンチ加工できない部分であるデッドゾーンをで
きる限り少なくするために、前記クランプ装置63が上
部タレット65と下部タレット66の間を通過できるよ
うになっている。
【0004】ところが、クランプ装置63がラム64下
のパンチPとダイDの間へ移動して位置決めされた状態
で(図8(B))、ラム64を作動させると、クランプ
装置63がパンチPで打抜かれて破損してしまう。
のパンチPとダイDの間へ移動して位置決めされた状態
で(図8(B))、ラム64を作動させると、クランプ
装置63がパンチPで打抜かれて破損してしまう。
【0005】そこで、このような場合には、ワークWを
解放すると共に、ジョー63A(図8(B))を本体6
3Bに対して側方へ、又は後方へ回避させ、加工を続行
させている。
解放すると共に、ジョー63A(図8(B))を本体6
3Bに対して側方へ、又は後方へ回避させ、加工を続行
させている。
【0006】このことは、レーザ加工機のクランプ装置
が加工ヘッド下に位置決めされた場合も同様である。
が加工ヘッド下に位置決めされた場合も同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような回避手段を
備えた従来のクランプ装置としては、例えば図9に示す
ものがある。
備えた従来のクランプ装置としては、例えば図9に示す
ものがある。
【0008】図9のクランプ装置63は、本体63Bの
両側にガイド69が配置され、該ガイド69に沿ってジ
ョー63Aが移動可能であり、また本体63Bにはショ
ットピンシリンダ68が取り付けられ、該ショットピン
シリンダ68によりショットピン67が上下動可能であ
ると共に、該ショットピン67がジョー63Aに対して
嵌合可能である。
両側にガイド69が配置され、該ガイド69に沿ってジ
ョー63Aが移動可能であり、また本体63Bにはショ
ットピンシリンダ68が取り付けられ、該ショットピン
シリンダ68によりショットピン67が上下動可能であ
ると共に、該ショットピン67がジョー63Aに対して
嵌合可能である。
【0009】この構成により、通常時には(図9)、シ
ョットピン67を下降し、該ショットピン67をジョー
63Aに嵌合させることにより、該ジョー63Aを所定
位置に保持するようになっている。
ョットピン67を下降し、該ショットピン67をジョー
63Aに嵌合させることにより、該ジョー63Aを所定
位置に保持するようになっている。
【0010】この状態で、例えばクランプ装置63は、
ワークWをクランプして所定の位置まで移動する。
ワークWをクランプして所定の位置まで移動する。
【0011】また、回避時には、ショットピン67を上
昇させることにより、ワークWを解放したジョー63A
をフリー状態にし、該ジョー63Aをガイド69に沿っ
てキャリッジべース61(図8)側へ引き込むようにな
っている。
昇させることにより、ワークWを解放したジョー63A
をフリー状態にし、該ジョー63Aをガイド69に沿っ
てキャリッジべース61(図8)側へ引き込むようにな
っている。
【0012】しかし、この図9に示すクランプ装置63
では、ショットピン67の先端がいずれも円柱により形
成されている。
では、ショットピン67の先端がいずれも円柱により形
成されている。
【0013】このため、2本の円柱状のショットピン6
7を、同時にブッシュ67A(図9の下図)内にピッタ
リ挿入するように形成することは、精度上困難であり、
該円柱状のショットピン67を円滑に挿入するために
は、ブッシュ67Aとの間に一定のガタが必要となる。
7を、同時にブッシュ67A(図9の下図)内にピッタ
リ挿入するように形成することは、精度上困難であり、
該円柱状のショットピン67を円滑に挿入するために
は、ブッシュ67Aとの間に一定のガタが必要となる。
【0014】その結果、ジョー63Aが所定の位置に保
持されず、極めて不安定な状態となる。
持されず、極めて不安定な状態となる。
【0015】本発明の目的は、クランプ装置において、
ジョーを所定位置に保持するショットピンと、該ショッ
トピンを挿入するブッシュ間のガタを無くすことによ
り、ジョーを安定した状態で保持することにある。
ジョーを所定位置に保持するショットピンと、該ショッ
トピンを挿入するブッシュ間のガタを無くすことによ
り、ジョーを安定した状態で保持することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、図1〜図7に示すように、(A)
キャリッジべース11とキャリッジ12を介して板材加
工機1に取り付けられた本体31と、(B)該本体31
に移動自在に取り付けられたジョーJと、(C)該ジョ
ーJを所定の位置に保持するショットピン51を有し、
(D)各ショットピン51が異なる形状に形成されてい
ることを特徴とするクランプ装置が提供される。
め、本発明によれば、図1〜図7に示すように、(A)
キャリッジべース11とキャリッジ12を介して板材加
工機1に取り付けられた本体31と、(B)該本体31
に移動自在に取り付けられたジョーJと、(C)該ジョ
ーJを所定の位置に保持するショットピン51を有し、
(D)各ショットピン51が異なる形状に形成されてい
ることを特徴とするクランプ装置が提供される。
【0017】従って、本発明の構成によれば、例えば上
記ショットピン51のうち、一方のショットピン51を
円柱形に(図7(B))、他方のショットピン51をV
字形にそれぞれ形成する(図7(C))。
記ショットピン51のうち、一方のショットピン51を
円柱形に(図7(B))、他方のショットピン51をV
字形にそれぞれ形成する(図7(C))。
【0018】そして、通常時において、各ショットピン
51をジョーJを構成するベース34のブッシュ52に
挿入する場合には、先ず、円柱形のショットピン51が
ブッシュ52の左右内面のいずれかに押し当たって挿入
され(図7(A)の矢印a)、この挿入された円柱形の
ショットピン51を支点として、次に、V字形のショッ
トピン51がブッシュ52との間隔分だけ左右方向に振
られて挿入される(図7(A)の矢印b)。
51をジョーJを構成するベース34のブッシュ52に
挿入する場合には、先ず、円柱形のショットピン51が
ブッシュ52の左右内面のいずれかに押し当たって挿入
され(図7(A)の矢印a)、この挿入された円柱形の
ショットピン51を支点として、次に、V字形のショッ
トピン51がブッシュ52との間隔分だけ左右方向に振
られて挿入される(図7(A)の矢印b)。
【0019】このため、クランプ装置13(図1)にお
いて、ジョーJを所定位置に保持するショットピン51
と、該ショットピン51を挿入するブッシュ52間のガ
タが無くなり、ジョーJを安定した状態で保持すること
が可能となる。
いて、ジョーJを所定位置に保持するショットピン51
と、該ショットピン51を挿入するブッシュ52間のガ
タが無くなり、ジョーJを安定した状態で保持すること
が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
形態を示す全体図である。
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
形態を示す全体図である。
【0021】図1に示すクランプ装置13は、例えばタ
レットパンチプレス(図6)に適用した場合であり、キ
ャリッジべース11とキャリッジ12を介してクランプ
装置13が取り付けられている。
レットパンチプレス(図6)に適用した場合であり、キ
ャリッジべース11とキャリッジ12を介してクランプ
装置13が取り付けられている。
【0022】上記クランプ装置13の本体31の下部に
は、ガイド35が設けられ、該ガイド35には、クラン
パ33とベース34から成るジョーJが滑り結合しY軸
方向に移動自在となっている。
は、ガイド35が設けられ、該ガイド35には、クラン
パ33とベース34から成るジョーJが滑り結合しY軸
方向に移動自在となっている。
【0023】クランパ33は、水平軸34Aを介してベ
ース34に対して旋回自在に取り付けられ、該クランパ
33は、本体31の前方開口部31A(図2、図3)を
通過して該本体31内に進入し、その中央部にはフック
33Bが設けられ、後述するクランプシリンダ38の円
柱ピン39Bに着脱自在となっている。
ース34に対して旋回自在に取り付けられ、該クランパ
33は、本体31の前方開口部31A(図2、図3)を
通過して該本体31内に進入し、その中央部にはフック
33Bが設けられ、後述するクランプシリンダ38の円
柱ピン39Bに着脱自在となっている。
【0024】また、クランパ33の後端には、係合凸部
33Aが設けられ、クランプ装置13の回避時に、該係
合凸部33Aは、後述する引込み手段40の係合凹部4
1と嵌合してキャリッジべース11側に引き込まれるよ
うになっている(図3)。
33Aが設けられ、クランプ装置13の回避時に、該係
合凸部33Aは、後述する引込み手段40の係合凹部4
1と嵌合してキャリッジべース11側に引き込まれるよ
うになっている(図3)。
【0025】ベース34は、例えばLMガイドで構成さ
れたガイド35に前進・後退自在に取り付けられ、該ベ
ース34上には、ブッシュ52が設けられ、後述するシ
ョットピンシリンダ50で作動するショットピン51が
挿入されるようになっている。
れたガイド35に前進・後退自在に取り付けられ、該ベ
ース34上には、ブッシュ52が設けられ、後述するシ
ョットピンシリンダ50で作動するショットピン51が
挿入されるようになっている。
【0026】本体31には、クランプシリンダ38が
(図1)が内蔵され、該クランプシリンダ38は例えば
スプリング38A(図2(B)、図3(B))付きのエ
アシリンダにより構成され、該エアシリンダのピストン
ロッド39の先端には、前記したように円柱ピン39B
が取り付けられ、該円柱ピン39Bには、クランパ33
のフック33Bが着脱可能である。
(図1)が内蔵され、該クランプシリンダ38は例えば
スプリング38A(図2(B)、図3(B))付きのエ
アシリンダにより構成され、該エアシリンダのピストン
ロッド39の先端には、前記したように円柱ピン39B
が取り付けられ、該円柱ピン39Bには、クランパ33
のフック33Bが着脱可能である。
【0027】また、本体31の上面には、ショットピン
シリンダ50が取り付けられ、該ショットピンシリンダ
50のピストンロッドによりショットピン51が構成さ
れ、通常時には(図1、図2)、該ショットピン51が
前記ベース34のブッシュ52に挿入されることによ
り、ワークWをクランプしたジョーJを所定位置に保持
するようになっている。
シリンダ50が取り付けられ、該ショットピンシリンダ
50のピストンロッドによりショットピン51が構成さ
れ、通常時には(図1、図2)、該ショットピン51が
前記ベース34のブッシュ52に挿入されることによ
り、ワークWをクランプしたジョーJを所定位置に保持
するようになっている。
【0028】このショットピン51の形状は、それぞれ
異なっており、例えば、一方のショットピン51を円柱
形に(図7(B))、他方のショットピン51をV字形
に(図7(C))それぞれ形成することができ、これに
より、後述するように(図7)、ショットピン51と、
該ショットピン51を挿入するブッシュ52間のガタを
無くすことにより、ジョーJを安定した状態で所定位置
に保持することができる。
異なっており、例えば、一方のショットピン51を円柱
形に(図7(B))、他方のショットピン51をV字形
に(図7(C))それぞれ形成することができ、これに
より、後述するように(図7)、ショットピン51と、
該ショットピン51を挿入するブッシュ52間のガタを
無くすことにより、ジョーJを安定した状態で所定位置
に保持することができる。
【0029】図4は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。
ある。
【0030】図1〜図3とは、ショットピンシリンダ5
0が本体31の前面に、しかも1つだけ配置されている
点と、ショットピン51を挿入するためのブッシュ52
がベース34の前方に設けられている点が異なる。
0が本体31の前面に、しかも1つだけ配置されている
点と、ショットピン51を挿入するためのブッシュ52
がベース34の前方に設けられている点が異なる。
【0031】即ち、図1〜図3の場合には、前記したよ
うに、ショットピンシリンダ50が本体31の上面に2
つ設けられ、しかもこの2つのショットピンシリンダ5
0のピストンロッドによりショットピン51が構成され
ている。
うに、ショットピンシリンダ50が本体31の上面に2
つ設けられ、しかもこの2つのショットピンシリンダ5
0のピストンロッドによりショットピン51が構成され
ている。
【0032】しかも、このショットピン51を挿入する
ブッシュ52は、図1〜図3の場合には、ベース34の
ほぼ中央部に設けられている。
ブッシュ52は、図1〜図3の場合には、ベース34の
ほぼ中央部に設けられている。
【0033】しかし、図4の場合には、ショットピンシ
リンダ50が本体31の前面に、ブラケット55を介し
て1つだけ設けられ、そのピストンロッド54にはスト
レッチ53が固定され、該ストレッチ53に、ショット
ピン51が取り付けられている。
リンダ50が本体31の前面に、ブラケット55を介し
て1つだけ設けられ、そのピストンロッド54にはスト
レッチ53が固定され、該ストレッチ53に、ショット
ピン51が取り付けられている。
【0034】また、図4の場合には、ショットピンシリ
ンダ50を本体31の前面に設けたことから、ショット
ピン51を挿入するブッシュ52も、ベース34の前方
に設けられている。
ンダ50を本体31の前面に設けたことから、ショット
ピン51を挿入するブッシュ52も、ベース34の前方
に設けられている。
【0035】このショットピンシリンダ50、及び前記
したクランプシリンダ38により、通常時には、クラン
パ33のフック33Bが円柱ピン39Bに装着して(図
2)、エアシリンダ38を上昇させることよりクランパ
33を閉じ、ベース34と協働してジョーJがワークW
をクランプすると共に、ショットピンシリンダ50を降
下させることにより、該ジョーJを所定位置に保持する
ようになっている。
したクランプシリンダ38により、通常時には、クラン
パ33のフック33Bが円柱ピン39Bに装着して(図
2)、エアシリンダ38を上昇させることよりクランパ
33を閉じ、ベース34と協働してジョーJがワークW
をクランプすると共に、ショットピンシリンダ50を降
下させることにより、該ジョーJを所定位置に保持する
ようになっている。
【0036】一方、タレットパンチプレス(図6)のキ
ャリッジべース11上であって、後述するラム2下のパ
ンチPとダイDに対向する位置には、引込み手段40が
設けられている(図1〜図5)。
ャリッジべース11上であって、後述するラム2下のパ
ンチPとダイDに対向する位置には、引込み手段40が
設けられている(図1〜図5)。
【0037】この引込み手段40は、例えばキャリッジ
べース11の下面に固定された回避シリンダ42と、該
回避シリンダ42のピストンロッド43に取り付けられ
た係合凹部41により構成されている。
べース11の下面に固定された回避シリンダ42と、該
回避シリンダ42のピストンロッド43に取り付けられ
た係合凹部41により構成されている。
【0038】この場合、上記係合凹部41のX軸方向の
長さは、ラム2下のパンチPとダイDの径d(図5)よ
り若干長い。
長さは、ラム2下のパンチPとダイDの径d(図5)よ
り若干長い。
【0039】この構成により、クランプ装置13がラム
2下のパンチPとダイDの間に位置決めされた回避時に
は(図3)、クランプシリンダ38のピストンロッド3
9を降下してジョーJを開き、ワークWを解放すると共
に、ショットピンシリンダ50のショットピン51を上
昇させることにより該ジョーJをフリー状態にする。
2下のパンチPとダイDの間に位置決めされた回避時に
は(図3)、クランプシリンダ38のピストンロッド3
9を降下してジョーJを開き、ワークWを解放すると共
に、ショットピンシリンダ50のショットピン51を上
昇させることにより該ジョーJをフリー状態にする。
【0040】このとき、係合凸部33Aが前記引込み手
段40の係合凹部41と嵌合するので、回避シリンダ4
2により係合凹部41を引っ張ると、ジョーJを構成す
るクランパ33のフック33Bがクランプシリンダ38
の円柱ピン39Bから外れてジョーJのみがガイド35
に沿って後退し(図3(B))、後述する上部タレット
6(図6)と下部タレット7からクランプ装置13が退
避することができる。
段40の係合凹部41と嵌合するので、回避シリンダ4
2により係合凹部41を引っ張ると、ジョーJを構成す
るクランパ33のフック33Bがクランプシリンダ38
の円柱ピン39Bから外れてジョーJのみがガイド35
に沿って後退し(図3(B))、後述する上部タレット
6(図6)と下部タレット7からクランプ装置13が退
避することができる。
【0041】図6は、本発明をタレットパンチプレスに
適用した場合の図であり、上部タレット6と下部タレッ
ト7には、パンチPとダイDが同心円状に配置されてい
る。
適用した場合の図であり、上部タレット6と下部タレッ
ト7には、パンチPとダイDが同心円状に配置されてい
る。
【0042】上部タレット6の回転軸8と下部タレット
7の回転軸9には、チェーン4と5が巻回され、該チェ
ーン4と5は、駆動軸3に巻回されている。
7の回転軸9には、チェーン4と5が巻回され、該チェ
ーン4と5は、駆動軸3に巻回されている。
【0043】また、パンチセンタCにおけるパンチPの
直上方であって、上部フレーム1には、パンチPを殴打
するラム2が設けられている。
直上方であって、上部フレーム1には、パンチPを殴打
するラム2が設けられている。
【0044】この構成により、モータMで駆動軸3を回
転させチェーン4と5を循環させれば、上部タレット6
と下部タレット7が同期回転し、所定のパンチPとダイ
Dから成る金型をパンチセンタCにおいて選択すること
ができる。
転させチェーン4と5を循環させれば、上部タレット6
と下部タレット7が同期回転し、所定のパンチPとダイ
Dから成る金型をパンチセンタCにおいて選択すること
ができる。
【0045】下部フレーム19には、Y軸ガイドレール
17が敷設され、このガイドレール17には、サポート
ブラケット16が滑り結合しており、該サポートブラケ
ット16にはキャリッジべース11が固定され、該キャ
リッジべース11には、上部フレーム1に設けたY軸モ
ータMyのボールねじ14が螺合している。
17が敷設され、このガイドレール17には、サポート
ブラケット16が滑り結合しており、該サポートブラケ
ット16にはキャリッジべース11が固定され、該キャ
リッジべース11には、上部フレーム1に設けたY軸モ
ータMyのボールねじ14が螺合している。
【0046】また、キャリッジべース11には、前記ク
ランプ装置13が取り付けられているキャリッジ12が
X軸ガイドレール(図示省略)を介して滑り結合してお
り、該キャリッジ12には、X軸モータMxのボールね
じ15が螺合している。
ランプ装置13が取り付けられているキャリッジ12が
X軸ガイドレール(図示省略)を介して滑り結合してお
り、該キャリッジ12には、X軸モータMxのボールね
じ15が螺合している。
【0047】この場合、図示するように、クランプ装置
13が3つ(図6(A))取り付けられており、いづれ
か1つが前記キャリッジべース11側の引込み手段40
(図1〜図5)により回避すべくワークWを解放して
も、他の2つがワークWをクランプできるようになって
いる。
13が3つ(図6(A))取り付けられており、いづれ
か1つが前記キャリッジべース11側の引込み手段40
(図1〜図5)により回避すべくワークWを解放して
も、他の2つがワークWをクランプできるようになって
いる。
【0048】更に、タレットパンチプレスの中央には、
テーブル10が固定され、該固定テーブル10を跨がっ
てキャリッジべース11が配置され、固定テーブル10
の両側のサイドテーブル10A、10Bがキャリッジべ
ース11に取り付けられている。
テーブル10が固定され、該固定テーブル10を跨がっ
てキャリッジべース11が配置され、固定テーブル10
の両側のサイドテーブル10A、10Bがキャリッジべ
ース11に取り付けられている。
【0049】この構成により、X軸モータMxを回転さ
せると、キャリッジ12がキャリッジべース11上をX
軸方向に移動すると共に、Y軸モータMyを回転させる
とキャリッジべース11がサイドテーブル10A、10
Bと共にY軸方向に移動する。
せると、キャリッジ12がキャリッジべース11上をX
軸方向に移動すると共に、Y軸モータMyを回転させる
とキャリッジべース11がサイドテーブル10A、10
Bと共にY軸方向に移動する。
【0050】従って、クランプ装置13にクランプされ
たワークWを所定位置に位置決めできる。
たワークWを所定位置に位置決めできる。
【0051】以下、上記構成を有する本発明の動作を説
明する。
明する。
【0052】(1)通常時の動作(図2)。 クランプ装置13がラム2下のパンチPとダイDの間に
位置決めされていない場合には、通常の動作を行う。
位置決めされていない場合には、通常の動作を行う。
【0053】即ち、クランプシリンダ38のピストンロ
ッド39を上昇させることによりジョーJを閉じ、該ジ
ョーJにワークWをクランプさせると共に、ショットピ
ンシリンダ50を作動してそのショットピン51を降下
させてベース34のブッシュ52に挿入させる。
ッド39を上昇させることによりジョーJを閉じ、該ジ
ョーJにワークWをクランプさせると共に、ショットピ
ンシリンダ50を作動してそのショットピン51を降下
させてベース34のブッシュ52に挿入させる。
【0054】この場合、ショットピン51のうち、一方
は円柱形に、他方はV字形にそれぞれ形成されている
(図7(B)、図7(C))。
は円柱形に、他方はV字形にそれぞれ形成されている
(図7(B)、図7(C))。
【0055】従って、円柱形のショットピン51の方
が、先にブッシュ52と接触する。
が、先にブッシュ52と接触する。
【0056】このため、先ず、円柱形のショットピン5
1が、ブッシュ52の左右内面のいずれかに押し当たっ
て挿入され(図7(A)の矢印a)、この挿入された円
柱形のショットピン51を支点として、次に、V字形の
ショットピン51がブッシュ52との間隔分だけ左右方
向に振られて挿入される(図7(A)の矢印b)。
1が、ブッシュ52の左右内面のいずれかに押し当たっ
て挿入され(図7(A)の矢印a)、この挿入された円
柱形のショットピン51を支点として、次に、V字形の
ショットピン51がブッシュ52との間隔分だけ左右方
向に振られて挿入される(図7(A)の矢印b)。
【0057】これにより、ショットピン51とブッシュ
52間のガタが無くなり、ワークWをクランプしたジョ
ーJを安定した状態で所定位置に保持することができ
る。
52間のガタが無くなり、ワークWをクランプしたジョ
ーJを安定した状態で所定位置に保持することができ
る。
【0058】(2)回避時の動作(図3)。
【0059】上記のように、安定した状態で所定位置に
保持されたジョーJが、ワークWをクランプしたままラ
ム2下のパンチPとダイDの間に位置決めされると、回
避動作を行う。
保持されたジョーJが、ワークWをクランプしたままラ
ム2下のパンチPとダイDの間に位置決めされると、回
避動作を行う。
【0060】即ち、クランプ装置13がラム2下のパン
チPとダイDの間に位置決めされた場合には、ショット
ピンシリンダ50(図3)が作動してショットピン51
をジョーJから抜いて該ジョーJをフリーにすると共
に、クランプシリンダ38のピストンロッド39が降下
してジョーJを開き、該ジョーJからワークWを解放す
る。
チPとダイDの間に位置決めされた場合には、ショット
ピンシリンダ50(図3)が作動してショットピン51
をジョーJから抜いて該ジョーJをフリーにすると共
に、クランプシリンダ38のピストンロッド39が降下
してジョーJを開き、該ジョーJからワークWを解放す
る。
【0061】このとき、ジョーJの係合凸部33Aが、
キャリッジべース11側の引込み手段40の係合凹部4
1と嵌合して回避シリンダ42により引き込まれるので
(図3(B))、該ジョーJのフック33Bも円柱ピン
39Bから外れて後方開口部31Bを通過し、該ジョー
Jのみがガイド35に沿って後退する。
キャリッジべース11側の引込み手段40の係合凹部4
1と嵌合して回避シリンダ42により引き込まれるので
(図3(B))、該ジョーJのフック33Bも円柱ピン
39Bから外れて後方開口部31Bを通過し、該ジョー
Jのみがガイド35に沿って後退する。
【0062】これにより、クランプ装置13は、タレッ
ト6、7から遠ざかって退避し、ワークWのクランプさ
れていた部分が加工可能となる。
ト6、7から遠ざかって退避し、ワークWのクランプさ
れていた部分が加工可能となる。
【0063】尚、上記実施形態においては、本発明がタ
レットパンチプレスに適用された場合について詳述した
が、本発明はそれに限定されず、レーザ加工機等の他の
板材加工機に適用された場合にも同様の効果を奏するこ
とは勿論である。
レットパンチプレスに適用された場合について詳述した
が、本発明はそれに限定されず、レーザ加工機等の他の
板材加工機に適用された場合にも同様の効果を奏するこ
とは勿論である。
【0064】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、クラン
プ装置を、キャリッジべースとキャリッジを介して板材
加工機に取り付けられた本体と、該本体に移動自在に取
り付けられたジョーと、該ジョーを所定の位置に保持す
るショットピンを有し、各ショットピンが異なる形状に
形成されるように構成したことにより、クランプ装置に
おいて、ジョーを所定位置に保持するショットピンと、
該ショットピンを挿入するブッシュ間のガタが無くな
り、ジョーを安定した状態で所定位置に保持することが
可能になるという技術的効果を奏することとなった。
プ装置を、キャリッジべースとキャリッジを介して板材
加工機に取り付けられた本体と、該本体に移動自在に取
り付けられたジョーと、該ジョーを所定の位置に保持す
るショットピンを有し、各ショットピンが異なる形状に
形成されるように構成したことにより、クランプ装置に
おいて、ジョーを所定位置に保持するショットピンと、
該ショットピンを挿入するブッシュ間のガタが無くな
り、ジョーを安定した状態で所定位置に保持することが
可能になるという技術的効果を奏することとなった。
【0065】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の通常時の状態を示す図である。
【図3】本発明の回避時の状態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図5】本発明と引込み手段40の関係を示す図であ
る。
る。
【図6】本発明の適用例を示す図である。
【図7】本発明の作用説明図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【図9】従来技術の課題説明図である。
5、6 タレット 11 キャリッジべース 12 キャリッジ 13 クランプ装置 31 本体 33 クランパ 33A 係合凸部 33B フック 34 ベース 35 ガイド 38 クランプシリンダ 39 クランプシリンダ38のピストンロッド 39B 円柱ピン 40 引込み手段 41 係合凹部 42 回避シリンダ 43 回避シリンダ42のピストンロッド 50 ショットピンシリンダ 51 ショットピン d パンチPとダイDの径 J ジョー W ワーク
Claims (5)
- 【請求項1】 キャリッジべースとキャリッジを介して
板材加工機に取り付けられた本体と、該本体に移動自在
に取り付けられたジョーと、該ジョーを所定の位置に保
持するショットピンを有し、各ショットピンが異なる形
状に形成されていることを特徴とするクランプ装置。 - 【請求項2】 上記ショットピンのうち、一方のショッ
トピンが円柱形に、他方のショットピンがV字形にそれ
ぞれ形成され、通常時には、各ショットピンがジョーを
構成するベースのブッシュに挿入されるようになってい
る請求項1記載のクランプ装置。 - 【請求項3】 本体の上面にショットピンシリンダが配
置され、各ショットピンシリンダのピストンロッドによ
り上記ショットピンが構成され、通常時は、該ショット
ピンが、ジョーを構成するベース上であって本体内に位
置するブッシュに挿入されるようになっている請求項1
記載のクランプ装置。 - 【請求項4】 本体の前面にショットピンシリンダが配
置され、該ショットピンシリンダには、ストレッチを介
してショットピンが取り付けられ、通常時は、該ショッ
トピンが、ジョーを構成するベース上であって本体の前
方に位置するブッシュに挿入されるようになっている請
求項1記載のクランプ装置。 - 【請求項5】 ジョーを構成するクランパに係合凸部が
設けられ、該係合凸部は、キャリッジべースに取り付け
られた回避シリンダの係合凹部と嵌合可能であり、回避
時は、ワークを解放し上記ショットピンが上昇してフリ
ーになったジョーが、回避シリンダによりキャリッジべ
ース側に引き込まれる請求項1記載のクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10294768A JP2000117369A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10294768A JP2000117369A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000117369A true JP2000117369A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17812056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10294768A Pending JP2000117369A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000117369A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105537371A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-05-04 | 池州市一鸣电气设备有限公司 | 一种母线冲孔机定位装置 |
CN110834153A (zh) * | 2019-10-15 | 2020-02-25 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种自动上下料的激光打标设备 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP10294768A patent/JP2000117369A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105537371A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-05-04 | 池州市一鸣电气设备有限公司 | 一种母线冲孔机定位装置 |
CN110834153A (zh) * | 2019-10-15 | 2020-02-25 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种自动上下料的激光打标设备 |
CN110834153B (zh) * | 2019-10-15 | 2023-01-24 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种自动上下料的激光打标设备 |
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